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ペンギンずさんのレビュー
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  • 勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

    勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

    梅原大吾

    小学館101新書

    ちょっと読む人を選ぶかも。

    ゲーマーのウメハラさんの半生・人生哲学など。 著者は「ゲーマー」という特殊な世界で生きてきた方なので、ゲームに理解が無い人だと、イマイチ共感しにくいかも。とは言え、「小さな変化を積み重ねることによって、より大きな変化に対応できる」など、厳しい環境で生きてきた人ならではの言葉が響いた。 ★数は本当は2.5ぐらいにしたかったのだけれど、システム上つけられないので2にしました。。

    1
    投稿日: 2013.10.16
  • 退出ゲーム

    退出ゲーム

    初野晴

    角川文庫

    青春+恋愛(?)+ミステリーの決定版。ハルチカシリーズ第一弾!

    弱小吹奏楽部のチカとハルタが活躍する連作短編集。 日常に起こるミステリーを鮮やかに解決するハルタに痺れ、恋(?)に部活に煩悶するチカの一人ノリツッコミに爆笑し、そして事件をきっかけに徐々に仲間を増やし、吹奏楽の「甲子園」を目指す青春ストーリーに心を打たれる。青春・恋愛・ミステリーを一度に楽しめる贅沢な作品。 現役の学生さんから、かつての学生(って大概そうか)まで、幅広く楽しめるエンターテイメント小説。オススメ。

    3
    投稿日: 2013.10.15
  • 九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子

    九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子

    九井諒子

    HARTA COMIX

    何度も読みたい、7つの短編。

    タイトル通り、ライトなSFやファンタジー7編を収録した短編集。 どれもバラエティーに富んだ楽しい短編なのだが、内容に寄ってちょっとずつ絵柄や雰囲気が変わっているのがスゴイ。 都一番の絵描き・白祿が、自作品の贋作である絵の侍に「目」を入れることで生命を吹き込み、共に金策にまわる「金なし白祿」は、その画風・ストーリーともに圧巻。 中学受験に悩む少女が、宅地造成で行き場を失った野山の神に出会う「わたしのかみさま」も、すっとぼけた内容でクスリと笑ってしまう。 気楽に、しかし何度も読み返してしまう、不思議な魅力を持った短編集。

    0
    投稿日: 2013.10.15
  • 回游の森

    回游の森

    灰原薬

    EROTICS f

    人の心が持つ、暗い森。

    「森」を共通テーマにした、連作短編計7編。 どの登場人物もちょっとした「秘密」を抱え、それは暗い「森」に似ているような…。 ホラーでは無いが、人間の心の影を暗く、静かに、淡々と描いた作品集。良い雰囲気を持っています。

    1
    投稿日: 2013.10.14
  • さらば、やさしいゆうづる

    さらば、やさしいゆうづる

    有永イネ

    ITAN

    人と人とのつながりを描いた短編集。

    常識を教わらなかった女子大生が、ロリコンイケメン作家(笑)のお隣さんから渡された「箱」で心を癒やされていく「さらば、やさしいゆうづる」。顔のあざにコンプレックスを持つ姉が、ある日、双子の弟の「顔」だけが見えなくなってしまう「なき顔の君へ」。その他「ひとつめは木曜になく」「はたらくおばけ」の計四編を収録した短編集。 人と人とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、悩んだりしている若者達を、ちょっとコメディーチックに、優しいタッチで描いている。 それにしても絵がバツグンにうまい作家さんだ…。

    2
    投稿日: 2013.10.14
  • 犬神姫にくちづけ 1巻

    犬神姫にくちづけ 1巻

    宮田紘次

    Fellows!

    ドSとドMの、新しいヒーロー物(笑)

    キスはするが、決して最後まで行くことはない、寸止めパターンのラブコメと、清掃会社の除霊・退魔専門班「玉箒(タマハバキ)」の活躍が組み合わさって、一粒で二度美味しい。 ヒロイン・かずらの悶々とした恋心と、対照的な係長・犬養のドSっぷりが笑えるw。 宮田紘次氏の安定したポップな絵柄もGood。

    0
    投稿日: 2013.10.14
  • 三文未来の家庭訪問 庄司創短編集

    三文未来の家庭訪問 庄司創短編集

    庄司創

    アフタヌーン

    読後、新しい世界が広がる、かも。

    短編よりはややボリュームのある、SF中編三編。 読後、何と評して良いかわからない…。いや、良い意味で! 決して上手いとは言えないが、魅力のある絵。一読しただけでは理解できない、大量のネームと独特の世界観。 遺伝子、宗教、死、地獄・天国…、と書くと小難しいが、それらをSFという土壌で描いた、繰り返し読みたくなる作品集。 「あー、最近何だか同じようなマンガばっかり読んでるな…」とお悩みのあなたにオススメ。

    1
    投稿日: 2013.10.14
  • アラクニド2巻

    アラクニド2巻

    村田真哉,いふじシンセン

    月刊ガンガンJOKER

    舞台は学校へ。殺し屋バトル第二巻

    学校へ復帰したアリス。しかしそこも安息の場所では無かった!次々と現れる「組織」の刺客にアリスは…。 本格的に虫=殺し屋達のバトルが始まる第二巻。虫達の特性を活かした能力が面白い。アリスの学生生活の変化にも注目。

    1
    投稿日: 2013.10.12
  • 70億の針 4

    多田乃伸明

    70億の針 4

    多田乃伸明

    KADOKAWA

    読後に確かな満足感を約束する本格SF、堂々の完結編。

    進化と淘汰の「ドーム」に到着したヒカル達。調整者の下した審判に抗い、同級生を、世界を救うためにドームに突入する。しかし危機に陥ったヒカルのために、テンガイとメイルシュトロームが取った行動は―。 ヒカルの笑顔が印象的な表紙の最終巻。4巻で完結したことで、読みやすく、作品としてキレイにまとまったと思う。幅広い年代が楽しめる、良質なSFコミック。ヒカルの成長にも注目。

    2
    投稿日: 2013.10.12
  • 70億の針 3

    多田乃伸明

    70億の針 3

    多田乃伸明

    KADOKAWA

    新展開の第三巻。「調整者」とは―?

    ヒカルが公園で出会った謎の生物。異変をきたす同級生。その頃、世界の生物に異変が起こり、「進化の調整者」が現れる―。ヒカルはテンガイらと共に友人・家族を救えるか?スケールも大きく、新展開を迎える本格SFの第三巻。

    1
    投稿日: 2013.10.12