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ぼんくらさんのレビュー
いいね!された数33
  • 人狼ゲーム CRAZY LIKE A FOX

    人狼ゲーム CRAZY LIKE A FOX

    川上亮,犬倉すみ

    竹書房文庫

    恋心と潰し合いの行方

    ある少年に一目ぼれした主人公。しかしそこは人狼ゲームの会場、狐が勝てば彼は死に、彼が勝つためには狐が死ななければならない。主人公は感情に流されずゲームを進めることができるのか、彼は本当に素晴らしい人なのか。登場人物も一新、『BEAST SIDE』より役割が増えてより複雑になっています。 『BEAST』の由佳のように楽しむ人がいないので、高揚感には欠けますが、その分落ち着いて読めるかと思います。

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    投稿日: 2015.08.03
  • 人狼ゲーム BEAST SIDE

    人狼ゲーム BEAST SIDE

    川上亮

    竹書房文庫

    勝者はなぜ勝てたのか?

    最初のうちは単純に人狼を駆逐しようとする彼らでしたが、 進むにつれ『あの人が嫌いだから投票してほしい』と頼む人が出たりして 村人人狼関係なくなっていきます。 結局勝ったのは一人だけなのですが、親しい人もいないが嫌われないその人の したたかさに少し感心してしまいました。

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    投稿日: 2015.07.29
  • 老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

    老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

    鈴木大介

    ちくま新書

    家族で具体策を立てるきっかけになるかも

    この本を読んで詐欺師の言い分、 どんな組織でどんなふうに仕事をしているか 彼らの経済的行き詰まり感と抗いたい気持ちが よく伝わってきました。 彼らは稼ごうと頑張っているんです。 資産を守る方も何かしないと負けますよ。

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    投稿日: 2015.07.06
  • キレイ×ドレイ(1)

    キレイ×ドレイ(1)

    青木健生,武喜仁

    デジタルコミックコレクション

    キレイになれば望む未来が手に入る

    タイトルは『ドレイ』のひとり、矢吹真琴に対しての凛の台詞です。 キレイになることで自分の魅力が引き出せるだけでなく、 人の心を揺さぶることもできるらしい。 凛は女性を綺麗にし、高額な報酬を手にしていますが、 醜かった彼女たちが自分を肯定し、前向きになるのを見ると その言葉、納得してしまいます。 どんなメイクをしたかも書かれているので参考になるかもしれません。

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    投稿日: 2015.06.20
  • 賭ケグルイ 1巻

    賭ケグルイ 1巻

    河本ほむら,尚村透

    月刊ガンガンJOKER

    ネジの緩んだ女性たちと小物っぽい男性たち

    1冊読んで感じたことをタイトルにしてみました。 夢子のギャンブル狂いや考え方は一歩間違えると何か踏み外しそうな感じなのですが、 それが彼女の凄みや頭の良さにつながっています。 それより、私が想像を掻き立てられたのは生徒会の面々。なぜ会長はポチミケをつくるほど ギャンブルの弱さを嫌うのか、他の人たちはどういう経緯で生徒会入りしたのか、そちらの方も 徐々にわかるといいと思いました。

    2
    投稿日: 2015.06.16
  • 涼宮ハルヒの憂鬱

    涼宮ハルヒの憂鬱

    谷川流

    角川スニーカー文庫

    ハルヒの行動力を見習いたい

    内容は学園プラスSFもので特にすごいことはありません。 私も初めのほうは『若い方向けの学園もの』くらいにしか思っていませんでしたが 読み進めていくうちに、ハルヒの行動力に惹かれていきました。 どう思われても気にせず、前を向いて歩く姿。 ちょっと憧れました。

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    投稿日: 2015.05.31
  • 宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ

    宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ

    長野まゆみ

    河出文庫

    すきま時間に軽く読むにはぴったりです

    ぶつかることもあるけれど基本仲良しの双子、 彼らの周りの賢いながらもスキのある感じ、 微笑ましい話で、力を抜いて読めます。 ことばのブリキ罐も空想好きな方にはおすすめです。

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    投稿日: 2015.05.26
  • 水ビジネス 110兆円水市場の攻防

    水ビジネス 110兆円水市場の攻防

    吉村和就

    角川oneテーマ21

    なぜ水を大切にするかわかります

    地球上にはたくさんの水があるように見えますが、 全体から見て『使える水』がこれほど少ないことを私は知りませんでした。 水は飲用だけでなく、農作物等も育てますから、 それら食べ物を残すことは、そこに至るまでの水を捨てているのと同じこと。 私はバイキングに行くのが好きなのですが、これを読んでから、 食べきれるだけ取ることを意識するようになりました。 後半は川と水をめぐる争いと日本人の知恵、外国の水会社の事といった ビジネスの話になっていきます。 日本も技術を積極的に売り込み、優れたところを役立たせてほしいです。

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    投稿日: 2015.05.21
  • 詐欺の帝王

    詐欺の帝王

    溝口敦

    文春文庫

    詐欺師の上の方は賢い

    本藤氏のような人は特に。 人を使うだけでなく、そこから手を引くタイミングとか、 普通の会社で働いても有用な人財になれそうです。 そんな人たちが作る組織なのですから、お年寄りや欲張りをトークで落とすのは 簡単なのでしょう。 『自分は騙されない』ではなく、『話をさせたら騙される』と思って 話させない方法を考えた方が良さそうです。

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    投稿日: 2015.05.19
  • 兜町コンフィデンシャル

    兜町コンフィデンシャル

    高橋篤史

    東洋経済新報社

    繰返し読みました。

    ここに登場する人たちは儲けを求めていろいろと仕掛けます。 しかし、信用できない人と組んで大きな損をしたり、 儲けても長続きしなかったりします。 その世界にからめとられていく彼らの 焦りがよく伝わってきて興味深かったです。

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    投稿日: 2015.05.16