
大伝説の勇者の伝説13 昼寝と団子と王様と
鏡貴也,とよた瑣織
富士見ファンタジア文庫
ここでギブアップします。
面白くなりそうなので、大人買いをして、気づかないようにして読んでいたのですが・・・これは「ペケ」です。 「大」シリーズの直前がピークです。 世界観を広げられるだけ広げてしまい感覚でしか説明できないものになってしまい、魅力的なキャラクターを増やしたつもりが描き分けができず元いるキャラクターを薄くしただけ・・・・・・ラノベにしたってあんまりだ。これは作者というより、編集者の責任です!!他のメディア展開へのプロット案としてほったらかしにしたのでは・・・小説自体が大事にされていないと感じました。ラノベとはそういうものなのかな。もう少し小説として期待したいなあ。
1投稿日: 2013.12.313月のライオン 1巻
羽海野チカ
ヤングアニマル
本当にすばらしい作品です・・・が
とうとうデジタルされましたね。 このマンガ(コミック)は、すばらしいのです。絵もストーリも「ほろろ」とくるのです。 一生懸命で、真剣で、不器用な主人公に「ほろろ」、主人公の不器用さを受け入れ家族のように接していく3姉妹の暖かさに「ほろろ」、将棋に人生がでてしまう棋士と棋士になれなかった姉に「ほろろ」。画もここぞというときは、もはや額縁にいれたくなるような構図と画力に、もう「ほろろ」と。 が、私の白黒ReaderPRS-T3Sでは画の魅力が半分になってます。メリハリがつきすぎて細い線によるやわらかさが、単に薄いとなってしまっています。 もし、この作品が魅力がそこまでないと思われたら紙コミックを読んでください(カラーのタブレットはいいのかな?)。本当に、この作品はいいんです。
15投稿日: 2013.12.13伝説の勇者の伝説11 君子豹変の王様
鏡貴也,とよた瑣織
富士見ファンタジア文庫
ひっぱりすぎている・・・と思うのです。
この巻で壮大なプロローグが終わりとのことです。 さすがに余白が多すぎると思いました。まあ・・・まあ面白いのですが・・・・。 ギュッとしたらすごい作品だと思うのですが・・・この変がライトノベルについていけない年齢なのかなあ。 この長さを活かす今後を期待し、「大」へ行きます。 それにしても、財布に優しくないなあー(泣)
1投稿日: 2013.12.12RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと
荻原規子,酒井駒子
角川文庫
完結です。森の気配(神秘的な香り?)のする作品でした。
ヒロインが不安定な子で心配しましたが、良い友とライバルのおかげで、私としては良い終わりかたでした。 いろんな最後が想定されますので「どうなるのか!」「どうやってストーリが収束するのか」も楽しみにしても良いかと思います。 ※この6巻目だけ、2013年12月現在、金額が高い(文庫化されていないから?)ので、まとめ買いされるかたは多めにご準備を。
0投稿日: 2013.12.11伝説の勇者の伝説1 昼寝王国の野望
鏡貴也,とよた瑣織
富士見ファンタジア文庫
当たりかな。3巻まで読了。
おじさんですから、キャラのみファンタジーには、想像力がついていきません。 この作品長いので手を出すか迷いながら現在3巻まで読みました。キャラ重視ではあるが、世界観もしっかりしているようで、 個性的なキャラクターが、それほど浮かずに展開。まだ、キャラがそろっていなさそうですが。面白くなりそうです。 3巻末で、新しい設定が出てきて・・・不安ですが今のところ購入続行します。 「面白い!」となるか「ついていけない!」となるか。前者であってくれ!!
1投稿日: 2013.12.08物語ること、生きること
上橋菜穂子,瀧晴巳
講談社
物語から研究者だったのですね。
「守り人」シリーズが上橋作品との出会いでした。今でも、たまたま児童書コーナーを通った時、平積みになっていたことは、とても幸運だったと思います。すばらしい表紙に引かれ、手に取ると児童書とは思えない骨太な物語がつづられていました。作者の紹介を読むと、大学助教授でアボリジニの研究者であることが載っていました。研究者だから、このような物語がかけるのだなあと思っていました。この本で、まず物語があって研究者になった作者がいました。それは、想像しがたい遠い存在ではありませんでした。物語が好きでたまらない作者がいました。人生の岐路で物語から勇気を得ている作者がいました。そこに、「バルサ」「エリン」の根がありました。作者の描く物語が多くの子どもに読まれてほしいと思います。ぜひ、「精霊の守り人」「獣の奏者」を読んだ方は、この本もお読みください。(「精霊の守り人」も電子化されることがあると思いますが、できるだけ骨太な文と絵と重さのあるハードカバー版を読んでほしいです。)
5投稿日: 2013.11.17“文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】 下
野村美月,竹岡美穂
ファミ通文庫
ふー・・・・面白かった。後半になるほどグッとくるシリーズでした。
本編最終巻。読み始めたときには、ここまで既刊でしたので“文学少女”シリーズをまとめて読めました。映像化されたりして名前だけは知っていたのですが手をつけませんでした。小説を食べる設定が「なんだかな」と思っていたのですが、この設定がここまで生きてくれば、どこに向けてよいかわかりませんが とにかくやたらと頭が下げたい気分になります。この作品から読書好きになった人が何人いるのでしょう。すばらしいです。宝物みつけました。
3投稿日: 2013.11.16“文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】 上
野村美月,竹岡美穂
ファミ通文庫
描かれていく“文学少女”の生い立ち
第7巻目。本編最終上巻。いままで不思議な存在であった“文学少女”の生い立ちが語られることで、しっかりと物語に組み込まれていきます。主人公(心葉)の心理が戸惑い、“文学少女”の秘密も混乱します・・・・。いったい二人の関係はどのように繋がっていくのか。気になりながら下巻へ。
1投稿日: 2013.11.16“文学少女”と月花を孕く水妖【ウンディーネ】
野村美月,竹岡美穂
ファミ通文庫
番外編とはいうものの・・・
第6巻目。前巻のあとがきで、番外編と書いてありましたが・・・本編最後に向けてのフラグ立て要素もありますね。時系列がずれるので、読む順番まちがったかと焦りますが、しっかりと本編です。ここで新たに出てくる話もあり、面白さに流されないように気をつけて読みました。さあ、さらに広げた物語。本編最後の上下巻どのよう収束させるのでしょうか楽しみです。
2投稿日: 2013.11.16“文学少女”と慟哭の巡礼者【パルミエーレ】
野村美月,竹岡美穂
ファミ通文庫
あー・・・すばらしかった。
第5巻目。慟哭の巡礼者・・・慟哭するのは誰なのか・・・こいつか、いや、こっちか・・・(読了)・・・俺か。慟哭したのは読者の俺だったのか!!と、物語の真実にテンションが上がります。今までちりばめた伏線を一気に回収。今までの「なぜ」が、ほぼ解決していきます。解決していくのは、もはや名探偵の様相をみせる“文学少女”。 これで一段落と思ったら、巻末に“文学少女”の謎をほのめかす言葉ありっ! 「不思議な少女がいました」で済ませることもできるでしょうに・・・描くのですね。書いてしまうのですね。あー・・・楽しみ。
4投稿日: 2013.11.12