
陰陽師
夢枕獏
文春文庫
読みやすいです。
てっきり長篇ものと思ってました。 読んで見たら、短篇のお話が沢山! 聞いたことのあるような話からそうでないものまで。 妖怪とか嫌いじゃない人におすすめです。 安倍晴明と博雅のコンビがすごくいいです。 さぁ次読まなきゃ♪
2投稿日: 2014.12.09沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一~巻ノ四 合本版
夢枕獏
角川文庫
歴史SF超大作。歴史好きじゃなくても楽しめる。
空海が主人公です。そしてある時代の中国を舞台に広げられる話です。 空海とか楊貴妃という名前を聞いたことがあり、ちょっとだけ仏教とか呪術とかに興味があれば間違いなくはまります。 漢文とか書かれてますがその横には訳が出てくるので読み飛ばしても大丈夫です。 ある程度の史実に基づいた、SFと私は思います。 物理本なら、やはり分冊、電子本なら、合冊を好きな時間に読むのがおすすめです。
1投稿日: 2014.11.27クジラの彼
有川浩
角川文庫
ニヤニヤです。
いや♪やられました。 同窓会で元気?何してる? その感じです。 塩、空、海。 懐かしい皆さんが、あー、そうなのね。そりゃそうなってておかしくないね♪ な、感じ満載です。 手前三冊読んでから読むべし!
0投稿日: 2014.11.06ばいばい、アース 全4冊合本版
冲方丁
角川文庫
う~ん、SF哲学
主人公ベルは、唯一人間的な姿かたちをしているがその世界では異形の子。 神の樹からなる剣を持ち、自身の存在理由を求め戦うベル。 ベルを中心に、旧態とした世界が変貌する。 自分とは存在とは友とは愛とは? ルールのもとそれぞれの求めるもの、もたらされるもの登場するキャラそれぞれの個性がぶつかり合い路を求め会う。 SFと理解しながらもある種軽めの哲学書みたいな読了感です。 チョッとややこしい表現はありますがストーリーは最高に面白い。世界に引き込まれます。 お勧めです。
5投稿日: 2014.10.29忍びの国(新潮文庫)
和田竜
新潮文庫
映画化してほしい。→されて楽しみです
伊賀忍者と言えば甲賀と並ぶ有名な忍術使いとされており、ストーリーは1人の伊賀忍者を軸にした話です。 当時の時代背景を元に脚色もあるものの時代物として、戦国ものとして、純和風スパイものとして読みきれます。 のぼうの城に続き和田さんにやられました。 このスピード感は、映像化されると聞き期待値マックスです。 次は村上海賊もはやく映画化されないかなぁ♪
6投稿日: 2014.09.28「粗にして野だが卑ではない」 石田禮助の生涯
城山三郎
文春文庫
タイトルに惹かれました
昔からこのタイトルの言葉が気になっていて、今回この本と出会ったので読んでみました。 戦前戦後を通して日本の昭和を生きた石田禮助さんのお話です。 旧国鉄の総裁になり国会での最初の答弁での発言に「祖にして野だが卑ではない」 自らをマンキーとしょうし、自分のことを過大でも過小でなく誠実に生きる。 自分には到底真似できないと思いながらもその生き方に共感します。 家族のコメントも記載されていますが確かに家族は大変だったと思います。 卑ではない生き方、みならいたいと思いました。 皆さんにお薦めかというと ? です最初の数ページで引き込まれた人にお薦めです。
0投稿日: 2014.09.26海の底
有川浩
角川文庫
良いですね♪
熱く感想を述べると先入観できちゃうので、多くは書かないです。戦いものとラノベ好きな人におすすめします。 大枠は他の人の感想にありますルので、個人的見解です。途上人物のキャラがたっていて実に読んでて楽しいです。メインは自衛官と子供たちの人間模様なんですが、途中途中で介在する対策本部側の話が読み手を俯瞰的な状況にしてくれて新鮮。
5投稿日: 2014.06.27空の中
有川浩
角川文庫
大人のラノベ
作者の有川さんは大人のラノベを書きたかったとのことです。主人公は四人ですかね。 異質のそれとのコンタクトを通して彼らはどう変わっていくのか。 個とは、人と人との繋がりとは? スッと心に入ってくる作品です。 電子版だけかもしれないサイドストーリーも泣けました。
0投稿日: 2014.06.17塩の街
有川浩
角川文庫
映画にならないかなぁ
有川さんのデビュー作なんですね。 ハードなSFは、期待しないでください。異質な世界の中での恋愛小説のような、でも有川さんならではの情景の浮かぶ文に引き込まれます。 映画にならないかなぁ♪と真剣に希望。
1投稿日: 2014.06.06人類資金VI
福井晴敏
講談社文庫
現代史?
要所要所に事実が記載される文章は、相変わらずフィクションが現実感の中に展開され読み人の感性に入り込んできます。 しばらく待っての発刊のわりには進捗が…ですが最終巻が待ち遠しい展開になりました。 50才前後の人は自分の成長とクロスオーバーな感じがまた一興です。
1投稿日: 2014.03.31