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とよさんのレビュー
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  • グッドラック 戦闘妖精・雪風

    グッドラック 戦闘妖精・雪風

    神林長平

    ハヤカワ文庫JA

    決戦開始

    突然現れた謎の敵であるJAMと戦うために異空間のフェアリー星に常駐するFAF。彼らは地球を代表している訳ではない特別な戦闘部隊であり、その中でも特殊戦は、戦闘現場の情報を可能な限り収集し帰投することが義務づけられた部隊である。 タイトルの雪風はその特殊戦の航空機であり、パイロットの深井とは阿吽の呼吸で任務をこなす。 前作では深井もろともJAMに捕らえられるものの無事に帰還するところまでで、今回はその後の話となる。 帰還後の深井パイロットの気持ちの変化や雪風の戦略コンピュータの変化、FAF内部の抗争や特殊戦は内部の戦略など話に引き込まれて行く一方で、自我とは?存在とは?などの問いかけもあり興味深く読み続けます。いよいよ戦闘が?敵は誰なのか? 是非前作からお読みください。

    0
    投稿日: 2015.12.31
  • 万能鑑定士Qの謎解き

    万能鑑定士Qの謎解き

    松岡圭祐

    角川文庫

    日中友好の架け橋に

    今回の舞台は中国です。 この話に引き込まれる理由に実際のちょっとした社会情勢を盛り込んだりしていることや、具体的な地名や路線を使用していることなどがあるのですが、今回も実に既視感を得られる構成になっています。 敵はまたしても贋作メーカー、莉子はいかに立ち向かって行くのか? 最後の結末は従来のシリーズとはちょっと違った解決で社会の闇を使ってきたなと。 本当にネタギレせず誰も死なない推理小説は続くのであった。

    0
    投稿日: 2015.12.22
  • 万能鑑定士Qの推理劇 IV

    万能鑑定士Qの推理劇 IV

    松岡圭祐

    角川文庫

    推理劇完結か?!

    このシリーズのファンの人ならこの一言で充分だとおもいます。 「コピアとの直接対決」 オールキャストが莉子を支えます。 おみごと!

    0
    投稿日: 2015.12.17
  • 万能鑑定士Qの推理劇 III

    万能鑑定士Qの推理劇 III

    松岡圭祐

    角川文庫

    海外を舞台に

    今回の事件の舞台は海外です。 しかも事件という事件は発生していません。 贋作者とその恋人にもたらされた、幸運の?ツアー。 課題をクリアし、まっとうな人生に戻ることができるのか? 凜田さんはどう絡んで来るのか? お楽しみください。

    1
    投稿日: 2015.12.14
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

    万能鑑定士Qの推理劇 II

    松岡圭祐

    角川文庫

    今回はオークショナー

    今回の凜田さんはオークショナーになります。 古書に隠された秘密は? いつになくロジカルさだけでなく頑なになる凜田さんとそれを支える小笠原さんの活躍は? 鑑定力を持つオークショナーだからこその問題解決力をお楽しみください。

    0
    投稿日: 2015.12.07
  • アイの物語

    アイの物語

    山本弘

    角川文庫

    人は知性体としてバグを内包する

    遠い未来、人類が荒廃した世界、語り部である彼と人形アンドロイドの間にどのような会話が? アンドロイドとの戦争でほぼ滅ぼされた人類。そのなかで物語を語って歩く彼は、ある日アンドロイドに捕まり、怪我をしてしまう。 入院の間、彼にいくつもの「ストーリー」を聞かせるアンドロイドの目的とは? 全体のストーリーの中に複数の短編が織り込まれかつそれが伏線になっています。 SFでありながら、今後の未来の予言のような気がするそんな話です。 最後のパートがスムーズな展開すぎる感じはありますが読んでいて面白かったです。 コンピューター同士の会話は活字にされても… 予測不能。

    0
    投稿日: 2015.12.01
  • 万能鑑定士Qの短編集II

    万能鑑定士Qの短編集II

    松岡圭祐

    角川文庫

    キーアイテムを探そう

    人の死なない探偵で有名なこのシリーズのもうひとつの楽しみ方は、色々な分野の蘊蓄(謎解きのキーアイテム)とふたりの恋の進捗だと思います。 短編集ですのであっという間に読めるしストーリー自体は間違いなく面白いので是非そんな読み方も試してみてください。

    0
    投稿日: 2015.11.12
  • 万能鑑定士Qの短編集I

    万能鑑定士Qの短編集I

    松岡圭祐

    角川文庫

    短編なので読みやすい

    万能の鑑定士 凜田莉子の活躍がスピーディーに展開される短編集です。 話が短いから淡白かというとそんなことはなく、余すことなくシリーズを楽しめます。 今回は自分のオフィスではなく、質屋さんのお手伝い中の事件を解決していきます。 スーパー添乗員は出てくるは、奥手の小笠原くんの元カノ?は登場するは、登場する人物がそれぞれいい味出してます。 万能鑑定士シリーズや添乗員アルファ系を楽しまれた方にオススメします。その方がより楽しいです。

    1
    投稿日: 2015.11.11
  • 掟上今日子の遺言書(単行本版)

    掟上今日子の遺言書(単行本版)

    西尾維新,VOFAN

    講談社

    全速で読んじゃいました

    掟上シリーズ4作目です。 厄介さん再登場です。 遺言状と見てもしや最終回!?と想ったあなた。安心してください。まだまだ続きます(よね?) 今回はやっぱり厄介さんが災難に会うところから恥じじまり謎解きが始まります。 今日子さんと厄介さんはどうやって問題を解決するのか?推理小説の感想はウズウズして難しいですね。 是非お読みください。

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    投稿日: 2015.11.07
  • 掟上今日子の挑戦状(単行本版)

    掟上今日子の挑戦状(単行本版)

    西尾維新,VOFAN

    講談社

    よりスピードアップ

    忘却探偵第3部です。今回は若干短編集であり、よって解決までますますスピードアップしています。 忘却探偵シリーズで、掟上今日子が犯人を追い詰めていく過程が好きな人にはもってこいの品揃えです。 テレビを見て興味が湧いた人はこっちから入った方が話がダブらなくていいかもしれません。 もっともテレビの演出は原作に若干色が添えてあるので、どこから入っても大丈夫です。 難しく考えずちょっとだけ推理小説っぽい雰囲気を味わいたい人にお勧めです。

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    投稿日: 2015.11.03
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