Y-sukeさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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日本再興戦略
落合陽一 / NewsPicks Book
刺激的で新鮮な「日本再興戦略」
2
これまでの働き方や考え方に慣れている為か、
落合さんの持論全てがとても刺激的でした。
日本を変えたいと思う気持ちがひしひしと感じられるそんな本でした。
ただ、全ての持論に対して、根拠が示…してあるので納得感は得られます。ただ、いきなり全てを受け入れるのは難しいほど刺激的で新鮮なアイディアに溢れています。
全体を通して、少子化などの日本にとってマイナスの要因に対しても、ポジティブな捉え方をしています。
この発想こそが、これからの日本に必要なアイディアであり、変化を起こす為に必要な考え方だと感じました。
これから先、世界はどんな風に変わっていくかはわかりません。
ただ、変化のスピードの早い現代において、落合さんが提唱する「ポジションを取れ。とにかくやってみろ」という気持ちがとても重要になるだろうと感じました。
是非オススメの本です。 続きを読む投稿日:2018.04.05
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世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法
斉藤淳 / 中経の文庫
英語学習方法をレビューできる本
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自分自身、英語の勉強を行っていますが、「やり方正しいのか?効率的?」みたいな事に不安を感じます。
そこで手にした本です。
イェール大学で准教授をしていた斉藤さんがイェール大学でも非ネイティ…ブへの言語の教え方に感銘を受けた勉強法を項目(ボキャブラリー・グラマー・リスニング・スピーキングなど)毎に紹介しています。
項目毎にオススメの教科書があり、苦手な項目の勉強法を見直すのに良いと思います。
私は、改めてシャドーイングと英語の本を読むこと頑張ろうと思っています。
ぜひ、皆さんも苦手なポイントの弱点強化の作戦を立ててみて見てください。
ただ、著者も行っていますが、「英語を楽しむこと」を忘れないように頑張りたいと思います。 続きを読む投稿日:2018.01.29
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LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット, 池村千秋 / 東洋経済新報社
「「人生100年」をどのように生きようか?」を考える
2
この本は、まず考えているようで考えられていない
自分の将来を考えさせてくれる本です。
私自身、定年後の長い余生をどのように暮らそうか
なんとなく不安を抱いていました。
そのなんとなくの…不安を具体化し、
どのようにアクションを取るべきかについて
考えさせてくれる本になっています。
まず、この本では、
従来型の「教育→労働→引退」というような
前時代的な生き方が困難になってくると
問題提起をしています。
その代わりに、新たな生き方(4.0シナリオ,5.0シナリオ)を
模索する事が重要であると書かれています。
新たな生き方を推し進めるために重要になるのが、
「有形の資産」と「無形の資産」を
どのように構築・増強していくかです。
この「有形資産。無形資産」の構築するための方法が、
様々な観点(個人・夫婦・家族・企業・政府)で丁寧に書かれています。
私の中で印象に残っているのは、
「これからの余暇時間は、
レクリエーション(娯楽)ではなく、
自己のリ・クリエーション(再創造)に
時間を使うようになるのだ。」
という一節です。
この本を通して、
具体的に「人生100年計画」を
思い描いて見るのはいかがでしょうか?
オススメの本です。
是非、読んでみてください!! 続きを読む投稿日:2017.12.16
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失敗の本質
戸部良一, 寺本義也, 鎌田伸一, 杉之尾孝生, 村井友秀, 野中郁次郎 / ダイヤモンド社
組織を活性化し続ける為に必要な能力とは?
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戦争をテーマに「日本軍はなぜ負けたのか?」を社会科学的に分析した本です。
社会科学的な議論をする上で、
日本軍の失敗例として「6つの作戦」について書かれています。
この6つの作戦を題材に…「日本敗戦の理由」をただのべるだけではありません。
日本を敗戦に導いた日本軍組織を研究し、
失敗の原因を明らかにした上で、
その失敗から得られる現代への教訓が示されています。
読みながらに、現在の組織においても
一部「日本軍の負の組織特性」を引き継いでる部分もあると感じました。
例えば、人間関係に重きをおいては「忖託」が常態化したコミュニケーション。
「戦闘におけるものの見方(パラダイム)」に関しても、
火力の重要性を理解していたのに関わらず、
第二次世界大戦中、「ものの見方(パラダイム)」を最後まで変える事が出来ず、火力増強せず白兵戦に固執してしまいました。
現代においても、イノベーションを起こすことがなかなか出来ない日本の電機メーカーと重なって見えました。
最後に、筆者は、研究を通して
組織に大切な事として「自己革新能力」に言及します。
結論に至るまでの奥深い考察と筋の通った論法が分かりやすく、
「自己革新能力」の重要さに納得出来ました。
是非、オススメの本です。読んでみて下さい❗ 続きを読む投稿日:2017.11.23
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合本 竜馬がゆく(一)~(八)【文春e-Books】
司馬遼太郎 / 文春e-Books
「坂本竜馬」を通して人間力を学ぶ本
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まず、とても長い小説ですが、
本当に飽きがこない素晴らしい本でした。
「坂の上の雲」同様に司馬遼太郎さんの筆力感服しました。
時代背景としては、幕末。封建制度が当たり前の世の中の話です。…
そんな中、貧しくはないが位の低い侍の息子として「坂本竜馬」は活躍します。
人に好かれ、誰にも思いつかない事を考え、行動するそんな人間です。
有名な「海援隊」「船中八策」「大政奉還」など成した事が色々あります。
全ての事を通して竜馬の仕事観や人間力に惚れてしまいます。
どんなビジネス書よりも、仕事をする上で大切で忘れないでおきたいエッセンスがつまっています。
「こんな男になりたい」そう思わせてくれた素晴らしい本でした。
オススメの本です。 続きを読む投稿日:2017.10.29
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死ぬほど読書
丹羽宇一郎 / 幻冬舎新書
「読書」の良さを再認識させてくれる「読書家」にオススメの本
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この本は、読書家の丹羽宇一郎さんによる「読書論」です。
読書を通して丹羽さんが感じた事、得たことを書いてます。丹羽さんが影響を受けた本についても書いてあり、
それらの本も読んでみたくなります。…
また、本の魅力だけでなく、
丹羽宇一郎さんの本を通して語られる「人生論」も
大変興味深いものでした。
〜本と人生の繋がり〜
「本で出会う言葉と体験は互いにキャッチボールをしながら、その人の人生をつくっていくのだと思います。つまり本で読み、心に刻まれた内容は、必ず生き方に表れる(231)」
素敵な人生を歩けるように、私も「読書」を楽しみ、「読書」に助けてもらおうと思います。
是非、オススメです!! 続きを読む投稿日:2017.09.17