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ことくさんのレビュー
いいね!された数626
  • 君に届け 26

    君に届け 26

    椎名軽穂

    別冊マーガレット

    「友達は気づいたらなってるんだ」(超名言!)

    君に届けも26巻…。何だか感無量です。本当は純粋で思いやりのある爽子が、見た目の暗さから貞子と陰口を叩かれ、ひとりぼっちだったのに。いまでは親友が出来て、彼氏が出来て、そして夢に向かって猛勉強中。それもあんなに嫌がらせを受けた恋敵のくるみちゃんとお泊まり合宿をするまで距離が縮まって、もう目頭が熱くなっちゃいました。 本作の良い所は本当にたくさんあるのですが、私が一番感動したのは、くるみちゃんが爽子に勇気を出して◯◯するシーン。 ネタバレになっちゃうので伏せ字にしますが、なかなか出来ることではないです。 みんな割りとスルーしてしまうことを、くるみちゃんはずっと思い悩んで自分を責めていたのですね。 くるみちゃん、見直しました! そして、なんと!あの So Cool なやのちんが、遂に遂に本当の恋をしてしまう!? でもそれに気付いたのは、人の気持ちをいつも考えている爽子だけのよう…。さすがね。爽子。(上から目線で失礼しました…) でも、やのちん、なかなかに荊の道を歩んで行きそうな予感です。 嗚呼、みんなが幸せになってくれればいいなぁ。 友達っていいな。私も友達大事にしよう!という気持ちにさせてくれた本作、ウルウルさせられちまったので★5で!

    3
    投稿日: 2016.08.25
  • 俺物語!! 12

    俺物語!! 12

    アルコ,河原和音

    別冊マーガレット

    友情、恋人、青春だー!

    好きが高じてアニメも映画も観てしまいました。映画は猛男役の鈴木亮平が30キロも増量して、ホントに適役でした。原作とは少し違ったけど、砂川くんもイメージ通りでしたし、ゲラゲラ笑ってしまいました。 で、最新刊出て即買い。なんだか8月末って、コミック出版ラッシュというか、たくさんあってレビュー大変…。だってホントに面白くてお薦めしたいマンガがいっぱいなんですもの。 前置きが長くなりましたが、本作内容盛りだくさんです。見た目重視で友達作りにやっきになる田中…。何だか色々考えさせられましたね。イケてると周りに思わせたくて必死な田中。利用されかけてると気づいている砂川、田中を理解しようとする猛男。 リア充なんて言葉、私が学生の時はなかったけど、なんとな~く背伸びして虎の威を借りて自分を良く見せたいという勘違いな気持ちわからなくもないかな~。 でもそれってすっごくダサいんですけどね。「俺の友達の友達芸能人の誰それと同じクラスなんだぜー」並にどうでもいいというか。でも猛男はこじ開けますよ、田中を!是非そこらへん堪能してください。 あと大和と猛男、遠恋になりそうな?ま、このふたりは揺るぎないんで大丈夫ですが、揺れ動く大和の心に寄り添って読むと心がキューンときます。 青春満載の本作、満喫しました!★5で!

    5
    投稿日: 2016.08.25
  • ハル×キヨ 9

    ハル×キヨ 9

    オザキアキラ

    別冊マーガレット

    聞いてないし…。最終話なんて…(泣)

    わ~い、待ちに待った9巻出た~♪と思って何気に目次に目を止めたら、最終話って書いてある…。(涙) せめてキリのいい10巻で終わるとか、もうちょっと心の準備が欲しかったというか、面白いマンガとのお別れが受け入れ難く、しばしフリーズしてしまいました。 で、内容なんですが、今回もそこかしこでプッと笑わせてもらいました。ドタバタ感はありましたが、これぞラブコメ!なんですよね。 なんと言ってもキャラが立ってるんですよね~。なんか、みんな味があって、個性的なイヤなキャラも愛せちゃうって感じで。 本作でも小春ちゃんはゴリラだのなんだの散々言われますが、清志郎くんの小春ちゃんへの想いは変わらず、また小春ちゃんの清志郎くんへの想いも一途で、私の苦手な駆け引き的な要素は微塵もなく、両思いっていいなぁとついつい遠い目をしてしまった私なのでした。 身長差25センチ強(?)にも関わらず、そして長きに渡ってしまう遠恋もなんの弊害にもなっていないふたりがとても好ましく思えるのでした。 お別れがとても寂しい…でも幸せ気分に浸れる最終話でしたよ♪

    3
    投稿日: 2016.08.25
  • モーメント 永遠の一瞬 4

    モーメント 永遠の一瞬 4

    槇村さとる

    ココハナ

    最高!やっぱり槙村さとる先生最高!

    私が小学生の頃から憧れて大好きな槙村さとる先生。コミックは全部読んでいると思っていたのに、あれれ?読んだことないのめっけ。 し・か・も、お得意のスポ魂フィギュアモノ!!嬉しい~なんか得した気分♪ で、1~4巻一気読みして、「ウ、ワ~~!」っと感動して、そのままの勢いでレビュー書いてます。 ちょっとクールダウンするためにお茶飲んで…と。 この感動をお届けするのが私の役目。少女コミックはちょっと…という男性の方にも槙村さとる知らな~い という方にも知ってもらいたい。一度読んでもらいたいです。 1巻出だしはいきなり主人公の雪が、ソチオリンピックのSPを滑り出す場面から始まります。 それから雪がジュニアの時代にシーンが変わり、雪と雪の家族、雪のライバルたち、友人の物語が始まります。 絵の上手さはお墨付きです。本当に昔から絵が綺麗。でもそれより何より槙村先生の描く人物は、みんなとっても魅力的なのです。みんながみんな良い人というわけではありません。子供の純粋さだけではなく、嫉妬、やっかみ、自己嫌悪、子供と大人の悪意、そういうものがギュギュっと詰まっているのです。 今夏、リオオリンピックがありましたが、アスリートって子供の頃から闘って、闘って、青春を犠牲にして作り上げられていくんですよね。子供の頃から予備軍の子供たちは孤独なのです。そしてフツーの人より遥かに大人なのです。 最新刊は今のところこの4巻。続きが気になる終わりかたをします。リンクの中でも外でも成長していく雪をみんなで応援出来たら嬉しいです。 読んで損なし!どうか騙されたと思って読んでみてください。

    2
    投稿日: 2016.08.25
  • リメインバッド(1)

    リメインバッド(1)

    中川貴賀

    good!アフタヌーン

    ジャケ買い…思わぬ落とし穴

    おっちょこちょいにもほどがありますが、小説かと思って買ったんです。コミックでびっくりしました。 でもコミックも大好きなので全然問題なし(^^) 表紙の人は本作の主人公、土生(はぶ)巡査部長。悪そう~。刑事っていうよりヤ◯ザみたい~。 でもって、内容は連続殺人モノ。おぉ、大好物です。カモン! 被害者は計5人。共通しているのは全員高校時代の同窓生。その中の一人はエリート刑事渡主任の愛妻だった、と。 このストーリー、嫌いじゃないんですけど、個人的に腑に落ちない箇所がポツポツとあって、それが気になるんですよね…。 「それだと辻褄合わなくない?」みたいなモヤモヤ感が残るっていうか。 あと5人目の被害者、とばっちりというか「殺されちゃうのあんまりじゃね?」みたいな。 あくまでも個人的な趣味(誤解を招くかな…)なのですが、連続殺人で秩序型なら秩序型らしく、無秩序型なら無秩序型らしく、そこから外れると気持ち悪いのです。 ★4としましたが、ちょい甘め。本音は★3.5くらいです。

    3
    投稿日: 2016.08.23
  • ラスト・ウィンター・マーダー

    ラスト・ウィンター・マーダー

    バリー・ライガ,満園真木

    東京創元社

    やっと完結…ラストにも満足

    いよいよ三部作の完結です。 ジャズ、コニーはニューヨークを、ハウイーはロボズノッドで奔走します。 20年もの間に100人以上に手をかけたジャズの父ビリー。失踪した母のジャニス。 ジャズとビリー、コニーとビリーの対決はピンと張ったピアノ線のように張りつめていて、読んでいるこちらまで息を飲むほど緊迫しています。 二作目、『殺人者たちの王』では、ハットドッグキラー中心でしたが、本作はジャズのルーツ、ジャズの呪われた血を解き明かすことが主になっています。 全ての駒が揃った時、その真相は驚愕のひとことです!いや~、わからないって。予想の斜め上いきすぎ。 アメリカでは常時30-35人のシリアルキラーが暗躍していると聞きます。親からの幼少期の虐待やネグレクトがシリアルキラーを育てることもありますが、恵まれた家庭に育っていても突発的に出現することもあるようです。前頭葉に異常が見られるらしいです。 レビューから少し逸れますが、今夏、銀座の画廊で催されたシリアルキラー展なるものに行きました。 かの有名な殺人鬼、テッド・バンディやヘンリー・リー・ルーカス、ジョン・ウェイン・ゲイシーなどの絵画や書簡が展示されていました。ちなみに平日の夕刻にも関わらず、押すな押すなの大盛況。 自分も含めて酔狂な人が多いなぁと呆れてしまいました。 本作のビリー、そして本作で明確になる「カラスの王」、現実にいたら絶対伝説になっているでしょうね。 読了後は、爽快…とまではいかないけどスッキリ。 なぜ爽快と言えないか…。それはあなたご自身の目で確かめてみてください。

    6
    投稿日: 2016.08.23
  • 殺人者たちの王

    殺人者たちの王

    バリー・ライガ,満園真木

    東京創元社

    脇役!チョロチョロし過ぎ!でも面白さが勝る

    いや~、読ませますね。次作に繋がる終わり方、堪りません。三作目も購入済みなので、これを書き終わったらソッコー読みます。一作目より断然良い! 出だしはゆっくりと、中盤駆け足、後半猛ダッシュ、ものすごい加速感です。 しかし、アメリカのドラマや小説とかって、結構簡単に犯罪者が脱獄しちゃうんですよね…。作り話なのか、本当に脱獄が多いのか…。ジャズの父で世紀のシリアルキラーのビリーも脱獄して、今回の連続殺人の黒幕として暗躍します。今回の殺人ゲームはとても斬新。読みごたえあります。 でもね、某海外ドラマ、ジャック◯ウアーが主人公のアレでも思ったのですが、主役以外の脇役がチョロチョロし過ぎ。良かれと思ってやってるのでしょうが、危険なゲームの中に飛び込んでジャズに断りなくスタンドプレーをするのです。殺されちゃうよ!じっとしてなよ!足引っ張ることになるよ。 ジャズも心配、彼女のコニーも心配、親友のハウイーも心配…。さて三作目はどんなエンディングでしょう? またレビューしま~す。 修正:FBIに裏切者がいると記載していましたが、よくよく読み返してみると誤りだったため、修正しました。すみません、ちゃんと読まないとダメですね。

    5
    投稿日: 2016.08.19
  • 孤虫症

    孤虫症

    真梨幸子

    講談社文庫

    一気読み必至!ドロドロミステリーへようこそ

    いや~、非常に、非常に、非常に(しつこい?)面白かったです。何だか読み終わった後、小さくまとまらず随分広げた内容になっていたなぁと感心しました。 後半部分は、「え?え?どういうこと?」の繰り返し。そんなこと可能なの?という箇所もまま見受けられましたが、何だか 力業で納得させられました。 本当は主役だったはずの人物が、実はそうではなかったという驚愕の展開は必見です。 あと天を貫くようなタワーマンションに住む人々の人間関係のドロドロ感。主婦って大変~。 何だか同じマンションでも高層階と低層階に住む人の優越感と劣等感とか、それに近隣住人との間でもたれる不貞行為にお腹いっぱい。あと病気、ヤバイ です。ダメ、絶対! みんな真面目に生きたいですね…。

    5
    投稿日: 2016.08.13
  • ボーン・コレクター(上)

    ボーン・コレクター(上)

    ジェフリー・ディーヴァー,池田真紀子

    文春文庫

    ベッドの上からプロファイル

    猟奇殺人ものということで、ずっと読みたいと思っていました。 映画の方は見ておらず、演者を調べたら、なんと四肢麻痺の安楽椅子探偵リンカーン・ライム役がデンゼル・ワシントンではないですか! あれ~イメージ違う~。なんとなく白人をイメージしてました。警ら巡査の美女アメリアはアンジェリーナ・ジョリー…うーん、納得。 で、原作ですが、いや~スピード感ありますね。 犯人と警察&FBIの攻防が手に汗握りました。 証拠から犯人をプロファイリングしていく過程も面白いですし、ニューヨークを舞台に繰り広げられる捜査は時間との闘い。 すんでのところで、あ~…!!!みたいなドキドキもあって大変面白かったです。 でも頭脳明晰であるにも関わらず、不幸な事故で四肢麻痺になってしまったライムの苦悩は図り知れず、安楽死についても考えさせられる一作でした。 上下巻通して読みましたが、最初は対立していたライムとアメリアの間に少しずつ信頼関係が結ばれて行く様も読みごたえ十分です。 骨に対する変質的な執着。獲物を捕らえた後の犯人の行動が恐ろしく、イテテテテ…と自分が被害者になった気分を味わえました。 ありそうで、なさそうで、ありそう~。アメリカ怖い~!

    4
    投稿日: 2016.08.13
  • 進撃の巨人(20)

    進撃の巨人(20)

    諫山創

    別冊少年マガジン

    嗚呼…と思わずため息が…。

    もう表紙の血だらけのリヴァイを見ただけで胸がザワザワしました。「あ~!リヴァイ様に何があったの~泣」 不吉な予感は想像の遥か斜め上を行く過酷さ。 もうライナーとベルトルトは、ホントに遠い所へ行ってしまったのね…。かつて仲間だったのに、ヒトの心を無くしてしまったのね…と哀しみに浸る間もなく獣の巨人の野郎の憎々しいこと。でも、獣の巨人を自らの命と仲間の命をかけて仕留めようとするリヴァイが、本当に、圧倒的に格好良いのです。 そして、エレン、アルミン、ミカサ、コニー、サシャ他、みんな今回誰が死んでもおかしくない絶体絶命の大ピンチに陥ります。 そして、ラストのページは衝撃です。お願い、死なないで!21巻…待ち遠し過ぎ。

    5
    投稿日: 2016.08.10
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