![アフタヌーン 2016年10月号 [2016年8月25日発売]](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00006347/LT000063474000590317_LARGE.jpg)
アフタヌーン 2016年10月号 [2016年8月25日発売]
アフタヌーン編集部,木尾士目,藤島康介,沙村広明,市川春子,北道正幸,芝村裕吏,キムラダイスケ,千真,遠藤浩輝,岩明均,寺田亜太朗,すえのぶけいこ,幸村誠,渡辺保裕,藤沢数希,井雲くす,いとまん,ひぐちアサ,鈴木ミニラ,草水敏,恵三朗,清家雪子,西尾維新,チョモラン,瀧波ユカリ,桃井ゆづき,高橋ツトム,横山キムチ,芦奈野ひとし,安彦良和,篠房六郎,ほづみりや,榎本俊二
アフタヌーン
安心して部室に帰ってきてください@げんしけん二代目完結
・表紙/新連載:遠藤浩輝「ソフトメタルヴァンパイア」 ・四季賞2016夏・高橋ツトム特別賞:桃井ゆづき「青々」32P ・げんしけん完結記念小冊子あり、20P →内容は 現連載陣からのイラスト&メッセージ。 ・完結:げんしけん二代目、葬送のリミット ・休載:なし(!) →隔号連載はディザインズ:なし、ヒストリエ:あり。 ・29作品、868ページ+小冊子分20ページ ◆げんしけん完結:クッチー史上まれに見る優しい世界であった (何年空いてもいいから三代目を待ってるぞっと) ◆新連載:内容や初回84Pというボリュームよりオリビア・ニュートン・ジョンのテンションの高さが予想外でした。次の近況も楽しみです。 (なんとなく今回からあんまり長く書かないようにします) (備考) ・ヒストリエは単行本作業のため少なくとも次回休載 ・おお振りは作者出産のため2017年7月ごろまで長期休載
1投稿日: 2016.08.24![アフタヌーン 2016年9月号 [2016年7月25日発売]](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00006200/LT000062002000581603_LARGE.jpg)
アフタヌーン 2016年9月号 [2016年7月25日発売]
アフタヌーン編集部,尾崎かおり,ひぐちアサ,すえのぶけいこ,寺田亜太朗,藤島康介,千真,草水敏,恵三朗,渡辺保裕,北道正幸,木尾士目,鈴木ミニラ,幸村誠,市川春子,五十嵐大介,藤沢数希,井雲くす,手石ロウ,瀧波ユカリ,芝村裕吏,キムラダイスケ,いとまん,高橋ツトム,横山キムチ,清家雪子,安彦良和,西尾維新,チョモラン,外木寸,芦奈野ひとし,ほづみりや,榎本俊二
アフタヌーン
鍛えまくって(画力で)ボコる選択肢
・表紙:フラジャイル ・新連載/1:寺田亜太郎「あやつき」55P、カラー2Pあり ・新連載/2:鈴木ミニラ「聖域コンシェルジュ」28P、カラー2Pあり ・四季大賞@2016年・夏:手石ロウ「兄鬼爆弾」52P ・読切:尾崎かおり「ラブレター」53P ・完結:探偵プロビデンス ・休載:葬送のリミット、波よ聞いてくれ →隔号連載はディザインズ:あり(待ってた)、ヒストリエ:なし。 ・28作品、936ページ 前号の予告にありましたが、アフタヌーンは現在7ヶ月連続で新連載が始まっています。 うち2つ(+今月1つ)は短期連載ですでに完結しているものの、2016年3月号の「発症区」から今号までですでに十作というハイペースぶりです。(単行本の数も毎月すごい) 読者としては正直ちょっと大丈夫かなという気持ちもありますが、四季賞を目指す方にとってはこれほど心強い雑誌もそうそう無いんじゃないでしょうか。 もちろんラインナップ的には新人ばかりではなく「トップウGP」「ライフ2」のようなものもあるし、次号も何やら非常に期待できそうなものが控えているので楽しみです(主に作者近況が)。 しかしまあ新作をざっと見た感じ、堀北のどうとかはたとえネタでも言っちゃいかんとか、劣化ラブやん?(首長え)とか、えっいぬやしきからのガンツ?とか……さすがにちょっとどうかなと思ったので★-1。 ただ四季大賞の「兄鬼爆弾」は憎悪や恐怖の表現が狂気じみた迫力で非常に読み応えがありました。 (キモい画風なのかと思ったら爽やかなイケメンも描けるようで底が知れない……) なお、某作者が先日話題になった例の件についてスルーせずに(形だけでも)触れていたのを見てなんとなく安心しました。(重要) そして個人的には、「ラブやん」を引き継ぐかのように巻末が定位置になりつつある「アンダー3」が来月も読めることを確認して胸をなでおろしました。(超重要)
1投稿日: 2016.07.24![アフタヌーン 2016年8月号 [2016年6月25日発売]](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00006068/LT000060683000574236_LARGE.jpg)
アフタヌーン 2016年8月号 [2016年6月25日発売]
アフタヌーン編集部,すえのぶけいこ,藤島康介,ひぐちアサ,岩明均,芝村裕吏,キムラダイスケ,沙村広明,千真,木尾士目,ヤマシタトモコ,渡辺保裕,幸村誠,草水敏,恵三朗,北道正幸,芦奈野ひとし,市川春子,小林嵩人,藤沢数希,井雲くす,清家雪子,いとまん,榎本俊二,安彦良和,外木寸,西尾維新,チョモラン,高橋ツトム,横山キムチ,ほづみりや,瀧波ユカリ,篠房六郎
アフタヌーン
田渡塁審の野球ライフはまだ終了してないぜ
・表紙&新連載:すえのぶけいこ「ライフ2 ギバーテイカー」(Giver / Taker)初回は116P(!?) ・新連載:渡辺保裕「球場三食」(きゅうじょうさじき)カラー4Pあり ・四季賞出身作家 特別対談:沙村広明×五十嵐大介、4P ※モアイ公式で全文公開中。 ・特別付録:「ライフまるごと一冊小冊子」※単行本1巻の内容を収録した小冊子 ※もちろん電子版にも付いてるよ! ・完結:花井沢町公民館便り(……!) ・休載:なし →隔号連載はヒストリエ:あり、ディザインズ:なし。(無いのか……) ・28作品、948ページ+「ライフ」小冊子分209ページ ドロドロいじめ漫画「ライフ」の名を冠したまさかの続編(?)は、いきなり116ページで開始。 とりあえず主人公は女刑事なので学園ものではないみたい。 初回は過去の出来事~顔見せという感じで、これからライバル役がどの程度のガチクズぶりを発揮するのかは未知数。 (どうせなら時計じかけのオレンジかファニーゲームくらいやってもいいんだぜ) まあ正直ちょっと心配になるくらい見開きページの使いっぷりが豪快で、ページ数ほどには話が進まない印象。(次号も74Pだとか) もうひとつの新連載「球場三食」ですが、これが意外にも非常に良かったです。 要するに「野球観戦マンガ」なんですが、コアなファンにしか通じないようなネタをていねいに紹介/解説していく方向性なので読みやすいです。 「今年も12球団すべてのFCに入会済みだ」とか、三塁審判のマイク(謎の小指)に号泣するとかいうあたりには狂おしい愛と熱量が感じられます。 球場内の食べ物描写まで異様に気合が入っていたりもするので、(自分みたいに)野球そのものには大して興味が無いとしても、ちょっと変化球なグルメマンガや日常モノとして楽しめると思います。 (備考) 書籍説明が『ライフ2 キバーテイカー』になってて、なんだよキバーって秋葉原か新木場あたりの隠語かよと思いました。 ※修正されたようです
1投稿日: 2016.06.24
HUNTER×HUNTER モノクロ版 33
冨樫義博
週刊少年ジャンプ
待つさ いくらでもな
2012年12月の32巻ラストで暗黒大陸編が始動してから3年半を経て待望の最新巻。 どうも今月(2016年6月)はドリフターズ、ベルセルクも出るという奇跡の月だとして騒然となったとかなってないとか。 しかしどれだけ休載があろうとも、書店を通れば ハンターハンター! 最新巻! を連呼する呼び込みや告知ポスターを見かけたりと、その存在の大きさを改めて感じます。 肝心の内容ですが、まず一体何が起きているのかというくらい絵柄の安定感や密度がハネ上がっています。 ハンターハンターと言えば連載中は落書きのような状態で掲載されることがあり、それをコミックスで「最低限」の修正を加えることが有名。 ただ、たとえば32巻の339話と、33巻344話の同じ部屋を見比べると加筆がどうとかいうレベルを越えて歴然とした差があります。 他にも暗黒大陸の描写や(少ないけど)戦闘シーンでも凄まじい迫力で、待たせるだけのことはあるな、という出来です。 (人物では、黒服と化したクラピカがむちゃくちゃかっこいいです) そしてストーリーのほうは、もう語り尽くせないほどの壮大な始まりに立ち会っているようなワクワク感に満ちています。 デスノート以上のセリフ量もあって読むのにも理解するのにもかなり時間がかかりました。 例によって「暗黒大陸編」と一口に言っても、 ・協会vsビヨンド ・ジンvsパリストン ・厄災の脅威 ・「フリークス」の謎 ・14名の王位継承戦 ・壺中卵の守護霊獣 ……といった内容が同時展開しているため、この巻だけでもとんでもない数の新キャラやキーワードが登場しています。 あまりにも馬鹿デカすぎる大風呂敷がだばだばだばーっと広げられたわけですが、これまでを考えれば一見重要ではない脇役の一人ひとりに至るまでここ一番の役割や伏線が散りばめられていることでしょう。 なお、余白ページにある「危険生物 ランク表」の定義や「3世代口座」の概念といった詳細な解説も新章の深みを増しています。 本作を振り返ると、GI編では仮想ゲームやカードゲームをルールブック付きで、キメラアント編では新種の生物の生態や繁殖の過程を創造していたように思います(大げさか)。 そして今回は、これまでを上回るスケールで「未知の世界」そのものを描き始めているのかなと。 すでにアルカ(=アイ?)の件だけでも念能力を越える未知の一端がかいま見えますが、今後どれほど壮大な展開に至るのかもはやまったく想像できません。 まあつまりなんていうか、この時代に生まれてよかったです。
2投稿日: 2016.06.05![アフタヌーン 2016年7月号 [2016年5月25日発売]](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00005874/LT000058748000564292_LARGE.jpg)
アフタヌーン 2016年7月号 [2016年5月25日発売]
アフタヌーン編集部,藤島康介,草水敏,恵三朗,芝村裕吏,キムラダイスケ,木尾士目,外木寸,北道正幸,幸村誠,芦奈野ひとし,千真,沙村広明,こまねずみ,市川春子,いとまん,新海誠,山口つばさ,藤沢数希,井雲くす,小林崇人,瀧波ユカリ,高橋ツトム,清家雪子,横山キムチ,瀬戸レミ,ヤマシタトモコ,安彦良和,西尾維新,チョモラン,ほづみりや,庄司創,篠房六郎,榎本俊二,朱戸アオ
アフタヌーン
モトGPを制するものはPGを制する
・表紙&新連載:藤島康介「トップウGP」(2話掲載) ・新連載:千真「小さな恋のやおよろず」(一応2話掲載)カラー4Pあり ・四季賞2016春・鶴田謙二特別賞:こまねずみ「コール」32P ・読切:小林崇人「タイド バイ ブラッド」(※前後編の前編)52P ・読切:瀬戸レミ「クロスオーバー」51P ・完結:白馬のお嫁さん、彼女と彼女の猫、インハンド ・休載:おおきく振りかぶって、ディザインズ(!) →隔号連載のディザインズ、ヒストリエ:両方なし。 ・29作品、937ページ 過去作品でもほぼ必ずバイクが登場していた藤島先生の最新作は、満を持しての「バイクもの」。 初回は24+27pの2話掲載で計51ページという安定のスタートダッシュぶりです。 バイクのことはほぼ無知なんですが、アフタヌーン全体でも珍しい小学生男子が主人公ということもあって、バイク/モトGPの入門書のような存在になるのかも。 後半の衝動的なレース描写とか今までになくシリアスな気配ですが、今のところいつものコメディ感も健在なのでファンは安心してよさそうです。 とりあえず「三つ編みなのにまったくイモっぽくない」のが斬新なマインちゃんは過去最強にかわいいです(断定)。 なお特別付録の「トップウGP 特製ステッカー」は、電子版ではイラストとして収録されていました。 あと、前号で「扉絵だけで即戦力と確信した」と評されていた鶴田謙二特別賞「コール」ですが……確かに、という出来です。 実際最初の3Pだけで好印象なのに、突如ハードコア缶蹴りが始まったと思ったらまさかのオチに鮮やかな着地を決めやがったぞ、と。 コロコロ変わる表情に、全身の躍動感がある構図や、一見バカっぽい爽やかムード、それらの裏で粘りつく負の感情が一気に救済される展開は見事でした。 しかし、ただでさえ隔号のディザインズが休載だとだいぶガックリ来るわけですが、アメゾの下のとこがカラスヤサトシ(※タイトル)に代わって「放課後少女回路」になっていたのを見てオイオイそんなことで許さ……ブフッと笑ってしまったので良しとしましょう。
1投稿日: 2016.05.24
【電子版】ウメハラ FIGHTING GAMERS!(1)
梅原大吾,西出ケンゴロー,折笠格
ヤングエース
友人「だっせー」「また負けてんじゃん」「マジよわくね~?」(嘲笑)
前々から配信されたら買うのになーと思っていたところ、KADOKAWA系30%オフセールの中に1~3巻が入っていたのを見て購入。 正直読む前はさほど強く期待していなかったので、徹底して「ウメハラ」を客観視するという変化球な描き方や、エグみのある泥臭い描写が非常に自分好みで驚きました。 先にネットでレビューを見ておりやや不安でしたが、はっきり言って絵は上手いです。 表紙だけでもわかりますが、ゲームのキャラを原作のイメージのまま、かつ平坦ではない攻めた画風で描けていて好感が持てます。 (リリスはかわいいしジェダは無慈悲感がすごい) また、ゲーム画面の再現も一瞬取り込み画像かと思うくらいで、もちろん一枚一枚ちゃんと描き込んであるのに違和感がまったく無いのがまた凄いです。 自分も初代スト2の頃からゲーセンに行っていた「格ゲー全盛期」直撃な世代なので、「あの頃」をそのまま描いているような強いリスペクトやゲーム愛が感じられました。 そのあたりがしっかりしているので、ちょっとしたけん制技にピカッと光ってガーキャンされたりする恐怖感がよく伝わってきます。 面白いのは、肝心の梅原大吾が主役ではないこと。 この巻では「あいつ超強いらしいぜ……」と遠巻きに見られるだけで、会話も無ければ一切しゃべることもありません。 今でこそニコ生とかやってますが、当時のウメハラと言えば謎のポーカーフェイスな人だったしイメージ通りではありますね。 しかし、どうせ「よくがんばりましたね」とか「強K効かない」とかの話になるんだろうと思ったら、とんでもなくガチでストイックな進行でした。 個人的には、当然盛り上がるであろう全国大会ではなく、そこらのゲーセンの野試合に分量を割いていくあたりにもセンスを感じます。 なお視点は主に「ヌキ」で、これがまた尋常ではないライバル心の描写や顔芸、そして捨て台詞の数々がえげつないです。 ヌキに限らず、負けてイスを蹴って帰ったりするやつ、プレイヤーの後ろでヘラヘラ煽ってくるやつ、負けたら「これキャラわるくね?」、ハメとかホンット嫌いで → >> 鬼首捻り << ……といった感じで、とにかく ク ズ 描 写 には容赦がありません。 また、家族や友人からもオタクだのゴミだのさんざん言われて何も言い返せないあたりもエグいです。 これは本人たちの監修ってこともあるのか、「ゲーセンの暗黒面」を逃げずに描いているなあと思いました(大事)。 ちなみに、ZERO3大会いよいよ始まるよ! ……ってところで唐突に鬼首ハメの話になっててちょっと困惑しました。 よく見たら最後の話は「番外編」というおまけ収録みたいな扱いなんですね。 ついでに、電子版特典として収録されている「サイン入りカラーイラスト」ですが、ウメハラってことは……と思った通りのアレだったので逆に安心しました。
4投稿日: 2016.05.01![アフタヌーン 2016年6月号 [2016年4月25日発売]](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00005705/LT000057059000557684_LARGE.jpg)
アフタヌーン 2016年6月号 [2016年4月25日発売]
アフタヌーン編集部,芝村裕吏,キムラダイスケ,沙村広明,木尾士目,岩明均,市川春子,榎本俊二,ひぐちアサ,草水敏,恵三朗,幸村誠,新海誠,山口つばさ,北道正幸,外木寸,いとまん,松川直央,藤沢数希,井雲くす,篠房六郎,高橋ツトム,永田礼路,西尾維新,チョモラン,横山キムチ,清家雪子,芦奈野ひとし,三都慎司,ほづみりや,瀧波ユカリ,安彦良和,西本英雄,朱戸アオ,庄司創,カラスヤサトシ
アフタヌーン
厚みを増して物理で殴ればいい
・表紙:マージナル・オペレーション ・新連載:外木寸「探偵プロビデンス 迷宮事件解明録」カラー2Pあり ・四季賞2016春の四季大賞:松川直央「ふれない恋人」46P ・読切:永田礼路「金色を渡る鳩」56P(音喜多#5) ・読切:三都慎司「ハヤブサ」64P ・完結:アフタヌーンはカラスヤサトシのもの、そろそろ家の話をしましょう。 ・休載:花井沢町公民館便り ※隔号連載:ディザインズ→なし、ヒストリエ→あり。 ・30作品、998ページ(!) 13年続いたカラスヤサトシ(※タイトル)が最終回です。 コミックス完結巻(第9巻)が三日前にすでに発売されているあたりのカオス感もカラスヤサトシ(※作者)らしいというか。 毎日カラスヤサトシ(※タイトル)も完結となるようですが、次号ついに新連載となる藤島先生の「1と4の間」みたいに、できれば(今のところ)「不定期掲載」表記のアメゾ版カラスヤサトシ(※タイトル)はたまーにでも続行してほしいところです。 ところで今号は新連載あり+四季大賞の全掲載号+読切2つってことでほぼ4ケタの分量です。 どうも次号も新連載2本(藤島先生はなんと2話掲載)+読切2本+四季賞からも1本で、その後も良い意味で目を疑った新連載が続くようだし、この春は「鈍器」としておなじみのアフタヌーンがその物理攻撃能力を発揮してくれそうです。 まあ自分は電子版派ですが。 (まじめな話、新人の「次」が載りやすいのは実に良いことである)
0投稿日: 2016.04.24
機動戦士ガンダムUC11 不死鳥狩り
福井晴敏,矢立肇・富野由悠季,カトキハジメ,虎哉孝征
角川コミックス・エース
分かってる人向けのファンディスク的外伝x2
一応「11巻」扱いで、前後編x2の短編~中編程度の2作を収録。 既存の登場人物はごくわずかしか出てこないスピンオフ的な位置づけです。 MSは小説版における初登場機体が多数出てきますが、いずれも「いわくアリ」なものを強引に登場させている感じです。 言われるまでもなくわかってんよ、という方も多いと思いますが、 ・PS3ゲーム版のプロトタイプシナンジュ ・アニメ版のネオング、逆シャアであいつが乗ってたっぽいアレ ・小説&OVAに出ていなかったGFT発の3号機 このあたりは特別ゲスト的な扱いででニヤニヤしながら見るところです。 分かっていないとちょっと困惑するかも? いろいろ留意しておけば、もろもろのギミック描写や新規解釈なんかも楽しめるんじゃないかと思います。 個人的には、操縦者無しでも稼働し続ける不死鳥という不気味な設定がなかなか好みでした。 (これもそういう機体設定があったみたいですね)
1投稿日: 2016.04.07![アフタヌーン 2016年5月号 [2016年3月25日発売]](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00005514/LT000055145000548666_LARGE.jpg)
アフタヌーン 2016年5月号 [2016年3月25日発売]
アフタヌーン編集部,岩明均,竹谷隆之,萩尾望都,ひぐちアサ,木尾士目,新海誠,山口つばさ,沙村広明,芝村裕吏,キムラダイスケ,いとまん,北道正幸,草水敏,恵三朗,榎本俊二,西尾維新,チョモラン,幸村誠,朱戸アオ,藤沢数希,井雲くす,ヤマシタトモコ,高橋ツトム,市川春子,ほづみりや,五十嵐大介,安彦良和,清家雪子,横山キムチ,白乃雪,瀧波ユカリ,端野洋子,芦奈野ひとし,篠房六郎,庄司創,西本英雄,カラスヤサトシ
アフタヌーン
ハーレムの決着は自分で決める
・表紙:宝石の国 ・ネオ寄生獣#11:竹谷隆之「ババ後悔す」カラー6P ・ネオ寄生獣#12:萩尾望都「由良の門を」60P(うちカラー2P) ・零崎軋識はカラー2Pあり (アウト事案かと思ったが椅子なら何も問題ないな) ・短期集中連載:朱戸アオ「インハンド」72P ・読切:白乃雪「あたりのキッチン!」32P ・四季賞特別対談:鶴田謙二x石黒正数、3P(モアイ公式で公開中) ・完結:はじまりのはる4ハッピーエンド? ・休載:なし(!) →隔号連載はディザインズ:あり、ヒストリエ:なし。 ・31作品、988ページ 「ネオ寄生獣」は今回のガチすぎる2作で完結(まとめて単行本になるみたい)。 まずリボルテックよりグリグリ動きそうなババアは完全に実写でした。(いや実写なんだけど) パカッと割れて伸びてくる嫌な色の質感や目玉、そして(ここ数ヶ月アフタヌーン内で仕留められがちな)クマとかエグいことになってますが妙にハイテンションなネタっぽくまとめられてて好感。 ページ数を二度見した「由良の門を」は、成長した田宮先生の娘の後日談。 可愛げが欠片も無いヒロインの描き方、引くほど生々しい切れっぷりの悪役、読者をスコーンと蹴落とすかのようなザワザワした読後感だったりで、なぜだか「容赦ねえな」と感じました。 四季賞の対談で「五十嵐大介さんのジャンルは”五十嵐大介”としか言いようがない」(作家名=ジャンル)という話が出ていましたが、これもまたジャンル:「萩尾望都」だなという感じです。 あと、1巻の続きのディザインズはヒョウ柄姉妹それぞれのカメラ目線だけで胸が痛くなります。 これって恋でしょうか。 \ダマレ/
1投稿日: 2016.03.24
ディザインズ(1)
五十嵐大介
アフタヌーン
あまりに無慈悲なハードコア・バイオSF
人化動物(ヒューマナイズド・アニマル)という、動物の身体能力と人間の知性を融合させたキメラ生物たちの話。 登場人物に遺伝子操作の倫理や感傷は皆無で、ビジネスとして戦闘に特化した生物が描かれています。 たとえば足が極端に短いブタを作って、「大人になると自分で歩けなくなるから効率的に太っていいわね」なんて具合です。 表紙のように「人頭」の動物も出ますが、五十嵐大介先生の超がつくほど写実的な描写にはただならぬ説得力を感じます。 そもそもこのテーマですが、「ヒューマナイズドマウス」とか「キメラ臓器移植」等と検索するととんでもなくえげつない……が、同時に合理的な将来性もある話題に遭遇します。 つまり単なる思いつきの空想科学ではなく、ある部分では近未来に起こりうる現実の話題が含まれています。 よくぞこんなにもドス黒く人類の光と闇と利権が入り混じったテーマを選んだなと思います。 ただ、唐突に挿入されるコマの動物や昆虫の異様なリアルさを見ると、愛ゆえの選択なのかなとも感じます。 五十嵐氏の作品と言うと、すさまじいインパクトがあるもののぶっちゃけ観念的でとっつきにくいものも多いのですが、本作については「アクションもの」としても楽しめる内容です。 隔号連載中というのもあるのか、各話で必ず「見せ場」のようなアクションシーンがあります。 ただ淡々としたセリフにも数多くの示唆や暗示があり、とんでもなく高密度な内容なのでそういう作品が好きな方にもおすすめです。 個人的には、もはや魔法のような戦闘をこなしながら、自分が数秒でボコボコにした「弱い先生」を思い出すシーンが心に残りました。 ちなみに毎号買っているアフタヌーン本誌で連載をすべて読んでいたので、購入はちょっと迷いました。 しかし、「あれ、なんでここセリフ変えたんだろ」と思ったら……うおぅ、という感じで数十ページに及ぶ加筆がありました。 こんなに買ってよかったと思った単行本もなかなか無いですね。 なお第一話のみ「モアイ」公式サイトで試し読みがあるので、ここで違いを確認してみるのも面白いでしょう。 ただ一点、連載前に発表された前日譚のような読切「ウムヴェルト」が収録されていないのは残念。 これはオクダやまだ幼い頃のクーベルチュールの話で、「なぜカエルなのか」や人化動物の真の目的も語られています。 ひょっとしたら後々どこかで収録されるかもしれませんが、気になる方はアフタヌーン2014年6月号でどうぞ。 * (追記)上記読み切りは、その名も「ウムヴェルト」という3月発売の短編集に収録されるとのこと。(安心)
3投稿日: 2016.03.05
