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shimbaさんのレビュー
いいね!された数1017
  • 追想五断章

    追想五断章

    米澤穂信

    集英社文庫

    この真実は知るべきだったのか。。。

    不勉強なので、リドルストーリーという言葉を初めて知りました。 さらに私が一番に思いつくのはあだち充氏の漫画の数々(笑) 米澤氏の作品のコメントにはいつも同じこと書きます。 本当によく練られています。 読み終わった直後、序章を読み直しました。 すべて(本当にすべて)書かれているのに、真実が分からない、 もどかしさというか、謎解きに興奮します。 古書店という舞台も、各物語の古めかしい、気味の悪い雰囲気も効果的で、 ぐいぐい引き込まれていきました。

    11
    投稿日: 2017.03.16
  • ドンナ ビアンカ(新潮文庫)

    ドンナ ビアンカ(新潮文庫)

    誉田哲也

    新潮文庫

    やっぱり口直し的な存在、魚住

    いやいや、いつもの誉田氏の作品とはテイストが違い、 最後はほっこりした気持ちにさせられました。 警察小説であるにもかかわらず、 恋愛話に比重が大きく、それがピュアでいい! 警察側(魚住視点)と、村瀬なる人物の2人の視点で物語は進み、 どこでどう交わるのか、事件の真相を考えるのも楽しめました。 ぜひまた彼女の活躍が読みたいです。

    10
    投稿日: 2017.03.12
  • なめて、かじって、ときどき愛でて(1)

    なめて、かじって、ときどき愛でて(1)

    湯町深

    Cheese!

    野獣系男子って2次元でしかいないから、需要があるのかな。。。

    もはや湯町先生のデフォですね(笑) 強引S男子に、それに流される天然系女子。 かわいいんですけどね、でもさすがに作者買いしている私としては、 別の設定、ストーリーも読んでみたいなぁと。 別作品になりますが、【臆病モノとおおかみちゃん】は 逆?設定で面白いです★

    6
    投稿日: 2017.03.11
  • ゆれるるる(3)

    ゆれるるる(3)

    加賀やっこ

    ベツコミ

    次作も待っています

    まさかの完結! 加賀やっこ先生の幻想的な絵とかストーリーとか、 大好きだけど、ちょっと揃いすぎ。。。というか どんどんリアリティがなくなっていく感がちょっと残念でした。 それとこの作品に関しては、頭身のバランスが不自然に感じられて。。。 前の作品まではそんなこと思わなかったんだけどなぁ。

    6
    投稿日: 2017.03.11
  • コーヒー&バニラ(5)

    コーヒー&バニラ(5)

    朱神宝

    Cheese!

    大多数の女の子が夢見る理想?

    もはや深見氏はエスパーです(笑) リサは甘やかされすぎて、本当にダメな子になっちゃいそう。 私の中でディズニープリンセスと同じカテゴリーに入りそう。。。

    7
    投稿日: 2017.03.11
  • 主よ、永遠の休息を

    主よ、永遠の休息を

    誉田哲也

    実業之日本社文庫

    また繰り返されるかも。。。だって生きてる。。。

    通信社の記者である主人公と、コンビニ店員の女の子の2人の目線で ストーリーは展開します。 前半この主人公の軽~い口調、仕事に対してやる気のない姿勢、 心のツッコミを面白く読み、 さらに能天気っぽい女の子の日常を読み。。。 さて、どこからが事件なのかと思っていたら、予想外の展開に。 もう最後はなんというか、やるせない、 「神も仏もいないのか」という定型文が思い浮かぶほどの暗雲たる気持ちに。 誉田氏の作品なので、こういう終わりは想像できましたが、 前半の軽い感じがギャップとなって、後半のダークが際立って感じました。

    10
    投稿日: 2017.03.04
  • 犯人に告ぐ 下

    犯人に告ぐ 下

    雫井脩介

    双葉文庫

    偽り、嘘、欺瞞、ばかり

    世紀の快作。。。(書籍説明より) 上巻と下巻の途中までは、ハラハラドキドキしながら読んでいました。 植草の動向はあれだけページを割いておきながら、あっけなく、 さらに最後犯人を追い詰めるあたりは疑問が残りました。 (ネタバレするので詳細は書けませんが) 6年前の事件の方も、結末が不自然に感じられて、 上巻で期待していた分、残念な気持ちに。 別の作品も読んでみようと思います。

    12
    投稿日: 2017.02.25
  • 犯人に告ぐ 上

    犯人に告ぐ 上

    雫井脩介

    双葉文庫

    続きが楽しみ!下巻も一気読みします

    雫井氏の作品を読むのは初めてです。 臨場感溢れる描写に、あっという間に読んでしまいました。 誘拐事件の見せ場、身代金の受け渡しからストーリーは始まり、 その後の展開も新鮮な感じがしました。 10年以上前の作品であるにもかかわらず、です。 コールドケースをテレビで特集して、視聴者情報を集める番組って、 昔は日本にあった気がするけど、今はないのかしら。。。

    10
    投稿日: 2017.02.21
  • 故意ですが恋じゃない(4)

    故意ですが恋じゃない(4)

    浅野あや

    Cheese!

    ちょっと期待ハズレ

    か、完結!? 尻切れトンボのような終わり方。。。 他では読めない設定とキャラがよかったのに、 最後に梢はよくあるツンデレになってた。。。 う~ん。。。

    6
    投稿日: 2017.02.11
  • ハゲタカ4 グリード(下)

    ハゲタカ4 グリード(下)

    真山仁

    講談社文庫

    Remember who you areー はアメリカ人だけのスピリッツではない、日本人だって

    最終章に入る直前まで、鷲津氏の意図がわからなかった。。。 なるほど。 自分はハゲタカだとうそぶき、 実は誰よりも(当事者たちよりも)ADのことをアメリカのことを考えている鷲津。 男気あふれる、サムライ魂を堪能しました。 それにしてもアメリカ人のことをよく観察し、アメリカ(人)ってこういうとこ、 というのがよくわかる描写です。 作中でジャッキーがブロードウェイミュージカルの『ライオン・キング』を見て奮起するシーンがありますが、 私にとっても『ライオン・キング』はオール・タイム・ベストです。 (全セリフ言えるくらい見てますし、レビュー名もそこから拝借しました)

    11
    投稿日: 2017.01.30