shimbaさんのレビュー
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シンメトリー
誉田哲也 / 光文社文庫
さらりと書かれる姫川玲子の名言に注目
12
シリーズの2作目から一気読み。
短編集ということに1話目を読み終わってはじめて気が付く(笑)
7話どれも短編にはもったいない内容の濃さでした。
シリーズ2作目と前後する話もあれば、もっと以前の話もあ…り、
時系列もバラバラ。
特につながりもないかと思いきや、目次のページにみなさまお気づきになったでしょうか?
表題作「シンメトリー」だけはもうワンステップ踏み込んだ結末がほしかったです。
(そんなのを想像してしまったので。。。)
続きを読む投稿日:2016.11.24
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レッドゾーン(下)
真山仁 / 講談社文庫
一体登場人物は何人になるのか?
12
最後の最後までハラハラさせられました。
金融業界はドライで、金儲け主義が大半という印象でしたが、
登場人物全員がそうではないのが、魅力的でした。
1人1人のバックグラウンドまで細かく設定されていて、
…よく考えられた作品なのだと感じました。
大切なのは情報と人脈か。
終盤は説明文章(会話文だけど)が多く、勢いに欠けましたが、
これだけ壮大なストーリー、説明していただかなくては難解です(笑)
マジテックのその後が知りたい。。。
※『レッドゾーン上』のコメントタイトルで書いた私の言葉、
下では鷲津氏が言ってました(笑)ただしラテン語で。
続きを読む投稿日:2016.12.29
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犯人に告ぐ 下
雫井脩介 / 双葉文庫
偽り、嘘、欺瞞、ばかり
12
世紀の快作。。。(書籍説明より)
上巻と下巻の途中までは、ハラハラドキドキしながら読んでいました。
植草の動向はあれだけページを割いておきながら、あっけなく、
さらに最後犯人を追い詰めるあたりは疑問が…残りました。
(ネタバレするので詳細は書けませんが)
6年前の事件の方も、結末が不自然に感じられて、
上巻で期待していた分、残念な気持ちに。
別の作品も読んでみようと思います。 続きを読む投稿日:2017.02.25
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新装版 ハゲタカ2(上)
真山仁 / 講談社文庫
すべて計算して動く鷲津、計算できるところがすごい
12
なんて魅力的な登場人物!
Ⅰから引き続き主人公の鷲津、芝野をはじめ、飯島でさえも(笑)
ホワイトナイトなんて言葉、久しぶりに目にしました。
一時期日本で流行っていた(?)買収合戦を思い出すストーリー。…
三つ巴でそれぞれの思惑が読めて、とても面白かったです。
「○○のため」と何人も言っているけれど、結局は利己主義。
最後は意外な終わり方!? 下巻が気になります。
(ネタばれするので詳細は控えます)
登場人物の説明などがちょこちょこ入るので、
この作品からでも十分楽しめますが、Ⅰから読むほうがベターかと。
Ⅰもお勧めできるほど面白いです★ 続きを読む投稿日:2016.06.29
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フラジャイル(6)
恵三朗, 草水敏 / アフタヌーン
早く続きが読みたい!と毎回思う
12
新巻通知後、即購入!
今回も盛りだくさんで面白かった~!
病理医勧誘会なるものの話、病理医の権威を診断、
さらに病院経営コンサルのシナリオ。
コンサルの窪田氏のセリフには、間違ってはいないのかもしれな…いが、
納得できかねる。。。といったモヤモヤ感があります。
いつでもブレない岸先生に拍手です!
新キャラもいい動きをしそうな予感★ 続きを読む投稿日:2016.06.23
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見えざる貌 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真
堂場瞬一 / 中公文庫
副題 「刑事の挑戦」 は大袈裟?(笑)
12
シリーズ2作目。
新米刑事の初日事件が1作目、から約1年後の話。
教育係の金魚の糞だった前作に比べて、1人で行動することが多くなったのは、成長かな(笑)
しかし、ミステリーなのに事件そのものよりも、
…主人公の行動に注目してしまう作品なんて、他にあるかしら?
逆に言えば、書かれている事件の面白さに欠けるのかも。。。
それがまたリアルさを感じるところでもあります。
続きを読む投稿日:2016.07.12