shimbaさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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コーヒーが冷めないうちに
川口俊和 / サンマーク出版
第4話、号泣。。。
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日本にいる親友が、私の誕生日プレゼントに送ってくれた本です。
普段こういう作品読まないんです!
タイムトラベル的なSFも好きではないし、
泣ける話も、作られた感がして好きではないんです。
でも!泣き…ました。
第1話を読んで、あ~ありがちなストーリーと思ったのも束の間、
以降、第4話まで泣いてました。
私にはこんな面倒くさい条件をクリアしてまで会いたい人がいない、
ということは、とっても幸せなことなんだ、と。
大切な人を、常に大切にしようと思います。 続きを読む投稿日:2016.07.14
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七つの会議
池井戸潤 / 日本経済新聞出版
育ち方って重要
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池井戸氏の作品はほぼ読んでいます。
特に銀行が舞台の作品は、勧善懲悪が強く出ていて、
読後感もスッキリします。
この作品はそれとは少し違い、
第八話で構成されていますが、すべて別の人間の視点で書かれ…ています。
パワハラ事件の裏に、重大な事件が隠されているのですが、
関わった登場人物の生い立ちが丁寧に書かれていて、
なぜその人はこういう行動をとったのか、がわかりやすくなっています。
悪いことは悪いんだけど、同情してしまう部分もあり。。。
結局のところ誰が一番悪いんだ?と、考えてしまいました。 続きを読む投稿日:2016.06.09
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感染遊戯
誉田哲也 / 光文社文庫
シリーズ化された推理小説ってパターン化されてくるものだけど、全くそんなことなし!次作にも期待大
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人気の姫川シリーズ、と手に取りましたが、
当の主人公はほとんど登場せず。
前作品まで脇役だった刑事たちが主役となります。
それぞれの人物が掘り下げられ、キャラを魅力的に感じました。
そして『シンメトリ…ー』に登場した、倉田氏まで出てくるとは。
4話から構成されていますが、はじめの3話を読んでいるうちは短編集かと思いました。
ゆる~いつながりは見えつつも、まさかの4話目ですべてつながる!
こういう構成、大好きです★
結末も悲しいながらもうまくまとまり、全編通して面白かったです。
ガンテツもノリも(倉田氏も?)これからも活躍してくれそう!
次作品も続けて読みます。
続きを読む投稿日:2017.01.01
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ソウルケイジ
誉田哲也 / 光文社文庫
シリーズ他作品も読んでみます
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シリーズ2作目、ですが1作目を読む前に読了。
冒頭の登場人物の紹介に辟易し、くじけそうになりました。
警察の肩書きが長すぎる。。。
時間はかかったものの、読み終えて満足です。
想像以上に猟奇的なトリッ…クと、暖かい父性愛がコントラストされ、
どちらも際立って印象に残りました。
今までに見たことのないトリックですが、本当にこのトリックが通用するのか疑問。
主要登場人物たちがみんな個性的で、なるほど、シリーズ化で長く活躍してくれそう、
と今後も期待しています。 続きを読む投稿日:2016.11.12
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シンメトリー
誉田哲也 / 光文社文庫
さらりと書かれる姫川玲子の名言に注目
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シリーズの2作目から一気読み。
短編集ということに1話目を読み終わってはじめて気が付く(笑)
7話どれも短編にはもったいない内容の濃さでした。
シリーズ2作目と前後する話もあれば、もっと以前の話もあ…り、
時系列もバラバラ。
特につながりもないかと思いきや、目次のページにみなさまお気づきになったでしょうか?
表題作「シンメトリー」だけはもうワンステップ踏み込んだ結末がほしかったです。
(そんなのを想像してしまったので。。。)
続きを読む投稿日:2016.11.24
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レッドゾーン(上)
真山仁 / 講談社文庫
さあ、賽は投げられた
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シリーズ第3弾。
(まだの方は「ハゲタカ」と「ハゲタカⅡ」をどうぞ)
所々で以前までのストーリー説明や人物紹介が入るので、
わかりやすく、無理なく読めました。
ますますスケールは大きくなり、山口、栃木…、大阪、上海、マカオ、香港、NYと
舞台は目まぐるしく変わります。
もはや国家予算か?と思うほどのディール金額に、
あまり身近には感じられません(笑)が、実際に行われていることかと。
話の展開に勢いがあり、一度読み出すと止まらない!
下巻での鷲津の活躍に期待大です。
続きを読む投稿日:2016.12.18