
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI
石田衣良
文春文庫
IWGPシリーズ第11弾
IWGPシリーズ第11弾で、第2シーズン。 お馴染みの登場人物にその時代の世相を反映した新しい物語。確かに読みやすいし、面白くないことはないけど、惹き込まれることはなかった。
0投稿日: 2024.04.28
あなた
赤川次郎
角川文庫
巡る因果は糸車
作者の作品は初めて。始めはありきたりな物語かなと思ったが、巡る因果は糸車という展開で、短編ではあるけど、惹き込まれて直ぐに読み終えてしまった。
0投稿日: 2024.04.28
ヒポクラテスの悔恨
中山七里
祥伝社
「ヒポクラテス」(法医学ミステリー)シリーズ、第4弾
「ヒポクラテス」(法医学ミステリー)シリーズ、第4弾。犯行予告があったとはいえ、自然死にしか見えない遺体を始めから解剖ありきで突き進むというのは説得力に欠けているように思えた。ただ、光崎教授の過去に絡めた事件の真相に至るところは、十分楽しめた。
0投稿日: 2024.04.28
オーデュボンの祈り
伊坂幸太郎
新潮社
デビュー作
デビュー作だとは読み終わるまで知らなかったけど、ちょっと不思議な話が飄々と展開されていき、結末に向けて伏線が回収されまくるという作者らしい作品だと思ったし、文句なく面白かった。
0投稿日: 2024.04.28
盤上の向日葵(下)
柚月裕子
中公文庫
解説が羽生善治(羽生をモデルにした登場人物も)
将棋を題材にしたミステリー。 実業界から異例の転身した天才棋士が主人公。 殺人事件と名作の駒の謎解きが骨格で、羽生をモデルにした人物も登場(作品の解説は羽生本人)し飽きさせないけど、やはり主人公の壮絶な人生模様が作品の核となっていて、惹き込まれた。
0投稿日: 2024.04.28
人間
又吉直樹
角川文庫
パーソナルな作品
明らかに作者をモデルとしたと分かる人物が登場するほか、主人公も作者の分身のように思えるし、かなりパーソナルな作品だと思う。それでも、やはり作者の文章とかは好きだな。
0投稿日: 2024.04.28
琥珀の夏
辻村深月
文春文庫
希望で終わる
作者らしく、登場人物の感情の機微が丁寧に綴られていて、惹き込まれた。単なる良い子なんてどこにもいないということに納得させられつつ、最後は希望で終わり、読後感も良かった。
0投稿日: 2024.04.28
滅びの前のシャングリラ
凪良ゆう
中公文庫
登場人物の心情に張り付くように
作者自身の言のとおり「登場人物の心情に張り付くように書いていくタイプ」であることが作者の作品の最大の魅力だと思う。最後の虚像の歌姫が人間性を取り戻していく話も好かったけど、その前の人類滅亡の直前に絆を得た家族等の話が凄く好かったな。
0投稿日: 2024.04.28
たゆたえども沈まず
原田マハ
幻冬舎文庫
兄弟愛
ゴッホ兄弟(フィンセントとテオ)の物語。生前には評価されなかった兄と支える弟の愛と苦悩が描かれているが、日本人の画商とその助手を絡ませることで、最後まで飽きることなく興味深く読めた。
0投稿日: 2024.04.28
盤上の向日葵(上下合本)
柚月裕子
中公文庫
作品の解説が羽生善治(羽生をモデルにした登場人物も)
将棋を題材にしたミステリー。 実業界から異例の転身した天才棋士が主人公。 殺人事件と名作の駒の謎解きが骨格で、羽生をモデルにした人物も登場(作品の解説は羽生本人)し飽きさせないけど、やはり主人公の壮絶な人生模様が作品の核となっていて、惹き込まれた
0投稿日: 2023.07.02
