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thutomuさんのレビュー
いいね!された数32
  • スイッチ 悪意の実験

    スイッチ 悪意の実験

    潮谷験

    講談社文庫

    納得感はなかったが

    作者の作品は初めて。スイッチの実験自体は、スイッチを押すインセンティブがないため納得感が薄く、それほどドキドキ感はなかった。ただ、それ以降の展開や、周辺のエピソードは興味深く、最後まで面白く読めた。

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    投稿日: 2024.04.29
  • 劇場(新潮文庫)

    劇場(新潮文庫)

    又吉直樹

    新潮文庫

    感情移入できる

    又吉の文体は何か好きだな。恋人の沙希は本当にいい子なのに、永田はどうしようもない奴で腹が立った一方で、変に意固地になるところとか分かるなぁと思ってしまった。感情移入できる話で、最後の切なさも好かった。

    0
    投稿日: 2024.04.29
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

    冷たい校舎の時は止まる(下)

    辻村深月

    講談社文庫

    デビュー作

    作者のデビュー作の学園ミステリー。かなりの長編だけど、デビュー作とは思えない内容(キャラクターの造形、伏線の置き方、感情の機微の表現等)で、飽きずに最後まで楽しめた。自殺したのが誰なのかや、ある人物の正体とか、わくわくして読めた。

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    投稿日: 2024.04.29
  • ある男

    ある男

    平野啓一郎

    コルク

    よくあるテーマだけど

    犯罪者の家族の悲劇というのは、いろいろな小説等で取り上げられているけど、ミステリー仕立てになっていて、最後まで飽きずに読めた。人種等に対する偏見や家族の愛情等も表現されていて深さもあったし、終わり方により読後感も好かった。

    0
    投稿日: 2024.04.29
  • さよならドビュッシー

    さよならドビュッシー

    中山七里

    宝島社文庫

    岬洋介シリーズ第1作

    火事で全身火傷の大けがを負いながら、治療と懸命のレッスンでピアニストとしてコンクールの優勝を目指す主人公に、火事やその後の不審な事件というミステリーを絡めていく話に惹き込まれた。犯人はやっぱりと思ったら、最後にどんでん返しが。

    1
    投稿日: 2024.04.29
  • invert 城塚翡翠倒叙集

    invert 城塚翡翠倒叙集

    相沢沙呼

    講談社文庫

    『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編

    『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編。前作は城塚翡翠自体が謎の存在だったのに対し、今作では正体が分かったうえで、そのキャラを生かした倒叙ミステリー。前作のようなどんでん返しはなくても、話に惹き込まれたし、十分楽しめた。

    0
    投稿日: 2024.04.28
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

    連続殺人鬼カエル男ふたたび

    中山七里

    宝島社文庫

    『連続殺人鬼カエル男』の続編

    『連続殺人鬼カエル男』の続編。作者の別シリーズの御子柴弁護士や光崎教授が登場するのはニヤリとさせられる。冒頭から意外な展開となり、話に惹き込まれ、まんまと騙されたけど、気持ちいい。最後の部分が、否応にも続編を期待させる。

    0
    投稿日: 2024.04.28
  • おやすみラフマニノフ

    おやすみラフマニノフ

    中山七里

    宝島社文庫

    岬洋介シリーズ、第2弾

    ピアニストで敏腕検事の息子が事件を解決する岬洋介シリーズ、第2弾。前作よりも音楽が前面に出ており、作者が音楽の専門家でないことに改めて驚かされる。犯人は予想通りだったものの、その周辺や裏の謎に驚かされたし、文句なく面白かった。

    0
    投稿日: 2024.04.28
  • 隣はシリアルキラー

    隣はシリアルキラー

    中山七里

    集英社文庫

    案の定

    脛に傷を持つ主人公と隣人である不気味な外国人技能実習生。展開に惹き込まれて結末を迎えたかに思ったけど、まだ随分ページが残っていたのと、「どんでん返しの帝王」と言われる作者の作品がこのまま終わるわけがないと思い直したら、案の定…

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    投稿日: 2024.04.28
  • ヒポクラテスの試練

    ヒポクラテスの試練

    中山七里

    祥伝社

    「ヒポクラテス」(法医学ミステリー)シリーズ、第3弾

    「ヒポクラテス」(法医学ミステリー)シリーズ、第3弾。今作は前2作に比べると、法医学ミステリーという観点からは正直弱いと感じたものの、単体の小説して読めば、作者の作品らしく、飽きさせずに、最後に予想外の展開もあり、十分楽しめた。

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    投稿日: 2024.04.28