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thutomuさんのレビュー
いいね!された数32
  • 透明ポーラーベア/I LOVE YOU

    透明ポーラーベア/I LOVE YOU

    伊坂幸太郎

    祥伝社文庫

    作者らしい

    恋愛アンソロジー『I LOVE YOU』収録の短編。 よくある恋愛ものじゃないのが作者らしい。 個性的な主人公と全編に溢れるユーモアと作者ならではの回収祭りで、最後まで飽きずに楽しく読めた。

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    投稿日: 2024.08.04
  • サクラ咲く

    サクラ咲く

    辻村深月

    光文社文庫

    青春小説

    表題作を含む中高生が主人公の青春小説3編。 中高生らしい純粋さを押し出した読んで気持ちのいい3編。 それでも物足りなさを感じさせないところに、作者の力量を感じた。

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    投稿日: 2024.08.04
  • ようこそ、わが家へ

    ようこそ、わが家へ

    池井戸潤

    小学館

    ドラマより面白い

    『ようこそ、わが家へ』(池井戸潤)、読了! 大分前(調べたら9年前)にドラマで観たけど、原作とは設定も随分違うらしいので、購読。 エピソードはドラマでも随分使っていたけど、主人公の設定にしても原作の方がいい。 それとサイドストーリーの会社でのミステリーがいいし、最後も一件落着で読後感もよかった。

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    投稿日: 2024.07.07
  • ふたたび嗤う淑女

    ふたたび嗤う淑女

    中山七里

    実業之日本社文庫

    シリーズ第2作

    シリーズ第2作。 新たなアシスタントが出てきて、何者かと思ったり、なぜ特定の人を攻撃するんだろうと読み進めていくと、また最後にどんでん返し! でも、結局、何が目的なのかはよく分からず、人を不幸にして喜ぶ根っからの悪女ということなのか。 唯一、人をだますときに仮名を使わないことには納得いかないけど、分かりやすくしているだけなのかなぁ。

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    投稿日: 2024.07.04
  • 嗤う淑女

    嗤う淑女

    中山七里

    実業之日本社文庫

    マインドコントロール

    ドラマが始まるそうなので、観る前に読まなきゃと思い、購読。 ドラマ観ちゃうと小説読む気なくなるので。 主人公の悪女が、容姿、言葉、態度で被害者を巧みにマインドコントロールしていく話に惹き込まれて、最後にどんでん返し!  作者らしく読者の期待を裏切らない。

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    投稿日: 2024.06.26
  • サブマリン

    サブマリン

    伊坂幸太郎

    講談社文庫

    因果はめぐる糸車

    家裁調査官が主人公の『チルドレン』の続編。 作者の作品らしくユーモアもあるし、主人公の上司を始めキャラの立つ登場人物が出てきて飽きさせないけど、因果はめぐる糸車のゆうな話に惹き込まれた。 前作よりも、ずっと面白かった。

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    投稿日: 2024.06.22
  • 純白のライン

    純白のライン

    三浦しをん

    文春文庫

    『シティ・マラソンズ』中の一篇

    シティマラソンをテーマにしたアンソロジー『シティ・マラソンズ』中の一篇。 しおん節とも言いたくなるユーモア溢れる文章で惹き込まれて、それでいて楽しいだけで終わらなく、すがすがしい終わり方で読後感も良かった。

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    投稿日: 2024.06.15
  • 中山七転八倒

    中山七転八倒

    中山七里

    幻冬舎文庫

    真の職業小説家

    中山七里は、エンタメに徹していて、真の職業小説家だと思っていたが、本作を読んでその考えがより強くなった。 シリーズものも含め、すべてリクエストに応えているだけというのは驚いた。 どんな注文にも応えられるプロ中のプロだと再認識。 作者の作品でまだ外れがないし、これからも理屈抜きに楽しませてもらおう。

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    投稿日: 2024.06.13
  • ルパンの絆

    ルパンの絆

    横関大

    講談社文庫

    『ルパンの娘』シリーズ第5弾

    『ルパンの娘』シリーズ第5弾。 相変わらずマンガチックだけど、読みやすいし、文句なく面白い。 夫が殺人事件の容疑者にされ、娘が誘拐されるという展開に加え、家族を含め主要人物の活躍もあり、秘密の暴露もあり、飽きさせない。

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    投稿日: 2024.06.08
  • 最果てアーケード

    最果てアーケード

    小川洋子

    講談社文庫

    不気味

    アーケードの店側の人々とアーケードを訪ねる人々の物語。作者の作品らしく、それぞれが個性的で、癖があって、奇妙で、そして不気味。「最果て」という言葉が作品を表しているのかもしれない。

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    投稿日: 2024.06.08