
僕が愛したすべての君へ
乙野四方字
ハヤカワ文庫JA
可能性ごと、愛する。感動!
同じ著者の『君を愛したひとりの僕へ』とセットものです。 どちらを先に読むのがいいのか。それはもう、あなたの運命が決めるのです……なんて。 こっちから、とも、あっちから、とも言えないところがこの作品の魅力であり、 かつ、その定まらなさが作品世界とリンクしているかのよう。 SFというと、どうしても力が入ってしまう人も、これは力を抜いて、リラックスしながら、 ガッツリ感動を味わえる作品です。 読んだ後、感想を語り合いたくなる、おすすめのタイムリープものです! この感動は大好きなどら焼き2個分くらい!(つまり、超、おすすめ!)
3投稿日: 2017.03.26
この嘘がばれないうちに
川口俊和
サンマーク出版
前作『コーヒーが冷めないうちに』以上の感動!
前作『コーヒーが冷めないうちに』に引き続き、 というより、前作以上の感動です。 今回は親友、親子、恋人、夫婦……。 タッチは前回同様軽めのタッチですが、 よりエモーショナルな印象が強くなりました。 何より、前回以上に泣けます……。 「不思議な」設定は変わらずですが、 その設定の背後にある物語の重みが初めて明かされます。 前作『コーヒーが冷めないうちに』を少しでも気に入った方は、 必読です!前作以上の感動が間違いなく味わえます。
2投稿日: 2017.03.22
嫌われる勇気
岸見一郎,古賀史健
ダイヤモンド社
何度も読み返し、繰り返し自分に問いたい一冊。
アドラー心理学について全く知識がない状態で 読み始めても、よくわかります。 自己啓発本をほどんど読んでこなかった人でも、 よくわかります。 現代の日本で生きているなら、 きっと心に刺さる箇所がたくさんあるはず。 あらゆる「縦の関係」を否定し、すべての退陣関係を「横の関係」とすること。 すべての人間は「同じではないけれど対等」 ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれる など。 何度も読み返し、自分に問いかけたい。 自分にとって大切な一冊を見つけました。
0投稿日: 2017.03.22
たかこさんが教えてくれた、ボウル1つで手づくりおやつ まいにち食べたい簡単お菓子&パン
稲田多佳子
学研
稲田多佳子さんのレシピに間違いなし!
手軽に作れて、子どもやお友達にも人気の稲田多佳子さんのレシピ集。 手軽に美味しいお菓子が作れて、お友達にもっていくて 「美味しい、すごい」と尊敬されてしまうという (すみません、すごいのは私ではなくレシピなんですが)。 もともと、この方のレシピは作りやすいものばかりでしたが、 それが「ボウルひとつ」とあっては! 特にメレンゲケーキが簡単で美味しく、 素朴でかわいらしくってお気に入りです! お菓子を作りたくなる、つくってみたら、その美味しさを、そして幸福感を周りの人に配りたくなる、 そんな一冊です。 お菓子作りに慣れてなくても、気軽に挑戦してほしい一冊です。
1投稿日: 2017.03.21
からかい上手の高木さん(1)
山本崇一朗
ゲッサン
にしし、と笑ってしまう!
まさに、からかい上手で上手な高木さんと西方くんの「少年ぽい」未熟さが ノリノリで楽しい。 いいな、いいな、いいな! 高木さんのちょっと本音をまぜたからかいと、 それに対抗しようとする西方くんがかわいいです(笑)。 老若男女、おすすめです! 追記:男子校出身者には特に刺さる、という説もあります。
0投稿日: 2017.03.20
まんがでわかる 伝え方が9割
佐々木圭一,星井博文,大舞キリコ
ダイヤモンド社
まんがになって、ますます「わかりやすい!」
どうして、伝わらないんだろう!に、 明確な答えをくれる一冊です。 しかも、まんがで物語ベースでなのでとってもわかりやすい。 もちろん、本書のように現実には全てがうまくいくわけではないけれど 「あの時の言い方が悪かったからかな」とモヤモヤするときに 本書の内容と照らしあわせて 「しょうがない」のか「やりようがあった」、どちらかの答えを出せるようになりそうです。 もちろん「伝え方」がわかる、というのも本書の魅力ですが 「みんな、悩んでるんだな」というので、ちょっとホっとしました(………、だって、ねえ?)
3投稿日: 2017.03.20
世界一美味しい煮卵の作り方~家メシ食堂 ひとりぶん100レシピ~
はらぺこグリズリー
光文社新書
美味しそうだし、美味しいレシピ!
タイトルにひかれて、表紙にひかれ、即断で購入しました! ・写真がいい! 見てるだけでお腹がすいてきます。 そして「あ、これ、おぼえがある!」という気持ちになります。 それは子供のころ、母の料理本を見ながら「こんなの作れたら、すごいなー」と眺めていたときのこと。 そう、「これ作れたらすごいなー」という写真でいっぱいなのです! ・作りたくなる! 手順がスゴクわかりやすく整理されてるので、ぱっと見ただけで どんな流れでやるのかが理解でき「おっ、これなら自分でできそうだ!」とウキウキします。 ・美味しい! そして、簡単なのにすごく美味しいお料理ができます。 幸せ~~。 そして、何より、中のイラストや説明の言葉がとても、優しい。 肩ひじはらずに、楽な姿勢で料理したくなっちゃう、いい本です! 子どもが眺めながら「ボクもやりたい!」と言ってました♪
3投稿日: 2017.03.17
シャーロック・ホームズの十字架
似鳥鶏
講談社タイガ
第一弾『シャーロック・ホームズの不均衡』より面白い!
そうか、第一弾はこのためにあったのか……と納得。 第一弾は設定にやや振り回された感がありますが 第二弾はテーマがはっきりしてきて、それがとても面白かったです。 「二頭の象が争う時、傷つくのは草だ」 アフリカの諺として引用されるこのテーマはずっしりきます。 軽めのタッチでとんでも設定で始まったこのシリーズ、なんだかおもしろくなってきた……、 続きが楽しみです!
2投稿日: 2017.03.17
人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書
坪田信貴
KADOKAWA
育児に限らず、自己肯定や職場の人間関係にも役立ちます!
子どもの伸ばし方、と表題にありますが、 子どもに限らず、自分に、そして職場の部下との関係にも有効だと思います。 冒頭にあるテストで自分のタイプを知り、自分の傾向と対策(笑)を読む。 なるほど、と思います。 全てがピッタリあてはまるわけではないけれど、 自分で納得できる部分を見つけて自己肯定に役立つと思います。 また、子供と二人でやってみましょう、というものもありますが、 大人だとその後の人間関係にヒビが入るかもしれませんが(特に仕事関係)、 夫婦などは、有効だと思います……。 ボリューム的にもかなり手にとりやすいのでおすすめです。
1投稿日: 2017.03.15
シャーロック・ホームズの不均衡
似鳥鶏
講談社タイガ
似鳥鶏さんらしい魅力の設定
ちょっと変わった設定に濃いキャラたちが登場するミステリー。 冒頭のお話はなるほど、な展開なのですが、回を追うごとに「特殊」感がでてきます。 あと、「講談社」が実名ででてくるところに「アレ?」って思いながら そのお茶目なフリに笑みがこぼれました。 ミステリーを解く楽しさ、よりも キャラ立ちした登場人物の魅力を感じました。 本文前の「頭脳チャレンジ」は全くわからず……。こういう手の込んだつくりが面白いですね。
1投稿日: 2017.03.15
