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でんきぶらんさんのレビュー
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  • 陰の季節

    陰の季節

    横山秀夫

    文春文庫

    横山秀夫すごいわ。最高の警察小説

    ある県警を舞台とした短篇集だが登場人物が他の短編にも出てきて、脇役ではあるがまた重要な人物として登場する。読み進むたびに名前が出てくるとこちらまで緊張間が伝わってくる。 事件ものと言うより警察組織の話しで内容としては重い作品だけれども、人間心理が半端無くぐいぐい自分まで追い込まれる錯覚さえ起こす。

    6
    投稿日: 2015.03.11
  • 氷菓

    氷菓

    米澤穂信

    角川文庫

    日常の中の不思議なこと

    事件や事故ではなく日常の中にもミステリーがあると言う焦点がなかなか面白いです。短篇集的でさくさくと最後まで一気に読めました。 アニメ化もされてるそうなので今度借りて見ようかと思います。

    2
    投稿日: 2015.03.01
  • 月光ゲーム

    月光ゲーム

    有栖川有栖

    創元推理文庫

    有栖川有栖のデビュー作

    著名な作家さんの長編デビューとして十分楽しめました。 事件自体はキャンプにやっていた学生達が火山により取り残され・・・ そして、一人、また一人と殺人が行われていく。関連作品も含めるとかなりのシリーズ小説なので、これから読んでいくのも楽しみです。読者に「犯人は誰だ!」と読者への挑戦があるのも新鮮でした。

    3
    投稿日: 2015.02.15
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

    笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

    森博嗣

    講談社文庫

    「トリックだけわかった人が一番騙されている」

    メイントとして進行するミステリーは古典的でそこまで驚きもなく読めました。テンポもよく過去作では一番よかった。 あまりにもあっけない終わりと意味ありげなラストの会話シーン。そして「笑わない数学者」の意味するものとは。 自分では理解不可能で感想や解説HPとかで調べてみると・・・。逆トリックだとー。なんじゃ~!

    5
    投稿日: 2015.02.08
  • 旅者の歌 始まりの地

    旅者の歌 始まりの地

    小路幸也

    幻冬舎文庫

    3部作の序章!丁寧な背景設定でどのような困難が待ち受けてるのか

    兄が馬に姉が鷹に許嫁が猫になり、人の心を残したまま野獣に変身してしまった。主人公は人間に戻すべく、旅者となり4人で見果てぬ大地を目指す冒険ファンタジー。 ちょうどStoreで特集組まれてて、無料冊子「小路幸也 解体全書」を読んだら面白そうな作家さんだったので購入してみました。 必ず最後はハッピーエンドにすることがモットーだそうで他の作品も含めて楽しみな作家さんです。 代表作の「東京バンドワゴン」シリーズも気になる。

    5
    投稿日: 2014.12.25
  • アヒルと鴨のコインロッカー

    アヒルと鴨のコインロッカー

    伊坂幸太郎

    創元推理文庫

    もう一度映画も見てみたい

    この作品の出会いが映画からだったのである程度はあらすじを知ってたのですが、改めて伊坂先生に魅了されました。ストーリーも良いのですがやっぱり登場人物達が生き生きしてて、ちょっと重い話しとショッキングな箇所も幾つかあるのですが、最後は読みきった充実感でいっぱいです。

    4
    投稿日: 2014.12.20
  • 重力ピエロ

    重力ピエロ

    伊坂幸太郎

    新潮社

    「春が2階から落ちてきた」

    冒頭のセリフからぐいぐい引き込まれていきます。 伊坂先生の作品をデビュー作から読み続けて楽しみなのは、他の作品とリンクしてて本作にも何名かの方が登場しており、他の作品にも出てきます。映画化もされてるそうなので見てみたいと思います。

    4
    投稿日: 2014.12.16
  • 万能鑑定士Qの事件簿 III

    万能鑑定士Qの事件簿 III

    松岡圭祐

    角川文庫

    万能鑑定士、凛田莉子の第3弾!

    いやー面白かった。非常にテンポがよくて一気に読めます。 雑学的なネタも随所に散りばめられて読んでてたのしいですよ。

    1
    投稿日: 2014.12.15
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    迷路館の殺人〈新装改訂版〉

    綾辻行人

    講談社文庫

    小説の中の被害者が現実の被害者になる

    館シリーズでお馴染みの島田潔の所に一冊の本が届く。 この作品は現実のある殺人事件を直接の題材として書かれたもので、もちろん昨年の4月に島田も関係者としてその中に居た。 館に集められた4人の推理作家がこの小説の中で自分を被害者にした小説を書くと言うコンテストが行われ・・・・小説で書かれた内容に沿って殺人が行われたと言う事件だ。島田はその送られた本を読み始める。 色々なトリックによって何度も惑わされ、ラストのどんでん返しはなかなかよかった。順を追ってシリーズを読んでるが一番おもしろかった。

    0
    投稿日: 2014.12.01
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

    冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

    森博嗣

    講談社文庫

    ドラマ仕立て

    やっぱりこのシリーズは好き嫌いが分かれる。はっとするようなミステリー小説ではないので後半が辛い。 前作よりは少しマシになったけど、解説シーンがやたら長ったらしくて今回も中だるみになってしまった。このまま読み続けるのかはキャンペーンなど安く手に入ったときか。

    2
    投稿日: 2014.11.28
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