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レビューネーム未設定さんのレビュー
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  • 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

    青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

    鴨志田一,溝口ケージ

    電撃文庫

    青春症候群という荒唐無稽な設定でグイグイ押してきます

    イジメのスタイルに、相手を空気のような存在として無視するというのがありますが、それを突き進めたらどうなるんだ?という思考実験です。そんなシチュエーションにはまり込んだ主人公とヒロイン。おお、これからどうなるんだろうと楽しく読みました。 重箱の隅をつつくような文句を言うと、最後の理由付けが弱いんですが、まあそれはいいか。最後も主人公らしくビシっと決まって読後感がいいですね。 んで、こういうのは一巻ものかなと思ったら続きもあるんですね。でも、大量の未消化設定があるし、この作者ならラストシーンで示されたシチュエーションも面白く料理してくれそうなんで、次を読みたいですね

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    投稿日: 2015.04.04
  • 明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。

    明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。

    藤まる,H2SO4

    電撃文庫

    うまく作られた話です

    内容は煽り文のとおりです。よく考えられた展開で、うまく話を作ってあり、最後のあたりも感動させながら爽やかに決着させています と、ラノベ的には優れた作品なんですが、それなりに(といってもそんなに沢山ではなくとも)本を読んでいると、テンプレの組み合わせに見えてしまいます。まあ、おっぱいボヨヨーンみたいな内容よりはるかにマシですが、ひねたオッサンが読む本ではなく、本というものを読み始めた中学生あたりにオススメしたい内容でした

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    投稿日: 2015.04.04
  • 破妖の剣 外伝2 ささやきの行方

    破妖の剣 外伝2 ささやきの行方

    前田珠子

    集英社コバルト文庫

    面白かった

    簡単にストーリーを書こうかと思いましたが断念しました。随分入り組んでます。ざっくりした感想のみ書いておくと「面白い」。 いやー、短編集なんですが、シリーズにおける重要な話が混ざっていて見落とせないです。破妖の剣5 翡翠の夢2の後に読んどいた方がいいと思います。ラスボスもなかなか魅力的だったなあ。 後半の話は本当に外伝なんですが、これもちょっと胸が締め付けられるようないい話でした これで順調に完結できてれば本当にいいシリーズになったと思うんだけどなあ

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    投稿日: 2015.03.25
  • 詰みかけ転生領主の改革 4

    詰みかけ転生領主の改革 4

    氷純,DOMO

    MFブックス

    完璧超人ソラ

    なんだかソラ様が経済俺TUEEをやってるのをひたすら読んでる感じになりました。 教主とかよくわからない銀髪の女とかあるんですが、あまり盛り上がらないんです。読むのはここまでにします

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    投稿日: 2015.03.25
  • 灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ

    灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ

    十文字青,白井鋭利

    オーバーラップ文庫

    新世界編?

    MMORPGをやったことは無いのですが、「新ワールド開放!」みたいなモンでしょうか。これまでの、一ページ目から死ぬんじゃ無いかとハラハラする、ダンジョンアドベンチャーみたいなノリから少し変わって、死の恐怖がちょっと薄れました。それは、単独パーティーの話ではなく、別のパーティーと一緒に探索するからかもしれません もう一つのパーティーは、ノリがちょっとランタっぽいので、ちょっとウザイ&明るい感じになっています。 少し毛色の変わった話になったように思います。面白さで言えば4巻までの方が上ですが、時にはこういうのもいいかと思いました。 でも、最後は結局死と隣り合わせの戦闘になるのね・・・ ところで、「キサラギ」はグリムガルドを背景世界にした別シリーズの「大英雄が無職で何が悪い」の主人公と同じ名前で、性格も似たところがありますが、別人物のようです。カメオ出演あるいはスターシステムみたいなもんでしょうか 評価は3か4で迷いましたが、まあ4で

    1
    投稿日: 2015.03.25
  • 大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector

    大英雄が無職で何が悪い 01 Soul Collector

    十文字青,エレクトさわる

    オーバーラップ文庫

    グリムガル、コメディ編的な

    自分は挿絵はあまりレビューしませんが、本書の最初の挿絵には笑いました。というより、主人公の来ているパーカーに入った文字が・・・ ま、それはいいとして、本作は「灰と幻想のグリムガル」の世界を下敷きにした作品となります。「・・・グリムガル」は昨今はやりのMMORPG世界に異世界転生された現代人が冒険するという設定なのですが、同じ世界に飛ばされた別の主人公の話なわけです。こういう場合にありがちなスピンアウトの短編集ではなく、まったく別の話となります。 「・・・グリムガル」は非常に緊迫感のある、主人公がじわじわ成長してゆくのをハラハラしながら見守る感じですが、本作はもっと明るいノリです。更になぜか俺TUEE系になっちゃってます。敵の強さは似たようなモンだと思うんですけどね。展開もよりフリーダムです。このセオリー無視な感じは、「・・・グリムガル」よりもなろう系のノリに近いと思います。 なろう系を説明しておくと「小説家になろう」というサイトがあって、最近そこ上がりのラノベが大量に発売されています。どういうわけか、ほぼ全てMMORPG世界に転生するという内容で、プロ編集者なしで書かれるので展開がお約束に縛られず先が読めないことが多いです んで、面白いかというと、うーん、「・・・グリムガル」の方が面白いかな。ピンチがあまりピンチに感じられないので。でも、こういうコミカルなのも作者の持ち味なんで、気楽な十文字青を楽しみたい人にお勧めでしょうか。

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    投稿日: 2015.03.25
  • Re:ゼロから始める異世界生活 1

    Re:ゼロから始める異世界生活 1

    長月達平,大塚真一郎

    MF文庫J

    リプレイものです

    この手のリプレイものは一つのジャンルとして存在すると思います。自分が知っているのはケン・グリムウッドのそのものズバリの「リプレイ」がありまして、世界幻想文学大賞を受賞している有名な小説です。本書の読後に「all you need is kill」に似ているというレビューを見ましたが、それは確かにその通りで、具体的なプロットがかなり似ています。ただ、自分からするとどっちも似たようなレベルだから、気にせず読んだらいいかなと思います さて、本作はリプレイものですが、小説投稿サイトあがり、いわゆる「なろう系」でして、可愛らしくテンプレなヒロインと転生してきた主人公という組み合わせになります。なかなかユーモラスで楽しいのですが、突然ハードなシーンが差し込まれたりします。この辺はなろう系だなあとおもいます。 あと、リプレイものはシリーズものに出来ないと思うんですが、本シリーズは結構冊数を重ねてるんですね。次はどうなるのかかなり興味があります。まあリプレイものであるという以外は、典型的な第一巻で、登場キャラの掘り下げやこの世界の抱える事情がまったく分からないわけで、普通に話を続けても面白そうですけど。 この本も続きが楽しみな第一巻となりました

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    投稿日: 2015.03.11
  • ブラック・ブレット 神を目指した者たち

    ブラック・ブレット 神を目指した者たち

    神崎紫電,鵜飼沙樹

    電撃文庫

    人気のラノベなんですが・・・

    アニメが今ひとつでしたが活字だと面白いかも知れないと読んでみました。 人類が滅びかけているというディストピア的な世界です。そして、原因は、生物に感染して遺伝情報を書き換えて人類を狙うモンスター化させてしまう「ガストレア」で、そいつらは特殊な金属に弱いので、その金属で出来た武器を持った人間と、ガストレアと人間のハーフがペアでガストレアと戦うのです。・・・まあ、かなりの厨二ですね メインの要素はバトルですが、ガストレアと人間のハーフ(ヒロイン9が差別されているという、反差別がもう一つのテーマです。そのあたりが心に響く人にはいいと思います。 で、実際に読んでみると、アニメ版より好印象でしたが、結局のところ説教クサイのが自分には駄目でした

    1
    投稿日: 2015.03.11
  • 東京レイヴンズ12 Junction of STARs

    東京レイヴンズ12 Junction of STARs

    あざの耕平,すみ兵

    月刊少年エース

    微妙・・・

    本巻は陰陽塾の仲間達が合流する話なんですが、なんだろう、離ればなれのシチュエーションで巻数を掛けすぎましたかね。溜めのあとの感動の話のはずなんですが、今ひとつ乗り切れませんでした。 登場人物達の成長自体はうまく書かれていると思います。大友陣の危うさっぷりも進んでいますね。彼のファンなので、道満に飲み込まれずにフィナーレを迎えて欲しいけどなあ 春虎サイドはかなり描かれているのですが、本巻ラストでは敵方の多軌子がババーンと登場します。次巻はいきなり大バトルになるのかな?

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    投稿日: 2015.03.11
  • ヴィクトリアン・ローズ・テーラー10 恋のドレスと秘密の鏡

    ヴィクトリアン・ローズ・テーラー10 恋のドレスと秘密の鏡

    青木祐子,あき

    集英社コバルト文庫

    コーネリアは印象深いです。全体的には溜の巻かな

    本作も巻が進み、だいぶ複雑になってきました。メインのお話はコーネリアの恋のお話です。コーネリアはなかなかに癖のある女性で、貴族の娘として、結婚に対して冷めた見方を持っています。コーネリアは、アップルの異母姉妹の姉ですし、妾(アップルの母)に愛を奪われてしまった母の娘ですから、鬱屈した思いを抱えています。しかもそんな自分を客観的にに眺めるような冷静さを持ちます。お相手はビアード。下級貴族の息子として結婚をてこにして成り上がろうという青年です。そして、シヤーロックの友人でもあります。貴族としての打算も十分出来るコーネリアは、彼の求愛の言葉の裏の計算すら分かった上でビアードとの恋愛に臨んでいるのですが、アップルにビアードを引き合わせる事になってしまいます。 さて、コーネリアはアップルに闇のドレスを着せるのか?彼女にクリスが作った恋のドレスはどうなるのか? そんなメインストーリーの合間にシャーロックは悩んでいます。ま、身分違いですからね。クリスとシャーロックの恋に関してはいわば溜の巻でした。自分は鬱々としたのが苦手で、コーネリアも癖のある人物なので、本巻にも大変苦戦しました。しかし、静かながらハラハラさせるところがあり、登場人物達の心情も細やかに書いてあって、満足した読後感になりました。

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    投稿日: 2015.02.15
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