
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
宇野朴人,竜徹,さんば挿,さんば挿
電撃文庫
最近人気の戦記物
あまりラノベの状況とか知らず乱読している自分ですが、最近ファンタジーの戦記物が増えてきたなと感じます。大規模な戦をちゃんと書いてあって、読み応えがある作品が多いです 本作もそのような作品の一つかと思います。宗教を重視して科学を軽視する、斜陽の帝国が舞台の小説です。主人公は軍師タイプで知略でもって戦います。ヒロインは優等生で何でも出来るけど、あえて言うなら超絶剣士です。あと、本物のプリンセス(ただし幼女)や他のお仲間もいます。 具体的な内容としては、前半はいきなり船が難破して、みんなで戦争中の敵国に流れ着き、さあこれからどうするっていう内容です。学生なんで、いろいろな事が初体験で、この世界を知らない読者としてもついて行きやすいです。主人公君の機転も十分楽しめました。後半は、主人公の采配の見事さを楽しむことが出来ました。ヒロインや脇もしっかり活躍します。 戦記物は大分多いので、ちょっと辛めの批評になりますが、主人公君の怠け者な描写がかなり強いのと、何でも知ってる超人っぷりが凄すぎるのが気になります。あと、プリンセスは主人公に目的を与えているのですが存在感がうすいですね。 全体的には面白かったので星4で
4投稿日: 2015.04.15
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2
大森藤ノ,ヤスダスズヒト
GA文庫
サポーターっていう発想がいい
話の流れとしてはオーソドックスな人情ものですが、本巻のヒロイン「リリ」の職業が面白いです。 冒険者を戦闘に集中させるための「サポーター」。荷物を持ったり、戦闘後のお宝拾いをしたり換金したりするのです。現実世界に冒険者なんて職業があったら確かにこういう職業は必要でしょうね。芸能人のマネージャーみたいな存在でしょうか。あるいは、執事とか。 そういう設定と、リリの生い立ちの設定、彼女の属するファミリアの謎など、いろいろな要素が絡み合って楽しかったです。ストーリーがシンプルで登場人物が絞ってあるから複雑なディテールが楽しめるのかもしれません 人気もうなずける出来だと思いました
3投稿日: 2015.04.15
トマ・ピケティ『21世紀の資本論』を30分で理解する! 週刊東洋経済eビジネス新書No.76
週刊東洋経済編集部
東洋経済新報社
一部しか読んでいませんがおもしろい
残念ながら最初の池田信夫の部分だけ読んでのレビューです。全体の半分くらいになるかと思います ピケティの主張はr>gというシンプルな式で説明が付きます。うーん。素晴らしいですね。シンプルな結論はやっぱりそれだけ真理に近いという印象があります rとは要するにお金をどこかに投資したけっか得られるリターンで、gとは全体の経済成長率です。 r>gってことは、つまり、生まれながらの金持ちは、経済成長率よりもお金を儲けちゃうって事です。ということは、パンピーはその分だけリターンが少なくなります。すると格差はどんどん広がるじゃん!ってのが彼の主張なんですね え?でも我々は割と公平な世界にすんでるじゃんという皮膚感覚については、世界大戦で格差がリセットされたからという説明になっています 彼が明らかにしたのは、そういう現象があるということで、どうしてそうなるかという理論はこれからという段階のようです なるほどとてもインパクトがある内容です 池田信夫はリベラルな印象が強い人ですが、彼の書いた部分は中立でしかも分かりやすくてとてもよかったです。300円払って凄くよい知識を得させてもらったという感想です ただ、ピケティの主張は大喜びで左の人達に利用され、右の人達にはケチを付けられています。どっちもまとめて滅んで欲しいですが、現状のマスコミはどうしたって両方の極端な人達の主張を垂れ流しますのでしかたありません。 本書の残りの部分は、どうもその左っぽい人達が一杯コラムを書いているようです。 まあ、最初の解説を読んだ後は原著の訳本を読むしかないんでしょうねえ
2投稿日: 2015.04.12
さまよう神姫の剣使徒2
すえばしけん,H2SO4
富士見ファンタジア文庫
だいぶ駆け足でした
一巻はなかなか快調だと思ったのですが、本巻は打って変わって息苦しい感じになりました。たぶん、話が完全に内輪の暗闘劇になったからだと思います。それから、最後のあたりは設定を垂れ流している感じになりました。本来なら数巻かけて説明するような事では無いかと思います。 これはたぶん、本巻で打ち切りになるってことかなと思います。一巻はそんなに悪い感じじゃなかったのになあ。後書きで書くのに苦労したと作者が述べてましたから、このシリーズの設定は作者が受け付けなかったのかなあ
0投稿日: 2015.04.12
この素晴らしい世界に爆焔を! めぐみんのターン この素晴らしい世界に祝福を!スピンオフ
暁なつめ,三嶋くろね
角川スニーカー文庫
スピンオフです
いつもキャラ掘り下げ短編集は読まないんですが、読んでみました。 めぐみんとゆんゆんが同じ学校に通っていた頃の話です うん。おもしろくない。まあ5巻の内容がよくわかるようにはなります
0投稿日: 2015.04.12
この素晴らしい世界に祝福を! 3 よんでますよ、ダクネスさん【電子特別版】
暁なつめ,三嶋くろね
角川スニーカー文庫
ラストの戦闘は必見
5巻まで読んだ上での感想です 本巻から、3人のヒロインに順番に光が当たる話になります。トップバッターはダクネス。 曰くありげな生い立ちも本巻で明かされますし、そのマゾ芸はもう達人の域です。戦闘では、いつも役に立ってるんだか立ってないんだかよく分かりませんが、マゾ芸は常にヒロイン達の先頭に立っていますね 今回の幹部の名前はバニル。これまたものすごくいいキャラです(まあ男ですが)。いつも感心するんですが、ギャグなのにクライマックスまでの戦闘の流れがすごくいいですね。全員が活躍してます(ダクネスは主としてネタ方向ですが)。ラストシーンもズバッときまって本当にオススメです
5投稿日: 2015.04.12
ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた 5
桂かすが,さめだ小判
MFブックス
マサルは魔物の侵攻からエルフ達を守れるか?
ってな副題がつきそうな感じです。 前半は冒険者をやめたナーニア達とのほのぼの話です 後半はエルフの姫が出てきて、凄い物量の魔物と戦います。話としてはこっちがメインでしょうか。ひたすら攻めてくる敵を、高レベルメイジが延々魔法を撃ってやっつけるイメージですね。これまでの戦いともちゃんと違っていて、楽しく読めました。なろう系は著者が素人なんで、この辺の巻数でアイデア切れやマンネリになることが多いように思いますが、今のところ楽しめています しかし、魔法の描写とか読むと、マサル達もなかなか強くなったなあと思いました。魔王との対決も近いような
1投稿日: 2015.04.12
スクランブル・ウィザード5
すえばしけん,かぼちゃ
HJ文庫
短編集的な
一花との戦闘以来寝込んでいた十郎の周りで起こる出来事を短編仕立てで書いてます 最後は、一花のバックやかつての同僚と戦う決心をして終わりです。自分はキャラの掘り下げ短編には評価がからいので3で
0投稿日: 2015.04.12
ダンジョン飯 1巻
九井諒子
HARTA COMIX
めっさおもしろい
マッタリしたペースで、モンスター料理をひたすら書いてます。スライムの干物とか非常にいい感じですね 一話で一食、捌き方から味までじっくり書いてます。なんか説明しづらいなあ。ワンアンドオンリーなテーマのコメディなんで、是非一読どうぞ
1投稿日: 2015.04.12
この恋と、その未来。1 -一年目 春-
森橋ビンゴ,Nardack
ファミ通文庫
広島弁がかなりいい味だしてます
森橋ビンゴらしく甘酸っぱい恋愛が描かれています・・・・・・・・んが、性同一障害が重要なテーマになってます うーむ、自分はBLとかゲイとか、そっちの恋愛小説は好みじゃ無いんですよ。 評価はなしとしたいですが、それは出来ないので3で
0投稿日: 2015.04.12
