Reader Store
レビューネーム未設定さんのレビュー
いいね!された数759
  • この素晴らしい世界に祝福を! 5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!

    この素晴らしい世界に祝福を! 5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!

    暁なつめ,三嶋くろね

    角川スニーカー文庫

    カズマ大モテ(ホモ的な意味で)

    本巻のメインはめぐみんと紅魔の里の話です。例によって前半は別で、カズマ達が紅魔の里に行く道中の話です。安楽少女っていうモンスターの生態とか、オークに危うく奪われそうになるところ(カズマが)とか、よく出来ています 後半の紅魔の里はこれまた面白い。めぐみんの性格から、「そうくるか~」と感心してしまいました。 本巻でも魔王軍幹部が登場します。それで、幹部と対峙する過程で、これまでの5巻かけてじっくり張り巡らされた伏線が回収されます。いやー、素晴らしいですね。見事に決まりました これまで、常に軽いノリで終始面白く、敵は趣向を凝らして飽かせず、最後で5巻かけて書いてきた設定を完成させるなんて凄いです ラノベのファンタジー好きに強力オススメします

    3
    投稿日: 2015.05.04
  • この素晴らしい世界に祝福を! 4 鈍ら四重奏 ~ナマクラカルテット~【電子特別版】

    この素晴らしい世界に祝福を! 4 鈍ら四重奏 ~ナマクラカルテット~【電子特別版】

    暁なつめ,三嶋くろね

    角川スニーカー文庫

    アクアをあがめる者達はやっぱりちょっと・・・

    5巻まで読んだ上での感想です 本巻のメインはアクア。アクアが自分をあがめるアクシズ教の総本山に出かけます 前半はランナー祭です。超スピードを競い合うモンスターと対峙します。毎回蹂躙されようとして(変態)、矢面に立つんだけどすべってしまうダクネスが面白い。 後半はアルカンレティアです。温泉の町です。さすがアクアの教徒達で、町の内情は随分笑えるものでした。魔王軍の幹部も出てきます。 うーん。本巻も面白かった。前半も笑えたし(あっさりカズマが死ぬところとか)、後半もアクシズ教徒が楽しかった。超安定の4巻でした。借金問題が解決したのもいいですね。ずっと貧乏のまま通す作品もあるけど、途中から不自然になるもんね。

    1
    投稿日: 2015.05.04
  • 棺姫のチャイカVII

    棺姫のチャイカVII

    榊一郎,なまにくATK

    富士見ファンタジア文庫

    大体アニメ版と同じ

    本書の内容はアニメ版とほぼ同じでした。過不足ないエピソードでした 閉ざされた島の冒険活劇で、なんだかずいぶんなピンチでしたが、なるほどと思わせる解決法でした。クライマックスも物語の秘密と絡んでいてなかなかよかった。 あと、魔法操作で生まれた獣人の悲哀と、改造フェイラは、設定をうまく使ってるなあと感心しました。ヴィヴィがチャイカになり損なうシーンは凄いアイデアだとおもいます。アニメだとなんでチャイカになり損なったのかよく分からないのが、書籍版ではちゃんと書いてあります。疑問だった人は読んでみてはどうでしょうか ニーヴァ・ラーダはアニメの方が視覚的な迫力がありましたね。 全体的によく出来た職人(軽小説屋)の仕事だと思いました

    1
    投稿日: 2015.05.03
  • スカイ・ワールド3

    スカイ・ワールド3

    瀬尾つかさ,武藤此史

    富士見ファンタジア文庫

    ゲームシステムに挑戦し始めます

    ヒカルが新たな仲間に加わります。今までの所、スカイワールドの秘密が縦軸で、ジュンの仲間(ハーレム)の抱えるそれぞれの事情が横軸になっています。本巻の中心は彼とユーカリアについてですね。 スカイワールドの秘密については、キーサンドラとの絡みや、彼女が巻き込まれる大事件を追っていくことになります MMORPGの特性をうまく冒険活劇に取り込んであって、ユーカリアの事情もうまく絡んで、安定の面白さでした。ま、その分ヒロインかすみの影はとても薄かったですけど。次も読みたいですね

    0
    投稿日: 2015.05.03
  • フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~ 6

    フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~ 6

    埴輪星人,ricci

    MFブックス

    砂漠で大暴れ

    相変わらずメシを作って、制作スキルTUEEっていう作品です。ダール王国の導入部ですね。敵の正体もチラッと出てきます。 メインは砂漠の迷宮ですが、かなりの搦め手ですねえ。バルドも出てくるんですが、あっさり打ち落とされちゃいました。 なんだかんだで割と面白いんだけど、マンネリだし、恋愛模様も読んで面白いと言うほどでもなし・・・という感じですねえ

    0
    投稿日: 2015.04.26
  • 王手桂香取り!

    王手桂香取り!

    青葉優一,ヤス

    電撃文庫

    将棋のディープな世界を軸に据えたラブコメ

    最近、趣味やスポーツで内情に詳しい人が、ディープな知識を使いながら書くラノベが増えてきました。本作もその一つです。 プロ棋士って目指すの大変そうだからなあ。練習に将棋ソフトを使うとか、局面の心理状態とか面白かったです。 もう一つの軸はラブコメですが、こっちは今ひとつでした。すごくありふれた感じです。まずまず面白かったけど、読むのはここまでにしようかな

    0
    投稿日: 2015.04.26
  • 掟上今日子の推薦文(単行本版)

    掟上今日子の推薦文(単行本版)

    西尾維新,VOFAN

    講談社

    パズル

    短編集だった第一巻からうって変わって長編です。登場人物に関しても、一巻で今日子とならぶメインキャラだった厄介があっさりリストラされてしまいました。事件を引き寄せる体質って、好きな設定だったんだけどなあ。ただし、今日子さんはホームズにおけるワトソンみたいな狂言回しが必要なタイプの探偵なので、厄介の代わりに親切守というキャラが登場します。あまり癖のないキャラです それと、剥井陸という重要なサブキャラクターが出るのですが、彼は面白いですね。学校にも行かず鉛筆で絵ばかり描いている、小生意気で鋭い小学生です。戯言シリーズで後にどんどん膨らんでいった(とはいえ、自分はそれらの作品群をまったく読んでいないのですが・・・)零崎人識を彷彿とさせます。この子もシリーズに関わってくれたらいいなあと思います。 あいかわらずミステリーはよく分からない自分ですが、本作はタイトルを含めて最後にパズルがかちんと合う構成になっておりまして、そこは好きでした。うん、なかなか面白いと思います 本作の中心人物は和久井ですが、額縁師なんて始めて知りましたね。彼の性格や。事件の舞台のビルディングの成り立ちなど、なかなか面白かったです 全体的には読んで楽しい作品でした。万人にお勧め出来ると思います ところで、後書きによると ・今日子の過去はまだ設定出来てない ・前回は短編集、今回は長編だったが、また短編や中編もやりたいね だそうです。厄介も再登場して短編集などもあるかもしれませんね

    3
    投稿日: 2015.04.26
  • スチームヘヴン・フリークス2

    スチームヘヴン・フリークス2

    伊崎喬助,凱

    ガガガ文庫

    二巻も快調

    本巻のテーマは友情。トライデントで唯一出ていなかったシルフとザジに芽生えた友情や、ザジとニコラスの信頼感。トライデント内でいがみ合いながら互いを認めるウンディーネ達といったところです ニコラスとウンディーネが似たもの同士でののしり合うのが、非常によかったですね アクションは相変わらずサービス過剰で、次から次へとヘンな怪人もどきが一杯出てきます。ラスボスもやっぱりどこかで見たような敵ですが、うん、スケールがよいですね。 二巻目もとても楽しかったんですが、こんなペースでサブキャラを出してたら、作者のイメージのストックが切れそうで心配です。5巻くらいでまとめてくれるといいかなあ あと、今回はザジはまったく鎧に入らなかったんですが、次巻以降はどうするんだろう? ラノベアクション好きは本巻も絶対オススメ出来ます

    0
    投稿日: 2015.04.23
  • 覇剣の皇姫アルティーナVIII

    覇剣の皇姫アルティーナVIII

    むらさきゆきや,himesuz

    ファミ通文庫

    新章開始

    本巻は決戦の残務整理+種まきといった地味な内容となっています。ラトレイユが国王を簒奪したのでガッカリするアルティーナをレジスが奮い立たせるのがメインでしょうか。それにしても、本シリーズは戦争以外の要素が多いですね。3巻は宮廷陰謀劇、4巻はバスティアンの話。5巻はレジスのねーちゃんの話。そして、本巻です。まあ次巻に期待ですね。オズワルド、ラトレイユ、バスティアン。敵方や第三者に魅力的なキャラが多く、彼らとの関わりはこれからでしょうから、先は楽しみです アルティーナをレジスが立ち直らせるところが、本巻のキモなんでしょうけど、そこにはあまり心揺さぶられなかったので星3で

    0
    投稿日: 2015.04.23
  • スチームヘヴン・フリークス

    スチームヘヴン・フリークス

    伊崎喬助,凱

    ガガガ文庫

    ワイワイと楽しいアクション

    新人賞応募作です。凄く良いです。おおまかな流れとしては、謎を抱えた男を二人組の荒事解決屋が追うのだけど、男を狙うマフィアとのバトルや、荒事解決屋と因縁のあるヒーローが乱入してきて大騒ぎになる、というストーリーです。 話がゴチャゴチャしていて不要なキャラもいっぱい出てくるので、整理されていない感があるんですが、逆にはまっています。色んなキャラが入り乱れるところが、スチームパンクの猥雑な町の印象にとても合っているんです。多分、意図的に狙ったことじゃなくて、新人賞応募作なのでとりあえず面白そうなものを全部ブチ込みましたという成り立ちが、スチームパンクの世界観にマッチしたんでしょうね。 それから、個々のキャラがテンプレながら生き生きしています。トライデントとかかなりありきたりな造形なんですが、一流料理人が我が家でメシをつくったら、ありふれた材料を使って普通の飯なのに衝撃的なうまさみたいな。 本作は、複数のサブプロットがポンポン切り替わりながら進行するのですが、キャラとサブプロットがなじみのあるテンプレなので、ストーリーに集中出来て悩むことがなく、よく出来たアニメのドタバタアクションをみているような爽快感があります。 ラノベアクション好きに無条件でオススメです。

    0
    投稿日: 2015.04.19
1
...
567
...
69