
惡の華(1)
押見修造
別冊少年マガジン
心が老いない限り、その年齢ごとに引き込まれる作品です。
この作品は読み手の年代によって変わると思います。 舞台は山並に囲まれた活気のない地方都市。 都会の人たちにとっては自然豊かでも育った子供たちには山並は監獄の鉄柵にか思えない閉塞都市で、人生にも日々にも疲れた親や教師たちに囲まれ、まるでドブ川の様な環境の中で、それなりに思春期を過ごす子供たち。 主人公の春日クンもそうした環境の中で高尚な文学を読むことでまるで自分がその作者であるかのように勘違いして根拠のないプライドで周囲を内心では小馬鹿にしているが成績も中途半端に伸び悩んでいるのが現実の日々を過ごしていた。 そんな彼の唯一の癒しは周囲からも憧れの存在のクラスメートの佐伯だった。 このマンガには、特殊能力とか、異世界とかは一切出てきません。 そうです。 後から振り返れば何もしていないのに根拠ないプライドだけあって、周囲から惚れられるクラスメートに恋心を抱く中高生時代のどこにでも誰しもあった存在と環境が舞台なんです。 そんなアナタの目の前に、憧れで恋心を抱く女の子の肌の温もりすら感じられる良い匂い満載の体操服があったら…。 周囲には誰もいない学校の放課後の教室。 魔がさしませんか!?惡の華が咲きませんか!? 西日に惑わされて手に取ってしまうかも…そして、それをあろうことかクラスメートの内向的で周囲とも浮いた存在の女の子の仲村さんに見られていたのです。 もう自分の人生が終わったかと思うところに仲村さんは意外な申し出をしてくるのです。 当時は必死に守っていたプライド。今は無くなったプライドに振り回されている思春期のあなたにもあったかもしれないストーリーなのです。 (彼らはその後、街を騒がす問題まで引き起こしてゆくことになるのですが、それはまた続きの話です) 仲村さんは評判や春日にやっている通り悪魔なのか、惡の華は誰に咲いているのか。咲いていくのか!? 文学作品だったらもしかしたら名作になっていたのかもしれないほどの胸が締め付けられる誰でもあった思春期の話です。 是非、10年後20年後。心が老いてなければ読み返しても楽しめる傑作です。
0投稿日: 2015.12.12
EROSサバイバル(2)
赤坂一夫
モバMAN
より過激になる罰ゲームに負けます!
第一巻に続きセクシーゲーム「EROSサバイバル」というゲームの進行とともに罰ゲームで参加女性がエロエロな目にあいますが、過激さが増しています。 第一巻ではボーズ程度だったのが、自慰行為に及んだり、プロの責め男も登場し登場する女性たちを気持ちよくさせます。 さらに主人公の童貞クンを知っているかのような美人対戦相手からは情熱的なお誘いまで…。 女性経験がない孤独男性のエロ妄想をそのままマンガにしたようです。完全に18禁のエロマンガです。
0投稿日: 2015.11.12
EROSサバイバル(1)
赤坂一夫
モバMAN
完全に18禁のエロマンガです。
これがあの科学と学習の小学館から発売されているというのが読んだ今でも信じられません。 セクシーゲーム「EROSサバイバル」というゲームの進行とともに罰ゲームで参加女性がエロエロな目にあいます。 ただ乳房が出てくるだけじゃないのがまた凄い! 乳房やお尻も揉みまくられるだけでなく、乳首は摘ままれるし股間にも…実際にこんなゲームがあったら即、摘発されちゃいますね。 女性経験がない孤独男性のエロ妄想をそのままマンガにしたようです。
1投稿日: 2015.11.12
『狼と香辛料』で面白いほどわかるお金のしくみ
永濱利廣,支倉凍砂,文倉十
中経出版
経済学専攻の学生さんへ
一般の書店ではまず売れないクソつまらない自著の本を教科書として買わせて授業料だけでなく印税までも巻き上げている三流大学のセンセイの本よりも、読みやすく貨幣制度など経済学を学べます。 実社会には役に立たなくても記憶能力だけ養う詰め込み教育で御勉強する内容よりもこの本で理解できる経済学の方が身に付きます。 (逆にこの本を読んで物足りなかったり、もっと知りたいなら…三流大学近くの古本屋か、年度末に早朝にゴミに出されている本でも読むといいでしょう→時間の無駄に気付けば優秀で、それか解ったつもりになれるでしょう)
3投稿日: 2015.11.07
狼と香辛料(1)
小梅けいと,支倉凍砂,文倉十
電撃G'sマガジン
メルヘンのお話ではなく中世経済の行商人の話です。
アニメ化もされた本作。(かくいう私もアニメからのファンなのですが) あらすじとしては中世ヨーロッパ(らしい場所)を舞台に街から街へと旅をしながら商品をやり取りする行商人の主人公ロレンスと、ひょんなことから彼の旅に同行することになった狼の化身の美少女ホロの話。 そう書いても、メルヘン物と思わないでください。 内容としては行商人のロレンスが遭遇する(巻き込み・巻き込まれる)中世社会の商取引の話です。 生意気で申し訳ないのですが中世史を勉強した端くれの当方からしても世界観も商取引も実に原作者はよく調べておられ楽しめました。 ちなみに、中世世界は今で言うところで言えば街や都市とは1つの星であり、街の外(城外近くの木々は刈り取られている)の森の世界は外宇宙で人の住む世界ではなく、住んでいるのは頭が狼だったりするバケモノだと思われていて、街から出るとは=星を出ることであり、街から街に渡り歩く行商人は命知らずの人たちだったそうです。 そんな人たちがたむろする酒場はさしずめスターウォーズでハン・ソロ船長が命を狙われたバケモノばかりのモス・アイズリーの酒場の様相だったようです。 まさに未知のものが溢れていた時代がたらこそ、現代ではメルヘンとも思える狼の化身のホロも当時からすれば、バケモノというよりも存在していた生き物だったのです。 ともかく鵜の目鷹の目で騙し騙される商取引の世界を自ら賢狼と言うホロの助けも借りて商いの旅を続けるロレンスの話です。 絵の好みはあると思いますがストーリーとしてはオススメな作品です。
3投稿日: 2015.11.07くせになっちゃう、アナル・エクスタシー
一条きらら
くせになっちゃう、アナル・エクスタシー
一条きらら
マガジンハウス
人妻強要NTRモノです
NTRモノになるのでしょうね。 強要(脅迫)されて仕方なく夫以外の男を受け入れさせられる…それも後ろの処女地を… 凌辱の理不尽さで拒絶しながらも、満たされない夫との性欲を肉体は嬉々として受け入れているという部分にも興奮しますね。 (値段も108円ですからポイント消化で買うのも良いと思います) もっと長編と言うか続きを望みたいです。
0投稿日: 2015.11.01堕ちた人妻~夫には絶対いえません。。
ピンク太郎
堕ちた人妻~夫には絶対いえません。。
ピンク太郎
forcs
「人妻と極道」モノが好きならお勧めです。
仕事で疲れ果てた夫では夜の営みを満足させてもらえず、悶々として過ごしていた主婦が、突然訪れた「神様」によって極道の親分宅に空から落とされ、望みを叶えられるというお話。 ページ数=24 絵柄は各自の好みですので割愛します。 内容の感想としては、ページ数の関係なのかヤクザたちに輪姦されそうになりますが結局、犯されるのは親分だけです。 結城彩雨の小説みたいに親分以外の子分たちにも輪姦され、何日も責められ続け、女として抗いながらも牝として肉体的に幸せな展開と続編に続いて欲しいのでこの購入分としては期待もあって★1つ下げました。 「神様」の存在でダークな感じではなく、のどかな巻末なのも已む得ないが残念。 アンチな様な書き込みをしていますが親分との濃厚Hはヌキどころで楽しめますのでオススメします。
2投稿日: 2015.08.15
九十九神曼荼羅シリーズ デリヘル1 小さなストラップ
町井登志夫,AZUMOTO
九十九神曼荼羅シリーズ
無料で暇過ぎるならどうぞ…の作品
デリヘル嬢を送迎するドライバー目線のストーリー。 とは言ってもH(エロ)なストーリーではありません。 ただの運び人のどこにでもありそうな話。 ハッキリ言えば高校生くらいが書いた内容。 紹介文で、(↓違いますよ。嘘ですよ!) 「あの大作家、村上春樹の中学時代の作品を発掘!」 とか書かれていたら少し(ほんの少しだけ)納得するのかも…(嘘ですヨ) こんな稚拙な文章力とつまらない内容でもお金を払わせて読ますとしたら驚くばかり。 ちなみに、「深夜の細い道を時速八十キロ平均で飛ばしてホテルに到着」という一節がありますが、平均時速で80km/hで走ろうとすると実際には160km/hくらいで走らないと無理なので、深夜であろうと細い一般道ではまず難しいです。 作者の書かれた意味合いとしては「百キロ近いスピードで飛ばして車を走らせた」という意味なのでしょうけど「平均」と入ると平均時速かと思ってしまえて、『ぉぃぉぃテキトーに書くなよ』とちょっと冷めてしまいました。 (まぁストーリーのメインの九十九神の部分自体が非現実なのですけどね) ともかく内容も無い小説なので有料で読まれたら後悔します。
0投稿日: 2015.07.21若妻・誘拐 恥辱の42日間
鬼木鉄二
若妻・誘拐 恥辱の42日間
鬼木鉄二
フランス書院文庫
これは寝取られ(寝取り)モノではありません。理想的な女の話です。
ます最初に。 この本は主人公の人妻の弥生が誘拐監禁されてヤリまくる話なので、寝取られ要素は少ないです。 「人妻が誘拐されてヤラれまくったら寝取られだろ」 と思われるかもしれませんが「ヤラレまくる」のではなく「ヤリまくる」話なんです。 つまり弥生が誘拐犯を拒否するのは最初の最初だけなのです。 あとはどちらかと言えば自分から肉体の性欲に従い、嬉々として誘拐犯とヤリまくります。 なので私も最初は、 『寝取りものじゃないのか』 と思ったのですが読み進めていくうちに弥生のエロさに興奮を覚えました。 誘拐犯はガテン系の勢力旺盛で暴力的な奴とか思っていましたが、いわゆる童貞クン(に近い)です。 方や誘拐犯は性欲はあっても経験が少ないのに対して、誘拐された弥生は子供がいる人妻なんです。 旦那とは飽きるほどセックスした経験豊富な女なのです。 旦那と違う相手と最初こそ抗うものの気持ち良くなる自分自身にある意味、素直にセックスを受け入れます。 こういう寝取られモノだと、 「ヒロインが直ぐに堕ちて面白くない」 と感想を書く人もいますが、自分が女性とセックスしていて自分の愛撫やイチモツを嬉々として喜んでくれるのは意味では理想なんです。 ましてレイプ相手がセックスで自分を認めて受け入れてくれるなんて理想じゃないですか! 自分もこんな理想的な女と出会ってみたい…男のある意味で夢のお話でした。 (念のためにですが犯罪を助長しておりませんしレイプや誘拐および監禁は重大な犯罪行為で許されません)
1投稿日: 2015.04.29新妻肛虐生活
結城彩雨
新妻肛虐生活
結城彩雨
フランス書院文庫
濃厚さでは他を圧倒する作家作品
本作のヒロイン(被虐対象者)は川野初美のみになります。つまり1人の女性が徹底してまさに全身を嬲り尽くされます。 川野初美は25歳。幸せな結婚生活1年目の幸せな美人妻です。 そんな初美の弟が突然仕事を辞めて探偵業に転職したのを心配して会いに行った研修先で謎の覆面男に犯されてしまいます。 その後、その犯された際の画像が出回っていると弟の探偵社の上司から知らされ、そのネガを取り戻す為に自らヤクザの経営する風俗店に潜入しますが、風俗店を経営するヤクザたちに輪姦され散々に肉体を楽しまれてしまうだけでなく、風俗店ではお客を相手に奉仕させられ、ついには毛嫌いしていた探偵社の金井にはアナルを開発されヤクザたちに前後の穴で楽しまれてしまいます。 他の作家さんの作品の中では、メインの女性を犯して(前を犯して後ろを犯して)ハイ終わり、という一晩とか半日くらいの時間経過だけの小説があり「ここからだろ!」とツッコミを入れることになりますが結城彩雨の作品はそこから始まるくらいの濃厚な内容になっております。 SM系ではありますがスパンキングなどで女性に痛みを与える系ではありませんし、浣腸もされますがスカトロ物でもありません。 結城彩雨小説の女性たちは凌辱と言う本人の望まざる行為ながら嬲られ女性が快美感を感じ最後は気を逝かされ、それでいて自ら肉欲に溺れることなく最後まで恥じらいや夫への愛情は持ち続けます。 倒錯している愛情で愛される登場する女性の多くは人妻ですので寝取られ要素もあります。 また結城彩雨作品の良いところはHに関係ないストーリー(例えばOLの話でも企業買収とかエロ以外の余計な話など)部分はがほぼ皆無で、ひたすら対象者の女性を嬲り続けるストーリーで、これでもかっていうくらい幾人にも犯されまくり狂わされます。 ここまで1人の女性だけ責め続けると話がダレたりしますが結城彩雨にはそれもありません。 ハマると他では代用効かなくなるほどの作家さんですヨ。 もっと作品を(出来れば挿絵付の結城彩雨文庫を!)ラインナップして欲しいです。
1投稿日: 2015.04.05
