竹桜さんのレビュー
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暴想処女(1)
酉川宇宙 / ヤングマガジン
えらい子です弥生は。
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弥生ちゃん、いつまで処女でいられるやら…
しっかし、凄い妄想暴走ぶりです。
芸=テクニックは身を助けるとは言うが、それを地でいっています。
あまりのバカバカしさに半分まで持つかなぁと思っちゃいましたが…完遂しました。
本編とは違ってツボだったのが「高2」byポムじぃさんです。
親の知らぬ間に処女を散らすくらいなら娘に弥生的生き方を伝授すべきなのか迷います。
(以上の書き込みを弥生ちゃんが読んだら絶対に勘違いするでしょうね)
続きを読む投稿日:2016.06.07
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くせになっちゃう、アナル・エクスタシー
一条きらら / マガジンハウス
くせになっちゃう、アナル・エクスタシー
一条きらら
人妻強要NTRモノです
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NTRモノになるのでしょうね。
強要(脅迫)されて仕方なく夫以外の男を受け入れさせられる…それも後ろの処女地を…
凌辱の理不尽さで拒絶しながらも、満たされない夫との性欲を肉体は嬉々として受け入れている…という部分にも興奮しますね。
(値段も108円ですからポイント消化で買うのも良いと思います)
もっと長編と言うか続きを望みたいです。 続きを読む投稿日:2015.11.01
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機動警察パトレイバー(3)
ゆうきまさみ / 少年サンデー
内海の策謀に飲み込まれる二課…
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アニメ版の「闇に呼ぶ声」になる話と、グリフォンが出撃する直前までのシャフトの内海たちが絡む話になります。
まだグリフォンでの出撃はありませんがバドが登場します。
アニメ版と違って、シャフトの内海達から…の策謀に対する思惑が深く描かれていて面白いです。
改めて読んでみて『それにしてもアニメ版はこの内容を上手くカットしているなぁ』と感心するとともにマンガ版を読んでおいた方がよりアニメ版を楽しめると思いました。
内海の策謀に飲み込まれていく二課ですが、アニメ版の「闇に呼ぶ声」だったり、内海&バドとのゲーセンでの出会いがあったりと、バトル以外の二課らしいストーリーもあって楽しめます。 続きを読む投稿日:2016.05.12
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機動警察パトレイバー(2)
ゆうきまさみ / 少年サンデー
アニメ版とはずいぶん違う展開ですヨ
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第二話の「シャフト!」と第三話の「活性因子」になります。
アニメと違って香貫花・クランシーとの交代的要員ではなく、太田の指揮担当として熊耳さんが登場し、やっとメイン・キャラが揃います。
アニメ版では終…盤の盛り上がりとして登場する内海以下、シャフトのお話が早くも第二巻で登場します。
時代を感じさせません。
(唯一感じさせるのはブロッケンが「西ドイツから」というくだりだけです)
アニメ版と展開の違いも含めて楽しめますね。 続きを読む投稿日:2016.05.12
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機動警察パトレイバー(1)
ゆうきまさみ / 少年サンデー
読んでるつもりの方は再読を!
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『パトレイバー…あぁ、そんなの原作読まなくたってOVA時代から観てて知ってるよ』と思っている方。
大きな勘違いですので是非お読みください。
「友情、正義、そしてロボット同士の激闘」という3大要素のスー…パーロボット系アニメの中では異色な緩さのパトレイバーだろ…と知っていると思っておられる諸兄。
いやいや原作はもっっっと、ユルユルですよぉ。
原典のこの第一巻は、特車第二課編成の経過からイングラムが納入され、初出動して最初の事件を解決するまでになります。
OVAやTVシリーズのパトレイバーは最初から特車二課の中で主人公たちが働いていますが、この原作のマンガではまだ特車二課は存在せず、主人公のノアに至ってはまだ警察学校の訓練生であり、さらにはイングラムのAV-98はまだ納入さえされていません。
特車二課のメンバーも完全には二課に配属されておらず、この第一巻では最後になってもまだ全員は揃いません。
ロボット(=レイバーという多足歩行型作業機械)の話と言うよりも、そのロボットを使った犯罪の対策部隊のメンバーたちのお話です。
今となっては他のマンガでも散見されるユルさですが、当時のロボット(&ヒーロー)モノのマンガでは他になかった主人公やメインのロボットが活躍しないという画期的なマンガでした。
「究極超人あ〜る」ファンで、もちろんガンダム世代だったので、究極超人あ〜るの作者がロボット・モノを描かれると発表当時から読んでいた一人なのですが、それでもその後のOVAのイメージが強く残っていたために、原作の第一巻のこういうそれ以前のユルい話だったと忘れていました。
しかし凄いですよね。
30年近く後になって古典みたいですが読んでもまだリアルに感じられ、そしてメディアミックスで展開していて、その中ではイングラムという人間型レイバーが完全に無用の長物扱いになっている(笑)
OVAやアニメ化映画化、そして実写化と魅力が増していくのは、やはり原典が素晴らしいからその後にも輝き続けるのでしょうね。
かつて読んだつもりになっている人には再読をお勧めしますし、読んでない方は是非その魅力に開眼してください。 続きを読む投稿日:2016.05.11
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近未来不老不死伝説 バンパイア 1
徳弘正也 / スーパージャンプ
「バンパイア」シリーズ「昭和不老不死」の続き。
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「昭和不老不死伝説 バンパイア」の後編になる作品です。
不老不死として自己再生し生き続けたマリア。そのマリア捕獲に動く巨大企業をバックにした秘密組織との戦いがやがて日本自体の再生を目指すことにまで発展…するのが本作からすればエピソード・シリーズともいえる「昭和不老不死伝説 バンパイア」。
そしてその後の世界で、マリアが再生(出産)した本田マリアと昇平を中心に理想社会の中に巣食う闇の中心達との戦いが本作になります。
「昭和不老不死伝説 バンパイア」は理想社会になる前の現代の世界観をベースに描かれた作品であり、それに対してマリアを信仰する信徒たちが作り上げた理想的世界観がベースになっています。
本作の社会背景になっている清く正しく美しくという社会って個人として、そしてごく一部の支配層が夢見る理想社会なんですよね~。
リアルな現代日本としては違和感があっても実は地球的にはまだ半分近い国がそういう国家体制です。
そとからみれば独裁国家であってもその国民からすればごく一部を除いて国民は平等に扱われ、刺激や扇情的なことは少なく神の名のもとに安らぎを与えられて心安らかに過ごせ、物質的満足度などバカらしく感じられ、犯罪者は言葉巧みに擁護されることもなく悪として徹底処罰される勧善懲悪社会…
ハッキリと聞けば、現代で例えれば北朝鮮でしょうか…まぁ端的に言えば抑制されているんですよね。
日本でもそういう時代があり「開国」とか「文明開化」などと評してして新時代を持て囃し、それまでの時代を悪評の虚言に包んで葬り去って新時代のより腐敗した社会を賛美しました。
そして次の社会で腐敗が進むとこうした理想社会への憧れる人たちが湧いてくるですよね。
2016年の大統領選挙で(やたら暴言パフォーマンスの西洋カルタ氏が目立っていますがその裏で)あのアメリカですら両党の左翼政治家が躍進しています。これば実に驚くばかりです。
日本からすれば、現在の北朝鮮の社会をTVなどで接すると「抑圧されて可哀想」と憐れんでいますが実は彼らからすれば庇護されていて「開国」で蹂躙されるようなことから守られてるいのかもしれません。
もちろんそうした社会だけに膿があるのではなく、「昭和不老不死伝説 バンパイア」の冒頭でもマリアに出会う前の昇平が心で叫んでいたように、現代日本も病んでいるのです。
私が書けば書くほど胡散臭くなりますが、私はこの作者の徳弘正也先生の作品、「ターちゃん」や「黄門さま」。そして本作バンパイア・シリーズを読むと何故だか心が解き放たれる心地がします。
徳弘正也氏の描く作品で何が素晴らしかといえば(ギャグのセンスはもちろんですが)何よりも人の本音が描かれているところが大好きです。
我欲とか、日々の苦渋の生活の中でのささやかな悲哀を込めたギャグなどはもちろん、少年誌というか人が体面で控えがちなエロスについても真っ正直に描かれているのが好きです。
宗教では我欲を捨てろと言います。もちろん肉欲も捨てろと言います。
しかしその宗教を説くのに万人にそれを捨てさせるくらい、万人に存在するのが欲であり、なればこそ業なのです。
何も考えずに笑い転げたいなら「ターちゃん」ですが、ちょっとリアルなバイオレンス(と、エロく)楽しみたいなら本作を強くお勧め致します。本当読んで後悔しません。素晴らしいです。 続きを読む投稿日:2016.03.13