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トビ3さんのレビュー
いいね!された数252
  • ここは退屈迎えに来て

    ここは退屈迎えに来て

    山内マリコ

    幻冬舎文庫

    女の子あるあるが満載!

    地方都市に生まれた女の子たちのあるある短編集。 椎名くんという共通の人物が全編にわたって登場することで 物語のつながりを感じられる。椎名君はモテる。 自分が女性だったら、「あ~あるある!」ともっと共感できるのかしらん?

    0
    投稿日: 2014.03.05
  • 清須会議

    清須会議

    三谷幸喜

    幻冬舎

    歴史の授業とかこういう風にすればいいのにね。簡単じゃないか。。。

    きっと当時はドロドロしてズーンとした重苦しい会議だったと思うんだけれど、 現代語(モノローグ)でコミカルに描くとこうも変わるか、と。身近な出来事みたい。 三谷さんの作品ってこういうことか。 歴史ものファンからすると、物足りないのかもしれないけれど エンタメ作品としては素晴らしいと思う。映画まだ見てないな。見てみよう。

    0
    投稿日: 2014.02.27
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

    空を見上げる古い歌を口ずさむ

    小路幸也

    講談社文庫

    となりの人がのっぺらぼうにみえたら怖いな

    ミステリーのような、ファンタジーのような。 70年代?のパルプ工場のある町で起こったちょっと怪奇で不思議な物語。 人が突然のっぺらぼうに見えるようになったら怖いな。 そう見えてる人がいるのかもしれない、なんて思ってドキドキ。 沢山人が殺されてしまうんだけど、優しい言葉のチョイスで重くならずに読めた。 語り口調の作品って好きだ。

    3
    投稿日: 2014.02.27
  • 世界から猫が消えたなら

    世界から猫が消えたなら

    川村元気

    マガジンハウス

    本当大切なもの、そうじゃないものってなんだろう

    「身の回りのものを1つ消すことで、1日寿命がのびる」 自分だったら何を犠牲にして生き延びたい(その逆も)と思うだろう。 そう考えたときに、自分にとって大切なもの、そうじゃないものってなんだろうと考えると 明確なジャッジってできない気がするなぁ。 「私が死ぬまでにしたいことは、全部あなたのためにしたいことだったのです」という母さんの 言葉があったけど、こういうことを言えるような人間になりたいなと思った。

    23
    投稿日: 2014.02.27
  • むかしのはなし

    むかしのはなし

    三浦しをん

    幻冬舎文庫

    いまのはなしは、未来の人が読むと、むかしのはなし になる

    自分がこれまで読んだ「むかしばなし」は、きっと当時の人がその時代に沿った、 もしくは想像できた内容で描いていたんだろう。 それを、それぞれの話の軸はそのまま、現代に生きる人が 現在の世界、想像できる世界を舞台に描くと こうなりますよ という短編集。 未来の人がこの本を読んだら、自分が昔話を読んだ時と同じ感覚になるんだろうか、と 考えるとなんだか不思議な気持ちになる。

    4
    投稿日: 2014.02.07
  • 想像ラジオ

    想像ラジオ

    いとうせいこう

    河出文庫

    固くなった心をじんわり溶かしてくれるような感覚

    「想ー像ーラジオー」と始めは軽快な気持ちで読み進めていたが、 章を追うごとに胸の奥が締め付けられることに気が付いた。 震災のことをどこか遠くに感じていた自分、逆に震災があったからこそ神経質になっていた自分、そういう自分の気持ちをじんわりと和らげてくれるような作品だった。 いろんな人の代弁作品であることは間違いない。忘れてはならない。

    2
    投稿日: 2014.02.03
  • 3月のライオン 1巻

    3月のライオン 1巻

    羽海野チカ

    ヤングアニマル

    電子化待ってました!

    17歳の少年の孤独な心が、3姉妹・友人など周囲の温かさに包まれ、 徐々に、徐々に、満たされていく様子が、とても美しい。 一方、シビアな棋士の世界は、それぞれが背負っているものを賭して戦う様、 精神を削り取って戦う様がシリアスに描かれている。 「しょっぱいのと甘いものを交互に食べると食が進む」という香子さんのセリフじゃないが、 シリアス ⇒ ほっこり ⇒ シリアス … のコンボで飽きがこない。どうしてくれる。

    5
    投稿日: 2014.01.31
  • 光待つ場所へ

    光待つ場所へ

    辻村深月

    講談社文庫

    辻村氏作品とリンクしていたとは!

    辻村さんワールドが堪能できる作品ということで、初読。 しかし他の作品の過去や未来のお話だと知った時には既に読了。 読む順番を間違えた。。。 とりあえず「冷たい校舎の~」を読んだ後にもう一回読みなおそう!

    0
    投稿日: 2014.01.28
  • 弱虫ペダル 1

    弱虫ペダル 1

    渡辺航

    週刊少年チャンピオン

    この内側にビシビシくる感じ! 名作の匂い!

    アニメ化か、と軽い気持ちで読み始めたけど手が止まらず32巻まで一気読み。 1冊1冊に目の奥がアツくなるシーンがあってもう大変。 レースの描写もすごいですが、仲間との絆を強く感じさせられる作品です。

    12
    投稿日: 2014.01.24
  • キャプテンの責務

    キャプテンの責務

    リチャード・フィリップス,田口俊樹

    ハヤカワ文庫NF

    当時船内ではこんなことが起こっていたのか。。。

    映画フックで読んでみた。ノンフィクションということで、当時の船内の様子が描かれているのだが「本当にこんなことが起きてたの?」と思う程驚きの内容。迫力ある表現で緊迫感が伝わってくる。

    5
    投稿日: 2013.11.18