
黒猫の遊歩あるいは美学講義
森晶麿
早川書房
第1回 クリスティー賞 受賞作はシリーズ2作目と知って
クリスティー賞受賞作ということで読んでみましたが、 「黒猫」シリーズの2作目なんですね。 1作目は短篇集らしいですね、今回は長編。 バレエが一つのお題。さっぱりわからない部分ですが、 ざっくり説明してもらえるのでうれしい。 黒猫と「私」のやりとり、すごくいいですね。 謎ときもそんなに多くなくって、読みやすい印象でした。 つづきもあるのでしょうか。読みたい。 とりあえず、1作目読もう。
3投稿日: 2014.10.28
ドリフターズ(4)
平野耕太
ヤングキングアワーズ
待望の! 待望の4巻!!
1年半待ちました、やっと出た! 土方カバーだ! 相変わらず読んでてぞわぞわする作品。 キャラと勢いでこんなにも迫力がでるんだなぁと。 歴史キャラ好きとしては、これほどおもろい作品はなかなか出ない。
5投稿日: 2014.10.27
四月は君の嘘(1)
新川直司
月刊少年マガジン
ピアニストの少年、病床のヒロイン。オマージュ!
アニメがすごくよかった(と聞いた)ので。 ピアノのことはよくわからないし、選曲も玄人(?)向けなのでしょう。 だけど、演奏のシーンの描写がものすごい。 音を出すことができない「コミック」という形でありながら 手に汗握るほど興奮させてくれた作品は久々でした。衝撃的。 音楽マンガは「のだめ~」一択でしたが、超えてきたかもしれない。 読み手の感情を震わせる描き方が上手なのかな。 1巻の最後の方、屋上のシーン、見事にうるっとさせられた。 ところどころに「いちご同盟」のセリフ(オマージュか、、)があり読んでいるともっと面白い。 ↑ と、するとフラグ立ってしまっているの? どういう形で終わるか非常に気になります!
2投稿日: 2014.10.20
いちご同盟
三田誠広
集英社文庫
「君嘘」好きなら、ちゃんと読んでおいてください
基本的に、直球でお涙頂戴 的な作品はあまり読まない(偏屈)けれど、 これに関しては、すんなりと。 「いちご同盟」の意味は沁みました。 「四月は君の嘘」で引用されていたので、読んでおけばもっと楽しめる、と思う。
2投稿日: 2014.10.03
重力ピエロ
伊坂幸太郎
新潮社
再読。テーマは深い、が読みやすい。
種違いの兄弟、とその家族のおはなし。 重いテーマなんだけど、どんどん読めてしまうのはキャラクターの魅力なんだろうか。 「血のつながりなんて関係ない」。これは本当にその通りだと思った。 家族愛、兄弟愛、すばらしいですね。
1投稿日: 2014.10.03
土星マンション(1)
岩岡ヒサエ
月刊IKKI
土星のお話ではなくて未来の地球のお話
「地球自体が自然保護区域になった未来、 人間は地上35,000mにあるリング型居住区の中で暮らしています」 ↑この設定だけで面白そうじゃないか! 地球の大地に想いを巡らせる時代、こういうのに弱い。 柔らかい、ゆったりしたお話かと思いきや、居住区域内の格差が描かれていたり。 近未来的な舞台なのに、どことなく昭和的な温かい雰囲気が漂っていたり。 不思議な感覚にさせてくれる作品。 ゆっくり、しっかり読みたい。
3投稿日: 2014.08.15
信長のシェフ 1巻
西村ミツル,梶川卓郎
週刊漫画TIMES
戦国IF、けっこう好き
どういう理由かわからないが、現代からタイムスリップした? 料理人が 信長の元で働く、というタイトル通りの物語。 戦国IFもの、いいですねぇ。 史実の裏に、料理が絡んでると思うとちょっとわくわくしますね。 JINの料理人verとか言わずに、読んでみたらいいと思う。 面白いと思います!
2投稿日: 2014.08.10
旅者の歌 始まりの地
小路幸也
幻冬舎文庫
このハイファンタジー、たまりません!!!
家族団らんものの印象が強い小路さんには珍しい、完全なハイファンタジー。 獣の姿に婚約者と兄姉を、元の姿に戻すための方法を探すリョシャ。 いや~この設定たまんないなぁ。秀逸。どっぷり。 冒頭からのナレーターの語り口調は、好みが分かれそうだが 世界観をしっかり把握できて、すごくよかった! 続きが楽しみすぎる! 早く読みたい! ちょうど、第二部が出ているけど、個人的には十部くらいで完結させてほしい!
1投稿日: 2014.08.10
虎がにじんだ夕暮れ
山田隆道
PHP研究所
虎党なら面白さ倍増なんだろう!
あまり有名ではないかもしれないが、本当に面白い。 虎バカのじいちゃんとアツい孫が中心となるナニワの家族物語。 笑いあり、胸キュンあり、もちろん涙あり。 じいちゃんが生きている間に、もう一度優勝する姿をみせたくて 声を荒げる孫の姿に、どうにもこうにも目頭が熱くなってしょうがなかった。 13-14年に読んだ本のなかで、1、2を争う感動の内容でしたよ。 阪神が無双状態のときはもちろん、どうしようもないダメ虎なときでも それを愛してやまないファンの気持ちがちょっとだけわかった気がする。
0投稿日: 2014.08.10
政と源
三浦しをん,円陣闇丸
集英社文芸単行本
幼なじみって、、、いいなぁ。。
対極の生き方をしているおじいさん2人の物語。 幼なじみとはいえ、ここまで違う人が良く重なったなぁと。 言葉の掛け合いがとても良い感じ。読んでて楽しくなる。 そんななかでも、ジーンとくるシリアスさを感じさせるのは 「三浦しをん」の本っぽいですね! すごくいい! 挿絵の2人が男前すぎるのは、、、まぁいいでしょう!
0投稿日: 2014.08.08
