
流星ワゴン
重松清
講談社文庫
何度読んでも泣ける。
過去の大事な場面に連れて行ってくれる不思議ワゴンに乗って、やり直しの旅へ。 切なくて悲しくなるけど、素敵な話でした。 過去はもう変えられないけど、どう向き合うかで 見えてくることもあるんだなぁ、と感じた。 読む年齢や環境によってグッとくる場所が変わってくるんじゃないだろうか。泣ける。。 重松さんの本を好きになるきっかけを与えてくれた本。
12投稿日: 2014.08.06
イムリ 1
三宅乱丈
月刊コミックビーム
難解、、が、これは面白い!
初見では、某「パルスのファルシのルシがパージで~」を 思い出すほど、いろんな用語が出てきてしばらく寝かせてたのですが 各所から聞こえてくるあまりの評価の高さに、再挑戦。 ほかの方も言われていますが、 1巻 ⇒ 頑張って読む 2巻 ⇒ あれれ、面白いかも 3巻 ⇒ どっぷり 、となるでしょう。 完成度がものすごく高いSFコミックですね。
0投稿日: 2014.08.01
All You Need Is Kill
桜坂洋
集英社スーパーダッシュ文庫
原作はコッチだよ!
ヤンジャンで連載していたのを見て手に取りました。 #もうコミックも発売されていますが、、ebookstore.sony.jp/item/LT000020261000361014900204/ これはもうライトノベルの枠を超えているんじゃないかと思うくらい、 ものすごくよくできた「SF小説」。 内容についてはみなさんが描かれているとおりなので割愛しますね。 ここまで一気に読めたSF作品はこれまでなかったと思うほど引き込まれます。止まらない。 SF初心者でも読みやすいし、SF好きの方も十分満足できる作品。 これからコミックを読んで、最後に映画を見よう! というか、コミックしか読んでない人に原作をぜひ読んでもらいたい!
0投稿日: 2014.07.15
BE BLUES!~青になれ~(2)
田中モトユキ
少年サンデー
急展開! 急展開! これは震える!! 名作の予感!
「神童」といわれた天才サッカー少年。 順風満帆のサッカー人生(←これは1巻。主人公無双状態)を歩むはずだったが 幼なじみを助ける代わりに、再起不能なほどの大ケガを負ってしまう(←ここが2巻)。 以前のような華麗なプレーはできない彼が、どう復活していくのかものすごく期待してしまう。 2巻を読んでしまうと、3~10巻までは一気買いしてしまった。 大ケガを負った彼の「友達を助けなかったら一生後悔してた」、、この言葉は震える。
0投稿日: 2014.07.15
小説スーパーマーケット(上)
安土敏
講談社文庫
英訳されて世界で読まれている! 感じている以上に中身が濃いのかもしれない!!
「スーパーマーケット」という業態ができたばかりの頃のお話。 大手銀行から地方スーパーに転職した主人公(そのスーパーの創業者とは従兄弟の関係)が 今では当然のように見かける戦略を試行錯誤していく。 そんな中、常務との対立、現場での不正、不良在庫、粉飾決算、、、 いろんなことが絡み合い解決していく様子は読みごたえがあります! 池井戸さん作品に通じるものがあるなぁ、と。 スーパーの裏側ってこんな感じなんだ!と思っていたら、 「サミット」の会長だった方が描かれた作品でした。
5投稿日: 2014.07.15
光
三浦しをん
集英社文庫
描かれているのはもの、すごく深い「闇」
まず、三浦しをんさんのこれまでの作風とはまるで違うことに、かなりの衝撃。 タイトルを見て、希望に満ちた作品だと思って手に取ったら、まったくの逆。 一筋の光もささない、暗くて深い悲しみの物語。 言うなれば、著者のダークサイドを垣間見たような、そんな印象。 東野圭吾作品、といわれたら納得しそうな感じでしょうか。 (白夜行っぽいっていうレビューはよく見ました) とはいえページを捲る手は止まりませんでした。
7投稿日: 2014.07.09
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(1)
安彦良和,矢立肇,富野由悠季,大河原邦男
角川コミックス・エース
すべてここから!
ついに来ましたね、オリジン。 安彦良和氏版、アニメ化、すべての始まり。 で、これは見ておかなければ! ここでいろいろ書くよりも、読んだ方が早い。 大満足の作品です!
1投稿日: 2014.06.27
毒入りチョコレート事件
アントニイ・バークリー,高橋泰邦
東京創元社
(6人それぞれが)真実はいつもひとつ!
1つの殺人事件(女の人が毒入りチョコで殺される!)を素人探偵6人が 6通りの推理で真実を追い求めていく! お話。 (自称)名探偵たちが推理合戦する(⇒それぞれの推理がまたよい!)様は面白い! ただ、ぼくの読解力が乏しく、、もっと修行しなければと感じた作品。 いろんな推理小説を読んだ後に、また読んでみたい
1投稿日: 2014.06.10
占星術殺人事件 改訂完全版
島田荘司
講談社文庫
評判に違わぬ名作!
トリックについてはいろいろあったようですが、とはいえ鮮やかで見事だと思う。 幸い知らずに読めたし、ド直球の本格ミステリーという感じで読了後の爽快感は抜群でした! こんなこと自分がいうのはおこがましいが、噂通りの名作だと思う。 また何年後かに再読してみたいが、今回のような衝撃はないんだろうなぁ。 そういえば島田さん、これがデビュー作なんですね。すごいなぁ。
3投稿日: 2014.06.03
風魔の小次郎 1
車田正美
週刊少年ジャンプ
少年マンガってこうじゃないと! が詰まっている
今ではなかなか見られないはちゃめちゃな設定。 最初の「ー中央アルプス不動岳ー」から、いい! 忍者だけど、忍術はほぼ出てこないし、みんな学ラン着て剣ブンブン振り回しているし! 読んでいてすごく楽しい、というかうれしい気持ちになります。 リアルタイムで読んでなかったけれど、「よき時代の少年マンガ」とはこのこと。 いい作品に出会いました!
2投稿日: 2014.05.09
