
春六題
寺田寅彦
青空文庫
大正十年四月。老いを感じさせる文章で連作エッセイ。
大正十年四月。連作エッセイ。老いを感じさせる文章で、今一つ覇気がない。一方で統計における、平均値の解釈の誤りを指摘したり、生命科学の発展を予測したりと俊敏なところはある。
0投稿日: 2019.02.12
電車の混雑について
寺田寅彦
青空文庫
大正十一年九月執筆。満員電車の法則性で待ち行列にも近い。
満員電車の一定の法則性を記したもの。かなり興味深い内容だと考える。満員電車に乗っている人は自分から進んで満員電車に乗っている、何故なら効率化のために。論文には数学的論証と実験が付加される。
0投稿日: 2019.02.12
雨の上高地
寺田寅彦
青空文庫
読みやすい文章。
読みやすい文章。が今ひとつ物足りない。上高地へと、散策に行ったさいの文章を記す。
0投稿日: 2019.02.12
地図をながめて
寺田寅彦
青空文庫
陸地測量部のことを記す。三角測量などで測夫などが出る。
三角測量時代の陸地測量部の話題が出る。地道なテーマだが、今でも面白い。立体地図を予測し首都の地下利用を予測していたあたり、真面目にスゴい。
0投稿日: 2019.02.12
いろ扱ひ
泉鏡花
青空文庫
明治三十一年に記された泉鏡花の書籍の履歴エッセイだ。
明治三十一年に記された泉鏡花の書籍の履歴エッセイ。草双紙などに関する記載あり。 泉鏡花の母親が十歳の頃に亡くなる。英学校で新聞小説を読む。小説が面白いと思うのは古今同じのようだ。また泉鏡花の父親は硬派だったらしい。(当時から硬派などという用語はあったようだ)。
0投稿日: 2019.02.11
星あかり
泉鏡花
青空文庫
ごく短い掌編。怪談ものか。
ごく短い掌編。漢字の勉強になるだろう。というぐらいに漢字が分厚いように感じた。文章にもリズム感がある。
0投稿日: 2019.02.10
竜潭譚
泉鏡花
青空文庫
短編集。難しかった。
短編集、難しかった。小説か随筆かさえ読み解けずおしまい。おそらく小説かと思われたが・・・。
0投稿日: 2019.02.09
森の紫陽花
泉鏡花
青空文庫
百十年ほど前の明治三十四年八月の文章。とりとめのない随筆か。
明治三十四年八月(今から百十年ほど前)のもの。文体の変化に加えて、死語が多いため字引で調べるのが望ましい。内容はとりとめのないエッセイか。
0投稿日: 2019.02.09
草あやめ
泉鏡花
青空文庫
過去、植物知識が豊かな日本人。
この短編の随筆を読んで驚かされるのは、泉鏡花の植物に関する知識の細かさである。少なくとも品種名での名前の記憶面では過去の日本人はおそらくは高いものがあったと推測出来るだろう。詳細は不明なものの、それは一つは平均レベルが高いことと、写真がないためとも推測出来るのである。
0投稿日: 2019.02.09
雛がたり
泉鏡花
青空文庫
お雛様に関する話で、途中エッセイか小説か分からない。短編。
お雛様に関する話で、途中エッセイか小説か分からないが、ある意味で雅な美文であろう。おそらくこれだけの漢字を散りばめた小説は今の日本人には書けないのではないだろうか。
0投稿日: 2019.02.09
