
二、三羽――十二、三羽
泉鏡花
青空文庫
泉鏡花による等身大の雀エッセイ。
動物話、読みやすい。戦前は子供でも空気銃の所持が許されていたので、空気銃を使って動物を追い掛け回していたらしい。当時、雀打ちの名人ならばおよそ千話の雀を空気銃で打ち取ったらしい。その話題が新聞に載ったとか。
0投稿日: 2019.02.09
コトノバドライブ(2)
芦奈野ひとし
アフタヌーン
自分自身の地形図とマンガ。
このマンガを、こちらは自分自身の地形図を作ることとして読んだ。まず第一にわれわれの風土、大地さらに地誌とその発見はその個体の認識と行動を制約し、これらは第二世界創造のきっかけとなることもあるのである。
0投稿日: 2019.01.11
大人が知っておきたい物理の常識 磁石を半分に割ると磁極はどうなるか?変圧器はどうやって電圧を変えている?
左巻健男,浮田裕
サイエンス・アイ新書
磁石の基礎知識がいる。
磁石のN極とS極のどっちがどっちに結びつくのか書いていなくて途中で苦痛に感じた。物理学における波や電気などにおける、スピーカーやコンデンサーなどの説明あり。
0投稿日: 2019.01.08
半七捕物帳 唐人飴
岡本綺堂
青空文庫
半七が格好いい。
半七のキャラクターが良くて、とにかく面白いです。感じとしては、時代もののミステリ小説っぽい仕上がりですね。江戸・明治の時代をうまく生かした小説となっています。
0投稿日: 2019.01.02
半七捕物帳 薄雲の碁盤
岡本綺堂
青空文庫
とても良い。
幕末あたりから明治あたりが舞台の捕物帳ではないだろうか。格調高いストーリーでこれが百年前前後のお話と思うと、小説の面白さを実感した。やはり、岡本綺堂は小中千昭(シナリオライター・作家)に影響を与えただけはある、と思う。
0投稿日: 2019.01.02
世界怪談名作集 廃宅
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン,岡本綺堂
青空文庫
文章がよく分からない。
青空文庫によるもの。まず文章が古く判読が難しい。したがって、判断を控えたい。ホフマンとはドイツロマン派の作家である。
0投稿日: 2019.01.02
図解・化学「超」入門 物質の基本がゼロからわかる
左巻健男,寺田光宏,山田洋一
サイエンス・アイ新書
ショートマンガ採用で、電子書籍でも読みやすい化学本。
中学理科レベルの化学から始めて丁寧に積み上げている、という印象を受けました。一流の執筆陣や丁寧なイラストであり、コラムやショートマンガで気分転換し、電子書籍でも読みやすい、というのが本として良いことなのです。
1投稿日: 2019.01.02
恋華宮廷記~堅物皇子は幼妻を寵愛する~
真彩-mahya-
ベリーズ文庫
良い小説。
男女の関係性がいい。中華ファンタジーとしてはいくぶん用語が浅い感じがするが、文章が流麗で読んでて幸せになった。とくにラスト前後の章「笛の音」のイメージの力強さには、感動を覚えた。
0投稿日: 2018.12.31
竜王さまに食べられない方法【試し読み増量版】
白石まと,坂本あきら
蜜恋ラメル文庫
本領発揮の一冊か。
白石まと先生のファンタジー作家としての本領がおそらくは遺憾(いかん)なく発揮された本(試し読み版です)でとても楽しい。とくに気づいたのは、文章の流れがいいことだ。ファンタジー産業も安泰だと思うと安堵感を感じたのだ。
0投稿日: 2018.12.30
不本意ですが、異世界で救世主はじめました。
白石まと
ベリーズ文庫
読むと幸せな気持ちになった。本格的な魔法ファンタジーもの。
かなり本格的な魔法ファンタジーもので読書中にハラハラドキドキとさせられた。必ずしも十分には完成されたファンタジー小説ではないものの、設定が独創的で良いファンタジーだと感じた。ラストが極めて良かった。というか、この本は、読むと幸せになれるタイプの作品だね。
0投稿日: 2018.12.30
