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ramsさんのレビュー
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  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

    ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

    原田マハ

    集英社文芸単行本

    あの世界にまた触れる事ができる喜び

    お気に入りの作品「楽園のカンバス」 あの世界にもう一度触れる事ができると思うと手に取らずにはいられませんでした ヘタな美術の教科書などよりも 余程リアルに画家や絵の魅力を伝えてくれていると思います

    3
    投稿日: 2013.11.19
  • 疾風ガール

    疾風ガール

    誉田哲也

    光文社文庫

    武士道シリーズ好きの人でしたら楽しめると思います

    警察物やサスペンス系を多く書いている誉田さんですが そういった雰囲気とは異なるタッチで どちらかと言うと剣道と音楽の違いはあれど武士道シリーズに近い感じでしょうか 自分勝手でマイペースでちょっと腹立たしいけど人を惹き付ける 主人公の少女のその圧倒的な魅力にあふれる話です

    2
    投稿日: 2013.11.15
  • 初恋温泉

    初恋温泉

    吉田修一

    集英社文庫

    日常の裏側

    毎日の生活から抜けだした温泉旅行 日常のホンの少し先だからこそ見えてくるものがある 温泉を舞台とした吉田さんらしい少しばかり毒のある短編集

    1
    投稿日: 2013.11.12
  • 盤上のアルファ

    盤上のアルファ

    塩田武士

    講談社文庫

    ダメ男たちの逆襲

    塩田さんらしいと言えばそうなのかも知れませんが 登場人物が実に個性的で、中途半端な将棋通のオッサンには笑わせていただきました デビュー作らしくやや荒削りながらも、痛快な話で 成りあがろうともがく男たちに肩入れしたくなります

    1
    投稿日: 2013.11.08
  • もういちど生まれる

    もういちど生まれる

    朝井リョウ

    幻冬舎文庫

    透明感のある語り口

    意外性がありながらもイメージを描きやすい比喩や 心の動きなど感覚的な事柄をしっかりと言葉で伝えようとするような表現 若い作家さんらしく20才前後の若者の悩みが瑞々しく描かれた作品

    0
    投稿日: 2013.11.04
  • 有頂天家族

    有頂天家族

    森見登美彦

    幻冬舎文庫

    「面白きことは良きことなり!」な本

    フフフ、↑の書籍説明を読んでみて下さい 「浅田次郎を愛読しています」な人には何が何だか訳解らないでしょう 狸に天狗に弁天にニセ電気ブラン…、まあ出るわ出るわ 難しい事は抜きにして「面白きことは良きことなり!」の精神で読んでみて下さい

    1
    投稿日: 2013.11.04
  • 万能鑑定士Qの短編集I

    万能鑑定士Qの短編集I

    松岡圭祐

    角川文庫

    ちょっとした空き時間に楽しめるReader向きな話

    人の死なないミステリとして定評のある万能鑑定士シリーズ なかでもちょっとした空き時間に楽しめるこの短編集はReader向きな本だと思います ただシリーズの最初にこれを推す向きもあるようですが 人間関係などが把握でききれない分モヤモヤ感が残るかもしれません 事件簿ⅠⅡを読んでからがお奨めです

    11
    投稿日: 2013.11.04
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

    万能鑑定士Qの事件簿 II

    松岡圭祐

    角川文庫

    前巻で残されたモヤモヤをスッキリ解消してくれました

    前作で謎のまま残された宿題がキレイさっぱり片付けられています ⅠⅡがこのような形で繋がった物語なので、この長いシリーズ全てがそうなのかと心配になり 図書館で調べてみたのですが 文庫版のⅡの巻末には「3巻以降、すべて1話完結です」と注釈がありました 更にタイプ別に何巻を読めば良いかの案内もされています 電子版でも欲しかったなぁ、これ まあとにかく3巻からは次巻を気にする事なく気軽に読み進めればいいという事です

    17
    投稿日: 2013.11.04
  • 神様のカルテ

    神様のカルテ

    夏川草介

    小学館文庫

    「人」が描かれた作品

    その手にかかればどんな病も立ちどころに治してしまうスーパードクター といった非現実的な夢物語ではなく 地方の病院で奮闘する普通の医師をクローズアップした 「人」が描かれた作品

    1
    投稿日: 2013.11.03
  • 鹿男あをによし

    鹿男あをによし

    万城目学

    幻冬舎文庫

    「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」と鹿に話しかけられた男の苦悩

    少々退屈気味の前半も中盤に差し掛かると一気にスピード感が増し 怒涛の終盤になだれ込む、そんな展開が爽快です 歴史的な背景にしっかりと触れてあったりもするので 鹿が喋ったりナマズが暴れたりと説得力もなんもない設定の法螺話も 妙にすっきりと受け入れられて楽しめる話です

    5
    投稿日: 2013.11.03
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