妙に安かったので買ってみましたが、一言で言うと雑学ネタ本です。よくある雑学の本と比べると、常識として知っておいた方がいいようなネタが多いのは確かです。暇つぶしにはいいかも。

僕は基本的に無口で自分から話を振ることも少なく、沈黙が続いて気まずくなることが多々あるので、少しでも改善できればと思い読んでみました。 最大のポイントは帯にも書かれている「オチも結論もいらない」ということ。その大前提に則って、いろんな状況におけるテクニックが紹介されています。 テクニックと言っても細かい話ではなく、「話のネタを見つけるヒント、話の転がし方のコツ」といった感じで、手帳にメモして練習するようなものではありません。頭の片隅に置いておいて、実際に雑談しているときに思い出す感じです。 完璧主義な性格のせいか、あるいは関西人の性か、「話にはオチをつけるもの」と無意識に思い込み、「こんなオチも無い話をしてもつまらなくさせるだろうな」と身構えていたのは間違いだったようです。 内容については満足していますが、値段の割にページが少なかったので、もっと読みたいとは思いました。