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きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
田内学/東洋経済新報社
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総合評価

621件)
4.1
210
234
122
14
3
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    そんなに言うほどすごい人気の本かな?なるほどなあとは読んでいて思うけど。お金の謎が分かったという程ではないような…。第一章:「お金自体には価値がない」、第二章:「お金で解決できる問題はない」、第三章:「みんなでお金を貯めても意味がない」、第四章:「退治する悪党は存在しない」、第五章:「未来には贈与しかできない」、最終章:「ぼくたちはひとりじゃない」。

    3
    投稿日: 2024.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お金の考え方を変えてくれる本。みんなで貯金しても意味がない、お金で解決できる問題はない、お金自体には価値がないなど深い話が多く勉強になった

    64
    投稿日: 2024.02.24
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    ワタクシもう15年以上、同じ美容師さんに髪を切ってもらっています。最初に会ったとき、彼はまだ雇われ美容師でしたが、その後独立して、今じゃサロン3店舗を構え、4店舗目を建築中のオーナー社長です。正直、自分のヘアスタイルにはさほど興味が無いのですが、カット中に彼から聞く経営の話が面白くてずっと通っています。先月カットに行ったときに「お金があればなんとかなると思ってる人いるけど、サービスを提供してくれる人がいないと、結局お金だけあってもどうにもならない」みたいな話になって、そしたら彼が「そうなんですよワタナベさん!最近読んだ本に、まさにそういうことが書いてありました!」と教えてくれたのがこの本です。Kindleでポチったんですけど、すごいヒットした本みたいですね。 書いてあること自体は非常に納得です。お金は製品・サービスを媒介しているだけで、どこかの誰かがその製品・サービスを提供するために汗を流している、そういうことを、中学生と外資系金融勤務の若い女性とお金持ちの3人の会話中心のストーリーからとうとうと語りかけています。 ストーリーは最後にプチどんでん返し(まあ予想の範囲内でしたが)があって、ちょっとお涙ちょうだい的な面もありますが、ただそのどんでん返しも本書のテーマとぴったりハマっていてスッキリ落ち着く感じはします。中高生とかはこの本を読むといいんじゃないかと思います。

    1
    投稿日: 2024.02.24
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    資産形成の本はたくさんあり、私自身、これまでたくさん読んできましたが、本質的なお金の話の本はあまりなく、読んでもきませんでした。 著者の前作をもっと読みやすく、おもしろくした本作は、為になる内容ですが、それだけでなく、最後にホロっとさせられ内容で楽しく読ませていただきました。 子どもたちにも読ませたい本です。

    1
    投稿日: 2024.02.24
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    お金の勉強的な堅苦しい本ではなく、登場人物の中学生の男の子とキャリアウーマンの女性と一緒に考え、謎を解いていくことで、お金とは?が段々と見えてくる。 小説としての最後の終わり方、伏線回収も良かった。この本で涙を流すとは思ってもなかった。 新NISAが始まり、皆がこぞってS&P500などのアメリカ経済に投資しているが、私は変わらず 日本に頑張って欲しいから、メインは日本企業の個別株に投資続ける

    1
    投稿日: 2024.02.23
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    5歳と2歳の子供がいます。 上の子にお金のことを教えてあげようと思い、何か良い本がないかなと探していたところ、たまたま目に留まり購入しました。 残念ながら5歳の子が理解するにはまたまだ難しいですが、中学生くらいになれば理解できる内容と思うのでその時を待とうと思います。 内容は、「お金」と「社会」がどのように繋がっているのか、これを小説仕立てで分かりやすく解説しています。 お金の価値について深く考えたことはありませんでしたが、この本を読んで見え方が変わってきた気がします。

    1
    投稿日: 2024.02.23
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    お金とはなにか、を考えさせられる本。 学生のときに読んでたら将来変わってたかもって思うくらい今までに考えたこともない視点だった。

    1
    投稿日: 2024.02.23
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    読書仲間から推薦された一冊。世の中の世知辛さや、不正に手を染める感覚(お金の奴隷になってしまった人)について、頭を冷やして考えるきっかけになる本。「お金」について、我々の多くは「一個人からの視点」しか知らず、「社会全体での視点」が欠落している。この「社会全体の視点」を知ると、世の中が違って見えてくるわけである。 確かに、先日まで被災地にいた身としては、緊急事態において「お金」は意味をなさないことを体感している。お金そのものではなく、食料や物資といった「現物」こそ価値があるのだ。ハイパーインフレによって、お金がただの紙切れになってしまった国の話を思い出した。この本に出てくる「パン」の話はとても分かり易かった。 ・お金は個人では価値があるが、全体では価値が無い。 ・お金は増えているのではなく、総量は同じ。世の中で奪い合っているだけ。 ・お金は水のように流れていくもの。途中で池のように溜まることもある。 ・世の中はお金ではなく贈与で成り立っている。 ・本来、お金ではなく物々交換が基本であり、使用価値を高めることに意味がある ・贈与が成り立つ身近な範囲の内側と外側では、世界が全然違う。 ・贈与の基本は、相手を思いやる愛情である。 ・未来への贈与が必要。その愛情は、時差を経て伝わるもの。すぐに愛情の見返りが得られるものでは無い。 資本主義の在り方について考えるにあたっても、本書は良い材料になると思う。本書に関連する『世界は贈与でできている』という本も読んでみたい。

    26
    投稿日: 2024.02.21
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    経済の本。 売上No. 1だったので購入して読んでみた。帯に「泣ける!」って書いてあったのでライトな感じで読めるかと思いきや、結構ちゃんとしてた。変なシチュエーションだなーとは思ったけど。 泣けはしなかったけど、こういう展開にした理由はなんとなくわかった。小難しい解説本よりは取りかかりやすいのかもしれない、けど、まあ難しいことは難しい。

    1
    投稿日: 2024.02.20
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    この年まで誰も教えてくれなかったなんて、、たくさんの難しい本も読んだはずだし、お金に関しての本も読んだはずなのに、なんか、この本の内容に騙されてるのか、今まで騙されてたのかわからなくらなりました。 素直にこの本を受け止めると、気持ちが楽になります。誰のために働いてるか。 格差って?投資って? 日本人はなんでこんなにもお金にマイナスなイメージを持ってるんだろう、、、 ちゃんと経済や、お金の教育を子供の時に受けてたら、将来の夢とか希望とかもっともっていきてこれたかもしれません。 子供達に、お金にしろ、経済、世界情勢、哲学、など、専門知識を、わかりやすく本当の世界を伝える知識のある方がたくさん世の中に増えてくれたら、もっと未来を素敵にしてくれる人が育っていくのではないかと思います。 私がそんな知識人の1人でないことが悔やまれますが、わたしにもまだ、何かできることがあるのではないかと考えさせられました。

    2
    投稿日: 2024.02.20
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    本の名前に惹かれて読んでみた お金に対する印象やお金の生まれた経緯、役割などその一つ一つを小説として教えてくれる本。 ハウツー本でお金の本を読むと何故だか殺伐とした印象を受けるが、小説として書かれているからか温かみを感じられた気がした。 感銘を受けたので、未来ある若者にプレゼントしたけど、読んでくれるといいな。

    2
    投稿日: 2024.02.19
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    「稼ぐ」ではない、お金の意味がよくわかった。 物語として話が進んでいくのでとても読みやすかった。 なにのために働くのか、考えたい

    1
    投稿日: 2024.02.19
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    なかなか私にとっては、曖昧に感じとっつきにくい文章でしたが、経済のいみを知るには良いきっかけにはなります。 大学生などには読みやすいんでしょうね。

    1
    投稿日: 2024.02.19
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    YouTubeのpivotチャンネルに著者か出演しており、話がとてもおもしろかったので購入。 少し先にはなるが、こどもにも読んでもらいやすいようにリアル本にした。 内容は小説形式で、お金の目的、限界をわかりやすく教えてくれている。 お金による便利さにはしっかりと感謝したうえで、子どもたちのためにも、お金によって見えづらくなってしまったものについても意識を向けられる大人になりたいと思った。

    1
    投稿日: 2024.02.18
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    新聞の書評で見て、経済学はサッパリ、の自分にはちょうどよいかもと思って借りてみた。 物語形式で、中学生の佐久間優斗に富豪の老人が経済の何たるかを講義するスタイル。と思って読んでいた。 そもそも中学生にわかるように話しているためわかりやすく、区切りごとにポイントが要約されていたりして、はあはあ、経済学の初歩の初歩を学ぶ本なわけね、と。 端からそういう意識だったので、よもやこんな仕掛けがあるとは。不意を突かれました。 いずれにしても、社会で生きるとはこういう営みをみんなが繰り返すっていうことで、だから職業に貴賤はない、って言葉もあるし、凡庸だけど、感謝の気持ちを忘れずに、なんて言葉もよくあちこちで使われるわけだし、私自身、座右の銘は「情けは人の為ならず」なのもこういう社会の営みを実感しているからなのだ。 人は一人では生きられないのですよ。 経済学の初歩の本だと思ってたのになあ。不意を突かれすぎて、ちょっと泣けちゃいました。 ほぼほぼ一気読み。

    1
    投稿日: 2024.02.18
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    お金についてのそもそもの考えが変わります。お金は大事。その目的がためるではなく、回す。そして、回す目的も見て、お金を見つめたい。お金は、もってることに意味を見出さない。

    1
    投稿日: 2024.02.17
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    著作者:田内学 発行者:東洋経済新報社 お金の正体と社会のしくみを、お金に困っている少年と敏腕投資家が語り合う物語。

    3
    投稿日: 2024.02.17
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    読みやすい物語仕立てで お金と人と仕事と社会の関わりを わかる事ができると思います お金自体には何かを動かす力はない 自分の今いる場所と 人や物事との関わりに 置きかえて考えてみると わかりやすく納得できると思う

    3
    投稿日: 2024.02.16
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    読みやすかったです。私なりに昇華したいので2度読みします! 私にとってお金とは? 働くとは?を考えさせられる本です。

    5
    投稿日: 2024.02.14
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     喜多川泰さんの本の経済版のようだった。 「格差のない豊かな生活を提供する人々が、結果的にお金持ちになっている」というところなどは、そうとは言い切れないんじゃないかと思ったが、読んで良かったと思える1冊だった。最後は、ただの経済本ではなく、物語としても楽しめるストーリーだった。 (響いたところ抜粋) ○お金のために働いていると思っていた時は、味方のいない世界で、1人で生きている気がしていたんだけど、誰かのために働いているって考えると、世界が広がって見えるわね。 ○愛って、常に時差があって届くんじゃないかな。 時差があるからこそ未来に続いていくんじゃないかな。 ○過去から現在、現在から未来への贈与で社会はできている。 ○愛する人を守ろうと思うと、社会が他人事でなくなる。 ○表からはモノとカネの流れだけが目につきやすいが、お金の向こうには必ず人との関わりがある 1)お金自体には価値がない お金によって、人々が支えあえる社会が実現している 2)お金で解決できる問題は無い。お金が商品に変わるのではなく、自然資源に無数の労働が結びついて、商品が生産される。問題を解決しているのは、お金自体ではなく、お金を受け取る人々。 3)みんなでお金を貯めても意味がない。 借金する国ではなく、働けない国が破綻する。外国に頼る以上、外国に対してどんな価値を提供できるかを考える必要がある。働くとはお金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと。 “ぼくたち“の範囲を一番広げられるのは、未来を共有すること。そして、人を愛すること。

    36
    投稿日: 2024.02.14
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    まぁそれはレビュー星高くなるよなー、というオチだった、序盤から結構それが見えてしまうのは年の功かしら(笑)(笑) 忘れていた「自分ごと」の範囲を広く持つ気持ちはまた奮い立たせたいと思わせてくれた。 若い人にたくさん読んでほしいなー。 銭ゲバ世代が読んでももう手遅れだと思うので(笑)

    0
    投稿日: 2024.02.10
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    かなり面白いし、勉強になった。 なぜお金を貯めているだけじゃなダメなのか? 高齢化が進むと何が問題なのか? 赤字だらけの日本とギリシャなのに、なぜギリシャは財政破綻して、日本は生きながらえてるのか? 常々気になっていたテーマに対して、 答えを用意してくれていたし、 労働生産性をあげないと本当にやばい、 海外に日本のビジネスを売っていかないといけない理由がよくわかった。

    1
    投稿日: 2024.02.09
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    この本は「経済教養小説」とありますが、まさにその通りでした。 よくあるお金のHOWTO本ではなく、あくまで小説として楽しめる読み物であり、「お金」に対する別の観点を教えてくれる本でした。面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第一章 税金の導入によってお金が必要となる。 集めた税金を政府が使うことによってお金が循環 お金は個人にとっては価値があるが、全体では価値がない お金によって、人々が支え合える社会が実現している 第二章 問題を解決しているのはお金自体ではなく、お金を受け取る人々 お金の力は選ぶ力。 解決してくれる人を選ぶことしかできない お金が商品に変わるのではなく、自然資源に無数の労働が結びついて商品が生産される 第三章 お金は移動しているだけで、全体のお金は増減しない 第四章 格差のない豊かな生活を提供する人々が結果的にお金持ちになっている 現在において、税金は支配者による搾取ではなく、再分配に使われている 第五章 全体の預金が増えているのは、誰かが借金をしている 借金をする国ではなく、働けない国が破綻する 外国に頼る以上、外国に対してどんな価値を提供できるかを考える必要がある

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お金の正体:3つの真実(p.19) 1、お金自体には価値がない。 2、お金で解決できる問題はない。 3、みんなでお金を貯めても意味がない。 「それぞれの視点やと、ドーナツを買ったり材料を買ったり、お金と物が交換できたように思える。ところが、こうやって空から全体を見ると、まったく違うことに気づいたやろ。お金が次々に流れていって、ドーナツ屋、小麦粉工場、小麦農家で働く3人が受け取った。この3人が働いてドーナツはできていたんや」(p.74) 「お金の力は選ぶ力、ですか」 七海は、意味を探るように、ボスの言葉をくり返した。 「逆に言うとな。選べないとお金は力を失うんや。教育に力を入れようと国が予算を増やしても、学校の先生がおらんかったら何もでけへん。お金がえらそうにできるのは、働いてくれる人から選べるときだけや。災害が起きて働ける人が減ると、お金の無力さに気づくやろ」(p.78) 「物を作る生産力の他にも、いわゆるインフラと呼ばれる社会基盤が蓄積されてきた。インターネット、道路や鉄道の交通網、電気や水道、学校や病院なんかがそうやな。そして、制度やルールも僕らの生活には必要や。これらすべて、昔の人たちが考えて手を動かして蓄積してきたものや。昔からの莫大な蓄積が今の豊かな暮らしを創っているんや」(p.95 ?) 預金とは、お金を保管してもらうことではなく、お金を銀行に貸すことだそうだ。銀行は預金者からお金を借りていて、そのお金をさらに誰かに貸している。 以前も彼が話していたように、お金は移動するだけで増えも減りもしない。預金の増加は、お金自体の増加ではなく、お金の貸し借りの増加を表している。 現在の日本で、預金がそこまで増えているのは、借金が同じように増えているからだという。その主な借り手が政府なのだそうだ。(p.182) 「経済がこれほど発展したのは贈与のおかげや。僕らは、お金と商品を交換したり、お金と労働を交換していると思っている。せやけど、実は全部が贈与や。お金に惑わされたおかげで、贈与が交換に見えるようになったんや」(p.195) 「個の贈与が世界を作るんや。今、僕が君らにお金と経済の講義をするのはほんまもんの贈与や。見返りに、家の掃除や食事の用意をお願いするわけやない。君らは、僕の話を聞いて、未来のために何かしようと思う。次の贈与につながるんや」(p.197) 「以前、お金というシステムを取り入れたことで社会は広がったと話したが、半分は嘘や。たしかに、貨幣経済が発展して世界中の人たちと物を売り買いするようになった。支え合う社会が広がった。  しかし、そこには中身四季のような実感は伴わない。支え合っていると実感できる“ぼくたち”の範囲は逆にせまくなったように感じる。自分が、世界というだだっ広い社会の一員だと感じることは難しい。僕が子どものころのほうが、“ぼくたち”の範囲は広かったと思う。(pp.208-209)  この“ぼくたち”を拡げると、社会の感じ方が変わる。優斗くんが年末に買ってきてくれたどら焼きを、200円で手に入れたと感じるか、和菓子屋のおばちゃんがつくってくれたと感じるかの違いや。 “ぼくたち”の範囲がせまくて、おばちゃんが外側にいる赤の他人やと思えば、200円で手に入れたと感じる。つまり、お金がすべてを解決したという感覚になる。しかし、“ぼくたち”の範囲が広がって、おばちゃんをその内側にいる仲間やと思えれば、おばちゃんが作ってくれたと感じる。 この“ぼくたち”の範囲は、知り合いかどうかではなくて、僕らの意識次第や。お金の奴隷になっている人ほど、この範囲はせまくなって、家族くらいしか入られへん。いや、家族も入らない人もいるやろうな。 そうなると、自分の生活を支えるのは、お金やと思ってしまう。知り合いの店だろうとどこだろうと、働いてくれた人のおかげだなんて思えない。社会を“ぼくたち”の外側に感じて、すべてが他人事になり、お金を増やすことしか考えなくなるんや。(pp.214-215) 僕が伝えたいのは、君たちにとっての“ぼくたち”の範囲を広げてほしいということや。家族、学校の友人や会社の同僚、同じ国で生きる人々、そして世界全体。 空間的な話だけやなく時間的にも広げられる。過去の人や未来の人も含めて“ぼくたち”になりえる。(p.216) じゃあどうすれば、意識が変わって“ぼくたち”が広がるんやろうか? 僕が思うに、1つは目的を共有することやと思う。 たとえば、災害が起きたとき、“ぼくたち”と感じられる範囲が急速に広がった経験はないやろうか。支え合って生きていることを実感して、社会に手触りが戻る。他の人のために何かできないかと考える人が増えて、ボランティアに参加したり、救援物資を送ったりする。それは「日常生活を取り戻す」という目的を社会全体で共有できるからやと思う。(pp.216-217) もう1つ大事なことは、心から人を愛することや。家族でも恋人でも誰でもいい。それによって、僕らの意識は大きく変わる。“ぼくたち”という範囲に愛する人が加わるだけやない。他者を愛することを知ると、その人がどう感じているかを考えるようになる。自分と他者では見え方や感じ方が違うことに初めて気づく。(pp.218-219)

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    お金はただの紙切れお金自体に価値はないということがよくわかった。 この本のお金持ちは詐欺まがいのことをしてお金を稼ぎ(0→1)、そこから人に喜んでもらえるような投資をしてお金を増やして行った(1→100)と読み取れた。皆生活費を稼ぎ、投資をできるような余剰資金を作れる(0→1)ようになるのに苦労してるのではないだろうか。この点に関しては少し疑問が残った。 しかし、お金持ちは詐欺まがいのことをしたことを後悔していた。だから、私たちがお金に目を眩ませず、詐欺まがいのことをしないようにと教えてくれたのかも知れない。「幸せはお金では買えない」 「お金は受け取ってくれる人がいないと何の価値もない」 私もお金お金となりすぎず、周りの友達、家族、そして働いてくれている人全ての人に感謝しながら、 今日からまた頑張って生きていきたい。

    0
    投稿日: 2024.02.06
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    お金の話しは下品という世代に育った私には、何故この話しを子供の頃に教えてくれなかったんだろうと残念に思う 下品なものならば何故皆んなが固執するのか? 下品なお金を上品にする方法はないのか? それは使い方次第、選択次第なんだろうな そして選択して使うのは自分自身という事を理解して活かす使い方をしなければならないという指南書なのかもしれない 平易な言葉で物語として書いてあるので、子供でも読めるが、深く考えさせられる一冊

    2
    投稿日: 2024.02.06
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    子育ての合間で3日くらいで読了。 贈与が経済を発展させている、お金を通じて人々が支え合っている。 世界のために自分が何が出来そうか、考えてみようと思った。子どもが大きくなったら読ませたいし、私も何度も読み返したい。

    1
    投稿日: 2024.02.06
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    “ぼくたち”を広げる “ぼくたち”が自分だけ、家族だけ、と考えるとお金は交換に。増やすことだけ考えてしまう。 でも“ぼくたち”に入る商店街のおばちゃんが作るコロッケは交換ではなく、自分を喜ばせるためにあげてくれたもの お金は交換ではなく、贈与

    0
    投稿日: 2024.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯:お金の奴隷になるのではなく、人々の心を幸せにするために働こう! 要約: お金の本質はみんながお互いのために働く社会をつくることである。お金を稼ぐのではなく、人々がなくなったら困るもの、人々がどうしても必要となるもの、こうなったら人々の心が豊かに、幸せになれるものを生み出すことが本来の目的である。 国全体で見るとお金は奪い合うことしかできないが、未来は共有できる。 これからの時代はGDPなどの目先の数字にばかり目を向けるのではなく、人々の心を幸せにするという本来の目的のために働くべきだ。 感想: お金に力があるのではなく、自分のできないことの問題を解消するために助けてもらっているという意識が大事なんだと思った! 社会全体としてお金は地球上にある水のように循環してるだけなのだ。国が借金すれば、会社や個人のお金が増える。そして、税金として蒸発され、社会サービスに還元される。問題はそのお金と労働を無駄遣いしていることである。 GDPを増やすことばかりに目がいって、人間の感情を無視して、人々を幸せにするという本来の目的を忘れたらいけないと書かれていて、GDPが増えているのに幸せな人が少ないというのはお金に囚われている人が多いからじゃないかな。 自分は最近ずっと思っていることが、これからは「人々の心を豊かにする時代」だということ。 モノの豊かさ→情報の豊かさ→体験の豊かさに時代が移っているのだ。 産業革命→情報革命→体験革命になる! 具体的に私が尊敬している日本の企業で言えば、 ソニー→リクルート→新たな時代(エンタメ?) ソニーがエンタメに力を入れているのは体験の豊かさに気づいたいるからだと思う。 最後の方に外国のために働くことが国の幸せに繋がるかもしれないとヒントがあったが、これからの時代はどんどん世界に出て、地球全体としてより良い未来を共有すべきなのかなと思う。 では、自分が豊かになるにはどうすればいいのか? それは格差を減らすサービスをつくることだ。

    2
    投稿日: 2024.02.05
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    本屋のビジネス書コーナーにある本はなんか嫌いなので基本的に読まないけど、評価が良いしお金のこと知りたい気持ちもあったしザ・ビジネス書って感じでもなく小説形式で読みやすそうと思い手に取った。 世の中お金が全てで、近しい人以外の人と人との関係は冷えきってて寂しいなと考えていたけど、お金で助け合いが生まれていると思うと明るい気持ちになれた。 少し難しい部分もあったけど中学生や高校生に読んでほしい。読まなかった場合よりより良く生きられそう

    2
    投稿日: 2024.02.05
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    物語として最後のまとめが良いので満足感はありますが中学生に勧めるにはやや難しいかな、と。 経済活動は贈与。与えた人、水溜りに溜めないで動かした人がバカを見ないような世の中にしなくては行けませんね。

    0
    投稿日: 2024.02.04
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    評価が高かったので興味津々で読みましたが、想像を越えるような気づきや心を動かされるような事は特にありませんでした。 中学生~大学生くらいの頃に読んでいたらまた違っていたのかも?

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    物語形式でお金について解説をしていく本。最初は難解かと思ったが少しずつそういうことか!が増えていく本。 政治家は読んだ方がいい。

    1
    投稿日: 2024.02.03
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     昔、「ペイフォワード」という映画を見た。 お金は循環するのが自然だと思う。  空気•水•お金。全部、生きるのに必要不可欠だ。  だけど、この中で人の欲望が顕著に出るのがお金だろう。多額の富は人の人生を狂わせる。  勇斗と七海に残したボスの手紙がいい。愛を通して世界を見る時、共感が生まれる。お金も良い循環の中で使えば、誰もが幸せになる世界へいけるのかもしれない。果てしない理想のように思える時もあるのだが。  AI時代になり、ある人が「本は多産多死だ。」と言った。情報について言えば、もっと瞬時に流れては消えていく。  岸田首相のフェイクニュースが話題になった。人工知能は私達の生活の質を高めてくれるし、便利にはなった。と同時に恐ろしいほどのスピードで、フェイクニュースもつくれるのだ。  何を選ぶのかどう生きるのか自分の内面を見つめ、答を出さなければいけない時代になった。生きづらさは私はそのひとらしさだし、本質を見つめるのに必要なことだと思う。  お金が全てとは思わないが、とても大切で必要なものだし、お金のより良い循環をおこす為にも私達はお金について学ぶべきだろう。  そして、どんなに情報過多の時代になろうと、自分は風通しが良いわかり易い人間でありたい。良いお金の循環を生む人間でありたい。

    17
    投稿日: 2024.02.03
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    お金の勉強にと思い購入。面白くて一気に読めました。 お金の使い方について、日本の未来と自分の将来について考えていこうと思います。

    1
    投稿日: 2024.02.02
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    【"お金が全てではない"の本質ここに】 よく、お金は大事だがお金は全てではないという言葉を見聞きするが、その本日を学べる一冊。特に、日本の経済の実態やお金の流れなどについて、勉強をしながら読み進めることができました。 中学生から大学生の間に知りたかったと思う反面、少し難しい内容でもあるので、映画化や動画などになったら良いなと思っています。

    5
    投稿日: 2024.02.02
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    タイトルの『きみのお金は誰のため』から、金融に詳しい老人を専門家、無知な少年を読者に見立てて、お金の流れについて解説していく形の本だと思った。ところが、「愛」というキーワードでお金を考えるだけでなく、「愛」というキーワードで物語も収束させていく精緻なものだった。お金はどこか汚い、卑しいものと捉えられがちだが、キザっぽいけれども素敵なものと捉えるのも悪くないと思えた。

    1
    投稿日: 2024.02.01
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    お金の向こうに人がいる。 お金は人のつながりを媒介するものに過ぎないので、お金だけに執着してしまうと、社会の本質が見えなくなる。 また、お金に執着すると、相手の人がただの取引相手になってしまい、自分ごとにはならず、自分の世界が狭くなってしまう。 相手のことも自分ごとと考えることで、自分の世界も広がっていく。 金は水(血液)に例えられる。個人がお金を貯め込んでしまうと、水がせき止められてしまって、下流に水が流れなくなってしまう。個人が金を貯め込んでしまうのは社会全体にとってはマイナスでしかない。 商売の「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)のように、社会全体を見据えて、お金との関係を考えなければ。

    1
    投稿日: 2024.01.31
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    田内学ぶのボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」君のお金は誰のためを読みました。 主人公の中学生は若い女の人に道を聞かれ、教えていたら土砂降りになりそのまま女性の目的のお屋敷に入ってしまいます。 そこでボスとで会いお金の話を考えさせられます。 お金や経済について確認するのに良い本です。 最後は小説らしくちょっとしんみりしてしまいました。

    4
    投稿日: 2024.01.31
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    ストーリー仕立てで読みやすかった。 お金の本質とは。 ただ、なんとなく言わんとしてることは分かった気はするけど一読ではまだしっくり自分の中に落とし込めてない 読むだけじゃなくて、読んで考える時間が一層大事

    2
    投稿日: 2024.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーはわかりやすく、引き込まれた。伏線は最後に回収されていて読後感は良かった。 お金は道具であって、目的ではない。人と人を繋げるための、温かみのあるものとしてのお金。未来を作るためにより良い使い手になってほしいという願いが感じられた。 ただ、予想を上回るほどの内容ではなかったなという印象。中学生くらいの時に読んでおきたい一冊。

    1
    投稿日: 2024.01.28
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    この本に出会えてよかった。自分がこれからどのように生きればいいのか不安な部分が晴れた気がする。最後は泣いてしまった。ボスの言葉が多くの人に届きますように。

    8
    投稿日: 2024.01.28
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    社会におけるお金の位置付けや意味合いのようなものを何となくわかっているつもりでしたが、個人の視点でしかお金を見れていなかったと気づきを与えてくれました。

    1
    投稿日: 2024.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・お金を払っているからと言って偉そうにする人は、「ぼくたち」の範囲が狭いお金の奴隷になっている。 ・一人の人が一つの商品を作っているのではなく、そこには沢山の人が関わっていることを想像する。 ・お金の向こう側は、人の支え合いでできている。 ・皮肉にも、世の中の役に立つこと(生活の格差を無くすこと)を提供した人が結果としてお金持ちになる。 ・お金は物事の価値のズレを埋めるためのツール。

    0
    投稿日: 2024.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    七海さんの愛は時差があって届くという台詞が印象的。 未来へ投資する時もそんな気持ちを持って送り出したいものだなぁと考えさせられました。

    1
    投稿日: 2024.01.24
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    お金とはなんだろう? その謎に答えてくれるのがこの本。でも、だらだら解説してあるわけではなく、中学二年生の佐久間優斗(ぼく)が町のお屋敷の入り口が分からない久能七海という女性に声をかけられたところから始まる、ストーリー仕立てになっている。七海はこの屋敷に住む神宮寺さん(ボス)からお金についての講義を受けることになる。ボスは有名な投資家で資産家。七海さんはアメリカの投資会社の東京支店で働いている。ぼくはとんかつ屋の息子。ボスは中学生にもわかるようなお金のしくみについて講義してくれることになった。働いてももうからない自分の家の仕事に疑問を持っていたぼくは七海さんと一緒に話を聞く。 お金の話も新しい目線で見ることができたし、ボスと七海さんとぼくの関係がつづられていくのもよかった。確かに、今災害を受けて水も食料もなくて、いつ支援が来るかわからないときお金があってもしょうがないよね。 ルビあり、高学年向け。

    3
    投稿日: 2024.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の帯に惹かれて購入。 お金の概念や、働き方に関して俯瞰的に学びをくれる1冊だった。 今後も読み返して理解を深めたい。 以下、印象的なフレーズ。 ・集めた税金を政府が使うことでお金が循環する →あらゆる税金は社会福祉や医療、教育など多岐にわたって再分配されている →政府による再分配は、1人1人の投票によって決められる →お金は移動しているだけで、全体のお金は増減しない ・お金によって、人々が支え合う社会が実現している →お金が他者のために働く強力なインセンティブになっているため ・問題を解決するのはお金自体ではなく、お金を受け取る人々 →お金が商品に変わるのではなく、自然資源に無数の労働が結びついて商品が生産される →投資されたお金自体ではなく、それを受け取って研究する人たちが未来を創る →お金の力は選ぶ力。解決してくれる人を選ぶことしかできない。選べる選択肢がそもそも少なければお金の効力はあまりないとも言える →自分がお金を使う、投資する先を考えよう。それは本当に今後も残って欲しい、続いて欲しい、社会のためになるものなのか?(例:パチンコにお金を割く→パチンコがどんどん普及する未来になる→パチンコが蔓延する社会になって欲しいのか?) ・年金問題を解決するには、少子化を食い止めたり、生産効率を上げる必要がある ・未来に向けて蓄えられるのは、社会基盤や生産設備、技術や制度など →お金は奪い合うことしかできないが、未来は創造できる ・全体にとって大事なのは、値段よりも使用価値を上げること ・金銭的な格差と生活の格差は異なる →生活の豊かさはお金に比例しない ・格差のない豊かな生活を提供する人々が結果的にお金持ちになっている ・消費と投資のお金の流れで未来が選ばれる →お金が流れる所が発展し、逆は廃れる ・一人一人の生み出すお金の流れが格差を作っている →過去からツケが存在するのではなく、同世代の格差から存在している ・借金する国ではなく、働けない国が破綻する ・外国に頼る以上、外国に対してどんな価値を提供できるかを考える必要がある →外国が日本円を大量に持つと、日本人は自分の生活だけではなく、外国のために働かなければならなくなる、その積み重ねがツケになる ・働くとは、お金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと ・お金によって社会は広がったが、「僕たち」と感じられる範囲は狭くなった →お金の価値を過信して奴隷となり、お金を増やすことにのみ集中してしまうため →「僕たち」の範囲が狭いと、自分のことしか気にかけなくなる →どんなにお金があっても、誰かと一緒にいても、孤独を感じてしまう ・「僕たち」の範囲が広がれば、社会が他人事ではなくなり、社会を気にかけて良くしたいと思うようになる →同時に社会の一員となることで孤独を感じなくなる ・目的を共有すれば「僕たち」の範囲は広がる →特に広げられるのは未来を共有すること →そして人を愛すること

    2
    投稿日: 2024.01.22
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    お金について知っていたのは、物物交換を簡易にするための貨幣という使い方だった。お金をたくさん持っていれば、たくさんの物が買え、たくさんのサービスを受けられる。お金を持つことが裕福さの証拠だと。 お金について別の見方をすることができるのがこの本。最初に、お金には価値がないという話から始まる。それは、社会全体で見た時、お金の総量は変わらない。100円支払っておにぎりを買ったのなら、社会全体で見れば100円は無くなっていなくて、移動しただけというもの。国の借金も同じ。お金の総量は変わらないんだから、国の借金は個人や企業の資産になっているだけ。もしこれが海外に頼ってしまうと国内からお金が出ていってしまうので破綻になりかねない。貿易赤字になっていなければ国の借金は気にする必要がない。 次に、お金というのは価値の対価であって、誰かに何かをしてもらう時に払うもの。もし狭い視点で考えれば身近な人、国内の人の中でのお金の奪い合いだけど、広い視点で考えればお金は人と人を繋ぐ潤滑油にも捉えられる。 そして、お金を蓄えてもなんの意味もないということ。社会の中での総量が変わらない中、お金が動かなければ人も動かないし、物も動かないので社会も発展しないし、新しいものも作られないので豊かにもならない。使ってなんぼ。 これから、日本は人口が減って、生産活動ができる人口も減っていく。豊かさや海外から今と同じくらいものを買うには、今以上に生産性を高める必要がある。そう行ったことを考えると、貯金ではなく、生産性を高めるためにお金を使っていきたいと心から思った。 そして、お金を稼ぐためではなく、子供の未来のために働きたいと思った。 p.s.お金の使い方とは、どんな社会を作りたいかだと説く。お金を使えばそこに価値があることを示すのでより多くのお金が集まり、動きが大きくなる。例えば、パチンコに行ってお金を使おうと考えたとき、パチンコが世の中に蔓延する世界が自分が望む世界なんだろうかと自問自答すると、やめようと考える。同じようにアルコールにお金を払うことが自身が描く未来なのかというと違うなとも思う。もちろん、今生きている人のことも考えながら、お金の使いからは決めていかないといけないけど、お金に余裕ができたら子供が生きていく未来に投資していきたい。

    1
    投稿日: 2024.01.21
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    お金の向こうに人がいる、を読みやすく小説化したという感じ。内容としては、↑を読んでいれば特段見るべきところはなし。ジジイと若者という組合せは良いものです。

    1
    投稿日: 2024.01.21
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    Money is useless without supply. This is an obvious thing but easy to forget, specifically in this convenient modern age. Moreover, I thought that was true about this one that the rack of supply could happen in the future due to a super-aging society.

    0
    投稿日: 2024.01.21
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    後半はずいぶん駆け足になってしまっているけれども、全体として中学生に向けて語る体裁なので、読みやすく理解しやすい書きぶり。お金の本質が理解できる。ヒトは便利なお金を発明したけれども、人々を分断してしまった。お金を使う、ということは意思表示に等しいので、今後は気をつけたい。気になっていた本が参考文献にあがっていたので、そちらも読んでみたい。

    2
    投稿日: 2024.01.21
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    なるほど、お金の役割に考えさせられる。 しっかり理解するには時間がかかるかも知れないが、主人公の少年のように、少し救われた感があって、今年に入って初めて教養を得た一冊なのは間違いない。 最後のほうはベタな感じもしたけど、トータルでは興味を惹くストーリー展開と、章ごとにポイントがまとめられているのが良かった。 おすすめです!

    25
    投稿日: 2024.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を読むまでは世の中のお金のことについて考えたこともなかった。 お金の仕組み、意味、それに対しての人のあり方などとても考えさせられた。 心に残った箇所 「問題なのは、『社会が悪い』と思うことや。社会という悪の組織のせいにして、自分がその社会を作っていることを忘れていることが、一番タチが悪い」 →この文を読んだとき、自分の考えそのままだと感じた。自分にはなんの責任もなくすべて上の立場の人のせいにしていた。それが全くの間違いであることに気付かされた部分。

    1
    投稿日: 2024.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「お金」と「社会」について物語形式で教えてくれる本でした。 たしかに本書を読む前と後ではお金に対するイメージに変化があるなと実感します。 特に ・問題を解決するのはお金じゃなくて、お金を受け取る人 ・お金の力は選ぶ力 これらのことはハッとさせられました。 「お金を儲けるためには〜」とか「社会的地位を得るには〜」のようなhow-toではなく、こういう見方でお金や社会に向き合ってみるともっと深く物事を考えることができるのではないか、そんな感じに私は受け取りました。 読後に「これは身についた!!」という大きな実感はないものの、なるほど確かにそんな見方もできるなと徐々に実生活に溶け出すような感覚はあります。 読んでおいて損はない素敵な1冊だと思いました。

    2
    投稿日: 2024.01.19
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    最初は、お金とは何か、どんな役割を果たしているのか、という経済の基本みたいな話をわかりやすく書いた本だと思って読み進めていたが、途中の格差や贈与の話くらいから、社会のあり方を時間軸も含めて深掘りされていてとても興味深い話になっていた。 とくに、最後のボスからの手紙の内容は深い。 最後ボスの問い、「君は何のために働くのか」は私の中でも考え続けたい。

    1
    投稿日: 2024.01.18
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    読み易く、お金や経済のことを教えてくれる本。 とてもタメになった!とまでは刺さらず… この手の本をたくさん読んでる人には物足りないような気もします。

    1
    投稿日: 2024.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    払ったお金は誰かの手に渡る=お金は無くならない。 対価であるサービスに価値がある=お金には価値がない。 解決するのはお金ではなくサービス。 みんなでお金を貯めたら、サービスを作る人はいない。

    1
    投稿日: 2024.01.16
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    お金の本ではあったが、とても感動する小説でもあった。 子供が中学生くらいになったら、一度読むことを勧めたいと思った。

    6
    投稿日: 2024.01.15
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    読みやすかったけど個人的には普通でした。お金の教養本はたくさんあるけど社会全般や未来に関する話があるのは珍しかった。若い人に読んでほしい。

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    帯には「経済教養小説」とある。 経済に疎い私は、昨今の世の中の風潮(老後のお金は自分で貯めろ的な?)に押され、小説仕立てなら理解しやすいかな、と手に取った。 読み終えた今、小説内の指南役であるボスの解説が正しく理解出来たかというと自信がない。 当初勝手に想像していたお金の増やしかたの内容ではなかったし。 けれど漠然と感じていた罪悪感を正当化していいのかもと思った。 お金はツールであって、人や時代を又は国境を繋ぐ存在、あくまでも脇役。 お金が主役じゃない。 さて、私はこれからどうやって社会に、未来に恩返ししようかしら。

    0
    投稿日: 2024.01.13
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    これまでも今も、私はあんまりお金が稼げてないので、「もっと働かなくちゃ」と、焦りや申し訳ないような…後ろめたさがあったのですが、この本を読んで、気が楽になりました。 TVで、主婦の家事労働を年収や時給換算したら…みたいなデータを見ても釈然としませんでした。 人と人、助け合わす為にお金があるんだ。 お金は行動促進、誘導でしかないんだ。 そう考えたら、誰かを助けるための行動そのものに価値があるという当たり前の事に気が付かされます。 家事をお金に換算しないと価値に気がつけないというのはセンスが無いなぁと思いました。←勿論こんな記述は本の中には無くて、私の感想です。 人と繋がる、大事な人を増やしていけば、自然と良い世の中を作りたくなる。 私個人としては、お金が媒介しなくても、助け合いができている今の暮らしは、大切な人がまわりに沢山いて幸せだなぁと思えました。 あ、私このまんまで良いわ。 これからも、周りの人をたくさん手伝おう、助けようと思えました。 この手足、頭を使ってできる事、なんだろう。私が何に価値を感じるかの自問自答です。人を喜ばせる行動を見つけて、実践していきたいです。 キホンはめんどくさがり屋の合理主義な私は、スキマがいつも気になります。 お金を除いたコスパの良い事、少しの労力なのに結果的に大きな影響をもたらす事。 お金が儲かる事なら、もう既に多くの人がやっている。あまり人がやっていなくて、大事な事。せっかく時間があるんだから、探していきたいと思います。 個人的には、未来が不安で、今動けなくなっている不登校の子どもたち、引きこもりの人たちの支援を続けていきます。 私たち…僕たちの輪を広げていく。 最後は愛のお話しです。 泣きました。

    6
    投稿日: 2024.01.13
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    小説形式でお金の本質を、通常とは異なる視点で様々な比喩を交えながら分かりやすく理解させてくれる。お金に対する考え方・概念、働くことの意味を改めて考えさせられる1冊。投資は未来への提案、消費によって流れるお金が未来への選択を決める。どこにお金を循環させるのか、自分の選択が未来を決めることに繋がる、という認識を持ち、意思を持ってお金を使うことの大切さを教えてくれる。 小説として読んでも素晴らしい作品。

    2
    投稿日: 2024.01.13
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    著者のnoteを元々読んでいました 元ゴールドマンサックスの著者が 本気でこの世の中を変えたくて書いた本です 子供向けに見えるけど 経済やお金のあり方について 今まであまり考えたことのなかった もっと大きな視点を与えてくれる 大人こそ読んだ方がよい本 そして自分の子供に読ませたい本です 田内さんのnoteで尖っていて好きな記事はこれです↓ 日本の「お金の教育」が子供に超悪影響な深いワケ ー「投資される側になる」発想の欠如が国を傾けるー https://note.com/mnbtauchi/n/n469d1301e1cf

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    小説というカタチで「お金」について教えてくれる。 とてもわかりやすいし読み終わるとお金に対する価値観がガラッと変わるかも。 おすすめです。

    1
    投稿日: 2024.01.12
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    増える、減るでしか認識していなかったお金を、流れるという視点で捉えられるようになった。全体で見るとお金は減りもしないし、増えもしない。 知っていて損はないけど、お金基本的な教科書のような本なので、やっぱり理想論という感じは強いかも。

    1
    投稿日: 2024.01.12
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    お金を水にたとえていて、わかりやすい。お金に価値はないことを理解すると、お金を残すより活用するべきだと分かる。

    1
    投稿日: 2024.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段からお金に対して感じていた疑問に触れられていて、台本興味深か楽しかった。 最後は読み物としても楽しかった。

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    大人にも子供にも価値のある本 お金の奴隷にならない。 お金は便利な道具であって目的ではない。 お金は実態の流れとして贈与を生み出す。 お金がある事で知らない第三者と繋がって行けるようになった。 社会全体で幸せになる事を目的として、お金をどうやって使えば実現出来るのか。

    1
    投稿日: 2024.01.10
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    経済とは、 「世を経めて(治めて)民の苦しみを済う(救う)」 現実社会においては、「お金」をいかに儲けるか、 の考えが主流になっている。 この本は、お金の哲学のような、 お金の本質、役割をしっかりと教えてくれる。 お金は、あくまでも「道具」 使い方次第で、社会が変わる。 枯渇する水たまりに、間違いなく雨が降り注いでくれたらいいのに。 中高生が読みやすいように、なぞ解きミステリー仕立てがとても良い。 一気にストーリーに引き込まれ、 最後の手紙は、とても温かい気持ちになった。 大人から子供まで、ぜひお薦め。 なにより、不正だらけの会社経営者や国会議員、 もう一度、お金のことを根本から学ぶべき!

    25
    投稿日: 2024.01.09
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    2023.11.23に購入して、やっと読み終わりました。 序盤は「お金自体には価値がない」、「お金で解決できる問題はない」、「みんなでお金を貯めても意味がない」という謎について各章進むのですが、私の頭ではイマイチピンと来ず。。各章ごとに目からウロコになるかと思っていた私には期待外れで、正直読み進めるのがしんどかった。(3章まではほぼ1日1章ずつ読んでいた感じ) が、4章から面白くなります。というか4章の投資の話が一番面白かったかな。 「お金自体には価値がない」は私も同感で、それはどんなにお金があっても過去が戻ったり、死んだ人間が生き返るわけではないと思っているからですが、それをこの小説風に表現すると「過去を戻してくれる「人」や、「死んだ人間を生き返らせてくれる「人」がいない」ってことでしょうか。 後半の、どら焼きを「200円で手に入れた」と感じるか、「作ってくれた」と感じるかの違いはちょっと考えさせられました。 小説的な観点だと、最後の方は宮部みゆきの『魔術はささやく』を思い出しました。

    0
    投稿日: 2024.01.08
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    面白かったです。 自分にも子供が出来たら ぜひ読ませたい内容でした! お金の本質を分かりやすくストーリー仕立てで 解説していて、今までの自分にない視点を 得ることが出来ました!

    48
    投稿日: 2024.01.07
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    働くこととは、お金を得ることと思いがちだが、そこに対して色んな人が関わっているという考え方が良いなと思いました。 お金のために働くのではなく、社会に役立つことをしていると思うことが大事。

    1
    投稿日: 2024.01.07
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    久しぶりに経済関連で良い本を見つけた。 学生向け?なのか読みやすい内容ではあるが、 経済の本質が学べる。 これから働く人・お金を稼ぎたいと思ってる人に特に読んで欲しい。 今まで思っていたお金に対する印象が変わる本

    0
    投稿日: 2024.01.07
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    お金自体に価値がない お金で解決できる問題はない みんなでお金を貯めても意味がない 過去から現在、現在から未来への贈与で社会はできている。愛する人を守ろうと思うと、社会が他人事でなくなる。

    1
    投稿日: 2024.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お金というのは財布から財布の移動。 お金は人を動かすための紙切れに過ぎない。 人が動き作り出すものは未来だ。 未来につながるお金の使い方をしたい。 勉強、自己投資、健康、友愛、のためにお金を上手に使いたいと考えた。 簡単な事だが店員に会計が終わったらありがとうを伝えよう。

    2
    投稿日: 2024.01.05
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    noteようこさん ーお金自体には価値がない。 お金で解決できる問題はない。 みんなでお金を貯めても意味がない。 「お金」について入門的な本。 物語調で進むので 好みはわかれるかも

    2
    投稿日: 2024.01.04
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    お金の価値やしくみについてボスに教わりました。 社会人になり学生の頃よりお金には困っていませんが、何故かお金があっても心が満たされていない感覚日頃からありました。お金に執着しすぎてたのかもしれません。 お金に対する考え方を見直すきっかけになればいいなと思います。

    1
    投稿日: 2024.01.04
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    ボスが優斗と七海に伝えたお金の話。 「お金自体には価値がない」 「お金で解決できる問題はない」 「みんなでお金を貯めても意味がない」 「退治する悪党は存在しない」 「未来には贈与しかできない」 タイトルを見た時には「は?」としか思えなかったが、読むうちに納得。 今すぐ身の回りすべてにおいて、お金の価値や考えを捨てて行動を変えられるかはわからない。 ただ、元日に起きた災害に対して「ぼくたち」の範囲が広まったことがリンクし、何かできないかを考えはじめている。 1冊目読了。

    10
    投稿日: 2024.01.03
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    未来を共有し、「じぶんたち」の範囲を広げる。そして人を愛することで社会を自分事として捉える。 お金の話をしているようで、社会全体の仕組み、その社会の中での「じぶん」を強く考えさせられた。自分の子供たちにも、もう少しおおきくなったら読んで欲しい。 社会は贈与でできている。

    1
    投稿日: 2024.01.03
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    投資でお金を増やすことに疲れてきたから読みました。お金について、視点を高く考えることができて、これからの仕事や生活に繋げられると思いました。著者の本は、二冊目でしたが、また勉強になりました。政治について、考える材料になったと思います。

    3
    投稿日: 2024.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新年1冊目だが、間違いなく今年のベスト本に入る。 最近、とにかくお金を投資するみたいな流れになりつつあるが、何のために投資をするのか、そもそもお金とは何なのかを考える良いきっかけになった。 【メモ】 ・お金は個人にとって価値があっても全体では価値がない ・お金を受け取る人が問題を解決してくれている ・たくさんの労働で商品が生まれていること ・一人一人が誰かの問題解決のために働いていること ・お金は移動しているだけ、全体の増減は無い ・「お金の奴隷」になっていないかを振り返ること ↑これから考えるためのメモ

    1
    投稿日: 2024.01.02
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    書店でランキングに入っていた本を手に取って読んでみた。 そこで初めて知った本なので、事前情報は無し。 帯や目次から、「中高生向けに、お金の流れを説明した小説」という印象を受けた。 3つの真実として挙げられたことのうち「お金自体には価値がない」「お金で解決できる問題はない」はなんとなく想像がついた。 でも、「みんなでお金を貯めても意味がない」は読む前にはわからなかった。 つまり、全体のお金の量は変わらないから、どこかからお金を奪って貯めているということ。 しかし今のところ、「自己防衛」っていう名目で奪わないと、老後の生活が不安。 お金を介して、人とのつながりを意識する。 これが一番大事だなと思った。

    2
    投稿日: 2024.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中までは、一般的なお金について、会話形式の読みやすい本として読みすすめていました。 結末で、心に残る本となりました。 すごく考えさせられました。 「お金のために仕事をする」というのではなく、働くということ、目的を考え直す 良い機会となりました✨

    1
    投稿日: 2023.12.31
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    国の借金こと、貿易黒字.赤字のこと、難しいことを簡単にわかりやすく。 最後の物語も予想外で良かった、

    1
    投稿日: 2023.12.31
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    お金とは何かを教えてくれるとても大切な経済教養小説。 お金の奴隷に自分自身なっていた気がします。 正直、各々で読んでこの本を噛み締めて欲しいと思います。 他の方がこの本を読んだ感想なども知りたいと思います。 一つ言えることは、お金の価値観が大きく変わる本です。 僕もお金の本をたくさん読みましたが、本質はこの本含まれているのではないかと考えさせられます。 もっと早くからこの本出会えていれば人生は変わったかも知れません。 全ての人に読んでほしい教養の本だと思います。 この本をきっかけに世界の人が幸せになりますように・・・

    10
    投稿日: 2023.12.29
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    お金については個人はどうしてもミクロな自分を中心にしてお金の価値や判断をしてしまうが、この本を通じてお金をマクロ的な視点で見ることができるようになる。 個人としての私にとってお金とは何かではなく、社会の一員の私にとってお金とは何かを考えることができる。 つまりお金を稼ぐこと、儲けること、貯めること、使うこと、すべてが自分にとってどのような価値があるかではなく、社会的にどのような価値があるのか(ないのか)を知る良い機会になった。 お金は人と人をつなぐ潤滑油にすぎない、社会を作るツールでしかないことが感じられる。 この手のビジネス知識を得るための物語としては、知的に得るものもあるが、物語としての最期の結末も秀逸だと思う。 備忘 税金がお金の価値を作る 政府がお金を使うから循環する お金は社会全体で見れば価値はなくなる お金で人が支え合う 問題はお金ではなくお金を受け取る人が解決する お金は解決する方法を選ぶ力でしかない お金は移動するだけで増減しない 未来に向けての蓄えは社会基盤や設備技術しかない 格差のない豊かな生活を作る人がお金持ちになる(格差の象徴的に扱われている) 消費と投資で未来が選ばれている 税金は再配分 借金する国ではなく、働かない国が破綻する

    5
    投稿日: 2023.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    知り合いにオススメされて読みました☆-d(ゝω・) 読む前の印象としては、〝お金の謎2「お金で解決できる問題はない」〟の部分が引っ掛かっていたけれど…なるほど、視点が間違っていたんだ!〜と納得できた。 単純に「お金」ではなく、そこに隠された「人(とのつながり)」を感じること。そしてその未来を想うことが、どこまでも視野を広げてくれるんだなと気づいた。 就活セミナーで働くことの意義について触れる時、何だかんだいっても「第一に経済的自立=まずは(生活する)金のため」っていう教え(?)が外せないし、実際そう思いながら働いてる人も多いと思う。 でも、働くことそのものが誰かの役に立っているということ〜って改めて言われると、希望の職に就けなかった場合や仕事にやり甲斐が見出だせない時も、でも誰かの役には立ってるんだから!って、もっと胸を張ってもいいんじゃないかなって…なんだか前向きな気持ちになった。ヽ(^ω^)ノ 難点を言いたくはないのだけれど、本書の物語の側面を見た場合は…「ボス、そのことは墓場まで持ってけ!!」と言いたい。笑 まぁ、腕時計の件で“もう許されてる”って確信を得てたのかもしれないけどさ。 だとしても、当時まだ中学生の優斗に何年も抱えなきゃいけない秘密を背負わせるのってどうなんだい?〜ってツッコミたい。Σヾ(´Д`; ボスが一番伝えたかったことは、つまるところ最終章の内容だろうなと思いつつ… アンタ結局ただ自分の正体明かしたかっただけかい!〜って思えてしまって最後だけ何かモヤモヤした。笑 お金のことは知っておいた方がいいよ〜ってオススメされて読んで、結果お金の見方が少し変わった…と思う。

    2
    投稿日: 2023.12.26
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    将来のお金について不安になることも多かったけど、自分の考え方が偏っていたことに気付いた。周りに対して何か還元したいとボンヤリ思い始めていた時期だったので、その点についても惹かれる内容だと感じた。

    2
    投稿日: 2023.12.21
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    お金の本質的な役割について考えさせてくれる本です。 物語調なので、登場人物と一緒に考えながらお金について学ぶことができます。 問題を解決しているのはお金ではなく、それを受け取って働いてくれる人であり、お金は偉くないという文には、消費者として忘れてはいけないこととはっとさせられた。 自分の仕事が誰の問題を解決しているのかということを考え、社会のためになる仕事がしたいと感じた。 税金の役割、お金を過信するとどうなるのか、年金問題、財政問題についても著者の考えが書かれており、これらの問題を違う視点から見ることができるようになるのではないかと感じる。

    2
    投稿日: 2023.12.20
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    これまで読んだお金に関する教養本で圧倒的に本質的な内容であり、物事を考える視点が変わった。お金は何か目的を達成するための手段であるが、税金が増えたことや物価が上がったことなどにより、金銭的な厳しさが増すといつしかお金を貯めること増やすことが目的となってしまう。人への感謝や関わりを感じにくくなってしまうのも、その人にとってのお金の重要度が上がったためであろう。社会にとって、個人にとってのお金の役割を正しく教えてくれる一冊。

    4
    投稿日: 2023.12.19
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    ネットニュースで取り上げられていたのを見て気になって読んでみました。少しライトな感じの文体に出だしは戸惑いますが読み進めるうちにそれが読みやすさにもなってきます。そしてボスとのやり取りが基本的に質問と回答のパターンなのでボスからの質問に対して自分はどう答えるのかと考えながら読み進めるのも面白さのひとつです。 ライトな感じの文体とわかりやすい説明がそんなの知っているよと言いそうになる自分に新たな気づきを与えてくれる内容でした。そして物語としても良かったです。これまで感動作といわれる作品を読んでもあまり動じなかった私ですがこの作品は少しウルッときましたね。こじつけ感のない展開もありますが、ここまで私もボスから教えてもらっていたのだなということをあらためて気付かされました。本当に良作だと思います。

    2
    投稿日: 2023.12.19
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    今月のマネー本として読んでみました。 ライトノベルのような感覚でストーリーは進んでいきますが、言っていることは結構難しい。 私自身、読んでいる時は「フムフム」という感じでしたが、時間が経った今理解できているかと言われると、「うーーん」な感じです。 そんな状況ですが、私が学んだこと、感じたことを書いていこうと思います。 お金を学ぶ事とは、2つの面があると思いました。 「個人としてのお金」と「社会としてのお金」。 私は前者のほうを念入りに勉強していましたが、後者に関してはあまり意識していなかったことに気づきました。 個人的に節約・投資の知識を得ることも必要ですが、社会全体のお金のあり方を考えていくことも大切だと思いました。そして、何より重要なのは行動することです。「自分だけやっても何にもならないんじゃ……」と思うのではなく、自分も社会の一員であると認識し、行動していくことが世の中に変化をもたらすのだと思いました。(寄付、選挙などが分かりやすい例ですね) ”問題なのは、『社会が悪い』と思う事や。社会という悪の組織のせいにして、自分がその社会を作っている事を忘れていることが、いちばんタチが悪い”(抜粋) 一人の行動が積み重なれば大きな力となります。 力が大きくなれば、社会は変わっていきます。(変わらざるを得ないと言ったほうがいいかも) それが自分の子どもや大切な人を守る社会へと変わっていくのだと思いました。 ”愛する人を守ろうと思うと、社会が他人事でなくなる。”(抜粋) 上記は本の中で登場するフレーズですが、私自身は子どもをもってから感じるようになりました。 お恥ずかしいことですが、独身のときは社会のことを考えられなかった。自分だけ良ければいいし、何かあっても自分だけ我慢すればどうにかなるって思っていた節があります。 しかし、そこに子供や家族が関係してくると、そういうわけにはいかないのです。社会の力を借りないと解決できないことが多いのです。(保育園とか、公園で遊ばせるとか) そうすると自然と社会に目がいくようになり、考えるようになりました。 税金に対しての考え方も大分変りましたね。 「お金について考える」というのは、社会をいかに自分事として考えられるか、という事なのかもしれません。

    23
    投稿日: 2023.12.14
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    みんなを等しく便利にした会社の創業者が、結果的に大金持ちになった。格差を縮めるサービスを提供しているのに、大金持ちだという事実だけが切り出されていた。 自分の行動の影響を理解した上で選択することが大切 最後のボスの娘のくだりは感動。そんな話だったのだと思う。金の亡者になってはいけない。愛する人や繋がりを大事にして、社会のために働く。綺麗事でなくそう思えるようになりたい。

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    『お金のむこうに人がいる』の著者の新刊。いわば、『お金のむこうに人がいる』の小説版といった感じだった。 年長者から教えを乞う展開が、『13歳の地政学』っぽいなと思ったら、参考文献として紹介されてた(ストーリーというよりは、途中でてきた地政学の話についての参考文献だろうけど)。 ストーリーとしては、 1.お金自体には価値がない。 2.お金で解決できる問題はない。 3.みんなでお金を貯めても意味がない。 という3つのことを学んだうえで、未来のためにどうしたらいいかを語る内容。 著者の前作でもそうだけど、この本を読むとお金自体には価値が無いというのがよく分かる。無人島にお金をもっていっても意味が無いしね。 「経世済民」という言葉は、世をおさめて民をすくうという意味があるけど、その略の「経済」だとお金がどうこうだとか、GDPの最大化という話になってしまうというのは、ちょっと悲しいことなのかもしれないと思った。 一人ひとりが社会に目をやって働くようになれたら、もっと経済はよくなるのかもしれない。 「稼ぐことと同じくらい、お金を使うことも難しい」という話は、本当そうだと思う。自分は、年収と年齢の割にはお金をもっている方だと思うのだけど、うまい使い方が分からずに結局、増え続けていっている。もっと、うまく使えるようになりたいとは思っているのだけど、なかなか難しい…。 先日、子どもが3人以上で大学無料化の話があったけど、フランスではすでに大学は無料らしい。ただ、その分、税金が高くて働いても3割くらいしか手元に残らない人もいるのだとか。さすがに3割はひどいよなと思うけど、日本でも無償化されたらどこかにしわ寄せはいくんだろうなぁ(※念のため言っておくと、大学無償化については、賛成です) それにしても、主人公が推理小説好きというためか、結構いろんなことに気が付く子だなという印象。授業の内容もちゃんと覚えているし、頭のいい子なのだろうなと思った。 この本のストーリー自体は、そこまで推理小説っぽくはなかったけど、最終章については叙述トリックとなっていた。最終章の最後の会話が「どういうこと?」となったけど、エピローグで明かされて納得。中学生に背負わせる責務ではないような気もするけど、それぐらい信頼していたということなんだろうな。

    6
    投稿日: 2023.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「お金のむこうに人がいる」も読んでいたので、復習のような感じで読めた。かなり忘れていて、私もいつの間にお金の奴隷になっていた。 お金が問題を解決するのではなく、働いている人が解決する。 働くというのは、お金を稼いでくることではなく、誰かのために役立つこと。 個人レベルで考えると、お金が増えた方が豊かになるけれど、全体レベルで考えると、お金は移動しただけで増えてはいない。 など、お金の見方を変えてくれる本だった。 読んだあと、自分がお金を使う場面で、働いてくれている人たちありがたいなと思うようになった。 そして、自分が働く立場の時も、ただお金を稼ぐと思うのではなく、誰かの役に立っていると思えるようになった。

    1
    投稿日: 2023.12.08
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    物語調で進む話。ボスと佐久間くんと七海さんの関係に最後少し感動。 私のお金に対する疑問は中2と一緒だった。言われてみれば当たり前なんだけど、理解してしてなかったお金の謎と社会の仕組み。 社会の手触りのない時代、あなたは誰のために働きますか?

    4
    投稿日: 2023.12.07
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    お金に関する見方が増える本という印象です。 ストーリー仕立てになってますので、楽しみながら学ぶことができます。 学ぶことは多かったですが、活かせる場が多いかと言うと少し微妙ではあります。生活に支障の無い範囲内で活かしていきたいと思います。

    0
    投稿日: 2023.12.03
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    感想 お金は血液。GDP指標は意外とうまくできている。生産者と消費者の間をすり抜け価値を生んでいく。人々の生活は足並みを揃え豊かになるはず。

    0
    投稿日: 2023.12.03
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    著者の前著である「お金のむこうに人がいる」の小説版という印象を持ちました。 この本は、学校の金融教育向けに最適な本ではないでしょうか。 お金がテーマの本ですが、人がそもそも働く目的自体を考えさせられる良書です。

    1
    投稿日: 2023.12.03