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きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
きみのお金は誰のため―ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」
田内学/東洋経済新報社
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総合評価

619件)
4.1
210
233
121
14
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    社会を見る目が変わるヒントが詰まっていた。Kindleで買ったけど紙で買い直して本棚に置こうと思う。次の世代にプレゼントしたくなった。 「僕たち」という感覚というのは、現代もど田舎にはだいぶ自然に残っていることだと思う。都内でどこか寂しく感じていた自分はほれがかけていたと気付かされた。離れててもできることこの場でもできる方法を探っていきたい。

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・働く≠お金を稼ぐこと.=誰かの役に立つこと ・お金は道具、問題を解決するのは、お金ではなく、その先の人。お金は、解決する人を選ぶ力があるだけ ・年金問題を解決するには、少子化を食い止めたり生産効率の上昇。結局お金を貯めた所で、生産力が落ちていけば、物価は上がり、同じものは買えなくなる 何が幸せかという定義によってお金の奴隷になるかが決まりそうだなと感じた。 また、少し以下の観点から政治にも関心も持とうと思った。 平等な社会を実現する為に、国民から徴収し、分配している 水がない地域に、雨を降らせることで救っている 何に税金を使うかは、政府が決める だからこそ投票がが必要 →昔と比べると確かに格差は少なくなったと感じる。 インフラの設備や、制度の充実など。 インフラや制度の整備によって未来の投資になるからこそ、何にお金を使うべきかという観点で、政府に関心を持つべきだと思いました。

    0
    投稿日: 2023.11.25
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    評判どおり、「お金」に関する大切なことがわかりやすく書かれていて、なるほどなあと思うことが多かった。 これを書いている時点で20件のブクログレビューもほぼほぼ肯定的なものが多いので、敢えてネガティブモードでいってみるとすると「成功者だからこそ持てる目線」な気がしないでもない。いわゆる上から目線、というやつか。 とはいえ「何のために働くのか」という根源的な問いに対する著者の解釈/提案は、いまこうして還暦間近になって感じること、振り返ってみて初めてわかることと相反しないことは確かで、納得感のあるものでした。

    0
    投稿日: 2023.11.25
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    作中に出てくる3人の登場人物がとても魅力的で、かつ、この世の中のしくみや働く意味について深く考えるきっかけにもなり…この本に出会えてよかった。 帯にある通り、本当に世界の見え方が変わった気がする。 そして最後の展開に涙.....。 自分が働いて稼いだお金を出して購入する物・食べる物・楽しむ物、etc… その向こう側にいる「人」に思いを馳せて日々過ごしていきたいと思いました。

    1
    投稿日: 2023.11.23
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    お金のこと、経済のこと、社会のこと…。 読後感は視野が広がった。 それと同時に、身近な人、物、事を大切にしようとも思った。

    0
    投稿日: 2023.11.23
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    小説として読むとイマイチだけど、大切なこと、田内さんが伝えたいことを子供の年代にもわかってもらおうとすると、このように物語にするのがいいのかも。(最後はウルっときたし。) 働くことは、お金を稼ぐことではなく誰かの役に立つこと。だから、その人の働きでどれくらいの人が助かったか、どれくらいの人の役に立ったかで受けとれるお金の量がかわるということなのかなと思った。 こんな解釈であってるのかな。

    0
    投稿日: 2023.11.22
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    結局は余裕のある金持ちが、社会的貢献の意義に目覚めて書いた道徳本の類だと考えていた。途中までは、お金に力はない、と言っても、お金には「選ぶ力」があり、選ぶ力は圧倒的に格差を生み出している現実があるではないか、という反発心が抜けなかった。 もちろんそれらは一面の事実である。 しかしまた、お金の先には人がいる、そうした意識を持って仕事をしたり、選択(消費)することで、「我々」の意識が広くなり、そうした心理的充足感が、お金以上に大切なことであるというメッセージもまた、一面の事実である。格差を嘆いていても始まらない、資産量の格差はさておき、生活の質の格差は小さくなってきている、そうした社会への貢献ができる企業が、結局は長続きするのだ、という指摘も、なるほどそうした視点もあるかと勉強になった。 結局、お金や幸せの定義の仕方は、切り取り方により異なる。それならば、持てるものをただ僻むより、より心理的に満たされた幸せを掴む物事の捉え方をしたいと思った。 人によっては当たり前、綺麗事と思われる箇所も含むだろうが、いずれにせよ人生に付き纏う古くて新しい問題に対し、言葉を尽くして回答しようとするこの本は良書であると思った。

    0
    投稿日: 2023.11.20
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    子供に読ませるべき本 人が紙幣を使うようになったのは税を納めるため「租税貨幣論」 と 「信用貨幣論」とは貨幣を負債を記録しておくものという理論

    3
    投稿日: 2023.11.17
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    「お金自体に価値はない」 頭ではわかってるつもりだが、どうしてもお金の奴隷になってしまう。 問題を解決しているのは、お金ではなく、お金を受け取る人々だということを考える必要がある。

    0
    投稿日: 2023.11.16
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    経済の価値を知る、社会の範囲を広げる。 物語としても素敵。 第1章 お金の謎1「お金自体には価値がない」 ・税金の導入によって、お金(貨幣)が必要になる ・集めた税金を政府が使うことによって、お金が循環する ・お金は、個人にとっては価値があるが、全体では価値がない ・お金によって、人々が支え合える社会が実現している 第2章 お金の謎2「お金で解決できる問題はない」 ・問題を解決しているのはお金自体ではなく、お金を受け取る人々 ・お金が商品に変わるのではなく、自然資源に無数の労働を結びつけて商品が生産される ・お金の力は選ぶ力。解決してくれる人を選ぶことしかできない →供給が多量になれば力が相対的に強くなる ・ムダな仕事を減らすことで、経済は発展している ・成果を分かち合うことができなければ、ムダな仕事が必要になる ・一人ひとりが社会を形作っている 第3章 お金の謎3「みんなでお金を貯めても意味がない」 ・みんなでお金を貯めることは、将来の備えにならない ・年金問題を解決するには、少子化を食い止めたり、生産効率を上げる必要がある ・お金は移動しているだけで、全体のお金は増減しない →信用創造をどう捉える? ・未来に向けて蓄えられるのは、社会基盤や生産設備、技術や制度など ・全体にとって大事なのは、値段よりも使用価値を上げること ・お金は奪い合うことしかできないが、未来は共有できる 第4章 格差の謎「退治する悪党は存在しない」 ・金銭的な格差と生活の豊かさの格差は異なる ・格差のない豊かな生活を提供する人々が結果的にお金持ちになっている ・消費と投資のお金の流れによって未来が選ばれる ・投資されたお金自体ではなく、それを受け取って研究開発する人たちが未来を創造する →現状は価値ではなく価格がつくものへの投資に集中する? ・一人ひとりの生み出すお金の流れが格差を作っている ・現代において、税金は支配者による搾取ではなく、再分配に使われている ・政府による再分配は、一人ひとりの投票によって決められる →決裁コスト・ロジックによる本末転倒、マージンコストが大きすぎる? 第5章 社会の謎「未来には贈与しかできない」 ・全体の預金が増えているのは、誰かが借金をしているだけ ・過去からのツケが存在しているのではなく、同世代の格差が存在している ・借金する国ではなく働けない国が破綻する ・外国に頼る以上、外国に対してどんな価値を提供できるかを考える必要がある →貿易黒字 →自然資源に頼ることをどう考えるか? ・人から人への贈与、過去から現在、現在から未来への贈与が経済を発展させる 最終章 最後の謎「ぼくたちはひとりじゃない」 ・働くとは、お金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと ・お金によって社会は広がったが、“ぼくたち”と感じられる範囲はせまくなった ・目的を共有すれば、“ぼくたち”の範囲は広がる ・“ぼくたち”の範囲をいちばん広げられるのは、未来を共有すること ・そして、人を愛すること ◯愛に時差があって届く。時差があるからこそ未来に続いていく。

    0
    投稿日: 2023.11.11
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    ジェレミーも言ってたけど、愛の本?かな? お金についての考え方は、そんな考え方もあるんか〜たしかに、と思った。 時間が経ってから書いてしまってるけど、ここが印象に残った!でのが少ないかも。 もうからないと会社は存続できないが、もうけること自体を目的にしたら会社は長続きしない。会社が長続きできるのは、社会の役に立っているからや。その結果として、もうけることができる。 これは覚えておくべきかも、

    0
    投稿日: 2023.11.10
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    お金がいくらあっても 問題を解決できる人がいないと 社会は動かない。 お金の先には人がいるという視点を 教えてくれる一冊でした。 お金の為に働いて、 仕事が嫌いになりそうな人にオススメです。

    7
    投稿日: 2023.11.09
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    私が気になっていたことが詰まってた。何で?って思うこと自分では調べるつもりのなかったことを説明してくれた。  

    1
    投稿日: 2023.11.07
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    「お金の向こうに人がいる」を小説仕立てにした内容だった。登場人物たちの議論を中心に話が進むのでより理解はしやすかった。 著者が到達した「お金の正体」には説得力があり、日々のお金の使い方や自分の価値観を見直すよいきっかけにもなる。 例えば流行りの海外ブランドのバッグを買うとき、そのお金はどう流れるのかを考える。効用以上のお金を払うとき、それは自分の意思表明でもあるのだと思う。 日々お金に困る生活をしていると理解のハードルが高くなる内容ではあるが、より多くの人に読まれると良いなと思った。(小説としての味わいを求めると裏切られるとは思うが。)

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「働くとは、お金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つこと」 お金のために働いているから、仕事が嫌になっているんだと思った。お金のためでなく、誰かに、その人にとって価値のあることを提供できる働き方をしたい。そのために知識や技術を身につける。自分が働いて作り出した価値はもしかしたら、自分には見えないところにまで貢献できる可能性もある。 逆に自分がお金を払ったものには、生活を豊かにしてくれる価値があり、物でもサービスでも、顔は見えなくても感謝をしたいと思った。 お金や働くことに疑問を持った時に読み直したい。

    6
    投稿日: 2023.11.04
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    田内さんのnoteをたまたま読んで、興味をもったのでこの本を購入しました。(出版するまでの経緯と本文の冒頭が記載されていて、出版するまでのストーリーも面白かったので本書が面白かった方にも是非読んでみてほしい。) めちゃくちゃ面白かったです! 私は経済学部出身なのでミクロマクロをはじめ経済に関する本を読んで来たはずなのにこれほど貨幣や経済に関する本質をついた本は今までなかったと思います。(私が真面目に勉強してなかったからかもしれませんが…) お金の3つの真実 1.お金自体には価値がない 2.お金で解決できる問題はない 3.みんなでお金を貯めても意味がない 最初に見たときは、どうせ綺麗事や言葉の揚げ足取りのような説明がされるのだろうなと思いましたが、とても納得のいく説明でした。 これからの時代を作るのは政治家だけではなく、国民ひとりひとりなのだと前向きに捉えることができました。自分が誰の為に働くのか、自分が社会に貢献できる仕事は何なのか、を考えるきっかけになりました。

    5
    投稿日: 2023.10.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さっき読み終えたばかりで、興奮しながらこの感想を書いています。 「お金を貯めても意味がない」というポップのコメントに惹かれて、手に取りました。冒頭で「お金には価値がない。お金では問題解決できない。お金を貯めても意味がない」という言い切るお金持ちの老人が挑戦的で、ぐいぐい引き込まれていきました(その主張には半信半疑でありましたが)。 先生役の老人に対して、生徒役の二人(少年と投資銀行で働く女性)が、読んでいる自分の代わりに反論してくれるのですが、老人によってどんどんひっくり返されてしまうんです。「お金ってこういうことだったのか、とか社会ってそういう仕組みなんだ」って感じで、初めの挑戦的な老人のセリフも納得できました。学生のころに知りたかった内容でした。 表紙に経済教養小説と書いてあったので、お金と社会について小説形式で学べる本だとは思いましたが、小説部分にはあまり期待していませんでした(ごめんなさい)。わかりやすくするために小説にしていて、「先生と生徒役がでてくるパターンね」と思って読んでいたんですが、最後に裏切られました。 ネタバレになるので詳しく書けませんが、最終章の最後のセリフを読んで、「あれ?読み間違えていた?」と思ったんです。あわてて話をさかのぼって見返しても、間違えていないんです。 その答えは最終章のあとのエピローグに書かれていました。これまでの伏線が全部回収されて、お金と社会の物語ではなくて、愛の物語だったことに気づきました。未来を考えるためには愛がどうして必要なのかを証明してくれた本でした。 お金の本でまさか号泣するとは思わず、カフェで読んでいたことを後悔しました。母親だったら、この本を読んで泣かない人はいないと思います。お金や社会の話は高校の教科書にしてほしい内容だし、すべての人が読んだら、社会が変わる気がしました。まずは夫に読ませたいです。

    7
    投稿日: 2023.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学校の教科書にした方が良いレベル。ラストの手紙のメッセージは最も心に響いた。お金があるからこそ助け合える社会が存続している一方で、人々の仲間意識が薄くなった。仲間意識が薄くなるというのは、昔はお金ではなく物々交換や協力によって支え合ってきたが、今はお金による売り買いによって支え合っているため、仲間意識のような実感は伴わないということである。貨幣経済の今、仲間意識を持つには「ぼくたち」の範囲を広げることである。「ぼくたち」の範囲を広げるために、「他人事」をなるべく減らしていきたいと思った。

    12
    投稿日: 2023.10.23
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    6
    投稿日: 2023.10.19