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自由研究には向かない殺人
自由研究には向かない殺人
ホリー・ジャクソン、服部京子/東京創元社
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総合評価

612件)
4.2
229
241
92
13
3
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5年前に小さな街で起こった失踪事件を女子高生である主人公が自由研究の課題にして真相を追う物語。 さっぱりしていて真面目でフェア、主人公のキャラクターにとても好感が持てる。真相はとても悲しいものであったけれど最後の主人公のスピーチによって救われる人は多かったのでは。

    0
    投稿日: 2024.02.27
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    長かった…… じわりじわりと真実に迫っていく様子がリアルでいい。ピップの行動力がすごすぎて終始ハラハラしながら読んでいた。 それにしても主人公切れ者すぎでは…?! 3部作ということで、続きも楽しみ。

    5
    投稿日: 2024.02.26
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    もう表題からして最高!「自由研究に向かない殺人ってなに!?向いてる殺人があるの!?!?いやいや、そうじゃなくない??そもそも殺人事件を自由研究にするなや!」と一瞬で心を鷲掴みにされました笑 そして、中身も期待を裏切らない面白さでした。「殺人」という名前が入っているため、重い内容かなぁと思いながら読み始めましたが、結構サクサク読める読める…ページをめくる手が止まらなかったです。解説にもありましたが、自由研究らしさが分かる工夫もされてあって、あまり小説を読んでいる感じがしなかったのも良かったです。

    25
    投稿日: 2024.02.25
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    予想外の展開で、早く最後まで読みたいと思う小説だった。 そして、最後まで読んだら、もう一度読み返してみたくなる。

    0
    投稿日: 2024.02.25
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    これも前から本屋さんの創元推理文庫コーナーでずーっと気になっていたもので、やっと読む機会がきました。 興味をそそる表題で少し若者向きだと思うけど、おじさんでも夢中になりました。 シリーズものですでに次の3冊も用意してあるので、しばらく楽しめそう。

    31
    投稿日: 2024.02.25
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    「彼がそんなことするはずがない」 女子高校生のピップは過去に自分の住む街で起きた少女失踪事件を自由研究のテーマにし調べる。少女のボーイフレンドの少年が犯人で自殺したとされたが彼を知っていたピップはそれが信じられず、無実を証明するため事件を独自に捜査していく。 ピップの頭のキレ、只の女子高生がするとは思えない危な過ぎる捜査にめちゃくちゃハラハラが止まらない。事件の証拠やメッセージのやり取りの資料も図で載っていて面白かった。最後の最後まで犯人が読みきれずとても面白かった。

    1
    投稿日: 2024.02.24
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    読むのに時間がかかった。約10日間、やはり海外ミステリーは、読みづらい。なるほど、犯人と動機でこの題名なのか、とても良い題名だとおもいました。

    1
    投稿日: 2024.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ボリューミーなのに面白すぎてするすると読めました。  過去に解決済みの事件を主人公が洗い直して行く内容なのですが、この主人公が素人の学生で、しかも学校の課題という体で調査を進めて行くのが新感覚で面白かったです。  今の時代らしくsnsで別人になりすましてターゲットに近づいたり、スマホの機能を駆使して犯人を追跡したりなど、やり手な主人公のテクニカルな捜査方法が読んでいて爽快でした。  捜査内容を1から時系列順に、時々資料を混ぜて込みながら見せてくれるのでミステリー小説として頭の中を整理しながら読めると思います。  爽やかに晴れた真昼間の中を歩いてると思いきや、いきなりティーンエンジャならではの闇の沼に足を浸からせてしまう。そんな緩急のあるストーリーの雰囲気も好きです。

    6
    投稿日: 2024.02.18
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    なかなかの厚みですが一気読み。高校生の自由研究という形で調査が進むに連れてどんどん明らかになる新たな事実と次々変わる第一容疑者に、先が気になってどんどん読んでしまいました。賢い上に正義感と公平性、朗らかさを持ち合わせた主人公のピップがとても魅力的なんだけど、結構無鉄砲な行動もするからハラハラして目が離せません。最後は予想外!からのなるほど!でたいへんおもしろかったです。

    3
    投稿日: 2024.02.17
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    高校生が自由研究の課題として、地元で起きた事件を探求していく。 自由研究でという設定の斬新さと、このテーマの難しさ。 日本と違う英国の事情も興味深いです。 ピップは明るく、聡明な女子高生。 グラマースクールの最終学年で、ずっと気になっていた5年前の殺人事件を課題に選ぶ。 アンディ・ベルという女子が被害者で、疑われた恋人のサル・シンが自殺したことで決着を見ていたが。 サル・シンと知り合いだったピップは、彼が犯人とはどうしても思えなかったが、世代が違い、詳しいこともわからなかったのだ。 シン家を訪ねて、サルの弟ラヴィの協力も得て、周囲の人に聞き込みを始める。 そうしたら次々に、表に出ていなかった事情があるらしいことがわかってきて、身近な人たちに疑いを持たざるを得なくなる。 ピップは果敢に一つ一つ確かめていくのだったが‥   ピップの変わった名字フィッツ=アモービは、ナイジェリア人の義父の名。 義父と母と異父弟とのあたたかな家庭あってのピップだね、と思わせる。 ラヴィもまた、兄の死でひどく苦しんでは来たが、本来は優しく穏やかな人柄。 小さな田舎町に渦巻いていた邪悪さ、隠し事、悲しい行き違い。 予想できない展開が、メールや調べたことを整理していく様子で、軽快に描かれ、ヤングアダルトの雰囲気も。 事件の内容は大変なことだけれど、まっすぐな若さに引っ張られ、気分良く読み終えることが出来ました。 この続きがあるというのが、もちろん期待はするものの、ちょっと心配にも‥ 高校生で何度も殺人事件に関わるのもどうなってしまうのか、そうではないのか?と読んだ後に思いめぐらしました。 もう3作目も読みましたが、そうだったのか‥ 作者の思いにも胸をうたれました。

    42
    投稿日: 2024.02.15
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    途中長く感じてしまって飽きかけたけど、ラスト100ページあたりで真相が明らかになっていく部分はスピード感があって面白かった。

    7
    投稿日: 2024.02.13
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    主人公ピップの行動力が凄い! 大人の事情なんかにとらわれずに、目的に向かって突き進んでいくのが素晴らしい。 若さと勢いと真っ直ぐさが眩しい。 調べた資料が載っているので、一緒に捜査している気分になれて楽しかった。 ただ、途中あまり進展がない部分は少し冗長で退屈に感じてしまった。

    2
    投稿日: 2024.02.07
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    女子高生ピップが自由研究という名目で、5年前に自身が住む街で起きた女子高生失踪事件について調査する物語。 巻頭の登場人物一覧や、自由研究の資料として分かっていることや考えたことのまとめが載っていたことで、海外ミステリーは初めてだったが混乱は少なかった。 事件の真相が気になるだけでなく、主人公ピップの調査が大胆になっていくことにハラハラしながら読み進めることができた。 SNSやスマホ等を使って調査していくのが現代的で面白いと思ったし、刑事や探偵ではなく学生が主人公だからこそのやり方だと感じられて良かった。 思っていた以上に読みやすく、今後も海外小説を読んでみたいと思えた一冊。

    7
    投稿日: 2024.02.04
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    これはわたし的ヒット。 まず主人公のピップがいい。 割とヘビーな箇所もあるが 概ねライトに読めるミステリ。 友達の父親を名前で呼んだり 日本との違いを随所で感じる。 シリーズ続けて読もうか、勿体ぶってみようか悩むところ。

    4
    投稿日: 2024.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラヴィに恋してしまいそうです! ラヴィ、なんて良い子なの! 5年間苦しんでいたけど腐ること無くこんなにも真っ直ぐに生きているのは、ご家族が本当に素敵な一家だったのだろうと思う。シンも本当に人格者だった。 ピップの人の良さもとても良かった。でもピップは人が良すぎて、ホイホイ犯人のところに1人で行ってホイホイ犯人が出した飲み物のんで「考え直して!」なんて馬鹿なことをしてしまう。人はもっと残酷だよ。ピップがずっと庇っているナオミだって、他人を傷つけたくなくてゲームでも悪さを出来ない…的なくだりがあるけど、これでも5年間ずっと嘘の供述をして傷付いている親友の家族を黙っていられるなんて本当に良い子ならできないよ。ナオミ大嫌い。ピップは他人を信用しすぎてはいけない。 ラヴィが最後まで素敵だった。シンも本当に素敵な人だったのだろう。

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    素晴らしかった 読み応え十分。 外国の本は読まず嫌いであったがこの本に出会えてよかった。 活発で真っ直ぐな主人公のピッパ。 真実を突き止めるために、不法侵入や恐喝まがいはいかがなものかと思ったりもしたが(笑)真犯人に徐々にたどり着いていくところや、それに伴い犯人から脅しのメールやメモが届く描写でぐっと面白みをました 続くシリーズも是非読みたい

    1
    投稿日: 2024.02.03
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    今年の1作目。 久しぶりの翻訳ものでしたが、先が気になって数日で読み終えてしまいました! 主人公たちと同じ目線で楽しめる作品でした。

    1
    投稿日: 2024.02.02
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    文句なしに面白い! (語彙力ないので、面白いとひとまとめにしてしまった) 高校生が自由研究のテーマに殺人事件を扱うという、ありそうでなかったストーリー。 意表を突かれた~。 結構なボリュームがありながら、飽きることなく一気読みしました。 ちょいちょい挟んでくる至難(脅迫)がイイ感じで読者を飽きさせないんですよね。ただ単に殺人事件の真相を追いかけるだけではなく、主人公自身にも危機が及んでいるのがいい意味で緊張感を与えます。 主人公が高校生だからなのか? 読みながらアメリカのドラマ「ヴェロニカ・マーズ」の雰囲気に似ていると思いました。 この二人がチラチラ頭をよぎるんですよね。 ピップ=クリスティン・ベル アンディ=アマンダ・サイフリッド ストーリー展開がハリウッド映画っぽいな、と感じたのは私だけでしょうか?? 事件の真相を一つ一つ紐解きながら追いかけ、その間に脅迫だったり、飼っている犬が殺されてしまったり。それらを乗り越え、犯人を突き止めたと思ったら……実はもう一つのストーリーがあった。 山あり谷ありを繰り返し、真相究明。が、しかし……。 こんな感じで最後の最後まで気が抜けません! なにより驚きなのは、主人公の情報収集能力とそれをつなぎ合わせていく力が並外れているところです。 あと、度胸、根性、頭のキレも人並み以上。 (高校生だよ?高校生でコレできるの??) 警察(プロ)でもないのに、公開情報とインタビュー(たまにチャット)で事件に関する情報を集め、事件の真相を解いていく。 (情報収集の仕方がイマドキの子なんですよね) それらを一つのレポートにまとめるって……。どんだけすごいんだ!? 高校生とは思えぬパワーを感じました。 ピップがラストに語るセリフで気になったものがありました。 ”この事件にはモンスターと呼ぶべき人物が何人か登場しますが、彼らの心のうちではつねに善と悪が表裏一体になっていることにわたしは気づきました”(抜粋) 100%の善人がいなければ、100%の悪人もいないんですよね。何かのきっかけで善にも悪にも転がる。普段は善人の行いをしている人でも、悪の行動をとる可能性はあるんですよね。(確率の問題) そう考えると他人事と思えないフレーズだなぁ、と思いました。 何気にラストがラブコメっぽくて癒されます。 続編、気になるので読んでみようかと思います。

    17
    投稿日: 2024.01.30
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    予想以上に面白かった点は、2017年が舞台になっているので、ほぼ現在のイギリスの若者の現状が生き生きと描かれていた点。日本も若者たちのハメの外し方は似たり寄ったりだとは思うが、ケンブリッジへ進もうというレベルの女子が通うハイスクールやその周辺で、こんな乱痴気騒ぎというかティーンエイジャーの遊びが公になっているのかと意外だった。しかも親もそれを承知で「飲みすぎないでね」的な送り出し方をしているのが驚いた。(これって自分だけ?そんな驚くような事ではないのかな…) 警察の捜査でも普通にハッシュタグをつけてSNSで情報収集を行なっている辺りは新鮮で、主人公ピップの捜査過程においてもFacebookで基本情報を収集するなど、日本以上にLinkedinやFacebookといった匿名でないSNSがインフラとして機能している実態を感じた。 ミステリ要素については次々に怪しい人物が追加されて、つい深読みし過ぎてしまい「もしかしてあの人?」と思いながら読んだため、まんまと乗せられた感はある。普通に理論が展開され、トンデモ的な結論にはなっていないちゃんとしたミステリだったと思う。 本作の根底には相変わらず根強く残る人種差別による偏見があり、それを主張する背景として主人公の継父をナイジェリア人に設定した辺りも上手いと感じた。

    16
    投稿日: 2024.01.29
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    一人の女子高生が事件の真相に近づいていく過程が面白かった。ドロドロした所も不自然な感じもなくて、明朗に進んでいくので読後感も良し。

    2
    投稿日: 2024.01.29
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    話題になっていたので読んでみた。 海外の作品ということもあり思いの外詰まりながらも、最後の方は読む手が止まらず。 学生が事件の謎を解き明かしていく=現実離れしている感はあるが、それは置いておいて(海外文学ならではかな?)、少しずつ明かされていく真実にハラハラする。 ラストは急ピッチで色々と進んでいった。 ああ、そういうことだったのね、と。 普段あまりミステリー系を読まないので、少しハマりそう。

    1
    投稿日: 2024.01.24
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    イギリスのミステリーだが、児童文学のカーネギー賞の候補になった作品。その理由は、主人公ピップのキャラクターにある。グラマースクールの最上級生(日本で言えば高校3年生)の女子で、自由研究で5年前に街で起こった同じ18歳の女子の失踪事件の解明に挑む。明るく積極的で頭が良い素敵な彼女だが、その最大の魅力は偏見を許さない心だ。父がナイジェリア人だからといって不当な扱いをされること、友人がインド人だからといって犯人扱いされることに怒りを燃やす。その姿が最高にかっこいい。もちろん、謎解きも二転三転、ハラハラドキドキでこれも抜群に面白い。

    1
    投稿日: 2024.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    要注意。ネタバレを含む。 まだ読んでいる途中だが、作中のピップに倣ってとりあえず現状(245ページ付近)での感想を書いておく。 とにかく長い。文庫本で500ページ以上ある。まだ半分以下の240ページ辺りだがくじけそうである。トータルのページ数、進行状況を感覚的に捉えられる(物理)書籍ならではの欠点か。最近は電子書籍ばかり読んでいたから久々に感じる感覚(読んでいる途中でくじけそうになる)である。 最初の100ページ程で犯人の目星はついた。つまり、ミステリ物のドラマなどをよく見ている人であれば「こいつは怪しい」と思うであろう人物は既に登場している。 もしこの人物が犯人なのであれば本当に500ページ以上の内容が必要なのだったか疑問だ。もちろん、これは小説であり単なる犯人当てのゲームではない。細かな心理描写や情景描写、(最終的に)犯人当てに至るまでの過程(ドラマ)を楽しむためのものだ。 だが、それにしても証拠集めが進まない。おそらくその過程でヒントとなるような情報が出てくるのだろうが、本小説の体裁として延々とインタビューが続く。 主人公のピップのキャラクターは魅力的だし、過去に確定した事件を高校生のレポートでひっくり返すという目的は面白いが、それ以外に読み進めるモチベーションが沸かない。もっとラヴィとの会話や関係を中心に描くべきだったのではないかと思う。 本格ミステリ小説ではないのだろうが、確定的な証拠はなかなか出てこない。 主人公は意図的とも思えるほど(私の思う)容疑者への疑惑をあっさり解消してしまう。明らかにミスリードの匂いを感じる。捜査状況を他人に漏らしてしまうし、探偵は「女子高生には向かない職業」だったのではないだろうか。 キャンプに現れた不審者と警告メッセージ。警告を発しなければならないほどピップの調査が進んでいる事をこの時点で知っていた人物は誰? ピップの寝袋にメッセージの紙を忍ばせる事ができた(その寝袋がピップのものだと知っていた)のは誰? 状況証拠に過ぎないが、この時点でほぼ犯人は確定ではないだろうか? 500ページまで読んだ。 480ページで主人公は私が怪しんでいた人物が脅迫犯である証拠を手にした。が、事件解決にはちょっと早すぎる気がする。残り90ページ近くある。まだ何か一捻りあるのか、あるいは脅迫犯と殺人犯は別とか?そういえば主人公は当初容疑者筆頭に挙げられていた人物に未だに接触していない。この辺で何かあるのだろうか? ふと思ったが、もしこの容疑者が犯人だった場合、結局、加害者家族が入れ替わるだけで、加害者家族が町の住民から冷たい扱いをされるという状況は変わらないというオチになってしまうのだろうか? 読了。 やはり100ページ時点で怪しんだ人物が犯人だった。サスペンスドラマ見すぎの日本人をなめてはいけない。 最後に一捻りあったが、これも想像していた通り(え、これってあいつが彼女をアレしたって話になるよね?主人公なぜ思いつかないの?(最後には思い至って犯人に告げていたが))の事件が原因であった。 結果、1つの家族が加害者家族から被害者家族となり、(本筋の殺人事件以外の事件も含め)3つの家族が加害者家族となった。加害者家族のその後は詳細に語られないが、シン一家のような目に合っていないことを願うばかりだ。 また、物語のラストとなる研究発表も…なんなんだろ、研究内容というより感想発表?内容より、研究の過程、結果で何を学んだかを発表する場、という事なのだろうか?肩透かしであった。 総評として まず、海外の作品なので、翻訳の問題やイギリスの習慣や民俗、風俗に対する理解不足もあるので不公平な評価かもしれない、と前置きする必要があるだろう。 厳しい言い方かもしれないが、ミステリとしてはヒントが見え見えでぬるすぎた。ただ、(悪い意味ではなく)分かりやすいサスペンスドラマ風で、ちょっとした言葉の端や些細な描写をヒントとして「そんなマニアックな情報は知らん」と思われるような情報を基に論理を組み立てていく難解なミステリ小説よりはウケはいいのかもしれない。しかし、やはり主人公ピップのキャラクター以外には惹きつけられるものが少なかった、というのが正直な感想だ。 高校生探偵という事でイマドキのツール(ネットやSNS、スマホアプリなど)を駆使して情報を集め解決に向かうというところは興味深かったが、ここまで個人情報保護や本人確認が緩いというのはさすがにフィクションだよね?と思わせてしまう場面も多々あった。 また、放置された謎(バーニーの件や新聞記者と売人、警官の関係など)がいくつも残ってしまった事にももやっとするものがあった。3部作との事なので、もしかしたら続編で解決されるものもあるかもしれないが、期待はしないでおこう。 加害者家族への周囲の不当な扱いについて思いを致すことができたのが最大の収穫ではないかと思う。今までミステリ小説を読んでもそのような観点を気にして読むことはあまりなかった気がする。 正直、ミステリ小説としての評価は☆3位の気もするが、ピップのキャラクターを評価して☆4にする。 迷ったが、3部作との事なので頑張って続編も読んでみる事にする。 背表紙の厚さ…続編、続々編も500ページオーバーであった…

    1
    投稿日: 2024.01.21
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    まぁまぁボリューミーな作品で、かつ海外翻訳モノだから登場人物の名前、雰囲気やノリに苦戦したが、読み進められたのは、主人公の明朗な性格と、真実を追求するひたむきな姿勢が大きかったからだと思う。知らず知らずのうちに、どっぷり感情移入して物語の展開に一喜一憂していた。 最後主人公のメッセージは物語の真相を総括し、スッキリとした読了感だった。

    13
    投稿日: 2024.01.18
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    ウン年振りの海外ミステリー 読み終えられるかの不安は読み始めてすぐに解消 何より主人公のピッパがとても魅力的で、友達のひとりになったような気分で読み続けた 謎は残ってはいるけど全てを明らかにはできない、っていうのは大人としては頷ける ケンブリッジに行くくらいだからもちろんピッパは秀才なのだけど、等身大の女の子として好きな人たちを救いたい護りたいという出発点がとても良かった 続編も楽しみ

    1
    投稿日: 2024.01.18
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    24/01/07読了 中弛みして諦めかけたけど読み通せた。好みでない気がするが、とりあえず次も読んでみるべきか。

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    ページが多くて、読むことができるかな、、と少し躊躇しましたが、全く問題なし!! 続きが気になってどんどん読めた! カタカナの名前がたくさん出てきて、あれ?これ誰だっけ?どういう関係だっけ?と思うことがなん度もあったけど、登場人物や関係性も載っていたので、置き去りにならずに読めた!

    1
    投稿日: 2024.01.14
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    面白かった!! 読むのがもったいなくてチビチビ読んだけど、ラストは止められなくて一気読み。 優等生女子高生ピップが自由研究に選んだのは、当時17歳高校生カップルの失踪の事件。犯人とされていたサルの無実を証明するため、サルの弟ラヴィと2人で謎に挑む。 文化の違いも面白く読んだ。飲酒やパーティや、ピップは高校生だけど運転していたり。 ピップ論理的に謎に迫っていくので、ミステリーとしての読み応え抜群。良質なフーダニット。 三部作読んじゃうなーこれは

    2
    投稿日: 2024.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺人事件は自由研究に向かないのか? 興味あることがテーマなら自由研究だって楽しい しかも 冤罪の可能性があって 真犯人を突きつめられそうだったら!

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    あっという間に読み終わる。面白い。軽快で主人公が明るくて引き込まれて夢中になる。一つめちゃくちゃ悲しいことがあるけれど。

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    やはり外国文学にはなじめない私。主人公ピップが高校生というが、文化の違いがありすぎて。さらにスラングとか英語→日本語の翻訳加減とかいちいち考えないといけない。まぁ好みの問題であるが。 後半の謎解きは一体どういう結末に向かうのかどぎまぎしたので一気読みだった。が、中盤を過ぎるまでドラッグやら警察官の不正やら教師が?とかいじめとか自動車事故とか問題が山積みすぎでなかなか読み進めなかった。で、ラストは恋愛まで!! まぁ、ピップの行動力はすごかったね。でも続きは、もういいや。

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評判になっていたので読んでみたが、期待したほど面白くはなかった。 途中で何度か読むのに飽きて、投げ出そうかとも思った。 前評判が無ければ、間違いなく投げてた。 ミステリーとしての完成度はあまり高くないように思える。 いい点 登場人物が多いのに、いずれもキャラが立っている。 これが、物語が進むにつれて違う顔が見えてくる展開を引き立たせている。 主人公が法律ではなく、自分の道徳に則って行動している。 悪い点 小説は現実と違って、偶然に対して寛容ではないので、今一つ道理が通っていない印象を受けてしまう。 証言者が意図的に情報を隠蔽、偽ることで話を複雑にしているが、各人の動機が不自然あるいは無理があるように感じた。 そして、主人公が敵との交渉の際に自分の情報を破棄するシーンが数回あるが、どの敵もバックアップの概念を持っていないことが、ご都合主義に感じてしまう。 (そのくせバーニーは運悪く死んでしまう。)

    0
    投稿日: 2024.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ※動物関係の辛い表現があったので注意 少女の失踪事件、被疑者とされた少年の自殺という大筋を高校生が研究課題として結果的に解決する話です。 正直、アンディの死体が見つかってないなら黒幕はアンディでは??生きてるのがバレるとまずいってことでは?とか思ってましたがさすがにそこまでではなくて良かったです(そこまで突飛な巨悪にされてたらちょっと引いてた) アメリカの地方都市(合ってる?)の空気感とか、高校生でも車運転するの当たり前なんだなぁそりゃ土地広いもんなとか、文化の違いみたいなのも楽しみながら読めました。

    0
    投稿日: 2023.12.30
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    最っ高に面白かった!!! 読みやすくて一日で読破できたのに、 海外ドラマ1シーズン見終わった満足感がすごい! たぶん主人公のJKピップの“優等生”設定が、 頭脳明晰でクール系ではなく、真面目でひたむき一途系なのが すごく好印象で共感できたからだと思う。 相棒役のラヴィとのジョーク交えた掛け合いと 絶妙な距離感も良くて、最後まで飽きなかった。 海外小説あるあるの誰だっけ?もほぼ無いくらい 一人ひとりのキャラクターが印象的で、 真相と犯人探しに主人公たちと没頭できたのが最高。 途中途中にハラハラドキドキ展開もありつつ、 事件の結末のチープさやガッカリ感も無くて、 最後はスタンディングオベーションしたくなる作品だった。 第二作も購入したので、楽しみ…!!!꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱

    0
    投稿日: 2023.12.28
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    アメリカの女子高生ピップが夏休みの自由研究課題に選んだのは数年前に地元で起きた当時17歳の高校生カップル殺人事件の真犯人捜し。 恋人アンディ・ベル失踪事件の被疑者であるサル・シンは幼なじみのお兄さんで、事件当時の捜査段階で自殺。被疑者死亡のままお蔵入りとなっている事件だが、ピップにはサルが犯人だとは思えず・・・。 長いこと話題になっていた一冊。 軽やかで読みやすい文体だけどコージーミステリほど軽くはなく本格派寄りなのでは?私のようなミステリに詳しくない読者はスイスイ引き込まれてしまった。 とにかくピップの行動力なのよ。 (このくらい動ける子はこの先も成功人生しかない) 実は洋書で読んだのだけど、いまどきのティーンが使う言葉やSMSやメモの書き方t、スラングなんかは高校生の生活が垣間見られるのも、ほんのいっとき高校生の視点に戻れるようで楽しい経験だった。 2作目、3作目と続くようだけど、ミステリなんて特にシリーズものは1作目の衝撃を超えない気がしているのでみなさんの感想を参考にしつつ時間があったら読みたいな。

    2
    投稿日: 2023.12.20
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    登場人物がとっても魅力的で読ませます。 ピップだいすき! バーニーも! 読みやすくて、さっと読めちゃいました。真相は予想外でした。

    2
    投稿日: 2023.12.17
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    ヒデミス!安心と信頼のヒデミス。面白い本読みたい…と思いそれならヒデミスか…?とはじめてヒデミスを選書の参考に。 むちゃくちゃおもしろかった。サスペンス・ミステリ・ホラーを読む時の(個人的)鉄則、「登場人物に肩入れしない」の姿勢を貫きすぎていつラヴィが…とかソワソワしてたけど本当に最後まで面白くて夢中で読んだ。ネタバレすぎるがこれは…ローラ!リンチみたくなった。続編も楽しみだ〜

    5
    投稿日: 2023.12.09
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    最近は「どんでん返し」とか「叙述トリック」などの頭をフル回転させるミステリーを中心に読んでいたので、明るく前向きな主人公ピッパの物語がとにかく新鮮で面白かったです。 悲しい事も起こるのだけど、悲壮感を与えすぎず、主人公と共に謎を解明していくドキドキ、ハラハラ感にページをめくる手が止まりませんでした。 他、2冊で物語完結との事で積読を読み終えたら絶対に読みたいと思います!

    9
    投稿日: 2023.12.03
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    YouTube「本タメ」で紹介されていた本。 タイトルが秀逸。原題よりも良いのではないだろうか? そこそこのページ数があるのだが、ページを捲る手が止まらない止まらない。 本当に面白かった。 30年前の「ツインピークス」を思い出し、映画化しないかなぁと思ったら、BBCでドラマ化するそうだ。 イギリス郊外の住宅地にある学校内の人間関係が複雑に絡む。 容疑者はあれこれ浮かぶが、どれも怪しい。 真犯人が判明し事件は解決したものの、怪しい人物が結構残ってるんだよな。 そんな人達がそのままということはないだろうから、続編で何かあるのだろう。 最後の被害者と加害者の身内のわだかまりが全くないような書かれ方が、ちょっと引っかかったが、続編も早く読みたい。 2023.11

    29
    投稿日: 2023.12.02
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    現代の青春ミステリー。 高校生のピップが主人公。自由研究と称して、自分の住む街で起こった、少女失踪事件を調べる。 現代だからこそ、高校生だからこその手段で調査を行なっていく。 その調査スタイルに、小説としては名作だと思ったが、現実で考えると色々な危険を孕んでいるような気がしてならない。 面白!!

    1
    投稿日: 2023.11.26
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    ただ一言、面白かった。 本格的なミステリーでありながら、冒険小説のようなワクワク感も味わえる素晴らしい作品だった。 「自由研究の取材」という体をとって人々の関係性に切り込む手法は、読者に臨場感を与える最適な方法だったように思える。取材を通して人間模様が徐々に明らかになり、作品に深みが増していた。 また、推理に必要な根拠もフェアに提示されたため、犯人当てにも没頭できる良い作品であった。

    1
    投稿日: 2023.11.25
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    海外作品とは思えないほど、違和感なくスムーズに読むことができました! 海外特有のジョークを交えての会話も、映像が浮かんで映画を観ているようでした。 映像化希望の作品です!

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    投稿日: 2023.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SNSの駆使の仕方がすごすぎる。警察のような調査能力が無くても事件は解決できてしまうところが現代という感じ。しかもリアリティあるので実際にできちゃいそうとまで思ってしまう。すごすぎ。 横文字の名前はなかなか覚えられないので本編と登場人物のページを何十往復したか分からないけど、それがストレスに感じないくらい面白かったです。

    2
    投稿日: 2023.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読むのに結構時間かかった でも、ピッパが自由研究をやりきったのもあって達成感があった。 殺人犯ってわかってベッカの家にあがるのすごいし、飲み物は口にしちゃダメでしょ。 途中、ラビィを疑っちゃいました。ごめんね。

    0
    投稿日: 2023.11.09
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    あぁ、現代の謎解きってこんなところからヒントを得るんだって、思ってしまった。 SNS、「(携帯を)探す」機能、facebookの写真と、日付・場所の記録、モバイルとエアプリント、PCとの同期、などなど。 ストーリーは王道で、ホームズ&ワトソン役が一つ一つ謎を解明していく手順は丁寧。 図解などの挿入内容も好感がもて、登場人物のカラーも展開も、サスペンス要素も十分で、評判高いのも頷ける。 「優等生」的なミステリー 結構悲惨な話なのに、安心して楽しく読めました。

    2
    投稿日: 2023.11.08
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    私には読みづらかった。途中読み飛ばしたけどラストは面白かった。犯人知れればいいかなーと思ってしまった。

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    投稿日: 2023.11.06
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    海外の翻訳された小説は言語の壁もあり、読みにくいことが多いと感じていて敬遠していたのですが、本著はかなり読みやすいと感じました。 最近の小説のため、古い表現等がないのと翻訳者さんの腕なのでしょうか。翻訳本に対する苦手意識が薄れる1冊で読んでよかったです。 けっこうボリュームがあって読み切るの大変そうだなあと思ったのですが、読み始めてみたら、ミステリ要素以外にも、ジョークを交えたちょっとした会話だったり、ハラハラする展開もあるので、続きが気になってしまい、あっという間に読めてしまいました。 原著や続編も読んでみたくなりました。

    0
    投稿日: 2023.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5年前に起きた少女失踪事件の真相を大学受験資格のための自由研究として取上げた主人公がインターネットやSNSを駆使して解き明かしていきます。ジェットコースターのように展開するエピソード、その先の真相は主人公や周りの人たちを幸せにするものばかりではないことが次第に明かされ、読みながら息が詰まるほど。

    1
    投稿日: 2023.11.05
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    主人公が明るい性格の学園ものなので、殺人事件がテーマだけど重くなりすぎず楽しめた。ちょっと残念なのは主人公が容疑者の無実を信じている動機が弱いところ。状況的には完全に疑わしいのに、どうして無罪だと思ったのだろう。わたしが読み飛ばしちゃっただけかな。 主人公の書いたレポートが出てきたり、facebookやメッセージのキャプチャが出てきたり、見せ方が工夫されている。そのおかげで映画を見ているような感覚が味わえた。いつか映画化されそう。 それにしてもイギリスの高校生って車運転して学校行ったり、お酒飲んでパーティしたり日本とはずいぶん違うなあとびっくりした。

    1
    投稿日: 2023.11.04
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    多分読了に1ヶ月かかった。長かった。 海外ミステリだから多少読みにくかったけどマシ。 一緒に推理する気分になれて最高だった。 続編読みます。

    1
    投稿日: 2023.11.02
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    単純に面白かった。決断力と行動力があり過ぎる主人公に『えっ!?』となったりヒヤヒヤしたり。 海外作品の独特な読みにくさは比較的少なく、中盤くらいからはどんどんと読み進めていた。続編も読みたい。

    1
    投稿日: 2023.10.31
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    ミステリー要素があり全体としては面白かったのだが、外国の名前の方が出てくる本に慣れていないからか、時々「誰だっけ・・・」となる瞬間があった。

    2
    投稿日: 2023.10.30
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    何よりも三部作を通しての邦題のつけ方が本当に上手いなあと。 ミステリーとしての構成にはやや強引な部分もあるけれども、それ以上に今の高校生の姿、こうあって欲しい姿やあって欲しくない姿も含めて丁寧に描かれていると思いました。 あと2冊もゆっくり読んでみます。

    1
    投稿日: 2023.10.25
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    普段読まない海外ミステリに挑戦。 翻訳独特の言い回しに苦戦しましたが、未熟な高校生が少しずつ真相に迫っていく展開が良きでした。 何と言っても、自由研究に過去の不可解な殺人事件を取り上げるという読書欲そそる始まり方。主人公ビッパが素人ながらに殺人事件を捜査します。(他人のスマホ覗き見して電話番号入手したりと結構強引な方法が多くて笑いましたが、、)この危なっかしながらも徐々に真相に迫っている感じが愛らしく、遠くから見守っていたくなります。 海外小説を読んだのは「夏への扉」に続いて計3作目。カタカナが絶望的に苦手で拒否反応のでてしまう私にとっては、登場人物たちの名前に大苦戦。そのうえ登場人物の数が多い。最初の一覧表がなければ途中で心折れてましたね。かなり助かりました。 他にも翻訳小説あるあるなのか分からないですが、小説の文字が小さくて間隔も狭くて目が痛かったです。続編は電子書籍で調べてみようかと思います。

    19
    投稿日: 2023.10.22
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    面白かった!これは映画化されそう。 読んでる間中、本買っちゃえばと背中を押してくれた111108さんや、素敵なレビューでこの本の存在を教えてくれたフォローしている皆さんに、早く感想伝えたくてうずうずした。 まずは最初の「自由研究による資格取得志望書」(文章だけじゃなくそのものがついている!)に、主人公ピップは失踪事件にまつわる研究を行うと記載している。 そそれに対しての先生からのコメントは「事件に巻きこまれたどちらのご家族ともいっさい連絡はとらないこと」と警告に近いもの。 まずここで危険な冒険が始まる予兆にテンション上がる!まるでディズニーのアトラクションが始まる前のよう。 そこまで言われたというのに、次のページで早速ピップが加害者家族の家を訪ねてるのも楽しかった。 その後も、インタビューやイギリスのLINEみたいなやつの画像が挟み込まれたり、遊び心ある構成にわくわく。 そして何と言っても、どんな時でもユーモアを忘れないピップとラヴィの軽妙なやりとりが本当に好きだった。2人の関係すごくかわいい。 でも事件の真相は、予想よりずっとヘビー。全然子供騙しではない。 皆様のレビューを見るに、これから更につらいことも起きそうなだけど、物語は一体どこに向かうのか?ちょっと怯えつつ、続編も楽しみ。

    38
    投稿日: 2023.10.19
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    分厚い文庫だけどすごくおもしろくて一気読みでした。ピップとラヴィのキャラがいい。学校の課題で自分の街で起きた少女失踪事件を調査することにしたピップ。交際相手の少年が少女を殺害して自殺したとされているが、少年を知る身としては納得できないというのが調査のきっかけで、世の中で決めつけられていることが正しいこととは限らないというメッセージを感じました。調査メモ、インタビュー記録、チャット画面、手帳のコピーなど、いろんな素材を使って話が進んでいくのも今まであまりない手法でおもしろかったです。続編もぜひ読みたいです。

    1
    投稿日: 2023.10.18
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    解決されたとする殺人事件について、自分の見解を発表する事を自由研究のテーマに選んだ女子学生ピップの活躍を描いた作品。 捜査権を持たなくても『ポッドキャスト』『フェイスブック』などを駆使して、事件を振り返れるのが印象的でした。

    1
    投稿日: 2023.10.17
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     体調戻って再チャレンジ。元気になって読むとスラスラ読めます。面白かったです。女子高生ピップが不適切行為とヒラメキで、単純ではない事件を解決していきます。  ピップの凄いところは、切り替え力、でしょうか。大学受験と自由研究で気持の切り替えを、なんだかんだ言いながらもやっちゃうところですね。続編ももちろん読みます。2023/12/26 (前回投稿) たぶんおもしろい。 長いです。だから、読み始める前に、体調の確認をする事をおすすめします。 私、ステロイド治療中で徐々にステロイド減量しているのですが、気分は悪くなるは、風邪ひくはで、ピップの自由研究なんかどうでもよくなりました。「病人には向かないミステリー」ですね。再挑戦します。

    18
    投稿日: 2023.10.17
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    1人の女子高生の信念に基づく調査により、既に解決したと思われていた殺人事件の真相が明らかになっていくお話。 「自由研究」という訳は日本語だと小学校の夏休みを連想しますが、ここでは高校の卒業課題のようなものを指しています。 そもそも主人公の通う「グラマースクール」が日本にあまり馴染みがないので、その辺りの文化の違いで最初はやや感情移入しずらいかも。 主人公の前向きな性格が物語全体を明るくしており、殺人事件の調査という重いテーマでも暗さをあまり感じさせません。 巻末の謝辞もその雰囲気なので、主人公というよりは作者自身の人柄かもしれませんね。

    1
    投稿日: 2023.10.16
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    小さな町で女子高生アンディが行方不明になり、頭脳明晰で周囲からの信頼も厚かった恋人のサルが容疑者に上がり、彼に不都合な証言が出た。その後、彼も死体で見つかり、警察は、アンディを殺害しサルは自殺したとされ、事件は幕を引いた。 サルをよく知るピッパは、サルが犯人だということに長年疑問を持ち、高校での自由研究として事件を調べなおすことに。 小さい町だから、人々もあちらこちらで繋がっていて、その謎を解くには、ひもが絡まり合って大変だったろう。 自由研究を隠れ蓑に、事件の真相解明に積極的に取り組むが、かなり危ない橋を何度も渡る様子にハラハラした。 彼女はケンブリッジ大学を受験する年に、そんな大きなテーマに取り組もうとしたのだ。 頭脳明晰で真面目な性格だから、そんな大技をやってのけられたのだろうか。 事件は結局いくつもの要素が絡まっていて、複雑だった。 文章だけではなく、ピッパが事件を整理するために書いた地図があり、それを頼りに行動を照らし合わせながら読んだ。 500頁を超える大作であったが、楽しめた。

    7
    投稿日: 2023.10.08
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    真相を追究しようとひたむきな主人公の姿がとても良かったです。 多くの情報が、題名の通り自由研究のように記され、徐々に明らかになります。ほんとに、事件をじわじわと追い求めるように。 プライベートが忙しく、ゆっくり読んだので、多くの情報量に少し苦しめられました。 最後の登壇シーン、感動しました。

    9
    投稿日: 2023.10.07
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    今まで読んできたミステリー作品の中で1番印象に残った作品。鳥肌が立つ表現や一文が多かったので無我夢中で読み進めてしまいました。結末も予想の裏をいかれたので読了後の余韻が凄かったです。

    1
    投稿日: 2023.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頭脳明晰な女子高校生が自由研究の課題として5年前の事件の真相を探っていく。 面白くはあり、レポートの部分はテンポもよく、読みやすかったが、通常の部分はちょっと読み進めにくい部分も。 全体的には面白かった。 次作に期待。

    1
    投稿日: 2023.10.06
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    話の構成が素晴らしいなと。 少ない手掛かりから、浮上しては消えてゆく容疑者たち。 徐々に明らかになっていく真相。 主人公ピップと相方ラヴィのキャラクターも素敵。 ラビィ犯人だと疑ってごめんなさい笑

    12
    投稿日: 2023.10.04
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    読みやすくて疾走感のあるストーリー。主人公が溌剌としたキャラクターなのでミステリだけど読後感は悪くない。2017年と比較的最近が舞台なこともあってSNSを取り入れているのも面白かった。

    1
    投稿日: 2023.10.01
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    「リトル・キルトンを舞台にしたこの物語にはもうひとりの登場人物がいます。それはわたしたち自身です。わたしたちは一団となってひとつの美しい人生をモンスターの話に変えてしまいました。家族の家を幽霊屋敷に変えてしまった。いまこの瞬間から、わたしたちは心を入れかえなければなりません」 2022/8/7読了 自由研究向きの殺人事件なんてある訳ないだろう、というツッコミは措くとして、加害者家族が地域コミュニティから迫害されるという構図は、なにも本邦に限ったことではないと知る。 5年前に一応の決着をみた事件に異議を唱えるべく、自由研究を口実に調査を開始する主人公は、女子高生。捜査権限も何もない彼女の武器は、ソーシャルメディアやインターネットというのも、極めて現代的である。デマとかフェイク・ニュースとか、ネガティブな側面を強調されがちだが、本作のように真実を突き 止めるツールとして使える、というのもメッセージの内なのだろうか。

    5
    投稿日: 2023.10.01
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    大学受験の準備に忙しいはずの女子高生ピップ。自由研究の題材として選んだのは、5年前17歳のアンディが行方不明になり、恋人のサルが自殺したので彼が犯人だと断定された件。サルはそんなことをする人じゃないと知っているから。サルの弟のラヴィの協力を得て、捜査を始める。出て来る出て来る怪しい容疑者が・・・ 三部作が完結したそうなので読んでみた。ミステリーとして面白いだけじゃなく、正義とか友情とか、人として大事なことは何か思い出させてくれた。

    1
    投稿日: 2023.09.28
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    #読了 #ホリー·ジャクソン #自由研究には向かない殺人 #読書好きな人と繋がりたい 久しぶりの海外作品、時間が掛かった

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    投稿日: 2023.09.27
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    事件を通して身近な人々の闇に触れていく様はすこしうわ…と思った。 普通の女子高生が事件を追うという形のせいか事件以外の要素が挟まってきたりしてそれが雑音に感じてしまった。 また、関係者が身近すぎるがゆえの擁護する感情や、無意識のバイアスのようなものもいらないなと思ってしまった。

    1
    投稿日: 2023.09.23
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     高校生のピップは、自由研究で5年前に起きた少女失踪事件について調べることに決めた。関係者へのインタビューを重ねていく内に身近な人物の容疑が浮かんでくる。主人公の信念が解き明かす謎解きミステリ小説である。  爽快感がありながらも話が進むにつれてキルトンの町に不穏な空気が漂っていくストーリーは、異質な交友関係が日常に広まっていたことを思わせる。序盤は、ジョークを言う場面が多く、読んでいて言い回しが面白いと感じるなどコメディ要素がある小説だと感じた。しかし、アンディの仮面、違法ドラッグが出てくる中で話が徐々に複雑になっていくところにミステリらしさを感じる。終盤では、様々な人物による思惑の絡み合いが徐々にほどけていく感じが気持ち良い。ミステリーを読み解くカギは、人物の発言の違いや容姿の類似性にあると思う。例えば、マックスとナオミの発言が少し食い違っていたり、アンディとべッカが姉妹である点である。次は、そこに着目しながら読みたいと思う。  高校生のミステリという背景が爽快感を持たせてくれたのだと思う。それも、学校以外の描写も多いことで、若者ならではの自由な探求心を描いている。読みやすく、凄惨な描写もないので、初めてのミステリーにもおすすめである。

    1
    投稿日: 2023.09.23
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    最近で1番ハラハラドキドキ、そしてホロリした。 海外作品特有の文字数の多さに若干辟易しながら読み進めると、もう読むのが勿体無いくらいの内容でした。主人公を応援したくなるね。

    1
    投稿日: 2023.09.18
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    読み終わるのが嫌なほど最高な本でした! 文章にフレッシュな若さが感じられてワクワクさせてもらいました。 主人公の家族も素敵だし、ラヴィ・シンも兄譲りの優しい子なのが沁みました。 続編もぜひ楽しませていただきたいです☺️

    6
    投稿日: 2023.09.16
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    今、このタイミングでこの物語が読めて(1巻に着手出来て)本当に良かった!! この数々のギミックは特別鮮度があって今じゃないとどんどん違和感を感じていくものだと思う。勿論核心的な所の経年劣化は無いけど。 ストーリーもライトなノリで読みやすかった。作者の力も勿論だけど、翻訳者の服部京子氏も凄い。 ただ、文字の物量は圧倒的で襲ってくるけど。 さ、次作楽しみ!!

    5
    投稿日: 2023.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピップとピップの家族がとてもかわいい。海外の推理物だから難しいかと思ったけど、とても読みやすかった。海外の学校の事だから分からない単語や言い回しもあったけど気にせず読めた。 終盤に差し掛かるにつれてドキドキが止まらなかった。 犯人であってほしくない人が犯人で…… スッキリと読め、とても好きな作品

    4
    投稿日: 2023.09.11
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    初海外作品でした。 翻訳の方のおかげだと思いますが、めっちゃ読みやすかった! まあまあの太さの本でしたが、ハラハラドキドキしながらあっという間に読み終わりました。 登場人物がえーっと誰だっけ?と何回かなりましたが笑 続編もぜひ読みたいと思いました。

    19
    投稿日: 2023.09.11
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    これがデビュー作だなんて信じられない。 学生の【自由研究】という設定が若年層にも うけてのヒットなのだろう。 身近なSNSや手帳から情報を得るという 現代ならではの推理は 事件をより身近に感じさせ 物語に引き込ませてくれた◎ 読み終えるか心配なほどの厚みも 難なく読めてしまうほど面白く4日で読了! 海外モノにも苦手意識があったけれど 違和感なく読みやすいと思わせる 服部京子さんの翻訳も素晴らしい!

    32
    投稿日: 2023.09.09
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    ピップと一緒に解決していくようなストーリー。犯人を考えながら読むも二転三転していく。 最後は感動だが、まだまだ謎は残る。 二作目に話は続くのか?

    3
    投稿日: 2023.09.08
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    心の中で「危ないよ」とか「気を付けて」「誰かと一緒に行った方がいいよ」とか思いながら、自分がピップと一緒にいる気分で読みました。 途中かなりドキドキして先に進むのがちょっと怖くなったり。 でも気になって、もう少しもう少しと読み進めていたので、毎朝起きるのが辛かった。 最後は予想出来なかった〜 でも面白かった。 シリーズ2作目も気になる。

    9
    投稿日: 2023.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5年前に起きた女子高生殺人事件を題材にした自由研究をすることにしたピップ。殺人犯とされてしまったサルの無実を信じて、恐怖、不安、戸惑い、悲しみ、色々なものを乗り越えて突き進んで行った姿がカッコよかった。 被害者のアンディもその周りの人々もみんな裏と表があって。読み終わってずっしりくるものがありました。 ラストはサルの家族が救われてほっとしたし、ピップの家族が素敵な家族で登場する度にほっこりさせてもらいました。相棒のラヴィもすごく素敵

    1
    投稿日: 2023.09.04
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    初めての海外作品。 自分に合うのかなぁとドキドキしながらページをめくり始め、あまりの面白さに一気読みしてしまった!! 内容は女子高生が町で起こった殺人事件の真相を探るというよくありそうなストーリーなのだが、テンポの良さや登場人物一人一人のキャラがきちんと確立されていて読みやすい。 また、海外ドラマ好きの私は読みながらドラマを観てるような感覚に陥り、ワクワクが止まらなかった。 これは映像化しても人気出そうな気がする! 海外ドラマファンの人にぜひ読んでもらいたい。 三部作の作品のようなので残りも早く読みたい!

    3
    投稿日: 2023.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピッパのキャラが凄く良くて、ラヴィとのやり取りは読みながら思わずニヤニヤしてしまった。 とにかく悪意が交差してできた渦の、その中心で巻き込まれたサルが本当に不憫でならないし、容疑者として出てくるのが身近な人たちなので、この人だったらやだなー、って思いながら読んでました。 そして、ある意味で最悪の結果ですね。 まだ残る不可解があるのですが、続編で解決するのでしょうか?楽しみに二作目を読んでいきたいです。

    2
    投稿日: 2023.09.01
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    あの人が犯人であの人は無実であれ…と 祈るように読んでました。 ″あの人はそんな人じゃない″ 果たして本当にそうですか?

    0
    投稿日: 2023.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    賢い女子がじわじわと真実に迫っていく様を、彼女自身の集めたweb上の証拠やさまざまなレポートとともにまさしく追体験できて楽しい一冊。脅迫者の正体が相棒なのではと恐々としていたが、それにしては動機が見当たらないのでまだ隠された真実が? と疑心暗鬼に陥ってしまった。まあ全然違ったのだが。 続編があることは知っているので、読むのが楽しみ。

    1
    投稿日: 2023.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    50%ほど読んだところで読むのを辞めました。 つまらなくはないですが骨が折れました。(単純に長い、登場人物が多い&海外の名前で覚えづらい) 最後まで読んでみないと判断できないかなと思いつつ、長編なのにまだ50%地点で苦痛を感じ始めてしまったので、また興味を持った時に一から読んでみようと思います。 本当に面白い小説は長編でも最後まで楽しんで読めるので、きっと今の自分には合わなかったのだと思います。

    0
    投稿日: 2023.08.28
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    読み応えあった! イギリスのミステリー。女性作家のデビュー作でベストセラー。3作目まで出ている。 主人公の女子高生ピッパの探索力が半端ない。マスメディアを駆使するが安楽椅子探偵ではなく、生身でぶつかるのでハラハラさせられる。 イギリスの高校生の自立ぶりに脱帽だ。 次作も楽しみ。

    1
    投稿日: 2023.08.27
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    地元の殺人事件を自由研究のテーマとし、女子高生探偵のような形で物語が進んでいく。 最後まで楽しめるし読み応えはあるけど、ハラハラドキドキ!先が気になる!ではなかった。 登場人物が多いから一気読みした方がよさそう。

    0
    投稿日: 2023.08.26
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    登場人物が把握できなくて、 あれ?誰だっけ?何した人だっけ? と何度も何度も登場人物を見直した。 横文字の名前に慣れていないと こんなにも頭の中で一致しないかと 自分の記憶力の無さに震えた。笑 内容はまぁまぁかな? 面白くないわけではないけど、 要らない文章が多くて読むのが大変だったかな?

    0
    投稿日: 2023.08.25
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    【自分の頭でよく考えたことを信じよ】 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 「大人しい人だった」 「まさかあの人がそんなことをするなんて」 殺人事件の報道で、加害者の周囲の人がよく使うセリフ。聞きなれた私達は「«良い人»は普通殺人なんかしない」とはもはや思わなくなっているでしょう。 しかし、今回の主人公であるイギリスの高校生ピッパは違います。彼女は自分の直感を信じ、5年前に起きた女子高生失踪事件の濡れ衣を着せられた青年サリル(通称サル)の汚名を返上すべく、自由研究の名目で事件について調べ始めます。 彼女は時に周囲の人物にやや強引に迫りながら、時にパソコンや携帯を使って危ない橋を渡りながら「研究」を進めていきます。シャーロック・ホームズやエリキュール・ポアロが活躍した時代よりも科学とインターネットが発達し、法律が厳しくなった現代で事件を描くならこういう形になるんだなと思いました。 また、尾行や無断の家宅侵入、なりすましは古典の名探偵達もやっていたことではありますが、舞台がプライバシーを重視するようになった現代だからか、それとも主人公が専門家でもなく特に依頼を受けた訳でもない女子高生だからか、探偵の所業以上に倫理の道を踏み外しているように見えてヒヤヒヤしました。 今作ではメディアの報道により皆がサルを犯人だと思い込む様子が描かれていますが、私自身も探偵小説を読む中で、どこか「探偵なら何やっても許される」という固定概念が自分の中に形作られてしまっているのかもしれないと思いました。 本作を読み、あらためてメディアで報道されていることや多数の人間が言うことが必ずしも正しいわけでは無いのだとあらためて実感しました。本作から自分の頭で考えることや物事をあらゆる角度から見ることを学び、事件が起きた際にSNSで中傷コメントを書く人や、犯人(とされている人)やその家族に誹謗中傷の手紙やメールを送る人が一人でも減ったら良いなと思いました。 やり方はともかくとして、自分の勘を信じ、サルやサルの家族を庇ったピップ(ピッパ)は立派だと思います。 〈興味を持たれた方へ〉 面白い反面、一人一人の抱く感情も、出てくる言葉も結構生々しく感じられました。 個人的には、小中学生に対してや、気分の優れない時に読むことはおすすめしにくいかなと思います…。

    14
    投稿日: 2023.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ピップのキャラがお茶目で本当に可愛い。 でも少し変わり者で気が強いのも魅力を増す要素! 時には地図やSNSの画面スクショ的な挿入資料も含まれる面白い構成の小説でした。 捜査権が無い立場ながらもSNSやメールや電話を使って、また昔ながらの足で稼ぐ手法も忘れずに、ハイブリッドでコツコツと点と点を線で繋いでいく作業は、まさに現代の探偵って感じでした。 小さな町で謎を解いて直面した現実は辛すぎる… それに、飼い犬のバーニーの死…。ピップが本気で事件に取り組んでぶつかっていったからこそ起こってしまった悲しい死……。 ペットがいる方は胸がギュッと締め付けられてしまうと思います。泣きました。 読みやすく面白くて一気に読み終えてしまいました。

    1
    投稿日: 2023.08.21
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    「自由研究には向かない殺人」(ホリー・ジャクソン : 服部京子 訳)を読んだ。 いやー面白かった。 が、しかし、これが今のイギリスの高校生のリアルなのか? パーティー、アルコール、ドラッグ、etc…。 去年まで(ど田舎の)高校生だった息子の環境とはずいぶん違うのだが。 藤井太洋さんも絶賛の三部作なのだが、物語がこの先どう展開していくのだろう。 読むまで情報は極力シャットダウンでいこう。

    3
    投稿日: 2023.08.16
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    高校生のビップは勇気があって友達思いで、たまらなく魅力的!安心できるミステリーでした。読み応えあり!

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    投稿日: 2023.08.15
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    ミステリって面白い!を久しぶりに感じさせてくれた作品です。おどろおどろしくなく、爽やか。これは素敵です。好奇心の大切さを感じさせます。

    1
    投稿日: 2023.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自由研究の題材として、5年前の行方不明事件を掘り返すという発想が素晴らしいなと思った。 ピップと一緒に考えながら、真相に迫って行くことができぞわぞわ、わくわくした。 自分の身近に犯人がいたらと思うと夜も眠れなくなりそう。 それでも、ピップのようにラヴィのような相棒を見つけられたら強くあれるのだろうか。 どんな立場に立たされても、見失わず強い自分でいたい。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スムーズな文章が映像となって浮かんで 10年以上も前だけれど、海外ドラマの 「ヴェロニカ・マーズ」を見ているような感覚で 読むことができた。 主人公のピッパが 事件について自由研究をすることになり。 調べていくうちに、 知り合いや友人が容疑者として浮上し 犯罪まがいの捜査をしたり 脅迫で危険な目にあったり。 ハラハラとドキドキとワクワクで 一気に読み進めてしまう。 話が二転三転するところも 想定内だったし、犯人も考えていた通りで。 ただアンディには生きていてほしかった。 「プリティ・リトル・ライアーズ」 だったらきっと生きていたのになあ。。

    11
    投稿日: 2023.08.11
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    最終巻が出たから再読。 初めて読んだ時、ピップとラヴィの勇気 信じる気持ちに凄く感動した。 再読をして、初めてピップがラヴィにあった時から 本当に一目惚れをしていたんだなと分かる。 2人の成長とサルの良さが本当によく伝えられる スピーチでまた泣いた。 本当にいい作品だな。

    2
    投稿日: 2023.08.09
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    身近に潜む闇を照らす主人公の明るさと勇気ある行動に拍手。許してはいけないものに怒りをぶつけるんだ。読んでいて、知らない食べ物の名前で悩んだりもしたけど。 話変わるけど、これからの学校は全部、自由研究だけでいいんでない? 

    0
    投稿日: 2023.08.08
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    なかなか面白かった。 少女の自由研究のテーマに殺人事件を扱う。 真相がどんどん分かっていき、とんでもないところ巻き込まれていく。 命懸けのスパイなことをしてて、ヒヤヒヤした。 ちょっと長すぎる点がマイナスか、、。

    0
    投稿日: 2023.08.08
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    ほんタメで紹介されていて読んでみましたが、ほんっとうに面白かったです。気付いたら6時間ぶっ通しで最後まで読み続けていました。読みやすい文章、優しくて愛情深いことが伝わる登場人物。そしてどんどん明らかになる事件の謎と真実。 主人公が、すでに解決されたとされる事件を自由研究で解明する、という始まり方も良かったです。続編が出ていると知ったのですぐ買ってこようと思います。

    1
    投稿日: 2023.08.07
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    怒涛の展開で最後まで一気読みしました。 自分で推理するよりもその観察眼や洞察力、行動力に関心します。海外の小説だから言い回しや文化の違いでひっかかり読み進めづらい部分はあったけれど、楽しく読めました!決して軽い内容ではないけれど、主人公と同世代の高校生や大学生にもおすすめしたいし、私も主人公みたいに自分の信じる方へ突き進める人間になりたいと思いました。

    2
    投稿日: 2023.08.06
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    17歳の女子高生、ピップが自由研究に選んだ題材は 自分の住む街リトルキルトンで 5年前に起こった一人の女子高生の失踪事件。 犯人と思しき男は自殺。 被害者の女性は未だ見つからぬまま、 そしてその自殺した男が犯人と思われたまま過ぎた5年。 古き良き時代からの伝統的なミステリー小説な展開。 それが現代にアップデートされた形で展開されていく。 非常に読み応えがあり、面白かった。

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    投稿日: 2023.08.06