
総合評価
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powered by ブクログ主人公や家族の明るさが、事件の暗さを乗り越えさせてくれました。図として主人公が得た情報を挿し込んであるので、一緒に事件を整理していく楽しさがありました。 事件の真相に近づいていくほど危険が増していくのに、それでも突き進む主人公が格好良い!二転三転していくストーリーに目が離せませんでした。楽しかった!
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先輩おすすめの海外ミステリー小説 主人公が英文科志望なので心情や細かい描写がウェットに飛んだユーモラスたっぷりに描かれているのも違和感がない。 ストーリーはそれこそ自由研究のように進んでいって、面白くパラパラと読み進めることができるけど、衝撃度はそんな高くない。 スリリングな展開が多いので映像化向けだなとは思った。 バーニー、、、描写が細かいのであんな目にあった時には本当に悲しかった。 続編もあるので気が向いたら読んでみようかな。 それにしても文庫の値段が高い!!
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ翻訳本を滅多に読まないせいか、なかなか読み進めることが出来なかった。面白くなってきたのは終盤5分の1くらいになってから。 最後は面白く読めたけれど、全体を通してちょっと好みではなかった。ごめんなさい。 好きな俳優さんがおすすめしていたから読んだのだけど、彼の書く文章や小説はとても好きなんだけど・・ 「次に読むおすすめの本!この本を読んだ人は次にこれを読んでいます」で、彼が勧めたもう一冊の本をブクログが勧めてきて、みんな同じことやってるようで面白かった。そしてこちらも私の趣味に合わなそうなので、一旦見送ることにする。 本の内容に関する感想じゃなくてすみません。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ#読了 #ホリージャクソン 自由研究と言う名目で関係者にインタビュー。そこから言動の不自然さや矛盾で真実に迫っていく。評価が高いのも頷ける正統ミステリ。 怖いもの知らずでどんどん行動するヒロインは個性的で、確かに惹きつける。シリーズ化も納得。 文化や常識も違うし、差別的な要素も取り入れいろいろ知れて新鮮でした。 EPQはExtended Project Qualificationの略 一つのことに深く、いろんな角度から取り組める良い制度。高校生でするのはハードル高すぎる気もするが、やはり海外は精神的に成長が早いのかな。 馴染みなく、日本の自由研究を想像してしまうのでタイトルからのギャップが面白い。
27投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ主人公の圧倒的な行動力と高校生ならではの捜査方法で、様々な事実が明らかになっていく展開は引き込まれる。 しかしそれに対して真相がやや物足りなかった。 面白かったけど、世間の評価がすごく高かったので期待しすぎてしまった。
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自由研究止まりならいいが、司法に委ねるのであれば ちゃんと公平さを持ってほしかった。 ナオミを許してマックスにだけ押し付けるのは普通にダメでしょ。 ていうかラヴィもナオミ達許したんだな。心広すぎ。 とまあ、最後のふぬけた行動にベッカが殺しに来るところで 「そうだぞピップ。私情で人を許すなよ」と 満足げに思う人間が読む作品では無かったのかもしれない。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学会中の合間に一気読み!高校生のピップは、大学進学の自由研究として、5年前に起きた少女アンディ・ベル失踪事件を調べ始める。当時、恋人のサル・シンが「僕が殺した」と残して自殺したが、ピップは彼の無実を信じていた。調査を進めるうちに、アンディが嘘と秘密に満ちた人物だったこと、そして町の人々が事件の真相を隠していることが分かる。ピップはサルの弟ラヴィと協力し、ついに衝撃の事実にたどり着く。ピップの告発により真実が明らかになり、サルの無実が証明される。彼女は傷つきながらも、真実を暴いたことで人間的に成長した。⑤↑
45投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ読み進めるほどにピップのキャラクターに愛着が湧き、クセになってくる。 イギリスのティーンエイジャーの生活や、日本とは違う進学のシステムの話も新鮮だった。 事件の内容も高校生達が抱える問題もなかなか重いのだが、ピップの直向きな正義感や優しく明るい家族の存在のおかげで、気が滅入ることなく楽しめた。
0投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログ長らく積読にしていたうちの一冊。 なんとも言い難い翻訳書籍独特の言い回しがあるものの、読みやすかったです。 『自由研究に向かない殺人』だなんて、そもそも殺人事件事態、自由研究には不向きだろうと、読む前に思っていました。しかも自分の住んでいる街での殺人事件、被害者であるアンディの遺体は未発見、犯人とされるサルは自殺しており、サルの家族は街で白い目で見られて、家には投石までされている始末……。街の絶対的タブーを題材にするだなんて、確かに学校の自由研究には向いていない。 でも本当に向いていない理由は、それだけではありませんでした。 独自の捜索を進めるうちに、次々と容疑者として浮上する近しい人々。親友の家族に疑いの目を向けなくてはならないのは、普通の自由研究では起こらないこと。 しかも脅迫状が出てきて、実害も起き…… とある「悲劇」の主人公の裏の顔が判明してから、事件の複雑性が増してきます。 す 近年はSNSのとても短い言葉だけで、何かを知ったように信じたり、騒いだりする世の中。第二のリトル・キントンにならないためには、すぐに何もかもを鵜呑みにしたりせず、公平に見る目を持ち続けることが重要なのだと感じました。
0投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ現代的なモチーフを取り入れた王道推理小説! セオリー通りなのに、こんなにドキドキワクワクさせてくれるなんて!! SNSやネットを活用した推理、二転三転する展開、増えたり減ったりする容疑者リスト! これは日本でももっと話題になるべきだし、いつか映画化ドラマ化もあるといいな〜と思う!
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好感の持てる主人公、二転三転する捜査展開、そして文句のつけようのないハッピーエンドと ピップの素人探偵らしいミスにハラハラし、フラストレーションのたまる展開を経て、そこに至るのだから、大満足 犬の死が残念
1投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ読みやすく、ストーリーも面白かった。 主人公・ピッパのキャラクターがさっぱりとしていて、それが作品全体のスッキリした雰囲気を作り出しているように感じる。 事件についての説明的な内容や、関係者との会話内容など、少し現実感に欠けるギミックも、「自由研究の資料」として提示されることで、その説得力や納得感を増しているところが、良いアイデアだなと思った。
2投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログイギリスの高校生の少女が、学校の自由研究課題として自分の街で5年前に起きた殺人事件を調査する話。 いや殺人事件が高校生の自由研究に向いてるわけないだろって。 今まで海外のミステリーはアガサクリスティみたいな古典を多く読んでいたけど、それらに比べてこれはめっちゃ読みやすい。 高校生の主人公視点のため砕けた文章も多く、自由研究という体裁のため必要な情報を適宜まとめてくれる。 ユーモアというか、ジョークもたくさん。 あと海外の小説は登場人物の名前覚えるのが個人的には大変なんだけど、本作は高校の友達やらその家族やら事件関係者やらで登場人物がめっちゃ多い。 しかもニックネームとか使うから混乱する。 登場人物一覧に全然収まってないよ。 怪しいなって思った人はしっかり犯人だった。 本当にイギリスの高校生はこんな生活をしているのか…?
3投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログまず、自由研究のテーマに殺人事件解明を持ってくるところが笑 570pという長編物だけど、海外文学ならではのユニークな表現や合間合間の事件のまとめ等があり飽きがなかった 真相に至るまでも展開が二転も三転もし、何回も騙された
3投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラ、ラヴィ〜〜〜〜( ; ; ) ピップが自由研究を断念せざるを得ない唯一の理由をラヴィが言い当てたシーンでピップに感情移入して泣いてしまった。 なんやかんやあって2人で捜査再開!となったこの辺りからページをめくる手が止まらなかった。食事も忘れるぐらいのめり込んで、ラスト一行のセリフでの締めくくり、最高だった。たまらない経験だと感じた。 バーニーだけほんとにつらい。最後まで信じたくなかった。 しばらくはいろいろなレビューを読むだけで楽しめそう。
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログずっと気になっていて読みたかった小説。たしかに自由研究には向かない研究というか調査というかでした。ピップ自身もこんな結末を迎えるとは思ってなかったのではと思います。色々な人にインタビューをするなかで、疑惑や真実をしり、行き詰まることがあっても、突き進んだ信念と、若さゆえの無鉄砲さも感じました。脅されてもやりとげようとした強さ、大切なものを失う恐怖、ピップの思いがとても伝わってきました。身近な人を疑わなければならない状況も心が痛かったです。全てを世間に明らかにしないところに若干のモヤモヤは残るものの、事件の真実が見えた爽快感のなかに残る不快感がこの小説の魅力になっているような気がしました。
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ自由研究と聞いて日本人がイメージするものとは若干の隔たりがあるEPQ。それもそのはずで、文化や仕組みが違うとなかなかパッと認識できないんだけど、ピップたちはかなり優秀な若者らしい。 インタビューや調査結果を文章にまとめるスタイルは自分の中ではかなり新鮮で、追いかけている事件が5年前に起きたもの、というのもあまり体験したことのないタイプで面白かった。挿絵(?)があるのも入り込みやすいポイント。 徐々に判明していく哀しく、残酷な事実と襲いくる不安や恐怖にドキドキしながら読んでいた。ピップとその同級生たちの会話がまさしくティーンエイジャーといった印象でそことのギャップ、というよりそれがあるからこその落ち込み具合が凄まじい。普段はあまり感情移入しないんだけど、気づいたらピップに共感している自分がいた。 ページ数が多い割には登場人物が少なく舞台も広くない。テンポもよくて綺麗な構成だからスラッと読める。双子の話がセリフにあったけど、新しいながらもノックスの十戒を守った古典的な作品でもある気がする。やはり王道は良いものだ。 この話を通してラヴィはサルと同じくピップにとってのヒーローになったんじゃないかな。この後2作品続きがあるらしいから、楽しいミステリとしても、バディの関係性がどうなるのかも楽しみだな。
2投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ本当に自由研究みたいにまとめてあるから見ていて飽きないないし、わかりやすい。長編なのにスラスラ読めた。
1投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ久しぶりの海外小説。 主人公のピップが、自由研究で5年前に自身の住む街で起きた事件を調べていく話。 私個人の偏見で日本語訳本は読みづらいイメージだったが、ものすごく読みやすい。 実際のEPQ(自由研究)の調査で使われる資料やデジタルコンテンツをキャプチャしたものが取り入れられ、ピップと同じ目線で事件をみて、推理することが出来る。 また、話が進むに連れ、新事実が出る度に容疑者リストのメモが書き換えられることで、真相にむけて事件が展開していく様が見られる。 続編を早く読もうと思う。 あと次回から海外小説もしっかりチェックしなくては!
4投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
翻訳本は苦手で、読むのにものすごく気合を入れないといけないんだけど 評価が良かったし、たまに読みやすい物もあるから、そうだと願って読んだ結果 やっぱりダメ、、、 読み辛い、登場人物が多くて覚えられない、展開が遅くて眠くなる、長過ぎる 主人公が結局私情を挟んで事実を隠蔽 自分には合わなかった 好みの問題
5投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ分厚いし字小さめ?と思ったけど読む手が止まらないからあっという間。高校生という若さ特有の行動力や後先考えないで突っ走る感じがハラハラドキドキで楽しく読めた。ピップの人柄やひたむきな姿勢にとても好感がもてて応援したくなる。出てくる人はみんな怪しく感じるし怖い思いもしたけど途中で諦めないで最後まで調べ上げたのはすごいしガッツある〜! 長いけどとっても面白かった。
12投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ面白かった! 初めて長編ミステリー小説を読んたけど、読みやすかったしいつのまにか自分も謎を解きながら読み進めてた。 Netflixで先にドラマを見てたから読みやすかったのかも。
2投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生の主人公ピップは、自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を自由研究に取り上げる。町民の多くは交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したと考えていたが、少年と親しかったピップは無実を証明するために関係者にインタビューを始める。最初は登場人物の名前を覚えるのと文化の違いに苦戦したが、調査が進むにつれてテンポよく読めた。真相に近付く程、引くに引けない状況になり、さらに精神も極限状態になる悪循環で、優等生と思われるピップが危険な綱渡りをする姿に若さゆえの過ちも感じつつ、彼女と周囲の明るさに支えられた。
3投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ学校の自由研究として殺人事件の解明に取り組むというプロットからして面白く、事件を捜査していくピップの行動力と推理力に惚れ惚れしてしまった! とにかく飽きさせない展開に、青春ミステリならではの爽やかさもあって非常に読みやすい内容だった。
5投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログずっと読みたかった本。 すっごく面白かった! なぜもっと早く読まなかったんだろうと後悔。 翻訳ミステリーなのに読みやすく、すっかりはまって夜中まで読んでしまった。 続編もあるそうなのでさっそく読んでみなくちゃ。
10投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ海外作品だけどキャラが誰だかわからなくなることがあんまりなくてサクサク読み進めた 終わり方もいい終わり方で気持ちよく読了できるミステリー。
2投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログめちゃめちゃおもしろかった!!! ラスト200ページくらいがあっという間に溶けていった。ブックスルーエ 吉祥寺店で勧めていただいた。 イギリスの女子高生がグラマースクールの EPQ(自由研究)で5年前に住んでる町で起きた殺人事件について調べていく、というストーリー。 お話が面白いのはもちろんなんだけど、翻訳がすごい。事件が真相に迫っていくに連れて言葉から醸し出される雰囲気がゆーっくりとした自然なグラデーションでシリアスになっていく。 物語の色としては主人公のピッパの陽気さから出る鮮やかなオレンジなんだけど、話が進むにつれてどんどん色が深みのある色に変わっていくところが、翻訳で見事に表されてる。すごいなぁ。 外国作品ならではの言葉遊びや慣習もあって楽しいですね。おもしろすぎ。続編も読もう。
2投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ次々と新情報を掴んでストーリーがサクサク進んでいって、「どうなるの?どうなるの?」というドキドキ感が最初から最後まで続いて面白い。 何より、翻訳ものは文章が独特で読みにくいものが多くて正直苦手だけど、この作品は文章が自然でとても読みやすい。
3投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ海外小説らしく名前が覚えづらいため初めは読みづらかったが、人物紹介があったり慣れてきたこともあり、段々と面白さが際立ち一気に読み進められた テクノロジーを駆使し軽口を叩きながらの推理は新たな現代の探偵としてのベーシックな形になりそう
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ殺人事件だけに注目するとかなり複雑で重い内容なのだが、主人公ピップの明朗快活な性格に助けられ、最後まで暗さに沈まず読み進めることができた。 500頁を超える長編で、しかも海外小説ゆえに登場人物の名前を覚えるのにも苦労し、読み切るまでに時間がかかった。 だからこそ、内容そのものへの評価よりも、まずは「読み切った!」という達成感の方が大きい、というのが正直な感想。
4投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログーーあらすじーー 高校生のピップは自由研究で、自分の町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だと信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実にインタピューを始める。 ーーーーーーーー 一気読みでした。 ティーンエイジャーの主人公、ピップが真実を追い求めようとする姿が、まっすぐでかわいい。(長くつしたのピッピと性格が似ている気がする?)ときには危なっかしすぎる彼女を支える男の子、ラヴィとの関係も微笑ましい。 イギリスの小さな町の、狭い人間関係から、殺人事件の手がかかりが次々と明らかになる。それぞれがあらゆる角度でつながっているようで、あの人もこの人も怪しい! ページをめくる手が止められない。 シリアスな話なのに、全体を通して明るく軽やかに読めるの。深刻になりすぎず、ユーモアたっぷりのピップや彼女を心から愛している家族、友人たちのキャラクターによるもの。わくわくさせられどおしのジェットコースターみたいな、心地よい読書体験。 >> ドでかいナイジェリア人は義理の父親で、ジョシュアは父親がちがう弟。これは確たる事実。でも義理とか、父親がちがうとか、形式ばった冷たい感じがする言葉は使いたくない。愛する人たちは数学で言うところの、足されたり減じられたり、小数点以下は切り捨てるといったものとはちがう。ヴィクターとジョシュアは八分の三だけの、もしくは四十パーセントだけの家族ではなく、百パーセント、自分の家族だ。正真正銘の父と、たまに手を焼く正真正銘の弟。 (p28より)
2投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公とパートナーの明るく前向きな性格により、人の暗部が徐々に明かされていくストーリーもあまり湿っぽくなく読み進めることができる。容疑者が二転三転していく展開はうまく、楽しく読んだ。 ただ、この自由研究での資料(証拠)収集のプロセスには明らかな違法行為がいくつか含まれており、それは一体どのように処理されたのだろうか?犯人にたどり着いたプロセスはきっと警察にしっかり聴取され、報道でもしっかり取り上げられたようなのに、誰も疑問に思わないまま押し通せたのか。それとも不問に付されたのか。そのへんは少し気持ち悪さが残る。あと犬が救われないのだけは本当に嫌。
1投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログうん!おもしろい! こういう本を見つけるために本を読み続けてるんですよ。 あらすじは、5年前に起きた失踪事件を女子高生が自由研究で自分なりに捜査し直すというもの。 この子がほんとに凄い頭良いんですよ、そりゃもう羨ましくなるくらいにキレッキレ。 結構なボリュームの読み物かと思いましたが、本文と主人公の内心、参考人らのインタビュー内容で字の大きさが変わるので結構読みやすく感じました。 よく考えられた作品ですし、クスッと笑えるような文章もあり面白かったです。 個人的に好きだったのは、主人公が色んな呼び名で呼ばれるところ。
2投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログ久々にボリューミーな海外ミステリーを読みましたが、面白かった! 主人公の女子高生が正義感をもってぐいぐい5年前の事件を追い、真実を明らかにしようとし、若さゆえに、すぐに危険なことをするという… オイオイそれはやりすぎでしょという調査も沢山あります。 イギリスの大学受験の一つである「自由研究」という制度がよくわかりました。とにかく主人公がとてもいい子なのです。読後感が良し。タイトルも良し。
15投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ中盤くらいから引き込まれて一気読み! Netflixドラマ観てるみたいな感覚、と思ったらドラマ化してた!
2投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ読み応えのある作品。 高校生が過去の殺人事件を暴き直すと聞くと「なんと荒唐無稽な話だ」と思うが、全く違和感がない。 どんでん返しが好きなミステリー好きには物足りないかもしれないが、伏線がきちんと回収され納得のいくものだった。 終わりがややあっさりしているように感じたが、内容は非常に満足。
2投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログどんどん読み進められる。1日で読み切ってしまった。ピッパとラヴィがサルの無実を証明るすためのひたむきな姿と真実に近づきながら葛藤する姿に心が打たれた。
2投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ高校の卒業研究で5年前にこの町で起きた殺人事件について調べ直すことにした主人公とその相棒が、SNSや関係者へのインタビューをしていくうちに町の人たちの裏の顔や事件の真相に迫っていく話 海外文学だし分厚いし文字もぎっしり書かれていたから読み始めるには覚悟が必要だったけど、訳文も読みやすくて今どきで快活な主人公だったおかげでぐんぐん引き込まれた 真犯人候補が主人公にとって身近な人ばかりで、真相がなんであっても小さい頃からの知り合いの裏の顔を見ることになるのは小さい町の事件ならでは。 続編もあるらしいので読みたい
2投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公のピップが度胸あって、それゆえにハラハラするような行動もあるが、そういう所も含めどんどん突き進む熱量に若さと意志の強さを感じ好感が持てた。 事件も複雑で加害・被害の関係が入り組んでいたが、分かりやすく書かれていて面白かった。 スタンリーがハウィーに恐喝されていた?のが結局なんだったのか分からず心残りだった。(最後にわざわざスタンリーに触れる描写があるので敢えてなのかとは思う) 作業記録やメッセージ画面、手帳の写真などが差し込まれているのもイメージしやすく良かった。 犬が犠牲となり悲しい。 それにしてもこの事件調査とケンブリッジ受験(合格)を同時進行してるのが超人……。
3投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ物語が入り組んで、事件は一つではない。 ピップの頭脳と行動力に引き込まれて、手に汗握るとはこのことか。
2投稿日: 2025.07.30
powered by ブクログ女子高生が自由研究として、かつて地元で起きた殺人事件を題材に選ぶ。 自分にとってのヒーローだった男子が、交際相手を殺した後に自殺したとされる事件の真相を追っていくうちに、やがて様々な街の暗部が明らかになってゆく。 解決済みのシンプルな事件のはずが、次々と隠された事実が明らかになっていく過程がスリリングで、主人公のひたむきさも胸を打つ。
6投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久々に読んだ海外ミステリ。 登場人物の多さと本の厚みに不安になりつつも、読み進めるうちに面白くなっていきました。 主人公ビップの正義感がとても好感が持てて、一緒に事件解決に取り組んでいく気持ちになります。 このワクワク感は、数十年前に読んだ羊たちの沈黙を思い出しました。 過去の事件に立ち向かう話なので、バーニーの別れのシーンが特に悲しかったです…。
2投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ高校生のピップは、EPQ(自由研究で得られる資格)のために、5年前の少女失踪事件を調べ直す。犯人とされた少年サル・シンの自殺の真実を知りたいと考えたからだ。事件を調べるほどに、家庭内虐待や薬物、性暴力など、小さな町の、よく知る人々の闇が次々と暴かれ、ピップの心も追い込まれて行くが、、、。 ピップが、明るく快活で、物の見方がフラットな魅力ある主人公のため、物語には爽快ささえ感じる。家族やサルの弟ラヴィも個性的なキャラクターで親しみを持てる。読後感は良い。
2投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ地道な聞き込みに加え、SNSや電子機器の機能を駆使した調査が現代ならではで新鮮。さらに尾行、脅迫、潜入など荒っぽい手段も登場し思わず手に汗握る。 犯人の意外性に驚きつつ、そこからさらに別の謎が解明される展開はわくわくする。 主人公が勇敢で行動的でありながら、仲間の心情に共感し悩む部分もあり好感が持てる。
3投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログドキドキしながら読み始め、その後読了までピップやサルたちと一緒に過ごした数日間、またとない読書体験になった。 ピップの、常に物事に対して真摯でフェアであろうとする姿がとても印象的だった。また、サルとの「捜査のパートナー」という関係性も心地よく楽しかった。 二人が最後までパートナーとしていてくれて良かったと個人的には思った。(もしかしたらサルは続編にも出てきて関係性に変化があるのかもしれないけど……) 終盤、畳み掛けるように明かされていく真実で読んでいるこちらの息も詰まって苦しくなった。 しかし、その後(563ページから最後まで)は、リトル・キルトンを覆っていた鈍色の雲を吹き飛ばすかのような爽やかさに満ちていた。
3投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ時系列が流れのままなので あっち行ったり、こっち行ったりしないので とても読みやすかった。 後半からの怒涛の展開にワクワクしながら 前半の2倍分進みが早かったです。 犯人も想像出来なかった・・・
3投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ前半は退屈、名前を覚えるのも大変だし翻訳特有のテンポが合わず。後半は畳みかける展開で残り100ページは一気読みでした。前半で登場人物像の把握ができるような翻訳?ならもっと入り込めてたのかも。映像でも見てみたい。次の作品も読んでみたい。
3投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ17歳の少女(ピップ)が選んだ自由研究…それは、地元で起きた過去の殺人事件。 レポート方式で進められ、図が出てきたりと、なかなか面白かった。 海外モノなので、どうしても名前がぁ〜^^; になっちゃうけど、サクサクと時間かけずに読めたので何とか大丈夫でした。 それにしてもピップの正義感、勇気…ハラハラさせられた〜
3投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログミステリーだから仕方ないことではあるが、前半は淡々と事件を辿っており、緊張感に欠け、やや退屈。 読み始めは、レポートメモなのに口語的すぎることに馴染めなかった。また、作中でのジョークやじゃれあいが全くピンと来ず、作品に没入できなかった。 これは、私が翻訳書(特にteenagerが出てくるような)に慣れていないからなのかもしれない。 後半、主人公ピッパが真相に近づいていく様子は緊迫感があり、楽しめた。
4投稿日: 2025.06.09
powered by ブクログ長らく積読していたこちらをやっと読み終わった。 相変わらず海外の本だと名前がなかなか覚えられず何度も登場人物のページに戻った笑 そのままの流れでドラマも。 小説とドラマの違いを見つけるのも楽しい。 そして何よりエマ・マイヤーズが可愛い
8投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログこの女子高生は無茶する〜! ハラハラした。 分厚いんだけど凄い速さで読めた これは自由研究には向かないね… ドラマ化しそうな登場人物たちも個性豊かで面白くてエンターテイメント性が高いミステリーだった
1投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログブクログで知った作品。海外の小説、すごく久しぶりに読んだな。 自分の住む町で過去に起きた殺人事件を、冤罪ではないかと疑い、自由研究として調査するピップ。 彼女の勇敢さや正義感には敬服するけれど、向こう見ずとも言える行動力に、怖いよ〜危ないよ〜、と何度もハラハラした。ほんと無事でよかったよ。 自分に近い場所で起きた事件であり、親しい人を疑わなきゃいけなかったり、闇の部分を知ってしまったり、なかなか辛い調査。怖い思いまでして、それでも途中で投げ出さなかったのは、すごいな。 ただ、親の立場からすると、そんな危険なことをしていたと知ったら、これから先の行動も、気が気じゃないだろうな。優しくて楽しい家族を悲しませるようなことがありませんように。
10投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ家族、愛犬、友人、それぞれの死。 重苦しいイメージを持つ内容と思いきや 主人公が明朗快活なため、 そのイメージは払拭される。 ヤングアダルトな作品のため 仕方ないが、少し重厚感があっても良いかな。
3投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログ高校生がSNSを駆使して証拠を集める手法が、極めて現代的で感心しました。プロットも一捻りありとても面白かった。
0投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログかなり違法スレスレ(いや違法か?)の捜査までどんどんしてしまうのでびっくりしたけれど、ティーンエイジャーならこのくらいやってしまうのかも。創元推理文庫で一時多く宣伝を見たので読んだ。
0投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログ叙述トリックミステリーのおすすめ本として挙げられていたので読んでみた。 心理描写がすごくうまくてこんな表現があるんだ、となった。特に森でキャンプするシーンや最後に犯人と対峙するシーンはピップの恐怖がすごく伝わる。 ストーリー全体でみると、なんでピップはこんな危ない思いをしながらもこの事件を追うんだろうと疑問。モチベはどこから、、?とピップが危険になるにつれて思ったし、結局、動機部分の説明もなかったな、、と。 ストーリー自体は意外性もあり◎
2投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログルポのような緊張、躍動感がたまらなかった。少女ピップの好奇心旺盛なキャラが輝き、ところどころ出るユーモアで、重すぎないテンポの良いミステリーで500ページ分の物語があっという間だった。
4投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生ピッパの活躍で過去の事件の真相をあばくというもので、なかなか面白かった。記録を付けていくように物語が進むので、入り込みやすく、最後にはキレイに伏線が回収されていくのは痛快で、後半はどんどん読み進めてしまう感じだった。スマホとかSNSが解決に繋がっていくのも今どきっぽくて良い。 「それ高校生に聞かれても、普通は答えなくないか?」みたいなところも多少あるが、そこは夏休みの課題という体でハードル下げているのもユニークなところかな。 ただ、文庫本で読んだのだけども、結構字のサイズが小さめで且つ長めだったなので、続編も読みたいかと聞かれると、うーん、同じような展開なのではないかと躊躇する自分もいる。今作は面白かったけどね。
1投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ等身大の主人公が過去の事件の真相を暴くスリルが堪らない! 作中でのSNSやメディアを駆使した調査の記録の引用が斬新で、彼女の書く作業記録の文章も快活で一緒に推理をする高揚感を得られる。 考察していたものより真相は悲しかった。
4投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログめちゃくちゃ面白い。翻訳が上手いのか、海外ミステリの香りがあんまりしなくて読みやすい。ティーン小説の読み味とがっしりしたミステリのバランスがすごく良い。キャラもかなり好き。シリーズ制覇しなきゃ!
1投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ行きつけの書店推薦本。青春推理小説と呼べばいいだろうか。有名な推理小説でも、事件の起因、推理の展開に無理を感じるものが少なくない。それなのに本作品は、数年前の事件を何故高校生が調べようと思ったのかや、調べ方、SNSやプリンター、SIMカードや位置検索など、ワカモノが操れるツールを利用して情報を得て、その多くの情報から真実を炙り出す作業まで、なるほどと頷かずにはいられない。
1投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログなかなか読み進められなくて時間がかかった作品でした。海外ドラマのプリティリトルライアーズみたいだなあと思いながら主人公にほっこりしながら読める作品です。
2投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログ海外の作品は、頭がこんがらがるので苦手ですが、気になって手に取ってしまいました。 長編だった事もあり、読むのにかなりの時間がかかってしまいました。私が苦手だったから星3ですが、内容的には面白いと思います!はー、とりあえずやっと読み終わって良かった。
0投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ長編、海外物なので登場人物や海外のノリに慣れるのが大変だった。 しかし自由研究という枠組みの中で事件を調べていくといくという設定は面白かった。途中のレポート形式やメモなどで退屈せずに読めた。 自由研究にしては危ないことやってますが。 終盤の謎解きパートからはグッと面白い展開になってきており、一気に読んだ。 続編読みたいがもう少し期間あけてから読みたいと思う。 海外ミステリー読んだぞという気分に浸れる一冊
16投稿日: 2025.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終えるまでイギリスが舞台ということに気付かなかった。地名や大学名で気付けよって話ではあるけど、次々起こるイベントや会話のテンポがUSAすぎた。不覚。 偏った推理小説好きとしては文明の利器が出てくるとウッとくるものがあるのだけど、この作品ではSNSとか住居侵入とか、ティーンが自由研究という制約の中で使えるものを目一杯使ってくのが、現代的だけどいかにも地に足ついた探偵という感じで、ことのほかアレルギーなく読めた。 アンディ失踪とサルの死の真実に迫るのと同時進行でアンディの人となりが明らかになっていくプロットも見事で、なんとなく13の理由がちらついた。自分を殺そうと思っている人間に立て続けに遭遇するのは不運ではあるけど、そんだけ恨まれる無茶苦茶な人間も世の中にはいる。 個人的にはラヴィがMVP。ピップは明らかにネジのぶっ飛んだ女子高生だけど、それとバランスを取るように常識人で頼れるラヴィの安心感が飛び抜けてた。大体影が薄くなりがちな探偵助手がここまで魅力的な作品もそう多くはない。特にどん底まで落ちたピップの全てを理解して手を差し伸べたシーンには痺れた。 それからこの作品の大きな部分がピップの魅力に支えられていることも無視できない。無鉄砲で己の正義感に忠実で、誰もが応援したくなる資質を備えている主人公。大人にはそう簡単に頼らないし、切れ者の割になんでそんなことわからんねんと思うこともあるけど、ティーンエイジャーという無敵のカードでチャームポイントに変えている。 まあただだからこそ、ピップの超人的な精神力には違和感を覚えた。愛する人たちをあんな目に遭わせて、家族も殺した人間を前にあんな風に振る舞えるだろうか?模範としては良いけど、ピップが背負ってしまったものの割に着地するところが清らか過ぎた気はする。 ドラマは見てみたいけど見ない。人の頭が真っ二つに割れても平気だけど、バーニーに関する一連の出来事を映像で見れる気がしない。
0投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ翻訳もので500ページ超の長編だけど、読みづらさは全然なくて最後まで一気読み。ピップが理知的で正義感があって、無茶をするところはひやひや心配になりながらもすごく応援したくなるキャラクター。ラヴィとのバディも良い。少しずつ登場人物たちに謎が残るけど、最後にピップも言及しているので納得。ピップの家族も本当に暖かくて素敵だし、親友たちとの友情もずっと続いてほしいと思う。
8投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白かった! ピップの諦めない心!すごい。 途中で、この人が犯人かな?と思って読み進めたが、まさか犯人がもう一人いたとは!
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ面白かった。 ピップが自由研究で過去に起きた殺人事件の真相を調べる話。 ピップとラヴィのコンビがめちゃくちゃいい。2人の会話の雰囲気とかピップに振り回されつつもやっぱりラヴィの方が年上なんだなって感じがすごくいい。終盤の喧嘩しちゃった後にピップの事を信じて話に来てくれた場面は泣けた。普段弱音を吐かないピップの普通の17歳の少女という一面があるんだなと思ったし、そこでピップの事をわかってあげられるのは一緒に捜査をしてきたラヴィだからこそで良かった。 この2人ほんと好き。幸せになれ。 内容も最高に面白い。調べていくうちに徐々に分かるアンディの本質だったりみんなの嘘、次々に分かる人間関係だったりが面白かった。 大きな謎は残ってるけど少しずつピースを集めていって徐々に繋がりを見せる感じがワクワクさせてくれる。それだけじゃなくて、分かっていく事による恐怖、まさかあいつが犯人かもって気持ちだったり、実際に犯人から送られてくる脅しが怖くてドキドキした。ピップとラヴィでハウィーの家に突撃したり、アンディの家に侵入したりするシーンもめっちゃドキドキした。 エリオットが犯人で終わりかと思ったら繋がらないところがあって、実はベッカも関与していたと分かった時はびっくりした。でもベッカも被害者でアンディも因果応報的な所はあって悲しい事件だと思った。マックスはカス。 最後のスピーチも良かったし、スピーチの前のピップとラヴィのキスの描写が最高だった。 これが3部作であと2作読めるのが幸せ。 めちゃくちゃ面白かった。
0投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログありきたりと言えばありきたり。 しかし、中弛みなく読みきることが出来る。 ヒントやミスリードの散らしかたが巧いと感じた。 ただ、登場人物の魅力がなく、あと続編二冊読まないといけないのか…と少々億劫。
0投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「自由研究には向かない殺人」読了(英題:A good girl’s guide to murder.)。 本作はミステリーでありつつ、主人公ピッパの冒険物語でとても面白かったです。 本作の魅力の大部分は主人公ピッパのキャラクターにあると思います。賢く、行動力があり、また人一倍正義感を持ち失踪事件の真相を突き止めようとする姿勢はとてもカッコ良く、見ていて爽快でした。ピッパは相手のことを思いやり、友達や家族を大事に思い、自己満足のために謎解きをやっていないのも好印象でした。偏見を持たずに物事を考えることのできる素晴らしい主人公でした。 また、もう一つの魅力に、わかりやすさがあると思います。マップや証拠品、状況整理等が挿絵になっていて、読者フレンドリーな作品だと思いました。また、文章もわかりやすく、登場人物はとても多いのに、人間関係をしっかり把握しながら読み進めることができました。海外作品特有の海外のノリやジョークもすごく上手に翻訳してあって楽しめました。 本作はシリーズ1作目ということなので、まだまだピッパの活躍が読めると思うと嬉しいです。
0投稿日: 2025.03.19
powered by ブクログこれは結局not for meというだけなのだが、横文字の登場人物名がなかなか覚えられず、物語に没入することができなかった。後半の謎解きパートに入ってようやく勢いがついてきて、テンポよく読み進めることができた。登場人物にクセの強さを感じたが、考えてみたら島国の日本で育った自分には根っこの部分で多様性を理解できていないことに起因するのかなとも思う。例えば主人公のちょっとしたジョークが理解できないのはもちろんのこと、そのジョークが挟まれるテンポ感にもいちいち躓いてしまう。人物の掘り下げ描写もどこか遠い国の出来事のように感じてしまい、ふーんと読み流してしまうことが多かった。 あと自分で自分のアホさに笑ってしまったが、最後までアメリカが舞台だと勘違いしていた。イギリスの話だった。さすがにケンブリッジ大学とオックスフォード大学が出てくる時点で気づくべきだった。 ミステリーとしては面白かったが、新鮮味も感じず、どんでん返しというほどの快感もなかった。続編シリーズがあるようだけど、手は伸びなそう。
1投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログピップの根性に脱帽。高校生が車を運転し、夜中までパーティーに出歩くなどの日本とは違う生活背景も面白さの1つだった。調査の途中で真犯人に殺されやしないかとヒヤヒヤしたが、サルが戻ってこないことを除けば良い結末になったか。読んで良かった!
0投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ570ページほどの長編小説 分厚いうえに滅多に読まない海外の小説でひるんだけど、2日かけて読んだ。 海外小説と言ったら、よくわからないジョークやピンと来ない比喩表現とか、地名や人名がどんどん出てくるイメージがあって、読みづらいかなと予想していたけど、本作では全然気になることなく読めた。 主人公が大胆に突っ走っていく様子はドキドキハラハラの連続だったけど、 ラヴィの存在が心強くて、家族の明るさに救われた。 そして何より、まっすぐでユーモアがあって素敵な主人公がすごく魅力的! 後半では涙する場面もあったり。 結末はまったく予想と違って驚いた。 ピップと一緒に舞台に立つような気持ちでラストを迎えることが出来た。 いくつか影も少し残し、全て何もかもスッキリ!というわけではないところも個人的には好きです。 続編も面白いそうで。読みたい!
10投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ17歳の女子高校生が5年前の殺人事件の真実を暴く話。 他の方々が感想に記してあるとおり、主人公・ピッパの快活さと賢さがたまらなくよかった。 ページをめくる手が止まらず、区切りの良いところまで読んでも、「もう一区切り!」と、止まらなくなるなんて、本当に久々にどっぷりミステリーにハマったなぁ。 また、私も一読者としてではなく、ピッパと一緒に考えるような感覚になれたことで、より一層入り込めた。 (2022年の本屋大賞の、翻訳小説部門2位とのこと。翻訳が良いからこそ、とも言える。) 続編も買いに行かねば。
0投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ【2025年18冊目】 家族を愛するちょっと人より頭の切れる女子高生ピップが自由研究の題材に選んだのは、生まれ育った町で起こった1つの事件だった。誠実な青年の自殺。彼は恋人を殺した犯人とされており、恋人は未だ行方不明。彼の無実を信じて調査を開始したピップだったが、調べる程に事件は複雑さを増していき――。 正統派ミステリー!ピップと共に謎を追いかける建付け。頭が切れるのに、ミステリーものによくある無謀さもしっかり兼ね備えてるピップに「止めなさい止めなさい警察に知らせなさいっ!」と思うこともしばしば。無謀と勇敢はイコールではないんだぞ…! 直感で、んん?と思っていたことが当たっていて、お!と思いつつも、さらに隠されていた真実には気づかず、そういうことだったのか!と唸りました。続きが気になって途中で中断できずの一気読みでした。 一方向から見た時に悪に見えるものが、別方向から見たら実は、というのが綺麗に描かれていました。表面上だけでは全てはわからない。人間って生きてるだけなのにすごく複雑な生き物ですからね。 シリーズものなので、続きも楽しみに読んでいきたいと思います。
0投稿日: 2025.02.19
powered by ブクログカタカナの名前はスムーズに入ってこなく、何回か登場人物を見返したが、とてもおもしろかった。 自由研究を進めていくという展開で、調査している場面と考察が書かれているので自分も考察しなが読み進めることができた。続編も読みます
0投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログあれよあれよと文庫4冊が揃ってから更に積読熟成させた期待のシリーズ、ついに開幕 したけどページ数が多い割に大満足とはいかなかったかな もしかしてピップ×ラヴィのイチャコラ物語を読まされているのか 主人公が動き始めてからクライマックスで詰められるまでの、真犯人の行動に違和感 次に期待
1投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログ殺人だから怖い系ではあるけど、それ以上に人間味を感じたし、むずかしいなーと思った。サル、来世は報われて欲しいな
2投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいるが人物に入り込めなくてしんどい! 面白いポイントまでくればグッと変わると思うので頑張る。 完読後更新↓ ミステリーには珍しく、どこか救われるお話だった思う。日本のミステリーにはあまりない感覚!
0投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログピップとともに長い旅を終えたよ。いやでもピップ、凄すぎるな?最後の一文が本当に好き ピップが辿り着いたものの中にはピップだから辿り着いたもの(他の人には到底無理だったもの)もあると思ってる。だからこそ、締めくくりで心臓が掴まれるんだと思う あとこれだけ言わせて、お父さん大好きすぎる
0投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ主人公と一緒に疑問を抱える臨場感があり、展開に乗って読み進められました。面白かったです。 翻訳の違和感で、げんなりする翻訳小説もありますが、この本は読み易かったです。 イギリス社会って、こんなに乱れてるの?と、ちょっと考えさせられてしまいました。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログhttps://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00060907
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ謎解きミステリ。高校の自由研究に、5年前の殺人事件をテーマに選ぶ主人公。犯人で自殺したとされる人物と親しい関係だった主人公は、彼が犯人とは思えず、その真相をあらためて探究する。SNSを使って、インタビューのきっかけを作ったり、今時の高校生ならではの機動力で捜査を進める。ネットフリックスで映画にもなっているようなので、そちらも見てみたい。
9投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長編ミステリ 幾度となく危なっかしい主人公とそれを見守る相棒 ついつい読み進めてしまう。 サルはやっていない これだけは正しいと思うが どれもこれもミスリードしてしまった 最後はハッピーエンドでよかった ただ悲惨な事件の裏にあるもの、 サルの死に方はかなりサイコパスで 辛いものだった
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ最高!またひとつお気に入りのシリーズが…通称Good Girls シリーズ。読み終わるのがもったいない系の傑作。ホーリージャクソンありがとう!
0投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログいっきに読んでしまった。主人公のひたむきさもよいし、普通の人の普通にある暗い面がいくつも重なって悪いことに繋がるのが、なんというか、どこかに赦しがある形で描かれている感じ。爽やかな読後感がある。それにしても主人公の家族が素敵過ぎて、こんなお家ならこの主人公になるのもわかるわーと思った。
7投稿日: 2025.01.16
powered by ブクログ主人公の女子高生、ピップがとにかく利発でクール!とてつもなく賢くて、勇気があって、でも等身大の若者としての不安や葛藤もあって、非常に魅力的。 子供が殺人事件の再捜査をするという、一見荒唐無稽な設定の物語ですが、ピップのキャラクターがしっかりしているため違和感なく読み進められます。 むしろ、大人が陥りがちは思い込み、誰の心の中にも潜んでいる偏見などが浮き彫りになり、ただの事件ものではなく、より深い人間の根本的な精神性すら考えさせられる一冊です!
1投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ青春ミステリーを久しぶりに読んだ感じ。解説にもあったように、主人公の公正さ、Justiceが気持ち良い。読後も爽やかでした。
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生のピップが自由研究として選んだ題材は、自分の町で起きた女子高生失踪事件。交際相手の少年が彼女を殺害し、自殺したということになっていました。その少年がやったとは信じられないピップは事件の真相を突きとめようとしますが ―― 。 英米らしい作品だなと思いました。自由研究のテーマとして先生から許可が下りるのもそうだし、ぐいぐいとインタビューしていけるところも文化の違いかなと思いました。 真相には苦い思いが残りますが、それでもピップやラヴィの未来に救われる思いもします。
1投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ小島監督が勧めていたのを覚えていてブックオフで安かったので購入 海外作品ならではの読みにくさがこの作品にはなくとても読みやすい 最後の怒涛の展開は読む手が止まらず最後のスピーチもその場にいるように場面が想像できとても完成度の高い作品だった
1投稿日: 2024.12.27
powered by ブクログイギリスの小さい町に住む学生のピップが5年前の真相を疑い自由研究として捜査をする話。事件が複雑に絡まってきてどこがどう繋がり解けるのか分からんくてピップと同じように翻弄される。海外小説やしな、って思ってたけどめちゃくちゃ引き込まれた
2投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ分厚いけど読んでる間ずーっと面白かった! たまにゾッとしたりヒヤヒヤしたりもした 犯人は予想もつかなかった
9投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ原題 A Good Girl's Guide To Muder 5年前に行方不明になった女子高生のアンディ・ベル。でも世間では、もう殺されているだろうと思われている。殺害したとされるのが、彼女の恋人サル・シン。アンディの死体はまだ見つかっていないが、サルの自供と彼自身の死によって事件は解決したと警察は判断した。 これを今になって再度調べなおそうとしたのは、ジャーナリストを志すピッパ・フィッツ=アモービだ。しかもそれを学校の自由研究の課題として記録し、提出しようと考えた。 サルは彼女にとってのヒーローだったから、サルの絶対の無実を信じている。アンディだって死体が見つかっていないのだから、もしかしたらまだどこかで生きているのかもしれない。ピッパはまず、サルの弟のラヴィにコンタクトを取る。最初は疑心暗鬼だったラヴィも、彼女の真剣な思いに心を開いていった。二人は良き相棒として、この難解で危険極まりない事件に挑んでいく。 主人公が高校生なので、10代の子でも読みやすいのではないだろうか。会話の部分が多いので、さくさくと読み進めることができる。行方不明のアンディは被害者なんだけど、可哀想だと素直に思えないくらい嫌な女の子で、それは昔流行ったドラマ『Gossip Girl』の世界みたいだ。 捜査と推理を進めるピッパの容疑者リストは、どんどん増えていく。誰もが秘密を持っていて、動機があるように見える。 とても面白かった。作者のあとがきで、わたしに向けて言われたようなメッセージも心に響いた。調べたら3部作みたいなので、残りの2作品も是非読んでみようと思う。 ピッパとラヴィのコンピはもちろん出てくるんだろう。トミーとタッペンスみたいになるのかもしれないなんて思いながら。
3投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログすごく映像化向きの作品。こういうのがベストセラーになるのもわかります。サルみたいな好青年がなぜアンディと付き合ったのかだけはわからなかった。早速ネトフリ見よう。
1投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ評価が高いので読んでみたら、そこまで面白く感じなくてガッカリした。本格的なミステリーを求めている人には物足りなく感じてしまうだろう。
0投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ580ページ! 長いっ!長いけど、読む手が止まらないので、あっという間! 主人公ピップと一緒に推理していく時間がとても楽しかった。 海外小説は読まず嫌いしてたけど、後輩に勧められて読んで良かったと今なら思う。 登場人物の呼び方が変わったりで、多少混乱するものの、登場人物の名前と関係性を書いてくれてるので、何度も振り返ることが出来て助かった。 こんなにスッキリする読後感の本はなかなか出会えない。
3投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自由研究は5年前の事件の再捜査! ケンブリッジを受験予定の高校生ピップは、自由研究でサル・シンの無実を証明しようと目論む。サルは交際相手のアンディを殺し、その後自殺したと町では思われていて、サルの一家は町の人からの偏見に晒されていた。自由研究はメディアを題材とするもので、被害者・加害者の家族どちらとも接触しないように指導教員から釘を刺されていたピップだが、まずはサルの弟ラヴィにインタビューを申し込みに行くことから研究をスタートさせる。 小さな町の大きな事件を扱おうとするピップの行動にドキッとした。そういうことは冒頭の「自由研究による資格取得書」にもあるように倫理的な観点から避けるべきだと思ったからだ。しかしピップは取り組む。それは小さい頃にサルに助けてもらったからだ。ヒーローの無実を明かすために、ピップはどんどんと突き進む。 真実に迫る過程で大切な人を傷付ける可能性があると、ピップは彼ら彼女らを守ろうとする。時には掴んだ罪を告発しないことを選び、いつ警察に証拠を持ち込むべきかも冷静に判断する。ピップは大胆な行動をとる一方で、抜かりない。この紙一重の感覚がスリルを持って読ませる。最終的にピップはサルの無実を明らかにし、アンディ行方不明の謎も解いた。誰も傷付けなかったわけではない。しかしベストを尽くした。決して明るい話ではないが、ラストシーンには光がある。読後感がよく、続きも読みたくなる。 なんとなくこれは大親友で家族ぐるみの付き合いでもあるカーラの父ワード先生が怪しいのでは、こういうミステリのパターン的に、と思ったら半分当たり。もうひとりの真犯人に出されたお茶には絶対薬が入っていると思ったら入っていたし、位置共有アプリでラヴィが助けに来るんだろうと思ったらもちろん来たので、そういうお約束な楽しみもあった。様式美は楽しい。オンラインの記録、様々なアプリや機能、SNS、SIMカードなどイマドキなアイテムを使ってピップの調査が進むのも楽しい。
2投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ- 主人公が高校生というだけあって、若干YA小説のきらいはある - とは言え、グイグイと引き込まれる展開はお見事
0投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ自由研究を隠れ蓑に、重要参考人に話を聞いて回る。そんな高校生ピップの秀才ぶりに圧巻! まさか「自由研究」が、数多の人生を救う手段になり得るなんて....!
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ主人公の快活さでミステリーだと忘れるレベルの読みやすさ。長編だけどどんどん読めた。 次回作以降も期待して読んだが。。。 ここで止まっておけば気持ち良くいられたなぁ。
3投稿日: 2024.11.23
