
総合評価
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powered by ブクログ沙紀 安西万佑子 安西結衣子 楢原日出男 ブランカ 池上 笹山弓香 丸谷一雄 山野 山口 安西春花 安西忠彦 冬実 長塚 友田 林元 田丸 柿原風香 山本奈津実 戸田守 伊藤 島田 広永 宮田 遥 岸田弘恵 岸田奈美子 立川 島津
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログてっきり大人になったあとの姉妹間でおかしなことが続く〜みたいな話かと思ったら違くて、、 いろいろ無理ある点もあるけど初めのゾワゾワした感はう〜ってなった。笑笑
1投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イヤーな読後感。。過去と現在を行き来した視点移動で、歪んだ家族の真相に迫る。何が本当で何が嘘なのか、姉が失踪したところから最後にかけて、この内容がどう結末に至るのか見当もつかなく、気になって夢中で読み進めていた。 終盤になって怒涛の真相が明らかになっていき、信じていたものや心の拠り所が一瞬にして崩れていく。ここまでやるかと思ったくらいに妹が最後まで報われない… 最悪の急展開にゾッとした。 こういうジャンルのイヤミス作品は大好きなんだと再認識できた!
1投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログタイトル謎過ぎ笑 評判を目にしなければ買ってないな、、と、その軽率な判断を覆された一冊。 小さな違和感=布団の下の豆(童話)なんだけど、その違和感に関する内容は一切言えない。 どこを切り取っても未読の人に悪いきがする、、 凄いオチとありそうな感じが怖い! なのに星4つな自分も怖い!
13投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ誘拐をテーマにした作品は数あれど、こんな視点で書けるものかと唸りました。 誘拐なんてほとんどの人間には非現実なのに、どこか「自分だったらどう考えるのか」「決して他人事ではない」と物語を追いながら自分に置き換えて考えてしまうのは、家族に対する考え方が主軸になっているからではないでしょうか。イヤミスの女王らしく、決して誰もが報われる話ではないけれど、湊かなえさんの作品の中ではそれほど読了感にモヤモヤが残る作品ではありませんでした。
1投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話自体は読みやすかったが、8割あたりから面白さが弱まった。読み手が温室育ちの女の子であるのか(それすらも怪しい。特別裕福なお嬢様かと言われればそのような描写もない気がする。)や、そのお姫さまを見つける王子さまに当てはまるものはなにか、など、わざわざ「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」を題材にする必要があるかは疑問だった。
1投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ姉の正体は何なのか――。 どこか歪んでいるように見える家族の関係に、ページをめくる手が止まらなかった。 読み進めるほどに真相へと近づき、最後に辿り着く“答え”は、現実には起こらないとは言い切れないものだった。 ◯◯◯◯とは一体何なのか。 主人公の視点で見ると、その重さがよりリアルに響く。 静かな日常の裏に潜む恐ろしさが、ミステリーというよりホラーのように感じられた。
11投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログショックです。 湊かなえさんのはじめての一冊目で、イヤミスの女王と言われているのを知りませんでした。 妹がかわいそうで、救われないものがたり
0投稿日: 2025.11.03
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誰も幸せじゃない終わり方をしててすごい。イヤミスの代表って紹介されても納得。まゆこ1号(変わる前)はどんな気持ちでいるのかがあんまわからなかったなー。
0投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ読書苦手なのに初めて読了できた本 読んだのかなり前だからちゃんと覚えてないけどすごかった記憶はある 話の続きが気になってきになって仕方がなかった気がする
1投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログすごくおもしろいけど、いつもちょっと怖かったり辛かったりで続けて何冊も読めない湊かなえ作品。今回も特に後半の展開はすごくて一気に読んだ。自分としてはいろいろと不可解要素が残ったけど、これも作家が意図した仕掛けに違いない。家族の愛情ってなんだろう。だれも報われない、なんとも辛すぎるストーリー。
9投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
血が繋がっていれば家族なのか… 血が繋がっていなければ家族ではないのか… 長年育てた子供と血が繋がっていないと知ったらその子は家族の枠から除外されてしまうのか? 「本ものってなんですか」 この一言に深く考えさせられました。 湊かなえさんの作品は人間の解像度が高すぎて現実味のある恐怖を与えてくれる点が好きです!
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ家族への執着を深めるのはDNA?それとも思い出? 血の繋がりとはなんなのか。家族とはなんなのか。 自分に置き換えて考えてみる。
1投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんで今まで共に時間を過ごしてきた家族をおいてまで姉が本物の親にある意味執着するのか、血が繋がっている方の姉がどうして衰弱していたのか、血が繋がっている姉が誘拐前の姉と同一人物であるように振る舞うのも限界があるのにどうしてそこまでやるのか、疑問点がめちゃくちゃ残ってしまい、消化不良だなと思う。そもそも家族には誘拐事件の真相を話していたのに妹にはなぜしない?
2投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ3日経たずに読み終えた。 普段はあまりミステリーを読まないが、実家にたくさんあったので手に取ってみた。 先が気になってどんどん読み進めたくなるような技巧が凝らされていて、あっという間に読了。 それにしても、脇を掴んできたあの“怪しい広永さんの息子”、、 一歩間違えていたら結衣子ちゃんも誘拐されていたのか、怖い。
0投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログクライマックスの緊迫感が最高。 自分が今まで見ていた世界が“嘘”だったのだとしたら、それまでの自分自身も無くなってしまうのではないかと思い、少しゾッとした。
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ失踪した姉をめぐるお話し。取り返しがつかない8年間、現実離れした内容ですが夢中になって読み進めてしまいます。
1投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ2023/9/27 「豆の上で眠る」読了。一時湊かなえの本に食傷気味になってしまい、しばらく遠ざかってて久々。これはイヤミスとしてはそれほどでもないけど、何か納得出来ない部分がいくつかあってモヤモヤする。何故に姉を入れ替えた事黙っとくかなぁ、いくら子供だって騙せるワケないよ…
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ行方不明から帰還した姉は本物なのか?という謎に迫っていく過程がスリリングで面白かった。 結末は考えさせられる部分はあったが、やや中途半端に思えた。
0投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ久しぶりの湊かなえ作品。やっぱりページを捲らせる力がすごい。冷静に見たらそんなことあるだろうかと思いながらも、ミステリーとしては楽しめました、主人公はきっとこの先もこの傷を抱えて生きていくんだろう。それにしても、家族ってなんだろうなぁ。
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ子どもが行方不明になるって設定はどう落としてくるのかがミソですが、全然予想よりも複雑なものでした!面白かったです。
0投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ■参加者の感想をピックアップ■ ・自分の子供時代を思い出してしまったほど、描写がリアルだった。 ・エンディングは正直おまけのようなもの。メインは、主人公の体験する違和感の描写と思えるほど、上手く表現してあった。 ・描写は素晴らしいのに、とにかく嫌悪感をかきたてる陰湿な登場人物が多く、読後の後味が悪い。 ・描写が詳細でどんどん読み進められた。話のオチはおまけでしかない。 ・行方不明になった姉を、妹に探しに行かせる母親の異常さや、子供の入れ違いがあまりにすんなりいくことが納得行かなかった。 ・猫を使ってまで次女を他人の家に入れさせ、長女探しを手伝わせる母親はおかしいと思う。 ・八歳の子供がすんなり誘拐に応じるなど、納得できない。 ・血がつながっている、という理由だけで、今まで一緒に育ってきた家族を捨てることはできないと思う。 ■読書会後の私的感想■ 少し前の超売れっ子作家である湊かなえの作品から、少しマイナーめの本作でした。ミステリー作品は話が完結しているのであまり課題にしませんが、たまには「売れている」というものも読んでみようと思いお勧めしました。 メンバーの皆さん共通しての感想は描写力がすごいというものでした。その描写力と反比例するように話のツイストがとても安易なもので、がっかりしたという感想も多かったです。きちんとしたオチならもう少し話題作になっていたのでしょうか、と邪推してしまいますね。 ■開催日時■ 2022年4月 ■参加人数■ ・7人 ■今月の課題本■ ・ 湊かなえ著『豆の上で眠る』
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰が何のために誘拐したのか…… 戻ってきた姉は果たして本物なのか…… 最後までドキドキしながら読めました。 湊かなえさんの作品は毎回面白いです。
20投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった〜〜〜 湊かなえを読んだ後の満足感、他では味わえない心地良さですごく好き。 不気味というよりは違和感。 このタイトルの意味や、キャンパスの上にどんどん塗り重ねていかれる油絵の具、その表現がすごくわかる。 読みながら、でも本当に疑いすぎなだけじゃない?と私も思ったりして。本当にもう見逃してもいいような、そんな小さな豆を、読みながら共に体感できたのが良かった。
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ本ものとはなにか? 誘拐され、2年間いなかった姉が戻ってきて、別人だとおもわれるのに、本人のフリをしているのは何故?どこにいたの?何があったの? 妹 結衣子が2年間苦しめられ、姉を探すために母親に使われ、怖くて辛い思いもし、そして戻ってきても疑問をもち、モヤモヤモヤモヤとした話。 後半は急展開にびっくりしながらも、この重い嫌な感じが癖になります。すごく面白かった!
15投稿日: 2025.09.02
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初めて湊かなえの小説を読んだ。 映画化されたのは何個か見たことがあったけど、小説はなんとなく難しそうだと思ってお母さんから面白いよと言われたことがあっても読もうとは思わんかった。けど読んでみたら普通に読みやすくて面白かった。 小学生視点で書かれてて、お姉ちゃんが2人いるのかってなったときは少しぞわってした。
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ初めての湊かなえさん。終始、え?けっこう終盤やけどこの感じでどう着地出来るの…?と続きが気になって1日かけて読了しました。読了したものの、全然スッキリしない!めっちゃモヤモヤ!最後どうなったの!てめっちゃくちゃ考えさせらるやつでした。結依子がずっとかわいそう。。
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと頭の中がざわざわとする不穏な雰囲気が続く中での後味の悪い結末… 娘が行方不明になった母親の必死さもわからなくもないが、自分の娘を利用して「猫探し」の名目で犯人探しをやらせたり大事な真実を隠していたりと作者はやはり「母親」のいや〜な部分の描写が上手いなと感じた。 真相は個人的にそこまでショッキングな内容ではなかったが、ずっと「本当」の姉を追い求め、母親の言うことを真摯に聞いては家族の本当の一員としてやってきたはずなのに結局は大学になって自分が行動を起こして真実を向こうからやっと打ち明けられるまで一人蚊帳の外状態。 どうしても結衣子が可哀想で仕方なかった。 ずっと家族を気にして本当の気持ちを心の中にしまっていたから最後本音でぶつかっている結衣子を見て少しスカッとした。が、それにしても後味が悪いのには変わりなかった。笑
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ姉妹の話としては面白かった。 最後も考えさせられる終わり方だけど、オチに無理があってそこだけ現実離れしている。
0投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ結衣子と同じように無意識のうちに自分も本ものの万祐子を追い求めていて、それが幻想だったという事実を突きつけられた時のダメージのでかさ。。文字だけで読者にそんな感情を与えられる湊かなえさんの筆致に拍手喝采。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ【作品紹介】 万佑子ちゃんなら、本ものの万佑子ちゃんなら 幼い頃に失踪した姉が「別人」になって帰ってきた――妹だけが追い続ける違和感の正体とは。足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー!
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ湊かなえの問いかけに挑む日は、哲学的な気分になってくる夜の10時以降が良さそう。ちなみに、今現在の私には即答できる答がないのですっきりしない読後だった
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ初めて読んだ湊かなえさんの本。 うまく説明できないけどすごく好き。 いつかはこれをうまく人に説明できるようになって、人に読んでもらいたい。
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ自分の身に起きたらどう考えて、どう思うのか、ショックなのか、とかいろいろ考えさせられる物語でした。 血のつながっている、いない、よりも共有した時間や環境で人の気持ちは人によって何通りも答えがある気がします。
1投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1つの大きなテーマがある小説は面白い。この本だと「姉妹」や「本もの」が挙げられる。女性が描く女性は生々しくて怖いと感じることが多い。この作品はまさにそれ。母親の愛情や姉ならではの心理が現実的過ぎた。本当は経験したことないのに、そこにいるような臨場感だった。物語の半分以上は小学生の時の結衣子の視点で描かれていて、途中までは小学生らしい観点や感性だと思っていたが、万佑子ちゃんが帰ってきてからの結衣子の考え方はとても大人びていると思った。成長してるからそらそうだろっていう感じじゃなくて、母親のヒステリックな部分や、疑いの気持ちから精神的に成長したのかなと思った。考え方を改めなければ、あるいは気にしないようにしなければならなかったのかなとか。姉の誘拐というショッキングな事件から読者への最後の問いかけに至るまで、計算し尽くされているのだと思った。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ本の裏表紙にあるように、幼い頃に姉が行方不明になり、その後帰って来たが、その姉が本物の姉なのか?という疑念を抱く話。序盤から引っかかる部分があったが、そういった点は最後に全てきれいに説明され、回収された。主人公に対してなんとも言えない気持ちになった。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
続きが気になって一気読み すごい嫌な気持ちになった、、、最後みんなに裏切られて自分だけが過去に取り残されて人生めちゃくちゃにされた気分になった、 みんな悪気はないんだろうけど、生まれた時からずっと血の繋がった家族として一緒に過ごしてきた結衣子が、1番家族に疎外されてるような。本ものって、なんだ
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ最終的にうわぁーってなってくこの感情はなんだ、、、最後好き。序盤も慣れなかったけど新鮮だった、まさかこんな話になるなんておもわなかった
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分に兄弟いるけど、絶対気づけないなと思った。し、あからさまに血がつながりすぎているとも思った。この終わり方のぞくぞく感、湊かなえ作品すぎる。
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログアンデルセン童話の「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」をモチーフにする著者のセンスが半端ないが、物語の展開としてはやや無理がある気はする。 姉妹の関係に焦点をあて、血縁や時間の共有とは違う、「本もの」や「真実」とは何かを描く。「豆」ほどの違和感に気付いた結衣子だけに、万佑子への愛情を考えると事実はやややるせない。 それにしても、湊かなえ氏は異常性を持った母親を描かせると俊逸。ブランカのエピソードは顕在化していない毒親の狂気を感じさせる。
8投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤から終盤にかけて、特に読み応えがあった。 最後は、なんとまあ後味の悪い、、 信頼している相手からの隠し事って嫌だよね。
0投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログ豆類がそんなに好きじゃないという理由で放置されていたけど急に手に取った。読んでいるあいだ、ずっと頭の片隅にお茶の水女子大学がちらついていた。 本筋については、(どの登場人物が狂ってる奴なんだ......!?)と考えながら読み進めていたけど、結局狂気も悪意もなくみんなじんわり自分本位なだけで、著者らしい組み立てだった。各々の思考の癖とか視野の狭さを切り分けて描写するのが上手いなあと思った。 自己同一性の危機みたいな心理が他者に投影されるケース、それこそお茶女らへんが研究してそう(適当)
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「湊かなえというと、心をざわざわと波立たせる不穏な展開やダークかつ衝撃的な真相によって読む者を暗澹とした気持ちに突き落とす作風が真っ先にイメージされがちだ。」by解説 宇田川拓也 こういう賛辞を捧げられるような作家になれたらいいのに。 可愛らしい装丁やタイトルのフォント。おとぎ話っぽいイメージ。 そういうのをすべーて、最後に突き崩す嫌な、絶望的な結末。 ルース・レンデルの「身代わりの樹」を想起させます。 あっちには爽快なカタルシスを覚えたけど、本作は真逆。 ほんものなんて、どこにもない 深い絶望と混迷だけが残って。ヒロインが立ち直れる日は来るのでしょうか。
0投稿日: 2025.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結衣子が可哀想に尽きる。 姉の失踪により、猫を口実に疑わしい家へ結衣子に探させる母親も異常だし、その後も家族なのに結衣子だけが知らない真実。 表題の”豆の上で眠る”は、冒頭に出てくる『えんどう豆の上にねたおひめさま』という童話と、幼少期におでこに豆粒ほどの傷を負った万佑子を比喩している。 最後の方の真相はツッコミどころもあったが、もやっとした嫌な感じの読後感だったので、イヤミスとしてはありか?
17投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
偽物だと思っていた姉は実は本物だった。行方不明になる前の姉は血の繋がっていない他人であり、取り違えが発生していたことが原因。取り違えについても諸々経緯あり。
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ初めからなにかムズムズするような違和感や 匂わせがあり、中盤からは一気に駆け抜けていく ストーリーで一気読みしてしまいました。 実際に子供の事件もあるので、家族それぞれの心情を考えると心苦しくなる場面も多かったです。
0投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ続きが気になるような文の余白があり、楽しく読み進めることができました。自分が追い求めていたものがゆらぎ、自分の中でのホンモノを見失う描写は、それまでの足場をすべて失ってしまうような恐怖を感じました。 誰も救われない展開に読後は重い気持ちです。ただ、今後の展開は自分で好きに思いを巡らせてもいいのかなと思います。 自分の大切なひとを思ってした行動であっても、他の人にはどのように影響するのか。もしかしたら、その影響は悪い方向にとどまることを知らないかもしれない。改めて考えさせられました。
4投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何をもってホンモノとするかは、生き方とか環境で変わると思うけど、ずっとホンモノと信じてたものがなかったと気付いた時のショックさってのはすごいんだろうなと思った。 湊かなえさんはそのショックさの表現がすごく上手で最後のページが特にそうで読んでて苦しくなった。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ最後こういう感じなんだ!ってびっくりしたけど、終盤の物語をどんどんたたんでいく感じがおもしろかった。家族にもいろんな形があるよね。
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ面白かった! 続きが気になるような文の終わり方が多くて次!次!と続けて読んでしまった。 誰の立場になっても辛い物語になっていた気がする。気になる、怖い、可哀想、、、様々な感情になった。 初めて湊かなえの作品を読んだが、他の作品も読みたいなと思った。
1投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホンモノって何?って最後の言葉、考えさせられた。 お姉ちゃんがまゆこちゃんなのか怪しんでる時はこの女何者なの???とか思ってたけど、取り違えで本当の家族の家に帰ってきたまゆこちゃん視点で見たら胸が苦しくなった。 今まで住んでた家にはすでに本当の娘がいてお母さんだと思ってた人はその娘のことしか見てない。ここに自分の居場所はない。 じゃあ自分の居場所はどこ?快く迎えてくれると思ったら不審がってる妹と祖父母。 DNA鑑定して証明されても信じてもらえない。 妹に好かれるためにクッキー焼いたり気遣ったりしても自分を試すようなことばかりしてくる。 どうしたら歩み寄ってくれるの?失踪前の8年間よりももっと長くこれから一緒にいるはずなのにどうしたらまゆこちゃんを越せるの?ホンモノってなに?って苦しくてわたしも分からなくなった。
4投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ流石の湊かなえ作品、先が気になるし、読みやすいし…であっという間に読んでしまった。 ただ、湊作品、御多分に洩れず重たい。 読後、どよ〜んとした気持ちに… 私が結衣子の立場なら耐えられない… 結衣子が可哀想すぎました
2投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすが湊かなえさん。期待を裏切らない面白さで後半は没入して一気読みでした。 家族なのに、自分だけに出来事の真相を教えてくれないのは嫌だ。大切なことなんだから、たとえ自分が幼くても早く教えてよって思う。ずっと疑う妹も嫌だし、ずっと疑われる姉も嫌だし、ずっとそんな姉妹を見ている親も嫌だし、早く説明すればよかったのでは、と思ったけど、その出来事に正面から向き合って、それでもなお「お姉ちゃんじゃなくて万佑子ちゃんがいい」って言われたら、どこにも居場所がなくなってしまうっていう不安から、そうできなかったのかな、とも。
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログじわじわと続いてく違和感にゾワッとした。これで全て解決ってならないからこそ、難しいし。にしても母親が娘に"させた事"は恐ろしい
1投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ一気に読んでしまいましたね〜 途中で止めてしまうとモヤモヤしそうでしたしね! これはなかなか切ない…違和感を持ち続けて生きるのはつらいだろうな… ほんと何が正しいのか…このあとどう生きていくのか…
2投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりの湊かなえ先生。 いやー、やっぱりモヤモヤ感はさすがです。安西家はみんな被害者だと思うけど、中でも結衣子が可哀想すぎでした。
1投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ豆の上で眠る、ほんの少しの違和感をずっと感じつつ、自分も姉がいる妹という立場なので気が狂いそうになった。小さかったとしても、そのときは受け入れられなかったとしても、家族には本当のことを話してほしい。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ家族の概念を考えさせられる作品だった。血のつながらない家族という形もある訳だし。 読み進みていくうちに少しずつ謎が解けていく感じがさすが湊かなえだと思った。面白かった!
0投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
湊かなえ、さすが。 モヤモヤがめちゃくちゃ残る。 最後、結依子が万佑子、遥の3人で話すシーンが気味悪い。しかも、そこにお父さんもいるんだもんね。 お母さんもお父さんも知っていたなんて。 本当の姉妹とはなんですか?ユイコが生まれた時に、すでに家にいたマユコ。だけど8歳から10歳まで行方不明で、その後は新しくきたマユコ(はるか)と暮らし始める。 違和感あるだろうなー。怖いなー。 本物とはなんですか?本物の姉妹って何ですか?
0投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ現在と過去を行き来する構成なのに混乱や読みづらさがまったくない。 「夜行観覧車」の3人の登場人物からの視点切り替えの際も思ったけれど、湊先生の作品はストーリーの面白さは勿論、こうした読者にストレスなく読ませる技巧もファンが多い理由なのだろうなと思った。
12投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ常にゾワゾワとした怪訝な雰囲気を纏うのは、私たち読者もまた豆の上で眠らされていたのだろうか。 姉は別人かもしれないという確信めいたあらすじ。それは子どもながらの直感ではなく、大学生になった今でも尚拭えない違和感というのが話の大半を占める。 帰省している最中、いや普段の生活全てがトリガーとなって万佑子の失踪事件が蘇ってしまうトラウマ。それは結衣子の人生も失ってしまったと同然のこと。 本心を言えぬまま涙を流すことで、自覚のないストレスを発散していく様は、自分の幼少期と重なる部分が多く胸が苦しくなる連続であった。 躁鬱の展開で進む結衣子のひとり期は、万佑子がいたらという願っても叶わない望みだけが頼りの綱で、その地獄から脱したと思ったらさらに辛い現実が襲う。 この負の連鎖を嫌らしくなく抱えきれるギリギリを、流れるように表してくるあたり、イヤミス女王の手腕すぎて、喜んで踊らせてもらった。 ここまでの入念なフリによって、最後の呆気ない終着の温度差に身が震えた。納得できない気持ちは、結衣子と共鳴して、ひとり虚構の世界で彷徨い続けている。
6投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ現在と過去を行ったり来たりしているはずなのにとても読みやすく、港さんの技術の高さを感じました。 誰も悪くなくて、みんな悪い。面白かったです!
0投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログずっと読んでて感じる、なんとも言えない不穏な感じ。後半謎が解けてゆくにつれ感じるのは、幼い小学生にここまで上手く人間・世間を騙せるのかということ。その疑問すら、のちのちカラクリがあることが判るのだが、そうなるとこの主人公の置かれた環境が最も残酷だ。物語はその残酷を突きつけるところで終わってしまうからモヤモヤが治らない。やり場のない、人間の一番醜いかもしれない思いの連鎖をこれでもかと表現している、でもその醜い行動たちがうまくいきすぎだよ。。
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログずーっと小説内で感じる違和感がまさに、『豆の上で眠る』感じ………そして最後に紐解かれる違和感の正体にゾワっとしました。一気に1日で読み終わりました。お産前に読む本ではないかもしれないが笑、面白かったです!!
0投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これぞ湊かなえ先生の作品って感じですごく面白かった! ・なっちゃんがただの優秀で良い人気取りなのが小学生あるあるな感じがした ・姉は家族として認めてくれなかったと主人公に言っていたが、そりゃそうじゃんとしか…家族が待ってたのは誘拐してしまったまゆこちゃんであって、ただ血の繋がったハルカを待っていたわけではないもの。取り違えがあったことを話して、その話し合いが成立してたら主人公や両親ががこんなに悩み、傷つくことがなかったと思う。その点ではまゆこちゃんの行動が不思議すぎる。豆の上で眠る=違和感に気づけるか?お姫様という話な訳だけど、姉が違う人物という違和感を持ったまま、その布団で眠るか眠らないかというお話なのかなって ・小学校の時の思い出や姉妹に対する母の扱い方がリアルだった
0投稿日: 2025.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
続きが気になって読む手が止まらなかった。 主人公結衣子視点の回想と現在で物語が進んでいくのだが、万佑子が失踪した当時の緊迫感と、それらがどう姉が偽物だと感じる違和感に繋がるのかドキドキしながら読み進めた。 真相は結構肩透かし感があったけど、一体何を持って「本もの」の姉妹だというのか?という結衣子の言葉には少し考えさせられた。 まだ代表的な物しか読んでいないけれど、湊かなえって「母親がラスボスだな」という話が多いと思っていて、本書もそれだな〜と感じた。 幼少期から万佑子と結衣子を若干差別していた母親。それに比べて、自分を妹として大事に接してくれる万佑子ちゃん。結衣子はそれを心の拠り所にしていたのではないのか? 万佑子ちゃんが失踪し、その状況から自分に責任を感じざるを得ない結衣子に、更に母親は「万佑子探し」をさせて結衣子を追い込んだ。 「万佑子探し」で自分の心をすり減らす代わりに大きくなる万佑子ちゃんの存在。それがひょっこり現れ、本ものだと言い聞かされても納得できないのも、違和感のある姉を認められないのも当然じゃないのかと思った。 そういう意味では、結衣子の「本もの」って「あの頃の万佑子ちゃん」だけで、母も父も姉も遥も全部偽ものなんじゃないかって思えてくる。なんだか切ない。 姉(元・遥)も独白を聞く限り壮絶で辛い人生だったと思う。でもそれもやっぱり、母親たち(弘恵、奈美子、春花)のせいで、母親たちの被害者だよなって思った。
0投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ主人公の姉が失踪する。 家族や周囲の人、一人ひとりの描写が こちらのドキドキを誘う。 すべてが分かったときの衝撃。 最後の一文にハッとしました。
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログhttps://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00058740
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ面白かった 失踪した姉が戻ってきた時の違和感をどう結末付けるのかと読み進んだら まさかの展開でした それは思いつかなかったなという真実に唸った
0投稿日: 2025.01.28
powered by ブクログ家族とは血の繋がりなのか、それとも共に過ごした時間なのか。 布団の下の豆のようにもやもやと気になる話だった。
0投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ページを捲る手が止まらず一気に読み進めました!姉を偽物と疑い続けた十数年間。たしかに血の繋がった姉なのに、「まゆこちゃん」ではない。再会した「まゆこちゃん」は、もう姉ではない。自分が信じてきた「ほんもの」とは何だったのか分からなくなるラストの展開が刺さりました。 「告白」「高校入試」しか知らなかった私は、この作品で湊さんの新たな一面を見た気がします。
2投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログずっと背中に感じていた違和感と向き合う。その先にある真実とは。 姉が失踪した時の徐々に事の重大さを理解していく描写がリアルで引き込まれました。 タイトルをこれにするセンスに脱帽です。
1投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まゆこちゃん、もっと主人公の女の子と気遣ってあげて。 子供の頃にも配慮や我慢とか好き嫌いとか感情、喜怒哀楽などあってその時なりに思うことがたくさんあったのに、大人になるとそれを忘れちゃうね。自分の子供像を通した見方をしてしまう。 だから意外と気づくことは気づくし、その時気づかなくても大人になってからそういえばと回想することもある。 子供を舐めてはいけない。ひとりの人間として扱うと言う当たり前だけどむずかしいこと。
1投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ最後、どうなってしまうんだろうとドキドキした。 小説の大半は行方不明〜捜索を占めており、姉のいない日常に不安を覚えつつも段々と元の日常に戻っていく様子がリアルで没入感があった。 元の姉と別人であることに気づいていながらも、気づかないふりをする親戚にゾッとする。
1投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログあらすじ読んだだで面白そう!と思い読みましたが面白い!!!すぐ読み終わりました。 読み進めていくうちにとまらないし、結末知った時にゾワワとしました(笑)
1投稿日: 2025.01.10
powered by ブクログ久しぶりの湊かなえさんでした 大好きな作家さんなのに今までなぜほったらかしに…? ストーリーはだいぶ凝っているが 概要だけなら400字詰めの原稿用紙に書けなくもないものなのに これが湊かなえさんの文体になるとこんなにも面白くなるものか!!って 最初から得体のしれない不穏な何かがあって、気になってページをめくる手が止まらなくなるんだけど すべてが明るみになっても、 主人公である結衣子自身が結局不時着で終わる感じがまたいい 私には姉も妹もいないけど 姉か妹がおられる女性の方はもっと100倍面白いと思います!!おすすめ
0投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誘拐事件後に帰ってきた姉は、誘拐事件前の姉と同一人物か?? 誘拐事件前の姉は産科で取り違えられた血縁関係のない女の子。誘拐事件後に帰ってきたのが実の姉。 ホンモノってなんだろう?
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログ先が気になりすぎて1日で読み終わった。 もうずっとなんか薄暗くて怖い感じが続いてた。 すっきりとしない終わり方
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログ湊かなえさんの中で1番好きな本。 姉妹に起こる事件が最初はただの普通の誘拐事件だと思っていたけど、最後にはそれを覆すような終わり方でゾッとした。
2投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログ他人から見たら常軌を逸していても、もしかしたら実際こういう状況になったらこういう感情や行動を取ってしまうのかもしれないな‥‥と何度も思わされた。一気読みしてしまう面白さはあったけど、真相は意外にもあっさりと。
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログ子ども時代の結衣子の目線で姉が本物かどうか確かめていく部分までは面白かった。 童話のモチーフの登場のさせ方とか、子どもながらのエピソードとかもよかった。 ただ種明かしの章は唐突でツッコミどころ満載。 トリック先行で書かれている感がある。 途中まで面白かったから少し残念。
0投稿日: 2025.01.03
powered by ブクログ一行目から読みやすく、気付けば最後のページだった。 全体を通して感じるドキドキ感の割に、ラストの種明かしの衝撃度やスッキリ感はそれほどではなくモヤモヤが残る。でもそれが正しいのだと思う。この短い一冊の中で、主人公の人生の一部を追体験でき、最後は彼女と同じように現実に放り出された。 おもしろかった、と言うのは少し違う気がするけど、好きな本です。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログドキドキハラハラして疲れました笑 途中で怖くてレビュー見てなんとなく構えてみたら構え過ぎてさらっと終わってしまった。。 お母さん好きになれないな。
0投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログ謎が解けていくにつれて、切ない気持ちになった。 事実がどうあれ自分が信じるものが本物ではあるが、ゆいこには一生かけても答えが出ないと思う。
0投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログ自分が正しいと思うことが世の中の常識である。多様な価値観が共存することを認めない。自分と同じ考えを持たない人は間違っている、と何の疑いも持たずに判断し、それを堂々と口にする。 そんな人と人との関係で起きた話し。秘密が明らかになるのは恐いけれどそれぞれが他の人を思いやれば違うことになったかも。
0投稿日: 2024.12.15
powered by ブクログ最終章に語られる真実をそれぞれの立場になって受け止めると、異なる辛さがあります。最後に聞かれる「問い」は誰にとっても答え難いものでした。
0投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログ終盤の怒涛の真相部分が詰め込み過ぎて、考えながら読む必要があったが良かったかな。 途中まではうーんあんまり面白くないかなって感じだったが。
0投稿日: 2024.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小学校一年生の時、結衣子(ゆいこ)の二歳上の姉・万佑子(まゆこ)が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微(かす)かな違和感を抱き続けている。――お姉ちゃん、あなたは本物なの? 辿り着いた真実に足元から頽(くずお)れる衝撃の姉妹ミステリー。 ------------------------ これはお勧め!かなりおもしろくて、あっという間に読みました。 ミステリアスで不気味・・・
11投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トリックのために「取り違え」や「失踪」が安易に利用されている気がして違和感があった。ミステリー小説として純粋に楽しめたら良かったのかもしれないけれど‥‥。
18投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログ結末と真実には驚かされるし、読後のゾワゾワ感は湊かなえさんの作品らしさを感じた。家族とは何か、本物とは何か。俯瞰して見ていた作品がラストで自分が作品の中に取り込まれていってしまうような悍ましさがある。
2投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
血の繋がりってなんだろうって思った。 行方不明の姉が帰ってきた。その姉に対する違和感、血縁関係が家族への感情に影響がないことを示している。それよりも自分が見たもの、聞いたこと、その人との対話で生まれた感情で家族のような関係や絆は作り出せるんだと、この本を読んで感じた。
0投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ面白い終わり方!! 後半はテンポも良いしやっぱり好きだな〜 でも内容はすごく考えさせられる それぞれがいろいろ考えただろうし それぞれの想いを これからも抱えて生きていくんだろうな 湊かなえさんは 女性の繊細な感情を描くのがやはり上手い! 嫌な女の登場率ハンパない気がする笑
0投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログ人から勧められて読んだ本。シンプルなストーリー性ながら引き込まれる世界観。もやっとしつつも楽しめた一冊。
0投稿日: 2024.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024.10.21 読了 湊かなえの、どこか他人事のような主人公の独白がヒンヤリと冴えて、背中に違和感があることをずっと共有しているような感覚は、唯一無二でした。おもしろかった。 表面上は淡々としてみえるけれど、結衣子は違和感を放っておかない熱い気持ちをずっと持ち続けていたが、周囲の妨害(?)と思惑の交錯にあって、最後まで真相にたどり着けないでいた。万佑子と遥に選ばれたはるかママは幸せだったかもしれないが、真相を知らされず苦しんできた結衣子と、真相を知ってなお隠さざるを得なかった、選ばれなかった母と父が可哀想すぎないか? 犯罪がそうでなくなる関係(と心情)をうまく突いた本作の落としどころは、途中から薄々感じ取れるが、最後まで通した筆力は、さすが。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
湊かなえ初読です。 誘拐された姉が2年後に帰ってきた。でも...? 自分が感じている違和感は何なのか。確たる証拠がないときの、自分が違っているのか周りが違っているのかのモヤモヤがすごく伝わってくる。どうにもできなくて地団太踏むようなやり場のない気持ちの行き先を探す感じが素晴らしい。 掲載時に連載物ということで1話ごとに飽きさせないように工夫された展開が、読了を助けてくれた。 湊かなえは読後感が良くないと聞いていたけど、本作も読後感が悪いわけではないのだけど、感情を揺さぶられるのはたしか。
0投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ色々と腑に落ちない感じはあるけど 結局、家族になるってことは味方であるってことなんじゃ無いかなと思う。DVや虐待をしている人が家族と見做せないなんて例もあるけど、これもそのケースなのかなと。 個人的には、ブランカが救いになった気もするけどなぁ。。。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ話のほとんどは、過去の話。主人公が小学生の時に失踪した姉との思い出。回想というよりも思い出に近いなって思った。大好きな大好きなお姉ちゃんとの思い出と、今のギャップ?みたいな感じ。 むちゃくちゃびっくりするようなオチはないけど、だからこそのなんていうかガッカリ感?悲しい気持ち?が主人公のゆいこちゃんとリンクするのかなあとか。
0投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ最後急展開。 結衣子ちゃんが可哀想。 そして、自分が万佑子ちゃんや親ならそんなことするかな?と最後に違和感が残った。
1投稿日: 2024.09.21
powered by ブクログ小学校1年生の時に結衣子の2歳上の姉・万佑子が失踪した。その2年後、姉は帰ってきた。しかし、結衣子は帰ってきた姉に違和感を抱いていた。それは大学生になっても微かに違和感を抱き続けていた。 母は猫を使って結衣子に姉を探しに行かせます。小さい子に何日も知らない大人の家に通わせるようなことをさせるのはどうかと思いました。また、ことあるごとに2年ぶりに帰ってきた姉に結衣子は昔一緒に読んだ本や一緒に遊んだことを話しさりげなく本物の姉か確かめようとします。最後の部分で姉を含め自分以外の家族は失踪事件の真相を知っていたことを知らされます。10年以上も真実を知らず「本物」の姉を探し続けた結衣子。最後の最後まで結衣子は「本物」の答えを探し続けます。
0投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ違和感の正体をずっとずっと探し続けたが、予想外だった。 自分は探偵には向いていない… 嘘つきは誰なのか。
0投稿日: 2024.09.07
