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豆の上で眠る(新潮文庫)
豆の上で眠る(新潮文庫)
湊かなえ/新潮社
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総合評価

766件)
3.5
67
264
314
62
7
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    なんだか胸がチクチクしながら読んでいた このお姉ちゃんは本当に自分のお姉ちゃんなのかという違和感を持ちながら暮らすの不気味すぎ あとお姉ちゃんが誘拐された時のお母さんの狂い様が怖かった 面白いですすごく

    0
    投稿日: 2022.07.17
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    すっきりしない終わり方。 結衣子ちゃんもお姉ちゃん気の毒だった。 後味悪いのわかっててもイヤミス作品ってたまに読みたくなる。

    2
    投稿日: 2022.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メルヘンにも感じるタイトルや表紙からは想像がつかない展開。 人を傷つける武器にも、守る盾にもなる「嘘」の表裏一体性を見せつけられた。 私は本書の嘘は後者だと信じたい。

    0
    投稿日: 2022.07.16
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    この先どうなるのだろうとワクワクしながら読み進めました。 小学生の姉妹。 姉が行方不明になり、やがて見つかる。 でも本物だと信じられないまま大人になる。 どんな結末が待っているのか、本当にわからない。 後半ギリギリまで星5個! 最後がちょっとややこしくてわかりにくく残念。

    0
    投稿日: 2022.07.12
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    初めて湊かなえの作品を読んだ。 リアルさを感じさせる描写や筆致に引き込まれる。前後する時系列の間で徐々に明かされていく事件の真相を追うのにどきどきしてしまった。一気読み必須。 終わり方にはモヤッとしたものの、それも湊かなえの魅力であるのかもしれない。物語の全編を通して読者にも植え付けられていく“豆の上で眠る”ような違和感が、読了後にもかすかに背中に残り続ける。

    2
    投稿日: 2022.07.10
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    湊かなえさんのミステリー小説。 小学一年生の時、結衣子の2つ上の姉・万佑子が誘拐される。 仲の良かった大好きな姉がいなくなり、途方に暮れる結衣子。 そして2年後。万佑子が記憶喪失になって見つかる。 喜ぶ両親たち。しかし結衣子はどうしても、それが本物の万佑子だとは思えないのだった。 大人になった結衣子、子供の頃の結衣子。二つの視点で交互に描かれていく。 湊かなえさんだけあって、この先どんな展開なのか、全く予想できない。高度な書き方です。さすが。 二人にしか知らないことも知っていて、DNA検査でも両親の子供と判定される。でも結衣子とおばあちゃんは疑い続ける…その何ともいえない気持ち悪さが実に巧い。 タイトルも、何だろう?と思わせる不思議さを放ってますね。

    1
    投稿日: 2022.07.05
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    大好きな湊さんの作品にしては、 湊さんらしくないというか、 ちょっと交差しすぎてて読みにくかったなー。

    1
    投稿日: 2022.06.28
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    読み始めて 先が気になり気になり… 読み進めるうちに 何となく分かってきましたが 一番、ゆいこちゃんが 犠牲になってたような 感じがして 何とも言えない気持ちに なりました^^;

    1
    投稿日: 2022.06.26
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    イヤミスってこーゆう話だ。 ずっと嫌な気分。だけど先が気になって読み進めてしまう。 結衣子の人生て何⁉︎ 子どもを道具に使ったり、自分の子を何だと思ってんだ! ただ1人、祖母だけは終始良い人だった。 1人でも愛情持って接してくれた大人がいたとゆう事を支え、結衣子には幸せになって欲しい。

    1
    投稿日: 2022.06.24
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    真実を隠しては人間関係は築けないのかも。もしゆいこが真相を知らされていたら麻里子ちゃんではなくお姉ちゃんとしてら関係を再構築できたのではないだろうか。 ゆいこ自身は変わってなくても状況や環境で大きく人間関係が左右される、、流石湊かなえ、心情の描写が生々しく嫌ミスながら最後まで面白か読めた。

    0
    投稿日: 2022.06.23
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    先が気になってスラスラ読んでしまいます。 途中から何となく結末が見えて来ましたがその上を行く結末に驚きました。 流石湊かなえさんと思わず唸ってしまいました。 現在と過去の文脈がわかりにくい部分があり一瞬分からなくなる。

    0
    投稿日: 2022.06.20
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    誘拐された姉が、2年後発見されるがその姉は・・・ 姉が発見されたあたりからの展開が早すぎる気がした もうちょっと丁寧に描写してほしかったけど、これくらいの文章量の方が良いのか? つまらなくはなかったけど。。。 何年かして読み返してみたら違う感想になりそう なんとなく女性受けは悪そうな気がする 女性率が高く、その内面の表現がうまく出ていないような。

    0
    投稿日: 2022.06.15
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    色んな姉妹の物語 結衣子ちゃん気の毒すぎる ネタバレはスッキリするけど、内容はスッキリしない、まさにイヤミス。

    0
    投稿日: 2022.06.10
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    全容がなかなか見えないまま語られる過去と約10年の時を経て知ることとなる家族の真実。 結衣子の気持ちや感情を表す表現がとても巧く、結衣子に感情移入しながら読み進めていました。 取り違えられた当人たち以上に突然仲の良かった姉が消え、それまでの平穏な生活が歪まされた小学生の結衣子にとって、数少ない信じていたものを最後に失った姿がとても辛かったです。

    1
    投稿日: 2022.06.08
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    ゆいこちゃんの気持ちは誰も考えてくれなかったの?って自分が置いてけぼりにされた気がしてなんとも言えない気持ちになる。ゆいこちゃんの不安や怒りを表現するのが上手くて、感情移入してしまう。オチはなるほどねという感じ。湊かなえの本の中では怖さや不快感が少なめだなと思う。これすごく面白いよ!と人には勧めないと思うけど、自分ではもう一度読むだろうな

    1
    投稿日: 2022.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえさんの凄いところは、エピソードの挿入が絶妙なところ。 全て必要な物語のピースで、それを上手く散りばめて、読み手が色々な場面を堪能した後にしっかりと真実を伝えてくれる。 全て正当化することは難しいけど、それぞれ取り巻く環境下で冷静に判断をする余地がなかったんだろうな。 正しいとか、正しくないとか、誰にだって分からない。 良い思い出は、良い思い出のまま残っていて欲しかった。 新生児の取り替えあたりから描写が複雑になったけれど、結衣子にとってずーっと騙されたって気持ちしか残らないのかな。悲しいな。 個人的には、なっちゃんの腹黒さが際立っていたな〜と感じる。。。一種の嫉妬とか、承認欲求が出ていたのかな。

    0
    投稿日: 2022.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後までが長い、長すぎる そしてとにかく嫌な気分で終わる 途中まで本当にお母さんがうざくて仕方ないし 結論姉妹の血が繋がってなかったけど だからこそ自分が結衣子ちゃんだったら 結論わかったあと親をより憎みそう 弘恵が悪いのかもしれないけど 父と母がもっと早い段階で 全部話してくれてればよかったのに 全部話してくれた上でどっか引っ越しちゃえばよかったのに

    0
    投稿日: 2022.05.28
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    前半からどういう事??って疑問が浮かび真相を知りたくなって読み進めざるをえなくなりました^ ^ でも、読み終わったら終わったでスッキリはせず…。 自分が結衣子でも同じ状況になってたと思う。 誘拐って罪が大きいと思う。

    2
    投稿日: 2022.05.23
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    どうして両親は、本当のことを最初からみんなにうちあけなかったんだろう? そうすれば、ゆいこもおばあちゃんたちも、あんな思いをせずにすんだのに。 まゆこちゃんも、(もちろん私達が知るまゆこのイメージはゆいこを通してのものだけど、)優しいまゆこちゃんがあんなに簡単に今まで一緒に暮らしてきた家族と離れられるものなのだろうか? 家族(両親、姉、まゆこ)の中で唯一真実を知らされず、ひとり悩んで過ごしてきたゆいこがかわいそうでならない。

    1
    投稿日: 2022.05.21
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    自分の想いと相手の気持ちは違うものですね… お姉ちゃんが本物なのか自分だけ違和感を感じていて、なんだかずっとモヤモヤしたイヤな感じのまま終わるのが湊かなえさんっぽいかなと思ったけど、最後意外とはっきりすっきりさっぱり…

    0
    投稿日: 2022.05.19
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    結末はふわっとしていたが、 それまでの内容とタイトルとの関連性については、なるほどな、と思わされた。 本物とは何なのか、という問いについては、よくある「普通って何?」「常識って何?」と度々みたことのあるありきたりな質問に思えてしまうかもしれないが、知らない間に見えないところで物事が180℃形を変えているというストーリー性にはドキドキするものがあると思う。

    0
    投稿日: 2022.05.18
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    少し読みにくかったかな。という印象。 最初の1ページ目から流し読み。 オチもなんだか普通?というかスッキリする感じではなく、少しややこしかった。 この作家さん合わないのかな〜と感じました。

    0
    投稿日: 2022.05.16
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    「本ものの万佑子ちゃん」 「本ものの家族」 「本ものって、何ですか──。」 失踪した姉、万佑子が帰ってきたが、どうしてもその人を万佑子だと思えない結衣子。彼女の正体を暴くため、結衣子は万佑子しか知らないことを尋ねて繰り返し姉を試した。 大学生になっても違和感を抱き続ける結衣子は、大きな賭けに出る──。 血の繋がりがあれば"本もの"の家族なのだろうか。 私はそうは思わない。 極論だが、血縁関係があることを家族とするならば夫婦は家族ではなくなってしまう。血縁関係は皆無なのだから。ステップファミリーだってそうだ。 一緒にいる時間が長ければいいというものでもないだろう。万佑子と結衣子が共に過ごした分の時間を、失踪後の姉と結衣子が過ごしたとして、二人の仲がいっそう親密になるとは思えない。 そもそも、両親が最初から結衣子に隠し事なんかせずに事情を打ち明けていたら、結衣子がこんなにも猜疑心に苛まれることもなかったのではないか。姉と正面から向き合うことができたのではないか。この苦しみを乗り越えたなら、"本もの"の姉妹にだって、"本もの"の家族にだって、なれたのではないだろうか。 『人間の記憶もそのカンバスのように、重ね書きの繰り返しではないだろうか。薄っぺらな日常が何年分も重ね書きされようと、ほんのわずかな亀裂や隙間から、色濃く残っている部分が漏れ出てくるのは、何ら不思議なことではない。』 『血の繋がりを超えるほど、本ものの万佑子ちゃんにあって、私にはないものって何?』 『姉妹なんて、無条件に信じ合える間柄なのかな。同じ親から生まれてきたっていうだけで、それほど深く繋がり合えるものなのかな』

    3
    投稿日: 2022.05.09
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    湊かなえさんの作品が好きなのでスラスラ読めました。 読後はスッキリでもモヤモヤでもない不思議な感覚でした。

    0
    投稿日: 2022.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじからして「二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた」とあるのだから、当然失踪した姉が帰ってくることはわかっている。にも関わらず、姉が帰ってくるまでの過程が非常に長い。 いやわかる。わかります。本物なのかそうでないかを問うには、姉や姉を取り巻く人たちをしっかりと描いていく必要があるんだろうと思う。だけど、やっぱり長い。 一方で、小学生と大学生の目線でそれぞれ語られる主人公の心理描写は、とても丁寧でぞわぞわと何かが這い上がるような不穏さを感じさせる。 また、お母さんの常識を逸した、しかし愛娘が失踪したなら理解できなくもない行動。警察への苛立ち、状況がわからない焦り、どうにか状況を打破したいという願いが入り混じった静かな狂気。 結末に関しては、実は宇宙人説 (本来姉が持つはずの怪我が友人の顔にあると描かれていたことから) も考えたが、どう読み進めてもそんな空気ではない。一体どんな結末になるのかと思ったが、個人的に嫌いではなかった。でもちょっと苦しいかな。 最後はよい意味で湊かなえさんという感じ。 「万佑子ちゃんなら、本ものの万佑子ちゃんなら、本もの……、など存在しない。 万佑子ちゃんは、私の中の幻想だったのだ」 

    0
    投稿日: 2022.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    悪いのは弘恵であって他の人物はむしろ被害者だと感じた。 意図的に新生児を取り替えそれに巻き込まれた妹。もう大学生になり、その真相を親が知っている上で黙っていたという真実を知った時には結衣子の周り、家族でさえも側に居てくれないのか、家族とはなんなのか?という錯覚を起こすだろう。 今まで楽しい幼少期を過ごした万佑子が実は本当の姉ではなく、誘拐されてから2年後に帰ってきた万佑子とは思えない人物が自分の本当の姉だったというむずむず感。 これが"豆の上で眠る"という違和感、なのだろう。

    0
    投稿日: 2022.04.30
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    湊かなえの作品にしては、、うーん。オチが強引。 本物を「本もの」と書いてるのは、どういうこだわりなんだろう。「本者」にかけた?

    1
    投稿日: 2022.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    産み親と育て親どっちがいいのかって言われると難しいし、たとえ長い時間実質の他人から育てられたとしても産み親がいるって知ったらそっちの方が良くなっちゃうのかなぁ。難しい。

    0
    投稿日: 2022.04.26
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    人生で初めて読んだ湊かなえの作品 人間の中にある湿っぽく暗い感情がストーリーの至るところに描写され、読むにつれて不安が煽られ、なにか恐ろしい事実が待っているのではと、想像を掻き立てられた ただ、結末が急に手綱を離したような、ふわっとした印象を受け、個人的には少し違和感を感じた。 終わり方は人によって好みが分かれる? 個人的には合わなかったかな

    1
    投稿日: 2022.04.24
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    おもしろかった、さすが湊かなえだった。最後の最後ですべての伏線を回収して、しかも終わった後すごくジトっとした嫌な気持ちになる。まさにイヤミスだった。 主人公まゆこの帰省シーンから始まり、最後の場面まで、膨大な情報と伏線を見事に繋いでいってた感じ。本当にすごい。事件の流れやエピソードひとつひとつに全く無駄がなかった。 血の繋がっていない姉の幻影を追いかけ、本当に血の繋がりのある姉を拒絶する主人公。ほんもの、とは。

    1
    投稿日: 2022.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人オススメ。ラスト10ページで真実が紐解かれて納得はしたけどスッキリしない。タイトルは読むまで「何これ?豆?」って思ってたけど読むと納得する。アンデルセン童話からきていてこれ以上ないぐらい良いタイトルだと思う。 お姉ちゃんが失踪して、血のつながりがある本物のお姉ちゃんがやってきた。血の繋がりはないけれど血の繋がり以上のものがあったお姉ちゃんはいなくなった。真実を明かされて血の繋がり以上のものがあったお姉ちゃんは結衣子のことを特に何とも思っていなかった。そこでお姉ちゃんって存在が全部自分の幻想だったと知った。違和感に奮闘していた結衣子が1番報われない感じがしてひたすらモヤモヤした。結衣子が感じていた違和感は正しかったのに父母は真実を知った上で「結衣子がおかしい。」みたいな態度を取って姉達も必死で上手く演じて結局結衣子だけが半ば無理矢理騙された。真実は紐解けたのに結衣子と家族達は元に戻らないぐらい拗れて絡まった感じがする。あのあと結衣子はどうやって家族と過ごしていくんだろう。

    1
    投稿日: 2022.04.19
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    本ものとはなにか、モヤモヤした読了感。 テンポ良く展開されていき、最後の章で全てが崩れ去っていく。展開に若干の無理があるが物語なので。豆の上に眠るような違和感を抱えながら読み進める物語だった。

    1
    投稿日: 2022.04.16
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    大きく話が進展する場面は少なく、どちらかというと過去と現在の話が語られ、それによる主人公の感情の揺れ動きが細かく語られる形が主です。 じわじわと迫る不気味さと謎を楽しめるなら十分に面白く読めると思います。 ラストは…個人的にはうーんという感じ。 モヤモヤしますが、これはこれで結末としてはアリなのかな。 良くも悪くも明快な結末が欲しい人には、少し消化不良に感じるかもしれません。

    0
    投稿日: 2022.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    万祐子が失踪してから、帰ってきて探りを入れているところまでは面白くて続きが気になったが、伸ばした割に最後の10ページあたりからのオチがスッキリしなかったなと思った。他のレビューをみてこれが湊かなえらしさなんだなと気付かされました。初湊かなえとしては、らしさが分かってよかった

    0
    投稿日: 2022.03.30
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    続きというか真相が気になって早く読みたいという衝動に駆られた。すっきり!というほどではないけど、腑に落ちる結末だったのはよかった。

    0
    投稿日: 2022.03.25
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    湊かなえさんは何作か読みましたが とにかく文章が読みやすい。するする読める。 ストーリーも、先が気になるストーリー。 オチでがっかりしがちのイメージでしたがこちらはすっきり。いままでよんだ湊作品では好きな作品でした。 某映画を思い出したりしました。 わたしも姉がいるので色々考えたり。。

    0
    投稿日: 2022.03.24
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    本ものとは何か? 事実を明らかにすることが本当の幸せなのか 嫌ミスっぽいのはお姉さんを探してる時の母親の言動とか 猫を餌に近所の家に娘を入り込ませる狂った感じ 友達からも気持ち悪がられる 母が狂っていくが子供への愛なのか、みたいなテーマでも良かったけど それなら東野圭吾の人魚の眠る家みたい。 姉が見つかるまでが長くて、見つかってからは案外あっさり 嫌ミスというより普通の入れ替わりトリック もう少し入れ替わりを暴いていくような騙し合いとかあっても楽しめたかも 姉を探しているときの脇持ち上げ変態お兄さんも後から出てくると思ったけど出てこないまま終わり 最後は読者の感想にお任せします、みたいな終わり方 本ものとはいったい何なのか 姉が見つかった段階で全員が幸せになれる方法もあったかもしれない。 見つかるまでを深くするのか、見つかってからを深くするのか。 どちらも浅い感じがする。

    0
    投稿日: 2022.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の中の違和感を信じて行動できる主人公はすごいな、と思いました。 ただ、現在と過去が交互に描かれているので個人的には読みづらかったです。 最後にはちゃんと全て分かるけれど、主人公ちゃんが報われないのは少し可哀想。でも、確かにこの結末の方が陳腐なハッピーエンドより現実味ある。

    0
    投稿日: 2022.03.16
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    上手くできてるなあと思った。童話とは違い、結衣子ちゃんは違和感にずっと気付いていたのに幸せになれていない。

    0
    投稿日: 2022.03.16
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    湊かなえさんはイヤミスの女王と呼ばれるだけあって本当に良い。バッドエンドが好きな自分にとって最高の作者だ。今回もミステリーも楽しみつつ、主人公に感情移入しながら見ることができた。

    0
    投稿日: 2022.03.14
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    2021年11冊目 勿体ぶるような文章と常に不穏な雰囲気に惹き込まれて、続きがどんどん気になってしまって爆速で読了。 本当に子どもが語っているかのような(たしかにやや賢いなあとは思ったけどそれも含めて)リアルな語りが面白かった。後味は悪いけど、それも含めて湊かなえらしく、まさに求めてたものを得られたという感覚、、

    0
    投稿日: 2022.03.13
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    疲れた...。過去作の中でも一二を争うなぁ...。過去と現在の結衣子の疎外感や葛藤を中心に展開しつつ、周囲に周到で巧妙な地雷を敷設。第六章に辿り着き、爆死する。う~ん、正直、無理ないか? と思う部分はあるが、空間は想像で埋めよう。流石の筆致でした!

    9
    投稿日: 2022.03.07
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    豆の上に眠る時のような違和感。誘拐された姉が帰ってきたが、人が違う違和感にずっと引きずられる結衣子。後半のその違和感の真相が明らかにされていくところで、一気読みでした。産んだ母親と育ての母親、どちらで生きていくのが幸せか。深い内容を読者に問いかけているように感じた。

    0
    投稿日: 2022.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スッキリしない終わり方。 家族の血の繋がりがテーマ。血の繋がりの何がそんなに大事なのか。夫婦は血が繋がってないけど家族だろうが。なんてことを思ってしまったぽよ。

    1
    投稿日: 2022.02.26
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    誘拐された姉が2年後に戻ってきた。 でも初めに会った違和感から、 その後ずっと きっと違う人間だと思っている妹の話 事件の話、解決の章、 どちらもリズミカルで読みやすく、 ハラハラしたけれど なんとなく感想はへぇって感じ 好みの問題かもしれない

    0
    投稿日: 2022.02.26
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    湊かなえは初読でした。ジャンルも分からず、先入観なしに読み進め、最後にううむと唸らせてもらいました。 物語は、大学生になった現在の主人公が小学生の頃に思いを馳せ回想する構成で、現在と過去の回想が行ったり来たりしながら展開していきます。 この先はどうなったのか?と気になるところで現在にきたり、逆もまたあり、ページをめくる手が止められない作品でした。

    3
    投稿日: 2022.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家族の中で騙されていたのは結衣子1人ではないけど、孤独という感情は凄まじく襲ってきただろうな。結衣子は、万佑子ちゃんが本当の家族では無いことをすぐに受け入れたことが信じられなかったんだろうな、、全部読んでもモヤモヤが残る。「ほんもの」ってなんだろう。血の繋がり?姉妹ってなんなんだろう

    0
    投稿日: 2022.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    種明かしされたときはちょっと無理やり感を感じだけど、この話の本質はそこじゃないんだろう。 真実が分かったことで、逆に自分を見失ってしまう。その矛盾は切ない。

    0
    投稿日: 2022.02.17
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    主人公が小学一年生だった頃、姉が失踪した。 その二年後、姉を名乗る人物が帰ってきた。 しかし主人公だけは違和感を抱き、次第にその違和感の謎が明らかになっていく。 後味が悪すぎてしばらく湊かなえの本が読みたくなくなった 面白いんだけどね…本をめくる手は止まらないんだけど…さすがイヤミスの女王 家族の定義って難しい 結局血とか戸籍とか関係なく、その人自身が家族と思えば家族なんだよきっと

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    湊かなえの小説は、嵐の前の静けさみたいな、何か怖いことが起きそうでドキドキする。 小学生の純粋な感受性を通して見る大人の変化があまりにも絶望的に感じた。 最後の言葉は、主人公の絶望を我々読者に直接投げかけているが、この答えは死ぬまで分からないと答えるだろうなと思う。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    湊かなえさんの本は後味悪いっていうけど、今回もしっかり後味が悪かった。全てが解決されてもスッキリとはしないこの感じが好きな人にはいいかもしれないけど今回は盛り上がりに欠けていた気がする。行方不明の当事者の気持ちは分からなかったが、その周囲の人の反応が生々しくリアルで怖かった。豆のような違和感を感じながら眠るような違和感がこの主人公の感情にピッタリで題名がすごく好き。

    0
    投稿日: 2022.02.09
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    血のつながりだけが、家族なわけではない。そして、知らなくても良い真実というのは本当に存在する。 疑いが生じてしまった以上は、真実を知りたくなるものだけど、疑いを抱くような事実がなければ、一生知り得ないわけだ。その方がよほど幸せなことも往々にしてあるのだと思う。

    1
    投稿日: 2022.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    血の繋がった姉と血は繋がっていないけど幼少期共に成長してきた姉 家族に血縁的なものはそこまで大事じゃないんじゃないかと思えた 血の繋がった家族であっても合わないこともあるし、絶対に家族であり続けないといけないわけでもないと思う

    1
    投稿日: 2022.01.30
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    あらすじそのまま。 なんとなく、こんな話かなーと思ったまま終わってしまった。 家族とは何か。少し悲しくなった。

    0
    投稿日: 2022.01.29
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    図書館本。小さな頃に姉が誘拐され、突如また戻ってくるのだが。近しい存在の姉妹だったからこそ、周りが気づかないような小さな違和感も気付くことってある。そんなしっくり来ない違和感を妹の結衣子と共に読者側も感じながら読み進めると、怒涛の展開が待ち受けてる。まさかそうオチだったのかと。謎が解けて納得したような、報われずにモヤっとするような。絶妙な読後感でした。

    0
    投稿日: 2022.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の万佑子ちゃん(最終的に遥ちゃん)がなんで連れ去られた後説明受けたにせよすんなり納得して奈美子の方に居たのかいまいち納得いかない。 いくら奈美子に同情してるのと、元々自分は安西家の子じゃないかもとか思ってたとしてもなんかな〜、、、 結衣子が怒ってたように安西家の父母妹や親族に一切思い入れというか名残惜しさみたいなのは無かったのかな。無かったとしたら何でなんだろう。

    0
    投稿日: 2022.01.24
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    さすが湊さん、という感情と同時に なぜ彼女がここまで家族に違和感を感じなければならないのだという感覚だ。それも子供の頃から。嫌ミスとはこのことかと感じさせられた。 家族とは、血の繋がりなのか一緒に過ごした時間の長さなのか。その価値観が混在した結果起こった悲劇だとでも言っておこう。 もし、自分が突然「実の子ではない」と言われたら、これまで私が発熱すれば車を走らせ駆けつけてくれた母を、入院した時には仕事と病院の交互の生活を送って支えてくれた母の姿を思い出すだろう。 しかし、実際に本当の母と育ての母が違うという経験を私はしていない。この先どうするのか、ということは当事者にしかわからないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    めちゃくちゃ後味が悪い(勿論褒めている)。 「お茶の水女子大を目指すなっちゃん」の説明がしつこくて好き。 湊かなえは女を描くのが本当にうまいと思う。

    0
    投稿日: 2022.01.14
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    答えのない正解を探し続ける気持ちにすごく共感した。でも読後感はゾワゾワしすぎることもなくそれほど印象に残らなそうと思った。

    0
    投稿日: 2022.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結衣子が感じる違和感が終盤にかけて解決していくのかと思いきや、今まで本ものの姉だと思っていた万佑子、その人物すら本ものかどうかわからなくなっていった。 一度も万佑子ちゃんと読んだことがない ずっと感じていた違和感、長年本ものなのかどうか悩まされていたのは結衣子だけだったのだとわかった最後。文の書き方が好みではなかった。

    0
    投稿日: 2022.01.10
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    最後あまりにも急展開。真相解明というより都合のいい解釈にしか見えない。かなえさんとしてはロジックの無いストーリーだった。

    0
    投稿日: 2022.01.03
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    ぶちぶちと転換する場面に最初はいらっとしたが、慣れてくると技巧として違和感なく受け入れられた。物語は、主人公が抱く豆の上で眠るような違和感を感じながら進み、最終的に駆け登るようにクライマックスに達し、読者に余韻を残す。2021.12.26

    0
    投稿日: 2021.12.26
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    最後の終わり方がすんごいもやもやする終わり方だったけど、途中までは面白くて寝る時間惜しんでまで読んでしまいました笑

    0
    投稿日: 2021.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姉が攫われてしまう誘拐事件が起き、前半は姉を探す様子が描かれる。 必死に探す母親の姿が生々しく、苦しかった。 その場面があったおかげが、誘拐事件の真相が切なかった。 姉が帰ってきたが、周囲の人に本物か疑われ、それを必死に庇う母親が真相を知ったあと振り返ると可哀想になる。 2人の娘から『目の前にいる病弱そうな女の子供』であることを望まれてしまったのだから。

    0
    投稿日: 2021.12.22
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    読み進むのは読み進むけど、心に響くものはなかった。 真相がただのアンサーとしてラストに語られるのもミステリとしてはイマイチかな

    0
    投稿日: 2021.12.22
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    前半は失踪した姉を探す話が語られていてほんの少し退屈と感じていたが、中盤から物語が徐々に発展していって後半は止まらずに読み進めてしまった。面白かったです

    0
    投稿日: 2021.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ほんもの」って血の繋がりなのか、血が繋がっていれば「ほんものの家族」なのか。まゆこちゃん行方不明事件の真相が切ない。

    0
    投稿日: 2021.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続きが気になって読み進めさせる感はいつもすごいけど、お姉ちゃんが別の子だったらさすがに気づくんじゃ。ちょっと無理があるな。

    0
    投稿日: 2021.11.18
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    私が初めて読んだ湊かなえさんの作品。 読み終わっても心がザワザワする感じがなんとも言えなかったです。

    2
    投稿日: 2021.11.12
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    湊かなえ作品の中でもダントツ好きな作品。 結末に思わず声が出た。 姉とのこれまでの懐古、いいようのない違和感、 全てのモヤモヤをラスト一気に回収。 なるほど、そうきたか。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    最初から最後までなんとなーくモヤモヤし続けて 真相が分かっても新たにモヤモヤしてスッキリせず。衝撃の事実ってほどのインパクトもないというか… でも、後味の悪い話を読みたい方はぜひ!

    0
    投稿日: 2021.11.04
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    私が読みたくて買ってもらった本。 思っていた通り、すごく面白かった。 実の姉だと思っていたのに本当は赤の他人だったっていう結末!! もし身近にこんなことが起こったら色んな意味で恐ろしいだろうね。

    1
    投稿日: 2021.11.02
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    なんとも言えない結末 結衣子の気持ちには寄り添うことができる けど、万佑子と遥の小学三年生で真実を知り その上で弘恵たちと暮らす選択をするのがどうしても理解できない 真実が大事なのか… 偽りでも過ごしてきた時間が大事なのか…

    1
    投稿日: 2021.11.02
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    人の心理描写を描くのがとにかく上手で、様々な性格、育ち方をした女が登場し、それらの登場人物の心の動きを通して読者の心の何処かにもある気づかないふりをしていたいイヤな部分をえぐるように刺激する表現がクセになる。

    1
    投稿日: 2021.10.30
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    読んでみて、主人公の結衣子のように“私は親からあんまりかわいがられてない“とか“自分と姉妹や兄弟と親の態度が違う。“というような気持ちは兄弟なら絶対に感じる、共感できることだなって思った。でもお母さんの結衣子に対する感じは、いくら1人子どもがいなくなって不安だとしても、子どもを使ってる感じがあって、ちょっといやだなって思った。正直、途中まで全然話が進まないと思って、これどうなるんだろうと思っていた。でも最後まで読むと、こういうことだったのかって答え分かるからそれを信じて最後まで読んでほしい。

    1
    投稿日: 2021.10.17
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    小さい頃、自分は本当にこの家の子供なんだろうか?と疑問を抱いたことはなかっただろうか。 良くあるそんな話なのかと読み始めたが、裏切られた。読み進むに連れ、展開が早まりドキドキしたまま最後まで読みきった。 この後味の悪さが良い。

    1
    投稿日: 2021.10.15
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    兄弟姉妹の関係って、親子や夫婦ともまた違うなんだか特殊な関係だと思う。また血の繋がりの方が強いのか、はたまた一緒に過ごした時間や信頼の方が強いのか、当本人にしかわからない本当の気持ちというのがあるのだなぁと思った。

    2
    投稿日: 2021.10.07
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    はじめの方からモヤモヤが止まらない!モヤモヤしたまま読み進めて種明かしされても読み終えてもすっきりとした気持ちにはなれなかった…。 本物って何?と考えさせられる作品 まるで、豆のような小さな異物がずっと背中に当たっているような感覚…。

    1
    投稿日: 2021.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤の怒涛の告白タイムに圧倒されて終わった。 モヤモヤした。 万佑子ちゃん(偽)があっさりしすぎていてこわい。 安西のお母さんがこわい。 本物であれば、なんでもいいの? そのわりに、「本物」である結衣子ちゃんはぞんざいに扱われている。 本物って?? 首を傾げるばかり。

    1
    投稿日: 2021.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真実を知ったからといって、すべてが解決するわけではない。 でも、知りたい、知らないよりは知った方がいいのか? 答えがでない。 疑問は解決したいのが人間の性。 違和感を解消したかっただけなのに、増幅させる結果になったのが苦しい。あの頃は幼かったからと、大人たち、当事者だけで解決するだけでなく、わかるまで何度でも子どもに説明することが大事だと思わせる作品。話の半分がわからなくても、点と点が線になるときが、必ず来るのだから。 たまにある、あのとき話しても子どもには、わからないと思って話さなかったのよ的な話があるが、子どもを侮るなかれである。 何をもって解決したと言えるのか。 家族の中では解決しても自分の中では迷路の真っ只中にいる不幸。

    3
    投稿日: 2021.10.01
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    過去と現在を何度も行ったり来たりの描写で、とても読みにくく、あまり内容が入って来なかった。 行方不明になった万祐子が戻ってきてからは話の展開が面白くなり、どんどん読み進めることができたが、あまり納得のいかない最後だった。 モヤモヤが残る作品。

    2
    投稿日: 2021.10.01
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    本屋で手書きの紹介文を読んで買った一冊。 姉の誘拐事件を振り返っているうちに真相にたどり着いた話だった。 最初なかなか話にのめり込めなかった。 読んでいくうちにどうなるか知りたくてのめりこんでしまった。 最後の真相が明らかになる部分が自分には分かりずらかったが、何度か読み返してなんとか理解できた。 姉?万祐子?遥?私?この辺がぐちゃぐちゃになった。 生まれた時から一緒に過ごしてきた他人と急に現れた血の繋がった本当の姉 どちらが本物の姉か?と言われても答えが出すのは難しそうだなと感じた小説でした。

    7
    投稿日: 2021.09.30
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    娘に勧められて読んだ。ママだったらどうする?と娘が読書中聞いてきたことが納得いった。伏線回収と結末を想像しながら読むのが楽しかった。それぞれの立場からの思いは、少し複雑だと思えた。

    0
    投稿日: 2021.09.30
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    久しぶりに湊かなえさんの作品を読みました。 『豆の上で眠る』不思議なタイトルに、思わず書店で手に取ってしまいました。 序盤に書かれる謎がずっと心に引っかかったまま読み進めることになるのですが、その答えはラスト30ページほどでようやく明らかになります。 とても読みやすい文体で書かれており、ストーリーも分かりやすく、それでいて先が気になってしまう展開で、半日かけて一気に読み切ってしまいました。 さすがイヤミスの女王、読了後のモヤモヤ感が拭えません…。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    個人的には後味の悪いモヤモヤが残った作品だった。 赤ちゃんを取り換えた動機は分かったけど、どうして万佑子ちゃんが8年間ずっと一緒にいた結衣子ちゃんやお母さん、お父さんを簡単に見捨てることが出来たのかが凄い不思議。 そんなに血の繋がりの方を大事にしたかったのかな。 結局結衣子ちゃん以外の登場人物はみんな嘘をついて、真実を隠して、何がしたかったのかイマイチ分からないしっくり来ない作品だった。

    0
    投稿日: 2021.09.19
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    私の好きなタイプのミステリーでした。 失踪した姉・万佑子が二年後に帰ってきたが、 豆の上で眠るように何か違和感を感じ続ける 妹・結衣子。ーお姉ちゃん、あなたは本物なの? 物語の終盤に一気にストーリーが加速していきます。 そこに辿り着くまでに、読者はずっと 「帰ってきたお姉ちゃんは、本物の万佑子だ!」 「いやいや、入れ知恵をさせられた別人の女の子だ」とドキドキと推理をしながら読み進めることになります。 自分の想像の斜めを行く衝撃のラストは驚きでした。 「本物」のを探し続けたがゆえに 真実を知った時、何が「本物」か分からなくなっていく。 物語最後の結衣子が交番で、 背中の中心を右手でそっと触れながら「本物って何ですかー。」と問いかけるシーンは映画のワンシーンを思い浮かばせるようで素晴らしかったです。 自分の納得のいく「真実」や「本物」って 結局は頭の中で創造した都合の良いストーリーなのかなと思いました。 また、家族が行方知らずになった残された家族の日々や、周囲の人々の反応を、 本を通して垣間見ることができたので、 やはり擬似体験のような感覚を得られる読書はすごいなとも思いました。

    0
    投稿日: 2021.09.16
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    久しぶりの湊さん。 「行方不明になっていた姉の「万佑子」が、事件から数年経ったときに発見されて家に戻ってくる。その帰ってきた姉が本物の万佑子なのか」というお話。 湊さんはやっぱりすごいなぁ、と読後にまず思いました。物語はもちろんのこと、読者を物語に引き込む技術や、先が気になるような仕掛けを上手い場所に仕掛けているところには感服しました。 結末も想像の更に上を超えるもので、驚くのと同時に大変満足できました。 ミステリーの良さをたっくさん味わうことのできる作品。

    0
    投稿日: 2021.09.16
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    続きが気になってどんどん読んでしまうけど、読み終わったときには特に何も残らなかった。へ~って感じ。 なんかな~・・・仲良し家族だったんじゃないの?結衣子ちゃんが健気。 DNA鑑定の結果、ほんものだとわかったくだりは、「犬神家の一族」の佐清のときと同じトリックなのでは?と思ったけどそんなことはなかった。 万佑子ちゃんもね~・・・なんでなんだろう。不可解。

    0
    投稿日: 2021.09.15
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    なかなか話が進まないが、3/4位あたりから、話が進み、面白くなった。両親が子供がすり替えられたと知った時期と祖父母が知ったタイミングが理解出来にくかった

    0
    投稿日: 2021.09.15
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    3.5 読んだ当時中学生の時はめっちゃおもしろい!と思ったけど 今考えるとこじつけ感というか、無理矢理感はある

    0
    投稿日: 2021.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中まで凄く面白かったのに クライマックスで え? となり、残念 読後感が悪い 自分が親兄弟との関係が良いため 自分に重ねて、読んでしまい 凄く登場人物に共感する それ故にクライマックス以降の展開、登場人物に不快感を覚えてしまった そして誰も救われない

    0
    投稿日: 2021.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    20210909 読了 あなたは今まで兄妹だと信じていた人間が赤の他人だと知らされたらどうしますか。

    0
    投稿日: 2021.09.10
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    イヤミス作品を久しぶりに読んで、なんとも言えないもやもやで胸がいっぱいになりました。 誰も悪役ではないのに誰も幸せになれないような、この物語が切なくもあり魅力的でもありました。 解説にある通り、引きのある文章で先を読み進めたくなる技術などはさすが湊かなえ作品だとおもいました。 第6章に詰め込まれすぎてて、私の頭では何度も読まないと納得ができなかったので評価は星3つです。

    1
    投稿日: 2021.09.08
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    いつもの湊先生の作品よろしく途中まではぐっと惹き込まれたけど終盤からオチまでがイマイチだったかな…必要以上に期待してしまったかも。

    0
    投稿日: 2021.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み進めていくにどんどん結衣子に感情移入していったし、先が気になり時間を見つければ読むようになっていた。題名にある童話のまめのうえで眠ったときに感じる背中のしこりのようなものが、頭の片隅に残り片時も離れなかった。それは、万佑子誘拐事件の真相だけでなく、結衣子が感じている違和感は何なのか、誘拐事件だけでなく、日常的に感じてきた違和感はただの勘違いではなく、終盤にすべて回収されているところは、やはり湊かなえさんの技術が光るところで、読みたくなる理由だと感じました。 余談ですが、昔お昼に放送されていた預かった赤ちゃんを火傷させてしまい、入れ違えたドラマや、数年前の小池栄子と沢尻エリカのドラマを思い出した。

    0
    投稿日: 2021.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    親が、かわいくて病弱な姉ばかり可愛がり、そのため小学生時代をゆがんだ感情で過ごす妹。でも、姉のことは大好きなんだよね…姉の事件以来、母が過敏になって妹に猫探しをさせる、その母の意図を知りながらも協力する、そして孤立していく結衣子の姿はいたたまれなくなった。「母性」を読んだ時も感じたけど、生まれや家族で苦しむ人間をうまく描き出し、そこに共感させる力を持つ湊さんがすごいなと思う。 「豆」は、2年後の別人になってきた万佑子に対してなんか違うっていう結衣子の背中にわずかに感じるもの。本当の姉は?血の繋がった姉妹より一緒に過ごしたそして、素敵な思い出を持つ姉妹の方が繋がりを感じることがある。ずっと苦しんできた妹、家族に隠されていたこと、そして大人になってから事実を知ったとき、「本物って何ですか。」と問いかけて物語が終わる。何をずっと疑ってきて悩み、家族とは?ってなってしまった妹のなんかこう喪失感がありありと残って終わった。

    0
    投稿日: 2021.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物全員が可哀想な話だった。 でも、猫を使った万佑子探しや、ハルカさんがチノ繋がっている親という理由だけで結衣子の事を簡単に捨てるなど、そんなことが本当にあるのかな?とは思った。

    0
    投稿日: 2021.09.01
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    湊かなえ氏の作品の中から、裏表紙のあらすじを読んで購入。 途中までは謎について考えることに没頭してしまい、先へ先へ!と急いで読み進めていたのだが……。 他の方も書かれていたが、湊かなえ氏らしくない作品だと私も思った。 親子であることに、血縁は関係ないと個人的には思うが……。 「猫探し」を娘に強いた母親を許せない。

    0
    投稿日: 2021.08.19
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    再読。 これぞ湊かなえさんの技巧がつまりにつまった イヤミス作品だな〜。 すごく昔に、ドラマだったか映画だったか ドキュメンタリーだったか忘れたけど、 全然関わりのない2組の夫婦の間に生まれた 双子の片方が病院側のミスで 取り違えられた話を見た覚えがある… 作中通して語られてる「本ものって何」って 言葉が多分一生付き纏いそう。 小学一年生の結衣子目線で語られる事件が 本当につらくて、なのに気になって どんどん読みたくなって、 あっという間に読み終えたのに読了後も 物語に引きずられちゃう…… 湊かなえさん沼は抜けられない、、、!

    0
    投稿日: 2021.08.15
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    いつもの湊さんを期待していたのだけど、これは何というか湊さんらしくない⁉感じで、なんだコレという感想しか出なかった。

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    投稿日: 2021.08.10