
総合評価
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重くならない文体と語り手が次々と変わっていく構成の面白さは素晴らしい
元教師、誰からも慕われた神様のような男、坪井誠造の通夜での出来事。参列者同士の会話の中から故人には裏の顔があったのでないかという疑惑が浮上する。人間とは温厚すぎることも周囲の人を追い詰めてしまうものなのだ。としみじみ感じた。その対極にある嫌われ者のスパルタ体育教師が所々で不思議と魅力的に見えてくるのも事実。後半の通夜ぶるまいの席での議論は空気に飲まれ二転三転する人間の弱さが丸見え状態。教師であるが故の子育ての難しさも露見する。それでも重くならない文体と語り手が次々と変わっていく構成の面白さは素晴らしい。
3投稿日: 2017.01.29
powered by ブクログ多くの登場人物をお芝居のように登場させて、それぞれの立場で話を書いている。章立てが人の名前になっていて、わかりやすいと言えばそうなのだが、普通の一人称一人で語られる小説や、一人称、二人称、三人称ぐらいまでで語られる小説に慣れているからか、かえって読みにくかった。お芝居の台本としては良いのかも。内容はよく考えられているが、やはり小説というよりお芝居という感じで、舞台の下から見ている感じがして、小説の本人は誰で、誰に感情移入すればよいかが最後までわからなかった。
1投稿日: 2017.01.27
powered by ブクログ登場人物それぞれの語りの形式で話が進んでいく。 最初は読みにくいと思ったが、 慣れればすらすら読めた。 みんなから慕われ尊敬された教師が、自身の葬式で、実は凶悪殺人犯ではと疑いがかかる。 その謎が明らかになるのが、気になってサクサク読める作品でした。
0投稿日: 2017.01.24
powered by ブクログラストのまとまり方が、私の好みではなかった。 それまでの流れは、すごく面白かった! 状況証拠が揃えば、犯人に仕立てあがるんだなって。((( ;゚Д゚)))
1投稿日: 2017.01.10
powered by ブクログ確かになかなか無い話だよ。作者、相当温めてたんじゃないかな(笑) 二転三転はすると思ったから、びっくりはしなかったけど、お笑い芸人らしいコントのような流れが良かったね。 そんなに好きなタイプのミステリーではないがな(^^;)
1投稿日: 2017.01.10
powered by ブクログ「神様」の異名をとるほどの清廉潔白な教師だった坪井の通夜には、多くの人が弔問に訪れ、みな悲しみに暮れていた。 しかし恩を受けたある数人が過去の事実を突き合わせていくと、徐々に神様の裏の顔が明らかになっていく・・・。 タイトルだけで途中までの展開が読めちゃいますね。 三谷幸喜さんの舞台・映画の『12人の優しい日本人』を彷彿させるものでした。 神様のようだった故人を回想するうちに本当は犯罪者だったのではないか?と7名が推理していくお話ですが、この推理の応酬がちょっとまどろっこしくて冗長。 読みやすい平易な文章なのですがテンポが悪く、物語に没入できませんでした。 ちょいちょい挟み込まれるギャグは嫌いじゃないですが・・・センスがあるかどうかは謎です。 寒いギャグは嫌いな方も多いので不要かもしれません。。。 ラストのどんでん返しは、筒井康隆の有名なミステリを思い出しました。 過去の古典や名作を思い描いてしまうので、どこか既視感のあるストーリーや雰囲気だということだと思います。 新鮮味があまり感じられませんでした。
0投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログ○裏の顔を知ったときの驚き、さらにその事実がひっくり返ったときの驚き、最後にもう一つの驚き。 驚きのオンパレード。 誰からも愛され、誰からも慕われた坪井という教師の通夜には葬儀屋も見たことないくらいたくさんの人間が参列した。 坪井先生に特に愛着のある、娘、教え子のスーパー店長、同僚、隣人、教え子でアパート住人、アパート住人の芸人が今回の主人公だ。7名がそれぞれに坪井先生のことをとてもよい思い出として語るところから始まる。 本当に人格者だったんだな、どこにミステリの要素があるのかな、と思った少し経ったころ、突然昔の自殺した同級生の話を教え子のスーパー店長の斎木が語りだす。それに触発されたかのように、(誰もこの時点では語り合っていないのだが、)一人ひとりが先生との会話から身の回りに起こった不可解な、それには死亡も含まれる事件や事故のことを思い出し始める。 彼らがひとしきり思いだしたころ、通夜ぶるまいが始まるが、そこで疑念を抱いた一人をきっかけに、登場人物それぞれの思い出がピースのようにはまりだし、やがて疑念に変えていくが・・・ 「神様」の裏の顔を知ったとしてそれは何の意味もなく、覆されることは十分すぎるほど、ミステリ好きの読者には分かったに違いない。どうなるのやらというハラハラを感じつつ。 問題はその後だった。最後畳みかけるように真実が真犯人から明かされる。 暴かれた神様の裏の顔・・・・と思いきや!の時の自分の顔見てみたい。本当に。 作者は元お笑い芸人だそうだが、ジョークのタイミングや時事風刺、人をごまかす・だます手法はショーを見ているよう。これが舞台化・ドラマ化されたら面白いだろうなぁ! 純粋にミステリーを楽しんだ一作。
0投稿日: 2017.01.02
powered by ブクログすごく面白かった。 してやられ、一気に読んだ。 斎木をどうやって話に参加させるのかと思っていたのだが、、、 流石、元お笑い芸人さんの発想だった。 こんなの書こうと思っても書けない。 一読の価値あり
0投稿日: 2016.12.30
powered by ブクログ面白かったー! 登場人物それぞれが語っていく故人の話が繋がって、あの聖人には実はとんでもない裏の顔が……。となるTHEどんでん返し本。 笑いどころもあれば、情報を共有していく場面でとある人物のあれが伏線になっていたりとか、とにかくするすると読めた。 これ実写化すると面白いだろうな~と、途中までは思っていたのですが。どうですかね?できますかね?
0投稿日: 2016.12.28
powered by ブクログ真犯人は予想通り。 想定範囲内の展開だったけど、 筆力あるから、 ちゃんと読ませる作品に仕上がっている。
0投稿日: 2016.12.15
powered by ブクログコレはおっもしろい。 読み始めると止まらない。 著者は元芸人さんだという。 ピースの又吉さんといいこの藤崎さんといい、ビートたけしさんといいお笑いの芸人さんというのはやはり人の心をつかむのがうまいんだなあ。
3投稿日: 2016.12.07
powered by ブクログきっかけは、ツイッターで本書を見かけ、面白そう・・と思い、角川のHPで、試し読み。読みやすいし、続きが気になるしで、結局お昼休憩の時に、仕事場近くの書店でいそいそと購入しました。基本、通勤電車でしか本は読まないのだけど、結局帰宅後も読み続け、夜中に読了。 文句無く面白かったのだけど、あらすじは、あそこまで書かなくて良いんじゃ・・と思いました。 むしろ、あらすじを知らずに読んだ方が、もっと面白かった気がします。とはいえ、あらすじ知った上でも面白く読めたのも事実。だけども、これから読む人のために言うならば、「あらすじ読まずに読め」とおススメします。 ネタバレを伏せて感想を言うと、「人の○○○○って怖い・・!」
8投稿日: 2016.12.06予想外の・・・
神様のように思われている坪井元教師がなくなり、そのお通夜での話です。彼にかかわった人たちが故人を偲んで過去振り返り・・・そこに犯罪の影があることに気が付きます。各々思い出話をし、先生の犯罪と思われる事件を回想していくのですが・・・。読んでいて小気味がいいほど騙され、そして事実が解明され伏線が回収されていきます。そこで終わりではなく、新たな事実が判明し・・・いい意味で裏切られ、面白かったと思える小説でした。新刊で買ったはずなのに、文庫になっていてびっくりしました(笑)
4投稿日: 2016.12.06
powered by ブクログ惜しい、最後の長々とした種明かしがなければよかったのに そこまでは、それぞれの思いを微妙に絡ませる語り口に引き込まれる、間延びしてる感じもあったけど
2投稿日: 2016.11.28
powered by ブクログ元芸人の書く小説がどんなものか気になって購読。 純粋に楽しめて最後に驚きもあってよかった。 但し、無茶なこじつけにそんなのありかよと思うこともままあった。
0投稿日: 2016.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うん、意外と面白かった。語り手が一人称で、ご丁寧に名前付きで語られているからだろうか?それと軽妙な話言葉でよりわかりやすいからだろうか?。著者が元お笑い芸人だからかもしれないが・・・。 内容的にも前半と後半で様相が一変する。葬式の場面から始まるのだが、神様のような精錬潔白な教師の通夜から通夜ぶるまいまでを、それぞれの登場人物が亡き恩師を語るという単純なストーリーにもかかわらず。その恩師の生き様が二転三転するのだ。 前半ではその恩師が犯した犯罪の状況証拠が暴露され、神様どころか犯罪人にされてしまう。ところが、後半ではその犯罪が一つずつ覆ってしまう。まさにどんでん返し、ただ、それだけでは終わらない、そのまたどんでん返しがあり、まさに、裏の裏の裏まで進んでしまうのが実に面白い。 ネタバレになるので言えないけど、よくもまあ考えついたものだ。結局、一番怖いのは○だったとは?最後まで読んで納得しました。 ブラックユーモアが好みの方は是非、ご一読を・・・。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログ初めて読んだ作家さん。元お笑い芸人という経歴。上手いなーというのが第一印象だけど、少し退屈だった。話し手がコロコロ変わるし入り込めない感じが、自分向きではなかったのかと思う。 途中、笑える部分があって、さすが元お笑い芸人だと感じた。コントのようなやり取りはニヤニヤが止まらなかったな。 またこの作家さんの作品を読んでみようと思う。
1投稿日: 2016.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
※ネタバレあり お友達から、超絶おもしろい!!とおすすめされて、読破。評判通りの内容で大満足。ん?どういうこと?坪井先生はほんとにヤバい殺人鬼だったの?と続きが気になって、どんどん読み進めて、ラストはなんだそういうことだったのね、悪い人じゃなくてよかった!と一見ほのぼのした流れになったもつかの間、最後の最後にまさかの事実が。二重人格ものは何冊か読んだけど、まったく気づかなかった。してやられたーって感じです。神様の裏の顔、というタイトルも秀逸。テンポも良いし、謎もちゃんと回収されるし、久しぶりにTHEどんでん返しな本を読みました!
2投稿日: 2016.11.21正統派叙述トリック…
文庫化に伴い?かな? いつの間にか消えてたので再レビュー しますm(__)m こういう作品を叙述トリックというのが、 正しいのでしょうね。 正統派な「騙し」のテクニックを感じました。 ドキドキ感は、感じないものの話には ドンドンのめり込めます。 叙述トリックなだけに、感想の書き方次第で、 未読の方が楽しめなくなるので、多くは 書けませんがm(__)m トリックのためだけに、無理やり話しを 作った感じはなく、「えぇ!?」を連発できる かもしれません【笑】 トンでもない話しなのに怖さはなく、 トリッキー?コミカルな部分が多く 「たまにはこんな本もいいな」とすっかり 気に入っちゃいました。 しかしまぁ、ああいうラストとは…。 万人にお薦めできる本ですね。
19投稿日: 2016.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
二年前の横溝賞作品。 とても人望厚い先生の通夜で、出席者たちが偶然出会い、生前の疑惑が浮かび上がる、というあらすじ。 一応三重構造といえるが、予想できてしまった。プロットの工夫がメインなのに、そこの素人っぽさが拭えていない。 序盤のわざとらしい伏線は意図的なものだろうが、その裏も、更に裏の伏線も、そこまで器用に隠せていないことが大きいと思う。 とはいえ、文章は軽快だし、前半で設定を充分に書いて、後半怒濤に展開させるという少し変則的な進行も良かった。 あまトリックプレーにこだわらず、ライトなエンタメを描いてほしい。 3
0投稿日: 2016.10.25
powered by ブクログお通夜を舞台にしたシチュエーションコントのようなミステリ。視点がころころ変わるが、誰の視点なのか書いてあり、それぞれが短いので読みやすい。この話の流れまだ続くのかな、と飽きはじめようとしたところで展開が変わり、漫才の終わりにツッコミが言う「もうええわ」をなかなか言わせてくれない。生の舞台で見てみたい話だと思った。
1投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログ好きな作風。人間ってやつはと思わずニンマリ。一気読み必須。ぜひ著者の別作品も読んでみたい。 あらすじ(背表紙より) 神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。…のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、とんでもない疑惑が。実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか…。坪井の美しい娘、後輩教師、教え子のアラフォー男性と今時ギャル、ご近所の主婦とお笑い芸人。二転三転する彼らの推理は!?どんでん返しの結末に話題騒然!!第34回横溝正史ミステリ大賞“大賞”受賞の衝撃ミステリ!
0投稿日: 2016.09.30
powered by ブクログ処女作。元お笑い芸人。ネタ担当。ミステリ大賞受賞を知ってから、早く文庫化されないかなぁと思っていた作品。いや〜面白いッ!!さすが元お笑い芸人だ。笑いが良い所で入り、オチも良く、さらに大オチ?まで用意されているとは…驚愕です。まさに笑いとミステリィのハイブリッドでした^^ P.S.こんなに面白い作品を創れるのにお笑い芸人として大成しないなんて... ホントTVって糞だなと。
0投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ神様のように慕われていた元中学教師の通夜で、裏の顔が暴かれていくのだが…。 解説にも書いてあったが12人の怒れる男(もしくは12人の優しい日本人)を連想する流れ。状況証拠で数々の裏の顔が疑われていくさまは面白い。そしてその逆も。 ただし、本作品の魅力はその先にあった。たしかに目新しいオチではないが、うまいミスリードだったと思う。他の作品も読みたくなる。
0投稿日: 2016.09.09
powered by ブクログ神様のような人徳者の元教師が亡くなった。お通夜に集まった元教師、教え子、実の娘、アパートの住人たち。みんなが人徳を偲んで涙するが、過去に起こった事故死、傷害事件、ストーカー事件の断片を繋いでいくと、犯人は人頭者だった元教師に結びついていく。 それまでは、お世話になった先生に感謝をしていた人たちの態度は一変して、不道徳な犯罪者として扱い始める。 しかし、一つの思い違いからカードは次々と裏返っていき、犯罪性が否定され、やはり人徳者でお世話になったと胸をなでおろし清々しい気持ちで葬儀場を後にする。 最後に残った実の姉妹が、実は二重人格で事件はこの姉妹ならぬ一人娘が起こしていた。父を隠れ蓑として利用していた事が判明する。 まるで、舞台のようなストーリー。 面白い。
0投稿日: 2016.09.04
powered by ブクログ登場人物のそれぞれの語りが、話を進めるミステリのパターン。 が、それでは終らせないのがなかなか面白かった。
0投稿日: 2016.09.04
