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体育館の殺人
体育館の殺人
青崎有吾/東京創元社
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総合評価

346件)
3.8
79
136
105
12
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    密室殺人、というだけで個人的にはリアリティがサーッと減退していくように感じちゃうのですが、それならそれでフィクションとしてお話が楽しめれば良いと思っています。 そういう点では、とりわけエキセントリックなキャラ設定の裏染天馬というアニヲタダメ人間名探偵という尖ったキャラは面白かったし、意図不明な質問内容が実はとても核心をついた重要なことを指し示している、ある種のギャップみたいなところは読んでいてかなり惹き込まれました。 ただ…5章前の挑戦状?あの2ページがすべてをぶち壊してくれました。 何様ですか、この作者?こっちは仕事でさんざ頭使った疲れを癒すために本を読んでるのに、その上さらに頭を使わせて「あれ、材料は出そろってて犯人明白なのに、分からないんですかぁ?」みたいな嘲笑を浮かべながら語っているかのようなあの2ページを見て、モチベーションが急行下。 正直、トリックの秀逸さよりも個性的なキャラが魅力的と感じて読んでいて、仕掛けの巧妙さには惹かれていなかったので、5章はすごくどうでもいい気分で読んでいました。 そして取って付けたかのようなエピローグ。あの人物の動機を考えたら、もっと明白なヒントを出さないとリスク高すぎなので、仕掛けとしては不自然に感じて”もやっ”とした気分で読了。それに5章の「第四の条件」も確定的に明らかと言えないような気がするのですが、どうなんでしょ? と、読み終わった良さと悪さがプラスマイナスゼロみたいな印象でした。「挑戦状」が出てこないなら、他の作品を読んでもいいかなー、と思ってる今現在です。

    0
    投稿日: 2016.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    挑戦状があったので、つい時系列のマトリックスを作って犯人探しをしてしまった。3人まで絞って、最も怪しいと思った人物が、やはり犯人!特定できなかったのは悔しいが、それでも嬉しい。 日常的で平易な表現、超アニメオタクの蘊蓄、でも中身は本格派。

    0
    投稿日: 2016.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

     放課後の体育館で密室殺人事件が発生する。連続殺人はなく、たった1件の密室殺人事件の真相を解明する作品。捜査は丁寧に描かれており、探偵役の裏染天馬の推理のロジックはなかなか読み応えがある。探偵役の裏染天馬はかなり個性的だし、ワトソン役の袴田柚乃はかわいい。最後のエピローグで、黒幕的な存在を明らかにすることで、読後感の悪さとインパクトを生み出しているのも好み。総合的に見て、なかなか楽しめる作品。★4で。 〇 サプライズ ★★★☆☆  論理的な推理がウリの作品なので、意外性はそれほど高くない。きちんと手掛かりをたどっていけば真相にたどり着ける。フェアな作りを徹底すると、そこまで熱心に推理していない人にとって「意外な犯人」にはなりにくく、どの人が犯人でも、「ふーん、そいつが犯人だったのか。」という感想になってしまう。「体育館の殺人」の真犯人は、生徒会長の正木章弘。そこそこ意外性がある人物なのだが、意外性の極地というほどではない。しかし、黒幕的な存在として副会長の八橋千鶴が存在していたということを明かしたエピローグの存在は、やや意外性を高めている。 〇 熱中度 ★★★☆☆  話作りはうまい。体育館で密室殺人が起き、警察が捜査を始めるが、警察官の妹が第一発見者の卓球部員の女の子。卓球部の部長が、容疑者として疑われているが、容疑を晴らすために、学校に住んでいるという謎の天才、裏染天馬という少年が探偵として絡んでくる…。漫画的な展開だが、興味深く読み進めることができた。ただし、リアリティのなさは「金田一少年の事件簿」並み。裏染が卓球部の部長である佐川奈緒の容疑を晴らした推理は、一本の傘の存在から、偽装をしたのが男であること、偽装であるのが男であるにもかかわらず、怪しい少女を見たと証言しているのは矛盾している…というもの。推理としては面白いのだが、この程度で警察が納得するとは思い難い。そのまま、警察の捜査に探偵役として裏染が絡んでいくが、このあたりもリアリティは薄い。まぁ、学園モノのミステリで、殺人事件に学生が探偵として絡もうと思ったら、リアリティは放棄せざるを得ないか…。途中で挟まれるオタクネタがやや興ざめだが、おおむね熱中して読める。 〇 キャラクター ★★☆☆☆  警察官の妹であり、ワトソン役的なポジションで事件に絡む袴田柚乃がとてもかわいい。警察官の仙道は極めてステレオタイプの警察。そのほかの容疑者もある程度、個性的に描かれているが、探偵役の裏染と袴田柚乃以外は、それほど魅力的に書き分けられているとは言い難い。 〇 読後感 ★☆☆☆☆  意外性を出すために入れたエピローグが、読後感を悪くしている。この読後感を悪くするオチがウリともいえるが…。探偵役の裏染は、基本的に性格が悪い奴だし、黒幕的存在の八橋千鶴が、最後の最後まではそこそこ好印象だっただけにオチで、性格の悪さが分かるのは読後感を悪くする。さらに、犯人の生徒会長の正木章弘が情けない存在になってしまっている。エピローグがなければ、読後感はぐっとよくなりそうだが、その分インパクトは落ちそう。 〇 インパクト ★★★★☆  読後感を悪くするエピローグの存在が、インパクトを高めている。意外性が薄い、ロジック中心のミステリは、読んでいるときはよくできているなー、と思えてもインパクトが薄く、読み終わってからしばらくたつと、「どんな作品だったっけ?」と思うことが多いけど、この作品は、少なくとも、性格悪い副会長が黒幕だった作品という形でインパクトに残る。また、密室トリックも、演劇部のリヤカーを使った物という大掛かりな物理トリックなので、結構、インパクトは高い。 〇 希少価値 ★☆☆☆☆ そこそこ売れていそうだし、玄人の評価も高め。シリーズものとして読み継がれていけば、希少価値はほとんどなくなりそう。

    0
    投稿日: 2016.08.28
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    気になる『図書館の殺人』を読む前に第1弾から、と思い読み始めたが……かなり強引だなぁという印象で読了。いけ好かない名探偵が活躍したり、警察関係者が振り回されつつ協力したり、このあたりの強引さは王道で結構だが、肝心の推理とトリック検証が手抜きすぎな気がする。正味@分で殺人ほか、そんなにいろいろできないでしょ!

    0
    投稿日: 2016.08.12
  • 小ネタいっぱい

    探偵役・裏染天馬がオタクという事で、彼の台詞にはアニメとか声優とかが散りばめられてます。 私は詳しくないので残念ながらわからないことの方が多かったですが…… 刑事二人が高校生の天馬に振り回されてるところが個人的にツボ。一人はまだ若いからともかくとしてもw 推理部分はキャラ設定のぶっ飛びや、探偵役の選出の仕方からは想像できないくらいがっつり。読みごたえあり。 犯人はこいつだろーなっていう予想はつけやすいけど、トリックはそう簡単にわからない(はず。私以外の人も難しいって思うはずだ)から、読んでいて白けない。

    1
    投稿日: 2016.08.08
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    まさに推理小説。「材料はすべて話した、さぁ推理したまえ」という読者への挑戦状。気構えの無い僕には少し重く感じられた。 あらすじ(背表紙より) 風ヶ丘高校の旧体育館で、放課後、放送部の少年が刺殺された。密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部部長の犯行だと警察は決めてかかる。卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。アニメオタクの駄目人間に―。“平成のエラリー・クイーン”が、大幅改稿で読者に贈る、第22回鮎川哲也賞受賞作。待望の文庫化。

    0
    投稿日: 2016.07.31
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    うん、悪くない。 これくらいの、かる~い読み口って疲れなくていいね。 随所に出てくるネタ部分は全く分からないけど(笑)

    0
    投稿日: 2016.06.22
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    満足満足。やっぱりミステリは本格が好きだなぁ!登場人物一覧、現場の見取り図、そして読者への挑戦状!くぅ~脳みそ引きちぎれるぜ! とか読み始めたのもあって、幕間は興醒め。いやギャグだとは分かるんだけどね?紙の無駄と時間の浪費が大好きな暇人ですいませんね?みたいな? なんか切なくなったからアラを探してやろう。全体的に冗長に感じた。探偵役がオタクなのはいいんだけど。ちょっとした「わかる人はわかればいいよニヤニヤ」みたいなオタクネタで笑かそうとされてこっちは真顔で読み流してるっていう。どの層に媚びようとしてるのかよくわからん。 あとプロローグとエピローグもよくわからん。エピローグは正直要る?って感じだし、プロローグはあとで読み返すと なんでこんな大上段??? という感じ。というかプロローグで読者的には犯人半分に絞れてしまうのもなぁ。 とまぁアラを探したけれど、これってつまりこの作品に脳みそフル回転したということで、さらに僕にとってはそれは楽しい時間で。そうやって振り替えるとやっぱり冒頭の通り満足しているのだ。気が向いたら次作も買うよ。

    0
    投稿日: 2016.06.09
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    体育館で起こった殺人事件。オタクの変人天才学生が探偵役。まさにミステリ。読者への挑戦もある。解決編以外も楽しい。 2016/6/8

    0
    投稿日: 2016.06.08
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    流れに乗せられたって感じ。刑事も高校生もなんかひとつアニオタなお兄ちゃんが設定したような空気がうす〜くまとわりついてる感があったんやけど。話の流れに乗ってページめくるの速かったよ。面白かったす。でもアタマ、読み直すと少年ってあるね〜、なんかもったいないかもっても。 思わぬ殺しになってしまった場合って。遠巻きでも自分が関わってしまった時って。そんな事を思わせてくれたりもしたただのミステリー本でもなかったかな。

    0
    投稿日: 2016.05.28
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    帯に『平成のエラリー・クイーン』って謳ってあるけれど、どういう意味だろう。国名シリーズのように場所がタイトルになっているからかな。私はどちらかというとアガサ・クリスティのように人間心理の妙が書き込んであって唸らせるものが好きですが、それは置いといて、これは面白かったです。探偵役の裏染君のキャラが気に入りました。エピローグは「ちょっとあの人アヤシイ」と感じていたので、それほど意外ではなかったけど、それなりの報いがあってスッキリです。

    0
    投稿日: 2016.05.16
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     ノリノリだなぁ。  ある種の層にアピールしすぎて心配になるテンションだが、そのテンションじゃないとこのミステリは成立しないよねぇとも思う。

    0
    投稿日: 2016.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    事件は、学校の体育館で起こった殺人事件1件のみで、事件を取り巻く状況はいたってシンプル。「読者への挑戦」を付けた本格志向の作品(もちろん、私は真相も犯人も全くわからなかった)。 この作品は、ロジックが売りのようであるが、確かに論理的な推理が示されている部分もあるが、強引な決めつけによるロジックの綻びも随所に見られる。 犯人の密室からの脱出は意外な方法ではあるが、危険すぎるし、この方法が使えるかどうかを記述内容だけでは読者に判断できない。 現場に残された傘の存在が大きな欺瞞になっており、解決編はなかなか読みごたえのある内容であった。 (ネタバレ) 裏染が示した、DVDとビデオデッキのリモコン切り替えの論理だが、他の理由も十分に考えられる。 たとえば、次のような理由だ。 ①演劇部員が前日にリモコンでビデオの電源を切った際に、誤ってDVDの切り替えボタンを押した。 ②事件のあった直前に、朝島がDVDを見て、それを他人に知られたくなかったので、コンセントをビデオの方に戻した。 また、犯人がDVDの内容を直ちに確認しなければならなかった理由も説得力に欠ける。確認せずに、2枚とも持ち出せば良かったのではないだろうか。犯人が映像関連に重点を置いて捜査が進められることを危惧したから、という理由を挙げているが、まるで説得力がない。 傘の論理に関しても、ブランド品だから置き忘れの傘ではないと決めつけているのは強引だ。また、傘を2本持って出入りする生徒が防犯カメラに映っていなかったことから、学校の外に出て傘を入手した可能性はないと断じているが、折りたたみ傘で外に出て、戻ってくる時には折りたたみ傘を畳んでバッグに入れれば良いだけではないだろうか。帰りのときだけ、ご都合よろしく、備品室の傘を借用したことになっているのは、どうにもいただけない。

    0
    投稿日: 2016.04.26
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    館シリーズ第一弾。 驚天動地とまではいかないが、丁寧に作られた推理小説。 犯人探しと密室崩しという2面を解決します。

    0
    投稿日: 2016.03.23
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    さすがに賞を取るだけあって、全てのヒントは明らかにさらていた。 久しぶりに推理物を読むと、何か違和感を感じてもタネにたどり着けない。 もどかしい反面楽しめた。 アニメのネタがちょこちょこ顔を出すがさっぱり分からず。 審査員は多分おっさんなので、似たような感想だったろう。 大学生が浮ついた趣味の合間に書いたというには、かなり骨太な本だった。

    0
    投稿日: 2016.03.11
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    王道ミステリ。 いかに読者を騙すかという作品が多い中で、この作品は正々堂々としていていい。 いちいちアニメを挟んでくるのが少し鬱陶しいけれど…。

    0
    投稿日: 2016.01.24
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    密室状態の体育館で起こった殺人事件をアニメオタク・成績優秀な探偵・裏染天馬が見事な推理で解決していく。 本格ミステリー。 謎解きが面白かった。

    0
    投稿日: 2016.01.23
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    すごく面白い( ´艸`)放課後の何気ない時間、事件の幕が開かれます。無実の罪を着せられそうになった部長を守るため、主人公は学校に住み込むアニオタ探偵に依頼。たっぷりとお金を積んで^^;一つの些細な事実から事件を紐解いていく、ミステリの王道スタイルではありますが、これはその過程が好みでした。例えば、傘。黒傘一本で、初っ端から女子生徒の無実を証明、解決の支えるのも傘傘…。傘から展開されるロジックに鳥肌が止まりません。どこまでもフェアプレイ、感激させといて最後に読者にニヤリとさせる。青崎氏追跡^^

    0
    投稿日: 2016.01.11
  • 面白い

    買って損はない。読者への挑戦もあるのでがんばってみてください。自分はやりませんでしたが それがなくても十分面白かった。

    1
    投稿日: 2015.10.12
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     密室状態の体育館で起こった殺人事件に挑む変人のアニメオタク探偵・裏染天馬の活躍を描くミステリー。  平成のエラリー・クイーンと称されるのも納得のロジカルな本格ミステリーです。ミスリードもどんでん返しもなく、ただひたすらに証言と証拠をロジカルに押さえていけば犯人へと辿りつく構成に、著者の本格ミステリへのこだわりが見えました。  事件発生から証言集め、証拠集めの章は無駄が全く感じられず、そして天馬の推理パートはページをめくる手が止まりませんでした。すべての伏線が彼の推理によって一本の線につながっていくのが読んでいて楽しく改めて「自分はこういう本格ミステリが大好きなんだな」と認識できました。  ロジカルな本格ミステリ好きの方は是非読んでほしい作品です。 第22回鮎川哲也賞

    1
    投稿日: 2015.08.08
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    3.5★ 本格的過ぎな学園ミステリー 前半はちょっとショボ、謎解きの部分眠気を一気に吹き飛ばした。 あの「ギャラさえあれば」のオタク探偵さんはどうもピンと来ないね……

    0
    投稿日: 2015.08.05
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    館シリーズを思わせるタイトル。こちらもロジカルな解決に富んだ本格ミステリである。主人公は奇人変人という設定だが、真面目に仕事をしているためか、刑事の方がアホに見えてくるのはお約束。合間合間に入れてくるオタクネタは分からなくても問題ない。密室トリックと犯人当てを純粋に楽しめる作品に仕上がっている。どんでん返しこそないが、拾い集めたピースを徐々に組み立てていくような推理は読みごたえ十分。

    0
    投稿日: 2015.08.02
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    謎解きロジックもさることながら、天馬のオタク気質、各キャラの立ち位置がおっもしろい! 特に人物描写内面描写があるわけでもないのに、キャラの特性特徴イメージを膨らませるものがある。 謎と謎解きには、いやいや、、、と思う部分もあるけど、順序良く論理立て語らせる手は圧巻。 天馬のアニメやラノベやらに関する部分を結構わかってしまうのは、自分もオタクに近づいているからなのだろうか、、、。 各章、各節のタイトルも必見!

    0
    投稿日: 2015.07.27
  • その挑戦、受けて立ちましょう

    学校を舞台とした軽いタッチのミステリですが 謎解きのロジックは本物 今時珍しい「読者への挑戦」の章があり ひさびさに事件の重要なポイントが書かれている部分に戻って読み直したり 容疑者一人一人の行動を洗い直したりしながら推理を楽しみました 結果は 自分で言うのも何ですがかなり良い所まで行ってたんだけど… というのも密室の謎解きで「こうすれば破れると思うが現実的には無理だろう」と 正解から外していた方法が正解として挙げられていて 「現実として無理」が「まぁアリかな」くらいまでの説明はされていたのでした そんな訳でけっこう自己満足に浸っていたのですが エンディングを読んで更に深い所まで突っ込んで書かれているのには ちょっと驚かされました

    6
    投稿日: 2015.07.09
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    おもしろかった~~ むだなところがなくまどろっこしさもあまりなく 簡潔にわかりやすいミステリー 探偵役の子のキャラもいい 読者への挑戦状があるのもいいと思う(受けて立たないけど。笑) 他のも読みたいな~

    0
    投稿日: 2015.06.23
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    正直、オチは「という舞台でした」となるかと思ったくらいの「劇場型」ミステリー。あらゆる様式美を盛り込んだかのような構成と表現で、その中でキラリと光る探偵役のキャラ。舞台化しても良い程映像的で、それでありながら王道。まだ若い著者、化けそうな感。

    0
    投稿日: 2015.06.12
  • 人物紹介では探偵が「駄目人間」

    作者が鮎川賞を受賞してデビューしたのが本作だ。 鮎川賞って何?と物知らずな私ものっけからぐいぐい引き込まれていった。 探偵役の高校生、裏染は学校の使われていない文化部の部室に住み着き、夜中にアニメ観賞して昼間の授業は居眠りしてる駄目っぷり。しかし中間テストで500満点中500点とってしまう天才。 そもそも探偵役を承諾したのも、容疑者になってしまった先輩を助けたい卓球部員の柚乃から、10万払うから容疑を晴らしてくれと頼まれたからで。なぜってオタク生活にはイロイロとお金がかかるからで。 オレサマで、警察にも堂々と対等に対峙して、殺人現場に残された少ない遺留品と数分刻みの証言から、早々に柚乃の先輩の容疑を晴らしてしまう。 と、ここまではなんかかっこいいじゃない?なんて思った。 けどこの後、犯人探しを要求されると、さらに5万円上乗せ要求する駄目人間裏染天馬。 なにせオタクはオカネがかかるのだ。 ここで一つ言い訳させて欲しい。 駄目人間とは私の感想ではなく著者が書いている事をそのまま引用しているだけ。 オタク生活を送って、成功報酬を要求する駄目人間探偵だけど、私も気持ちは良く判る。オタクは悪くなーイ(^_^;) とってもユニークな探偵役と、その探偵に上から目線で使われるワトソン役の柚乃。事件担当の刑事の柚乃の兄。部室に住んでいることを唯一知ってる良き理解者で、何暮れとなく世話を焼いてくれる新聞部部長の幼馴染みの女子高生香織。彼らから協力を得ながら(柚乃の兄は協力しているつもりはないが)、事件解決に奔走する。 読者への挑戦の章があり、その後に駄目人間ぶりをぬぐい去るかっこいい謎解き場面があり。 そして本当に最期まで驚く展開があり。 キャラが立っていて、くすっと笑えるオタク語録があって、ロジックで攻める本格派で、しかも読みやすくて面白い推理小説をお探しの方にお勧めします。

    3
    投稿日: 2015.06.07
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    論理展開していくミステリは好きだ!と再確認できた作品。 登場人物はライトノベル的キャラが多いですが内容はしっかりとしたミステリー。 伏線の散りばめ方、ヲタクの論理展開、ラストの2段オチ、一気読みできる面白さ満載でした。 自作が待ち遠しい。

    0
    投稿日: 2015.05.21
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    まさしく、ロジックを展開していくミステリー。ちょっと、甘いんじゃ?と思うところもあるけれど、最近は日常系ミステリーが増えていて、こういう「謎解き」は逆に新鮮。 探偵役がオタクなのは(アニメネタはあまりわからなかったけど)気にならなかったけど、ワトソン役の刑事の妹がちょっとなぁ、と思いました。ロジックの甘さというか、ロジックを導くための彼女による証拠集めが、都合良すぎるかな、と。 だけど、やっぱりミステリーは謎を解いてナンボだな、としみじみと実感する一作でした。

    0
    投稿日: 2015.05.09
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    何ともクセある名探偵が居たものだ、と思ったが、もともと名探偵とはそう言う輩だった。 と言うことは、並みの名探偵と言うことだ。違うか!

    0
    投稿日: 2015.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    論理的に犯人を追い詰めていく過程が面白かった。エラリークイーンに倣って解決編の前に読者への挑戦をするのも興味をそそる。が、傘を2本以上持った生徒の確認は、偽装のために持ち込むなら片方折畳み傘にするだろうし無意味。犯人の動機も準備も甘い。証拠のDVDは回収したら割るなり隠滅するだろう。いくら何でも警察はそんなに馬鹿じゃない。偶然性に頼るつまらんトリックに何を大袈裟な、と思っていたら、裏染にパフォーマンスだと言い訳させていて狡い。 しかしエピローグまで用意する構成は見事。著者がこの先トリック重視の本格ミステリーに進むか、学校に住む探偵等のリアリティのない若者向けラノベ要素に傾いていくのか楽しみだ。 オタク要素は三分の一も分からなかった。知っていればさぞや面白かろう。

    0
    投稿日: 2015.04.25
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    課題本になったため再読。 其れ程期間は空いてないので、特に印象は変わらず。 全面改稿という事だが、大きく変わった部分といえばプロローグがより示唆的になっている部分と、伏線が足されていることくらいだろうか? 『図書館の殺人』の発売が待たれる。

    0
    投稿日: 2015.04.23
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    面白かった。奇をてらわず、あくまでも理詰めで推理を展開していくところは、まさしく本格。情報の出し方、論理の展開、わとてもわかりやすく丁寧に書かれています。文章も軽すぎず、重すぎずで読みやすいです。

    0
    投稿日: 2015.04.15
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    ある日の放課後、風ヶ丘高校の旧体育館で起きた放送部部長の刺殺事件。 現場が外部との出入りが不可能な密室状態であったことから、体育館で一人になる機会があった女子卓球部の部長が、犯人として疑われます。 女子卓球部の後輩である袴田柚乃は、先輩の無実を晴らすべく、学校の一室に住んでいると噂される二年生の天才、裏染天馬に解決を依頼することにしますが、彼はアニメオタクの駄目人間で… また一人、エキセントリックな探偵が現れました。 学校に内緒で文化部部室棟の一室に住み着いていて、頭の中はアニメと漫画のことばかり。 彼のセリフには、わかる人にはわかるであろう、アニメや漫画やラノベや声優ネタが盛りだくさんです。 (ちなみに僕は、西尾維新さんの戯言シリーズに出てくるいーちゃんネタしかわかりませんでした) とはいえ、洞察力と推理力は抜群で、安楽椅子探偵のごとく、現場の状況を聞いただけで柚乃の先輩の無実は晴らしてしまいます。 そしてアニメのブルーレイコレクションを購入するための報酬目当てに、さらに真犯人を探っていくのです。 彼の幼馴染みで新聞部部長の向坂香織、柚乃の兄で刑事の袴田優作やその上司の仙道警部など、今後のレギュラーとなるであろうキャラクターも魅力的です。 ただ、本当の魅力はやはり、「平成のエラリー・クイーン」と呼ばれるだけのことはある、論理的でフェアな謎解きだと思いました。 創元推理文庫ですので、扉の裏に英語タイトルの記載があるのですが、"THE BLACK UMBRELLA MYSTERY"-国名シリーズを彷彿とさせますね-となっていました。 お約束の読者への挑戦を挟んでの、見事な解決編、さらにエピローグで明かされる事件のもう一段深い真相にうならずにはいられません。 続きの楽しみなシリーズの誕生がとても嬉しいです。

    1
    投稿日: 2015.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーは面白い。けれどやっぱり名探偵役の少年が(悪い意味で)気になりすぎて、論理的解決の魅力を感じるよりも先に感じたのは、「なんだかなぁ……」という読後感でした。 学校の部室に住む、都市伝説のようなキャラクターであるというところまでは非常に魅力的なんですが、オタクである必要はあったのか?という点に関して読み手側からすると解は見出せないし、ネタ元が分かる/分からないにかかわらず、ちょっと薄ら寒いものを感じます。オタクに嫌悪感を抱いているわけではないんですが……メジャーどころばかり引っ張ってきているとはいえ、身内向けというか、読者を置いてけぼりにするように私は感じました。あとぶっちゃけると黒歴史ノートを見せつけられてる感じですww恥ずかしいんです。なんというか。 が、ここまで散々名探偵をこき下ろしていてなんですが(笑)ストーリーはほんとうに面白いです。確かに論理的と称するには弱いところもありますが、最後まで一気に読ませる筆力と展開力はすごい。本格にこだわって作られたとわかる、密室とか最後のどんでん返しとか、ミステリファンが心擽られる作品です。

    0
    投稿日: 2015.04.05
  • 歯応えある作品が無いとお嘆きの貴方に。

    タイトルまんまの展開で学校の体育館で殺人事件が起き、犯行が行われた当時は「密室状態」であった事がわかる。容疑者対象は放課後ということもあり全校生徒。ただし警察は犯行が行えたのは数人であったと聞き込み結果から判断。その中に尊敬する部長が入っている事が判り、その無実を証明する為に本作の主人公一人である卓球部員の柚乃は急遽探偵を雇う事になる。 最近の探偵ものは、事件や推理の中身よりも探偵のキャラ設定にやたらと凝る傾向にあるが、本作も御多分に洩れず探偵はかなりの変人。頭は良いが訳あって学校に住みついているアニオタの高校生。性格も俺様仕様で本作の事件解決へ乗り出したのもアニメの設定資料やブルーレイを買う金欲しさと動機は不純。 とココまでなら何処にでも転がっている中身スカスカのお手軽推理物と思いがちだが、騙されてはいけない。アニオタ探偵や登場人物がほぼ高校生などとデコレートはされてはいるが中身はガッツリ詰まった本格派。その為、殺人事件も連続殺人が起こるわけでもなく冒頭の一本のみ。そして何よりうれしいのが第四章までに容疑者と犯人を特定するための証拠がきっちりと提示され第五章の解答編に入る前に「読者への挑戦状」が用意されている事だ。巻頭には校内地図と殺人現場となる体育館見取り図まで用意されている。 この正面切っての潔さはどうだ!最近の煮え切らない推理物とは一線を画す頼もしい作品。近頃は歯応えある本格作品が無いとお嘆きの読者諸氏に是非読んで頂きたい1冊。 ※解答編読む前にかなり頭を絞りましたが私の場合、惨敗でした。

    7
    投稿日: 2015.04.04
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    この著者の本ははじめて読んだが、まだ20代前半という若さでミステリーの王道であるワトソンスタイルで臨んだこの作品は、単なる学園ミステリーという枠を越えてミステリーを堪能できた。 探偵役のアニメオタク設定は…まあ仕方ないのかもしれない。こういう学園ミステリー系ではミステリー作品好きかアニメ好きが多いなあ。ミステリー作家が総じてそうなのかもしれないけど。

    0
    投稿日: 2015.03.31
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    体育館の舞台の上で生徒が殺された。 凶器はナイフ。現場は密室だった。 容疑者は16人。 頭は良いが態度は悪い、アニメに出てきそうな名前のアニメオタク 裏染天馬が論理を紡いで犯人を暴き出す。 謎を解く鍵は、現場に残された傘。 平成のエラリークイーンが紡ぐ館シリーズ一作目。

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    投稿日: 2015.03.28
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    学園本格ミステリー。 学園ミステリーでは 【日常の謎】的な、人の死なない作品が多いと思うのですが、まさに本格ミステリーといえる展開が好印象。 論理的な解決で、作品として綺麗にまとまっていると思う。 アニメネタは必要なし。 次作も楽しみ。

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    投稿日: 2015.03.18
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    期待以上に面白くて一気に読んだ。 人によっては探偵役のキャラが微妙だという感想もあるようだけど、私は全然気にならなかった。 学園ミステリーなのだから多少、破天荒なキャラがいるのは当たり前な部分もあるし。 犯人の動機がちょっと弱いかなーと思ったけどラストを読んでこれはこれでありかと思わせる辺りうまいなーと思う。

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    投稿日: 2015.03.18
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    風ヶ丘高校の旧体育館で、放課後、放送部の少年が刺殺された。外は激しい雨で、密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部部長の犯行だと警察は決めてかかる。卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。アニメオタクの駄目人間に──。 “平成のエラリー・クイーン”が、論理に磨きをかけて読者に挑戦!  第22回鮎川哲也賞受賞作、大幅改稿で登場。 解説=辻真先

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    投稿日: 2015.03.10
  • ロジカルミステリの第1作

    ロジカルでアニオタな学園ミステリ。評判は見聞きしていましたが、デビュー以降も順調に新作を出しているようなので、読んでみました。想像していたほどアニオタ度は高くなく、おっさん読者でも置いてけぼりにされることはありませんでした。肝心の内容は、なかなか堂に入ったパズラーで、「体育館を密室にする(なってしまう)」という、あまり考え付かないような難題をクリアしているだけでも嬉しくなってしまいます。設定に無理はあるけれど(語り手と刑事が××とか)、著者が大学生であることを考えると文章もこなれていて、これからが楽しみ!

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    投稿日: 2014.06.11
  • 密室殺人ミステリーというより・・・

    青春ミステリー・学園編って感じかな? 事件発生から解決までの期間が短く、中だるみがない分 楽しめます。 密室の謎に関しては、作者はかなり考えて本作を執筆したと 読み取れますが、読者側としてはそれほど大きな感動はなかったです。 むしろ、結論に至るまでの推理の展開の方が楽しめました。 通常は事件解決後に”どんでん返し”を用意しているものですが、 本作も案の定、用意されていました。 でもこれは・・・あってもなくても良かったような気がします。 逆に言えば、最後の最後「えーっ!!」っていうオチがなくても、 満足できる内容ですってことになっちゃいます。 軽ーい感覚で学園ミステリーを読みたくなったら、迷わずコレですかね。

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    投稿日: 2014.02.17
  • アニオタの天才高校生・・・

    アニオタの天才高校生・裏染天馬・・・による華麗なる推理劇。 本格ミステリィとしてしっかりしていながら、あっさりと読めました。妹に振り回されるお兄ちゃんが良い感じです。 裏染のアニメネタが結構解るのが嬉しくもあり、悲しくもあり・・・

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    投稿日: 2014.01.08
  • 学園本格派ミステリー

    人物設定は現代のライトノベル風ですが、余計な要素を極力省いて殺人事件解決への謎解きのみで読ませる、本格派のミステリー小説です。 アニメオタクの主人公であるため、アニメのものと思われるセリフが数多く出てきますが、無知な私にはよくわかりませんでした。ただ、それらのセリフは直接物語に影響するわけではないので、安心して謎解きを堪能することができます。20代前半の方が書かれたとは思えない、完成度が高い作品ですので是非一読してみてください。 なお評価につきましては、ハードカバーの価格は高いと感じましたので、1点減点しています。 文庫程度の価格で多くの方に読んでいただけるようにしてほしいものです。

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    投稿日: 2013.11.29
  • 本格ミステリ・ラノベ風味

    「~館の殺人」というタイトルですが、舞台が学校の体育館の為、おどろおどろしい展開にはなりません。しかしながら、犯人捜しやアリバイ崩し、そして探偵による解決編などの一連のながれは本格ミステリそのもの。犯行のトリックや解決までのロジックは無理がなく、鮎川賞受賞も納得です。作品そのもののテイストは東川篤哉氏のユーモアミステリに近い感じです。 ただ、この作品の読みどころとしては、探偵・裏染天馬のキャラと彼の趣味の部分が気になります。天才ではあるが変人というのは大抵の推理小説の素人探偵と同じなのですが、かなりのアニオタでセリフの端々にアニメ・漫画・ラノベのネタがちりばめられています。あまりの数に私自身はメジャーなネタぐらいしか拾いきれませんでしたが、アニメ・ラノベが好きな方はニヤリとできるのではと思います。 続巻の「水族館の殺人」でもその傾向は健在です

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    投稿日: 2013.11.02