
総合評価
(1130件)| 223 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
◆読むたびに印象が変わる本・・・ ・村上春樹のデビュー作であり、 ・長編4冊にわたる「羊物語」のプロローグでもある。 ケータイなどは存在していない時代で、 飲酒運転が比較的多めに見られていた時代で、 どこででも煙草が吸えた時代に生きる、 若者、大学生の誰もが経験する、 大学の授業を受けることの虚無的な感覚。 (こんな授業が何の役に立つ?) 中学/高校での受験勉強などの抑圧された生活からの急な解放への戸惑い。 (学校に行く行かないなど、基本的には何をして、何を選択するのもも自由) ビールの味がわかりかけて、またはうまさが分かって来て。 (つまりは飲む回数が増えて、飲むことが当たり前になって) セックスを経験し始める。 (個人差は非常に大きい分野ではあるのだけれど) そんなモラトリアムな(大人から見ると)優雅に過ごす学生の姿が淡々と描かれているわけだ。 だから、これを読む私自身の気持ちが・・・・ イライラして気持ちがささくれ立っている時は、「鼻持ちならない学生の暇つぶし」を生理的に嫌悪する。 ゆったりと満たされている時は、「自分の学生時代」を振り返り懐かしく回顧する。 弱っている時には、主人公の弱さや甘さが鼻につくし、舞い上がり気味の時には主人公に肩入れできる。 なんとも、読む者の現状の心理に非常に左右されやすい小説なのだ。 これはその後の「ノルウエイの森」や「羊を巡る冒険」「ダンスダンスダンス」などの「グイグイと読むものをストーリーに引きずり込む」力強さが無く、淡々と叙事的に話がすすみ、そしておらる・・・ というスタイルにも依っているのだと思う。 しかし、こうした「読む者の心理状況により評価が変わる」という位置づけを与えた私だが、後日村上自身の言葉に驚愕してしまった。 「完璧な文章など言ったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないように」 村上は、彼は、このわずか一行の文章を書きたくて、この小説を上げたのだという。 この一文以下の文章は単なる「付け足し」に過ぎないのだと。この小説一冊を通して、文庫版で150ページを通じて主張したかったことは、 たった一行の、 「完璧な文章など言ったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないように」 という言葉以上のものでは以下のものでもないのだと、彼は言うのだ。 なるほど、私たちが読まされた150ページは「単なる付け足し」だったということで、だからこそ、読み手の評価もその時その時で変化しうる底の浅さなのだと。 村上の羊三部作、そしてダンス・・・に続くプロローグとして読むのと、 一人の若者の心のジレンマを感じるスタンスで読むのとでは、感じが全く異なる。 読むたびに印象が全く異なる、ユニークな一冊ではある。
0投稿日: 2019.10.21
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。およそ1年ぶりの再読となったが、改めて良いと感じる。文庫本で160ページという読みやすさも魅力。普段本を読まない人でも手を出しやすい長さだと思う。 村上作品の一つのテーマである「喪失」は、このデビュー作の時点ではっきりと打ち出されている。夏の終わり、微かな予感、青春時代の淡い希望……。読むたびにどこか切なく、懐かしい気分にさせてくれる。正直、村上の小説は分かりにくい。設定についていちいち細かい説明はされないし、結局のところ、何が伝えたいのかもよく分からない。本作のタイトルの意味もまだぼんやりとしか分からないままだ。でも、今はまだそれでもいいと思う。いつかまたこの小説を読み返すときに自分のなかでどんな発見が生まれるのか、それが楽しみだ。
0投稿日: 2019.10.19
powered by ブクログデレク・ハートフィールドというアメリカの作家、38歳でエンパイアステートビルの屋上から、傘をさして飛び降りてぺちゃんこになって死んだ男だが、ともあれ、彼の作品をまず読んでみればどうだろう。この小説の面白さにたどり着けるかもしれないし、1979年当時、20代の学生だったぼくたちの、静かな熱狂も理解していただけるかもしれない。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201910070000/
3投稿日: 2019.10.05
powered by ブクログ再読。村上春樹の原点。この作品は短編集のように、物語に纏まりがない。村上春樹特有の自然描写である引用もまだ拙さを感じた。僕がこの本を読んだのは23歳くらいでもう7年も経つ。最初に読んだ時よりも色褪せているような感覚だったのは否めない。それでも初期でも村上春樹独特の会話調が見受けられる。最初の文章である「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」は心を掴まれた錯覚を覚えた。けれど、僕はこの小説をもう素晴らしいとは手放しで喜べない程に色々な本を読んできた。だから7年間の空白が悲しい。群像新人賞受賞作。
0投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログ取り残されたような世界観で夏を過ごす僕の物語。 一見脈絡のない話が行ったり来たりするため、解釈が難しい作品だった。
0投稿日: 2019.09.20
powered by ブクログ言わずと知れた村上春樹の処女作 自分は過去になにがあったかなんて覚えてない けど、曖昧な記憶が記憶になるその前に 自分に確かに何かを学ばせていた そんな事実をおしえてくれて 忘れてしまうことを肯定してくれる そんな作品だと感じました。
0投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログ読んだばかりの加藤典洋著の『村上春樹は、むずかしい』に導かれて本書を読了。『騎士団長殺し』の1部を読んで以来、村上作品からは遠ざかっていた。今作を読んだ素直な感想は「お洒落」の一言に尽きる。アメ車に乗って海の見えるステキなバーに行き、好きな人とカクテルを飲む自分の姿を恥ずかしながらも想像してしまった。
1投稿日: 2019.07.01
powered by ブクログ真実も、嘘も、他人も、自分も、全ては風のように過ぎ去る。 100年後には、僕らがどんな風に生きたかなんて、誰も覚えていないだろう。 それでも、それだからこそ、僕らは不自由に生きて、できればそれを楽しんで、風の歌を聴く。
0投稿日: 2019.06.16
powered by ブクログ家で押入れ掃除してたら村上春樹処女作の「風の歌を聴け」を発見、早速読んでみました。 再読になるのですが、本書を読んで学生時代と違う”面白さ”と”わくわく感”を感じ得れました! ”文字”と”言葉”によって『表現』を創り表す書物ならではの不思議な「想像」を体感でき、そしてそこから感じる「刺激」を受けることができました! いや~、読んでよかったです。 物語の季節が「夏」ってゆうのもなんかタイムリーでした。 「1973年のピンボール」も一緒に見つけたのでこの後読む予定です。
1投稿日: 2019.06.03
powered by ブクログ恥ずかしながらこの歳になって初めて村上作品に触れました。この作品に出てくる主人公を含めた登場人物たちの、変にカッコつけたような言い回しや考え方がやはり理解し難い部分もありますが、最後には癖になってしまいました。 大抵物語を読み終えた後は、頭の中に取り残されている本の世界と、目から入ってくる現実世界とがないまぜになって浮遊感というか、余韻が残るものですが、この本を読み終えた後はその感覚がいつにも増して長く感じました。 また近いうちにでも村上ワールドに浸りに行こうと思わせてくれます。 けれど読み始めて早々にスマホでデレク・ハートフィールドについてググってしまったのは内緒です笑笑
2投稿日: 2019.05.18
powered by ブクログ正直、ストーリーを理解する必要は無いと思う。左脳より右脳で読むべき作品という感じがした。 村上春樹さんの作品って、賛否両論分かれやすいと思うけど、私は好き。 出てくるジャズの曲選が良いので。
0投稿日: 2019.04.16
powered by ブクログ必要あって、ほんとうに久しぶりの再読。なぜか村上春樹の作品は、ストーリーも場面もぜんぜん印象に残らない。だから得意ではないのだが、いつ「再度しても新鮮に感じられるというのは、悪くないことなのかもしれない。 「僕」と「鼠」、「僕」とデレク・ハートフィールド、「僕」と自殺した以前の恋人、「僕」と左手の小指のない女の子。テクストに散りばめられた「僕」を取りまくいくつもの鏡像関係は、まるでプリズムのようにそれぞれ「僕」の一面を照らしだす(その意味では、徹底してナルシシスティックな小説であることは間違いない)。と同時に、「僕」は、まるでラジオのDJのように、人の話を「聴く」人間でもある。だが、DJがそうであるように、「 僕」はただ話を「聴く」だけで、徹底した不関与を貫く。決して傍観者ではないが、何かをしてあげるわけでもないし、ただ受け止め、祈るだけなのだ¥。おそらくは心と精神の病に苦しんでいるのだろう左手の小指のない女の子が、なぜ「僕」には自らの過去や症状を明かすのか。「僕」は、本質的には自分にしか興味がないゆえに、ひとの話の理想的な聞き役となることができる。 コミュニケーションとは、所詮伝わらない独り言の積み重ねに他ならない――それが、この作の語るコミュニケーションの哲学に他ならない。
0投稿日: 2019.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日曜日、二日酔いで丸一日家から出れなかったので久々に読み返した。ちゃんと通しで読んだのは多分3度目。 物事が過ぎ去っていくことの悲しさ。この本の基調を簡単に言えばこうなると思う。 本書の序盤では次のように書かれている。 > 僕はノートのまん中に1本の線を引き、左側にその間に得たものを書き出し、右側に失ったものを書いた。失ったもの、踏みにじったもの、とっくに見捨ててしまったもの、犠牲にしたもの、裏切ったもの...僕はそれらを最後まで書き通すことはできなかった。 > 僕がここに書きしめすことができるのは、ただのリストだ。小説でも文学でもなければ、芸術でもない。まん中に線が一本だけ引かれた一冊のただのノートだ。 つまりこの本は、自分が人生で失ってきたものを、改めて一つ一つ言葉にしていったリストであると。 リストであるがゆえ、断片的で、ストーリーらしいストーリーと呼べるものはない。そういう部分がとっつき難くはある。 けれども、大人になってから学生の頃の無意味ながらそれなりに楽しくもあった生活を思い返すときに感じるような、その時間が二度と戻ってこない切なさを、淡々とした心地いい文体で、毎度鮮やかに湧き起こしてくれる。
0投稿日: 2019.04.08
powered by ブクログ<嘘と沈黙は現代の人間社会にはびこる二つの巨大な罪だと言ってもよい。実際僕たちはよく嘘をつき、しょっちゅう黙り込んでしまう。 しかし、もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失ってしまうのかもしれない。> 文章の一節ですが、『風の歌を聴け』は"嘘"がテーマのような気がしました。 出だしから登場するデレク・ハートフィールド自体が架空の作家、嘘なんですから。笑 村上春樹はこの類の嘘がすごくうまいですね。『羊をめぐる〜』に登場した二十五万回に一回成功するトランプの一人遊びはぜひやってみたい、とググってしまったほど真実味を感じました。 一番好きな部分はハートフィールドの作品の一つ、「火星の井戸」の話です。 象徴的でシーンとしてすごく心に残りました。絵本にしたら何かすごく素敵なものになりそうな。 村上春樹の作品を一周したらより深く読めるようになるのかなと淡い期待を持ちつつ、読了とします。
0投稿日: 2019.03.29
powered by ブクログ僕が大学生の頃もっとも思い出深かった2週間ほど出来事だった。正直言って面白くない。話が右往左往していてストーリー性がない。変人好みの芸術的な小説でした。。。
0投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログ内容に意義や意味を感じ取れなくても、先を読み進めたくなるのは何で何だろう。面白かったけど何が面白かったかは分からない。
1投稿日: 2019.02.25
powered by ブクログこの作品に限らず、村上さんの作品には「小説の楽しみ方ってなんだろう?」ということを考えされられます。 自分にとって、村上作品の楽しみ方は『桃から生まれた少年が、家来を従えて鬼を退治する』みたいに流れを追いかけるのでなく、『車で事故を起こした主人公の「僕」と友人の「鼠」が、壊れた車の屋根によじ登り、夜明けの白み始めた空を見上げて、黙って何本か煙草を吸う』みたいな映像的とも言える「いい感じのシーン」の連なりを味わうことだと改めて思いました。 イメージの集合体というか…。 あと随所に現れる「どうでもいいような名言のような」フレージングのバランス感覚はさすがだな、と。 世界的作家のデビュー作において 「本なんてものはスパゲティーをゆでる間の時間つぶしにでも片手で読むもんさ。わかったかい?」 と語られることの味わい深さたるや。
0投稿日: 2019.02.20
powered by ブクログ初村上春樹。はい、すみません。あ。「ノルウェイの森」の映画だけは観たかも。読書をあまりしてこなかったので、毎回ノーベル賞文学賞候補と出てきてても、ずーっと読んでこず、最近発売されるのは、もうハルキストでないと無理な分厚い本ばかりなので、手が出せませんでした。少し前に読んだので、ちょっと忘れかけてる。若い、青い感じを持ったのだけ思い出しました。あとおしゃれすぎず、といいつつおしゃれな感じでした。
0投稿日: 2019.01.26
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。 物語はたんたんと進んで行き、起承転結に当てはめるときたら転がなかったような感じ。 ほかの作品を読みたい。
0投稿日: 2019.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹の、小説デビュー作ですね。この小説を書いたときは、村上さんは、29歳?30歳くらいだった模様です。作品の発表は、1979年。むう。2018年12月現在からすると、39年前、ですか。ごっつ昔やなあ。 でも、読んだ感想は、「そんなに昔に書かれた小説とは、思えないなあ、、、」って感じですね。インターネットも携帯電話も無い時代の作品なのに、なんだか、全然古びていない感じがするのは、流石だなあ、って感じがしました。なにが流石、なのかは、よくわかりませんが、村上春樹、やっぱ、すげえぜ、って感じで。 そして、読んで、面白かったか?といいますと、 「うーん、、、ごめんなさい。あんま、おもしろくなかったです」というのが、正直な、感想、ですかねえ、、、ゴメンなさい、生意気言いました。 ジェイズ・バーのバーテンダーの中国人のジェイは、なんだかいっつも、ジャガイモの皮を剥いて、フライドポテトを作っているイメージなのですが、アレですね、既製品の冷凍のフライドポテトを使っていないのは、なんだかカッコいいなあ、と思いました。1979年当時は、冷凍のフライドポテトって、スーパーマーケットで売っていたのだろうか?2018年現在の、都会のバーで提供されているフライドポテトは、基本的にはお店のバーテンの方々が、自分たちで皮を剥いているのだろうか?それとも既製品の冷凍のヤツを購入して、ササッとすませているのでしょうか? あと、ウィキペディア情報なのですが、この小説のタイトルは、 トルーマン・カポーティの小説 「Shut a Final Door」の最後の一行「Think of nothing things, think of wind」から取られた、 らしいのですが、「think of wind」は、直訳すると、「風(のこと)を考えろ」だと思うのですが、それが何故に「風の歌を聴け」となるのだろうか?これが、「カッコいい意訳」というものなのだろうか?村上春樹自身が、この題名を考えたんですよね?くう、かっちょええなあ。 物語の終盤、文庫本で言いますと、120~123ページに、火星の井戸に入った青年が、風と会話をする?描写があるのですか、この「風」が語ることこそが、村上さんが一番言いたいことなのだろうか?この小説内で。どうなんだろうな。分かりません。 あと、小説中に、凄い頻度で「デレク・ハートフィールド」というアメリカ人の?小説家の話題が出てくるのですが、この人物が、村上さんの創出した全くの架空の人物、という設定も、なんだか凄い。村上さん、何故にこんな設定にしたんだ。「僕はデレク・ハートフィールドから文学のほとんど全てを学んだ」みたいな感じにしたのだ。わかりません。この、いわゆるホラ話的設定は、いったい何なんだ。深い意味はあるのか。或いは、村上さんの単なるイタズラ心なのか。むう。わかりません。 アレですね、漫画「魁!!男塾」で、宮下あきらさんが、民明書房を矢鱈と登場させた、あのネタみたいなものなのでしょうか?ちなみに僕は、民明書房、実在すると信じていたクチです。 「デレク・ハートフィールド」の本を実際に読みたい、って、図書館に訪ねる人がいたり、出版社に問い合わせる人がいた、って、実話らしいのですが、1979年あたり、という時代。インターネットもありませんし、ホンマにこの作家は存在する!と信じた人が多数いたとしても、全然不思議ではないですものね。なんといいますか、面白い現象を生んだんだろうなあ、という気は、大いにします、うん。 あと、ミュージシャンの田島貴男さんが在籍していることでも有名な?音楽バンド?「ORIGINAL LOVE」のアルバムにも、同タイトルの作品があるのですが、あのアルバムは、やっぱ、村上さんのこの作品からインスパイアされて、制作されたんだろうか?どうなんだろうか?
0投稿日: 2018.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
村上春樹のメジャーな作品、雑文エッセイ集をそこそこ読んでから、初めてデビュー作:風の歌を聴けを読んでみた。最初の作品から、自分自身もストーリーがどこに行きつくのか分からない、本筋と関係は無さそうだが水脈で繋がっていそうな話を随所に挿れる、という村上春樹のスタンスが色濃く現れていた。ここが原点と分かった上で他の作品を読めば、また印象が変わりそうな気がする。
0投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログ久しぶりに村上氏の著作を読む。最初は不思議な慣れない感覚だったが、途中からペースが上がる。独特な感覚。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログワタシが初めて村上春樹に触れたのは大学生だった1985年。 だから、今回の再読は実に四半世紀ぶり。 そして、偶然この再読と時を同じくして聴いてしまったのが、 80年代の曲も収録されている浜田省吾の『best of shogo hamada vol.3』。 英語が好きで外国語学部に入学したワタシが、アメリカに 対する憧れを持ち始めた時期に触れたのが、この作家と アーチスト。アメリカへの想いを強くする過程に、かなりの 存在感を持っていたことを、この再読で改めて思い出した。 両者に共通して出てくるものは、煙草とビールと女と「この 街を出たい」という思い。 この『風の歌を聴け』は、もちろん日本が舞台になっているが、 このストーリーをそっくりそのままアメリカの地方都市に 持っていっても十分成立する。それどころか、アメリカを舞台 にした小説なんじゃないかとさえ思える。 一方の浜田省吾は、アメリカに対する憧れと畏怖と軽蔑を 抱いているアーチスト。 『the best of …』に収録された80年代の浜田省吾の歌を聴き ながら、村上春樹が79年に世に送り出した『風の歌を聴け』を 読む。 四半世紀ぶりの再読は、期せずして極上のタイムスリップに なった。。
0投稿日: 2018.11.18
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。独特な言い回しと、淡々と過ぎていく描写が特徴的。 好き嫌いは分かれる本だと思います。登場する小指の無い女の子は、どこか不思議な魅力があります。
0投稿日: 2018.11.02
powered by ブクログ村上春樹さんは数年前に書かれたエッセーの中で、デビュー作であるこの作品について「今だったらもっとうまく書けるのになぁ」みたいに語っていたのですが、私は普通にめちゃくちゃ感動して何度も読み返しては胸を熱くしていたので、自分の至らなさにちょっと凹みました。(序章部分はご自身で今読み返しても感動なさるそうです。) いろんな意味で人と人とが繋がりをもっているように思うし、とてもハートウォーミングな話だと私は思います。
4投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ久し振りに読み返した。やっぱり最近は世界と折り合いを付けられないでいる鼠の心情に共感することが多い。初めて読んだときは「すらすら読める」とか「スマートに生きる僕」とか「壜入りのコーラうまそう」ってのが印象に残ったんだけど、歳を重ねてもっと切迫した毎日を送るようになってからは、どうしても「僕」にこう言ってしまいたくなるのだ。鼠と同じようにね。「あんたは本当にそう信じてる?」、「嘘だと言ってくれないか?」。
1投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログ嘘は必ずしも悪いことではない。真実しかしゃべらなければ、真実の価値などなくなってしまう。 お酒とタバコが象徴。とても大学生とは思えぬ大人っぽさに、まるで海外を舞台にしたような世界観。 世界観とか文体とかも良くて、春樹ワールドも楽しめた! 小説は初なので、これだ!ってテンション上がってた! 特にDJのところが好き。 あと、主人公がついた1つの嘘がなんだったのか気になる。 苦手な描写があったが、それを抜きにすれば良かったしおもしろかった。 私はこの小説が好きかもしれないしそうでないかもしれない。
0投稿日: 2018.09.08
powered by ブクログ村上春樹の作品を読むのは、恥ずかしながらはじめてでだから何も考えずに読めたのかもしれない。 夏の終わりに読んだことでさらにこの作品の夏の終わりの消失感を感じることができたのかもしれない。 ちょうど自分も21歳この作品を読めて本当に良かった。
0投稿日: 2018.09.06
powered by ブクログ村上春樹のいいところの一つは、何度読んでも初めてみたいな感じがすることだ。内容を全然覚えていないから。アガサ・クリスティじゃこうはいかない。どっちがいいという話ではないけれど。 このヒリヒリとした、ガランとした、世間からちょっとだけ、でも致命的にずれている感じ。不思議な香気みたいなものは、40年のうちに村上春樹の作品から少しずつ揮発して失われていったように思う。村上春樹も大人になったんだな。デビュー当時とずっと変わらない、というのも作家としてどうかとは思うけれど、ちょっと寂しいのも事実。 最新作「騎士団長殺し」は読んでいない。たぶん、読むだろうとは思う。何年も経ってから、何かの拍子に。
1投稿日: 2018.08.16
powered by ブクログブンガク かかった時間60分 言わずと知れた村上春樹のデビュー作。 夏、海辺の街(たぶん神戸)、指が4本の中絶した女の子、鼠、ジェイズ・バー、ビールとジューク・ボックス、3人のガールフレンド、死の匂い、ラジオ。 世界を切り取って、その世界を切り取ったひとつひとつによって心を動かされる感じ。どこか物悲しく、戻ることのない感覚が描かれている。 村上春樹の他の作品に通じるもの。 2つの世界(東京と故郷、過去と現在)、猫または猫殺し、身体的特徴を備えた女の子(身体的特徴を備えていない女の子なんかいない)、間テクスト性、音楽と文学、立ち去ること、ディスコミュニケーション(僕は鼠と話せてはいない)、井戸。そう、井戸がここに。
0投稿日: 2018.08.13
powered by ブクログ村上春樹の小説はノルウェイの森以来、なんだかわからなくて遠ざけていたのだが、まあ、これだけ評価が高いのだからとデビュー作なら読みやすいかと思い購読。「完璧な文章など存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」という有名な一文から始まる、ある青年の夏休みの出来事。大事件があるわけでもなく、友人とビールを飲み、女性と仲良くなり、昔の彼女を思い出し、時は過ぎる。その間に死や別れなどがなんでもないことのように織り込まれている。熱烈なファンが多いのは分かる気がするが、やっぱりなんともつかみどころがない。
0投稿日: 2018.08.07
powered by ブクログ村上春樹を少し齧っておこうかなと思いデビュー作であるこの作品を読んで見ました 短い様でなかなか時間がかかりました 途中色んな事を推理して読んでいたが悉く違っており 物語は割と素直に進んでいる印象を受けた 中盤から面白くなったと感じたが終盤あっさりしていたように感じた 近い内にまた読みたいとは思わないが何年後かにまた読んでいるかもしれないと思う小説でした
0投稿日: 2018.08.07
powered by ブクログ村上主義なので何十回と読んだ。 1番好きな「僕」シリーズ。 夏になると読みたくなる本。 久しぶりに再読したけど、「僕」に、兄がいた事が衝撃!一人っ子やとずっと思ってた!
0投稿日: 2018.06.04
powered by ブクログすごい伏線が多く、謎解き的な要素や、抽象的な表現、 ストーリー自体は、淡々としているのだが、 どこまで計算された伏線なのか分からなかった。
1投稿日: 2018.06.01
powered by ブクログ村上春樹の作品は「ノルウェーの森」以来に読みました。 あの作品は衝撃的過ぎたのと、文字と言葉の持つ影響力の大きさに、衝撃を受けた記憶があります。 それ以来、数々の話題作が出版されましたが何故か村上春樹の作品は避けていました。 今回、沢山の人がこの「風の音を聞け」の影響を受けたという事で、読んでみる事に。 ストーリーは主人公の回顧録の様な展開。 その時、その時の心の動きと、生きている事への哲学を感じました。 200ページも無い短い小説なので、すぐに読めます。 村上春樹のニヒルさと、何とも言えない儚さと、登場人物のユーモアだけど、何か考えさせられるセリフが面白く、あっという間に読めました。 話の展開も早いです。 ちょっと理解に苦しむ章もありますが、そこも想像力を働かせてくれました。 言葉の持つ力強さ、影響力。 こるが村上春樹作品の原点。 何度も読みたいし、読む度に新たな発見がありそうです。 人間の葛藤を描いている印象ですが、最後の 「宇宙の複雑さに比べは」 この言葉に全ての答えがある様な… 何処に行き着いたか分からないと、村上春樹自身も述べてますが、その抽象的さがまたこの作品の良さなのだと思いました。
1投稿日: 2018.05.13
powered by ブクログ何回か読んでるけど、いつも内容をすっかり忘れてしまう。それで、短いからとタカをくくって読むと、うわわかんないってなってる。今回も、そう。飲みながら、ポテチ食べながら読んでたら、グッと入り込んでくらくらした。笑 ケネディ、4本指、ラジオ、いくつかの太字など さまざまな「あれ?」という疑問が頭をかすめながらも 謎だらけをそのまま読み進めてもなんだか面白い。 デビュー作で原点だけど、いろいろ読んでから読むと、 大学時代の彼女の自殺や4本指のモチーフなど、 彼の中で書きたいことはそんなになくて、決まってるのかな・・・と思った。 謎を解くには日にちを推測すると良さそう。 いろんな人の考察ブログを読むのも楽しいです。
3投稿日: 2018.04.30
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。氏の作品において抜群に癖の強い書き方で、俗にいうハルキストでない人には難易度が高い。内容が無いようで奥が深い物語になっており、普通に読む分には理解し辛い展開が多い。この本には解説者が付いていなかったため、読了後調べると、この作品について考察している方々がおられ、そちらを読むとなるほど確かにそういう解釈ができるなと参考になる。
0投稿日: 2018.04.24「完璧な文章が存在しない」理由
読み終わって焦れったさを感じた。分断されたエピソード,導入部の意味。何か意味ありげなのに理解できなかった。 石原千秋さんの解説本で腹落した、作者の意図が。 この本が、村上春樹さんの小説を読むのが更に興味深くなった。
0投稿日: 2018.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語のつながりが分かりづらく、二度読んでようやく整理ができた。1978年(現在)の主人公、70年の春にあった恋人の自殺、その夏にあった鼠との交流、鼠の恋人との交流。何故だか鼠・主人公・鼠の恋人の関係がはっきり描かれておらず、理由はよくわからなかった。 わからないと言えばもう一つ。主人公の彼女の自殺の動機。「大学に入ったのは天の啓示を受けるためよ」(p.101)と言われたらもう理解するのを諦めたくもなるかもしれない。主人公は、「何故彼女が死んだのかは誰にもわからない。彼女自身にわかっていたのかどうかさえ怪しいものだ、と僕は思う。」(p.102)と言っている。わかるならまだ心の整理も付きやすいのかも知れないが、わからないが故に主人公を縛る。わからないからもういいや、とはならない。ハードボイルド?でおしゃれな調子はするのだが、彼は自己療養を求めている。結果、鼠の彼女を救うことで、彼自身も救われたのかもしれない。首を吊った主人公の彼女が何を語っているのかはわからない。それこそ、「認知しようと努めるものと、実際に認識するものの間には深い淵が横たわっている」(p.12)のだし、「生きることの困難さに比べ、それに意味を付けるのはあまりにも簡単」で、非常に危険な行為でもある。 私がこうして小説を解釈したのは、主人公ほど悲痛でないにせよ、なんとなく似た思いを抱いたことがあったからだ。「何故か」「どうすればよいのか」と問いかけ続けていたが、なんとなく、なんとなくではあるのだけど、出口が見えてきた気がした。
0投稿日: 2018.02.17
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。 夏になると読みたくなるけど 夏を思い出したいときにも読みたくなる。 要はほぼ年中読める。 学生時代の有り余った時間を 楽しく過ごした思い出と なんだかスッキリしない気分で 過ごした思い出が蘇るような 輝いているけど切なくなるような小説です。 学生時代を思い出すと なんとなくむなしい気持ちになるのは 僕だけですか?? この小説きっかけで カリフォルニアガールズを聴いて ビーチボーイズを聴くようになりました。
0投稿日: 2018.02.04
powered by ブクログ手に取って見たら村上春樹のデビュー作だったため購入した一冊(手に取った理由はタイトルがかっこいいから)。海辺のカフカ、ノルウェイの森に続いて村上作品を読んだのは三作目。やっぱり文章がおしゃれだなあと改めて思った。思考と現実の境界がいつもぼんやりしてるような感じで、ミステリーでもないのにすらすら心地よく読めた。場面ごと文面を楽しむ読み方(?)がちょっと自分の中でもわかってきた気がする。 ビールがうまそう。
0投稿日: 2018.01.11
powered by ブクログ全てが謎、でもないがうーんうーんと頭を捻ったまま話が終わった。何だったんだ……? 人生には派手さもドラマもなく、延々と考え続けて終わる、もしくは輝かない青春の一ページということなのか? 好みではなかった、が自分の中で整理がつかなくて消化不良感。 一夏のラブになりきれないロマンス、いやラブなのかな、現代の派手なドラマになれた目にはほぼ何も起こっていないと言いたくなるほど淡々と枯れた夏が終わって、主人公は大人になった。
0投稿日: 2017.12.23
powered by ブクログ2回読んだ。 1回目は雰囲気に飲まれ、よくわからないけど魅力を感じた。 2回目は細部まで隅々読んだ。すると様々な伏線が見られ色々と考えさせられた。鼠三部作を通じて、こんな青春を過ごしたいものだと思った。 夜、独りでビールを飲みながら読みたくなる。
0投稿日: 2017.12.20
powered by ブクログ長大な四部作と知らずに読み始めた。が、後悔はしていない。面白かったかな。読み心地が良い作品。評価が難しい。星5つのような気もするし4つのような気もするし。ピークがなくて、雰囲気でいく感じ。だから読み心地。発表された当時なら面白く機能しただろうと思われる影響を受けた作家の話なんかも面白かった。つづきがあると知って実は嬉しかった作品。楽しみです。
0投稿日: 2017.12.18
powered by ブクログピンボールとかこれとか初期の短編とかなんかヒリヒリしてるところがいいし読むたびに形がぐにゃぐにゃ変わって飽きない本
3投稿日: 2017.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難しいけど面白いです。 ・1970年8月8日から18日後、8月26日までの出来事。僕は物書き。1967年の春、鼠と出会っている。 ・好きな文章『しかし、正直に語ることはひどく難しい。僕が正直になろうとすればするほど、正確な言葉は闇の奥深くへと沈みこんでいく。』 ・『〜ム……聴いたことないね。あんたは? 』口癖から鼠はDJなのではと思った。 ・塩を持ってる人はそれを活用して世に貢献しないといけない。のであろうか。 ・鼠は少しずつ塩を運び、いずれは大量の塩となる
1投稿日: 2017.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「鼠の小説には優れた点が二つある、まずセックス・シーンの無いことと、それから一人も人が死なないことだ。放っておいても人は死ぬし、女と寝る。」 とあり、この小説においても、セックスと死は無かった。たぶん。そういえば、私の少ない読書録に依れば村上春樹の小説でセックスも死も無かったのは初めて。
0投稿日: 2017.10.10
powered by ブクログ■「完璧 な 文章 など といった もの は 存在 し ない。 完璧 な 絶望 が 存在 し ない よう にね。」 村上春樹. 風の歌を聴け (講談社文庫) (Kindle の位置No.9-10). . Kindle 版. →文章は人の性格が色濃く反映されたものだと思う。人間が完璧でないように、その人間から生まれた文章が完璧ではない。ただ、逆にそれがいい。それを理解した上で、表現する村上の作品。 →作品自体、短い章がいくつか繋がっていて、時間順序もバラバラ。なぜ、そのような構成にしたのだろうかを考えると、
1投稿日: 2017.10.04
powered by ブクログ何度目かの再読。この物語は1970年8月8日に始まり、8月26に終る。 大学生の主人公は海辺の街に帰省し、友人とビールを飲んで過ごす。鼠シリーズの第一部作。村上春樹のデビュー作。 この一冊を読んで村上春樹にハマる人、苦手だなと思う人と分かれる。 懐かしいな。デレク•ハートフィールドに25メートル•プール一杯分ばかりのビール、ジェイズ•バー、ラジオN•E•B。この世界好きだな。僕もジェイズ•バーのような居場所がほしい。 このコンビの会話が好き。洒落てて映画のようです。ただ、「風の歌を聴け」の意味が全くもって分からないし、言語的IQの低い僕は出てくる言葉の意味を知らなかったりそもそも読めない、見たことのない漢字や文言がバンバン出てきて、勉強が足りんなと改めて思うのでした。 これからまたシリーズを読んでいきたいと思います。
0投稿日: 2017.09.29
powered by ブクログ書かれている一言一句に意味があるのかないのかすら分からない 登場人物の行動も一体なぜそうするのか、何がしたいのか理解できない 親しい友人が大好きだというので読んだが、好き嫌いが二分する作家さんであることは間違いない
2投稿日: 2017.09.24
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作品らしいので読みましたけど面白かったし独特のスタイルの原点でしょうか、私には興味深かった。皆さんの評は割れているようですが なるほど村上さんだ と頷ける作品だと思いました。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ恥ずかしながら今まで村上春樹の小説を読んだことはなかった。 しかしながら、最近外国人の女性で村上春樹の本が好きだという人に勧められたので一冊読んでみることにした。 取り敢えずデビュー作を読むのが、その作家のスタイルとか雰囲気を知るの早道だろうと思いこの本を選んだ。 今から50年近く前に書かれた作品だというのに古さを感じさせない独特のスタイルを感じさせる。 書いてあることは、本と女と音楽についてが殆どで余り物語性を感じさせないのだが、これは作者のスタイルが生み出す雰囲気を味わうための本という事であれば問題ないと納得できる。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ久しぶりの村上春樹さんでした。 うん、そう、そうなんだ!という感想です。 何かを考えて、誰かに語ろうとするも、それさえ完璧ではなく、少しは心が軽くなったような気もするが、何も解決してない。 でも人はそうやって毎日過ごしているんですよね。 彼と鼠さんがずっと仲良しでいて良かった。
1投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ「職業としての小説家」で何度も紹介されるから気になって読む。詩的な世界観、確かに描けそうで描けない文。カッコいい。 指が欠けている、ビーチボーイズ、固定電話に、ああ、村上春樹だ。って思う。ブランド原点
0投稿日: 2017.08.26
powered by ブクログ一行目で、読んだ価値はあった。描写がかっこいい。音楽がきこえてくる。小説を好きになる。ビールを飲みたくなる。恋をしたくなる。村上春樹の主人公はどこか孤独で、みんなかっこいい。
1投稿日: 2017.08.17
powered by ブクログ高校生の頃カフカを読み、なんだこれは、と衝撃を受けたことを思い出す。あのときもたしか、夏の市民図書館だった。 とても独特で、流れ出す情景は読後にはもう掴めないくらいに薄っすらとしているのに、ふとしたときにひとつひとつのシーンを思い出しそうだ。春樹、気が向いたときにでも、初期作品から少しずつ読んでみようかな。
0投稿日: 2017.07.15
powered by ブクログこの本は何も起こらない。とある大学生の日常を描いただけである。更には時系列なのか物語のようなものの順序もバラバラである。時折入る、著者なのか、主人公なのかもわからない語りも本の理解を難しくさせる。文中にたびたび現れるハートフィールドも異様なリアルティを持ちながらも架空であり、ストーリーとも直接関係しない。続編として二作あるが、この本画を読み終えただけではよくわからず、次呼んで時に心境が変わってることを期待したい。
3投稿日: 2017.05.28
powered by ブクログ村上春樹デビュー作。 ノルウェイの森に通じるような女性が出てくる。 短いまとまりの文章が出てきたりして、話があっちにいったりこっちにいったりしつつも、一つの大きなの世界観を作り上げている。ラジオ中の会話とか、とても良い。話に出てくる曲を流しながら聞くのがおすすめ。
0投稿日: 2017.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ある青年が、学生時代に帰省した地元でのひと夏の思い出を語る作品です。 30年前の作品でしかもデビュー作とは思えないほど、文章が自然に頭の中に入ってきました。 登場人物たちは互いの思いを飲み込んで通り過ぎていくため、読者としては消化不良とも感じてしまいますが、現実の自分たちがどれほど互いのことを曝け出して理解しあえているのかと言えば、それも納得せざるを得ないことなのかもしれません。 しかしそれは失望や絶望でなく、世界の捉え方の1つのスタート地点を示されたかのようでした。 言葉はなくとも互いに何の影響も残さなかった訳ではなく、それぞれの人がその場所から、少しずつ関わって、分かって、変わっていければ、と希望をもって思えるような物語であり、淡々とした作品ながら不思議と爽やかな読後感でした。
0投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログ騎士団長読了からなかなか違う作家の本に移る気になれなくて久しぶりに読み返すことにした。 荒っぽいし、不親切な感じは否めないけれど、今後につながる村上春樹感は大いに出ている。 話の流れではなく風を感じる小説なのかな?
0投稿日: 2017.03.31
powered by ブクログ村上直樹の小説は今まで何冊か読んだが、正直なところ私にはさっぱり良さがわからない。とはいえ、氏の作品が「大人」の魅力で溢れているということはわかる。作中度度登場するバー、洋酒、洋楽、赤裸々な性描写等。それがそのまま氏の著作の魅力となっているのだろうが、まだまだ未熟な私には鼻につくという感触しかつかめなかった。 どうやら三部作らしいので、続きもいつか読みたい。
0投稿日: 2017.03.30
powered by ブクログ村上春樹の小説は、内容や登場人物の言葉一つ一つを理解することは不可能に近いと改めて感じた。しかし村上春樹の独特の世界観を大いに楽しむことができる作品ではあった。
0投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【読書感想】「風の歌を聴け」 村上春樹 http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4062748703 内容(「BOOK」データベースより) 一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。二人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、“僕”の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作。群像新人賞受賞。 図書館で村上春樹全集1を借りました。「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」の2作品だったんですが、返却日がきてしまい「風の歌を聴け」を読んだ時点で返却。 私と村上作品の出会いは高校生のとき。 下宿が一緒だった同級生の男子が村上作品を好んで読んでいたところから始まります。 ただ、彼からはAKIRAの漫画は借りましたが村上作品は借りてません(笑) 「あなたはハマるタイプじゃないかもね」と言われたので、 『じゃあつまんないんだろうな』と納得して終わってました。 とりあえず作者の名前はここで覚えました。 大学時代。 友人の何人かは村上春樹を好んで読んでおりましたが、私はそれを横目に、スキーしてお酒飲んで卒業。 社会人生活。 ボチボチ読書を楽しみ始めるも、村上春樹はイマイチ興味がわかず手を出しておりませんでした。 ですがある日「どれ、そろそろ読んでみるか!」と一念発起。 「ノルウェイの森」上下巻を購入。 しかし、 上巻数ページで「意味わかんない」と挫折。 私の読書体験に「途中挫折」という黒歴史を残しました。 ということで、ここまで読めばわかりますように、 私はどちらかというと村上春樹の世界には入り込めないタイプのようです。 「村上春樹は純文学」 とか 「この作品のよさを理解できずエンターテイメント作品ばかり読んでるのは知的レベル低い」 とか、 Amazonレビュー見てると書かれているので、いつか理解できる知的レベル高い方に行きたいと思っているのですが、全然そっち側にはいけません。 ここから先はものすごく個人的感想です。書評じゃないです。村上作品好きな方、気を悪くされたら本当にごめんなさい。 もう、全然面白くなかった!! 「意味わかんないなぁ、最後までいったらなんかわかるのかなぁ」と思いながら読んでて、結局最後まで意味わかんなかった(笑) なにこれ?! まず、そもそも私はキザなやつが嫌いだ。 現実世界で、barでバーボンとか飲んでヒトのことを「キミ」呼ばわりする男、そうそういないでしょ? 登場人物が全員気持ち悪い。 なんなんだ? 主人公と鼠の噛み合ってんだか噛み合ってないんだかよくわからない会話は! あと女との会話も同じ。 います?こんな会話する人たち? 村上春樹が好きな友人に聞いたところ 「酒(おそらく洋酒)とジャズと海外文学を知ってるとまた読み方が変わる」と教えてくれまして、超納得。 私、酒はたしなみますけどどっちかというと焼酎だし、 ジャズよりJ-POPだし、 海外文学より日本文学だし、 全然交わらないもの、このオシャレな世界と。 あとそもそも酒やジャズや海外文学を知らなくても、この村上作品独特の空気感とか内面世界に共感できるところがあれば、深く入り込めたり理解できたり感動できたりするんだと思うんです。 でも、私、そこにも共感するポイントを見つけられなかったので。。 もう徹頭徹尾「なにいってんの」でした。 (繰り返しますが私の主観です。) 噛み合わない会話も、ちぐはぐに見える文脈も、 多分教材として研究するにはすごくいいと思うし、 論じる価値もあるし、深堀りするならすんごく面白味もあると思います。 じっくり何度も繰り返して読み込めば味わいも出てくるし、 深みも増すんだろうなぁというのもわかります。 ただそこに至るためには、まず作品への共感とか 理解できる部分とか面白く感じる部分がどこかにないといけないわけで、 その点においてまったく自分の琴線に触れるものをみつけることが出来ませんでした。 もしかしたら思春期に村上作品に出会っていたら、また違ったのかもしれません。 まだ心の柔らかい時期に読めば、多分すごく衝撃と感動を覚えたのかも。 この空気感を吸うにはいかんせん私は歳をとりすぎた。 あと、友人は、 「解釈が人によって違うという点において、村上作品はエヴァ的である」 といっておりました。 確かに「なにこれ?」状態で、これをどう感じればよいのかわからないので、人に聞いてみたくなります。 エヴァも意味わかんなくて見終わったあと「なにあれ?」となりますもんね。 (全然関係ないけど私の読書感想文ってなにかっつうとエヴァが出てきますねww) 人に聞いて解釈のしどころを教えてもらえれば、「なるほど、そういう捉え方があるのか」とわかりますが、そうでもしないと私単体ではなんにも感じれません。 むしろ私個人としては、作品そのものを楽しむことは全然できないけど、村上作品の読書感想や書評を読むのはすごく面白かったです。 以下は全部多崎つくるの感想文ですけど これとか (チェコ好き)の日記 http://aniram-czech.hatenablog.com/entry/2013/11/02/111443 これとか ドリーさんのAmazonレビュー http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A3LC3T2046SMQB/ref=cm_cr_pr_auth_rev?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview これとか 琥珀色の戯言 http://d.hatena.ne.jp/fujipon/touch/searchdiary?word=%C2%BF%BA%EA%A4%C4%A4%AF%A4%EB ドリーさんのレビュー、超笑えます。 すごくハマる人がいるのもわかります。吸引力があるとも思います。 でも、発売日に店頭に並んだり、お祭り状態になったりするほどのものでもないよな、とも思いました。 この人の作品って、どう考えても大衆受けするものではないですよね(笑) バカ売れしてるのが不思議。 うーーーん。 とりあえずやっぱり自分には合わないというのがわかったので 当分は村上春樹はいいかなぁって感じです。 余裕があるときに、また読んで、レビューで楽しむってのがワタシ的にはいいかも。 あと村上春樹のエッセイはいいらしいので、読むとしたら次はエッセイかなーー。
0投稿日: 2017.03.09
powered by ブクログなんだか古い感じ。いや、実際に今となって古いんですけどね。 一昔前の大学生ってこんな感じだったのかな。私の時代はどうだったんだろう。 まともな大学生してないから分かりません。 そういう私からすると、ものすごく上滑りしてるように感じてしまうのですよね…。 厨二病の延長のようでもあり、官能小説になりきれなかったもののようでもあり。 難しいな。
0投稿日: 2017.02.20
powered by ブクログ初めて読んだ村上春樹の作品。なんか薄かったしブックオフで100円だったから。オタクのツイートみたいで好きな文体だが引き込まれる作品かと言われると首を傾げざるを得ない。彼の作品を絶賛する人間が世界中にいるってことはこの世界観や表現に何か響くものが暗示されているのだろうが、残念ながら今の自分には強く靄がかかっているような印象だった。僕にも鼠にも自分を重ねられる部分はあって、特に鼠のキャラは好きだった。飲酒運転が減るのは良いことだけど、飲酒運転がなあなあになってた時代の方が良い時代だったようにも感じる。 ”もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要不可欠だからだ。古代ギリシャ人がそうであったように、奴隷が畑を耕し、食事を作り、船を漕ぎ、そしてその間に市民は地中海の太陽の下で詩作に耽り、数学に取り組む。芸術とはそういったものだ。” ”鼠の父親については僕はほとんど何も知らない。会ったこともない。どんな人なのかと僕が訊ねると、俺よりずっと年上で、しかも男だ、と鼠はきっぱりと言った。” ”かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。 高校の終り頃、僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。理由は忘れたがその思いつきを、何年かにわたって僕は実行した。そしてある日、僕は自分が思っていることの半分しか語ることのできない人間になっていることを発見した。”
0投稿日: 2017.02.10
powered by ブクログ大学の夏期休暇中、 海辺の街に起床した主人公は、 友人の鼠とビールを飲んだり、 4本指の女の子と親しくなったりと、 退屈な日々を退屈に過ごし、 そしてその夏がほろ苦く過ぎ去っていく。 青春を軽快なタッチで描いたデビュー作。 ノルウェイの森に通じるものがある。
0投稿日: 2017.02.01
powered by ブクログたまたま読むことになった村上春樹のデビュー作。初めて最後まで読んだ村上春樹作品に。 散々取りざたされてる文体にミーハー的な興奮を感じつつ、デビュー作でこの独特の雰囲気すでにあったのかーというところに素直に感心。 読み終わったとき「無」になる小説は好物です。
1投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
酒と女とセックスの雰囲気小説。 村上春樹のカテゴリが分からない。純文? とりあえずなにかを読んでみなきゃと思って、デビュー作だっていうし、薄いからここから手に取ってみました。大体二時間くらい。そんなにかかってないかも。 なんだろう、学生時代よく聞いた「雰囲気小説」ってこういうのを言うのかなって思いました。違うのかもしれない。 や、だって、筋、ないし。物語が具体的に動いてるようにも見えなかったし。断片をつなぎ合わせて、雰囲気を作りましたって感じ。言葉の使い方、面白い文章はちらほらと。たぶんこういうのが「村上春樹」なんだろうなぁって思った。好きなひとは好きそう。雰囲気を楽しむ小説。 ただまあ、ミステリ脳なんで、いつ死ぬんだろうってそればっか考えてた。殺人事件、起こらなかったね……。あと、鼠って女なんじゃないのって、最後まで疑ってたね。ちゃんと男って書いてはあったんだけど、性別トリックくるんじゃね? って思ってたね……。 抜粋。一番笑った箇所。 僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのレーゾン・デートゥル」と呼んだ。 そんな女、嫌だ(´・ω・`)
0投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログわたしの正義はあまりにもあまねきため…先日、関西学院と早稲田の甲子園ボウルを見に行きました。あまねきため、ってなかなか使わない言葉ですよね。 村上さんの作品は、答えのないパズルをたのしんで解いている感じで、その経過が楽しいです。で、どうなったの?って聞かれるとなんだかよくわからないことが多いですが、経過にはとっても満足しています。女の子の指が4本の意味とか、ネズミってなんだよってこととか…
0投稿日: 2016.12.28
powered by ブクログふとしたことで村上春樹熱が再燃し、再読しました。最初に読んだ時よりは「僕」の心境に近づけたように感じます。
0投稿日: 2016.12.25
powered by ブクログふわふわとつかみどころがない世界でしたが、少しずつ心に染み込まれた感覚でした。始終気怠い空気で、あらすじにある、「ものうく、ほろ苦」いというのがぴったりでした。友だちの影響で読み始めた村上春樹作品ですが、何度も読まないとこの世界を味わえない気がしました。余白がある感じです。
0投稿日: 2016.12.10ハルキストにはなれないかな
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が凄く面白くて、これはやっぱり村上春樹をもっと読まないとなぁと思って、次に読んだ作品。 期待が大きかった分もあると思うけど、正直それほどは響かなかった。 デビュー作なので著者も発展途上ということもあると思うけど、それでも文体やエピソードは村上春樹にほかならない。 ただ、(もちろん意図してそうなっているんだと思うけど)物語が断片的に感じてそこが自分の好みでなかったのかなぁ。 と言っても、つまらなかったわけではなくて、ところどころはとても面白いと感じた。 村上春樹の作品をもっと読んでみたいという気持ちはちっとも変っていないし。 5段階評価なので星の数は3点になっているけど、実際は3.5点というところ。
2投稿日: 2016.12.07
powered by ブクログ寂しかったんでついかってしまいました。村上春樹さんの本は何冊かよんだけど、デビュー作ということで。自分と比べていろいろと自分のことばかり考えた。タフになろうと思う。
0投稿日: 2016.12.03
powered by ブクログやっぱり村上春樹は合わん。 日常を意味有り気に描写して 深いなーーって思わせたい本 事あるごとに考え込んで語れるほど 世の中暇じゃないし緩くないよ!
0投稿日: 2016.11.30
powered by ブクログ村上春樹の作品ならではの独特な雰囲気が感じられる。 理由は分からないけど、どこかくせになる文章だなあと思った。
0投稿日: 2016.11.30
powered by ブクログ数年ぶりに再読。 やはり何度読んでも謎が謎を呼ぶ村上ハルキ作品。 小説に対する当時のハルキ氏の姿勢が表れた作品なのかしら。 語り手である僕の視点ながら時系列が行ったりきたりし、真実は語られず(「僕」と「鼠」と「指が4本しかない彼女」の関係はうっすら感じとらせるのだけど、明言はされない)、作中には存在するけど実在はしないデレク・ハートフィールドの影響を「僕」が述べたりして、良い意味で靄がかかって不安定さがある。 それに地方の街(町?)で起こる出来事と描写なのにすごく異国であるかのような印象。でも現実のどこでもないような。 ジェイズ・バーでわたしもビールとフライド・ポテトを食べたいものである。
0投稿日: 2016.11.25
powered by ブクログ男子大学生が夏休みに地元に帰って友達とビールを飲んで指が4本しかない女の子と知り合う話。 村上春樹ってこんなんだったわ。何の話なんかよく分からんけど、なんか雰囲気があるっていう。
0投稿日: 2016.11.25
powered by ブクログ「離婚した女の人とこれまでに話したことある?」 色んな背景を持った人との凡庸な出会いと突然の別れ。現実からちょっと離れられるような不思議な交友。 個人的には一文目ですでに村上春樹を感じられるのがすごいと思う。毎回のつかみが上手。 使いたくなる単語・セリフが多くて、何回も読み直したい作品です。
0投稿日: 2016.11.20
powered by ブクログ村上春樹の小説で一番好きなのは、と聞かれたら間違いなくこれを挙げる。個人的に男女の物語よりひとりの男の話の方が好きだ。 文章を書くことについて、話すことについて、金持ちについて、本について、人を許すことについて。 感想としてまとまった言葉がでてこない。それはそういうものとしておく。おそらくこの本を読んで感じたことは言葉としてでなく行動に表れるだろうから。
0投稿日: 2016.11.10
powered by ブクログ数か月前に一度読んだが、全く味わうことができなかったため再読。今回はこの作品の、青春のアンニュイなひと時が溶けていく淡い味わいを感じることができた。 特に何か目標があるわけでもなく、ただものうく時を過ごす大学生。青春のひと夏は確実に、不可逆的に過ぎ去っていく。半端に悟ったような、冷めたモラトリアムと、時の無常とが、作品全体を覆う言いようのない気だるい雰囲気を生む。読後には、濃度の薄い切なさや儚さ、さらにはある種の爽やかさのようなものが残る。 この作品における青春のひと時の描写は、まさに大学生の最中にいる私にとって、詩的文学的な趣を感じさせるものだ。このようなモラトリアムを過ごすことへの、センチメンタリズム的な憧れもある。 しかし、この作品はおそらく、同じように特に目的意識やモチベーションもないまま、なんとなく大学生活を送る人間に最も味わい深い文学になるであろう。その意味で、何を拠り所にしてどこを目指して生きていけばいいか分からなくなっていた6月あたりに読むのがベストだったかもしれない。よく分からないけどとりあえず色々なことに首突っ込んでみよう、という前向きな思考になっている今の自分は、「僕」と相異なる部分があることは否めない。 ただこの作品と母の解説を通して、村上春樹の中心となるテーマを感じることができた。今の前向きな思考が消え、袋小路に入り、憂鬱な青春のひと時を過ごすようになった時、村上春樹の文学にカタルシスを求めたい。
1投稿日: 2016.11.04
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。150ページくらいの薄さだから小一時間程で読める 海辺の町で友人とビール飲んだり、介抱した女の子と仲良くなったりする話 特に盛り上がる箇所はなく、これでもかってくらい村上春樹っぽい言い回しが出てくる あと主人公が常にビール飲んでる さらっと読めるし、まぁまぁ面白いかな?
0投稿日: 2016.10.31
powered by ブクログ個人的にはそんなに好きになれない。 ただ、村上さんの本によって日本の小説が海外に出て行きやすくなった理由はよく分かった。 きっと合う人には合う本なのでしょう。
0投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログやっぱりというかなんというか、この人の小説を完全に咀嚼することはできないのだなと。 だからこそまた時間が経ってから読みたくなってしまうところがある。 それでいて強烈に情景が焼き付く感じが、いいなぁと思う。 ただのリスト、ただのノート。
0投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログ正直な感想は「えっ?これで終わり」という感じ。この方の著作は過去にいくつか読んだことがあるのだが、いまだに「どこが魅力なのか?」かが解らない。一文一文心情などを考えながら読むべきなのか、さらりといくつかの物語のポイントを拾ってその部分の感動の余韻に浸るべきなのか。もしかすると物語の心情を理解するには自分が齢をとりすぎたのかもしれないとも考えられるけど。読み終わってからそんな難しいことが頭をよぎる。「中国行きのスロウボート」でいいなあと思い読み続けているのですが、まだまだ理解するには時間がかかりそうです。
0投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログ初めて読む村上春樹。図書館で手に取った一冊がたまたま彼のデビュー作だった。ただそれだけのことだ。 うーん、まだ一冊目なんですが、ラノベ、捕物帳、SF脳の自分にはかなり取っ付きにくい文章でした。 読み返してみると、なんだろう、ストーリーは、つげ義春、絵のタッチはわたせせいぞう といった印象を受けた。 本文とあとがきのトーンがあまり変わんないと思ったのは僕だけ?^ ^;
0投稿日: 2016.08.03
powered by ブクログ(2021.8.28) 再読。夏の弔いにはうってつけの一冊だと思う。 気がつけばこの文章を書いている僕と同じ年齢になってしまったんだな。読み終えるまでの間にジントニック3杯と缶ビール2本をのんで酔いがまわって、それでようやく初めて僕と鼠の輪郭がうかんでくるような気がする。 夏の終わりにはきっと誰もがだれかに会いたくなって、孤独感、寂寞感、焦燥感、憂鬱感、期待感、無常感、まとまらないすべての気持ちがここに詰まってる。たとえば僕がかつて寝たことがある三人の女の子や、今年出会った一人の女の子のこと。 今年の夏は長めに帰省して、10年ぶりくらいに幼馴染と再会できたのだけれど、お互い変わらないものに触れて喜びを共有しつつでもやっぱり私にとってはそれはもう、「さよなら」と言って、「元気でね」と別れるだけの夏なんだと思った。 夏の終わりにこうした気持ちになることを青春の一片と呼ぶのであれば、私はずっと青春の中にいる。 ** 『私は貧弱な真実より華麗な虚飾を愛する。』 それがクールさとどう関係しているのかは僕にはわからない。しかし年じゅう霜取りをしなければならない古い冷蔵庫をクールと呼び得るなら、僕だってそうだ。 (2016.7.30) ほぼ一年ぶりに再読してのレビュー。 親しい友人にすすめられて村上春樹というものを訝しがりつつ初めて読み、そしてまんまと衝撃を受けたのが、もう一年前。 そして今日までに彼の小説を貪るようにすべて読み尽くしたのだから不思議なもんだ。 このデビュー作を読んでの第一印象は、支離滅裂なような文章構成がとにかく斬新でクール。 琴線にふれて心を鷲掴みにし、私もそれを鷲掴みに仕返して大切にとっておきたくなる一文がいくつもあります。 夏の終わりのさみしさと、脆い青春の質感が融合して独特の世界観をつくりだす本当に素敵な小説です。 やっぱりビールが飲みたくなる。
7投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログ【小池博明先生】 学生諸君への推薦図書に何を選ぼうかと悩みましたが、やはり十代の頃の愛読書がいいだろうと、この本にしました。今や世界的作家となった、村上春樹のデビュー作です。1970年の8月8日に始まり18日後に終わる、軽快なタッチの友情と恋愛の物語です。思春期から青年期にかけて、誰もが周囲との疎外感や違和感に悩みます。私も例外ではなかったわけですが、そうした思いに、この小説が描く「デタッチメント(関わりのなさ)」がたいへん心地よかったのです。それまでの小説にない洒落た言い回しも好きでした。どうしようもない疎外感や違和感を抱いている人は、この小説を読むと少し気分が軽くなるかもしれません。筋がわかりにくかったら、同じ作者の初期の短編集『螢・納屋を焼く・その他の短編』(新潮文庫)・『中国行きのスロー・ボート』(中公文庫)が、読みやすいでしょう。でも、村上春樹がノーベル文学賞の候補になるような作家になるなんて、当時は全く思いもしなかった……
0投稿日: 2016.07.28
powered by ブクログ村上春樹は最初から村上春樹の文体だったんだなあと思った。初期三部作が重要っていうふうにある本で言われていたので、次は1973年のピンボールと羊を巡る冒険を読んでみようと思う。
0投稿日: 2016.07.18村上春樹さんの作品の中ではこれが一番好きです。
村上春樹さんのデビュー作で、自分が落ち込んでいる時に読めば励みになる内容でした。 ジャズ喫茶を経営し夜中まで働いてても、精神的にも肉体的にも疲れてしまった自分が 文章を書くことで救われていく、完全な文章も、求めている幸せもつかめない主人公が 不完全でありながらも恐る恐る小説を書いていきます。自分の思いを文章にして書き出すことによって もしかしたら将来には自分は救済されて幸せになれるかもしれない。という思いが伝わってきます。 この作品は読者によっては受け取る内容にかなり違いがあるかもしれませんが、 内向的で内気な性格の方ならきっと村上さんが伝えたいメッセージは伝わると私は思います。
3投稿日: 2016.07.12
powered by ブクログ村上春樹の小説はなかなか理解できない。 文章量が少ないのですぐに読み終わったが、 友人の鼠と彼女と自分の関係で 何を伝えたかったのかよく分からない。
0投稿日: 2016.07.02
powered by ブクログビブリオバトルをしようと思って、小中学生に声をかけている。どうやら、いくつかの学校で取り組んでいるらしく、強制的にやらされているせいか、やりたくないという生徒が多い。それでも、幾人かの本好きが興味をもって声をかけてくれている。私も、何か中学生に紹介しようかと思って、再読した。これはどうかな? バトルには勝てないな、というのが正直なところ。そりゃ、「カフカ」とか「1Q84」とかの方がストーリーとしては派手だし、バトルには有利だろう。だけど、村上春樹の最初の作品、いつか再読したいと思っていたからよい機会にはなった。夕方に思い立って、遅い夕飯をつくりながら読み切った。60年代の雰囲気がよく伝わる。しかし、タバコをよく吸うなあ、男も女も。そして何より驚きは飲酒運転。いまなら考えられない。それから未成年の飲酒。21世紀に入ってからなんだろうな、うるさく言われるようになったのは。80年代、我々の学生時代も、18歳で皆飲酒していたし、90年代、仕事のあとでお酒を飲んで、意識もなくバイクで帰った人もいた。よくそんなことしていたなあ、と思う。しかし、今の中学生たちはこれを読んでどう感じるのだろう。さて、私のはじめての春樹作品は「羊をめぐる冒険」だった。そのあとに、本書と「ピンボール」を読んだ。せっかくなので、書かれた順に読み直してみようと思う。小説だけでも全作品読み直すか??? それから、ハートフィールドという作家、全く意識したことなかった。本書は大学1年の頃に読んだと思うが、ライフスタイルまで春樹の影響を受けるのは、もう少し後になってからだったのだろう。最後に、34節から引用しておく。「僕は時折嘘をつく。・・・しかし、もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない。」これは一体、価値のある真実なのか、それとも嘘か。
0投稿日: 2016.06.30
powered by ブクログどの村上春樹もそうですがこんな学生生活したいなという憧れを強く感じました。章が変わると語り手が変わることもあり、色々と複雑に絡み合っているなという印象です。一度頭を整理してから再読したいと思います。
0投稿日: 2016.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1970年8月8日から8月26日までの物語 大学生の〈僕〉は帰省して、友人の〈鼠〉と行きつけのジェイズ・バーでビールを飲み、介抱した女の子と親しくなり、海辺の町のたいくつな夏休みを過ごす、セックスも殺しもない。 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 僕はノートのまん中に1本の線を引き、左側にその間に得たものを書き出し、右側に失ったものを書いた。 「得たもの」と「失ったもの」のリスト。 〈鼠〉心に欠けているモノがある 〈女の子〉左手の小指が欠けている、妊娠と堕胎 得たものはなんだろうか。
0投稿日: 2016.06.21
powered by ブクログふと、気づいてしまいました。著者の初期の作品を読んだことがないってことに。で、いまさらながらデビュー作を手に取ってみました。 あきらかに日本が舞台なのに、どこか異国めいた雰囲気が漂っていて、無国籍映画を観ているような気がしました。 クールでニヒルで、謎だらけ。さすがです。第一作目から、独特の世界観をすでに創り上げていらしたんですねぇ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
0投稿日: 2016.05.31
powered by ブクログ言わずと知れた村上春樹のデビュー作。 続編にあたる「1973年のピンボール」を読もうと思って、久しぶりにこっちを読み返しました。 この人の本の中ではなんだかんだこれが一番好きかもしれません。 メッセージ性や面白いストーリーやびっくりするオチなんかも何もないんだけど、魅力的な登場人物と綺麗な文章があればそれだけで素晴らしく、そしてそれが前提条件としては何よりも大事なんだと思わされます。 「文章を書くたびにね、俺はその夏の午後と木の生い茂った古墳を思い出すんだ。そしてこう思う。蟬や蛙や蜘蛛や、そして夏草や風のために何かが書けたらどんなに素敵だろうってね。」 この一文が本当に好きです。 デビュー当時29才で、自分に小説が書けるなんて全く思ってなかったという著者も、こういう小説が書きたかったんじゃないかな。 だからこその「風の歌を聴け」というタイトルなのかなと思いました。
1投稿日: 2016.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デビュー作からずっと村上春樹なんだと実感. 読んだのに,ラストどうなったとか割りとどうでもいいし,登場人物の名前もあんまり覚えてない. でもいくつかの情景は残していく.何年たってもこの本を思い出すと,「最低」と残された書き置きとか,レコード屋とかは忘れず浮かぶんだと思う.
0投稿日: 2016.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ビール飲みながらフライドポテト食べたくなった。羊をめぐる冒険を先に読んだことがあったので、これから起きることを考えてひどく残念な気持ちにもなった。
0投稿日: 2016.05.17
powered by ブクログ著者の作品を読んでみる中で挑戦。 デビュー作といいつつ、 何なんだろう。この理解しきれないけど、 ついつい読み進めてしまう不思議な世界観。 第一作からこの作風が既に出来上がっていたんだ! という感嘆を覚えた一冊。 彼の作品を読んだことがある人はもちろん、 初めての人にもオススメ☆
2投稿日: 2016.04.30
powered by ブクログ村上春樹の処女作とのこと。 文章に若々しさというか勢いがあるように感じる。 原点らしく素直に読めて良い。
0投稿日: 2016.04.10
powered by ブクログ村上春樹を読むときにいつも感じることは圧倒的な個性だ。 自分では絶対に考えることのできない唯一無二の世界観がこの作家の物語からは感じる。(その世界観が合う合わない人がいるのは当然でどちらかというと自分は合わない方だと思っている。) でもこのデビュー作を読んでみて、まだこの作家が一般的な感性を残していた残滓を感じることができた。 なんだ、この人だって普通の感性を通過して誰にも表現できないような世界観を作っていったんじゃないかという安心感を得た。 しかし一つ間違えればとてつもなくいたい内容なのにそれを低い温度で保つ独特なバランスはさすがだしその後の多くのフォロワーを生み出したことも納得できる。 内容はすぐに忘れてしまう気がする。実際読み終わった直後の今ですら半分くらいしか覚えていない。 ライトに空気感を楽しむ読み物なのだと自分は思う。
1投稿日: 2016.04.09
