
総合評価
(1130件)| 223 | ||
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powered by ブクログ再読して星五つに更新。夏に読む「風の歌を聴け」は他の季節では味わえないノスタルジーを届けてくれる。劇的なことなんて何一つ起こらないけどじんわり人の心にキズをつける。「何がいいかわからないけどなんとなくいい」は村上作品のあるあるだと思うが個人的にはデビュー作にして最高純度かと。 村上作品において、男の子が女の子を口説くシーンは常に面白い(と僕は思っている)が本作も例に漏れず面白い。 「ねえ、もしよかったら一緒に食事しないか?」 「一人で食事するのが好きなの。」 「僕もそうさ。」 「そう?」 「じゃあ、なぜ誘うの?」 「たまには習慣を変えてみたいんだ。」 「一人で変えて。」 口説けてるのかどうかもよくわからない体重の全く乗っていない会話。でもどこか惹かれてしまう。
11投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログ村上春樹の小説の"僕"像みたいなものが、この頃からすでに、当然のものとしてあった "ジャズ喫茶を経営しながら、何にも囚われず、思うまま書いた"感が全面に出てた
8投稿日: 2021.08.24
powered by ブクログ雰囲気で語る本だなと思った。 風景描写に気持ちを入れ込むやり方に どこかひっかかれるような違和感を感じながら 傍観者になる感覚 「あらゆるものは通り過ぎる。だれにもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風にして生きている。」
0投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログ内容はイマイチ分からなかったが、今の季節に読んで正解だったなと思った。夏の描写が多く、爽やかさを感じられた。鼠とジェイ以外の名前が出てこなかったため、「女」と出てきてもどの女か区別をつけるのに少し時間がかかった。所々にでてきたラジオはなんだったんだろう?
0投稿日: 2021.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
若さを存分に楽しみ、苦しむ日々。 もう2度と会えない人たちが、主人公の僕の人生を通り過ぎていく様子が切なく感じた。 “あらゆるものは通りすぎる”
0投稿日: 2021.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以下本文から抜粋(ネタバレ注意) “彼女はレコード屋をやめ、アパートも引き払っていた。そして人の洪水と時の流れの中に跡も残さず消え去っていた”
0投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ1970/8/8書き始めたという小説。 奇しくも2021/8/8に再読。 初読は、もう30年前になるか。 それからどっぷり漬かった村上春樹小説。 ご無沙汰していたが、あの頃のザワザワ感は薄れてきたか?相変わらずの虚無感は漂うけど…。 2020東京オリンピック閉会式の日。
1投稿日: 2021.08.08
powered by ブクログ爽やかで軽快な文章で、流れるように読み進めることができる。ある意味まともな文章ではないから読んでいて飽きない。この作品は理解しなくても良い。感じることができればいい。 思っていることを話さないことは罪で、思っていることさえも話せなくなる人間になってしまう。この小説では語らない者を悪く言う文章が多く存在してる。自分でも気づかないうちに周りは離れていく。鼠や女の子がそうであるように、自分が語らなければ相手も語ってくれない。架空の小説家ハートフィールドは自分のことを書くことを嫌い、そして周りからもほとんど認知されないまま自殺してしまう。ハートフィールドの無惨な死を自分と重ね合わせているところにも、語らぬことの罪が表現されているなと感じた。 宇宙に比べればちっぽけな自分が、風のように離れていった4本指の女の子に対して抱くノスタルジーな感情が美しく感じた。
0投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログ村上春樹のその後の名作の原点。 デビュー作の最初はそのアーティストのそれまで自分の中で溜めて育てたもの、これから表現したいものが抽出され、荒削りのざらついた結晶のような質感と美しさがあります。まるで、ビートルズのI saw her standing there, ニルヴァーナのblew,メセニーのbright size lifeのごとく。 「完璧な文章などと言ったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 「昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか。」 村上春樹の小説の中でも特に大好きな小説です。ビールが飲みたい。
0投稿日: 2021.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 どこかで聞いたことのあった書き出しはこの本のものでしたか。不意に手に取った本が村上春樹のデビュー作だったことにも驚き。 タバコとアルコールの匂いで満ちる暑苦しい夏の夜の空気を味わうことができた。
0投稿日: 2021.07.25
powered by ブクログハルキストなる存在が気になって原点を読む事に。私自身、生きた時代がこれよりちょっと遅いためか、姉の世代が生きているこんな感じにちょっと憧れたかもな、と言う印象。
0投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログ日本を代表する作家、村上春樹の記念すべき長編第1作目。作品全体を通してある種の告白録のような体を成している。"自己療養へのささやかな試み"(p.8)として、元恋人の死からずっと絶望感を抱いていた若者の一夏の物語を描いている。そのなかで、"今"を生きること、希望を持つことをテーマに扱っていたと感じる。 p.152「あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることができない。」 p.7「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 以上の2つのセンテンスは、読者へのメッセージであるとともに、村上春樹自身が自分に言い聞かせているように感じた。 作品全体を通して、故郷である海辺の街への郷愁・ノスタルジアが漂っていて、オースターの「ムーン・パレス」のようなアメリカのポストモダン文学っぽさを感じた。
0投稿日: 2021.07.06
powered by ブクログきちんと理解しきれないまま終わった。 掴みどころがない感じがしてしまう。けどサラサラ読める。 このシリーズとりあえず一通り読んでみようかな。
2投稿日: 2021.06.30
powered by ブクログ風の歌を聴け/村上春樹 再読数十回目読了。 前半そのまま、後半お風呂で。 全体に漂う喪失感。 その一つ一つの文に意味があるのではなく、きっとその作品全体で意味を作ってる。それを確実に掴めることはできないけれど、ふと触れるそれがまたリアルに思う。 やっぱり好きだなぁ。
0投稿日: 2021.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生きてる作家になんてなんの価値もないよ。 「何故いつも訊ねられるまで何も言わないの?」 「誰もが知っていることを小説に書いて、いったい何の意味がある?」 あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。 僕たちはそんな風にして生きている。 作中より引用 感想が1600件越えはなかなか見ませんね。小説はたいてい1作目がよく読まれている気がします。メジャーなシリーズものですらその傾向が強く、ハリーポッター(賢者の石も1600越え)も確かそうだったはず。 鼠三部作、デビュー作を十数年ぶりに読み返しました。冒頭のチャプター1だけでも読む価値があるように思えます。光るものがあるという意味合いでは、既にある種の文体が確立されているようにも感じます。新人賞の応募作品なので字数制限からか中編サイズ。40にわかれた断章はカートヴォネガットのよう。鼠とサリンジャーを重ねて読んだりしました。 デレク・ハートフィールドの本を求めて多くの司書を困惑させたというエピソードが微笑ましいくらい、あとがき風の文章も念入りなフィクション。 『騎士団長殺し』や『1Q84』を読んでからなので、一人称形式が逆に新鮮。初期の作品は短編だけでなく中編、長編も一人称が多かったかと記憶しています。登場人物は最小限。小説世界における人称は案外馬鹿にできないもので、ガラッと印象は変わります。まだミニマルな世界の捉え方で、それでも静的な俯瞰とクールな諦観のある『僕』は間違いなくここから始まったのでしょう。 他、読点の使い方、漢数字ではなく普通の数字が使用されるオーソグラフィーの変遷も感じながらも特に気にはなりませんでした。 完璧な文章は存在せず、とは言えども79年から今日まで読み続けられるこの作品の耐久力の強さには恐れ入ると同時に未来の古典に触れているような感慨すらあります。 批判(ほとんどただの悪口という部類が多い)をするためだけに読まれる作家の筆頭株でもある村上春樹さんですが、良い文章、小説たくさん書いていますよ、と声を大にして言いたい。 だって、完璧なんてないのだから。
2投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ通算15回は読んでます。主人公の生まれ故郷の小さな町の描写がとても好きです。そこに住む人、そこから離れる人、そういった人たちの心模様がもの静かに、まるで夜の風の匂いを漂わせるように描かれているさまに惹かれるのだと思います。
2投稿日: 2021.06.05
powered by ブクログ一つ一つの文章は細かくて、文頭から文末までに色んな小細工と洒落が詰め込まれてて面白かった。 けど、一冊の本になったときに面白さが伝わらなくなった。 内容を楽しむというより、村上春樹の言葉遊びを楽しむための本。
0投稿日: 2021.06.04
powered by ブクログエッセイを読んで、気になって買ってみた村上春樹一冊め。 やっぱり少し難しかったけど、言い回しとか表現が大人っぽい。他のも読んでみたい。
0投稿日: 2021.06.03
powered by ブクログ短い文章を集めたオムニバスCDのよう。 一貫しているようで、全く違う話が登場したり、誰の台詞なのかが直感ではわからなかったり、明るいのか暗いのかもバラバラ。 それらをオードブルのように集めて載せて、食べさせ(=読ませ)、受け手に解釈を委ねることによって、ようやっと一編の小説として完成するのかもしれない。 34章が好きでした。サンドイッチ、コーヒー、映画、太字の嘘つき
0投稿日: 2021.05.27
powered by ブクログ理屈はないけどおもろい こんなに何も書いてない小説はない 鼠の小説の女と自宅で寝ていた女は繋がってるのだろうか?他にも色々と繋がりを発見出来た4回目だった。あと三人目の彼女にした嘘はどれなんだろう。
0投稿日: 2021.05.21
powered by ブクログ遥か昔、二十代の初めに、村上春樹の「1973年のピンボール」を読んだ。 「風の歌を聴け」「羊をめぐる冒険」との三部作とも知らず、文学の意味さえよく分からない頃に読んだ。 先日、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」を買う時、同じ並びに村上春樹の作品があり、最初、昔読んだ「1973年のピンボール」を買い直そうかと思ったが、まず三部作の一番目をと思い、「風の歌を聴け」にした。 昨日、今日の通勤、帰宅の電車で全部読み終えた。 読んだというよりは、頭を通したという感じだろうか。 最初から最後まで、目を通すということなら、すぐ読める。 しかし、疑問を持ち始めたら、なかなかそうはいかない。 散りばめられた音楽、文学、映画に何らかの意味なり意図なりがあるのか。 登場する女性は全て、彼女なのはなぜか。 デレク・ハートフィールドとは。 謎解きを始めたらキリが無さそうである。 村上龍の「限りなく透明に近いブルー」にも、音楽、文学、映画が出てくるが、意味合いは違いそうである。 何、丁寧に読み返すか、或いは三部作を読んで考えようと思う。
0投稿日: 2021.05.14
powered by ブクログ『完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね』 『いろんなことを考えながら50年生きるのは、はっきり言って何も考えずに5千年生きるよりずっと疲れる』 『死んだ人間に対しては大抵のことが許せそうな気がするんだな』 『立派な人間は自分の家のゴタゴタなんて他人に話したりしないわ』 『もし僕たちが年中しゃべり続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値など失くなってしまうのかもしれない』 酒、音楽、セックス、死。 沢山の素晴らしい文章が散りばめられている。
0投稿日: 2021.05.14
powered by ブクログ物語としては何も起きない。 なんだこれ、と思ったが、一節がなんとなく心に残った。「もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要不可欠だからだ。」 芸術というものは、生活と切り離されたところで極められるということなんだろうか。これは、生きるために必要のない情報のなかに芸術があるんだ、ということなのかな。 全く物語に必要のない詳細な情景描写も、無駄なことを細かく想像する力やそれを表現する力はすごいな、とも考えられる。人が何かを想像するときにはある程度目的のものに関連したところまでしか想像しないと思うが、この本は本当に無駄なところまでかなり細かく描写されている。 好き嫌い分かれそう。自分はふーん、そういう本もあるんだ。なるほどねぇ。くらい。
0投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログこの本を読むと文章を書きたくなったなー。 この街の舞台は自分が住んでいるからか なんとなく瀬戸内海をイメージしてしまった。
0投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ内容は明日には説明できなくなるくらいよくわからなかったけど文章の雰囲気がおしゃれでストレス無く読めた。
0投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ何年か前に読んだ気がするけれど、内容をすっかり忘れてしまったので再読。 特別な設定や事件がある話ではないから、きっとまた数年で忘れてしまいそうだけれど、、読んでいる間は、海辺のザラッとした風を浴びているような、心地よく切ない感覚。 印象に残ったのは鼠の台詞。 「誰もが知っていることを小説に書いて一体何の意味がある」 書く人間にとって、これはまさに真理。
0投稿日: 2021.05.10
powered by ブクログ「作家の書きたいことはデビュー作に全てが表れている」これは私が小さい頃父に教えられた"裏技"である。本当のところは果たして父から聞いたのかは忘れたが、読書家の父なら言いかねないことなのでそういうことにしている。さて村上春樹のデビュー作である今作で何を伝えたかったのか、読み始めるとまず「芸術を求めるならギリシャ人が書いたものを読め」となんだか怒られた気がした。 作品を通して感じたのは希薄な人間関係と、それでも嫌いになれない登場人物たちの出会いと別れの切なさだ。主人公は全然人に執着しないし、鼠も全然自分のことを話そうとしないし、女の子なんて名前から何まで全て謎のままだ。それでも、人を遠ざけているようで求め合っている様子が随所に伺える。ここに自己矛盾を感じ、全私の共感を生んだ。私も人を限りなく遠ざけながらそれでいて寂しいと感じる自己矛盾を感じているのだ。なのにうかうかしていると時間だけが青春を削り取っていくので誠に遺憾である。のんびりと「よーい」しているといつの間にか周りの人はとっくに「どん」で走り出した後なのである。いくら主人公たちのように隔離された田舎で循環するような時間を生きていても東京はとっくに未来へと進んでいる。 作品中にたびたび登場する音楽を聴くとより懐かしく、とっくに過ぎ去ってしまった取り返しのつかない郷愁の念を感じる。特によく出てくるザ・ビーチボーイズの「California Girls」という曲を聞いていたため、関係ないのに自分の青春とこの曲が結びつきそうである。自分の青春の曲はもっと華々しいはずである。甚だ忸怩たる思いである。 誠に私事であるが村上春樹が私の在籍する大学の先輩であることを恥ずかしながら先日知った。学内に村上春樹ライブラリなるものができたらしいので気が向いたら行ってやろうと思う次第である。
36投稿日: 2021.05.05
powered by ブクログ夏と青春を感じた。 物語はよくわからなかったけど、私は好き。 ちょっと硬派な感じがする。鼠とは逆に春樹の小説はセックスシーンが多々出てきますね。 私が好きなニーチェの名言も出てきて嬉しかった!! でもどうしてこの人はこんなにいろんな音楽や作品を知っているのかいつも不思議に思う
10投稿日: 2021.05.04
powered by ブクログ世の中にここまで難解な本が存在するということを知らなかった。そりゃ豊富な語彙で、あるいはむずかしい専門用語で現代社会やあれそれについて語った本はもちろんわたしにとっては無茶な本ではあるが、そういうことではない。村上春樹はずいぶんと違うらしい。高校の教科書で『鏡』、あとはほかに『海辺のカフカ』も読んだが、文章のひとつひとつはうつくしくて煌びやかでわかりやすい。平易とまではいかないが、少なくともとっくり読めばそっくりその一文の内容はわかる。しかしそこに串を通してみようとすると通らない。こういうとき、人はみずからの手でむりやり串を通してしまうのだろうが、わたしはばかで不器用なのでさっぱりやりかたがわからなかった。しかし一粒一粒はいやに美しいのである。嫌になる。 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 (この本を買った理由の一文) そしてその時、象は平原に還り僕はより美しい言葉で世界を語り始めるだろう。 (序章。今、僕は語ろうと思う。の一文からすでにいい) 「気分が良くて何が悪い?」 (どうにもデレク・ハートフィールドは架空の人物らしいが、この著作については読みたくてたまらない。本屋に行くたび探してみようと思う) 「君が山羊、僕が兎、時計は君の心さ。」 (精神科医の例えばなし。よい) 僕は天使の羽根が大学の中庭に降りてくる光景を想像してみたが、遠くから見るとそれはまるでティッシュ・ペーパーのように見えた。 (じぶんの視点をぐりぐりと想像の中で動かせていて不思議だ) もちろんどんな墓にだって意味はある。どんな人間でもいつかは死ぬ、そういうことさ。教えてくれる。でもね、そいつはあまりに大きすぎた。巨大さってのは時々ね、物事の本質を全く別のものに変えちまう。(中略) 俺は黙って古墳を眺め、水面を渡る風に耳を澄ませた。その時に俺が感じた気持ちはね、とても言葉じゃ言えない。いや、気持ちなんてものじゃないね。まるですっぽりと包み込まれちまうような感覚さ。つまりね、蝉や蛙や蜘蛛や風、みんなが一体になって宇宙を流れていくんだ。(P118,119 ここらの表現がまるごとこの本でいちばん好きだ) 「嘘だと言ってくれないか?」鼠は真剣にそう言った。 (鼠の恋人が小指のない女性、という仮説を読んではっとしたが、ほんとうにわたしはばかなので、初読時はつゆほども気づかず、鼠がなにに怯えているかさっぱりだった。今でも半分はわからない) 「ひとつ質問していいかい?」「喜んで。」「君は何を学んだ?」大気が微かに揺れ、風が笑った。そして再び永遠の静寂が火星の地表を被った。若者はポケットから拳銃を取り出し、銃口をこめかみにつけ、そっと引き金を引いた。 (衝撃だった。ハートフィールドが村上春樹の入れ子の人物なら村上春樹自身の文章がうまいと言われるのも当然である。しかし15億年という月日の前でもわたしがこころから学べることはないらしい) 僕は・君たちが・好きだ。 (10年経っても覚えていられるかはわからないが、少なくとも覚えていたいとは思った)
1投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログデビュー作って知らなかったし知って驚いた なんていうんだろ、物語の枠じゃなくてことばがぐんぐん入ってくる感じ。 読んでてすごく心地よかった。 本は一回読んだらいいって思ってたけど、なんだかまた読みたい、何回も読みたいって思ってしまった。
1投稿日: 2021.04.29
powered by ブクログ2021.04.23. 再読了。 何度読んだろう?何度目かの読了。ふと「僕と鼠」もののダンスダンスダンスの一説が頭によぎり読み直し。 読み直す度に受ける印象がかわる作品。サクサク読めるしまた気持ちが向けば読もうと思う。 「みんな同じさ、、、強い人間なんてどこにも居やしない。強い振りのできる人間が居るだけさ。」
0投稿日: 2021.04.25
powered by ブクログアルコールを飲んでいるような感覚が残る、ノスタルジーに浸る本。 言いたいことははっきりとは伝わらないけど、昔にこういう「喪失感」であったり、感傷に浸る経験が多くある人に、寄り添ってくれるような本。 “僕は・君たちが・好きだ。” これはこの本を読んで感傷的になっている全ての人に向けられた言葉なのかな、と勝手に受け取った。 私もこの村上春樹の文体が好きです。
3投稿日: 2021.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
理解度を数値化すると10%あればいい方って感じ 死んだ元彼女に言ったただひとつの嘘はなんだったんだろう。 村上春樹の描く主人公は、本作の科白においては自分のついた1つだけの嘘に対して「しかし彼女は間違っている」という俯瞰的視点から自分を見つめるタイプが多いと思った。 なんかかっこよくて好き。
0投稿日: 2021.04.13
powered by ブクログ寝たきりの少女が世界がどうなってるかわかったら安心して死ねるかもしれないっていってて、 なんか全体的にそんなかんじがした。 自分が知ってるのは身の回りの具体的なことだけで、それは酒と死と性がほとんどで、なんかよくわかんないんだよね〜みたいなことを言われているように感じたけど実際のところどうなんだろ。
0投稿日: 2021.04.13
powered by ブクログ中学生の時、この辺の春樹の小説を夢中で読んだ。よくわからないけどなんかオシャレだし性的だし楽しいなという感じだっだが、よく読んでみたら本当に恐ろしいことが書いてあるじゃないかよ。こういうことが現に起きてるじゃないか。周りの大人が「こんなの文学じゃない」とか、「もっと読むべきものがある」とか散々言われたが、みんな怖くて春樹を叩いていたんじゃないか。
1投稿日: 2021.04.11
powered by ブクログ村上春樹という作家を食わず嫌いにならず、ちゃんと向き合ってみようと思って手にした本。 …でもやっぱり分からなかった。 文章が終始、何が言いたいのか…軸が左右にぶれすぎてて分からない。 その混沌さが実世界なのだ、というメッセージなんだろうか。 出版されたのが1982年。 もしかしたら、当時はまだアメリカ文化に強い憧れを日本人が持っていた時代なので、例えばバーに通うとか、女性とのやり取りとか、タバコを吸うなんていう生活に憧れた人たちが、村上春樹という人を今なお熱狂的に支えてるのかしら…と想像しながらなんとか読み終えた。 …やはり私には難しい。
1投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログ高校生の頃に一度読んだものの 頭が「?」でいっぱいになった覚えがあったため 改めて最初から読み直してみた。 読み直してみると、案外、気持ち良く読めた。 文章も読みやすい。 人との呆気ない別れや、案外ドライな心模様等… 大人になったからこそ理解出来る部分も多々。 ただ、初読での村上春樹に対する苦手意識を 余りにも引きずってしまっているので 今後、著書をもう少し読んで 真っ新な気持ちで楽しんでみたい。
1投稿日: 2021.03.31
powered by ブクログ村上春樹は抵抗ありだったけど、デビュー作でもあるこの作品はなかなか良かった。 女性のセリフ、話し方の表現が特に好き
0投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログ2021/3/23読了。 エモさを感じた。 作中によく出てくるビールのように喉越しを楽しむ作品かなと思った。 純文学的な作品は初めてだったので、初めは「ダラダラ何書いてんだよ」と思っていたけれど、特に際立った物語があるわけでないのに文章により感情が動いていく感じはなんだか新鮮で楽しかった。
15投稿日: 2021.03.23
powered by ブクログあとがきまで含めて、どこまでが作者の実体験で、どこからがフィクションなのかが気になるが、そのことはあまり重要ではないのだろう。 登場人物は皆どこか影を背負っているが、不思議と深刻な憂鬱からは逃れている。この独特の空気感を心地よいと感じるか、不快に思うかで、村上春樹に対する好き嫌いが分かれるのかもしれない。
0投稿日: 2021.03.20
powered by ブクログ小気味良く進んでいく僕の帰省先での日常。 沢木耕太郎の『血の味』のような私小説だと感じた。主人公の「僕」は村上春樹であり、村上春樹でない。そう感じた。 何気ない、しかしどことなく瀟洒な日常が時折どこか遠くの国の話のように感じる。
0投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
成人式の日、偶然友人たちに会った。知り合いはみな持ち上がりで、私だけが違う大学に行った。そこであのころの価値観とノリをそのまま持ち続けた友人たちを見て、もはや自分が馴染めなくなってしまったことにがっかりし、とても寂しかった。そんな時、母が勧めてくれたのがこの小説だった。正直、主人公リア充だしそんなにその時の気分とは被らなかったが、主人公がまちに様々なものを置いて帰ってしまうラストはいいなあと思った
0投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログ人生ベスト小説です。 ストーリーなど無いと同じ。サクサクと気持ちの良い文章、ひょうひょうとした空気感が全て。 ビール文学の最高峰でもあり、読むと必ずビールが飲みたくなります。
1投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログいつかもう一回読んでみたい。 人生は思い通りに行かなくても進んでいくということを実感した。今を大切に。
0投稿日: 2021.03.05
powered by ブクログ読んでて心地よかった。 一晩で読み切れる。 最近のモヤモヤに対して、別に解決策を教えてくれたわけでは決してないけど、肩の力を抜いて適当に生きていこう、なんとか明日がくれば、明日も生きてたらラッキー、なんて感覚にさせてくれた。 無意味な時間を過ごしたい、悩みを抱えながらも心地よい場所でタバコを吸いたい、人それぞれ抱えているものがあって別にそれをどうこうしようとするんじゃなく、ありのままを一旦表現してる。 言葉にするってことは、言葉にした人の意味づけが必ず入ってるし、その人の表現で価値も時間も感情も全部簡単に変えられる。 その付けられた意味が、ちょうどいい心地よさがあった。 お酒飲みたくなるし、タバコ吸いたくなる。
0投稿日: 2021.03.02
powered by ブクログ何がすごいとか面白いとかわからないが、今まで読んだ小説とは何かが違う事は感じる。今の自分ではうまく言葉に出来ないが、また読んでこの世界観を味わおうと思う一冊でした。
0投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログ急に小説がクリアに読めるようになって驚愕している。風と共に去りぬ後の力か。10回くらい読んでいるはずなのに、初めてこの小説の輪郭を捉えられた気がした。軽妙などと言われているが、注意深く読むと、随所に切々とした痛みが感じられる。まさに身を切るような痛みで、わたしは少しだけ、このような文章を書かなければならなかった30手前の男の人に共感した。「もがき」の痕跡みたいなものが感じられる。あと、ずいぶんとぶっきらぼうな小説の印象だったのだけれど、あらゆる意味でオリジナルで、よく考えられているものだということも分かった。久々に読んでみて、指が4本の女の子と最後に会った日、ベッドの上で眠るシーンの美しさに心打たれた。こんなに美しいシーンがあったなんて。
0投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログこの本を4年後、改めて読もうと思う。 今の僕には理解できない世界の不思議がたくさんある。そしてその世界の不思議とやらをこの目でしっかり確かめてから、、、ってやかましいかな?
0投稿日: 2021.02.21
powered by ブクログどうせ皆んな死ぬんだっていう虚無感の中でどう生きていくかみたいなところにすごく惹かれた 会話がいちいちオシャレでサラッとしてるので読みやすかった
1投稿日: 2021.02.17
powered by ブクログ良くも悪くも読書しない人にまで知れ渡った作家村上春樹のデビュー作。 たしかに海辺のカフカを最後に名作を生み出せていない感はあると思う。 しかしその印象だけで語るのは村上春樹に失礼だと思う。(特にネット民) 本作は後にヒット作家となる原点である「僕」とねずみの関係が描かれており、かつ学生の長期休み独特の退屈感が全編に漂っている。なのでコロナで暇な大学生はよかったら手に取ってみるといい。 短くて簡潔なリズム感の良さに身を任せて
0投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログほぼ25年ぶりに再読。 最初に読んだときは、出てくる登場人物、雰囲気、背景や音楽、文学が作る雰囲気にハマり、他の村上作品も立て続けに読んだ。 でも50歳を目の前に今その世界は、昔のように瑞々しくは蘇ってくれなかった。それは自分がこのような世界を体験することなく、自分自身豊かな人間にもなれずここまで来てしまったことを痛感したからかもしれない。 今の自分を知る悲しい読書になってしまったわけだが、一つ良かったことは、小説の中に出てくる音楽をiTunesのサブスクで聴きながら本を読めたこと。これは現代ならではの楽しみ方だなと思った。これで少しは世界観に浸れたかな。 評価は星3つをつけてしまったけれど、昔の自分なら文句なく星5つをつけたと思う。
0投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ私も「ちょっとした歳」になり、 10年ぶりに読み返しました。またえらく感じ方が変わりますね。 スルスル読めてしまう分解釈が追いつかない瞬間もありつつ…己の成長のなさに呆れつつ… やはり重要なのは鼠と9本指の女の子の関係でしょうか。 しきりに出てくるハートフィールド/三番目の女の子/ラジオアナウンサーが意味するものにも注目してもう一度読んでみようかと思います。
1投稿日: 2021.01.15
powered by ブクログ村上春樹の小説、とりわけこの本は新書のように本から即効性のある新たな知見を得るものでもなく、エンタメ小説のような起承転結を楽しむものでもない気がします。この本の内容がどうであったか、心に残る格言のような文章があったかと言われて思い出せない(本を参照しながらだと可能だのだが)。でもなぜか読後、自分と自分の周りのものが整理されているー村上春樹の言葉を借りると、“ものさし”が与えられているーような気持ちになる。面白い。
10投稿日: 2021.01.05
powered by ブクログデビュー作と聞いたけれど、この作品も既に村上春樹ワールド。70年代の夏、レコード、ジュークボックス、煙草、いいな
2投稿日: 2021.01.02
powered by ブクログ今から50年前の話。 この2人の男女の会話のやりとりに うっとり。 センス良い同士の男女が絵になってる。 こういう恋愛をするために、こういう女になりたい。 2021年は(まあ)平和ですし、便利になったのに 会話ややり取りのおしゃれさはこの頃より劣っているように思います。 平和が会話のレベルを低下させた要因なら、 すごく無情な話。 大切なものを失っている気がします。 そんなことから、今の平和さを改めて実感させられました。 小さな悩みなんてどうでも良くなるような 大変心地の良い本。 実質の新年1冊目、最高の本に出会えてしあわせ… とにかく本当に好き。 また読み返したい、手元に置いておきたい本です。
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログ村上春樹の主人公は、なぜこうも鼻につき、意味不明な言葉遊びを真面目にそれらしく大ごとのように話すんだろう?でもなぜか底にある知性と厭世感に惹かれる。 そしてヒロインは闇を抱えていて知的で媚びない。そして内には激しさを抱えながら穏やかな態度でそれを隠しているような子が多い。 西洋を感じるお洒落な言葉たちと静謐で洒落た(気取った)語り口はデビュー当時からあるんだなぁと感じた。 サイゼリヤでビールを飲みながら1人で読むのにはちょうど良いかもしれない。
1投稿日: 2020.12.19
powered by ブクログ何度も読み返す本の一つ。読むたびに色んな解釈が深まっていく。『風の歌を聴け』は、40の断章で構成されていてメインストーリーがないように思える。読者の謎解きを誘うように、数字やキーワードが散りばめられている。一夏の淡い青春の思い出が描かれているように見えるが、2つのストーリーが巧妙に隠されているのではないかと思う。「僕が彼女(直子)を自殺で失う話」と「鼠が小指のない女の子を妊娠させて、それが原因で女の子を失う話」の2つのストーリーが隠されているように感じる。何回も読んだから分かったが、数字やキーワードを丹念に追っていくと、鼠が小指のない女の子と付き合っていたんだなと分かる。謎解きが楽しめるスルメみたいな本だ。
9投稿日: 2020.12.16
powered by ブクログ何度読んでも飽きない本の一つ。 さっぱりとした文体、雑誌のコピーのように印象的。行間を読みやすく、読後感も爽やか。 だけど内容を聞かれたら答えにくい。 一貫したストーリーがあるわけじゃない。 だからどこから読んでも良いかもしれない。 すごく意味ありげで、実は何も意味なんかないんじゃないかって気がしてくる。
1投稿日: 2020.11.30
powered by ブクログ村上春樹の処女作として有名なこの本は非常に読みやすく、今の村上春樹の文章と違い素直な真っ直ぐとした文章になっていると感じる。 そして、なんと言っても所々で感じられる深い言葉が読者の心に突き刺さっていく、、そんな素敵な本だと感じた。
0投稿日: 2020.11.24
powered by ブクログ本棚の奥で読まれずに積読されていた本をようやく読んだ。読んではみたけど、なんだろう?僕にはまだ早かったのか?少しだけ香ってくるが、何の香りかは分からない。もう少しで香りの元にたどり着けると思ったら急に無臭になったり。もう少し熟成させてまた読もうと思う。
2投稿日: 2020.10.20
powered by ブクログビールばかり飲んでた何気ない毎日に訪れた、出会いから生まれた他人を受けとめるということ。 少し苦く暗いようだが、どこか誰しもが経験したことのあるような情景と記憶が浮かぶ。 少し乾いたところがまたおもしろいものであった。
0投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ僕と鼠の青春のひと時がゆるやかに心地よく描写されていて読みやすがった。大学生活の帰省時で束の間の緩やかな生活は誰しも経験した事を思い出させてくれる。
0投稿日: 2020.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「羊をめぐる冒険」から先に読んでしまった。こっちを先に読めばよかったと後悔…やっぱり鼠好きだなぁ…。デレク・ハートフィールドが架空の人物なのが一番衝撃でした。
0投稿日: 2020.10.12
powered by ブクログ村上春樹はよく分からない。分からないなと思いながらも、読んでふりかえると、他の著者の本と違って奥行きが感じられところがいいのかなと思った。 取り上げられている音楽や文学について、多種多様でどんどん広がっていく。ボーッとしているとすごい勢いで目の前を通り過ぎていくので、捕まえようとして読み直してもよく分からない。そういう実態のない物語に身を委ねるものなのかな、と感じる。
0投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ爽快感あって好きな感じだった。 病室のベッドの上で読んだけど、海やら風とか一夏のいろいろを経験したようでよかったです。 ビールの描写は辛かったけども
1投稿日: 2020.08.05
powered by ブクログ去年手に取った時には読了すらできなかったのに、今度はあっという間に読み終えた。確かに他の作品に比べて文章に若さを感じるけれど、最初から氏独特のテイストがあったんだな。 読みながら、永い時の流れの中で、自分なんて死んでしばらくしたら何も残らない、ホント小さなどうでもいい存在だよなぁ、なんてことを何となく考えた。
5投稿日: 2020.08.02
powered by ブクログ割と癖のある文章。村上春樹の独特な世界観が表現されていると感じた。本作はページ数が少なく、サクッと読める。
1投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログ初めての村上春樹。文章は割と好きだった。 短いし、あっという間に読めるが、理解するのは難しい。ハマる人はハマるのかな、という印象。
0投稿日: 2020.07.28
powered by ブクログ訳がわからない。黄昏てる男の脳内をそのまま文章化した感じ。この訳の分からなさがハマる人にはかっちりハマるんだろうな〜と思う。
1投稿日: 2020.07.06
powered by ブクログ80年代中頃だったかな、深夜に大森一樹監督の映画が流れた時にはたまたま同名の作品かと思ってびっくりした記憶がある。大森一樹と村上春樹は同郷で、中学の先輩後輩。
0投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログ村上春樹さんのデビュー作。アメリカが舞台で、僕と友人の鼠、指のない女の子がでてくる。 ビールとフライド・ポテト、海、風、性。途中でラジオ。場面がよく切り替わり、物語として読めばよいのだと思うが、理由を考えてしまい、よくわからない。村上春樹さんならではの世界が広がっているのだと感じた。 デレク・ハートフィールドについて検索すると、架空の人物とのことだった。誰かになぞらえているのか、それもわからない。
0投稿日: 2020.06.11
powered by ブクログ何度も挫折した村上春樹さんをやっと読むことができた。これは読みやすいというので。 読んですぐデレク・ハートフィールドをググった。やはり架空の人。が、ちゃんと載っているのがすごい。 わたしには、まだまだ難しいが、確かに風のように心に流れた小説だった。余韻が残る。読み終えて数日、自分が若い(学生)のころを思い出した。あの頃、同年の大学生の男子はなにを考えていたのだろう。
9投稿日: 2020.06.02
powered by ブクログ珍しく図書館で借りた本だったので二回目が読めないまま返却期限がきてしまった。もう一度読んでもっとインプットさせたい
2投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログ先に「羊をめぐる冒険」を読んでいるので、懐かしい昔話を聞いているような。 夏だなあ。 ラジオ、プールサイド、ビール、新しく買ったレコード。 「ハッピー・バースデイ、そしてホワイト・クリスマス」 になぜだか泣きそうになったりしながら。
9投稿日: 2020.05.20
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作。アメリカのどこかの町を舞台にしたようなアメリカふうな小説。青春のワンシーンをうまく切り取っており洋楽が常にバックで流れているようなポップアート的雰囲気が素敵である。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou19604.html
1投稿日: 2020.05.18
powered by ブクログ嘘をつくのはひどく嫌なことだ。嘘と沈黙は現代の人間社会にはびこる二つの巨大な罪だと言ってもよい。実際僕たちはよく嘘をつき、しょっちゅう黙りこんでしまう。しかし、もし僕たちが年中喋り続け、それも真実しかしゃべらないとしたら、真実の価値などなくなってしまうのかもしれない。
0投稿日: 2020.05.18
powered by ブクログ若いころ、これを読んで自分に重ねた。青春時代が70年代というわけでもないのだけど。みんななんとなく感じる20歳前後の憂い。静かに、ていねいに、春樹的な感性で表現していて、夏のひとときにしては深いなにかを感じる。薄くて読みやすい。後半の春樹作品は複雑すぎてつらいから、これならとっつきやすいのでは? もちろん春樹作品、好き嫌いは分かれると思う
0投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログものすごく印象的だった〜っていうシーンがあるわけでなくて、たぶん時間経ったらあんま覚えてないかも。 風みたい! そんな小説だった! 人生風のように通り去っていく 全体の夏の雰囲気がなんだか少し寂しい感じがした。 引用の本、色々気になった 読んでみたい
0投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ夏の時間がだるく流れる。 最後読み終えるときは何処か寂しさを感じた。 強いメッセージ性を感じたわけではないが、随所に心に留めたいメッセージが残されている。
0投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作で、3年ほど前に一度読んでいたが、完全に内容を忘れていた。緻密な構造を捉えることなく、さらっと撫でるように読んだのであろう。再読してレビューなど拝見してもやはり分からない部分が多い。ただ、面白いと思える部分が増えたのも事実である。 東京の大学に通う僕が、港町に帰省し、退屈な8月を過ごすストーリー。行きつけのバーで、親友の鼠と25メートルプールほどのビールを飲み煙草を吸う毎日。20歳前後の少年たちの夏のひと時を切り取った描写として読めば、気持ちよく読めてしまう。完璧な文章などといったものが存在しないように、完璧な読書も存在しないと割り切れば、夏休みの気分に浸れるシンプルな物語としても読める。 なんせ僕のキャラクターがなんともいえなく良い。厭世的で現実世界から意識的に距離を置く。ビールと煙草で過去を回想。随所で寝た女の子のことを思い出す。世界をものさしで捉える。だから彼にとって完璧な絶望は存在しない。 一方鼠は目の前の問題にストレートにぶつかる。金持ちを嫌い、本好きの僕にイチャモンをつけ、恋愛に悩み、僕を絡めながら解決に向けて奔走する。 この夏の数日間で彼らにも明らかに変化が生じる。僕は女の子に仏文科の自殺した3人目の面影を重ねるようになり、主体的に女の子の隣にいる。沈黙が嫌いなはずなのに、女の子との沈黙を心地よく受け入れる。鼠は逆に最初に比べ順調に大人しく、沈んでゆく。はっきり言って〜という口癖を失う。電話に自ら出ない。そしてラジオで、僕は君たちが好きだ。と唱え、このテーマである、風のために何か書けたらいいというセリフに結びつける。 なんとなく、最初と比べ、僕と鼠が似てきている。その感覚もこの小説のいいところなのかもしれない。 友人と夏休みに、ダラダラとビールを飲みたいと思った。自分のものさしで世界を捉えていようと思った。今に魅力がないなら、過去を回想すればいいし、過去を回想させてくれるものを今探してもいいと思った。ズレてしまったトレーシングペーパーのように、何もかもが少しずつ、変わってゆくんだから。 この物語はさして不幸な出来事が続くわけではない。(少なからず明記されているわけではない。)しかし、彼らのネガティブな部分ばかり印象に残る。僕の厭世観漂う台詞の数々や、鼠のキャラクターが沈んでく部分はとても印象的だ。一方で僕が女の子との関係が良好になっていく部分や、鼠の快活な喋りがこの物語にとって、とるに足らないもののように思えてくる。好きな邦楽の曲に、最悪なことだけ覚えていたいという歌詞があるが、まさにそれを思い出させる展開だった。 伏線回収が全くできないながら、再読する中で僕と鼠を愛おしく思えた。
0投稿日: 2020.05.09
powered by ブクログ夏にもう一度読みたい。センチメンタルな気持ちになった。村上春樹の作品はどこか懐かしいような気持ちになる。
0投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログ順番間違えてダンスダンスダンスから読んじゃったせいもあってか、初期の作品やな〜って感じやった。作風はほぼ変わってなくて良き。
0投稿日: 2020.05.01
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作であり、羊4部作と呼ばれる村上作品の一つ目。 (この作品と次の作品には羊は出てこないが、4作目まで主人公が同じだからである) 東京の大学に通う主人公「僕」が故郷に帰省した時の 物語。 「ジェイズ・バー」と呼ばれる中国人のジェイがバーテンをする店でよくお酒を飲み交わす友人「鼠」とジェイズ・バーで泥酔していたレコード屋で働く女の子との交流が描かれる。 この舞台の街は山と海に挟まれた港町である。 具体的な地名は作中には出てこないが、村上春樹が通っていた高校がある「神戸」のような雰囲気がある。 実際に1981年に公開されたこの作品を原作として作られた同名の映画では神戸の街が舞台となっている。 村上春樹も神戸の高校を卒業したのちに東京の大学へ進学しているので、一欠片くらいは実話も含まれているのだろうかと想像したりして読んでみた。 この作品はよく、「アメリカ風小説」と言われることがある。 村上春樹自身がアメリカ文学から影響を受けていることもあるからだろう。 しかし読んでみるとその意味も納得ができるような気がした。 特に大事件が起こるわけでもなく、特につかみようのないシーンが流れる映像のようにひたすら書かれている。 舞台がアメリカのどこかの郊外であっても不思議ではない。 そのようなアメリカ郊外の日常を撮った映画を退屈に感じる人にとっては、この作品もつまらなく感じるであろう。 私は、羊4部作を4作目→3作目→2作目→1作目と逆に読んでしまったが、2部作目に村上ワールドと呼ばれる不思議な世界の入り口にたち、3作目、4作目で一気に不思議な世界観に飲み込まれてしまうような流れになっている。 私も素直に順番に読んでいけばもっと楽しめたかもしれないという後悔も少しあるが、1作目でつまらなく感じてしまった人も諦めずに2作目、3作目、4作目と読み進んでいってほしい。 個人的には、一番のお気に入りは3作目の「羊をめぐる冒険」である。 羊が出てきてからがストーリーが一気に面白くなるので、楽しみに読んでみてほしい。
1投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ2回読んだ。 登場人物の心情、伝えたいことはよく分からない。 でも文体がおしゃれで読みやすくて、読んだ後にはすっきりしている。
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ近年の著作を読んでから、こちらにくるとストーリーらしいストーリーがなくて肩透かしをくらったような気持ちを抱く。 だけど、最後まで読み進めていくと、じんわりと心に染みる当時のなんともいえない刹那的な青春、切なさが浮かび上がってきて、良い読後感を得る。 アメリカ文学に影響を受けているらしいが、そちらに詳しくない自分は、フランスとかスペインの映画を観た時のようなきもちを抱いた。 最初期の作品だけど、比喩表現や文章のつくりはキレッキレで心地よい。 ポップで食べやすい文章。
0投稿日: 2020.04.23
powered by ブクログ久々に書棚から引っ張り出した。ゆっくり読んだ。そして一気に読んだ。何度読んでも、この世界観は魅力的だ。村上春樹を読む際は、深くは考えないし、読解の解答なども求めない。村上春樹の読み方本なる作品も、一通り読んだし、それらも面白かった。それでも、ただ読んで想像するだけでよい。それが村上春樹の読み方だと勝手に思っている。小説を読むなんて、ただの時間の浪費だ、なんていう人もいるが、やはりそんなことはない、と改めて自信を持たせてくれる作品だ。また村上春樹が読みたくなってきた。次は何を読もうかな。
0投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログ卒論のために再読。もちろん、ビーチ・ボーイズのカリフォルニア・ガールズを聴きながら。 どうして村上春樹は、たまごかけご飯と味噌汁と沢庵を食べながら夏目漱石を読んだりもしているはずなのに、スパゲティとビールとウィスキーとチーズクラッカーしか口にしてないような文章書くんだろう、そこが好きなんですが。 村上春樹は「風の歌を聴け」について、後に、その時書けるベストは尽くしたが納得はいっていないと言ってたけれど、芸術ってそういうもんだよね、常に。 「完璧な文章などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね。」当時、自身に向けて書いたであろうこの冒頭の文章は、なにかを創り出すすべての創作者たちを肯定し続けると思う。 こんな名言を、人生で初めて書いた小説の出だしに持ってくるなんて(しかも、架空の作家デレク・ハートフィールドの言葉として引用という形で持ってくるなんて)、やっぱり村上春樹は天才なのだ。
0投稿日: 2020.04.15
powered by ブクログ読了後の感想が「訳わかんなくてつまらない」と「訳わかんないけど面白かった」で二分化するらしい。 そりゃそうだろうな。 高校の時に「ねじまき鳥」と「海辺のカフカ」読んで訳わかんなくて、コレが文学ならクソ食らえだな、と村上春樹の本は意図的に避けてきた。 で、あれから10年。海外文学の面白さが最近やっと分かるようになってきて、もしや…と思い読んだけど、うん、やっぱりよく分かんない。 でも、何だろう。 また読んでみたいかもしれないし、もしかして面白かったんじゃないか?とか思う。 なので、読了後の感想としては、自分は後者に入るみたい。 ただ、そのもやっと感じた面白さを言語化できないのが、とても悔しい。
7投稿日: 2020.03.17
powered by ブクログ村上春樹の処女作。 彼の世界観はもちろんなんですけど。 カッコつけてるのではなく出来る限り面白くしようとした結果、ちょっと斜めってる感じ。キザすぎ、クールであったりドライであったりハードボイルド、暗いなんて言われることも多いけど。ユーモアの塊みたいなものもしっかりある小説であり小説家なんですよね本当は。 後年の作品に比べると圧倒的に読みやすい上、ヘンテコなワードセンスからたまに出る著者の本音、俺の哲学みたいなものは押し付けがましくなくて面白い。 僕と鼠が大学生で青いってのも多分それを助けてるのかな、、、 後年パルプフィクションやスナッチなど時系列をめちゃめちゃにする手法はさらにグレードアップして進化したが、それを純文学という媒体で綺麗に収めたのは凄いですね、どうも安っぽくなりやすい手法でもあるので。 (今はPCで簡単にこの所業を検討できてしまうからみんな手が出しやすい) 僕と鼠はきっと村上春樹の心身をメタファー化したものなんでしょうね。それとDJがこの物語唯一ハッキリとした善性をもってその言葉を爆発させるシーンは綺麗に映像が見えました。 以下ネタバレ ・「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」文章と絶望を直喩することによって、「文章を書くことは絶望に近しい」と言おうとしてる。 ・デレクハートフィールドというギミックについて。 ・嘘つき!、、、唯一の嘘はなんだったのだろうか? ・JFケネディは女性が同一人物だと連想させるためのトリック などなど処女作から本当正直に面白いギミックや引っ掛かりがたくさんあってそりゃ新人賞取るわと言った感じです。いい脳みそ。
2投稿日: 2020.02.27
powered by ブクログ特に何も起きない日常を描いた作品。でもハードボイルドで、さらっとしてて、何とも言えない村上春樹らしい作品
0投稿日: 2020.02.26
powered by ブクログ著者との相性という意味では、あまり良くない。肌が合わないというか、生きてきた文化・生活が違うというか……
0投稿日: 2020.02.14
powered by ブクログ村上春樹作品の中でかなりお気に入り。 薄くてなんだか読みやすそうだし、持ち運びに便利だし スラスラと読めた。 登場人物の背景に美しいモヤがかかっているみたいで、トロトロとお話は進んでいくけれどストンと落ちてくれました。
1投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ大学時代の先輩とたまたま日比谷公園(人生初)寄って瓶ビールを2本買って飲んだ。その帰りにたまたま 39 を読んで鳥肌が立った。主人公と全く同じことをしてたのだからね、その日に。あとその日にたまたま「Jay's Bar」ってのを日比谷で見つけて、これもしかして今読んでる小説と関係してるんかな。。。って体験もして。 もはや恐怖体験。
0投稿日: 2020.02.04
powered by ブクログ柔らかな風が身を包むような爽やかな読後感。登場人物は実に多くの言葉を交わしているが、その実、何も語っていないし何も思っていないし、何も信じていない。とはいえ、高見な悟りをひけらかすわけではなく、やさぐれてるわけでもない、ちょうどいいバランスで語られている。村上作品について、なかなか距離を縮められずにいたが、この作品でグッと近づけた気がする。この前に背高泡立草を読んでいたから、村上春樹の表現の特徴が身体に自然に染み入ってきた。しかしまだ、僕語りには慣れない部分もある。誰にそんなこと語っちゃってんの?感。まぁそれは横に置いて、彼独流の言葉の流れを確立できているのは、作家として素晴らしいことだと心から思う。
0投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
事前知識ほぼなしで読んだ。羊をめぐる冒険は既読なので、あの鼠?となり、物語は村上春樹って感じ。主人公の語りが結構場面が飛ぶので不思議だけど、すらすら読めた。何の起伏もなく読み終わった後、舞台が神戸だと知って興奮!鼠って芦屋の人なの?など、実際にモデルがあるのは興奮した。ジェイズバーもあるんだってことになお興奮。跡地巡りに行きたい。
0投稿日: 2020.01.16
powered by ブクログ一度目は、意味のつながりなんか考えずに、二度目にしっかり読もうと思って読み飛ばした。読み終わったあとすぐに二度目も読んだが、メタファーと思われる箇所が多すぎて、精読とまではいかず。 「ドレッシングをかけ忘れたサラダとサンドウィッチを頬張りながらそれをビールで流し込む。」的な村上春樹ワールド全開の作品。いろんな書評を見てもう一回読もうっと。
0投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログ初めて村上春樹さんの作品を読みました。 私にはまだ難しくて、あまり理解が出来なかった作品でした。しかし、他とはひと味もふた味も違う個性的な物語の中には、お洒落でどこか危うげな雰囲気が途切れることなくずっと流れていて、自分には一生経験出来ないであろう世界を存分に楽しむことが出来ました。 また、他の作品も読んで見たいと思います。
0投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ初めて読んだ村上春樹作品。 引き込まれてしまった。 ひと夏の物語にふさわしいどことなく物寂しい読後感があった。
0投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「あらゆるものは通りすぎる。誰にもそれを捉えることはできない。 僕たちはそんなふうにして生きている。」 学生、21歳、読了。主人公と同じ年齢のタイミングで読めて良かった。 これから先、立場や年齢が変わって再読した時にまた色々と印象が変わってゆく作品だと思った。それが楽しみで、それまではとりあえず、読後のぼんやりとした余韻を楽しんでいたい。
0投稿日: 2019.11.27
powered by ブクログ村上春樹のデビュー作というのは読んだ後に知った。デビュー作に通じる初々しさや分かりやすさを感じさせないのは、やはり独自の世界観が確立されていたからだろう。ビールとタバコの描写が何度も出てくるが、21歳の「僕」の排他的思考や、若者ならではの、自由ではあるがどこか破滅を望んでいる自暴自棄な心模様を表現していると感じた。鼠は金持ちだが、「僕」の収入源はどこだろう。夏だけとはいえ、BARに入り浸れるなんて側から見れば幸せな奴なのかもしれない。しかし、本人は全く幸せと感じてはない節があるのも21歳だからとうなずける。村上作品に出てくる女性はとても知性があって凛としているが、だらしない男に惹かれて振り回されている印象が残るのは気のせいだろうか。
0投稿日: 2019.10.28
