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総合評価

279件)
3.5
27
92
112
24
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【内容】 君には、警察学校をやめてもらう。 この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。  警察学校初任科第九十八期短期過程の生徒たちは、「落ち度があれば退校」という極限状態の中、異色の教官・風間公親に導かれ、覚醒してゆく。  必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校だ。 週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門第1位、 宝島社「このミステリーがすごい! 2014年版」国内編第2位、 2014年本屋大賞にノミネートされ、 90以上のメディアに取り上げられた既視感ゼロの警察小説! 【感想】 キムタク主演ドラマ、 しかも衝撃の(?!)白髪、とのことで、 気になっていたドラマの原作。 キムタク演じる教官、風間を 恐怖政治、無慈悲な人物をイメージしていたが、 何というか、好印象。 よく生徒たちを観ている、繊細な印象。 警察学校の生徒たちが怖い。 フィクションだと思うが、 閉鎖的な状況だと、有り得なくない設定。 人の嫉妬は怖い。誤解、思い込みは怖い。 人が死ななくて良かったよ。 面白かった。

    3
    投稿日: 2020.09.22
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    ドラマを見てから本を読んだ ドラマの設定でおかしいなあと思ったところはやっぱり本ではなかった部分だった ドラマにいた県警幹部の娘と旅館の娘、銃マニアは出てこなかった。銃マニアの話が小説では半分くらい都築のエピソードになっていた

    3
    投稿日: 2020.09.22
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    いろんな事情で警察になるために警察学校に来ている生徒を、先生が見極め、退学させていくお話。1人ずつ悩みを持っているがどこかで絶対に繋がっている!警察学校の先生の観察力がすごく、とても面白い

    3
    投稿日: 2020.09.13
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    警察学校初任科。警察官になるため、社会人でありながら学生となる。 半年間に及ぶ、過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境。 その半年間における過程が記される。 警察ものではあるが、青春ものの群像劇とも取れるし、ミステリとも取れるし、淡々と進む物語は既視感なし。新鮮でした。 誰も死なない警察ものもあるんだな。 努力すれば報われるとか、現実は甘くないとか、そういった手垢の付いた形容ではなく、何とも表現し難い示唆が潜んでいる静かな一冊でした。

    2
    投稿日: 2020.09.13
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    警察という仕事の一部を理解したつもりになった。警察官の見方も変わった。 自分にとって新しい角度からの世界を感じた。

    3
    投稿日: 2020.09.08
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    警察学校が舞台の物語で、厳しさと暗鬱な雰囲気が作品全体に漂っている。決して面白いとは言い難いが、職務質問のやり方や心得など、なんだか読んでる自分も教え込まれているような感覚に陥った。けど登場人物が陰険な人が多く、この人たちが市民を守れるようになれるのかと思った。

    0
    投稿日: 2020.08.26
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    キムタクのドラマをちょっとだけ見て、あの原作と思って読んだ。 風間教官、悪役なのかと思いきや案外いい人だった。

    1
    投稿日: 2020.08.11
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    読み進めるのがしんどい内容でした 警察学校が舞台、そこで教諭をつとめる風間が主人公 巻き起こるトラブルが陰湿で過激、そういう部分がちょっとしんどかったです 本当の警察学校もこんな感じなのかな、そんなわけないか、と感じる内容でした

    0
    投稿日: 2020.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    閉塞感があり、ピリピリした雰囲気をストーリー全体に感じる。 全6話からなるが、1話ずつ独立しており、繋がっている。 風間教官が果たして味方なのかてきなの

    1
    投稿日: 2020.07.15
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    正月ドラマをみたので、アタマん中にキムタクたちが登場してきて困った(笑)。 やっぱり小説が先、が好きだな。 警察、ってこういう世界なんだろうか。 そうなんだろうな。

    0
    投稿日: 2020.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校ってこんなに過酷なの…???というのが正直な感想。だって合コンとか居酒屋で見る警察官、みんなばかそうなのに、、反動なのかな? 規律だらけで体罰も当たり前の世界でみんな極度に追い詰められたストレス状態であるからこそ、あんなにも人を貶め傷つけるトラブルがおきてしまうのかな?と少し怖くなった。 職質の方法については、なるほど!!と勉強になることが多くて、ただただ感心。警察官の人の中にあるかもしれない黒い部分を読み取る洞察力はほんとにすごい。自分だったら絶対できない、、 警察官に対する見方が良い意味で変わった1冊だった。

    2
    投稿日: 2020.05.13
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    警察学校を舞台とした小説、「教場」読了。圧迫面接以上の過酷な試練。必要なのは、修羅場をくぐって培われる度胸と余裕かな。

    2
    投稿日: 2020.05.13
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    木村拓哉さん主演でドラマ化されたのを観てみたら 面白かったので原作を読みたくなり手に取りました。 今まで様々な警察が舞台になった作品を読んだことがありますが、 警察学校の内部を描いたものを読んだことがなかったので興味深く面白かったです。 教官の風間が殺伐として何処か冷酷なような雰囲気。 そして警察学校という独特な世界ということもあり、 文体もさっぱりして淡々と描かれていたので、 更に不気味さを増して怖さが増しました。 鬼教官としての風間なのか、 それともただの嫌がらせとしての教官なのかと ギリギリな線の危うさですが、 この冷酷さの根底には警察官として活躍する時に いかに実践では過酷な世界ということを伝えたくて このような人物になっているのかと思ってしまいました。 登場する警察学校の生徒たちが教官の鋭い言葉、 洞察力に翻弄されていましたが、 徐々に警察官らしく成長していく姿は微笑ましく 逞しくも思えました。 普段見ている警察官とはまた違った印象で、 こんなにも法律や科学的、推理力などと 頭を使うことばかりなので見る目が変わりました。 ドラマのミステリー性と緊迫感が損なわれていなかったので、原作を読んで良かったです。 続編もまだ読みたいと思っているので 読み進めていきたいと思います。

    0
    投稿日: 2020.04.23
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    ドラマを見て手に取った原作。ドラマの再現性の高さに驚く。主人公は生徒であり、教官でもあり、教場という場所。生徒たちにとっては二度目の青春。思い描いていた憧れの現実を目の当たりにし、頑張るもの、脱落するもの、適正、不適正はもちろんあるが。自分の中にある正義や小狡さが教官・風間の前で次々と暴かれていく姿は青くて、苦くて、甘酸っぱい。「ふるい」に落とされまいと必死にくらいつくもの、残すべき人材であれば目をかける教官。この後彼らが行き着く場所は教場以上に理不尽な現場。きつい訓練を共にした同期はライバルであり仲間。

    0
    投稿日: 2020.04.12
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    今年2020年の1月に木村拓哉さん主演でテレビドラマ化もされた長岡弘樹さんによる人気警察小説の1作目。鬼教官の多い警察学校の中で、物腰柔らかくむやみに怒らない白髪の教官・風間公親に導かれる警察学校の個性的な生徒たちの物語。その理不尽さから短期間で辞めるメンバーも多い警察学校の中での複雑な人間関係を描いた作品で、全体的にミステリーっぽい流れだが、第3話の蟻穴は「ホラー作品」かと思うくらい怖かった。警察学校が舞台ということで、他の警察小説にはない感覚を味わえた。続編も何冊か出ているので全部読んでみたい。

    0
    投稿日: 2020.03.27
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     2014年本屋大賞6位作品。  警察小説ではあるが、刑事たちが事件を解決したり、陰謀の渦に巻き込まれたりという構成ではなく、警察学校を舞台にした類を見ない作品。時系列に話が進んでいく連作小説となっており、各章での出来事の結果どうなったのかは次章で触れられるというスタイルがとられている。出来事は思わぬところが背景となり、人間関係はこうもぎくしゃくしてしまうものかと感じてしまう。「ああ、あれが…」と各章ごとに唸ってしまう仕掛けが満載の作品。  何もかもお見通しの教官・風間公親と警察学校初任科第98期短期過程の生徒たちとの人間模様を描く。冷酷なまでに厳しく理不尽な感が否めない警察学校ではあるが、風間教官の愛情を感じないわけではないところが、この作品の面白いところのように思う。

    3
    投稿日: 2020.03.16
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    書いた感想を操作ミスで消してしまって以来、再度書くモチベーションを失ってしまっていました。それがブクログ離れ、読書離れに繋がり、読書一月ほどさぼってました。泣笑 なので簡単に…。 警察学校で起きる事件を鋭い洞察力で解決していく風間教官と生徒のミステリー小説。 年末の特別ドラマで観て、もともと原作が気になっていたので読みました。 登場人物が多いわりに、人物描写があっさりとしているため、名前を覚えるのに少し難儀しました。さらにあまり感情移入する隙もなく、男性が好みそうな印象の書き味。事実だけ、描写だけ淡々と進んでいくような。 ドラマの感じを期待して読むと、全く違う感想を持ってしまうと思います。 簡単ですが、今回はメモ程度で…。

    3
    投稿日: 2020.03.12
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    正月ドラマになった警察学校物語。『教場とは、警察官を育てる場というよりも、不向きな者をふるいにかけて落とす場所』これには納得。なぜならここは警察学校というより刑務所か、というくらいヤバイ人多すぎ。私はドラマの方が面白かった。原作を読むと、これをサスペンス調に仕立て上げて、登場人物を引き立たせたドラマの演出が改めて凄いな~と。本書は随分と淡々としている。キャラクターもうまく想像しにくい。風間教官も、ドラマよりソフトな感じ。でも題材はやはり興味深い。シリーズものなので、読み続けたら印象が変わってくるのかな?

    0
    投稿日: 2020.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書店員が選んだ第一位、みたいなのに選ばれてたので興味を持ちましたが、正直それほどかなあ? と思ってしまいました。 みんなそんなにドロドロしたもの抱えて警察官になるの? こんな奴らが警察官になったらやだなぁ、と思っちゃうような人ばかり出てくる。 色んな話にちょいちょい出てくる人が、最後の話で主人公になるといいなあと思ってたらそれは当たってたので良かったです。 風間教官が「ジョーカーゲーム」の結城中佐みたいでした。

    0
    投稿日: 2020.03.05
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    いつも警官をみると、なるべく目を合わせないようにしていた。しかしこれを読んでから警官を見る目が変わりました。警察官も、もとはみんな一般人。そこのところがとてもはっきりした。帯に書いてあった"既視感ゼロ"。とても味わい深い、高度な印象の作品でした。是非。

    5
    投稿日: 2020.02.26
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    木村拓哉主演のドラマがめちゃくちゃ面白かったので原作も読み始めた。 警察学校は拷問と聞くが、この話がフィクションでよかったなと思う。実際はどうか知らないが、、 風間公親教官は生徒のことは全てお見通しで、その存在にある種の恐怖すら覚える。一方で、そんな教官からの指導を受けて最後まで残った者は、心体ともに精悍な姿へと成長していく。警察官の卵たちが日々悩み、苦しみ、踠き、成長していく姿を描いた、読み応えのある作品である。 他の教場シリーズも読んでみたいと思う。

    2
    投稿日: 2020.02.22
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    テレビでキムタクがドラマに出評判良かったので読んでみました。 オムニバス形式になってて過酷な世界だと思いました。

    1
    投稿日: 2020.02.19
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    面白くてイッキ読みしました。 警察学校ってこんなに過酷なの…??って改めて思いました。 風間公親という人間のキャラ立ちが良くてイメージしやすかった。が、伏線があるかと言われたら薄かった感じがした。淡々と読めた。 2も気になる。

    2
    投稿日: 2020.02.15
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    ドラマを見た後に読んだので、少し想像と違ってた。 風間の冷徹だけど、優しがあるキャラはドラマの方が上手く描けてたかな。 でも読み易くて面白かった

    2
    投稿日: 2020.02.14
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    キムタク主演でドラマ化もされたということで、期待を持って読み始めた。著者の作品を読むのはこれが初。 警察学校を舞台にした物語。警察官なら誰もが通る道。学校での厳しい訓練と厳格な規律。それは想像以上に。現役警察官の方なら共感できる部分も多少はあるのかな? どこまでが本当なのかは分からないが、あまりに学校の闇の部分が描かれ過ぎていて、これから警察官を目指す人、また入校を控えている人には読むのをお薦めできません(笑) まあ覚悟して読んだほうがいい。

    0
    投稿日: 2020.02.13
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    警察学校の中での人間模様を描いた作品。 歳も出身も違う男女が同じ同期の中で過ごしていく過程でふるい落とされていく。これを読むと警官も 人間なんだと思う。TVでキムタクが主演という話でどんな話かと思ったがキムタク演じる風間はあまり表に出てこない。 見守り人のようだ。しかし後に残る。良いキャラだな。

    2
    投稿日: 2020.02.06
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    単行本で一度読んでいる筈なのに内容を覚えておらず。TVドラマを観たので文庫本で再読しました。映像で見た原作本は、俳優さんの顔がチラついて嫌な事が多いのですが、この本はドラマが先で正解でした。 何人かのレビューで『ジョーカーゲーム』という本の事が書かれていて、そっちも気になります。

    5
    投稿日: 2020.01.24
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    途中まで読んでいたのですがドラマを見てから最後まで読みました。警察学校って大変な世界だなと思い興味深く読みました。

    0
    投稿日: 2020.01.18
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    警察学校の話は聞いた事ないので新鮮だった。訓練内容はリアルなのかな?面白いけど後味悪い話もあったので星3つ。

    0
    投稿日: 2020.01.13
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    フジテレビドラマを見てめちゃくちゃかっこよくて文庫を購入。 ドラマのキャストを思い浮かべながら読んだ。 文庫も期待に違わず面白かった。 教場2と教場0も読むのが楽しみ。

    0
    投稿日: 2020.01.12
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    極限状態でおこる人間関係のミステリーなのか、生徒の成長を見るヒューマンドラマなのか、なんとも分類しにくい話。間違いなく面白いし、今風な言い方をするなら、間違いなく風間教官はツンデレ。

    1
    投稿日: 2020.01.08
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    陰湿ないじめが嫌だなと思い遠ざけていた。 確かにそう言った内容ではあるが、厳しい環境の中に置かれる人達の心理や葛藤がぐっと伝わってくる。 教官の厳しさと同じくらい温かさもじんわり伝わってくる。 さて、実際の教場現場はどうなんだろう?

    1
    投稿日: 2020.01.05
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    ホントかどうかは知らないが、警察官になれるかどうか篩(ふるい)にかける場所とされる警察学校の生徒達と教官風間のぶつかり合い、短編6編。こんな警察小説初めて。 年明けに木村拓哉主演でドラマ化される。

    0
    投稿日: 2019.12.31
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    少し前に「陽だまりの偽り」「傍聞き」を読んで、好きな作家ベスト10になった。暖かい作風で種明かしも絶品だと思い久々に気持ちのいい読後感だった。 やっと「教場」を読むことができた。ふんわり暖かい作風だと言う先入感は読みはじめから少し違っていた。 警察官が勤務先が決まる前に入る警察学校が舞台だった。警察官の卵が受ける教育は、過去の遺物のような規律厳守の軍隊方式で問答無用の世界だった。 入学するとまず警官としての心得が叩き込まれる、平常の生活にはない規律で縛られた世界は、ゆとり教育で育ったいまどきの若者には耐え難い、厳しい訓練がある。 適正が認められなければ退学になる、警察として生き残れるかどうかの「篩」にかけられる場所であった。 訓練中に起きるエピソードが6話とエピローグからなる。 独立した短編のような6話は、学校内の行事や、訓練の様子などともに警官教育の中で起こる個人的な問題が書かれる。狭い校内なので、問題解決後はそれが校則関係ならば違反すれば退学しなけれならない。 職務質問は二人一組で練習するが、教官と組むこともある、これにも手順があり、相手の心理を読む想像力がいる、人間性も出る。読んでいて、なるほどこんなことも基礎はきちんと習うのかと納得した。 警官として向き不向きは有るだろう。しかし天職とは自分で作る以外にはめったに出会うものではなく育っていくものだとしみじみ思った。 職務質問は受けたことがないが、身に着ける基本的なテクニックは読み手にも雰囲気がわかる。職務質問での検挙率は高いそうで教えるのも気合が入る。 幸い現実では体験することは少ない、でも大切な仕事なのだ。 平凡な日々で育った学生たちが、緊張してこの授業に臨むが気もちはわかる。 こんな世界をよく書き上げられたものだ。警察や犯罪小説ではない。 狭い教場が舞台でも、スリルも、ミステリも、嫉妬もライバル心も 、復讐もある。 背後には教官の温情もある、この話は厳しい生活を潤すエピローグとして生徒にも読者にも心に残る。 友情も壊れたり繋がったりする。起伏に富んだとても面白い一冊だった。 身近なおまわりさんもこうして公務を身につけていたのかと思う。そんな発見もあった。

    1
    投稿日: 2019.12.29
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    面白く読みました。ちょっと偶然に頼る所とスーパーマン的な風間教官がストーリー的には気になる。 あと犯罪行為レベルの事件が退校処分で済まされてしまうと言うのがなんかリアルな警察学校の閉鎖性を表しているのだとしたらそれはそれで閉じられた世界の隠蔽癖としてリアル感を感じる。

    2
    投稿日: 2019.12.11
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    警察小説ではありながら、舞台が警察官を目指す学校「警察学校」ということに新鮮味がありました。読んでいて頭をかすめたのが、柳広司さんの「ジョーカーゲーム」でした。 あちらはスパイで、ずば抜けた人たちですが、こちらは現実の人間です。風間教官の全貌もわからないまま、終わったので、続編が気になりました。 ただ、まぁ様々な人たちが渦巻いているなという印象でした。短編集で、それぞれの生徒が主人公となって進行していますが、闇を抱えている人が多いなと思いました。 警察学校の内情が厳しいだけでなく、それぞれの生徒の内情も加わると、ミステリーとしては面白いですが、最後まで気持ちとしては、ヌメっとしたような陰湿のような雰囲気が漂っていました。 最後は明るく、卒業を迎えるような展開かと思いきや、今までの事件などをふりかえると、しょうがないのかなとも思いました。スッキリ感はありませんが、これが本当なのかはわかりませんが、警察学校について垣間見れました。

    2
    投稿日: 2019.11.25
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    2020年の新春ドラマと聞き 読んでみました 警察学校の生徒の問題を解決する 教官の話しなんだろうか? なんか闇の深さと 人としての道徳観のない登場人物に なんとも言えない失望感しか 出てこないスッキリ出来ない作品

    4
    投稿日: 2019.11.20
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    警察学校で学ぶ内容が詳細に描かれているため、へぇ〜と思うことがあった しかし、警察に向いてないだろ、、と思う登場人物が多い 終わり方がすっきりしないエピソードが多かった

    2
    投稿日: 2019.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生徒が引き起こすトラブルを 風間が神のごとく解決していく物語。 連作短編集であり、それぞれの結末を 次回に委ねる体裁のため、常に先へ先へと 読まされる。 そのためか、よいリズムで読んでいても なんとなく後ろ髪を引かれるような感が否めない。 中心人物は風間であるが、物語の主人公は 生徒たちだ。 風間は常に伏線上おり、物語の転換点に立つ。 正月にキムタク主演で放映されるらしい。 余計なことを言わず、本質を伝えるためには あえて自己犠牲を厭わず、謎が多い人物を 喋らないほうがオーラが出るキムタクには うってつけだろう。

    3
    投稿日: 2019.11.03
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    警察学校の中での出来事を綴った短編集。 どの物語も途中までは面白いんだけど終わり方が何これって感じでスッキリしない。 そしてどの登場人物も警察官を目指すにはちょっと人間的に歪んでるんじゃないかって連中ばかり。 警察の内部の事は実際にはわからないけどこれが実際の警察学校に近いところがあるのなら警察組織が歪んでいるのも納得できるなぁって感じだった。

    2
    投稿日: 2019.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校ってほんとにそんなに厳しいの?と思わせる内容。体罰じゃん…と思ってしまう。 その中で、風間教官は一味違う。淡々と、しかし各々の本質を見抜く。 厳しい環境の中で、皆それぞれに追い詰められている。自分の身を守らなくてはいけない。でも、他者のことを考えなくてはならない。 思い悩んだ彼らが一皮向けた姿がいい。 「人は変われる」 蟻穴が読んでいてヒヤッとした。でも、その後トレーニングを積む鳥羽にエールを送りたい。 日下部の卒業文集読みたかったな。

    3
    投稿日: 2019.10.22
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    ひとつひとつのすとーに裏がある。だからなんだという感じで淡々とストーリーが進んでいく。ワクワクでもしないしなるほどでもないし。警察学校ってこんなに陰湿的な世界なのかとの思いが募るばかり

    1
    投稿日: 2019.10.21
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    風間の洞察力が怖い。彼が現場一線にいた頃の話しが知りたい。ラストは「愛と青春の旅立ち」みたいにならず、クールでよかった。

    10
    投稿日: 2019.09.08
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    主演木村拓哉さん!2020年『教場』待望のドラマ化! 「この教官に睨まれたら、終わりだ」。警察学校鬼教官をキムタクが演じる!

    0
    投稿日: 2019.08.29
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    かたえぎきを書いたひとですね。 警察小説はスピード感があるものが多いけど、これは伏線が意外とあるので、じっくり読み返すのがよいかと。 最後にまたなにか返しがあるかと思ったが、すーっと幕を閉じた小説でした。

    2
    投稿日: 2019.08.05
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    警察官を目指す若者が知識や技術を身に付ける場、 それが教場。 淡々と恐ろしげな事が書かれている。 こんなに凄まじい日々を送らなければいけないのか。 脱落する人の方が多そうだ。 落とし所がいまいち掴めず、もっさりとした気持ちのまま読み終えてしまった。

    4
    投稿日: 2019.07.29
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    前から読みたかったが、読んでなかった。 2020年お正月にキムタクがドラマやるのが決まったため、慌てて読んだ。 主人公の教官は冷たい感じがするため、キムタクがどう演技するのか楽しみ。 あまり長くなく、あっという間に読めた。

    0
    投稿日: 2019.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校でのお話。テーマや風間教官の目的、人間性が読めないため、評価しがたい作品でした。前半の3,4編は生徒同士の妬み嫉みからとても陰湿な事件が多数起きるなど、期待に反するダークなストーリーで正直ひきましたが、、後半は少し生徒の成長物語的なかんじで、後半の方が印象はよかったです。

    3
    投稿日: 2019.07.16
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    ドラマ化されて、へんなイメージが付く前に積読本を読了。 うっかりドラマのキャストを知ってしまったのは失敗。 さて、警察官になるために警察学校に入校してきた人々の物語。 ちょっとしたミステリが散りばめられていて面白い。 社会人としてのキャリアを捨てて入校した人、何やら過去にあってその恨みを持って入校してきた人など様々。

    3
    投稿日: 2019.07.07
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    社会人であり生徒という中途半端な警察学校の生徒。 でも、それにしては精神性が幼過ぎるような気がする。中学の話か? それにしては起きている事象が陰湿。アンバランス。 教官の何でも知っている、なんでも見抜いてます感も凄い。

    2
    投稿日: 2019.06.22
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    警察学校を舞台にしたミステリー小説。あまり読みやすいとはいえないと思う。 淡々として生徒を罰していく様子が不気味で、今いち担任の意図も良く分からない。警察学校が本当にこのような感じなら自分はとても務まらないと感じる。 学校内部の過酷さ、上下関係、警察官に必要な素質等は本書を通じて理解することができた。

    4
    投稿日: 2019.06.20
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    警察学校小説。 採用されても警察官になるまでが大変。 木村拓哉主演でドラマ化されるとのこと。 《2020.1.5追記》 1月4日と5日にフジテレビ系でドラマ放映。 なかなか面白い。

    13
    投稿日: 2019.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーと言えばミステリーだけど気が付かないうちに謎を提示されている感じ。閉鎖的な空間にいると一本切れちゃう人が出ちゃうんだろうな。ドラマのようにかっこよく活躍する警察官なんて現実にはいなくて、地味できつい毎日なんだろうな。この学校での生活に耐えられなければ現実の現場では役に立たないからはじき出す。2巻が楽しみ。

    2
    投稿日: 2019.05.14
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    警察学校でのいくつかのエピソード。同じ舞台で6つの話。昔であれば普通にある話だろうが、今はもう少し穏やかなのだろう。

    1
    投稿日: 2019.01.20
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    目次 ・職質 ・牢問 ・蟻穴 ・調達 ・異物 ・背水 警察学校の短期過程に入校した生徒と、彼らの適性をじっと観察する教官・風間との半年間を描く短編集。 これが実に嫌な感じで、たった40人ばかりのクラスの中に、こんなに警察不適格者がいるのかと思うと、ちょっと背中がぞわぞわしてしまう。 例えば体力的に、体格的に不適格というのではない。 心に闇を抱えている、その度合いが怖い。 最初の三作が揃いも揃って、命を脅かすくらいの痛手を悪意をもってクラスメートに与える話だったので、この調子で最後まで行くのならうんざりだと思った。 けれども、不適格者は排除するが、適性があると見込んだ者に風間はチャンスを与える。 時に厳しく。そして厳しく。 「蟻穴」が一番きつかったな。 情景を思い浮かべると、「うわ~!!」ってなる。 トラウマになりそうだ。

    2
    投稿日: 2018.12.21
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    以前に『傍聞き』を読んだ時もそうだったのだが、ミステリーというより普通の文学作品を読んでいるような感じだった。特に大きな事件とかあるわけではない。学園ドラマ的で特にメインの主人公がいるわけではなく毎回違う生徒が出てきて、ひとりの教官との関わりの中で話が展開される。さわやかな感じではなく追い詰められた状況での人の醜さとかも出てくるのだが、いまいち印象に残らない。 警察官をしていた知人がいて、その人から警察学校についていじめとか先輩の理不尽なイビリが多いと聞いたことがあったが、この小説からもだいたい警察学校というものがこんな感じなんだと見られたのは面白かった。一種のドキュメンタリー的な感じもあった。

    2
    投稿日: 2018.11.17
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    警察学校が舞台の推理?小説。閉鎖空間での人間の醜さが描かれているが、主人公の教官が風間という苗字以外、今一つ乗り切れず。

    1
    投稿日: 2018.10.09
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    警察学校の生徒たちと教官風間の一年。癖のある生徒ばかりだが、挫折や苦しみを抱えつつ、前向きに頑張っていく警察官(の卵)は応援したくなる。 が、正直爽やかな話ばかりではなく、とにかく性格が粘着質というか、行動が突き抜けているというか、ちょっと危ないやつが多すぎる(大抵クビになるわけだが。)。こんな学校は嫌だ。

    1
    投稿日: 2018.09.14
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    初めて読む作家さんの作品。警察学校を舞台とした連作短編集。 警察学校とは、篩。徹底的にしごかれ、人格を否定され、不適格者を篩にかけて落としていく。 物語が進むにつれ、風間学級の生徒たちも、一人また一人と教場を去っていく。 短編の中にもいくつもの伏線を張ったミステリーや人間模様があり、一つ読み終えるごとに生徒たちの成長が伺える。 お仕事小説としても、未来の警察官を目指す警察学校の実情を垣間見れて面白かった。 パワハラが取り沙汰される昨今ではあるが、ここではそんな生半可な言い訳は通用しない。個人的には、これだけ厳しく指導することによって警察官不適格者を篩い落としてくれているのなら、市民として安心できると思った(笑) 著者の文体も簡潔で分かりやすく、読みやすかった。 2018/08

    2
    投稿日: 2018.08.26
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    警察学校を舞台とし 訓練生と教官の入校から卒業までの話。 未知の世界でもあるので こーいう感じなんだとか思いながら 読み終わりました。 途中で変わった教官に 興味が湧きました。

    4
    投稿日: 2018.08.09
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    長岡弘樹さんの小説は「傍聞き」に続いて2冊目です。「傍聞き」でも刑事や警察官が登場しましたが「教場」は警察学校(教場)が舞台の人間模様を描いたミステリーです。 全六話にエピローグを加えた内容になっていて、「教場」に入学した同期の中から各話ごとに中心人物が変わっていきます。1冊読み終えるころには各話のつながりや話の断面から同期の学生たちの性格や人間性もわかってきました。「教場」での彼らが、時に仲間だったりライバルだったりするわけですが、信じたり互いを蹴落としたりする様には厳しさを感じました。 何もかもお見通しな「教官」の存在が学生には脅威であるように見えるけれど、同期だからと気を許すこともできずに、己と戦い続ける精神力を持ち続けることと、同期の存在こそが脅威なのではと感じました。

    3
    投稿日: 2018.06.22
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    警察学校が舞台の連作短編集。 すべてを見通すような瞳を持った教官、風間。 彼に指導されることになった初任科第98期短期過程の面々の間に起こる、妬みや恨み、いらだちなどが原因の事件たち。

    2
    投稿日: 2018.06.18
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    希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。

    2
    投稿日: 2018.05.27
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    6章の短編からなる、警察学校の物語。それぞれが繋がってはいるが、もう少し蜜に繋がっていた方がよかった。ジョーカーゲームを連想させる感じ。

    2
    投稿日: 2018.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018年21冊目。 警察学校内を舞台とした短編集。いやー、凄まじい・・。 ただ、全てが伏線というわりには「え?どこが?」という感じだったので、そういうのを抜きにして読んだらまた違う感想を持ったかもしれない。 続編があるようだけど、たぶん読まないかな(;^_^A

    2
    投稿日: 2018.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みたいと思いつつも、なんだかんだと手に取る機会を得ないままに2~3年が経ってしまっていた一冊。 “既視感ゼロの警察小説”との謳い文句に偽りは無し。面白かった。 警察学校が舞台なため、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、雰囲気は学園ドラマ。映像化にも向いていそう。 連作短編になっているのだが、それぞれの回に起きるちょっとした事件は毎回ショッキングな結末を迎え…次の回にてその種明かしが為されるというスタイルも、わりと好きだった。 お気に入りは、後半の2編。 ★4つ、8ポイント半。 2018.03.28.古。 ※毎回の“事件”以外の部分の、どこまでが創作でどこからがフィクションかは分からないが… そうとうに厳しい規律に縛られた生活を乗り越えて来なければならない警察官という人達、まずそれだけで尊敬に値するなぁ、と。 ※フィクションには違いないだろうが、たったの半年間で、ずいぶんとまあ“事件”の多いこと(笑)。 しかも…前半のいくつかは、れっきとした(?)傷害事件じゃないかい。 それどころか、もはや殺人未遂まであるじゃん! 数や程度の差はあれど、現実にもそうやって表沙汰にされずに処理される事件もあるのだろうな。 ・・・追記・・・ 2020年1月4日、5日の2日間に渡ってスペシャルドラマが放映。(主演は木村拓也) 番組宣伝CMでのキムタクのビジュアルに初めは違和感を感じたが…(キムタクが白髪頭とは…自分も歳とったわけだ:涙) 内容は、かなり十分に面白かった。書籍では「教場」の続編も刊行済み(だったはず)なので、2夜連続放映の2日目は続編を下敷きにした話かと思いながら観始めた。 しかし、(記憶に曖昧な点もあろうが)原作を読んだ記憶と異なるエピソードはほんの少ししか無く……つまり、1冊目のみをベースに作られたのだろうと結論。 (スペシャルドラマ版) ★4つ、8ポイント。 2020.01.05.観。 ※全部観終えた後にネットでキャストの役者名をチェックする段になって初めて、大島優子が出演していたことを知った(苦笑)。 ※小日向さん、やっぱり好き(笑)。 ※原作の続編が手付かずだったなら…連ドラ化もあり得るかしら? ・・・追記その2(訂正)・・・ 他のブクロガー達の「教場」のレビューを読んでいたら、短編6編の1つずつに"一行あらすじ"を書いてる方がいた。 それによって自分が読んだ時の記憶が鮮明に甦った! ・・・すると、スペシャルドラマ版には「教場」に無かったエピソードがいくつかちらほら? やっぱり続編のエピソードもドラマに使われてたってことかな(苦笑)。 (それとも、ドラマオリジナル?)

    7
    投稿日: 2018.03.29
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    警察学校での日々の訓練から卒業までを、訓練生と教官の視点から描いた物語です。 警察学校を題材にした話を読んだのは初めてで、きっと珍しいのでしょう。 発売当初から話題になりました。 短編から構成されており、ほとんどが訓練生視点です。 主人公はその都度変わります。 最後まで残って無事卒業する者もいれば、途中で脱落する者もいます。 体力的にも精神的にも、きっとかなり過酷な訓練なのでしょう。 自分が知らなかった世界を垣間見ることができたのはとても興味深く、その意味では楽しめましたが、物語が進むにつれ、ドキドキハラハラ感が少なくなってしまい、最後はふーんという感想でした。 始めの方はかなり面白くて引き込まれる内容だったのですが。 教場2も購入済みなので、読んでみようと思います。

    2
    投稿日: 2018.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化! 一般人が覗き見できない世界だが・・・ひと言で言えば陰湿だ。想像だけだが、たぶん現実との解離は少ないと思える。警察だけでは無く公務員の学校とは未だブラックだと思う。

    3
    投稿日: 2018.02.19
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    警察学校という、およそ異質な空間(作中ではしばしば篩と表現される)で繰り広げられるミステリー。 散りばめられた伏線が鮮やかに回収され、各章を読み終えた後の爽快感はなかなかのものである。また、小さな伏線、違和感を見逃さない厳格な白髪教官風間や様々な課題や問題を抱える登場人物が繰り広げる、たまに狂気も混じった物語に、僕は大変満足した。 オススメの一冊です。

    2
    投稿日: 2018.02.13
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    内容(「BOOK」データベースより) 希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。彼らを待ち受けていたのは、冷厳な白髪教官・風間公親だった。半年にわたり続く過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境のなかで、わずかなミスもすべて見抜いてしまう風間に睨まれれば最後、即日退校という結果が待っている。必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。週刊文春「二〇一三年ミステリーベスト10」国内部門第一位に輝き、本屋大賞にもノミネートされた“既視感ゼロ”の警察小説、待望の文庫化! 警察小説は数あれど警察学校小説は初めてです。警察官になる前はみんな入っているのだから厳しいとはいえ卒業ありきの学校なんじゃないかなと思っていましたが、この本を信じるならかなりハードな学校なようです。もちろん事件の数々は別ですよ、こんなに沢山いろんな事がある人たちが警察官になったら逆に不安です。それくらい事件というか悪意がある人居すぎです。個々は読後感良くないのに全体的に見るとなんだか清々しいのが不思議です。最初の方がちょっと鬱々としているのですが、後半の話に行くに従って熱い展開になるからでしょうか。続きが出ているようなのでまだまだ楽しめそうです。

    3
    投稿日: 2018.01.23
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    気になっていた一冊だ。 本屋大賞2014年6位、このミス2014年版2位、という話題になった本。警察学校が舞台。そこで学ぶ生徒たちの目線で物語は進み、章ごとに主人公は変わるが、新しくやってきたある一人の教員が必ず物語のキーパーソンとして毎回描かれる。物語は主人公と、そのクラスの友人との友情が少なからず描かれているんだけど、必ずぞっとする展開が待っていて、人が死ぬわけじゃないんだけど、ミステリーのジャンルに間違いなく入るほど、話の展開に夢中になる。 彼らが警察官になった後の物語もぜひ書いて欲しい。

    2
    投稿日: 2017.12.29
  • 続編にも期待。

    とある警察学校が舞台の短編集だが、非常に良く出来た話だった。最初は理不尽ともいえる教官と生徒の関係に戸惑いもしたが、風間という教官が登場してからはグングンと話に魅了された。  評価が高かったからこそ買って読んだのだが、それは正解だった。警察学校でこんなに問題が起こるのか?という問いをしなければ満足して最後まで読めるだろう。  決して警察学校が舞台ではなくとも極上のミステリーが書けたと思うのだが、風間公親という存在を浮き上がらせるには警察学校がベストだったと思う。続編があるようなので是非読んでみたい。

    0
    投稿日: 2017.12.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よくわかりません。 それぞれに優秀な生徒がいて、最後に特任チームでも作るの?とも思ったりしたが、結局この教官が主人公なのか〜。これってシリーズになってるようだけどこの教官のお話なのかね??? 一つの学校で、こんなに色々問題があるなんて、日本の警察学校大丈夫なの?と思わせるほど稚拙なフィクションで全く共感できず。

    2
    投稿日: 2017.12.13
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    文章が簡潔。無駄な言葉が見当たらない。 ジョーカー・ゲームを読んだ時のような、というより書き方と得体の知れない不気味さのようなものがそっくり。好みだった。 特に結末がめっちゃ意外ということもなかったけれど(読解力不足?)、どうなるんだろうと気になってしまう。それでなくとも警察や警察学校についてはほぼ何の知識もなかった為、しきたりや用語等が斬新で、興味が尽きなかった。 風間以外の教官は鬼というよりそれこそヤクザのような言動で授業を行うし、知識も体力も必要で、警察学校は思っていた以上に過酷そう。 それがストレスなのか、警察官の卵であるはずの生徒達がそこらじゅうで仲間を貶め合う。人間だからそんなこともあるとは思うけれど、第一線に出てこんな状況では私達市民は堪らない。 どんな人が警察官になるんだろう?よほど精神が強くなければ続かないか潰れてしまう、と読んでいる間何回も思わされた。 北風と太陽で言えば太陽のような風間教官。あんな風に生徒をよく見て冷静に指導できる人が、優秀な人を生み出すのかもしれない。 20171205

    4
    投稿日: 2017.12.06
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    面白かった。警察学校という特殊な空間での連作。1話ごとに異なる登場人物が描かれ、最後に収れん。エピローグもよかった。

    3
    投稿日: 2017.11.14
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    あっという間に読めた! 警察学校を舞台とした未知な世界! そこで、待ち受けてるのは生徒たちの友情や教官との熱い絆とは全くかけ離れたイジメと復讐劇やった…という短編集。 章によって、登場人物が変わり、増えていくから、途中誰が誰だか分からんくなった。 やけど、クセになるように夢中で読めた。教官の洞察力スゲー! 特に、蟻の話は怖すぎたけど、引き込まれた。 最後の終わり方の伏線の持って行き方は上手いなー。 でも、こんな思いの警察官ばっかりやったら嫌やなー。厳しい警察学校での生活が最終的には興味深かった。

    3
    投稿日: 2017.10.29
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    (2017.10.21読了) 警察学校を舞台にした、全てを見抜き生徒を追い込む一人の教官と生徒たちとの連続短編小説です。 特別面白くも、つまらなくもなく、ほんと普通でした。

    1
    投稿日: 2017.10.22
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    警察学校の話が警察小説としては新鮮なのかもしれないが、警察機構以上に陰湿。まあ、フィクションではあるが、よくここまで考えつくなあ。

    1
    投稿日: 2017.10.14
  • さすが、本屋大賞ノミネート作品

    各短編が、その前編の種明かしのような構成となっており、こういうストーリー展開があるのだと感心させられました。さすが本屋大賞ノミネート作品、お見事!

    0
    投稿日: 2017.10.13
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    面白かったには面白かったけど、ややドラマチックすぎる気もしました。連続してそんなに凄いこと起きる!?と思いながら読んでました。

    1
    投稿日: 2017.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めたときはこの本の構成がよくわからず・・?だったが、どうも登場人物とエピソードが章立てられていることがわかってきて読みやすくなってきた。が、その章でだれが中心になっていて、今誰が話しているのか前の章まで戻って見ないとわからないときもあって、混乱。 最後の卒業するところはいい感じ。教官の人間味があふれてくる。

    1
    投稿日: 2017.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞2014年6位、このミス2014年版2位。評価の高い本。他にない構成で、警察学校内の日常の謎系(事件性は高いけど)を鋭い教官が解いていくパタン。生徒同士の謎の行動と教官の謎の行動がじょじょに解明されていく。少しジョーカーゲームに似た感じで展開に引き込まれて行くけど、一歩下がって離れたところから観たら「そんなことあるか?」と思ったりもする。連作短編集であり、継続的に登場する人もいるけど、あんまり登場人物が印象に残らなかった。自分的にはどちらというとミステリーよりあまり知られていない警察学校の実態?に触れるのが興味深かった。

    4
    投稿日: 2017.09.16
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    警察学校での話。厳しすぎる。規則の厳しさだけでなく、生徒同士の関係も厳しい。しかし、風間のような、何でもお見通しの教官がいたら少しは楽になれるのかもしれない。

    1
    投稿日: 2017.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前から何かのレビューで見て気になっていて購入したものの積読になっていたところ、時間ができたので読んでみた。 警察学校の短期生たちの心の動き、挫折、成長が良くも悪くもリアルに感じるくらいよく書かれていた。 重たい入りと1話目で気乗りしなかったものの、2,3話目ではいつになくどっぷり内容に浸かってしまった。 警察学校は教えるためでなく、「篩(ふるい)」なのでという言葉がとても印象的だった。 高校は男子校だった自分。今の一般の世ではある意味特殊な空間の中での3年間だったが、今思えば他では経験できない環境はある意味面白いかったかも。でも風間教場だったら一番に篩落とされていただろうな。一限目から早弁していた自分だもの・・・

    1
    投稿日: 2017.05.04
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    警察学校の話。 各章が適度に関係しあい、卒業を迎える。 自分の知らない世界が見えたのがよかったが、 風間教官ができ過ぎなきがします。

    2
    投稿日: 2017.05.03
  • ミステリーというよりエンターテインメント小説かな

    このミス2014年度版2位。文庫版となり求めやすい価格になったので早速購入。6章から構成される短編集でさくさく読めます。各章のクライマックスが荒唐無稽なのと風間教官の超推理力がリアリティを欠いていてミステリーとして読むと物足りなさがありますが、エンターテインメント小説としては新鮮で面白くお勧めです。さくさく読めるといっても、なにげない描写がクライマックスの伏線になっていて、注意深く読まないともう一度読み直しが必要です。

    0
    投稿日: 2017.04.02
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    警察ものが読みたくて目に留まった教場を読んでみる。風間教官いいね。結構面白かったのでツーも読みたい。

    2
    投稿日: 2017.03.22
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    この警察学校、事件が起こり過ぎだ。 中にはシャレにならないケガとかさせて、学校から逃げて終わりってのは警察としてどうなの?犯罪者なんだから逮捕しないと。

    1
    投稿日: 2017.03.06
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    途中まで恐怖ストーリーだが、終盤で新しい意味合いが見えてくる。次の生徒が入ってきたときには、もはや必然。

    2
    投稿日: 2017.01.24
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    警察学校の話。かなり厳しい環境のようだが現代でもこのような状況なのだろうか?普通の会社なら訴えられそうなほど。より規律重んじ、階級意識のある職種ならこのような厳しさもやむなしなのか。正義漢に基づく胸すく展開ではなく生々しい人間 ドラマであることがかえってリアルさを感じます。短編仕立てなのでサラサラ読みやすいですね。ミステリーとして一遍ずつが良くできている感じです。

    2
    投稿日: 2017.01.17
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    警察学校を舞台にした短編・連作集 直球でいうと、いまいち.. 警察学校生徒の闇と実態がわかるような物語。実態は陰湿で過酷(笑) これ、本当? 「すべてが伏線」って書かれている割に、ほんとうに伏線?よくわからなかったです。 すべてを見通しているような教官とその生徒たちの織り成す物語なわけですが、ちょっとその教官の存在価値がいまいち。 さらに、生徒たちの言動や心理描写、それぞれの人間関係に違和感があり、生徒たちにも感情移入もできません。 なので、ちょっと期待と違う感じでした。 物語は全部で6編あり、6人の生徒たちの物語でもあります 職質 牢問 蟻穴 調達 異物 背水 職質   教室(教場)でビリを競う?二人の本当の関係にまつわる物語 牢問   女子生徒に嫌がらせの手紙を出していたのは? 蟻穴   保身に走った聴力自慢の生徒に対する仕返し 調達   模擬家屋での小火の真相 異物   練習用パトカーにもぐりこんでいたススメバチ、意図的に入れられたのか? 背水   うそや創作の記述厳禁の警察学校で卒業文集に書いた内容とは.. といった感じです。 続編が出ているようですが、そっちになれば、もっとキャラが立って、面白い話の展開のストーリになるのかな..

    9
    投稿日: 2017.01.15
  • 警察学校で繰り広げられる人間の争い

    正直軽い気持ちで読み始めたのですが、なかなかDEEPな本でビックリしました。 警察官になるために、また、警察学校で上に行くために、色々な人間の弱さや想いがぶつかり、人間の弱さや、汚さが垣間見える話で、ホラーに近いかもしれません。 個人的にはいくらなんでも、大人なんだからそんなことないでしょ、と思ってしまい、なかなか没入できませんでしたが、その世界を知らないだけで、案外そういう世界なのかもしれません。

    2
    投稿日: 2016.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集ですがおもしろかったと思います。 それにしても警察学校は大変だなと思います。 またいじめや復讐もえげつない。 でも風間教官のような全てを超越した存在が好きです。ハードボイルドかな。

    3
    投稿日: 2016.12.09
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    ★2.5。帯から期待が大きかっただけに反動もでかい。 でよくよく考えてみたらこの作家、前に読んだ本もそうじゃなかったかな? 全体的に薄い、フィクションがフィクションのままで嘘臭ささえ覚える。うーん、何といったら良いのか、敗北感が決定的に欠如してるのかな?重苦しさを物語の一つの背骨とするなら、そこに現実感をひしひしと感じさせてもらわないと。残念です。

    0
    投稿日: 2016.11.22
  • 未知なる閉鎖社会を垣間見る作品

     考えてみれば、そもそも普通の学校でも閉鎖された世界であり、そこで起きていることは一種独特のものがあります。それは、誰しも経験してきた小中学校でも同じでしたよね。先生と生徒の関係、生徒と生徒の関係もまたしかり。良いことも悪いことも、外の社会では考えられないことが色々ありましっけ。  それが警察学校ととう成人が集まる所となれば、たぶんもっと色々あるだろうことは、想像するに難くありません。それに多分、皆さん、体はメチャ丈夫な方ばかりでしょうしね。ただ、安定を求めて警察官を目指すなんていう単純な人はいない、と思うけどなぁ。同じ公務員ならば、他にやさしい職場がいくらでもあるでしょう。どのみち試験はあるんだしね。もっとも、私の勤めていた県でも、体力テストはありましたけどね。  実は私の家の近くの丘の上に警察学校があるのです。そんなこともあって興味津々で読み始めました。いや、色々あるもんですね。知らないことも沢山ありました。たとえば、パトカーの乗務員になるには、特別の免許がいるなんてことは知りませんでした。警察官なら誰でも運転できると思ってましたよ。なんでも一級から四級まであって、サイレンを鳴らしパトライトを点灯させて走るには、二級以上の検定に合格する必要があるのだそうです。ふ~ん。また、難詰とか無聊なんてコトバを初めて知りました。ま、これは警察用語ではなく、単に私の知識が足りないだけの話ですが。  勿論、ミステリーとしても面白かったです。ただ、短編集なので、それぞれの話が少々物足りない部分もあるにはありますが、私は時折、う~んと唸り、あるいは、ふ~んと思いながらも楽しめました。

    7
    投稿日: 2016.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察学校を舞台にした物語。 確かに宣伝等で見た通り、これまでの警察小説とは切り口が全く違った。前任の病気療養にて代わりに入った教官を中心になっている。 個人的に良いなって思ったのが、学生を教育する場ではなく、ダメそうなやつを振るいにかけていく場所だというとこ。ただ面白くはあるが、やっぱりスケールが小さいため物語に一本の芯がなく、生徒一人ひとりの個人的なエピソードを集めただけの本となっているのがもったいないなと感じた。

    1
    投稿日: 2016.10.10
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    一辺倒ではない1人1人の予期せぬ展開が面白い。警察学校ってこんなこと教わるんだーという新しい発見もページを捲る手を進ませる。人は何かしら欠陥を抱えていて、それを生かすも殺すも自分次第で変わるもので、殺しそうになるときは風間が暗に手を差し伸べてくれる。とても魅力ある人だなとほっこりしながら読み終えた(心暖まるストーリーというわけではない)。

    2
    投稿日: 2016.09.30
  • フィクションとは言い切れない読後感です。

    公務員に友人が数名いますが、やはり閉鎖された世界、鍛え続け、緊張を伴う世界の様です。一筋縄ではいかない、様々な葛藤があるとそれとなく聞いたことがあります。単純な正義感だけでは勤まらないプロを育てる世界のお話し。とても面白かった。エリートだったり、凄腕だったり、特殊能力があるというだけではだめで、もう一つ支える何かを持たないといけない。そんなことを描いていて、私は面白く読み終わりました。おすすめです。

    0
    投稿日: 2016.09.26
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    どんどん読めるし気になるし引き込まれるんだけど ダークすぎる。 蟻の話とか鳥肌ものだし 未だにひきずる その他も「ここまでする!?」って感じで 暗すぎる、陰湿すぎる話が散らばってる 結局あの教官は一体???? 教場2もあるみたいだから、読んだらすっきりするかな

    1
    投稿日: 2016.09.19
  • 途中で吐きそうになった。

    わずか数カ月の間に、ここまで様々な人間関係による事件が、警察学校という限られた空間の中で発生するというのか。 その事件を事前に見極めていく、謎の教官。 話はこの1冊では終わりそうではない。

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    投稿日: 2016.09.19