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鍵のない夢を見る
鍵のない夢を見る
辻村深月/文藝春秋
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総合評価

501件)
3.5
49
184
192
34
5
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    短編集でしたが内容が素晴らしくて長編小説みたいな満足度でした。最後の終わり方が良かった。人によって(男性と女性)好き嫌いが分かれるかなと思う小説かな。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    他力本願だったり、自己正当化だったり、読んでいてムズムズする主人公が多く登場する。 どこかにこういう人いそうだなっていうリアルさがある。

    0
    投稿日: 2025.12.29
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    イタい人を語る主人公の話と思いきや、イタい人を語る主人公がもっとイタい人だった話の短編集だった。最後の話だけちょっと違ったけど。 ☆3.5 2024.2.2 読了

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    「あー分かる」という苦い共感と「いやいやアカンやろ」という登場人物への抵抗感が交互にくる、なんとも言えない読後感の一冊だった。 どの主人公も自らを傲慢だなんて思ってなくて、だからこそその歪さと痛さが際立つんだけど、それは読者である私の中にもあるイタさで、効くなぁ。 読んだ先に救いが無いように感じられて、個人的な好みで言えばメジャースプーンやクジラなど初期作の方が好きな作家さん。 しかし文学の目線だとこういう作品の方が評価されるのかぁ……。

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5編の短編集。泥棒と放火の話が特に面白かった。自分だけが過去のあの時に捕らわれ続けて取り残されている感覚、相手にとっては既に終わった事とされているのに・・・忘れようと思っても忘れられるものではない、なんかモヤモヤしたような感じをうまく表現してくれて思わずうなってしまった。 ------------------------------------------- 泥棒の話:小学生時代の仲の良かった同級生が、母が泥棒に入ったことを家の玄関まできて大人にするようにごめんなさいと謝罪をしに来る。自分の事が好きだという弟と共に。大人か子供かどっちかになれたら楽なのに。「もういいよ」と呟く。諦めの境地か。 その後どの同級生自身が泥棒をしているところをみて一方的に引導を渡してしまった主人公。それから4,5年経って偶然町で出会った時に思わず声を掛けるが相手の方はというと主人公の事を覚えていない、もしくは覚えていない振りをして全く気にも留めていない様子。 モヤモヤしていたのは主人公の方だけ。 あの時のあれは何だったのか、既に同級生はそこから去って次の所に進んでいってしまったのに自分だけがそこに置き去りにされて進んでいないような、そんな感触かな。 放火の話:自分に好意を持って付きまとってくる、正義感が強いが空気の読めない、映画「バックドラフト」に憧れる、冴えない男。自分の方から連絡を絶ち数年が経ち、母からはそろそろ結婚を、と言われる年頃になる。そんな折に火事が起こり、仕事の立ち合いで現場で偶然かつての男に出会って声を掛けられる。それが2回繰り返される。もしかしてこの男は私に会うために放火をしたのでは?男版のお七なのでは?男が放火犯として逮捕された時に、自分との関係を世間に暴露されることを恐れた主人公であったが、彼が口にしたのは「火事が起こってそれを消せばヒーローになれると思ったから」という主人公とは全く関係のない動機。呆気にとられそれから猛烈に怒りが湧いてきた、ふざけるな、今更何もないなんて! これは思わず新聞記事の男の動悸の所を読んで思わず笑ってしまった。自分が誰かの人生を狂わせるほどの存在であったかもしれないという、歪んだ自己肯定。これも前の泥棒の話と似ていて男にとっては主人公の事はもはや過去の人で眼中にないのかもしれないのに、主人公だけが男に付きまとわれた所に留まっている。そして誰かの特別な存在でもなんでもなかったと置き去りにされているような感覚になっている。 夢と殺人の話:雄大には私のための時間がないのだ。物理的な時間ということではなく心に入れる余裕がないのだ。あなたの親も姉もあなたを取り囲む環境というのはどれだけあなたをきれいなものでくるんで甘やかしてきたのか。私くらいの甘やかし方では感謝すらされないわけだ。 私にはもう何も清潔なものもきれいなものも憧れていたものも二度と手に入らない気がする。夢見る力は才能なのだ。夢を見るのは無条件医正しさを信じることができるものにだけ許された特権だ。疑いなく正しさを信じる事。その正しさを自分に強いる事だ。それは水槽の中でしか生きられない観賞魚のような生き方だ。だけどもう私にはきれいな水を望むことができない。これから再起に手に入れる水はきっとどんなに微量でも泥を含んでいる気がした。息が詰まっても私はそれを飲んでいくしかない。 あまりに強く夢の世界におぼれた私の半身は今も大学時代に留まっている。これから先何があっても私は残りの半身だけで生きていかなくてはならない。

    6
    投稿日: 2025.12.27
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    なかなかビターな辻村深月。 その鋭さはいつも通りだが、『かがみの孤城』や『冷たい校舎の時は止まる』とは異なる雰囲気だ。 当初、本作に書かれたエピソードの大半がやりすぎでわざとらしく感じ、いまいちピンとこなかった。彼女にはもっと素敵な物語があるのになぜ本作が直木賞受賞作なのかと。 「これは時代のせいだ!」と思っていたが、読み終えてみると、どうやら本作は少し軸のズレた女性たちの物語であって、それを許容できなかったからかもしれない。 つまり、これらを理解する鍵を持っていなかったのではないか。まさに「鍵のない夢」を見せられたのではないか。 自分はそれなりに良識があり、多様性を受け入れる価値観を持っていると思い込んでおり、小説を読む際にそれを振りかざし、それから逸脱した一人称を見ると「そんなバカな」と心の感度を著しく落としていたことに気づかされた。 間違っていた。世の中には僕には知らない目線が存在し、それを受け入れるように読むと解像度が変わって見えるんだ。 多分これはかつて読んだ『流浪の月』が昇華された瞬間でもある。本当についていけなかったのだ。しかし、そうか、あれはそういうことだったのか。 また一つ読書が深まったと思う。読み手の軸を巧みにズラす辻村深月の筆致に感謝したい。なるほど確かに直木賞受賞作なのだろう。 …とは言え少しやりすぎじゃない?

    2
    投稿日: 2025.12.26
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    最近、小説を読む事が趣味になって、直木賞や本屋大賞を受賞したものを読んでいますが、これを読んだ印象としてはあまり心に残ることは無かったかなぁって感じです。 この作家の本は良く読んでますが、この作品以降から段々と読み応えのあるものが増えたんだなぁと思いました。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    一人ひとりに理想があり目的がありそれが夢にもなる。 けれど、なかなか思い通りにならず見た夢とは違う現実がある。 夢見ることは良いことだとは思います。しかし、それだけが生きる道ではないとも思います。

    3
    投稿日: 2025.12.17
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    直木賞を受賞した小説。五つの短編オムニバスで構成される。いずれも物語の中で犯罪を取り扱うもののミステリーやサスペンス要素は少ない。ただ主人公達のモノローグが、緊迫感と緊張を高めていく。 なんて嫌味なダメな主人公達、と割り切れない。誰もが何かの拍子にその穴に落ちる可能性がある。そういう怖さがこの小説にあり、それだけ辻村さんの書く描写が真に迫ってくる。 タイトルの「鍵のない夢を見る」、五つの短編に共通するタイトル。辻村さんの小説のタイトルは読み終わった後になるほどこのタイトルはこういう意味だったのか、といつも感心するのだが、ただこの短編の中には鍵に関するものは出てこない。読んだ後もタイトルの意味するものはなんだろうと考えてしまった。 いつものドア、扉の鍵がない。入れる場所に入れない。もしかしたら出て行こうにも外に出れないかもしれない。どこで落としたのか、忘れてきたのか、焦りや不安が増してくる。そういう不安を表してるのかなと思いました。

    25
    投稿日: 2025.12.16
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    地方都市の小さな事件が短編で次々と展開される小説。どの短編にもまるで自分の傲慢さや愚かさ、どうしようもないやるせなさが見透かされているような主人公が出てきて身につまされる。 どの短編も決してすっきりと解決する事はない、ただただそんなどうしようもない自分を受け入れるしかないのだと思いながらも前に進んで行くだけだ…

    3
    投稿日: 2025.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5編の短編が詰まった一冊。 短編は、話としては関連性がないと思ったが、何かに囚われてしまうことでの人間の愚かさが共通して描かれていると思った。 鍵のない夢とは?と他の人の感想も含め、考えたが、解決策にない救いようもないことだと思う。 そんなやるせなさを言語化されると、心が苦しくなるが、読み進めてしまう。 自分の心のどこかにある愚かさを言語化されるって、エクスタシーなのか? 1編目は、親が泥棒の子との繋がり。 そのことに囚われ続けている自分と、忘れてしまった相手。自分だけが気にしすぎていた、リソースを割いていたことの憤りはすごい分かる。 2編目は、放火をした男と、その放火を自分に興味を持ってもらいたいからでは?と勘違いした女の話。 そう思い込んだが実際は違った時の怒り、秀逸。 3編目は、周囲にマウントを取るために彼氏を作ったが、その男がDVを働き、最終的には母親を殺され、人質として逃避旅に付き合わせられる女性。 怖い、という感情ではなく、他の友達のはない体験をしている、と受け入れているのが怖い。 4編目は、実現不可能な夢を持ち続ける、才能のない男と、その男に囚われ続ける女の話。 夢を持ち続ける、そしてそれに挑戦し続けることの難しさと尊さは、自分が社会人になってから、痛く痛感しているが、才能のない夢は受け入れる世界はなく、男を殺すことで、夢をピュアのまま、終わらせる結末 5編目は、育児に追われる母親を描いた作品。 育児は経験がないが、ヒステリックな描写もそうなるよなと思う。 友人が主人公に対して攻撃的だが、それを意に解さないのがよく分からなかった。 女性の思い込みをテーマにした作品だと思うが、性別に関わらず、世の中の人は皆、それぞれが思い込みを抱え、苦しんでいるのかもしれないと思った。

    3
    投稿日: 2025.12.10
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    直木賞受賞作の短編集 辻村深月さんの作品でこういう雰囲気のって私はあまり読んだことがなかったので、新鮮だった。 でも面白かった。現実によくいるタイプの、ちょっとイヤな女が主人公の作品たち。 自意識が高くて自分の周りにいる男たちを見下している30台独身の女性、夢を追うばかりの男にうんざりしながらも、求められれば喜んで会いに行ってしまう女性など、リアルで共感できるけど、目を逸らしたいような設定ばかり。こういう生々しい人間描写や心情描写は辻村深月さんの得意分野って感じがする。さすが。

    0
    投稿日: 2025.12.04
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    嘘つきジェンガを読んだ後に、読みましたので、そのルーツを垣間見た思いでした。特に、4つ目5つ目の芹葉大と君本家の話は誰にも身近に起こりそうなテーマを、女性の視点から透明感と深い表現力で書かれており、その後の作品に繋がっていくご本人にとっても大切な作品なのだろうなと感じました。

    3
    投稿日: 2025.12.04
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    第147回直木三十五賞 どれもイラっとする女性が主人公の短編集。 モヤっとした気持ちで終わるので、最後繋がるのかなと思ったけど5編とも独立した話。 全体的に不穏な感じで気になりスラスラ読める。 「仁志野町の泥棒」 自分が体験したら衝撃的だろうなと思った点で一番印象的だった。 「石蕗南地区の放火」 相手の男性が痛くて不憫。主人公のような顔から火が出るような勘違いはリアル。 「美弥谷団地の逃亡者」 現実的じゃなくて理解できず。 「芹葉大学の夢と殺人」 このタイプのダメ男は実際いると思う(笑) 「君本家の誘拐」 新米ママの育児奮闘記がくどくど長すぎて話が進まずつまらない。男性が読めば意味があるのかな? いかに大変かの部分がラストに繋がるんだろうけど、これ何の話読んでるんだっけ?となった。

    38
    投稿日: 2025.11.26
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    「芹葉大学の夢と殺人」が特に好きだった。「夢」と言い訳して逃げ続けていることにも気づかない感覚、なんとなく自分にもあった気がする。でも現実を知らない時って夢見てる人が美しく見えるんだよね。

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    身近でありそうな物語。 なんて言うんだろうか、、気負わず読める?? うーーん??わかんないけど、、一気読みでした。

    1
    投稿日: 2025.11.23
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    5人の女性が主人公の、オムニバス短編集。 それぞれの女性が、精神的にギリギリなように思う。 でも、どこか自分もそうかも…と分かってしまうところもある。読んでいると、自意識が「私も、登場人物たちと同じことをしてるんじゃないか」と呼びかけてくる。 なんというか、時代的にそぐわない表現かもしれないが、「女」が凝縮された話だと思った。 波打ち際で、水に足がつからないギリギリのところを歩いているつもりで、気づかないうちに足を濡らしてしまっている…そんな作品な気がした。

    2
    投稿日: 2025.11.21
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    辻村さんの作品も久しぶりでした。 5人の女性のお話。 どの作品もモヤモヤとする内容で読んでて気持ちよくはないんです。 でも自分にも通じるものがいっぱい。 どんどん引き込まれていきました。 汚くて傲慢でいやらしい部分。 周りの人には気づかれたくなくて取り繕うけど...。 とにかく気持ちよくはなかったけどすごく惹きつけられる作品でした。 ありがとうございました!

    96
    投稿日: 2025.11.17
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    本屋をうろうろしている時に見つけて帯を見て、作者のことは知ってたけどこの作品で直木賞取ったんだなと興味を持って読むことにした。昼に買ってその日の夜に読み終わるくらい面白かった。 後ろの作品ほど日常とは離れていくような気がした。 最後の話。これから父親になる男性がこれを読んで何も感じないのであれば、もう何を言ってもその男性は何も感じないのだと思った。私には子供がいないが”母親”の抱える孤独、責任、危うさ、愛情、心細さ、諸々の感情を感じた気がした。産後には読めないかもしれないと思った。 各々の作品にそれぞれ違う、女の(言葉では言い表すのが難しい)あの感じが表れていて共感した。 あとがきの林真理子さんとの対談を読んで、辻村さんのこの作品の後に書いた作品を色々読みたくなった。

    2
    投稿日: 2025.11.16
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    女の物語が描かれた5つの短編集。 読了後モヤモヤする...続きが気になる感じ。 どれも面白いが、お気に入りは 仁志野町の泥棒 美弥谷団地の逃亡者 基本的に短編集はあまり好きではないのですが、、、 辻村さんの短編集は別ですね笑 辻村深月さんの書く物語、言い回し、展開が刺さる。辻村さんの小説、次は何読もうかな

    4
    投稿日: 2025.11.08
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    なんかこう女性らしい生々しい感情とか、女性だからわかること、みたいなのを読みたいなと思ってこちらの本を購入しました。あらすじくらいしか読んでなかったけど、とても満足です。男女平等とか多様性とかいろいろあるし、環境によっていろんな考え方が生まれるけど、生まれ持った性差によって生じる考え方もまたいい面も悪い面もあるんですよね。うーん。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    第147回直木賞受賞作品。地方で暮らす女性達の心の中の闇を描いた、5編の短編集。 多分この作品から辻村作品に入っていたら、そんなに他の作品を読もうとは思わなかったと感じた作品でした❗️ そんな中でも、『君本家の誘拐』は自分の息子が同じようにショッピングモールで迷子になってしまい、非常に焦って探し回ったことを思い出しました。 また、『石蕗南地区の放火』の笙子のような勘繰りは、思わずあるあると納得してしまった話しです。黒辻村作品は、今後も読もうかどうか⁉️少し悩みどころのジャンルです。

    18
    投稿日: 2025.11.05
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    身近にありそうな、心がざわつく出来事を5つの短編に凝縮してあり、心が苦しくなりながらも結末が気になって読んでしまう作品だった。登場人物は女性ばかりだが、似たような思いは男女問わず感じたことがあるものではないだろうか?すぐ隣にいる人が今、体験しているのではないかというくらいリアルさがあった。

    0
    投稿日: 2025.10.28
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    なんとも言えない不快な感じが読後感として残った、それぞれの話は引き込まれてしまい、途中では止められない感じだったが、暗い気持ちが揺さぶられた

    1
    投稿日: 2025.10.24
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    書店でただ、表紙のデザインに惹かれて手にしました。しなきゃならないこと全部後回しで、読んでしまいました。しかも読んだそばからもう一周してしまいました。怖いもの見たさに支配されてたかも そうはならんやろ、と笑いたいのですが、どっこい人間世界で起こってるんだろうなあ 小説内だけでも、蚊帳の外に居られてよかった。かも

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    直木賞受賞作。短編集。すごく面白かった。 以前Kindleで買って読んだのをすっかり忘れて文庫を買ってしまったが、再読して本当に良かった。 全く異なる5人の女性の物語。 逃亡者、殺人、誘拐の3作品が特に好き。 誘拐は子育て真っ最中だからリアルに想像できて、冷や汗かきながらページめくり続けました。 巻末の林真理子さんとの対談もすごくいい。山梨出身の直木賞作家同士の話は、とてもためになりました。 ◼️二志野町の泥棒 友達の母が泥棒。 これだけそんなに好きじゃなかった。これも好きだったら文句なしに⭐︎5だった。 ◼️石蕗南地区の放火 独りよがり感がすごくいい。 ■美弥谷団地の逃亡者 意思のない女性の描き方が抜群すぎる。 ◼️芹葉大学の夢と殺人 夢を追うダメ男の魅力に溺れる女性の言語化がすごい。 ◼️君本家の誘拐 もはやホラー。現実に起こりうるからまた恐ろしい。

    20
    投稿日: 2025.09.04
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    2025/9/1読了。毎日新聞夕刊の連続小説「やさしい地上げ屋」が初読。恐らく短編でのシリーズに なっていると思われますが毎日楽しんで読んでいます。登場人物の性格、育った環境での生き方。でも避けられない日常で起こる出来事。そこで巡り合った人との出会いで怒りを覚えたり謙虚になったり、人間の生き方ってそこで分岐点となったり落とし穴も。怖いドラマの積み重ねだと思う。そこで書店でこの方の直木賞受賞作を読みたいと手にしたのが本書である。13年前の若々しい時代のストーリーだが文章の流れや微妙な情感の絡み合いが実に上手い!と一気読み。こんな綾からこんな結末もなるんだなあと共感も。ある種重くもあるサスペンスでもあると思った。この方、今や直木賞選考委員にベテランと肩を並べる存在になってしまった。

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    長くて重たい本の後は軽いものが読みたいということで短編集! ただ内容は軽くなかったです笑 これぞ辻村深月ワールドといった感じで人物の1人1人の性格や言動がリアル過ぎて知り合いの話を見ているような感覚になります。しかも絶妙に嫌な感じで終わるのでやみつきに。 特に今回は「芹場大学の夢と殺人」と「君本家の誘拐」が個人的に好きで最高に嫌な気持ちになりました笑(もちろん良い意味で) ゾワッとする一面やうわっと嫌悪する一面など短編ごとに色々な面をもちあわせたこの作品は直木賞受賞納得の作品でした!

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    ★★★☆☆第147回直木賞受賞作。①仁志野町の泥棒、見てしまった。②石蕗南地区の放火、ふざけるな、ああ、恥だ。③美弥谷団地の逃亡者、怖かった。④芹葉大学の夢と殺人、死刑になりますように。⑤君本家の誘拐、眠りたい。日常に潜む落とし穴が見えた。自分はこのような落とし穴があれば避けて歩けるだろうか。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    読み終えたあと何かザラっとしたものが残る。 どの話も主人公の視野の狭さと思い込みとズレ感が凄い。でもどこか自分の中にも同じ感覚のものが確かにあるような気がする。苦笑い。痛いところついてくるなぁ、、、さすが辻村さんだ。

    19
    投稿日: 2025.08.28
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    すごく面白かった 生きづらいプライド高めの女性の心情やら世間とのズレみたいなのがリアルに描かれてた。 ただし良枝、お前は嫌いだ

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    初めての辻村深月先生。 5つの主人公全員、ずれてる。 読み進めるほど「ん?」という違和感が積まれていく。「なんだその考え方。どうしてそういう思考になるんだ」ともやもやしつつ、女性独特の渦を巻くような黒い暗い感情がわかってしまう気持ち悪さ。読んでて暗い気分になるが、彼女らに感じる違和感がクセになる。

    1
    投稿日: 2025.07.18
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    辻村深月らしい本で面白かったですが、北村さんは好みではない気がします。女の人が抱えるマイナスな気持ちを存分に書いている感じでした。 短編集で、明るい感じの話ではありません(笑)

    1
    投稿日: 2025.07.11
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    短編集なこともあり読みやすかったです。 全体的に暗い話が多く、客観的に読んでいる状態では「痛い」と言われるような主人公たちです。他者には自分の常識に則って批判的であるのに、自分のことは度外視で客観的に捉えられていない、そんな痛さです。 他に選択肢いっぱいあるでしょと思いながら読んでしまうのですが、実際自分の身に起きたらと考えると、これしかないと思い込んでしまうその気持ちがわからなくもないところがうすら怖く感じます。

    10
    投稿日: 2025.07.06
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    主人公が女性の短編集。 どの話も何とも言えない暗い雰囲気があって、個人的にはとても好きでした。 なぜ題名が"鍵のない夢を見る"なのか気になりました。ただ、出口のない世界で生きているような登場人物たちの様子は、確かにこの言葉とマッチしているなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.07.05
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    泥棒、放火、逃亡者、殺人、誘拐にまつわる短編5篇。 不穏な空気が支配する。 その空気の中で主人公が自分の幸せを見出していく。 主人公の生々しい心の動き、対話する相手との駆け引きが矢継ぎ早に迫ってくる。 著者の見事な表現力に魅了される。

    8
    投稿日: 2025.06.28
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    女性ってこんなに焦って生きているの?これを読む女性はこの人たちをどう思うの?これ、面白いの?と色々考えてしまった。

    0
    投稿日: 2025.06.27
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    直木賞受賞作品ということで期待していましたが、私の中では「傲慢と善良」「凍りのくじら」「ツナグ」の方が上回ってしまい、短編ということもあってか期待とは少々掛け離れていたように感じました。 特にどの短編も刑事事件要素が含まれていること、加えて恋愛系にはモラハラ気質で勘違いな男たちが登場するなど、「こういう人いそうだな」に留まるだけに終わってしまい、あまり共感や響くことはありませんでした。 一方で不妊や育児に悩む母親の短編はとてもリアルで共感できる部分も多く見受けられたのでおすすめです。男性にこそ女性の育児の大変さを知っていただきたいです。

    10
    投稿日: 2025.06.21
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    短編集だと知らず、どう繋がるのだろう?と思いながら最後まで。最後まで読んで、なるほど、と。 どのストーリーもリアル。 誰しも1度は経験あるだろう、普段は隠して生きている悪意。あの人より私が、の優越感。 深層心理を巧みに使って描かれていて、苦しいくらい。 こう考えてしまうことも理解出来る、と思ってしまうのことに、ある種の恐怖を感じる。 すごくリアルなだけに、読み終わるとどんよりした気持ちになってしまい、疲労感。

    2
    投稿日: 2025.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月ってほんとうに人間の気持ちの描写がうまい。嫉妬とか、ねたみ、傲慢さ、そういういやな面を描くのが上手すぎて、読んでいて主人公は全てわたしなんじゃないかと思ってしまう。 自己愛が強くて、人のことを思いやっている風で実は見下していたり。結局は自分がいちばん大切だから相手のことを考えられないところとか。 読みながらはやく、次、次、って進んでいくんだけど読むほど苦しくなった。 私が田舎の出身というのもあって、こういう田舎での出来事や感情の揺れ方には心底共感できてしまうし、田舎から東京に出てきて自分は違うんだ、大丈夫だ、と思ってしまったことも思い出して読むほど気分が鬱々としてきた。(これは傲慢と善良も同じ気持ちになった。) 個人的には【美弥谷団地の逃亡者】がうわあそういうことか、と驚いて面白かった。最初ふたりの関係値が明かされず、なんとなく駆け落ち的な雰囲気があって、最初に浅沼という苗字が明かされた時、不倫してるのかなと思ったのに、読み進めるとオチにびっくり。あんなに短い文中に感情変化、ふたりが少しちぐはぐな雰囲気を醸し出して最後のオチにもっていける辻村深月って天才だなと。 あとは【石蕗南地区の放火】の主人公は絶対にわたしな気がするし。自分にどこか自信があって他人に貶められたり慰めたりされたくない、バカにもされたくない、そんな自分であっていいはずがないと思っているから真実を受け止めきれない、そう思い込むしか自尊心を保てない、真実を見ようともしない。それが見ていて滑稽だったな。 この短編集全ておもしろかった。相手を見下したり自分の方が上だと思い込んだり、相手をかわいそうと思うよりもきっと自分自身を正しく見つめて愛してあげられる方がしあわせなんだろうなとひしひし。 でもさ、人間って、そういうところ、あるよね。

    3
    投稿日: 2025.06.03
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    読了。 鍵のない夢を見る / 辻村深月 犯罪が題材の陰影の深い短編集。 それぞれの物語に出口のなさや、もがく女性たちの心理が滲み出ていて、タイトルの「鍵のない夢を見る」は言い得て妙。田舎育ちの閉塞感が伝わってきてなんとも言えない気持ちになる。 この作品はいまの私と同じ30代前半に執筆されたのかな?と考えると改めて辻村深月さんの深い内面を描けることへの尊敬の念を感じる。

    2
    投稿日: 2025.06.02
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    辻村さんの直木賞受賞作品。読みやすく面白くて3日くらいで読了。 地方に住む女性を主人公にした五篇の短編集。どの女性も自意識が強かったり勘違いしていたり空回りしていたり。どの話もめちゃくちゃリアリティがある。 特に印象に残ったのは「芹葉大学の夢と殺人」。雄大みたいな人、実際にいそうだな……と思った。 構成がすごいなと思ったのが「美弥谷団地の逃亡者」。美衣がクレカのサインを漢字で書くことができたところから「あれ?」と思ったけど、その後の展開がびっくりでした。

    12
    投稿日: 2025.05.31
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    短編でサクッと読めるけど、どれも考えさせられる話だった。特に女性にはあーわかるという感情にさせられる話が多かった。

    1
    投稿日: 2025.05.28
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    第147回直木賞受賞作品 久しぶりな辻村深月作品。やっぱり読みやすいし、感情が入りやすくて、絶妙な人物達とその人達が暮らす世界観作りに感嘆しましたわ。 短編集でどの作品も絶妙なリアリティがあって本当に良い。特に最後の『君本家の誘拐』この作品は震えました。ちょっと読み進めるのが嫌になりました。 サラッと読めるけど深みのある作品だらけで、抜けが無いですね。やっぱり大好きだ。辻村先生!!いつか【辻村深月を囲んで褒め称える会】やりたいなぁ笑

    173
    投稿日: 2025.05.28
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    直木賞受賞作。 私の問題だけど、短編って苦手なことを忘れていた。 短いと物足りないのよね。 やっぱり物足りなくてもうちょっと続きを読みたいとそれぞれに思ってしまいました。

    1
    投稿日: 2025.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり辻村さんは「絶妙にうざい人」を書くのがうまくて大好き。(すごい言い方だけど褒め倒してる) 1.バスガイドの彼女、いそう〜 遺伝なのか(ならもう無理)、母親にやれと言われたのか(なら幼き頃の黒歴史)。 大人に会ってからの気まずさすごいな。 2.笙子が放火したと思った。 大林みたいな勘違い系いるね。バックドラフトさんて呼ばれて喜んでるの鳥肌立っちゃう。ラインのキモさも現実世界にとってもいそうでワクワクした。 笙子のプライドが高い感じもいい。人間をすごく感じた。 3.クズと付き合うちょっと頭の弱い女の子。 遅いのよ。お母さん殺されてからじゃ。 4.医者からのサッカーとわ・・・? でっかい夢あるのに現実が追いついていないのキツイぃ!!そんで殺人て!! でも3話と一緒で、離れられない女の子。 5.結構うざかった。ノイローゼだから仕方ないのかな?理彩の心情を事細かに知りたかった。

    2
    投稿日: 2025.05.18
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    噛み合わない会話とある過去について、傲慢と善良と続いて3冊目の辻村先生です! やっぱりとても面白かった、、、、 主人公が一見マトモで周りの人が変に思えるけど、 主人公も大概狂っているというか、、その描写が上手くていつも引き込まれます。 だけどただ単に狂っている訳ではなく、自分にもその要素があるんじゃないか、確実にあるなと思わせるリアルさもあり、、とても好きでした。 他の作品もどんどん読んでいこうと思います!

    1
    投稿日: 2025.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・仁志野町の泥棒 元同級生のバスガイドさんとの出会いから過去に思いを馳せるお話 親が泥棒をしてしまい、泣いて謝りに来るほど誠実さを感じたのに、まさか自分もなんて…とショックでした。 主人公の誠実さや思いやりがむげにされた気持ちで最後はモヤモヤしました。 ・石蕗南地区の放火 主人公にも消防団の男にもモヤモヤ。 主人公が周りにどう思われるかを気にしすぎてしんどかったです。 ・美弥谷団地の逃亡者 終始救いようがなくて読みながら暗い気持ちになりました。 お母さんがとても辛いです。 ・芹葉大学の夢と殺人 またしても救いようがなく暗い気持ちになりました。 彼氏がどうしようもなさすぎて、大学の先生も本人もこうなる以外の選択肢はなかったのかな…と思いました。 ・君本家の誘拐 主人公がズレすぎてて全く共感できませんでした。 子どもを置いて行って買い物に行くなんて、またそれを忘れて誘拐されたと思うなんて… さらにその後置いて行ったと分かったのに誘拐されたかのようなところに放置して行こうとするところも… 自分が可愛いんだなぁと思い、子どもは親を選べないし(もちろん親も子どもを選べないですが)がかわいそうだと思いました。

    2
    投稿日: 2025.05.12
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    直木賞受賞作の短編集。 読んでいて心がザワザワ、苦しい。 でも引きこまれてこういう人いそうと思ったりして面白かった。 ラストもイヤミスみたいで楽しいしそこまで読後感は悪くなかった。

    2
    投稿日: 2025.05.03
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    どの物語も、すごいなって思う。 主人公の感じが、共感できないけど、わかるって感じがなんだかリアルで。そして、苦しい。 山梨に一時期住んでたからか、消防団の話はよりリアルにせまってきた。ほんとに、怖い…けど、興味深い。

    4
    投稿日: 2025.04.28
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    辻村深月さんの直木賞受賞作という事でワクワクして読み始めたが、読んでる途中目を背けたい気持ちと、どうなってしまうのかといった興味が丁度半々で、でも結局先が気になり、ページを読む手が止まらなくなるディープな作品だった。  自分と、それ以外の者にほどよく執着する。過度は依存になり、いずれ破滅する。それをまざまざと見せつけてくる本。  人生は、階段を登り続ける事が大切だか、踊り場を楽しむ事も、幸せに生きる上で大切だなと思った。

    28
    投稿日: 2025.04.26
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    短編集。 主人公の女性の考え方、行動が理解できず。 ただ、気になってどんどん先を読んでしまう、という点では、ストーリーはしっかりしているし、引き込む まれる書き方なんだろうと思った。

    0
    投稿日: 2025.04.21
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    誰もが心に抱えているような闇を繊細に描き、どの登場人物からも人間らしさが滲み出ている作品。 異常に見える人に共感してしまう自分もいる。 特に印象に残っているのは、 「着ているニットの胸に、なぜか大きく「Lemon」と書かれていた。何のブランド名でもない意味不明な英単語。これが無地だったらまだよかったかもしれないが(省略)顔を一目見て、ああ、こういう相手だった、と一気に思い出す。」 ニットの柄を描写しているだけなのに、伝わってくる主人公の落胆。 私は何気ないこの文章に惚れ、辻村深月作品読破を心に決めた。

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    5人の女性の夢と挫折を描いた短編集 奥深い心情描写が素晴らしい ストーリー展開がほぼない中で読ませるのはさすが

    0
    投稿日: 2025.04.13
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    5人の女性をめぐる短編小説。それぞれが裏のある女性の話で後味の悪いオチもあったりして読んでいて複雑な気分や考えさせられるものが多かった。ただこの筆者の作品は比較的読みやすいので細切れに読めるのがよかった

    0
    投稿日: 2025.04.09
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    辻村深月さんの直木賞受賞作。 短編集なんだけど、どの作品も登場人物が病んでるというか、、、読んでいてしんどかった。 辻村深月の新境地と絶賛された作品らしいですが、私は好きじゃなかったです。

    2
    投稿日: 2025.04.06
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    2025/04/02〜04/04 「君本家の誘拐」に出会えずに残りの人生を歩むことになってたらと思うと恐ろしい。 20代半ば以降の女性の結婚・出産に対する気の持ち様、胎児のいる女性の生活の苦しさ・厳しさ、出産してからの生活の辛さ・孤独感、すべて経験できない僕にとって、全ての母親の偉大さを痛感させられたし、この本を読んだことによって得た経験で、思いやりや理解を少しでもできるのかなと思った。 子供を授かった時、絶対に読み返す作品。

    1
    投稿日: 2025.04.04
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    女性の暗〜い部分を辻村深月さんが鋭い角度から描いている作品でした 短編5編の中で私は最後の2作品が良かったです この5編のどの思考も持ち合わせていない人もいたりするのかな?

    15
    投稿日: 2025.03.31
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    ちょうど短編の『噛み合わない〜』を読んで打ちのめされていたので、警戒しながら。笑 具体的に言及されていないとある地方で起こる小さな犯罪、それに関わる女性たち。 辻村さんは人間の汚い部分を描くのがうますぎる。 登場人物を『イタイ』と思いながらも、自分も少なからずそういう部分があるのでは…?となんだか俯瞰で誰かから見られているようななんとも言えない気分。 うーん、癖になる。 嫌なんだけど、癖になる。

    8
    投稿日: 2025.03.22
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    地方都市の閉塞感めちゃくちゃ共感しかなかった 全てのお話が絶望感で締めくくられて 読後感は爽やかではないけれど 爽やかではないからこそ 登場人物たちのことが脳裏に張り付いて離れない 全お話が罪を犯している 泥棒や放火、逃亡者と殺人と、誘拐 全て 心に穴がある状態の人々が起こしている その穴を作ってしまうのは 社会であったり 家族であったりと その当人の問題ではないことが多い

    0
    投稿日: 2025.03.19
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    変わった人達が多いけど、どこかにはいそうな感じ。 仁志野町の泥棒、芹葉大学の夢と殺人が面白かった。 情けなくてくだらない人物たち。 でも人ってこうだよなぁと思わせられる。 やっと読み終わった。 異動で大阪に転勤が出て、ウイルス性胃腸炎にかかって、と散々な日々でやっと身体も楽になって久しぶりに好きなカフェに来た。 ここに来れるのもあと1回とかだろうか。 あまりにもついてないことだらけの日々でどう生きたらいいのかという感じだけど、 周りの人と趣味ぐらいは大事にしたいなと思った。 家も決まらんほど何もうまく行ってないけど。 あー早く家決まんないかな。疲れた

    9
    投稿日: 2025.03.16
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    辻村深月さんの短編集です。 最近の作品ばかり読んでいたので、ある意味新鮮な感じがしました。 辻村深月さんの文章はとても読みやすく、いつも一気読みしてしまいます。

    0
    投稿日: 2025.03.01
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    心が疲れてる時に読むと余計にズーーンとなる。 どのお話も日常とかけ離れていないリアルな感じともう一回読もうかなって中毒性のある物語がつまってました。

    1
    投稿日: 2025.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ○仁志野町の泥棒 小学3年の時に転校してきた律子と仲良くなった主人公。ある日律子の母親が泥棒だと噂を耳にし、実際にその現場も目撃してしまう。翌日律子が謝りに来たけど、付き合いは続いてた。 6年生になり卒業制作の材料を買いに一緒に買い物に行った際、律子が消しゴムを盗もうとしたところを見つけ、咎める。 それがきっかけで距離が開いてしまい、卒業後は会うことはなくなった。 が、高校生になった頃偶然街で出会い、思わず声をかけたけど、律子は主人公のことをほとんど覚えていなかった。 本当に覚えてないのか、忘れたふりをしてるのか、、ありそうだなぁー。 ○石蕗南地区の放火 消防団員と合コンし、隣に座った大林からしつこく言い寄られて一度横浜へ遊びに行ったけど、とにかくキツイ、、、もう無理!となり携帯を変えアドレスも変えて連絡手段を断ち、やっと安心と思っていたら、実家の向かいにある消防施設が放火される。仕事で火事現場に行った主人公はまた大林に会うが…もしかしたら自分に会いたいがために放火したのでは?と疑問を持つ。 結局大林は次も放火して見つかり現行犯逮捕。 主人公の、私も男に言い寄られたことくらいあるんだから!という気持ちと、なんで私にはあんな変なのしか寄ってこないんだという気持ちのジェットコースターがすごい。 大林のキツイ男具合もよく表現されてて面白い。モテない男は猫の写真を送ってくるとか、電車で飲み物持った女の子(ただしカップにはほとんど飲み物残ってない)に注意するとか。 すごくいそう。 ○美祢谷団地の逃亡者 彼氏と初めての旅行…?相手の顔色をうかがい続ける主人公と、細いの筋肉がないせいで胸板がだらしない彼氏。海に行くことになり、雑誌に載ってたカフェに行きたいという主人公。水着やら着替えやらを買い、カフェに行くかと思ったらその辺にある適当な食堂に入ってしまう彼氏。カフェ行くんじゃないの?との問いにだって腹減ったから、と。 胸が苦しいわぁ。 リクエストしても全く聞いてもらえず、結局は自分のやりたいようにやる彼氏。キツイな。 ○芹葉大学の夢と殺人 これに出てくる彼氏がとにかく面白いくらいキツイ!工学部に通う大学生なんだけど、夢は医者になること。さらに上の夢もめあって、それがサッカーの日本代表になること。それじゃ、今もサッカーやってるんだ?の問いに対して「体育の授業でやってる」。最高すぎる。 主人公は絵本作家になる夢をあきらめて美術の先生になり、しっかりと地に足を着けて生きてるのに結局彼氏が忘れられずに殺される。 キツイな。 ○君本家の誘拐 赤ちゃん連れてショッピングモールへ買い物に来たらベビーカーごとなくなってて誘拐された!!とパニックになるシーンから、妊娠中から産後の大変な日々の回想。わかる…わかるわあ…!!眠れないって神経おかしくなるんだよな。赤ちゃん可愛いくても睡眠不足には限界あるんだ。眠らせてくれ。 そして、一旦家に帰ったらベビーベットで眠る娘。買い物には連れて行ってなかった。どうしよう、大変なことやらかした…。で主人公が取った行動は、男子トイレにベビーカーを放置して見つけてもらおうという作戦。 結局放置しようとしたら赤ちゃんが目を覚まして泣き出したのを見て、一緒に大泣きしたらさっき探してくれた警備員が気づいて見つかってよかったですねお母さん!と。 これ、この後は描かれてないけどどうなったんだろう。防犯カメラ確認したらもともとベビーカーなかったのがわかるし。育児ノイローゼでおかしくなった母親、と要注意人物のレッテル貼られておわり…かな? どのお話も後味悪いけど、身近でありそうなあったような話ばかり。心理描写が細かくて、さすがです。

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    辻村深月の直木賞受賞作。辻村深月は人の嫌な部分を描くのが上手なんだと思う。心の中や感情の200%を吐き出してしまうような表現力だ。この小説が楽しいかと言えばそうではないし、感動する小説かと言えばそうでもない。見たくないものを見せられたような小説だ。それでも、その人の嫌な部分を芸術に昇華させた見事さが凄い!作家としてのあふれんばかりの才能を感じてしまう。

    0
    投稿日: 2025.02.23
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    直木賞受賞作。 短編集で読み進めやすかった。 それぞれ登場する主人公の女性の、ちょっとズレた部分や勝手な思い込みから来る言動にこういう人いるよな〜と同感した。 ふと魔が刺して、他人から見ればとんでもな言動をする心の弱さが描写されいて、読んでてゾワゾワした。

    0
    投稿日: 2025.02.17
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    悩む時期の20代30代の女性たちの話だった。人間のやましいというか恥ずかしいというか嫌だと思ってしまう部分が見れるのが面白い。主人公以外の登場人物の女性からもそういうのが見れるし、主人公はその人なりに色々考えてるんだけど結局見えてるのは自分からみた自分だけで私は大丈夫で入れてるかなと思った。多分時期とか関わる友人によって見えてる自分は違うのだろうと思う。

    5
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地方女性たちの暗転物語。あぁこういう人いるいる、と思いつつ、私自身に当てはまる部分も。 自分は強烈に覚えているのに相手に忘れられた虚しさや、プライドだけが高くなって相談と言う名の自慢をしてしまう自己愛の強さ、昔の関係性に縋っちゃうところ、私だけだと言って欲しいのに私以外に大きな興味が向いててまるで片思いみたいな寂しさ、どことなく周りの人と噛み合ってない会話。 あぁこれらは私の物語なのかも。私のIF小説。 だからこそ、救いようのない結末に少し疲弊してしまった。 とくに1作目が一番印象に残った。居づらくなるたびに引越を余儀なくされるのに泥棒がやめられない母と、それに振り回される子供達。なのにカエルの子はカエルなのか、泥棒が日常だからなのか、りっちゃんまでもが…。普通の子にとっては一生忘れることのない出来事なのに、相手からしてみれば盗むところを見られたことは大したことなかった=よくあることだったのか?

    2
    投稿日: 2025.02.07
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    子育てに対するストレスや周りに言えない悩み、彼氏との間のモヤモヤ感、彼氏がほしい主人公の物語など女性の視点から描かれた作品。 一体自分はどう生きていけばいいのか、子供が生まれて普通の家庭を過ごしたいなど人それぞれ悩みがあって内面が自分視点で暗いなあって思いながら読んだ

    2
    投稿日: 2025.01.31
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    辻村さんの才能を存分に味わえる一冊。 女性たちはいつも繊細で狡猾でどこか不完全で脆い一面が、誰にでもある。そんな一瞬を切り取ったような作品。

    0
    投稿日: 2025.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻村深月さんの短編小説集を読みました。5作品とも女性主人公で、暗さや気持ち悪さみたいなもの、世間とのズレ、孤独などが感じ取れる作品でした。まだ辻村さんの作品はこれからですが、触覚や情景がリアルに映像のように感じられる表現がうまい作家さんなのかなと思いました。私は子どもがいませんが、育児ノイローゼの母親をテーマにした『君本家の誘拐』を読んでいると、まるで自分も母親であるかのような気になりました。かといって、その人物に感情移入するというのとはまた別で、俯瞰して見ているのだけれど、その人物の気持ちにも立てる、とでもいうような感覚です。辻村さんの作品、また読んでみようと思います。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    結婚に対しての古い価値観、子育て問題、恋愛観、精神的なダメージによって起こるトラブル、いろんな問題がそれぞれの生活の中で抱えられていること。正解は無いと思うけど一人一人が満足できる人生を歩むにはどうすれば良いのかは常に大きな課題なのかな。

    15
    投稿日: 2025.01.25
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    なんで辻村深月はこんなに心をえぐってくるのだろう。誰もの心の中に無さそうで必ずあるどす黒い感情を文章にするのがうまい。読後感悪い。

    3
    投稿日: 2025.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どれももやもやする短編集だった。 個人的には、美弥谷団地の逃亡者から一気に引き込まれた。展開に驚いたし、面白かった。 芹葉大学の夢と殺人では、自分の世界のなかでしか生きてなくて、無知故に傲慢な男をリアルに描いていて、やっぱり辻村さんはこういう描写が本当に得意だなと感じた。

    2
    投稿日: 2025.01.22
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    どの短編も読んでいてモヤモヤした気持ちになった。 ・石蕗南地区の放火では笙子の勘違いが痛々しい。 ・芹葉大学の夢と殺人では未玖は雄大から完全に離れてほしかった。

    0
    投稿日: 2025.01.22
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    直木賞受賞作を読みたくて手に取った1冊。 登場人物1人1人に対して、喉に骨が刺さった時のような感情を抱きました。 フィクションだけど凄くリアルに感じされらるお話しだったなと思いました。 辻村深月さんは人間に対する解像度が凄く高いなと思わされた作品でした。

    1
    投稿日: 2025.01.19
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    まさにタイトルのとおり、抜け出せない日常の中にいる女性たちを描いた短編集。 多くの話が終盤に物語が根底から覆るような展開が待っており、ナイフで刺されたかのように感情がえぐられた。自分にとってはとても大事なことであっても、相手にとっては何でもないこと。 刺さる。とても痛い。 救いのない話ばかりだけど、最後の「君本家の誘拐」はわずかな希望があった。そして、一番他人事ではないはなし。 相変わらず辻村さんの筆の力には舌を巻く。

    2
    投稿日: 2025.01.16
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    自分もなり得るかもしれない、ちょっと嫌な人たちのありそうで無いような話。共感できる部分もありつつ、自分がまだ踏み外していない事がわかった。

    2
    投稿日: 2025.01.09
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    現実では漠然と悩むような事象が この書籍では凄く丁寧に表現されていて、 登場人物の気持ちが理解できました。 バックドラフト兄貴はおもろかった

    1
    投稿日: 2025.01.08
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    3作の美衣、4作の未玖に共通するのは、ダメ男と別れられないという点である。暴力的、無知、非常識、いたるところで演出される男たちの愚かな描写にその都度眉を顰めながら、それでも彼らに費やした時間を諦めきれない彼女たちが一層のめり込んでいく姿には妙な納得感を覚える。もちろんそれは恋愛の妙ではあるが、それと同時に、後書きの林真理子との対談でも明らかなように本作のテーマでもある地方という独特な空間が彼女達をより焦らせていくというのも確実にあるだろう。地方の結婚は早い、というよりも、東京が遅いと言った方が良いだろうか。これは明らかな実感を伴っていて、東京で暮らす20代前半の私達にはまだまだ結婚は浮世の世界?で、同僚、同級生はひたすらに仕事や趣味に没頭している。これは東京を始めとした都市が成立させる独特な何かで、都市で少子化が進むのは家が狭いからでも都知事が無能だからでもなく、もっと何か複雑な問題が絡んでいる。私が昨年末地元(人口10万人代の地方都市)に帰った時のこと、1年ぶりに会った女友達に、1年間恋愛と縁のなかったことを伝えると、「じゃあもう話すことないね、解散」と言われた。彼女にしてみれば冗談のつもりだったのだろうが、私は一瞬意味がわからなくて驚いてしまった。失礼さに驚いたとか、ショックだったとかではなく、単純に意味がわからなかった。恋愛以外にも、最近読んだ小説や哲学、アニメ、旅行、政治、仕事のなんやら、同級生の噂話、山ほど他に話題はあるはずだ。だが、彼女の何気ない冗談は真実の一旦を現していて、他にも学生時代我々の間で人気者だった女子は、その後男に縁がないという理由で一種のお笑い種のような扱いを受けている。SNSを覗けば、先述の冗談の彼女を始めとして、みな男と車ででかけ、手料理を振る舞い、うち半数には笑顔の赤ん坊が映っていて、中にはもうすっかり喋っている坊までいる。 年末の地元に帰ると、唯一の歓楽街は帰省&在中の若者でごった返し、店の店員も誰かしらの知り合いの知り合いのような状況である。きっと彼らはそういうのころで日夜噂されながら相手を探し、時に駆け引きをし、いつしか周りに遅れないようにとなし崩し的に結びついていくのだろう。

    0
    投稿日: 2024.12.31
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    短編集なのに、一つ一つのストーリーに切迫性だとかリアリティがあって素敵でした。善良と傲慢につながると帯にあって手に取った本でしたが、軸は一本通っているなと感じるほど良かったです。

    0
    投稿日: 2024.12.28
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    奇想天外な展開はほぼないような、私たちがニュースで日々見ているような身近に起こりうる事件の真相を覗き見しているような、だからこそ普通の人間の普通の愚かさとか普通の傲慢さとか普通の勘違いとか普通のストレスとか、そういうものを生々しく感じられて嫌な気分になった。

    0
    投稿日: 2024.12.28
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    ずいぶん前に読んだ作品を再読。 前は「暗くてつまらない話だなあ」と思っていたけど、印象が変わった。 共感できるところが多い。 過去の自分の勘違い体験が、ちくちくと身を刺してくる。 枕に顔を埋めて「ゔあー!」と叫びたくなる。 主人公と性別は違うけど、過去の自分が今の自分を、無自覚でいじめてくる感じがぐいぐい来る。

    1
    投稿日: 2024.12.18
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    辻村深月の追い込む感じがすごく好き。 読んでて気持ちよさを感じる笑 これが苦手な読者も多いみたいだけど、そんなふうに読者にハラハラ感を味わせたり、読んでいるこっちが疲れてくるような文章を書けるのは本当に天才だと思う。

    0
    投稿日: 2024.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

     本作は5つの短編が収録されている。どれも女性が主人公で、小学生、20、30代、既婚者とさまざまである。本作はどの主人公も現実にいそうな人物で、その上それぞれの年代や立場で悩みがちなことを精緻に書いてある。その為、多くの読者、とくに女性からの共感を得られる心理描写がなされている。人はそれぞれに(たとえ他者から見てどうでもいいと思われることでも)悩みを抱える。年を重ねるたびにある悩みが解消される一方で、また新たな悩みが現れる、というように、漠然としたものを心に留めて生きるのである。

    0
    投稿日: 2024.12.15
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    何でしょう、この読後感は…。 特に一人称で話が進んでいく篇については、 うわーそう考えるのかあと、 気味悪くなったり、可哀想になったり。 次第にもっと悲惨な結末を想像してしまい 先が知りたくなって次々と頁をめくらされたのは、 作者の術中にハマったのかもしれません。

    1
    投稿日: 2024.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    消防団の話の女性の独りよがりな感じが見てて痛々しかった。最後の誘拐の話、赤ちゃんがちゃんと家にいてホッとした。無事ならば大丈夫。何回でもやり直せるよと声をかけてあげたい。赤ちゃんが生まれてから、1年は本当に大変よね。

    0
    投稿日: 2024.12.09
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     様々な鬱屈や影を抱く女性たちの短編集と思いますが、途中でリタイアしてしまいました。  今回初読の作者さんの本でした。妙にリアルで、けれどどこか歪んだ何かをもった人物たちの描写に馴染めず、もしかしたら後半の話でもっと共感できる話があったのかもしれませんが読み切れませんでした。  爽やかな作風の方とどこかで伺った気がするので、こちらの作者さんの本はまた違うお話で読んでみようと思います。

    1
    投稿日: 2024.12.07
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    辻村深月さんの直木賞受賞作 どこかの誰かの日常に潜む、怖さ、気持ち悪さ 読み進めるほどに、ひたひたと忍び寄ってくる 直木賞って、読後モヤモヤとした感覚が残るのは、私だけだろうか

    0
    投稿日: 2024.11.23
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    これは…そうか,「傲慢と善良」は,こういう作品を描く人から生まれたんだな,と. もっと,エグいけどね,こっちの方が. 読者にも,作中のキャラにもやっぱり,意地悪なんだよなぁ,そこまで追い込んじゃう?と.しかし,最終話には震えたなぁ…長男が生まれる前後の我が家と本当に丸かぶり…ずっと暮らした東京から埼玉に引っ越したのも,生まれるまで苦労したのも,そして,仕事で殆ど家に帰れなくて,見知らぬ土地でワンオペさせちゃったのも…ね さらに我が家では何度も別居だ離婚だと感情の礫を投げつけられたことも…たまの休日に早朝から起き出す息子を連れて日の出前の公園に連れて行って「育児」してる気になっていたことも…全部全部,確かに僕は,信じられないほど軽く捉えていたんだと思う.当時としてはそれでも命の危険を感じる程の過密労働の間で「自分だって頑張ってる」と思っていたけど,その中でも睡眠時間を何とか確保してくれて,支えてくれていたのは… そんな息子も中学生になって生意気になって,それでもやっぱり『宝物』であり続けているわけで. あー,こういうことなのかと,辻村深月が,いろんな家族を描きながらも,家族を肯定し続けるその理由は,当たり前だけど,こういうことなんだよな,と. 意地悪だけど,とびきり愛情ある作家さんなんだと. 今回も,完敗です,ありがとうございます♪

    5
    投稿日: 2024.11.15
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    他人には見せないであろう心の奥底を静かに覗く傑作集。どの話にも共通するのは、全部夢だったらいいのにな〜という後味の悪さ。傲慢で自意識過剰な面がリアルに描かれていて、何かに追われるような焦燥感がありハラハラしました。

    6
    投稿日: 2024.10.28
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    男にとってはイタイ話が多かったですね。特に最後の「君本家の誘拐」。昔、よく分かってなかったなぁ、と反省。でも、辻元さんって、以前から文章と構成上手いですね〜。改めて感心しました。

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    "ただ幸せになりたい"だけなのに、それを手に入れるのが実は何よりも難しかったりする。 30/2024

    3
    投稿日: 2024.10.26
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    起こる出来事はどれも非日常な事件だけど、それが起こるまでの女性の心理は、完全にとはいかないけれど共感できるところが多い、というか経験がある。 こういう考え方をする自分は周りとはちょっと変わってる、周りとは違うと思ってた部分があったけど、この本が直木賞を取るってことは私は他の人となんら変わらないんだなあと思い知らされてだいぶ恥ずかしい気持ちになった。辻村深月の本は毎回そう。

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    投稿日: 2024.10.21
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    人間の暗いところ、思ったことはあるけど表には出せない気持ちを行動に移してしまったりしそうになってしまった人たちのお話。 夢はほどほどに、人への気持ちもほどほどに。 妊娠出産って本当に大変なんだな。

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    投稿日: 2024.10.13
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    直木賞受賞作。 それぞれの屈折した女性の話 火事を起こして昔振られた女性に会おうとする消防団 女性が実はプライド高い 海辺に来るカップル 男が罪を犯し逃げる ラブホテルで最後女の人が転げ落ちる 男は助けない 最後子育てに疲れ本当は家にいるのにスーパーで娘を探し回る母親の話 自分を見られるのが怖かったという辻村深月さんの発言が印象的

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    投稿日: 2024.10.10
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    短編集のそれぞれの話は主人公の思考回路が決して特別ではなく、わかるんだけどなぁ、でも、そっちに転がるんだなぁとか、自分もそうしたかもなぁとか、理解できない人達の話ではないんですよね。 多分、作者の細々とした話の持っていき方が、人物像を具体化させてくれたからでしょうね。 すごい文章力と感性だなって思ってしまいました。

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    投稿日: 2024.10.05
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    どの主人公も何なんだ?みたいな、起こっていることは相当悲惨なことなのだけど、同情できない人たちです。 心の闇?いや、独りよがりが過ぎる? どの話も一体どうなるのか結末を早く知りたくてページをめくるのももどかしい感じでした。 特に最後の君本家の誘拐は母親の不安定な心に揺さぶられました。

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    投稿日: 2024.10.01
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    女性であれば、どこかでうっすら感じたり聞いたりしたことがあるようななんとも言えない感情が散りばめられていて、読んでいて少し恥ずかしくなる話が多かった(別に登場人物たちに感情移入するわけでも過去同じような経験をしたわけでもないのに...)。

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    投稿日: 2024.09.23
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    変な感想だけど、読んでみてホッとした。こういう感情になるのは私だけじゃないんだって。 「この感覚知ってる」という場面が何度もあって、なんとも言えない気分になる。 この頃は年齢のせいか、そういう周期なのかはわからないけれど、他人を羨んだり、どうして自分だけと悲観したり惨めになることはほぼない。 だけど4~5年前に読んでいたら、頭掻きむしってズーンと凹んだと思う。 このご時世だし、男だから女だからとはあまり言いたくないけれど、女性特有のいやぁな感じやどうしようもなさみたいなのってあるよね。 それがズブズブ刺さってくる一冊。

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    投稿日: 2024.09.22