
総合評価
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powered by ブクログ読んでる時は先が気になる、 読み終わったらじわじわ心が押しやられる。 自分の語彙では言葉にできない 濁った感情が心に溜まる、 そんなお話集。 過剰な自意識 あまりにブレない軸や夢 夢を見る才能 それでもやっぱり、鍵は見つからない。
9投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまりにも面白すぎて、あっという間に読み終えてしまいました。 流石直木賞受賞作品ですね。 短編集となっていますが、どの話に出てくる女性も「うわ〜いるいる〜」と顔を顰めてしまうほどリアルです。 特に第二章の自意識が肥大化してしまった女性! 昨今流行りのマッチングアプリや婚活市場にわんさかいるなぁと、感慨深さすら覚えました。 ここまで30代独身女性の嫌な部分を煮詰めて書けるのは、辻村深月さんだけなのではないでしょうか。 私には非常に刺さりました。
0投稿日: 2023.05.24
powered by ブクログ世界って本当に、交わらないで存在するのかも。だから、そうではない世界も、もしかしたらあるのかも。この世界からわたしが頑なに出なかった所為で、わたしが知らないだけなのかも。 今仕事しながら聞いてる本が、普通の人たち(普通に見える人たち)が小さく奈落に落ちる幾つかのショートストーリーで、それももう4つめなので、気分が落ち込んでる気がする。そして、あまりにも話が通じない彼が、得体の知れない、すぐにでも、またはこの機会を逃さず離れておくべきもののような気がしてくる。怖くなってくる。気持ちってほんと、いい加減だとおもう。 チャプター4やばい! やばい男だ! ここまでわかりやすかったら、よかったのにー! 彼女は最後に、死ぬことを選んだ。これ、この話、意外と危険だった。結構いるんじゃないかしら、実感できるひとたち。少なくとも、わたしはこの話を読んでる間、悪寒が止まらなかったよ。こんなふうに自分を納得させて、生きることから逃げるのもありなのかな、て思っちゃったよ。揺れ動く自分自身の姿を、右斜め上から見下ろしているみたいに。 彼女は機会を逃したのだ。だから死んだのだ。
2投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログうわ、見たくない闇を見ちゃった。読んでて何度も湊かなえ作品かと錯覚してしまう薄暗さ。 人を「普通」と呼ぶときは常軌を逸していない正常な人、のようないい意味で使う時と、特に面白味もなくこれといった特徴のない人、のような悪い意味で使う時があると思うのだけど、この作品には後者の意味での「普通」な女性がたくさん出てくる。よくもこんなに既視感のある「普通」な女性を描けるなあと感心しちゃいました。 普通なんだけど、「普通」に隠れたそれぞれの複雑な心境や奥深い闇がうまいこと淡々と表現されてる。見たくない触れたくない闇がわざとらしくなく無駄なく語られていてなんかゾッとしちゃう怖さがある。 浅はかで歪んだ普通の女子たちの闇。私は違うもんって言いたいけどそんなこともないのかな。嫌だわ考えたくなーい 救われる話でも深く考えさせれる話でもないけどドスっと重くしばらく頭のどこかに棲みつくような話だったな。
2投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログうーん!ゾワゾワする! ちょっとズレた考えを持つ女性たちにモヤモヤザワザワするんだけど、どんどん読み進められるんだよね!辻村深月さんはやっぱり凄い。
4投稿日: 2023.05.18
powered by ブクログ・短編集 ・女性の複雑な心境を汲み取って描かれていて面白い。男性目線からすると少し違和感のあるところがあるが。
2投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ今まで読んできた辻村さんの作品とは全く異なると感じた作品でした。相変わらず登場人物が浮かび上がるような文章で、それぞれの物語が強烈な違和感を伴って入ってきました。1番好きなのはよっつめの大学生の夢の話。最後がゾクゾクしました。京極先生の鬼談や乱歩先生の孤島の鬼で感じたのに少し似ているようなゾクゾク感。あちら側はそれは魅力的なんだろうなと思います。
1投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ心の奥底に隠してあるような感情を、言葉に表されていて、本の中の人物と一瞬重なる時があります。 自分が1番、自分が正しい、知らず知らずにそう思ってしまってるとしたら… その考えは世界を狭くしてしまっているかも。 本当に豊かに生きるためには、という事を気付かせてくれた一冊です。
1投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ子育て中の自分にとっては5番目の、君本家の誘拐が、一番リアルで身に沁みる物語でした。 芹葉大学の夢と殺人は、冒頭からは想像がつかなかった結末に、驚かされました。 あとは共感することのできない愚かな考え方や行動だなあ、かわいそうだなあ、という気持ちで読みました。そんな短編集だったので、自分的には全体として、そんなに面白いと思えない本でした。 でも巻末の対談を読み、地方に住む人たちの閉塞感を書き表しているというのを知り、なるほどと思いました。辻村さんの作品は好きなので、引き続き他のものも読んでみたいです。
2投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直木賞受賞作。短編5編。5編の間の繋がりはありません(独立) ホラーでもミステリーでもないですが、怖い。 年齢が近いので響くところも、あり。恐ろしい。 「傲慢と善良」に似ている(テーマが類似しているのもあり)とも感じた。
1投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
色んな女性の短編集 最後の育児してる女性の悩みがリアルすぎて怖くなった 人間のダークな1面って別に特別なものじゃなくて、日常にあるし、普通の人が陥る…そんなかんじ
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログみんな憧れや理想を持っているものの、それは遥か遠く、なかなか辿り着けない。一方で、心のなかに潜む闇や苦しさはすぐに私達の目の前に現れる。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログ心の中でどんどん悪い方に思い込みが進んでいき、自分で自分を苦しめてしまう登場人物が多かったと感じた。 また、些細な発言でも人を深く傷つけたり怒らせてしまうということが具現化されていて、人間関係の脆さを感じた。 ★印象に残ったフレーズ 「砂山の上に立った旗を崩すのを避けるように慎重に、徐々に互いを探り合い、やがて唇を重ねた」
1投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログどこにでもある町に住む、盗癖のあるよそ者の女、婚期を逃した女の焦り、育児に悩む若い母親…。地方の町でささやかな夢を見る5人の女たちの暗転を描く。
1投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ色んな人の人生を覗けてよかった。小説を通して自分の経験値も貯まった気がする。「なんでそんなことを、そんな風に言っちゃうんだ」が随所に。人の気持ちを想像できる人になりたい。 2023/04/05 読了
1投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ愚かさの万華鏡をみてるみたいだ。覗いてる自分の中にある愚かさが、キラキラ結晶のように凝縮された姿で目の前の物語の中に現れる。この引き込まれ感といったら…! 全編通じて「うう…イタイ…」。自分の目に最も鮮やかに映るのは、「芹葉大学の夢と殺人」。ワカル…。ダヨネ…。主人公の女性に「そうそうそうそう」と頷いてしまう。裏切らないラスト、安心した。 書き手として、客観性をもって、男女の内面を描きだしていく…もしも辻村さんが友達だったら、何も喋れなくなってしまいそうだ。
2投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログ心理描写や人間関係の機微を描くのが上手なので、読んでてとても居心地の悪い気持ちになった。ダメンズ率高め。芹葉大学の夢と殺人も登場人物二人にひたすらイライラしたけど、結末がドラマチックでこの話が一番好きだった。
1投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログ染み付いた考え方は変わらない。 物事を繋げて考える必要性と繋げて考えてはいけない(先入観を持つ)必要性、2面とも大事
0投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯罪にまつわる5つの短編集。私はいわゆる「白辻村」の話の方が好きなので、本作が直木賞受賞作だと知ったときは「辻村作品ならほかにも直木賞とれるような作品があるのにこれで受賞したのか?」と、初読時は思わなくもなかった。 数年ぶりに読み返してみたが、これって犯罪がどうとかではなく、二十代から三十代の女性の苦しみを描いた話なんだなと思えた。どの話の主人公も女性で、どの人も愚かで、だからこそ人間味を感じた。 「放火」で笙子が大林みたいな男を相手にしてしまっているところ、いい人に出会えず、だからといって好みではない男とは関係を持ちたがらないところが愚かだなと思った。 「逃亡者」はDV彼氏から逃れられない女の話で、話の途中で仲のいい二人の女友達を内心下に見ているところなんかがすごく女子だなと思った。 「夢と殺人」はもっと愚か。一番愚かな話だなと思う。雄大から離れればいいだけなのに付き合ってしまう、未玖のだらしなさ、愚かさ。 「誘拐」は、ただただワンオペ育児の苦しさが描かれてるなあと思った。子供をこの上なく愛しく思う気持ちがあるのに、しかし生活を送る上では、愛する気持ちだけでいさせてくれない。泣きわめく声がうるさくていい加減にしてくれと思ってしまう気持ちが生まれてしまう。自分の時間がとれない、睡眠がとれない。ひとつひとつは些細なものでも、積み重ねると膨大になり、ある日臨界点に達してしまった日の話だった。ただただ辛いしやるせない。
0投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ短編ものはあまり得意ではないのに、気づいたら引き込まれていて、隙間時間であっという間に読み終わった。 主人公は全員、自己愛が強い。 盗みを庇い引導を渡したと思っていた友人に忘れられていたミチル、 自分のために放火したと勘違いした笙子、 格下と思う友人と比べることで優越感を感じDVでさえ愛だと思う美衣、 彼の心を支配するために飛び降りる未玖、 体裁のための既成事実を作るためなら我が子さえ置き去りにしようとする良枝。 そして、周りの女性と自分の幸せを比べ、 勝ったら高見から見下ろし憐れみ、負けたら被害者面をする。 何とも滑稽で悲しいんだろう。 さすがに全面的に共感はできなかったが、 周りの女性と比べてしまう卑しさは私の中にもあり、 身につまされる気持ちになった。 ここまで女性のえぐいほどの内面を描けるのは、 辻村さんならでは。
2投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログ田舎に住む様々な年代の女性の物語。 女性はこんなことを感じるのか、ここまで見てるのかと、男性からすると発見のある一冊。
0投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辻村深月さん、なんとなくイメージ的に思春期あたりの子供を描いてるのかなって思い込んで敬遠していたので、初読みでした。が、面白かった。 でも、「仁志野町の泥棒」「石蕗南地区の放火」「美弥谷団地の逃亡者」と続けて読んだとき、興味を惹かれて読みすすめられはするんですけど、その読みすすめてる感覚が、週刊誌とかで事件を下世話な視点で書き連ねた記事を読んでる感覚なんですよ(笑) 特に「石蕗南地区の放火」は、主人公の女性の自意識がイタすぎて、読むの挫折しかけた(笑) もうこの女の人のこと書くのやめたげてー!って逃げたくなるレベル(笑) でも「芹葉大学の夢と殺人」は、同じ拗れた自意識でも、主人公が大学生とかだからかな?未熟さはあまりにも痛々しいんだけど、痛いなりに真っ直ぐだったり純粋だったりする部分が、強烈に引き込まれました。ほんとうに面白かった。 「君本家の誘拐」は、読んでる年齢や環境によって、大きく感想が違いそうな作品。 良枝のおかしさを、あえて誰も指摘することなく、強く強調することもなく、淡々と展開させて、事件を浮かび上がらせていく話の運びがすごく良かった。 一番好きだったのは、芹葉大学の夢と殺人かな?最初の三作が週刊誌ネタっぽくても、この本に星5つけたくなるくらい、好き。
0投稿日: 2023.03.13
powered by ブクログ日常の落とし穴5編。2編は特に絶望感強。「逃亡者」リゾート地のカップル,実は母を殺しその娘を連れ回すDV男。怖い。 「夢と殺人」夢ばかり見て現実を見ない殺人犯。女の意外な行動に唖然。
17投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ絶妙なイタさをもつ女たちの話でした。噂話を聞いているような下衆なワクワク感を味わえます。 気がついたら誰もいなくなっていた、楽しいのは自分だけだった。切なくて、寂しくて、滑稽です。
2投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ鍵のない部屋の夢を見る 短編集ながらどれも日常から捻りを加えた読み応えある作品でした。夢の中で必死にもがいている嫌な夢をみて夢で良かったけど気分悪いって感じです。 最後の宮本家の誘拐は私の自転車が似た状況にありました!
3投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ最初の話は純粋にしんど、、、ってなったよね 特に最後は それ以外は主人公に対して共感はできなかったし男も女もみんなただのクソやんとか思っちゃったけどゾワゾワして楽しめはした
1投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログDV彼氏の話が一番怖かったかも。 いや、でも元カノに目の前で死なれるのも怖いな、人の死を目の前で見るほど怖いものないと思う。 随分ゾクゾクする話ばっかり書く作者だなと思ったけど、ミステリ作家なんだね。 短い話で寝かしつけのときにはとぎれとぎれになるより聞ききりたいので良かった!
2投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集。どれもあまりスッキリはしない話だが、すごい引き込まれて一気読み。色んな性格の人が登場し、身の周りで起こる事態に翻弄され、生きている。特に「芹葉大学の夢と殺人」、「君本家の誘拐」が印象的。
0投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログ初めての辻村さん作品。ドラえもん好きなイメージがあったから、なかなかダークな内容の短編集で意外だった。でも、全部好きな作品だった。文章が読みやすい。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ地方の町が舞台の五人の女性の物語。 読み始めると一気に引き込まれる。 ゾワゾワ感がすごい。 人の心というものは… どのお話も共感と驚愕があった。 正しいかそうでないか。 子どもの頃は物事の計りが少なく単純明快だ。 しかし、生きていくと計りが増える。 どんどん複雑になっていく。 頭ではわかっていることも、心がそうさせない。 その両方のバランスを保ちながら生きていく。 心のままに生きられたらいいのに。 そんな風に思ってきた。 しかし、心というものはどのようにもなる。 心の暗部が大きくなってしまうとき。 そんなときに心を優先させたら… 共感するのに、共感しきれない。 それは一線を越えてしまったところにあるのかもしれない。 人の心をこんなにも深く掘り下げて描けるものなんだなぁ。 直木賞受賞作も納得の作品だった。
37投稿日: 2022.12.17
powered by ブクログ本を読むときに主人公や登場人物に感情移入をしようとしてしまうタイプなのだが、この小説はそれがなかなかできなかった。 理由は主人公を理解できないからなのか、主人公や登場人物に自分の嫌いなところと重なる部分があるからなのか、わからなかった。(たぶんかなり絶対後者) 作品自体は読みやすいと思ったが、読み進めるほどグーングーンと心臓を握られているようなしんどさが同居していた。 もっと会話しろ!そんなやつと付き合うな!結婚する前からそんな姿勢のやつはやばいだろ!って思ったけど理屈じゃないんよな、付き合うまでわからなかったとか、周りから反対されるほど逆にその人しか見えなくなるみたいな現象はあるし、さらに子供を産むのには年齢の問題もあって今からやり直そうと思っても間に合わないとか普通にあるもんな 取り返しがつかなくなってしか気付けないことはある。 ホラー小説よりもホラー
3投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ短編集で読みやすかったです。読み終わった後に、最後はこうなったんだ、と腑に落ちないところがなかったんですが、また、読み返したい本ではありませんでした。
6投稿日: 2022.11.12
powered by ブクログ唯川さんのエッセイ「さよならが〜」で、“藁をも掴む思いで掴んだものは絶対に藁だ。”を読ませていただいたばかりですが、それを具現化したような小説でした。 「石蕗南地区の放火」は、辛うじて、藁男子を自ら離す。「美弥谷団地の逃亡者」は、他者にその手を離してもらう。「芹葉大学の夢と殺人」は、藁と共に沈んでいく。それぞれの女性は、違和感と嫌悪感を感じながら焦燥感からか、藁である認識を持ちながら関わりを捨てきれない。趣向ある連作と思う。 「君本家の誘拐」は、勘違いから誘拐騒ぎを起こしてしまった女性。多くのママさん達が、経験している心情が痛々しい。一歩ではないけれど、数歩間違えれば、自分であったかもしれないという不快さ。最後の安堵感、そこに至るまでの共感。似たような経験を思い出し、寒気がした。
72投稿日: 2022.11.09
powered by ブクログどの主人公の女性も自分の中にある一部分な気がする。性というものが共感したくないのに共鳴してしまう。私だったらこうはならない、なんて何の確証もない、今、そうではないだけ。 夢だったらいいのに、これが現実で、報道されているニュースのごく一部だという空寒い感じがよかった。救いなんて用意されてなくていい。
1投稿日: 2022.10.15
powered by ブクログ全篇読んでいてドキドキ、ゾワゾワとして 次の頁には取り返しのつかない事になるのでは…と怖々読み進めました。 仁志野町の泥棒がいちばん主人公の気持ちも共感出来、切なくなりました。子ども同士でも言葉には出さないけど気遣ったり同情したり、雰囲気を読むような事があったなあと当時のことを思い出しました。 どの話もなんか嫌なやつが主人公ですが、君本家の誘拐の主人公のやなやつ感が特に鼻につきました。 「いそう」な特徴を上手く現していると思います。
1投稿日: 2022.10.11
powered by ブクログ女性のちょっとした自惚れや、不安定な気持ちが色々描かれている。 個人的には、君本家にでてくるお友達と、主人公のやりとりに、リアルを感じた。
0投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ違う状況に置かれるけど、それぞれ何か共通しそうなものを持った女性たちのお話(短編集)。 自分が味わったことのある絶妙な、繊細な感情を誰しも感じられるところがあると思う。 でも、個人的には、その感情が劇的に感じられすぎて苦手なところもあり、、、 短編だから気軽に読めたなという印象。
2投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログおそらく多くの女性がどこかで感じたことのあるだろう、心の暗い部分の繊細な描写が生々しい。目が離せなくなるが、読後感は心地よいものではない。
0投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろいけど読後にちょっと嫌な気持ちになる短編でした。いちばん印象に残ったのは『芹葉大学の夢と殺人』。自分の手の届く範囲で就職した主人公と叶う見込みが薄い夢をいつまでも追い続けて理想ばかり語る主人公の恋人。好みではない同僚を結婚対象としてみようとするところなどがリアルに感じた。『君本家の誘拐』も手助けしてくれる実家や子育ての悩みを共感できる友人が身近にいない中での孤独な母親の状態がリアルに描かれていると感じ、心理学の授業を思い出した。
0投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログどの話も絶妙なリアル感があって読んでいてぞっとする内容でした。正直もう一度は読みたくない本だけど、こういう現実があることを知ってもらうために、多くの人に読んでほしいな、とも思う。
0投稿日: 2022.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地方の町で生きる女たちを主人公にした、5本の短編集。 どの登場人物もなんだか世間からずれていて、まわりにいると気を遣わざるを得ないような、癖のある人物で、なんだかざわざわする話。 どの話も絶妙にリアルで、なんだかニュースで報道のあった事件の裏側ってこんな感じなんだろうなと想像してしまう。 主人公達が全然魅力的じゃないのに、ストーリーははらはらしながら追ってしまうような、不思議な魅力のある本。 読後感は全然爽やかじゃないけど、なんだか後ひくような話。
0投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログ都会まで日帰りの距離にある地方の街で、ささやかな夢を抱いて暮らす女たちが、儘ならぬ日常生活なかで遭遇した不穏な出来事をとおして、苦悩と葛藤に悶える女の心情を五編の物語で描いた直木賞受賞作品。中学校に転校してきた母子家庭の盗難癖、合コンで知り合った男と放火事件、ご近所サイトで知り合った男との逃避行、叶わぬ夢を追う男に心をすり減らす女、育児ノイロ-ゼで我を失う母親・・・先の読めない不安と焦燥に絡められながら耽読する、繊細かつ過激な小説集。
6投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ登場する主人公にハラハラしてしまい、あっという間に読み終わりました。既に自分の一部と化した恋人。罪を犯しても最後まで愛しそして共に贖罪した最後に憐れみを感じます。育児に疲れた母親が追い込まれ、誘拐を偽装する展開にドキドキしながら、愛する子供が救ってくれて幸せな気持ちになりました。心にざらりとしたものが残るような作品集ですが、面白かったです。大好き度❤️
2投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログ芹葉大学の夢と殺人 ドラマで見たとき、なんてめちゃくちゃな話だ…と思ったけど改めて小説で読んだらやっぱりめちゃくちゃだったけどおもしろかった 石蕗南地区の放火 気持ち悪さが絶妙…! めちゃくちゃ好きなフレーズがあったのでそれだけでまるごと星4! またいつか読みたい
1投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ短編集、 ズレた人間の怖さを感じました。 でも日常にこういう人はあふれているし、 誰しもこういう一面があるんじゃないかと思います。
0投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*第147回直木賞受賞作! !わたしたちの心にさしこむ影と、ひと筋の希望の光を描く傑作短編集* すごい。 軽やかで一見正しそうなのにどこかがズレてて滲んでいるような世界観、ざわざわしたまま泣きたくなるような読後感…辻村ワールド全開の作品です。お見事。
0投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仁志野町の泥棒 近田律子 りっちゃん。旧姓は水上。那賀交通観光バスツアーのガイド。小学校三年生の夏休み明けに仁志野北小に転入。二つ下の弟は幹也はミチルのことが好き。 ミチル 律子や優美子と仲が良く、優美子とは家も近所だった。運動神経は良くない。 現在は小学校の教師で、6年生をうけもっている。 律子の母 小柄でぽっちゃり、いつもエプロン姿で化粧をする様子もない。髪は律子と違い短い。 優美子 律子と一番仲が良かった。 ミチルの母 小学校の教師だったせいか真面目で堅い人。 樹里 ミチルに律子の母が泥棒をしたと教える。 石蕗南地区の放火 笙子 短大卒業とともに財団法人町村公共相互共済地方支部に正職員として入社して十六年目、三十六歳。 朋絵 去年入ったばかりの笙子より十歳近く年下の臨時職員。 大林 石蕗町役場の職員。現在は水道課に勤務している。三十八歳で独身。地元の消防団に入っていて一番年上。 美弥谷団地の逃亡者 浅沼美衣 陽次とは携帯の出会い系サイトの近所サイトで知り合った。 柏木陽次 美衣の恋人。痩せていて筋肉が無く白い胸板がだらしない。変なところで礼儀にうるさい。 小百合 美衣の友達。昔から勉強ができたため、中学は受験して私立へ行った。 栄美 小学生の時の美衣のクラスメイト。キョンシーごっこではいつもテンテン役だった。 敦子 美衣と小・中が一緒の友達。昔から太っていて、美衣と身長は同じでも体重と服のサイズが全然違う。 芹葉大学の夢と殺人 二木未玖 群馬県高崎市の私立高校美術教師。二十五歳。羽根木の元交際相手。芹葉大学工学部デザイン工学科坂下研究室卒業。 羽根木雄大 坂下教授殺しの容疑者として指名手配される。未玖の元交際相手。坂下研究室に所属。 坂下元一 芹葉大学工学部教授。57歳、独身。工学部研究棟の研究室で彼の遺体が発見された。馬鹿がつくほど生真面目で、研究や学問以外に興味がないタイプ。 宝井 未玖と同期採用の化学教師。真面目で親切。知り合って間もない頃に交際を申し込んだ。 真野(まの) 未玖が授業を受け持っている一年二組の生徒。将来、絵に関する仕事がしたいと未玖に相談した。 君本家の誘拐 君本良枝 子供が欲しい願望が強かったがなかなかった。結局自然妊娠した。娘の咲良の泣き声に悩まさる。 君本咲良 生後十カ月の君枝と学の娘。 君本学 良枝の夫で良枝と同い年。君枝とは同じ大学で知り合う。26歳の時に結婚した。 皐月 学の兄の嫁で専業主婦。「子供なんて産むもんじゃない」と平然と言い放つ。娘を置いて飲みに出かける。 天野千波 良枝の高校時代からの友達。保育士で子供が好き。 照井理彩 良枝と高校生時代のクラスメイト。女性誌でよく名前を目にする海外ブランドの青山店で働いている。
0投稿日: 2022.08.02
powered by ブクログ1限眠〜となりながら通学電車内で読み始めたら止まらなくなり、1日で読んでしまった。どこかズレている主人公、その周りの人物たちの行動に恐ろしさを感じながらも、ページをめくる手が止まらず電車の中ですごい顔しながら読んでしまった。(マスクしてるけど) かがみの孤城でも思ったけど辻村深月、文章うますぎでは? 育児ノイローゼの女性のお話が一番スリルを感じた。主人公たちの気持ち、全然理解出来ないけど他人事とは思えない何かがある。
1投稿日: 2022.07.06
powered by ブクログ周りから「あの人なんかズレてるよね」と言われるようなひとが、その当人を小説の主人公にして一人称で語らせると違った風に見えてくる そんな、ひとを見る目を少し変えてくれるような短篇集 この作家はあえて主人公に共感を持たせないように書いてるのかも
1投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログ作者、直木賞受賞の短編集。 極限状態の心理模様が描かれていたように感じた。 思い込みや先入観。 芹葉大学の夢と殺人が良かった。
1投稿日: 2022.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作家も進化するんだ。と思わせられた作品。 あとがきの対談で辻村さんと林さんが話していた。自分はまだまだと思いながら模索し続けたり、直木賞を取った後でさえも成長している。と。私はこの本の中で著者が進化していくのを感じた。1話、2話は少し物足りないけど片鱗は感じて、3話から5話で一気にその成長が加速する。 どの話にも犯罪が絡めてあり、大人びている印象。というのは、ツナグを読んだ時、ファンタジーよりの中高生にウケそうな文体とお話だなぁと思ったから。そういう感じの作家さんなのだと思い込んでいたから意外だった。 また、田舎の空気と閉塞感の中で生きる人たちが上手に描かれている気がする。私は田舎育ちではないのだけれど、そんな私が小説を介して、違う人の人生を垣間見れるというのは面白いことだと思う。 どの話も先が気になってページを捲ったし、短編だから読み終えた後はしばらく浸る時間を要した。 「石蕗南地区の放火」と「仁志野町の泥棒」は最後の肩透かし感がぬけになっててこれが前哨戦という感じで、徐々に著者の成長を感じた。1話目、2話目で読みやめずに、3話まで読んだら作者を信じられるようになった。 「美弥谷団地の逃亡者」 構成も展開も素晴らしい✨ちゃんと恐怖感も植え付けられた。 「芹葉大学の夢と殺人」 これもわかりやすく日常に潜むタイプの恐怖で、自分は大丈夫と思っていてもはまってしまうことがある類のもの。 「君本家の誘拐」は本当に引き込まれた。いつになったら本編に行くんだろうと思ってたら、それが本編だった笑 途中から、あぁこの話の本筋はそっちではないのね。となり、ではどこに?を探しながら夢中で読み進めた。
4投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログ147回 2012上 直木賞受賞 「仁志野町の泥棒」 誰も家に鍵をかけないような平和で閉鎖的な町にやって来た転校生の母親には千円、二千円をかすめる盗癖があり……。 「石蕗南地区の放火」 田舎で婚期を逃した女の焦りと、いい年をして青年団のやり甲斐にしがみ付く男の見栄が交錯する。 「美弥谷団地の逃亡者」 ご近所出会い系サイトで出会った彼氏とのリゾート地への逃避行の末に待つ、取り返しのつかないある事実。 「芹葉大学の夢と殺人」 【推理作家協会賞短編部門候補作】 大学で出会い、霞のような夢ばかり語る男。でも別れる決定的な理由もないから一緒にいる。そんな関係を成就するために彼女が選んだ唯一の手段とは。 「君本家の誘拐」 念願の赤ちゃんだけど、どうして私ばかり大変なの? 一瞬の心の隙をついてベビーカーは消えた。
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ直木賞受賞作 5篇からなる短編集 仁志野町の泥棒 石蕗南地区の放火 美弥谷団地の逃亡者 芹葉大学の夢と殺人 君本家の誘拐 こういう人いるなぁ、いやだなーこの子って思ったり、ついつい鼻で笑っちゃうような男が出てきたり、いやだいやだと思いながら、その人たちと感情がリンクする部分がちょっとあったりして、さらにいやな気分になる。嫌いだーと思いながら、そんな嫌いな部分が僅かに自分にもあると読みながら思い起こされて疲れました(^-^;)(僅かだと思いたい) 芹葉大学の夢と殺人の未玖には全く共感も同情もできず自分の知らない感情でした。特に最後の行動と感情なんてわからん!怖い! 人の心は複雑だなぁ。 気づいたら眉間に皺を寄せている読書時間でした。
21投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ短編集で読みやすいです。 みなさんレビューで口を揃えている通り、 どの物語の主人公もズレた感覚の持ち主で何とも言えない後味です。 気持ちのいいお話では全くないですが、 日常でありそうな絶妙なことばかりで 辻村深月先生の表す人間味には毎度脱帽します。
2投稿日: 2022.04.13
powered by ブクログ5篇からなる本作。どの物語の主人公も少しずつズレてるんだけど、ものすごい変人とかではなくて、読んでいて痛々しかったり、明らかに可笑しいだろって思っちゃうんだけど、こういうことってあるんだろうなと思えてしまう不思議。 後半にいくほど暗い雰囲気を纏った話しが多かったけど、実際に郊外とか地方で起きた本当にあった実話のような変なリアルさがあって、妙に引き込まれる作品だった。
1投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログ5つの短編小説からなる本。1つ1つが印象に残る。 仁志野町の泥棒では、りっちゃんは本当にミチルを忘れていたのだろうかと疑問に思う。本当に忘れていたのであれば、2人の関係はミチルが思っていたものでは無かったのかもしれないし(作中でも友達でなかったとあるし)、ミチルの事を忘れてしまうくらい良い生き方をしてきたのか(これも作中でそのような記載がある)色々解釈出来て印象に残る。 他の作品も、主人公の考えや行動に、腑に落ちない何かを残していて惹き込まれる。
0投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログ不穏なタイトルが並ぶ短編集。 共通しているのは、歪な何かを持った知り合いや恋人などのその歪さに巻き込まれる主人公。 側から見ると手放せばいいのにと思う考えに囚われ勝手に疲弊している感じ。
1投稿日: 2022.04.05
powered by ブクログ何かがズレていてその違和感を最後まで持ち続けて読了した。 君本家の誘拐が1番印象に残っていて、実際に起きそうだからこそ何か変えたいなと思った
2投稿日: 2022.04.02
powered by ブクログ辻村さんの最近の作品ばかり読んでいた身としては ずいぶん感じが違うな、というのが率直な感想。 特に『芹葉大学の夢と殺人』は かなり直接的な性描写があり、面食らった。 勝手なイメージながら、 こういう書き方はされない方かと思ってたから。 でもどの話のどの人物も あぁ、こういう人いるよね…と思えるので、 やはり辻村さんはすごい。 どの話にも明確なオチというものがあるわけではなく、 中には『え、ここで終わり!?』と思う話もあった。 どれも日常を切り取り、その一片を見ているような そんな不思議な感覚になる作品ばかり。 おそらく幸せになる人ばかりではない…というか どちらかというと暗い影がある人が多かったけど そんな人たちの世界もこれからも続いていくんだな、 と思ったら、自分ももう少し頑張ろうと思えた。
2投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ面白かったし怖くなった。なんかありそう、日本のどっかで実際に起こってるんじゃないかなと思うような事件ばかり。 特に芹葉大学の夢と殺人という話は、未来の自分にありそうな話で怖くなった。人を殺すとかじゃなくて自ら好きな人を犯人にしてしまいそうなくらい私も今好きな人がいるので怖い。
1投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ短編集。ぞくぞくっとする話。仁志野町の泥棒…生理中の母が、子供の同級生の家にあちこち泥棒にはいる話。石蕗南地区の放火…放火犯が、自分に関心を向けてほしいがために放火しているのだと思い込む女の話。美弥谷団地の逃亡者…実母を殺した犯人である彼氏と逃げて、最後には脅されていて仕方なくと答える女の話。芹葉大学の夢と殺人…どうしようもない彼氏に見切りをつけるため、彼氏に殺されたよう自殺を図る女の話。君本家の誘拐…家庭を省みない夫、夜泣き続きの子育てに疲れ、誘拐されたと勘違いする若い母の話。どれも、すごい内容で、ただ君本家の誘拐は、はらはらしながら読みすすめ、勘違いで終わったのでほっとしたようなどっと疲れたような。女のすごく嫌な部分が、クローズアップされてて「ほおー」と考えちゃいましたね。
1投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ直木賞受賞作との事でしたが、正直な所、他の辻村深月作品で、もっといい作品が多いので、その点は期待していた程ではありませんでした。 日常で有りそうな心の闇の様な物を如実に表している短編集でした。展開がどうなっていくのか、先が気になる話ばかりでしたが、後味は余り良くないです。
0投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログ直木賞受賞作 短編5作品収録 どの作品も登場人物がちょっとクセがあるかなと 感じましたが、でもそうでもないかも こういう人いるだろうなぁとは思いながら読んでました 子供が生まれてからの育児は大変なのは そういう場面を読むたびに感じます
13投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ後味はあまり良くなかった。 少し癖のある登場人物ばかりでしたが 絶妙な心情の表し方に 読みながら自分にも身に覚えのある瞬間がありました。
1投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログこういう書籍を短編小説集というのでしょうか… 全体的にはどの主人公も立場は違えど、とてつもなく現実を飛躍した力とか幻想ではなくどこがで起きてもおかしくない私情のもつれから生まれる事件性や日常性を含みながらじっとりとした重たい空気感で進行する雰囲気が印象的だった。 誰にも「間合い」(もしかしたら地雷という表現かも…)というものがあり、そこに知らず知らずに踏み込むことにより物事や感情が動いていく様が非常に現実的に描かれており面白さと若干の気後れ感を感じる一作だった。
3投稿日: 2022.01.11
powered by ブクログ直木賞受賞の短編集。彼女の作品は読んたのが二作目だけど中々の筆力に引き込まれてどの作品も面白く一気読みした。女性視点だけど、それがとても新鮮でなんとも言えない人の機微を捉えていて面白い。とても才能を感じた。
1投稿日: 2022.01.08
powered by ブクログ辻村さんの人間に対する観察の深さがただただ凄い。どの主人公もズレていて怖いのに、共感できるし自分との一致もある。
1投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログどれも普通の人の日常の話………と思いきやどこか事件の匂いがする短編集。 どんどん悪い方に物事が進み、最後はその先どうなるのだろうと含みを持たせて終わる。 特に孤育ての話は辛いなぁ、と思った。私は大学生だし独身だけど将来こんな感じで子育てするのかもと思ったから。そりゃ子ども産みたくないよねw それはともかく、 「鍵のない夢を見る」 なんでこんな題名なの?と思った。 夢でも「あれ?家の鍵無い…」ってなったら確かにゾッとしちゃう。 怖いなぁ、この後どうなるの?と思わせる短編に感情的に一致するから?
1投稿日: 2021.12.09
powered by ブクログ登場人物がみんな絶妙にズレている。読んでてとっても居心地が悪いというか、気持ち悪いというか。 そんな登場人物たちの思いや行動に共感するところが少しあったりして、ゾッとする。 本当に上手いなあと思いました。 特に「石蕗南地区の放火」の主人公のズレ具合が本当にゾワゾワしました。
55投稿日: 2021.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文庫版裏表紙の紹介文によれば、「地方の町でささやかな夢を見た女たちの暗転を描」いた作品だそうですが、読み進むにつれ、「いや、なんかコレ違う…そう言う作品じゃあないよな」と何度も首をひねらされました。 そうした思いを抱えたまま、巻末の林真理子さんとの対談へと読み進めたのですが、林さんが作品に触れたひと言目が「この女の子の勘違いの仕方と、最後までズレている感じが素晴らしい。」そう、そうだよ、やっぱりそうだよな。まさに膝を打つ思いでした。この対談では、辻村さんの地方目線(何かの書評記事で聞いた事はあったけどイマイチよく分からなかった)とは何たるかもものの見事に述べられていて、辻村深月とは何者かをさらけ出した、名対談となっています。まずそこを褒めたいです。 勿論大枠として、そして結果として女性が被害者である事に間違いはないですし、特に美衣(「美弥谷団地の逃亡者」)には掛ける言葉も見つかりませんが、ここに至るまでに引き返せるポイントがあった事もまた確か。マナーを気にしない高校生にイラつく大林の正義感や、不器用さを全てプライドで押しつぶす雄大の尊大ぶり、窮余の策を手抜きと断じて地雷を簡単に踏み抜く学の無邪気さ…なんか分かってしまうのですよね。 そこを切って捨てれば、あるいは完全無視を決め込めばこんな事にはならないのでしょうが、一つ一つのズレや違和感が、女たち、そして多分男どもをも引き返せない深みに沈めていく。愛憎劇、と言葉にしてみれば薄っぺらいですが、その「憎」の部分の炙りだし方が絶妙で、ゾクゾクしました。どす黒いワクワク感、とでも言えばよいのでしょうか、ページをめくる手が止まりませんでした。 主人公に共感できない、という感想は「凍りのくじら」でも持ちましたので、無論、辻村さんが狙ってやっている事でしょう。私自身にとっても、彼女の作品に引かれる大きな理由がそこにある気がします。善人では無いゆえのリアリティ。たぶんこんな危機はどこにでも転がっていて、だからこそ面白いのでしょう。私はまだ監禁も殺人も育児放棄(たぶん)もしていませんが、くれぐれも気を付けたいものです。
10投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログとんでもなく暗い短編小説集。 凍りのくじらに登場する彼氏のような強烈な人物が出てきたり、人間の底知れぬ悪意が伺えたり、主人公のひねり狂った価値観に辟易したり、言い知れぬ焦燥感に怯えたり。マイナスな面を語れば尽きないような小説。 それでも僕はこの本が好きだった。日常に潜んでいる悪意といったものが透けて見えるような気がしたから。 極端な登場人物の行動を見て、そんな馬鹿なことするなんてと見下すことは容易い。でもあまりにリアルだから誰だって一瞬ぐらいならそんな思考をしてると思わずには居られなかった。そういった普通の延長線上の人間たちが描写されるから全くのフィクションでは無いリアルな温度感を持っているように感じるのかもしれない。 子供の頃にもし大人の悪意に満ち溢れた行為を目にしてしまったらそれを受け入れることは出来るだろうか。 他人の評価ばかり気にする笙子を果たして笑うことができるだろうか。 他人の人生に無理やりにでも介入したいと思う心理は複雑だけど、全く理解できないあ訳では無い。 赤子を育てる際には誰しも罪を感じるの行動の1つや2つあるのかもしれない。
2投稿日: 2021.11.04
powered by ブクログ色んな悩みを抱えながらそんな中で生まれる人間の汚い部分が渋滞してます 作品としてスゴいとは思うけど読むのがきつい作品だった
2投稿日: 2021.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋愛や子育てに苦しむ女性たちの物語。どこかひねくれた主人公たちもさることながら、登場する男性もかなり変わり者。雄大にはもはや狂気を感じた。
2投稿日: 2021.10.26
powered by ブクログ色々な女性視点の五編集。 あとがきの林真理子さんと辻村さんの対談で自分の読書量の少なさを分からされるほど、気づけてない部分感じ取れてない部分が多いと感じた。自分が思ったのは日常性の高さ、それから起こり得る犯罪やしがらみの普遍性が凄まじかった。読んでいて、色んな人の正義や勘違いを目の当たりして感じた生きていくことの辛さや、登場人物が全員悪いやつに見えないのに、起こってることが最悪でそのギャップでかなり喰らってしまった。
1投稿日: 2021.10.05
powered by ブクログなんというか、後味の悪いお話ばかりだった。 主人公の女性たちの主体性のなさと、各話の重要人物とのかかわり方が、絶妙に歪みを生んでいる。 でもそんな中にも共感できてしまう部分もあって。 私も彼氏に自分を見てもらえなかったら、飛び降りてしまうかもしれない… かがみの孤城のような救われる話を求めていたので、低評価にさせていただきます。
1投稿日: 2021.10.01
powered by ブクログ読んでてつらかったり、ソワッとしたり。 女性が主人公の短編5つ。 いつかまた時間を置いて読みたい。 感想が変わりそう。
1投稿日: 2021.09.30
powered by ブクログんーーーーかなり抉られるというか 終始不安が付き纏うお話5編でした…… どの話も多分ほぼ同年代だからこその感想かも。
1投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ芹葉大学の夢と殺人が1番面白かった 育児ノイローゼの良江には共感出来ないし、キライ 全編人間の裏の顔を上手く表現していて、ゾッとする部分を感じる
1投稿日: 2021.09.04
powered by ブクログあらすじ 仁志野町(にしのちょう)の泥棒編集 初出:『オール讀物』2009年10月号 母と参加した観光バスツアーで、バスガイドの女性が小学校の同級生だった律子だと気付いたミチル。小学3年生の時に隣町から転校してきた律子と親しくなったミチルはある日、別の同級生から“りっちゃん(律子)のお母さんは泥棒だ”“何度注意してもやめない”などと聞かされる。到底信じられないミチルだったが、ついに留守中の我が家から出てくる律子の母と鉢合わせしてしまう。律子の母から口外しないよう言い含められ、それまでどおりに律子と仲良くするミチルだったが、律子と一緒に買い物に行った際に、彼女が万引きしようとしているのを目撃してしまう。泥棒のDNAを感じずにはいられず、ミチルは律子と距離を置くことを決める。 石蕗(つわぶき)南地区の放火編集 『オール讀物』2010年4月号 公有物件の保険事業を担当する災害共済地方支部に勤める笙子は、不審火が出たという実家近くの消防団の詰所となっている神社に現場調査に向かった。そこには案の定、顔を合わせたくない消防団員・大林の姿もあったが、笙子は気づかないふりを続ける。お世辞にもいい男とは言い難いあんな男と1日とはいえプライベートで一緒に出かけてしまったことを他人に知られることは、綺麗でモテると今までもてはやされてきた笙子のプライドが許さなかった。しかし大林はわざとらしい演技でたった今気づいたかのように、親しげに声をかけてくる。 芹葉(せりば)大学の夢と殺人編集 初出:文春ムック『オールスイリ』 研究室の教授・坂下が殺されたと聞いた時、未玖はかつての自分の恋人・雄大が犯人だったらどうしようと不安になった。とても本気だとは思えない夢を真剣に語って周りを唖然とさせ、嘘やお世辞が言えずに容赦なく相手を傷つける雄大は、教授とはそりが合わなかった。そしてその教授のせいで雄大は自分が卒業できなかったと思っているのだ。そしてその不安は的中、数日後に雄大は容疑者として全国に指名手配されてしまう。別れたのだから関係ないと思い込もうとしていたが、3日後、逃亡中の雄大から電話を受けた未玖は、周りに嘘をついて雄大の元へと向かってしまう。 君本家の誘拐編集 初出:文春ムック『オールスイリ2012』 君本良枝は大型ショッピングモールの中で半狂乱になっていた。今さっきまで自分が押していたベビーカーと、中に乗っていたはずの娘の咲良が忽然と姿を消してしまったのだ。やっと妊娠できて咲良が産まれてきた時の喜びを忘れ、泣き声に毎日悩まされて咲良を疎ましく感じはじめてしまっていた良枝は、激しく後悔する。 感想 あらすじの通りかな!
2投稿日: 2021.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不気味で読み進めたくないんだけど、気になってページをめくる手が止まらなかった。登場人物がみんなみんな好きになれないけど、自分の振る舞いにも通ずる事があるように思える。(特に良枝の自分のことしか考えてないところ)気をつけよう、、 あと3話めはただただ後味が悪い。
1投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログ辻村深月さんは誰でも主人公にできる力があって、文章も上手だなーってつくづく思った。多くの人が自分のことのようだと錯覚する表現があるのかもしれないけど、私もその一人で『芹葉大学の夢と殺人』に登場する男の子が今の彼氏と似ている部分がありヒヤリとした…。他人事じゃない…。
1投稿日: 2021.08.26
powered by ブクログタイトルからなんとなくイメージしてた ものとギャップがあった。 全て読み終わって、対談を読むと何が書きたかったのかということや、一貫性もみえてくる。 読んでいてゾワゾワしたのは、 石蕗南地区の放火と、芹葉大学の夢と殺人。 もう少し年月を重ねて読んだらゾワゾワする作品も変わるのかもしれない。
1投稿日: 2021.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
以前読んだことがあったのにすっかり忘れていた。でも全部読み直した!短編集です。 女性が壊れたり転落したり苦悩するのがすごく共感できたりぞっとしたりする。 芹葉大学の夢と殺人が一番面白かったかな〜ちょっと狂気。 君本家の誘拐もかなり秀逸。良枝が絶妙にうざい!すごくわかる、こういう人いる…そしてうっかりすると自分もそうなりかねないなと。自分の辛かったこととか考えに囚われる人、悪い人ではないんだけど…でも良枝の母としての苦労もわかるよ。 後から気づいたけど、これのドラマをアマプラか何かで見た!
2投稿日: 2021.08.05
powered by ブクログこの作家さんの作品を読むのは3作目。 これはハマった。「地方の閉塞感」というワードが巻末の対談に出てくるが、西原理恵子の「女の子ものがたり」にも通じるものがある。 地方出身の女性には刺さる要素が散りばめられていると思う。決して読後感は良くないんだけど、なにか胸に迫ってくるものがある。
2投稿日: 2021.08.04
powered by ブクログ直木賞を受賞したショートストーリー連作。 「ナナ、ハチ、ゼロ、ナナ」も女性心理をリアルに感じさせる筆致でしたが、本作はより研ぎすまれた字句で切り出される女性たちの心の声を描く。 登場する5人はいずれも痛々しく、薄幸で、愚かしく、孤独。それゆえ作家が紡ぐリアリティは背筋を寒くする。 そこには救いはなく読むのは辛く悲しいのだけれど、作品を通じ体感すること得られるものがある良作でした。
1投稿日: 2021.08.03
powered by ブクログ心がゾワゾワして、つらい。 でも、読み進んでしまう。 いつでも足を突っ込んでしまいそうな気にもなる。 紙一重の世界なのかもしれない。
2投稿日: 2021.07.23
powered by ブクログここに出てくる女性達が持つ少しずれた感覚、その全て何か自分の中に思い当たる節がある薄ら寒さがありました。小説の中の人物だとわかりつつ、現実と地続きだと実感する不安感が堪らなく引き込まれました。
2投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
5本の短編集。 人の微妙な思考や感性、捉え方のズレを男女関係や友人、親子の中に表現されているのは面白い。 特に「芹葉大学の夢と殺人」では、実現出来もしない夢に囚われ続ける男と、自分を見て欲しい、という女との対比は大なり小なりあるあるな関係性だな、と思う。 ジェンダーの特性というつもりはないけれど、自分が主人公のヒーロー願望を捨てきれないところって男はあると思うし、もっと現実的で、目の前のことを大事にしてほしいと願う気持ちもわからなくないところではある。そのズレた感性のまま付き合っていても、うまくいかないのは当然なんどろうけど、皆どこかで皆折り合いつけてるのかな、とふと思ってしまう。
5投稿日: 2021.07.06
powered by ブクログ「身勝手な理由で」 凶悪犯罪の判決文が報道された際によく耳にします。 この短編集を読むと 「本人にとっては正当な理由だったのだろうな。」 と思いました。 犯罪が身近に感じられる短編集です。 仁志野町の泥棒 家族を非難するのも筋違いだし。こういう人達を特定の割合含んでいるのが世間、と納得するしかないような、むなしい気がしました。 同時に「人はみな同じではない。」と分断があることも前提としているのがこの世の中だ。と納得するものでした。 石蕗南地区の放火 読み進むうちに「地元で大きな顔をしているやつ、ってこんなタイプだよな。」と思い当たりました。 物語は、彼と絡む女性の側からの視点で進みます。受け身であることのリスクのケース・スタディーにもなるような気がします。 美弥谷団地の逃亡者 君子危うきに近づくなかれ。 芹葉大学の夢と殺人 寛容にも程がある。自立させないほどの甘やかしを相手の家族と張り合うのは無謀。 君本家の誘拐 問題は良枝の孤立なのだろうと思いました。 犯罪を犯す三要素は「実行可能」「動機」「正当性」だそうです。 この短編集で語られる「夢」は、僕が読んだところでは「正当性」でした。 「芹葉大学の夢と殺人」の羽根木雄大の正当性は自分の「夢」であり、家族と二木未玖に認められており、坂下元一工学部教授には否定されたようです。 いや、これは、羽根木雄大の認識です。雄大の認識は、否定したのは坂下教授だけですが、読者は、雄大の夢を認めているのは家族と未玖だけ、坂下教授だけでなく、他のだれも雄大の夢を認めず、すなわち就職はできないし、社会生活を送ることもできない、と考えながら読むのみです。 事実、親に生活費を支給してもらわねば生きていけない状態が続いています。 「子育てとは、子どもにとって自分が不要になるようにすること。」 と聞いたことがあります。 羽根木雄大の親の子育ては、残念ながら、いつまで経っても、自分が必用とされる誤ったものでした。 凶悪犯罪の原因には、認められない自分の正当性を押し通すために実行されるものがあるようです。 犯罪に至らない場合でも、友だちづきあいや、恋人が自分の身勝手な正当性を認めてくれる人に限られ、それが「悪い友達」や「たかる恋人」を呼び込んだり、あるいは社会から孤立することになるようです。 「仁志野町の泥棒」では、その娘の友達関係がうかがい知れます。 「石蕗町地区の放火」は、放火魔の「夢」を理解出来ずに、空振りをする様子が描写されている、ということだと思います。 「美弥谷団地の逃亡者」は、そんな夢を持った人とは距離を置くべき、という教訓として語られていると思いました。 「君本家の誘拐」の場合は、良枝の正当性が周囲に認められていない結果の孤立が問題だと思うのですが、良枝本人は、周囲が悪い、という意識が変えられずに、このまま孤独な(または、子どもに執着した)一生を送ることが予想されます。 こんなふうに、登場人物の問題を考えつつの読書でした。気がつくと本を読んでいる間は(普段は、仕事や家庭のことなどがいつも頭から離れないのですが)他のことを全く考えずに、物語に没頭していたことに気がつきました。「なるほど、小説の楽しみは、この没入感にあるな。」と、最近ノンフィクションを読むことが多かった僕の新たな発見となりました。 文庫の巻末は解説に代えて対談です。 同じ山梨県出身の直木賞受賞者として林真理子と辻村深月の対談を 「どこでもない”ここ”で生きる」 と題して収録しています。 本作の登場人物とは真逆です。ハッタリや、無理を押し通したり、強く言って黙らせるようなことが全くありません。 自分の作品であっても客観的な評価が出来ていて、なおかつ、お互いに理解があり、会話が噛みあっていて、読んでいても理解が容易です。つまり、正直でまともです。ストレス皆無。加えてトッププロの対談なのであたりまえですが、小説作品に対する造詣が深く、なるほどな、とうなずくことしきり。居心地が良い。 小説の犯罪者に限らず、普段仕事や家庭で、理不尽だったり、横暴な言い輪回しに疲れている自分にも気がつきました。 そして、自分が友達と思っている人が、みな客観的な正当性を考慮する正直な人だ、とその特徴に気がつきました。(だから、久しぶりに会うと、強引に否定された考えなどをお互いに確認する会話で三時間ぐらいは費やしてしまうのですがね(^_^)
2投稿日: 2021.06.29
powered by ブクログ自分にとってはかけがいのない人。 しかし、彼女にとってはかけがいのない自分だと限らない。 「仁志野町の泥棒」ではそれが濃く描かれており、最も印象に残っている作品である。特に最後の一文は切ない。
2投稿日: 2021.06.27
powered by ブクログ女性のもつ色々な葛藤だったり感情がリアルで、思わず不快に思うくらいでした。自分が一番自分を縛っているのかもしれないですね。
1投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログ彼氏が欲しい、母親になりたい、普通の幸せが欲しい、結婚したい そんな願い、夢をもつ女性たちの物語。 誰もが持つ夢でありながら、この作品にでる女性たちは大なり小なりであっても人よりも優位にたちたい感情をもっていて、他の人と比べてしまうがゆえの心の醜さ、狂気が見え隠れしている。その心理描写の巧みさも素晴らしいし、狂気を描いているのに日常にうまく溶け込んでいて一気に読破してしまった。
2投稿日: 2021.06.24
powered by ブクログ* しあわせはいつもじぶんのこころがきめる * 短編5話の中で全てにおいて犯罪に巻き込まれてる人達のお話でかなりシリアス。 . 二話の「石蕗南地区の放火」は主人公自体にズレがあってヒヤリとした。結構、周りと比べた自分の価値とか幸せの基準で悩んでる人が多くて感情揺さぶられた。 .
1投稿日: 2021.06.20
powered by ブクログ辻村さんが描く地方女子。「島はぼくらと」とは対照的に閉塞感いっぱい、危うい女心にハラハラさせられる。それまでの作風とは一線を画す、まさに直木賞“らしい”短編集。巻末の林真理子さんとの対談もよかった。
10投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログ辻村深月さんの作品、青春小説のイメージがつよかったけど、これは全然爽やかじゃなくて(誉めてます)良かった。 放火の話の女性のズレの描き方とくに良かった
0投稿日: 2021.06.17
powered by ブクログあまりハマらないかな?と思ったけど、2時間でのめり込んで読んでしまった。最後の作品(私は子育てしたことがないので)以外は身に覚えがあるような話が多く、心臓が軽く掴まれた感覚がした。
1投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログちょっと痛い人がたくさんでてくる短編集。 私の中にも少しいる、人がでてきてる感じ。 直木賞受賞作品。 2021.5.28
3投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログ囚われて追い詰められた人々の話。いつ自分も、と思ってしまうくらい芯を食った話。せめて追い詰めない人でありたいが。
1投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ短編集だった。どれも日常に起こりうることとは言えないけれど、どの作品の登場人物の心情がリアル。 最後の話は、妊娠期にはタイムリー。 子育てがんばるぞ!
0投稿日: 2021.04.28
powered by ブクログ初めて辻村深月さんを読みました。 たいへん失礼なのですが、花村萬月さんと混同していました。すいません。 5人の女性を描いた、5篇の短編集。 それぞれがやばい思考、やばい感情を持った彼女たちなのですが、多くの共感をしている自分もいました。 他の作品も読んでみたくなりました。
2投稿日: 2021.04.27
