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旅屋おかえり
旅屋おかえり
原田マハ/集英社
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総合評価

673件)
4.0
198
275
145
17
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣きました、ティッシュ3枚分ぐしゃぐしゃにするくらい泣きました…。 他の方のレビューにもありましたが、原田マハさんの言葉は、私達読者の心にストンと落ちてくるような、素直で真っ直ぐなものばかりなのです。それらの表現が、今回は主人公おかえりの人柄とマッチして、色鮮やかな、鮮明な映像として物語を読み進めることができました。 この物語では大きく2回分の旅が描かれています。どちらも旅の最初には、今までの旅が夢だったと思えるくらいのハプニングや問題が起きていくのですが、流石、旅屋おかえり。彼女の人柄や素直な気持ちによって、旅先で出会う方々の優しさや人情によって、素敵な奇跡を引き起こしていきます!✨2回分、優劣をつけられないくらいどちらも本当に素敵な旅でした。 この本の何が良いって、この物語で出てくる人達全員から発せられる言葉全てが、びっくりするくらい心優しいんですよ。確かにすれ違いがあったかもしれない、でもその裏には絶対的な「人を想う気持ち」があって、それらが伝わっていなかっただけだったんです。おかえりは確かに旅屋ですが、それだけでなく、その伝わっていなかった想いを届けてくれるような、出会った人たちを素直にさせるような力があるんだなぁと思いながら読んでいました。 「おかえり」っていう一言があるから旅に出られる。旅に出たくもなりましたが、「素直に生きよう」とも思わされた、本当に本当に素敵なお話でした。文句なしの☆5です!!

    7
    投稿日: 2021.05.06
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    旅をすると、出会いがある。 旅の出会いを通して、依頼人もその周りの人の心も動かしていく、旅屋おかえり。 人生は、いいことよりも、きっと、つらいことのほうが多い。でも、みんな一生懸命生きている。 叩かれて叩かれて、、強く、美しい人になっていく。 おかえりがこの言葉を忘れないと言ったように、私も忘れないでいよう。 あー旅がしたい。

    0
    投稿日: 2021.05.04
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    心がほっこりとあたたまります。 旅先で出会う人々の優しさ、おかえりちゃんの人柄、読んでいて何度も涙が出ます。 原田マハさんの作品の中で一番のお気に入りです。

    20
    投稿日: 2021.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅人「おかえり」こと、丘えりかが家族の絆を取り戻す物語、特に後半は泣きながら鼻すすりながら夢中になって読み進めておりました。 登場人物が皆、個性的かつ暖かくて素敵な人たちばかりなのですが、それはおかえりの人柄あってこそなのだろうと思いました。彼女の生き方が本当に素敵で、一見鈍感なのか…?!と思いきや、(電車にブランド物のバックを忘れたり…笑)実は誰よりも人の心の動きに敏感で感受性豊かな彼女が羨ましくあり、自分もこんな風に生きていけたらいいなぁとお手本にしたくなるような、そんな主人公でした。 「叩かれて叩かれて、強く、美しくなるんだよ」 ー 人間みたいにね ー 終盤に何度か出てきたこの言葉も、心に残りました。 風雨に晒されるほどより逞しくなる、自分ももっと頑張らねばと気が引き締まる思いです。 その後は読者の想像通りに…と、具体的には描かれていませんがきっとあの後、おかえりと悦子社長と鉄壁社長、3人で一緒に四国へ真理子さんに会いに行ったんじゃないかなぁと思います。 **のんのさんの「ボンレスハム」は声を出して笑いました

    3
    投稿日: 2021.05.03
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    中々、旅に行けない今だからこそ 旅屋のおかえりが代わりに 旅をしてくれたような気持ちになりました。 忘れてた旅の楽しさ。 これよ、これこれ!! 登場人物には たくさんの過去や経験があり 悲しさや苦しさを抱えてても あたたかさがある人ばかり。 出逢えて良かった。 たくさんのワクワクを連れて いってきますとただいまが言える日が 訪れますように。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    おかえりと旅をしたくなりました。「おかえり」のように行った先々で様々な人と出会い、幸せをあげたりもらったりの旅ができたら素敵だなと思います。旅先だけでなく鉄壁社長やのんのさんたち事務所の皆さんも温かく、コロナ禍で旅行も行けないご時世ですが、旅から帰ってきたような気持ちになりました。

    11
    投稿日: 2021.04.26
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    心が温まる一冊 好奇心旺盛で旅好き、楽観的な主人公を取り巻く 登場人物達の、それぞれのキャラクター性も良いし、思いやりが感じられる 自分の好きなことを通して、誰かを幸せにする そういうシンプルだけど意外に難しいことを 考えて、見つけて、続けられる そんな主人公おかえりが好きになる

    5
    投稿日: 2021.04.25
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    心が温まる一冊。 カフェで読んだのですが、感動して涙を堪えるのが大変でした。 家で読んでいたら、完全に号泣していただろうな…

    3
    投稿日: 2021.04.24
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    いい旅行をした気分になった。人との関わり、旅の恥はかき捨てというけれどこんな旅をしたら誰かに話したくなる。そんな温かい話でした。

    0
    投稿日: 2021.04.21
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    旅番組1本しかレギュラーがない売れないタレントが主人公。 ちょっとしたミスからその旅番組が打ち切りになってしまう。途方に暮れていたそのとき、旅代行の依頼が舞い込み、ハプニングはありつつも最高の形で任務を遂げたことから、この旅代行を本業とすることになる。 順調に行っていたある日、打ち切りにひなった旅番組之スポンサーから復活のチャンスを与えられた。でもそれにはスポンサー企業の会長が依頼する旅を代行すること。その旅は事務所の社長が絡む複雑な事情があるものだったが、主人公は持ち前の人柄で想定以上の成果を持ち帰る。 個人的にはこの手の話は好きではない。良い人たちばかりが出てくる都合の良い物語りとしか思えない。が、こういうの好きな人もいるんだろうなー、という感じ。

    0
    投稿日: 2021.04.13
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    読みやすかった。 旅の良さと、おかえりの葛藤、依頼人の過去などで涙出る場面が3回ほど。 登場人物も良かった。社長いいね。 一人旅したくなった。

    1
    投稿日: 2021.04.04
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    【概略】  「おかえり」こと「丘えりか」は、アラサータレントとして唯一の旅番組を担当していた。好評だった彼女の旅レポ、それが、番組中の彼女のミスにより番組そのものが打ち切りに。タレントというキャリアの終わりに対し悲嘆する彼女に降ってわいた新たなキャリアは人の代わりに旅をする「旅屋」だった。依頼人の心の重しを取り除く旅の代行、丘えりかが依頼人に提出する成果物は、ただの旅の思い出ではなかった。 2021年03月30日 読了 【書評】  「これ、オススメですよ♪」がキッカケで手に取った原田マハさんの作品。いやぁ~・・・なんだこの涙勝率の高さは。ベッドに入ってする読書で枕を涙で濡らし、会議へ行く途中・帰りの地下鉄で涙で文字が霞んでしまい、向かいに座る若い女性に怪訝な顔をされるという。蟻の一穴で物事は崩れるというけれど、マハの一穴でいとも簡単に崩壊してしまうマイ涙ダム。でも決してお涙ちょーだいじゃないのだよね。なんだろうなぁ・・・「ふー(幸せ♪)」って思いながら本を閉じることができる喜びは(笑)  ストーリーテラーとしての秀逸さと、読みやすくリズムが良い中で際立つ言葉の配置、これが原田マハさんの魅力なのだと思う。小説だから、もちろん「市井すぎる人」(小説にするには難しい平坦な感じ?)の話ではないけれど、かといって現実離れしすぎてない。物事に対するフォーカスの良さからくる着眼点なのかなぁ。今回は「旅屋」という一風変わったキャリアを創ってきたけれど、これだってきっとTwitterやYouTubeで目にする「奢られヤー」とか「なんでも屋」とか「ただそこにいるだけの人」みたいな業種の多様化からヒントを得ているだろうし。作中の家元の娘を想っての行動なんて、思いつきそうで思いつかないよなぁって感心する。  言葉の配置にしたってそう。登場人物が見る光景を、時系列で並べるのではなく、グッとくる形で、まるでカメラのカットインのような感じで対象物が現れ、それに心が揺らされるのだよねぇ。大文豪のような文章を書けるようになりたいとは1ミリも思ったことがないけれど、原田マハさんのような文章を書けるようになりたいって、心底思う。  プロダクションの社長さんの過去が下敷きで、社長の所属タレント(所属旅屋)である丘えりかさんへ注がれる愛情が詳細な説明がなく紡がれるのだけど、これはなんかすごくわかる。下敷きも文脈も全然違うけど、同じ社長という立場で、社員というファミリーを持つから、凄くわかる。そんな見方も、今回の読書の中で楽しめたなぁ。  いつかじっくり腰を据えて原田マハ研究をしたいものだ。あー爽やかな読了感♪

    0
    投稿日: 2021.03.30
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    若い頃一人旅してた時の自分に おかえりさんを重ね合わせて 感情移入して読んでいました。 大好きな本の中の1冊です

    0
    投稿日: 2021.03.29
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    また旅に出たくなった。 よく人生って旅にたとえられるけど、 旅ってどこに行くかも重要だけど、どんな心持ちで行くかも大切。 旅は出会い。 無意味なものは何もない。 そこで何を感じるか。 旅をするおかえりがほんと素直でまっすぐで清々しい。 こんな人がいたら会ってみたい。 旅の話を直接聞けたら楽しいだろうなぁ。 何度も温かい涙、もらい泣きした。

    9
    投稿日: 2021.03.26
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    旅とは、観光地に行くことだけに止まらず、出会った人々、その時に感じた気持ちも含めてが旅なんだなぁ。と、感じさせられる一冊。 自分が旅に出たくなります。 誰かの人生に寄り添いながら旅する主人公が魅力的。

    0
    投稿日: 2021.03.12
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    心がじんわりあたたかくなる。 「無意味な旅なんてない。」 「旅は、出かけるだけで、すでに意味がある。」 「紙の繊維はね、こうして、叩かれて叩かれて、強く、美しくなるんだよ。」 なんとも旅好きにはたまらないし、そうでない人でも旅した気分になれる。 素敵な出会いがあり、おかえりが大事な家族の縁をつなぎとめていく度に心が優しさに包まれた感じがする。 鉄壁社長と真理子さん、再会してほしいな。

    0
    投稿日: 2021.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原田マハさんの本を多々読んでいる他の方が高く評価されていたので読んでみた。また、同じく原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』を読んで、私はお仕事小説が好きなんだと気がついたことも本書を読んだ理由の一つ。 元アイドル、今は売れないタレントの"おかえり"は、唯一のレギュラー番組である旅番組が打ち切りになった後、依頼人の代わりに旅をする"旅屋"を営み始める。温かい家族に「いってらっしゃい」と見送られ、どこか懐かしい雰囲気のある旅先や故郷で「おかえりなさい」と迎えてもらう。そんな旅が好きなんだ、と旅をしていく中で再認識し、旅屋を続けていく決心をする。 登場人物がそれぞれの家族を大切に思う気持ちが伝わってきて心が温かくなった。血縁上の家族はもちろん、仕事仲間や恩人も家族。 解説に書かれていたので気が付いたが、おかえりは旅を通じて家族の絆を結び直す。バラバラになってももう一度「おかえりなさい」と迎えてくれる家族。何度手間も旅に出て何度でも戻ってこられる。家族、故郷が迎えてくれる。そんな温かさに和んだし、安心した。 ところで、この小説も『本日は、お日柄もよく』も、前後編のような、二つの短編の集まりのように感じた。原田マハさんは短編が得意なのかな。私は話があっちこっちに行ってしまう気がして短編を読むのが苦手だが、原田マハさんの短編なら楽しく読めるかもしれない。読んでみようかな、

    0
    投稿日: 2021.03.04
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    旅代行。 旅に行きたくても行けない人の想いを代わりに旅をする、素敵な旅物語でした。 旅に行きたくなる。

    0
    投稿日: 2021.02.28
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    旅の出会いをテーマにしたありがちな人情話かな…と思いつつ読んでみましたが、やっぱり原田マハ先生、所々泣いてしまいました。 それでいて、吹き出して笑ってしまうな場面もあり、面白くて1日で読了。 ああ、旅に出たい。

    0
    投稿日: 2021.02.23
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    「旅に出たい!」そんな気持ちになれる1冊でした。 旅の目的は人それぞれ。 その土地の空気に触れる。 その土地の文化に触れる。 その土地の料理を食べる。 その土地に住む人と出会う。 たとえ、誰かの代わりに出た旅であっても多くの出会いに恵まれ、たくさんの笑顔を届けられる“おかえり”さんのするお仕事は素敵だなと思いました。 日本にもまだまだ知らない魅力的な場所がたくさんあるんだなと感じ、旅に出て様々な景色を見てみたくなりました!

    1
    投稿日: 2021.02.20
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    まったくの前評判なしで、「旅」と入ってるタイトルに惹かれて手に取りました。初原田マハさん。 なのに色々と運命を感じてしまう作品になりました✨✨  旅のなかでひとつのキーとなっている和紙、ちょうど4年生で和紙の説明文読んだ後なので、より伝統工芸の魅力に触れられた気がしてうれしく感じました。華道も出てきたけど、没頭できて、心が澄まされる感じ。そういう芸術に精通している人なのかなーと思ったら、やっぱり原田さんの作品のテーマとして多いみたい。自分が詳しくない分野だから、今後たくさん読んでいきたいな☺️ そして内容は元アイドル"おかえり"が、他の人の代わりに旅する旅屋を始めて、色々な人と出会って成長していく。同じ旅好きとして、勝手に親近感が湧いてしまうおかえりちゃん。たとえ目的のない旅でも必ず得られるものがあるのが旅だと教えてくれました。 あーーー旅に出たい☺️

    1
    投稿日: 2021.02.17
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    旅に出れないこの時期に読むんじゃなかった、、、出掛けたくなる! それにしても毎回原田マハさんの作品に泣かされてます

    0
    投稿日: 2021.02.13
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    仕事がなくなっても、大好きな旅を続けてたくさんの人に笑顔を届ける「おかえり」がかっこよかった。 秋田県の角館、愛媛県の内子町で絶景の景色を見たり、町の人の優しさに触れたり。随所で感動があり、温かい気持ちになった。人生色々、辛いことの方が多い。でも「おかえり」のように自分のために人のために一生懸命生きていたら、必ず素敵な出会いが、良いことが待っているのだと思った。

    21
    投稿日: 2021.02.11
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    読み終わった後温かい気持ちになれました。 短編集っぽいのかなと思っていたけど 2つの「旅屋」の依頼を取り上げてあるので 物足りなさを感じることなく読むことができました。 旅番組を見ていいなあ。行ってみたい。と思うより 、晴れやかな気分になる理由がちょっとわかった気がします。

    1
    投稿日: 2021.02.11
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    旅に対しての価値観、重要視するところは人によって違うけど、私自身はこの本の主人公と一致するものを感じた。目的があってする旅だけでなく、付属してくる地元の人との関わり、予想外のハプニングも楽しむことができる、そんな旅に対する想いが似てる。 無駄な旅はない、本当にそう思う。同じ旅もないと思う。その時その人、天気も体調も全て含めて同じになることもないし、それぞれが大切な思い出だと思う。 社長、タレントの関係性も、その周囲に集まる人たちも温かい気持ちになれた。わたしもそういう人を引き寄せるような、そんな人になりたい。

    1
    投稿日: 2021.02.02
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    キャラの個性が立っていて読み終える頃にはみんなの事が好きになっていました。十人十色の人生があるけれど、そのハンドルを握るのは自分。いつでも終わらせられるし始められるしやり直せるんだってことがおかえりや社長、依頼者の依頼内容などから一貫して伝わってきたメッセージでした。 私も旅をしたい、旅が仕事になるなんていいなあ〜と想像してみたけれど、共感力が高く感性豊かで旅の数日間で成果イメージを掴みそれを適切に表現し伝える能力がある人物、でないと務まらない仕事だと思いました。そう考えるとこの仕事を成り立たせているおかえりは、すごい。

    0
    投稿日: 2021.01.28
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    たまたま先日角館に行ってきたばかりだったところ、この本で角館への旅について描いてあると知り手に取ってみた。 途中まで、正直緩い感じに、最後まで読み続けられるだろうかと不安になっていたが、最後はきちんと締まっていた。 さらっと読みたい時に手に取りたい一冊。 旅に行きたくなりました。

    1
    投稿日: 2021.01.24
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    この本は旅っていいなぁ、旅に行きたいなぁと思わせてくれる本でした。個人的には原田マハさんの本はアート小説の方が好きだなぁと思いますが、時々こういった物語を読むのも良いなぁと思ったり。空いた時に、そしてコロナが落ち着いたら、、旅に出よう。

    0
    投稿日: 2021.01.07
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    よかったところは、おかえりちゃんの感想がいちいち素敵なところ。一言二言だけど、感性が豊かな子なんだろうなって思うような素直で心からの言葉を使ってる気がする。ちょっとうーんって思ったのは、話がうまく進みすぎかなって思ってしまったところ。好奇心旺盛でポジティブで新しいもの好きで丁寧なおかえりちゃんのような人は、不思議と強運を持っているっていうことは知っているのだけどそれを文字でストーリーとして書き起こされてしまうとこちらがちょっと主人公に共感しづらいなと思ってしまった。最後の方の円卓を囲んでみんなが笑って、、とかまでいくと正直できすぎ感は否めなかった。総合してすてきな話なんだけどなぜか私は好きになれなかった。旅系の本なら角田光代さんのような旅のスタイルが好きだなって思った。

    0
    投稿日: 2021.01.01
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    シンプルなほんわかしたお話かなと思ったら途中からドラマチックな展開になって最後まで結末が気になって読めました。まっすぐな、素直で優しいお話ですね。小難しい話ではないです。 主人公は私とは全然違うタイプなので共感、とかは無かったですが、羨ましい性格だなと思いました。 こんなご時世だけに旅への憧れが強くなりました。

    1
    投稿日: 2020.12.15
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    私の開花日は、いったい、いつなんだろう。ひょっとすると、もう、花は開かないのかもしれない。 人生生きていれば、願いが強い事、好きな事であればなお思うこと。 おかえりを言ってもらうために旅をするって素晴らしい

    0
    投稿日: 2020.11.25
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    旅行に行きにくい今こそ、こういう本を読むと旅行に行った気分になって幸せ。 本って映像っー視覚的刷り込みがなくて100%個人の自由な想像による世界だから、制約がなくてすごく楽しい。

    1
    投稿日: 2020.11.22
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    旅屋おかえり 原田マハ 本との出会いは不思議です。 先週、年末に旅に出ることが決まりました。 本の中に出てくる、お茶の水にある大学病院へ。 3年の間で3回目の旅です。 なかなか慣れないですね、同じ場所なのに。。。 悔しい気持ちもあります。 なぜ、、、と。 一回めの旅のときに、旅の仲間、先輩に言われました。 「あなたは、患者。 でも、家族は、二番目の患者であることを忘れないで。」 一回めの旅のときに、多くのひとの優しさに触れることができました。 約1か月ぶりに、足の裏に土を感じとることができたあの日、戻ることができたことに、ただ感謝している自分がいました。 3回目の旅たちが決まった先週から今週にかけて、気持ちのもっていき方に多少の戸惑いもありました。 今回の原田マハさんの物語は、私に、涙を贈り物として授けてくれました。 その涙は、悲しい涙ではなくて、感謝する、ありがとうの涙です。 「叩かれて、叩かれて、(ひとは)美しくなる。」 よかった、本が嫌いではなくて良かったです。 別の世界に旅ができるから。 そして、自身を見つめなおすことができるから。 原田マハさん、ありがとうございました。 少しずつ、少しずつ気持ちを整えて、さあ、旅に出よう。 きっと、また、何か、新しいことに気付けるはずだから。 人生はそのときに解決できる問題集である はずだから。

    33
    投稿日: 2020.11.15
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    原田マハさん初読。とてもあたたかくて読んでいて気持ちがよかった。先が気になる展開で、途中でやめられず一気に読んだ。 「旅するのに肩書きは必要ない」 「無意味な旅なんてない」 旅に対する自由で優しく寛容な精神と、家族との絆が詰まったストーリー。ほろっと泣けるシーンも沢山。 「ただいま」と言って帰って来られる場所があり、更に「おかえり」と言って迎えてくれる人がいるということ、意のままに動く自由な肉体があるということは、なんと幸福で奇跡的なことなのかというのが感じられた。 原田マハさんの本は他にも積読が沢山あるので読んでみたい。

    20
    投稿日: 2020.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほっこりとする読了感、悪い人の出てこないストーリー。 私の大好き要素の物語、いいお話でした♪ 旅屋なんて成立するのかと思いましたが、実際あったらどうかな?とは思いますが、、 結構依頼あるんですね(笑) ちょびっ旅、復活かと思いきや。最後の選択はおかえりらしいです^^ ほろっと涙するところもあってまだまだ『おかえり』の旅、見てみたいなって思いました♪

    0
    投稿日: 2020.11.10
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    涙なくしては読めない話 人情に厚い人っていろんな経験を乗り越えた人じゃないかと思う 特に悲しいことを。

    0
    投稿日: 2020.10.24
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    うーん。なんか、人間の汚いところとかずるいところが全部抜かれて、『素敵なお話』が起承転結してた。わたしは好みじゃない。人情劇みたいなかんじ?都合いい感じ?人間の汚いところがでる小説が面白いとわたしは思う。おかえりには悪い心はないの?人間じゃない、、、?!

    2
    投稿日: 2020.10.17
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    タレントとしてがけっぷちの主人公「おかえり」こと丘えりか。 唯一のレギュラー番組のロケから話は始まるのだが、 30代前半、この軽さ、 想像してみると私はこの番組は見ないかな(笑) なので「おかえり」の魅力がわからず読み始めたのだが… 自ら行くことができない旅を「おかえり」が代行し、 直接伝えることのできないそれぞれの思いをつないでいく。 なかなかのハートウォーミング具合で 思わずうるうる。 「おかえり」は率直で、他人に心を開かせるものを持っているのだろう。 だから人に恵まれる。 旅屋をするうちに自信もついてきて、 魅力的な女性に見えてきた。 「おかえり」含めて周りの人も 欠点はあるけどもにくめず、どこかチャーミングな人ばかり。 久々に原田マハさんの、こういうテイストのお話を読めて幸せな気持ちだ。

    8
    投稿日: 2020.10.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語はある程度の話の展開が読めちゃう 凄く楽しく読みやすい作品でした。 旅屋とは言うなれば今の時代に合った 「リモート旅」とでも表せそうな 旅代行の仕事、でもこれってこの アラサータレント「おかえり」の性格 だからこそ成り立つ仕事なんだと思います。 行きたくても行けない旅をこんなにも 丁寧にそして心に残る旅にして くれるんだったらもし私も旅に行けなく なった時に頼んでみたいと思いました。 角館や内子町に行く話は、読んでいると 一度その場所へ旅に行きたくなるくらい その町が魅力的に書かれています。 全体を通して楽しくさらっと読めました。 あぁ、久しぶりに旅をしたくなった・・・

    0
    投稿日: 2020.10.06
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    旅屋おかえり 著作者:原田マハ 発行者:集英社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 貴方の旅の代理人気作家が贈る誰がための旅物語。

    6
    投稿日: 2020.10.01
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    前回に続いて旅がテーマの原田マハさんの一冊。 今回は長編。 旅番組のタレントとして活動している丘えりか、通称おかえり。 ある放送でスポンサーに対して失態をしてしまい、番組が打ち切りになってしまう。仕事がなくなり、窮地に追い込まれたおかえりと、事務所の社長である鉄壁。 そんな時、ある女性から、「病気の娘の代わりに、ある場所へ旅をしてきてほしい」と意外な依頼をされる。 おかえりはその依頼を受け、旅をすることに。 それをきっかけに、おかえりは旅屋としての仕事を始める。 旅で出会う景色。温かい人々。時にはトラブルもあったりして、それでもおかえりは自身も大好きな旅を通して、人の心に寄り添う仕事に誇りを持ち始める。 人のために代わりに旅をする。 斬新な仕事だし、まずその設定が面白いと感じた。 初めての旅の、秋田の温泉地での話が素敵だったな。そこで出会った宿の家族もほっこり温かい。 一つ、個人的なマイナスポイントを言うとしたら、旅のエピソードが秋田と最後の内子町以外はバサッとカットされていて、様々な旅をしているのに、そのエピソードが何も綴られていないことかな。  もう少し他の旅のことも描いて欲しかったかな。 この物語は、クスッと笑えるやり取りを要所要所ではさんでくる。(とくに鉄壁社長の口は悪いけど懐の深いキャラクターは最高です)  どこもなくユーモラスな雰囲気は、原田マハさんの作品で言うと、「総理の夫」に通じるものがあるかな。 改めて、原田マハさんの表現力の幅に感心する。

    0
    投稿日: 2020.09.30
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    いろいろやらかしちゃう丘えり。 まわりの人に恵まれ、出会う人に恵まれ、最後には感動の結末。 初原田マハさんやったけど、なるほど上手いなー。

    0
    投稿日: 2020.09.23
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    「旅することは偶然でもあり奇跡でもある」 物語だけでなく、桜やもみじといった自然、四季や、和紙といった日本ならではの良さを感じさせてくれる旅でした。

    0
    投稿日: 2020.09.14
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    原田さんの作品は、なんかほっこりさせられます。私も久しぶりに旅をしたくなりました。今行けないのが残念です

    1
    投稿日: 2020.09.08
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    爽やかな一冊。 明快で分かりやすくスラスラ読める。 原田マハさんのこういう本は、あまり読書をしない友人にも薦めやすい。 本を読んだというより、 映画を観たという感覚に近いくらい情景がはっきり浮かんでくる。

    1
    投稿日: 2020.09.06
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    原田マハさんのお話は心があったかくなる。 主人公の真っ直ぐさに周囲が引き込まれて、その渦が大きくなっていく感じ。

    0
    投稿日: 2020.09.02
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    原田マハらしさという、期待を裏切らない面白さに脱帽。 誰かの代わりに旅をする、元アイドルの「おかえり」こと「丘えりか」。 涙あり笑いありで、旅を続けるおかえりの姿に、子どもの受験で緊張の中にいた私の心もほぐしてくれた気がする。 とてもノリの良いコミカルなストーリー。その中にも心温まるようなエピソードが時折仕込まれていて、ホームドラマのような暖かさがある。 テンポよく最後まで突っ走るストーリーに読後感も良い。 マハさんは時々突拍子もない職業を小説の中に披露しているが、なんとなく現実にもありそうな気になってくるから不思議だ。

    1
    投稿日: 2020.08.30
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    ふーん。原田マハの作品? 始めにこれを読んでたら、多分原田マハ作品を読み続けたかな? 作者も全能ではないのです 全ての作品を星5はない。 原田マハは やはり美術ものがいい。 ストーリーテーラー好みからすれば、 なんか途中でやめたかった、基本最後まで読もうとというスタンスから なんとか読んだ。 終わりに 旅屋の意味もおかえりの意味もわかる。 ー憎しみの檻の戸を開け、猜疑心の鎧を外してあげることができないだろうかー こんなこと他者ができる? ー叩かれてたたかれて、強く美しくなるんだよ、ー いいことよりも辛いことの方が多かったに違いない。 みんな一生懸命だった。叩かれて叩かれて強くなった。美しい人たち。ー さて途中でつまらないと思ったら 続けるべきか、やめるべきかーこれが自分の課題。

    20
    投稿日: 2020.08.27
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    唯一のレギュラー番組を、たった一言のセリフがもとで、スポンサーを怒らせて打ち切られてしまったタレントおかえりこと丘えりか。 おかえりの素直でまっすぐな性格が人を引き寄せ、旅に行けない人の代わりにいろんな旅をする「旅屋」の仕事を始めることになる。 最初、軽いノリで進んでいくのかなと思っていたが、所々でほろっとさせてくれる場面もあり、壊れかけた家族を笑顔にさせてくれたり、人の心を繋いだり、旅の持つ奥深さ、温かさに感動してしまった。 たとえ一人旅でも、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」そう言ってくれる人が周りにいるって、ほんとに素敵なことだと思う。

    30
    投稿日: 2020.08.23
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    原田マハさんは美術ものとお仕事ものの2軸なのかな? これはお仕事もの。 番組を打ち切られて、ニートになったおかえりが、新しく旅屋を始める話。 旅ができない人の代わりに旅をする。 この小説は2つの顔があって、 仕事に奮闘する顔と旅はとても楽しく素晴らしいという顔 小説の中では、色々な事情から旅ができない人が出てくるけれど、今の世の中は違う意味で旅ができない。 行きたいところに行ける。とういう環境をもっと大切にしなければいけないな。と思うようになって、この本を読んだ。 なんとなく、先延ばしにしてた旅もこれからは思い立ったら動ける心の軽さを持ちたい。

    0
    投稿日: 2020.08.19
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    これも原田マハの世界、とってもよかった。。 旅を通して、人とのふれあいがお互いを幸せにし、人として成長していく。 笑いあり、涙あり。 最後は本当にじんわりと胸に染み渡ります。 なかなかゆっくりと行き当たりばったりの旅をすることは出来ないけれど、いつかゆっくり旅をしてみたい と思いました。 メモ 紙の繊維はね、叩かれて叩かれて、強く美しくなるんだよ。

    79
    投稿日: 2020.08.18
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    コロナ禍の中、旅に行けない不満を抱えている 最中、この帯に書いてある 「さあ、この一冊と旅に出よう‼️」 に惹かれました。 旅は色々な出逢いが待ち受けている。 感動が待ち受けている。 この楽しみは止められないなあ。 今出来る範囲で楽しみましょう

    3
    投稿日: 2020.08.17
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    マハさんらしい、爽やかな物語。旅に行けない今日この頃。外へ思いっきり出たくなる。 ホロリあり、ほっこりありのサラッと読める作品です。 旅に行けない人の代わりに旅する売れないタレント『オカエリ』ちゃんの、気持ちがぎっしり詰まった旅が快い。

    1
    投稿日: 2020.08.15
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    原田マハの作品 美術小説で有名な作者ですが、この作品は「フーテンのマハ」でも語っていたけど、美術の美の字も無いこの作品。それでいて、どこかしらほっこりとする話でもあります。 そもそも作者が旅好きであったことからこの作品に繋がったと言うことですが、売れない元アイドル『おかえり』に、安定した会社員生活を辞めて、不安定な環境にある作者自身の姿も見えました。 面白いです

    0
    投稿日: 2020.08.11
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    テレビ番組の旅レポ-タ—をレギュラ-で務める 日本最北端・礼文島スコトン岬にほど近い処で生まれ育った“丘えりか” は、その名をもじった“おかえり”の愛称で親しまれてきましたが、スポンサ-の逆鱗に触れ番組が打切られてしまいます。偶然の成行きで旅人代行稼業が始まります。“おかえり”を取巻く所属事務所の社長、秘書、旅先の人々、旅の依頼人らの何とも魅力あふれる人物が次々と登場してきます。旅の進行とともに琴線をゆさぶられる感涙の物語です。“辛いことの多い人生を、叩かれながら強く美しく生きる” ・・高揚します。

    2
    投稿日: 2020.07.31
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    どのキャラの目線で切り取るかで分かれるかもしれないが、初読は自分勝手に真与さん編と真理子さん編として読んでみた。完成度から言ったら真理子さん編だが、感情移入できるのは真与さん編かな...。号泣必至! 最近起きた難病を抱えた方の事件と重なってしまい...。不器用な父親って、ありがちだけれども、そうっ、そうなんだよ! って心の中で叫んでる。ただ、思ったことは口にしよう。過去の美徳に引きずられる必要はないのだから...。

    17
    投稿日: 2020.07.28
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    ソースもマヨも好きだよ(^^) 「行ってきます」と「ただいま」、 「行ってらっしゃい」と「おかえりなさい」。 笑顔で言える、笑顔で言ってもらえる、そんな人でありたいものです(^^)

    3
    投稿日: 2020.07.14
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    おかえりの旅してる風景が目の前に広がるようだった。とても素直で優しいおかえりが旅をして語られるエピソードになんども涙が出そうになった。 そして旅を通じて強くなるおかえり。 私もそんな旅がしたくなる。

    1
    投稿日: 2020.07.11
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    色々な場所が取り上げられる物語だったから少し期待とは違った でも読んで興味が湧いた内子町に一人でドライブに行ってみたら、本で書かれているように雰囲気が良い所だったから、そういう意味では読んで良かった

    2
    投稿日: 2020.06.24
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    マハさんの話ってヤマが2つ3つ、必ずありますよね。 ALSの真与のための旅、この話が好きかな。 恵理が復活できた話でもあるし、次に繋がる家族の心の澱の雪解けと再生の話の序章。 最後は奇跡のような展開、御都合主義でもな何でもない、幸せプロセスなんだからいいんです。 辛くなったら「いいことあるよ、大丈夫」呟いてみようかな。 墓前での袱の中身と会長の元への言葉嬉しかった。 希望が言えるなら、玉肌温泉の女将になった、おかえりが(たまだえり か?)が見たかったというのは、わがままなのだろうか? #原田マハ #旅屋おかえり #原田マハワールド #本好き #本好きな人と繋がりたい

    9
    投稿日: 2020.06.21
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    心が温まり、ホロホロと出る涙。 登場人物に悪役なし。 全員ただただいい人。 キネマの神様と感覚的には似たものを感じた。 こんな風に自分を成長させられる 一人旅がしてみたいなあ。

    4
    投稿日: 2020.06.15
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    とてもいい心温まるお話でした。おかえりちゃんのキャラや周りの人達、みんなとても愛らしいキャラクターでした。私も旅が好きなので、秋田の枝垂れ桜や内子の街並みを実際に観にいきたくなりました。内子の和紙もお土産に買ってしまいそうです!

    3
    投稿日: 2020.06.14
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    旅も移動も好きだから、そうそう、旅ってそうなんだよねと共感しながら読み進めた。 その土地ならではの風景とか美味しいものとか空気に触れて、そこにはいない誰かの顔を思い浮かべて、次は一緒に来たいなと思ったりするあの感じ。 泣かされたわー。 旅も物語も、基本は行きて帰りし。 おうちに帰るまでが遠足です。

    3
    投稿日: 2020.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の原田マハ作品を手にしてみました。 どの作品もホントに心が伝わってくる。 「旅屋おかえり」というタイトルの意味はすぐに理解出来た(旅屋自体は物語の中盤から登場するのだが...)。 アイドルとしては鳴かず飛ばずの「丘えりか」が本作の主人公で、唯一のレギュラーであった旅番組が終了してしまうところから、依頼人に代わり旅をする「旅屋」が始まる。 「旅屋」が始まるきっかけを作り、最初の代理旅である満開の枝垂れ桜を求める秋田県角館への旅。 そして、記念すべき「旅屋」20回目の旅は依頼人の生き別れとなった妹の忘形見である姪を探す愛媛県内子町への旅。 困難に見えた内子への旅は、人と人との繋がりを通じて、依頼人のみならず、そこに取り巻く全ての人の心の柵を溶かしていく。 心温まる〝旅〟物語でした。 説明 内容紹介 売れないアラサータレント“おかえり"こと丘えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく。『楽園のカンヴァス』の著者が贈る感動の物語。(解説/吉田伸子) 内容(「BOOK」データベースより) あなたの旅、代行します!売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因でテレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、人の代わりに旅をする仕事だった―。満開の桜を求めて秋田県角館へ、依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。おかえりは行く先々で出会った人々を笑顔に変えていく。感涙必至の“旅”物語。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 原田/マハ 1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部および早稲田大学第二文学部卒業。2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    15
    投稿日: 2020.05.31
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    元アイドルの丘エリカは旅番組のレポーターの仕事一本で何とか芸能界にしがみついていた。しかしそんな切れ端にすがるような仕事もスポンサーの機嫌を損ねてしまい、突然の最終回!? 途方に暮れるエリカだが、逆境の境地にて旅屋という謎の仕事を始める!? 依頼人、事務所の社長と秘書?、元番組スタッフ達を巻き込んだハートフルな物語!!! 所々で涙腺崩壊必死! こんな時だからこそ、旅に憧れる! 欲を言えば旅の話があと2、3本欲しかった。

    8
    投稿日: 2020.05.28
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    本当に需要があるのかな?会社がやっていけるだけの 売上期待できるのかな? でも、お悩み解決が付いた旅代理人だからいいのか。 絵画話以外の原田マハは安心印のハッピーエンド。

    16
    投稿日: 2020.05.25
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    人情物語だったと思います。 登場人物みんながとっても素敵な人達でした。 気づかないところで大切な人の事を想って行動してたり。 人の優しさに何度もぐっとなりました( ・ᴗ・ )

    3
    投稿日: 2020.05.22
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    本当はインドア派で引きこもりで、言葉もできなくて小心者で、旅に出る前はいつもほんの少しだけ後悔する。 でも旅に出たくて、休み(と予算)があれば、ふらりと特に誰にも告げることなく出かける。 毎回ドキドキするし、毎回ちょっと怖い。 でもそれを上回るワクワクと新しい世界との出会いがある。自分の小ささを思い知って、それがまた新たな力になる。 だからやめられない。 私の旅は、この物語の主人公「おかえり」とは全く違う。おかえりみたいな旅がしてみたいなと思いながらも、これは彼女の才能なんだろうなと思う。 旅の才能と、周りの人を幸せにする才能。 思いもよらぬ展開で、最後はやはり暖かい気持ちにさせてくれる。 おかえりの旅を読んでいたら、日本国内の旅がしたくなった。海外にいるいまは、なかなか難しいけれど、日本を見つめたい。おかえりみたいに優しくて好奇心に満ちた心で。 

    3
    投稿日: 2020.05.20
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    自粛中2冊目 ほっこり、たまにドキドキしながらゆっくり読めました。 暖かい気持ちになります。 旅ができるようになるといいなぁ。

    1
    投稿日: 2020.05.16
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    主人公は、売れないタレント・“おかえり”こと、丘えりか。 唯一レギュラーだった旅番組が打ち切りになってしまい、途方に暮れていたところ、ある女性から“重病の娘に代わって旅をしてほしい”という依頼を受け、それをきっかけに、「旅屋」という“旅代行”をする事に・・。 わかってはいたのですが、やはり読んだ後旅に出たくなりますね。 折しも、コロナで外出自粛しなくてはいけない時期だから一層旅への思いが募るかもしれません。 本書に出てきた地域を検索しては、ワクワクしつつ読みました。主人公・おかえりさんがお人好しで、何より本当に旅が好きだという事が伝わってきて、物語が心温まるものになっています。 皆が笑顔で旅を楽しめる日々が早く戻ってきますように。

    7
    投稿日: 2020.05.12
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    最後は涙が止まらなかった。暖かい気持ちになれる本。 このコロナの状況下で旅に行けない中、この本を読むと、改めて旅に出ること、その土地の方々と交流することの素晴らしさに気付かされた。愛媛県内子町、地方に住んでるうちに行ってみたいなあ。

    3
    投稿日: 2020.05.09
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    原田マハさんの文章はいつもおおらかであったかくて、安定感に満ちてる。 幸せな結末しか待ってないことは分かるけど、それ以上にいつもまんまと感動してしまう。 こんな、王道なお話の書き手っていないと思う。

    2
    投稿日: 2020.05.09
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    旅に行きたくても行けない人々は全世界の私たちで、明るくて素直な「おかえり」が私たちの気持ちを晴らすために旅に出てくれているんだと思いを馳せながら読み進めていました。 私は「おかえり」が行く先々の場所をスマホで検索し画像を眺めながら読んでいました。 スマホの画面と本の両方を見ながら読み進めてると行きたい気持ちが高まってきます。 角館の枝垂れ桜見てみたい! 内子町の鯛めし食べたい!! 早く日常の生活が戻ることを祈りつつ、いつか紹介された地に行けることを楽しみに待っています。

    2
    投稿日: 2020.05.01
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    唯一のレギュラー番組が打ち切りになった主人公。 諸事情で、個人のための旅をする事に。 きちんと発音できなかったのは仕方がないのですが なぜ事務の人、これほどまでに攻撃的なのか。 主人公が稼がないと、職失うのでは? と 聞きたいものがあります。 想像すると、旅先の景色が綺麗です。 そういう表現をしている、というのもあるでしょうが 主人公が心の底から楽しんでいる、というのに納得です。 そしてまた頼まれた依頼が、番組打ち切りになった スポンサーからという現実。 しかも社長はなんだかふらふらですし 知っていそうな事務女性は、またつんけん。 結局? きれいに終わりましたけど、事務女性だけが なんだか変な人、でした。

    1
    投稿日: 2020.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の丘えりかは、鳴かず飛ばずの崖っぷちタレント。唯一レギュラーだった旅番組も、番組スポンサーの『江戸ソース』を『エゾソース』と番組中に発言してしまい、打ち切りに。 そこから色々あって、人の代わりに丘えりか自身が旅行をする、『旅代行人』となるー。 この物語も、『家族』の絆がテーマであるように感じた。 電車内で丘えりかの紛失した荷物を届けてくれた鵜野夫人との出会いも運命的なものを感じたし、 まさか芸能事務所の鉄壁社長と江戸ソースの江田会長が繋がっていたところにも驚いた。 旅を通じて様々なドラマが生まれるところにとても感銘を受けた。 本を読み終えて、自身もふらりと旅に出かけたくなった。そんな気持ちにさせてくれる温かい物語。

    5
    投稿日: 2020.04.28
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    旅に出たくなる一冊ですね。 そもそも誰かのために旅をするという発想が新しく、面白かったです!原田マハさんの作品はいつも心が暖まる~

    2
    投稿日: 2020.04.18
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    『旅』に対する考え方が変わりました。何がきっかけと言われてもこれと言えることがあるわけではありません。でも、確かに変わりました。Excelを開きます。縦軸に朝6時から夜の12時まで、そして横軸に旅の日数分の列でマトリックス表を作ります。そして、飛行機や電車の時間を調べながら、ガイドブックを開いて、昼食はココ、夕食はココと決めて旅程表を作り上げて印刷をする。いや、あなたは旅行会社のパンフレットを作っているんじゃないんだから、ということをやっていた過去の私。作った予定表通りに朝起きて、食事をして、観光をする、そして予定表通りに事が運んだことを満足して眠りにつくという何だか本末転倒な旅にいつかしら疲れ、旅が面白くなくなった時期がありました。そういう時に考えます。人は何のために旅に出るのでしょうか。人は何を求めて旅に出るのでしょうか。 『十代の頃から「移動が好きだ」と公言してやまなかったら、いつのまにか旅することが仕事になっていた』という岡林恵理子。『私の故郷は、北海道の、人が住む最北端の小さな島、礼文島』という恵理子は、生まれた故郷の島をとても愛する一方で『いつの頃からだろうか、私には夢があった。この小さな島を出て、できるだけ遠くまで移動すること。海鳥のように、アザラシのように』と『「海のあっち」の世界』に行ってみたいという強い思いも抱いていました。高校の修学旅行で運命的なスカウトを受け、『芸能人になって「故郷に錦を飾る」。そう決めた。父さん。私、東京へ行く。芸能人になる。有名になって、帰ってくるよ』と島を後にした恵理子。 でも、そんな甘い世界であるはずのない芸能界。十五年の時が流れ、アラサーを迎えた恵理子。『お前のタレントとしての売り時期はとっくに終わってる』と事務所の社長から言われる恵理子。『「ちょびっ旅」 、私の唯一のレギュラー番組だ』と仕事口が一つになり、まさしく崖っぷちに立たされます。それでもカメラの前に立つ恵理子は輝きを失いません。『こんにちは。「おかえり」こと、丘えりかです。じゃあ、これから電車に乗りま〜す。今日もちょびっとちょびっ旅、いってきま〜す』と、芸名の『丘えりか』をもじった通称『おかえり』として今日も元気にお茶の間に旅番組を届けます。そんな唯一のレギュラー番組の中で犯した彼女の致命的なミスが彼女と事務所を存続の危機に陥れてしまいます。それでも彼女は前向きです。運も味方につけた彼女は『気がつくと、私は、このまったく新しい仕事、旅代理人、「旅屋」を始めるべく、最初の一歩を踏み出してしまっていた』と、『職業・旅人』と言っても良いほど旅が何よりも好きな自身の生き方を生かして新しい仕事を立ち上げ、突き進んでいくのでした。 面白いと思ったのは、この作品の構成です。『前代未聞の旅代理業「旅屋」』という設定もあって、旅が中心になるストーリー展開を予想しますが、実際には商売としての『旅屋』がスタートするのは作品も半ばになってからのことです。それまでは、ただひたすらに『おかえり』のこれまでのあんなこと、こんなことが繰り返し描かれます。そしてそもそも旅そのものが描かれるのは全体でも数十ページほどの分量しかありません。『旅屋』という書名から旅行記を主体とした内容を期待すると肩透かしを喰らってしまいます。そう、この作品は旅自体よりも、旅にこだわる『おかえり』と彼女に関係する人々の生き様を描いた『人情もの』だという印象を受けました。『元プロボクサー、いま社長』という萬鉄壁、『元セクシーアイドル、いま副社長ですのよ』というのんのをはじめ、 個性豊かなとても濃い人々に囲まれる『おかえり』、彼女の出演番組が打ち切りになったことを嘆くファンがいるということに、とても自然な説得力を感じるのは、このあたりの丁寧な描き方あってのことだと思いました。 また、『おかえり』が、一人で角館に赴くシーンがあります。成果物を確実に手にするために事前に綿密な旅のスケジュールを立てる『おかえり』。でも幾ら事前に万全のスケジュールを立てたとしても、そうそう予定通りにはいかないもの。予定通りにいかないことを嘆く『おかえり』。でも『おかえり』は、当初の予定が狂ったことで、結果として、予定になかった魅力的な人々と出会い、予定になかった素晴らしい景色を目にすることができました。『たとえ同じ季節に同じ場所へ行ったとしても、旅する理由や目的が違えば、まったく違う旅になる』。まさしくその通りだと思います。しかし、たとえ同じ理由や目的で行ったとしても旅が同じものになるとも限りません。旅は生き物だからです。 『旅が好きだ。「移動」が好きなのだ。移動している私は、なんだかとてもなごんでいる。頭も心もからっぽで、心地よい風が吹き抜けていく』という『おかえり』。日常から切り離された世界。日常の辛いこと、苦しいことから物理的に離れることで心の中もスッと楽になる、そんなひと時を求めて私たちは旅に出たいと思うのかもしれません。そうであるからこそ、予めみっちり組んだスケジュールになんて縛られる必要はない。もっと自由に、もっとからっぽになった自分に会いに行く。だからこそ、『旅は、出かけるだけで、すでに意味がある』、その言葉にとても納得できました。 決定的な悪人が一人も出てこないこの作品。それ故に何事にも真摯に向き合い、何事にもひたむきに取り組む『おかえり』の生き方が、とても心に響いてきました。私は作品中、3つのシーンで熱い思いがこみ上げ涙してしまいました。原田さんの作品は「楽園のカンヴァス」に続いて二冊目なのですが、なんでしょう。人情がにじみ出ているのに透き通っているというか、ピースがたくさんあるのに作品世界が整理されきっているというか、全体としてとても見通しよく、そしてきっちりと結末を書き上げられる方なんだなと感じました。その分、作品のストレートな熱い思いが一気に突き上げてくる、そんな印象を受けました。人情味溢れるとてもあったかい作品、素直にいいなぁと思いました。

    59
    投稿日: 2020.04.18
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    旅行にいきたくなる…おかえりさんのまっすぐな人柄が素敵。 内子は行ったことあるけれど大洲和紙は知らなかったな。

    1
    投稿日: 2020.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さくっとほっこりした本が読みたくて。 娘の隣の病室に花を生けてる 素直になれない華道家の父に泣けた〜 桜の情景が文章なのに美しかった。 春と秋の景色が広がる一冊! あとがきの 「この本を読んで旅をしようと思った今のあなたは幸せです。旅に出られる健康な身体があるのだから」 という言葉が刺さった。 世界が平和であることと 身体が健康であることがどれほど幸せなことか、、 一刻も早く安心して旅に出られる世の中になりますように。

    3
    投稿日: 2020.04.05
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    「人の数だけ旅模様がある。たとえ同じ季節に同じ場所へ行ったとしても、旅する理由や目的が違えば、まったく違う旅になる。」 私の場合、旅をするときに、勇気とエネルギーが要る。旅先で想定外のことがあったり、トラブルに見舞われたりするから。 色々あるけど、人との出会いや自然との触れ合い、新しい発見(あと美味しいもの)に力をもらうと、帰る頃には、来てよかったな、また旅したいなと思うようになる。 自分が大好きな旅をすることで、人を笑顔にして、その人たちや旅から自分も元気をもらって。おかえりって素敵だ。

    3
    投稿日: 2020.03.21
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    2020.02.16 関西旅行後半 岐阜からの帰りのバスにて マミー爆睡 涙無しでは読めない物語 あーーーー。良かった。 興奮さめやらぬまま。 天才なの?と思う程 話すこと、相手を魅了させるのが上手 何より旅が大好きな おかえり あー好きだなーこの人 悪そうで かなり頼りになる 鉄壁社長 よろず屋プロ 古株 そして豊満バディーの のんのさん マハ物語に欠かせない よ!男前! 市川さん ALSの娘に代わって 秋田角館へ 青空と満開の桜 そして秘湯 玉肌温泉 江戸ソース会長に代わって 愛媛内子町へ 真理子さんの美しさ 強さ さっぱり感 空港に迎えにくる 鉄壁社長 なんのために旅をするのか 旅ってなんなのか 戻る場所がある おかえり と言ってくれる人がいる だから安心して旅へ出られるんだ。

    6
    投稿日: 2020.02.16
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    ハートフルストーリー。でもハートフルな群像劇ではなくて、きちんと主人公たちの成長や整理の物語であるのも魅力的。 登場人物もみんな素敵で、どんどん引き込まれちゃう。 ラストシーンで、和紙に言及されるのも「原田マハ」らしいなぁと思った。 芸術品や工芸品の魅力も表現しているし、「ものを作る」という行為への期待や信頼や希望に溢れているところがすごくよかった。

    2
    投稿日: 2020.02.15
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    おかえりが任務を遂行したあとのみんなの笑顔をみて、 「この笑顔を見るためにこの仕事をしてるんだ」と思うシーンでグッときた。 『7つの習慣』を読んだあとだったから、数字や成果じゃなくて、私も周りの人を幸せにする人生にしたいなって改めて思った。

    2
    投稿日: 2020.02.02
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    もし、私に子供が生まれて、その子に自分の好きな作家をオススメするとしたら、敬愛する小川洋子でも、10代の頃中毒みたいにハマっていた森博嗣でもなく、原田マハ作品かもしれないな。 そんなことを思いながら本を閉じました。 泣いたよ……(定期)。 本作の主人公は、鳴かず飛ばずの元アイドル・「おかえり」こと丘えりか。唯一の冠番組である旅番組を、自らの失言が原因で失ってしまった彼女に、番組のファンと名乗る老婦人がある依頼を持ち込む。 それは、旅のできない娘の代わりに、思い出の 地を訪ねて欲しいというものだった………。 血迸り肉断たれる推理小説が大好物でありながら、こういうハートフルな物語を定期的に欲する衝動って何か名称とかないのかな?? とにかく、原田マハ先生の書く人間には、悪人ってものがいないんですよね。 善人しかいないって訳ではないのです。 それなりにズルイ大人達だって、物語には必要ですもんね。 でも、原田ワールドの住人達は、とにかく人間味に溢れてて、優しい。 最後にはキャラクタ達がみんなで微笑み合って、少し切ない涙を流して。そんな気持ちの良いキャラクタ達との別れを惜しみながら、本を閉じる。 おかえりみたいに旅はできなくても、私には読書という別世界に連れて行ってくれる本があるんだよなあ。読書が趣味で良かったな。 本作の読み心地が甘酸っぱかったからか、読後の感想まで甘酸っぱいわ…………。

    19
    投稿日: 2020.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅屋?おかえり?旅をする人が泊まる宿屋は、旅人をお帰りなさいと迎えてくれるのか?など想像を膨らませて、読みはじめ…あ、あ、おかえりは丘えりかさんの「おかえり」ね!旅屋は旅の依頼を受けて旅を業とする職業(業種)のことかと、種明かしは意外にも早かった…(しかも名前がタイトルかと、そう言えば、相馬凛子さんもソーリンだったと、うまいなぁと感心) 旅の成果物はこうなって欲しいと期待を裏切らない展開(結末)が、読んでいて旅の満足感をより高める作品でした❗️ また、旅は自らが行うものと思い込んでいた自分の固定概念と、平凡な考えの薄さを再認識した(笑)作品です。

    14
    投稿日: 2020.01.19
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    原田マハの作品はいつもホッとする。旅行でゆっくりした時間に読んだ。岡エリさんの誰かの代わりに旅をするについての話。

    1
    投稿日: 2020.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おいおい、号泣だ。 旅っていいなあと思える本。いってらっしゃい、おかえり、そんなやり取りがあるからみんな旅に出たくなる。自分もいつか、誰かの帰ってくる場所になれるだろうか。なりたいな。 おかえりこと主人公の売れないタレント丘えりか。彼女のほのぼのした、素直でくったくない性格がとてもいい。大事なところは抜けていて、田舎育ちで、芸能界でうまく立ち回ったり売れたりすることができない、そんなところが逆にいい。 それは彼女が芸能界に行くきっかけになったエピソードにもあらわれている。田舎育ちの彼女は、見た目はそこそこ可愛いのに、なかなかその田舎くさい感じがぬけなくて泣かず飛ばず。ついに唯一のレギュラーもちょっとしたミスでなくしてしまう。 窮地にたたされた彼女に、ひょんなことから、タレントではない仕事(旅屋)がくるようになる。旅先や依頼者さんたちのあたたかさに触れるうちに、芸能界で売れなかったことも、彼女の中では意味が変わっていく。 「わたしには、もっと好きなことがあったんです」 売れないことの辛さは、人気がないこと以上に誰からも必要とされていない、と思ってしまうことなのかもしれない。売れる売れない、という尺度から解放された彼女は、旅が好き、という自分だけの答えを見つける。 田舎のおばちゃん並にすなおで、まっすぐで、みんながつい構ってしまう、おかえりちゃん。それもこれも、一朝一夕でできたものではなく、彼女が育った故郷のあたたかさが染み込んだもの。 ほんとうにこれから、テレビやメディアがそういう人のなかにねむっているうつくしさを取りあげるような媒体になったらすてきだと思う。 いつもの場所に戻ってこれるうれしさ、よろこび、迎える側のたのしさ。そんなことについて誰もが思い及ぶ、あったかい作品でした。泣く泣く。

    2
    投稿日: 2020.01.19
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    また素敵な作品に出会った。原田マハさんの作品の言葉、世界観全てが言葉でうまく言い表せないけど、私の心に響く。明日も頑張ろう、毎日一生懸命生きようって思える。 旅屋なんて聞いたことないし見たこともないけど、あったら面白そうだと思った。世の中こんなうまく行かないかもしれないけど、それはフィクションで楽しませてくれる。穏やかだけど、ゾクゾクする、そんなお話だった。

    2
    投稿日: 2020.01.17
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    とにかく泣けた。 最初、旅のガイド的な本だと思って購入したけど 良い意味で全く予想を裏切られた。 登場人物のキャラがみんなひと癖ありつつ、 とても温かく優しい。 私も旅…お出かけが大好きで 行きつけのカフェや 初めて行った旅館やお料理屋さんで ほんわかするできごとも時々あるけど やはりそういう人とのかかわりが 旅行の醍醐味の一つなんだなぁ、と 改めて思いました。 おかえりちゃん、 また新しい素敵な出会い 報告してくださいね!

    17
    投稿日: 2020.01.16
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    旅屋というコンセプトは良いのですが、本書では依頼が過剰に重いものに集中していて感動を強制されているように感じました。 もう少しライトなものも織り交ぜた短編集に仕上げた方が自分の好みには合います。

    2
    投稿日: 2019.12.29
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    売れないアラサータレントがスポンサー名を間違えたことにより唯一の旅番組を打ち切りにされてしまい、苦肉の策で始めたのが代行で旅をするという仕事。 人の繋がりの暖かさや”おかえり”・”ただいま”と言えることの幸せを再認識させてくれる柔らかくて暖かな物語。

    2
    投稿日: 2019.12.08
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    3.8くらい。原田マハの期待値が高すぎたのかもしれないけど、普通に感動的な話。最後の方は泣きました。 なんというか、私的に共感できるところがあまりなかったのですが、主人公おかえりの明るく前向きな語り口調のおかげか物語自体は読みやすかったです。 1番印象的なのは内子や和紙の素晴らしさかな。すごく伝わってきました。いつか行ってみたいです。

    1
    投稿日: 2019.10.20
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    読んだはず、、、という記憶で登録。 旅のガイドをするのだが、通り一遍のガイドではなく、心に沿った唯一無二の旅を提供。

    2
    投稿日: 2019.10.04
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    おもわず自分も旅に出てみたくなる一冊。誰かのために、旅に行けない人の代わりに想いを遂げるため旅をする「旅屋」。辛い現実の壁が立ち塞がろうとも、旅をして人とふれあいマイナスだった気持ちが温かいものへと変わっていく。ほっこりする物語です。

    2
    投稿日: 2019.08.26
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    色々な旅に出て、色々な人と出逢い、「おかえり」というとても暖かく、優しく、気持ちのこもった言葉を言ったり、言われたり、それが一番の幸せの瞬間であるから旅はやめられない。 旅とはそういうものなのだと感じ、角館や愛媛の街並みを想像するのもさることながら、単純に心の底から旅をしたいと思える作品。 旅好きな人は必ず読むべきであるし、旅をしようかなと思っている人も必読の本。 おかえり。

    2
    投稿日: 2019.08.21
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    元アイドルが、依頼を受けて旅を代行するストーリー。 どんな感じの話になるんだろう?と思いながら読み進めていたら、だんだん話が展開し、最後には心温まる人情味あふれる感動話となっていった。 きっとどんな人も好きな安定の1冊。

    2
    投稿日: 2019.08.15
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    元アイドル、旅屋おかえり。 唯一のレギュラー番組『ちょびっ旅』が打ち切られ、旅代行業を始めるお話。 自分に素直に動いてしまうおかえりみたいに旅をしてみたいと思えます。とても分かりやすい性格でみんなに好かれて旅が好きで。 作中で、カーペンターズ『青春の輝き』が登場。そのままBGMにして読了。

    3
    投稿日: 2019.08.14
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    礼文島出身元アイドル三十路崖っぷちタレント丘えり 通称おかえり。長年続いていた唯一の旅番組が打切りになり打開策として旅の代行企画を。秋田県角館、愛媛県内子町をめぐる旅におじさんの涙腺は崩壊。

    1
    投稿日: 2019.08.06
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    ★きっかけ 友人のおさがり ★感想 旅屋最初の仕事の秋田への旅、ほっこりで良かった。 後半の鉄壁社長の過去が絡むお話は展開が読めてしまって、少し残念な感じだった。 意外などんでん返し的な展開はないけど、安心して読めた。 主人公の丘えりか、とても前向きで元気なキャラクター良かった。

    2
    投稿日: 2019.07.15
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    旅を題材にしているから、色んな場所に行ってる気持ちにもなるし、旅の良さ、旅に出たくなるなどなど、読んでいてとても気持ち良い作品。 ただこの本の語り部主役でもある「おかえり」こと岡えりかのことがどうしても好きになれなかった。 なんかいい人すぎるし、御都合主義な感じ。 いい人すぎる作品は合わないんだよなぁ。。。

    2
    投稿日: 2019.07.04