
総合評価
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powered by ブクログたくさんの旅行記のような話かと思っていたけれど、2カ所を中心に書かれた作品でした。おかえりが旅する色んな場所の話ももっと読みたい!続編があったら良いなぁ〜!
1投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ愛媛県の内子に旅行することになって情報収集していたら、このドラマで舞台になったことを知った。残念ながらドラマを見ることはできなかったのだけど、どんな内容かなと思って読んでみた。 あまり売れていないタレント「丘えりか(おかえり)」が、唯一の仕事だった旅番組が打ち切りになるが、病気で行けない娘の代わりに旅をして来てほしいという依頼で旅に出て、それをきっかけに旅代行業「旅屋」を始める。再び旅に出ることになって、いろいろなことに出会い、新たなことに気づいていくという内容。 ちょうど旅行中に読んでいたので、旅って素晴らしいというメッセージがダイレクトに伝わってきた。実際には普通に旅に出てもこんなに人とふれ合わないし、どこに行ってもそこには待っていてくれる人がいるという感覚にもならない。旅先ではあらかじめ決めた通りに動いて、人との触れ合いは求めて来なかったが、これからは今までよりは人と触れ合おうという気になった。 すごく周りの人に好かれているのはタレントとしての才能があるんだと思うが、だったら仕事にも恵まれそうな気がする。 いくらでも話ができそうなので続きが読みたくなったし、ドラマの方も新作が放送されるということなので、楽しみである。
1投稿日: 2022.12.27
powered by ブクログ原田マハさんは、「本日は、お日柄もよく」を読んでファンになった。 今回は人との触れ合いを描いた旅、おかえりという素敵なあだ名の主人公の物語である。 主人公が旅の内容を語るシーン、語るシーンが結構あり、上記作品を思い出させる原田マハさんの素敵な、言葉遣いの綺麗さ、上手さが際立つもので感嘆とともに嬉しくなった。 さらに、原田マハさんが描く人間模様が心温まるもので、何度も涙が流れそうになった。 おかえりって本当に素敵で、好きな言葉になった。
3投稿日: 2022.12.14
powered by ブクログ誰かの代わりに旅をする職業、なんて素敵なんだ。自分もそんなことができればいいのかも。私にとって旅は非日常を味わえる、好奇心をみたしてくれる手段の一つだということを再確認。旅に出よう。
2投稿日: 2022.12.06
powered by ブクログぷらっとこだまの長い移動時間に読みました。 愛しくなる旅。行ったきりじゃない、行っておしまい の一方通行ではない旅。暖かさも寒さも の旅。 一度行って好きな内子にも、 秋田にも 北海道の礼文にも猛烈に行きたくなりました。
2投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログ心温まる素敵な話。 切ない親子愛に泣かずにはいられなかった。 どこかにゆっくり旅に出たい…。 のんびり電車に揺られて、景色を楽しみながら、土地の名物を食べたりしたいなぁ。 夜は旅館でゆっくり温泉入って、お酒飲んで、ゴロゴロして。。 友だちや家族と行くのもいいけれど、今は1人で旅に出たい気分。 旅に出たいなぁ〜
1投稿日: 2022.11.04
powered by ブクログ心温まるストーリー。 現実味があるとは言い難いが、こんなふうに人に恵まれ旅を楽しめるおかえりさんは、心底幸せだろうと思う。 彼女の人柄がそう思わせてくれる。おかえりさん以外にも、登場人物たちの人柄、キャラクターはなんだか親近感が湧いて楽しめる。
2投稿日: 2022.11.03
powered by ブクログ「旅代理業」という仕事はちょっと無理があるなと思っていたけれど、様々な理由で行きたくても旅に行けない人の代わりに、思いを届ける仕事って、悪くないなと思った。 ただ旅をするのではなく、思いを運ぶことが素敵。ご都合主義的な展開もあったけど、読んでいてほっこりするし、何より一緒に旅をしている感覚を味わえた。
1投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログhttps://stand.fm/episodes/635f754d13ea21aa3e774a7a
0投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログ若干設定に無理があり(代わりに誰かに金を出して旅をしてほしいとはふつう思わない)、ストーリーも甘いといえば甘いが(そうそう感動的な結果を呼ぶ依頼があるとは思えない)、まあその辺に目をつぶればそれなりに面白い本。続編もあるのか、さて…(図書館?)
2投稿日: 2022.10.23
powered by ブクログ2022.10.16 読了。 安藤サクラ主演・原田マハ原作のTVドラマを観て原作も読んでみたくなり読んでみたらドラマのキャストはイメージ通りだったし、原作の方が奥深い設定で読んで感動した。 先に映像化されたものを観ていたのでスルスルと読めたし涙が滲む場面が何度もあった。 大まかには前半と後半の二話で構成されていたが、後半のストーリーの方が好みだった。 多少ご都合主義的な展開な部分はあるが、そこはフィクションとして感動だけ頂戴したい作品。 主人公の「おかえり」の一途に旅を愛し、「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」と言える環境や周囲の人々の優しさに恵まれているところに感涙する。 続編も出版されているようなので読んでみたい。
4投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ続編を買ったので、再読してみた。やっぱりほっこりして素敵な話でした。2つのエピソードどっちも好き。 話がちょっと出来すぎな気がするけど、でも小説だからハッピーエンドで感動する話もいいと思った。 旅行に行って素敵な景色と美味しい料理、あたたかい人達との出会いもあり最高でした。読んでて、角館のしだれ桜と内子町の町並みを実際に見てみたくなりました。 解説にあった「本書を読んで、旅に出たいと思った人は幸せだ。何故なら、あなたには、旅に出ようと思える気持ちと身体があるからだ。」って言葉になるほどそうかもしれないって思いました。 でも色々な事情でおかえりに旅を代わりに頼んだ人たちも幸せだと思った。それは主人公の旅が好きって気持ちがすごく伝わってくるから、依頼人達も旅先で出会った人たちも、読んでいる私までもがなんだか幸せな気分になるんじゃないかと思いました
22投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログテレビドラマが秀逸でした。 文字の方が想像力豊かに楽しめるけど、珍しくこれは違った。 脚本が良かったのかな。
0投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ旅がしたくなるー!そんな話でした。 おかえりさんは、なんかいろんないいもの(天気とかも)を引き寄せてる感じで素敵な人には素敵なことが寄っていくんだなと思った。色んな人と楽しく話せて愛されて、わたしもこんな素敵な人になりたいな!
2投稿日: 2022.10.03
powered by ブクログ「私たちは何度でも旅に出られる。そして、何度でも帰って来られる。何度でも、失敗出来る。そして、何度でもやり直せる。遅すぎる、ということはないのだ。旅にも。人生にも。」 巻末 吉田伸子氏の解説より。 旅のすばらしさ。「家族」の絆の素晴らしさ。 最後は胸が熱く涙が止まりませんでした。 旅に出たくなりました。
12投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本日はお日柄も良く、が私の中でヒットしたので、次に手に取った、原田マハさんの本。 最初は、本日は…の方が面白いなと思っていたけれど、中盤を越え、登場人物たちの核心に迫るところからが面白くなって来た。 ただいま、と出て行き、おかえり、と帰る旅。帰る場所があるから人は旅ができるんだ。 読了した原田さんの本には30代の女性が登場するが、その描き方が少し設定が古い感じはして、そのノリが馴染めずに読破しない人がいるのかもしれない。しかし、全体的にストーリーに登場する全ての人が温かく、一人一人の内面や歴史を知るにつれ、温かいものが込み上げてくる、ほっこりした気持ちになる本で、読みやすい。 読んで行くと、自分の知らない場所ばかりで本当に行きたくなるし、旅した気分にもなるので、良い気分転換になる。旅した気分、気分転換の部分は深夜特急を読むのに似ている。 「時間が経過するほど、強く美しくなるもの。 和紙、人との絆、思い出。そこにもうひとつ、真理子さん。 運命に抗い、自分の内面と闘い、苦しみながら、真理子さんは、やがて時の流れを受け入れたのだろう。」 私の人生にはまだ真理子さんほどの悲しみはないが、いつか訪れるものだろう。その時、この真理子さん、が、自分の名前に置き換わっているような生き方がしたい。 相変わらず、とても言葉が美しく、勉強になる小説でもあった。
3投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログあんまり世界に入り込めず、最後まで読めなかった。 設定が自分には受け入れ難かった。感性が鈍くなってしまったのだろうか…。
1投稿日: 2022.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めっちゃ面白かった!! なによりこんなにもイラッとするポイントが無いのに、スッキリと楽しめて本当にすごいと思った。 でももっと「旅」がメインの小説を想像していた、、そこだけがちょっと残念だった おかえりさんファミリーの事が本当に大好きになりました! 社長はもちろん、カメラマンさんやメイクさんなど本当に皆んな良い人すぎて大好きです。特におかえりさんが1人で旅に出ようとした時に、皆んながおかえりさんを助けるため大集合してくれた時はちょっと泣きそうでした。 なによりおかえりさんの事が本当に好きになった。好きなタイプは?と聞かれたらおかえりさん!と答えるぐらいには好き! 更に社長の元嫁も凄い良い人で誰も悪くないけど、すれ違っちゃって、というのが凄いなんか凄い感情になりました。 ただ強いて言うなら、最初の旅のインパクトが強すぎて、四国への旅にそこまで大きなインパクト(クライマックス感)を感じられなかった、、(2回に分けてとんだせいかも) でもホントに面白かった!!続編もあるらしいから読みたい。でもちょっと読みたくない。
1投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログ素直に面白かった 言葉遣いがほんとに上手だよな、、 日本国内の旅してる中でこんなに人との繋がりを感じられるのはひとりで旅してるってところとミッションがあるからなんだなって現実的な面で納得しつつ その土地のひとたちの温かさを文字から感じられてほっこり。
2投稿日: 2022.09.16
powered by ブクログあなたの旅、代行します!売れないアラサータレントおかえりが旅代理業を始めます。 最初、旅屋という商売が果たして成り立つのか?と疑問を持ちましたが、病気や高齢など様々な事情で旅に出れない人がいて、それでも見たい景色があって、それを叶えるなんて素敵な仕事だなと感じました。 でも、それは主人公のおかえりさんが旅をするから成り立つんだろうなと思わせる魅力があります。周りの人々もクセがありながらも優しさを感じます。 良い人ばかりしか登場しないからか、話としてちょっとの物足りなさと、展開に無理矢理感が若干ありますが、キレイな景色が目に浮かんで、終始ほのぼのと温かい気持ちになりました。旅したいな。
10投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログ題名『おかえり』の意味が、わかった、 じんわりあったかくて、涙が溢れてくる。 私も旅に出たくなった。
5投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ原田マハさんと言えば美術系作品のイメージですが、今回はいつもの印象とは異なり『旅』がテーマの物語。 ゆっくり進むストーリーに、所々で暖かさが感じられるお話でした。僕は日常の生活の中で読みましたが、もしかしたら、旅をしながら読むと より楽しい本なのかもしれません。
2投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ原田マハさんの、非美術系のライトな小説。 旅が大好きな、元アイドルの売れないタレントが担当していたテレビの旅番組が打ち切りになり、弱小芸能事務所存続のために、新しいビジネスを思いつく。 原田マハさんお得意の、ちょっとほろりとさせる箇所もあり、また舞台となっていた四国地方の情景も美しく、気持ちよく読める小説だった。とても平易な表現で描かれているので、読書初心者の方にもおススメしたい。 私はやはり原田マハさんなら、彼女にしか書けない美術系の小説の方が好きである。
3投稿日: 2022.08.26
powered by ブクログ原田マハ氏の作品で未読だったのと、本屋で目が止まったので購入。 おかえり、こと、元アイドルで今旅人の、丘えりかさん、の仕事である旅(半分は趣味?)を軸に描かれた作品。 売れないからとしょげることなく、ポジティブ。 元気で逞しいけど、人の気持ちに寄り添えるおかえり。 そんな彼女だから、個性がありつつも憎めないキャラたちがまわりでしっかり支えてくれている。 文章を読んでいると、考えるより先に涙が溢れてくる場面がいくつかあった。 原田マハ氏の文章は、深いところにさりげなく刺さり、痛みを伴うことなく浸透し広がっていく。 不思議な魅力があると思う。 雪が降り積もった中歩いてできた足跡。 快晴の空に浮かぶ真っ盛りのしだれ桜。 赤く色付いた紅葉の葉。 美しい自然に泣かされた。
2投稿日: 2022.08.25
powered by ブクログおかえり旅を通して、様々な素敵な人との出会いの中で色々な事を思い経験し依頼人に成果物を届ける。心の温まる話で旅に出かけたくなった!
2投稿日: 2022.08.17
powered by ブクログ元アイドルで後がないおかえりこと丘えりか。 唯一のレギュラー番組が打ち切りになった「おかえり」もとに、代わりに旅をしてほしいという依頼が舞い込む。 事務所の社長や番組のスタッフに支えられて、旅を始めるおかえり。 人が人の心に寄り添うことの大切さに気づかされる一冊。変化の激しい社会で生きる私たちに、人ってまだまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれる作品。 人の温もりを感じたい人は是非。凍った心を溶かしてくれます。
3投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ仕事を失いかけた主人公がある依頼人との出会いから始める旅屋。代理で旅をするいう斬新な発想。旅は新しい土地、人との出会い、そして新しい自分と出会える。旅行欲を掻き立てられる作品だった。笑いあり、感動あり。とてもバランスが取れた温かみのある作品。
2投稿日: 2022.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ただ色々なところに旅をしたお話だろうと思って読んだら、まさか本当に旅をして報酬をもらう旅屋だなんてびっくりした。コロナ禍なら、オンラインで海外旅行に行ってくるという企画もあるぐらいだから、こんな依頼をする人もいるのかなと考えた。でも最後の「ちょびっ旅」復活を断るのはもったいないと思った。こんな旅もありましたよーと特別企画があってもいいと思った。
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに旅行に行くことができたので、その道中で読むためになんとなく持っていった本。旅のお供にぴったりだった。 鳴かず飛ばずで細々とタレントを続けている「おかえり(丘えりか)」が唯一出演していた番組の降板が決定してしまうところから、物語はスタート。 とんでもないピンチの状況で、ドラマみたいな出会いがあって、そこから「旅屋」という新しいビジネスが始まった。 一つ目の旅だけでも、一緒に旅をしたような気持ちになる美しい描写や出会いを味わうことができたところに、もっともっと大きな旅の依頼が。 その旅も本当に素敵な旅でした。 角館の桜も見に行きたいし、和紙も作りにいってみたいなぁ。 一山もふた山もあって、いつの間にか引き込まれ、心に何か温かいものを残していく原田マハさんの作品。 今回の作品も好きでした。 旅のお供にでもいいし、事情があって行きたくても行けない人にもぜひ読んでほしい作品です。
1投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこういう本に出合うと、「あー、読書っていいなぁ」と思う。わかりやすいストーリーかもしれないけれど、ひとつひとつにほっこりして涙が何度も溢れた。旅屋、続けてほしい。 早く自由に旅できるような状況になりますように…
2投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
旅に出たくなるお話でした。引き込まれるまで時間がかかって読み進めるのに時間がかかったけど、 だんだん物語に引き込まれてこの先どうなるんだろうと気になって後半は一気に読み進めた。 この本を読んで旅に出ようと思った人は幸せだ。旅に出ようと思える気持ちと身体があるから。 遅いという事はない。旅はいつでも出来るしどこにでも行ける。 泣きそうになることも多々あって楽しかった。
1投稿日: 2022.08.10
powered by ブクログ主人公と色々な登場人物が旅を通じて、それぞれの優しさや思いやりが作品を読んでいると伝わりポロポロと涙が出ました。心がとてもあったかくなる作品でした。素敵な物語です^_^
9投稿日: 2022.07.31
powered by ブクログテレビの旅番組が唯一のレギュラーであるタレントの丘えりか。旅芸人のようなスタッフ陣と日本を旅する日々が、ミスにより番組打ち切りとして終わることとなります。失意のなか、その番組を楽しみに見ていた人との偶然による出会いがきっかけとなり、人の代わりに旅をするという新たな仕事を始めることとなります。かつての旅番組のスタッフによる無償の協力もあり、旅番組を見ていたという人々との出会いもあり、無事に一つ目の仕事を成功させることができます。その後いくつかの仕事を行ううちに、その活躍に興味を抱いた元スポンサーより、番組の復活の提案を受けます。しかしながら条件があり、主人公はそれにどう挑み、どういう結論を導き出すのか。主人公の旅に対する、仕事に対する純粋な思いが感じ取れて、胸が熱くなるラストでした。
2投稿日: 2022.07.31
powered by ブクログ旅ってやっぱりいーなー♡ おかえりさんを 安藤さくらさんに置き換えながらたのしく読めた1冊。 旅をすると 気分転換 頭がすこしクリアにすっきり 生き生きしてくる感じがする。 出会う景色 人 だれと旅するか。 ほっこりした1冊。 またゆっくり 旅にでようぞ♡
1投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログ諸事情で旅に行けない人の代わりに旅をする旅屋。設定が面白い。大きな波乱もなく、心温まるストーリー。おかえりが旅のことが大好きなのがいいな。これを読んで、角館のしだれ桜を見にいきたくなった。ご当地の美味しいものを食べたくなった。そう言う気持ちにさせてくれる本との出会いに感謝。
3投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログ唯一のレギュラー番組が打ち切りになった、売れないタレント・丘えりか。ひょんなことから、事情を抱えた依頼人に代わって旅をする「旅屋」を始めることに…。「楽園のカンヴァス」の著者が贈る、感涙必至の“旅”物語。 ちょっと安易な感じ。
0投稿日: 2022.07.15
powered by ブクログ少し前、ドラマを見ました。 少し前から、少しずつ原田マハさんを読んでみようかなと思っていたので、この機会に手に取りました。 熱い社長のいる芸能プロダクション、所属タレントはもとアイドル(あまり売れていない)丘えりかひとりだけ。 唯一、旅の番組を持っていたが、スポンサー名を間違えて言ってしまい、番組は終了。 仕事が無くなってしまったが、自分はやっぱり旅が好き、いろんな事情で旅ができなくなってしまった人に代わり、旅の代行をすることに。 一人一人に込められた思いを胸に、北へ南へと出かける。依頼人の思いを背負った仕事なんだけど、それ以上に自分もその旅を思い切り楽しんでるところがいいなぁ。 ドラマのキャストも原作にぴったり!
3投稿日: 2022.07.09
powered by ブクログ「丘の上の賢人」を先に読んでからこちらを読んだ。今回も軽妙なテンポにのせられて一気に読んでしまった。なんでこんなに泣かされてしまうんやろ。原田マハさんって、ほんま上手いなぁ。いっときの爽快感を味わいさせてもらいました。
1投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログとっても良かったです♪ 心が優しくなる1冊 最後の布はもうそれだけで お母さんの気持ち妹さんの気持ちお姉さんの気持ちが繋がった瞬間に感じて涙が出ました。。
1投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログ旅を依頼する家族、おかえりの家族、よろずやプロ、たび芸人ファミリーそれぞれの絆に感動。 真理子さんとの空港で別れるシーンあたりからラストまで涙が止まりませんでした。 最後の最後まで予想できない展開。 何度も『えーっ』と。 これは面白いっ。 旅をしよう。前に進もう。一歩踏み出そう。そう思わせてくれる清々しい作品でした。
1投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログ旅の素晴らしさを改めて感じさせられる物語でした。故郷の温かくも子どもの時とは違う距離感、大人になったからこその家族や故郷の微妙な距離、様々なことを思わせられる時間でした。
1投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほろっとしたり、思わず吹き出したり、、、 情景の描写が本当に上手で、読んでいるだけでもまるで映像を見ているかのように引き込まれました。 色々な土地で、一生懸命生きている人がいる。 最近は全然旅行なんて行けてないけど、私も旅先で親切にしてもらったこと、あったなー。 観光名所や映えスポットを巡るだけでなく、地元の人たちとの出会いも、旅の醍醐味ですね。 ほろっとしたポイント その1:角館の人々からのまよさんへのメッセージ その2:袱紗の中身 吹き出したところは、カメラは守られたところ(笑)
0投稿日: 2022.06.26
powered by ブクログ通称おかえり、こと、主人公丘えりか。 唯一の旅番組が、スポンサー企業の商品を、旅番組内で間違ってしまったことでそのまま打ち切りに… レギュラー番組がゼロとなり、旅に行きたくても行けない人の代わりに旅代行をすることに… 鉄壁社長、のんのさんをはじめ、おかえりのまわりのひとたちはみんないいひと。 旅で出会ったひとたちもいいひとたちばかりで。 ほんわかとさせられた。 都会から離れた温泉に旅したくなった。
2投稿日: 2022.06.26
powered by ブクログきっと旅行というつながりだからこそ旅行先で出会う人たちは自分たちの地元を知ってもらいたい、と強く思うんだろうなあ 出てくる人みんなあったかくて、旅に出たくなったし、おかえりと言うのもまたいいなと
0投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログ"おかえり“こと丘えりかは、 人の代わりに旅をする『旅屋』を始めることに。 素敵な作品。マハさんのアート小説以外の作品の中でも特に好き。 人の優しさ、温かさに涙ぐんでしまった。 「おかえり」と迎えてくれる人がいることの幸せを改めて実感。 あぁ旅に出たい。
1投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログ気軽に旅に出られないこの頃。主人公のように津々浦々を飛び回ってみたい。すらすら読めて爽やかな読後感だった。
5投稿日: 2022.06.21
powered by ブクログ魔法にかかったような暖かい読後感。旅をしたら、帰る場所があって、おかえりって言ってくれる人がいることは、とても貴重なこと。鉄壁社長のお話にも涙。続編も読みたい!
2投稿日: 2022.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『旅屋』‥なんて素敵な仕事なんだろう。旅に行くことが出来ない誰かの為に最高の旅をしてきてあげる。そしてその成果を持ち帰る。依頼人ために。一見とても難しくて、どこからとっかかればいいのかわからない仕事だけど、“おかえり”さんは喜々として進んでいく。周りで支える人々があったかい。BSで放送されている火野正平さんの『こころ旅』を思い出す。私は体調の悪い時に読んでいたのだが、ずいぶん明るい気持ちにさせてもらった。風景描写が心を和ませ、まるで自分が旅をしたような気分にさせる一冊だ。
0投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
原田マハさんは物語によって文章の筆致が全然違う。 直前に読んだのが「暗幕のゲルニカ」だったので尚更そう感じる。物語の質感の違いといい、引き出しの多い作家さんだなぁ。 難病を患う娘と母親が、旅屋オカエリの『成果物』の映像が始まるのを、星のない夜空に視線を放つように見入る。 一瞬の真実を絵画のように切り取った素敵な表現。 時間が経過するほど強く美しくなるもの。和紙、人との絆。思い出。和紙を作るのは心の旅。和紙を丁寧に誠実に作る作業を繰り返すことで自分の心の中へ、深く、ゆっくりと旅をしてきた女性。愛する人たちに、思い出たちに手を振って、どうにか帰ってきた。ひとりで生きていかなければならない現実へと。叩かれて叩かれて、強く美しくなる。 泣いたあとの笑顔が虹みたいなオカエリ。 人生を慈しむ表現が優しくて温かくて涙が出る。 おかえりなさい、と言ってもらうために人は旅に出るんじゃないかな。寅さんがよぎる。笑。 連なる紅葉の中を走る水色の車。 漉いた和紙に透ける優しい色合いの紅葉の葉。 藤色の袱紗。 振り向きざまに揺れる紺地に白い絣のワンピースの裾。 描かれた色彩も美しくて印象的。 真理子さんの叔母あての一筆も良い。 旅をなさいませんか。私の母と娘がやすらかに眠る場所へ。 新しい人生を始めた私と、ご一緒に。 短い言葉でも充分に伝わる思いがある。 良い本だった。続編も読もう。
0投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログ登場人物のキャラがそれぞれ立っていて魅力的。それに加えて、先がどうなるのか気になるストーリー、旅先の美しい情景とあたたかい人情。 読んでいる最中に「ああ、おもしろい、楽しい」と胸がわくわくした。それでいて、文中のさりげない一言にうるっときたり。 いやあ、よかった。 これだから読書はやめられない!と、読書の幸せを実感するような本だった。
1投稿日: 2022.06.05
powered by ブクログ「おかえり」「いってらっしゃい」、そう言ってくれる人がいるから旅が出来るのだと気付かされました。その人の笑顔が見たい、旅のいろんな話をして体験を共有したい、自分が旅をして終わりなのではなくその先があるから旅ってもっと楽しいものになるんだと感じました。 長らく旅という旅をしていない今、猛烈に旅がしたくなりました!来年ごろには海を渡れるかな。 原田マハさんの描く登場人物たちはみんなどこか温かい、最後には絶対的に味方でいてくれるような安心感があって読んでいて心地よいです。
1投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログいつでも「行ってらっしゃい。」と「おかえり。」が、ご機嫌で言えるアタシになりたい。 とは思ってるけど現実はナカナカ難しい。 アタシには、まだまだ何かが足りてませんwww
2投稿日: 2022.06.01
powered by ブクログ不思議な本だなー。 オカエリの行動がなんかベタと言うかなんというか、読んでてもういいやってなりそうな話だけど、それでも感動して泣きそうになる不思議な本。 登場人物があったかいんだな。
2投稿日: 2022.05.30
powered by ブクログ図書室。複数の人からおすすめされたので。 マハさんのほんわか系作品はいつも、中盤で盛り上がり、後半で一気に色を無くすか暴走していく。今回もそのパターンだった。
1投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログこんな時代だからこそ読んでほしい、 心の栄養剤的作品。 他人の代わりに旅をするという読んでいる方からしても大丈夫か?と思えてくる設定で、 ここまでの完成度とは恐れ入る。 具体的には登場人物たちのぬくもりに涙があふれる。 個人的には前半の話が特に泣けた。 またこの作者の作品は恐らく初めて手に取ったが、 人物同士の掛け合いが絶妙で笑える。
4投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログ登場人物が一人ひとり、とっても魅力的。中でも社長は一番お気に入り。わたしのイメージでは、明日のジョーの段平さん笑。 原田マハさんの小説は、心底の悪人がいなくて、どの人物も最終的に優しさや温もりを感じる人たちでいっぱい。安心して読んでいられるので、大好きです。
1投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログ原田マハの旅屋おかえりを読みました。 「おかえり」こと丘えりかは元アイドルの33歳。 1番組だけ「ちょびっ旅」というレギュラー番組をもっていたのですが、これがスポンサーの逆鱗にふれて打ち切りとなってしまいました。 仕事を干されてしまった旅好きのおかえりは、依頼者の代わりに旅をする旅屋という仕事を始めます。 依頼者や旅先で出会った人を明るくしていくおかえりの物語がはじまります。
3投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログ原田マハのイメージは知性があって上品で言葉が美しい。この本はいい意味でそのイメージを崩して、くだけた巣の原田マハを見せてくれたような感じがした。これまでは仕事用。今回はプライベート用みたいな。どちらにせよ、どちらとも面白いのだが、新しい原田マハに出会った気がしている。
1投稿日: 2022.05.20
powered by ブクログ心温まるお話でした。 「旅屋」という職業、おもしろそうです(*^^*) 四国愛媛県の内子町のシーンは良かったです。 でも、私には物語の盛り上がりが足りなかったです
10投稿日: 2022.05.14
powered by ブクログただの旅物語でなく、ALSの人の代わりに角館のサクラを見て、本人家族のきずなを結ぶ、愛媛県内子 江戸ソースの社長との奇縁と、プロダクション社長萬鉄壁のもと妻をめぐる話。丘えりか が何をするというより、周りの人が良くかけている。ほのぼの系物語。
1投稿日: 2022.05.10
powered by ブクログおかえりさん 前読んでたけど忘れてたので記録。 こんな旅番組があったら見てしまうな。 社長も他の登場人物もいい味だしてる! 旅に出たくなるけど、おかえりさんに行ってもらいたい気持ちもわかる。 ほろりと泣けて、あったまる。 疲れた時におすすめな本。
1投稿日: 2022.05.05
powered by ブクログここのところ、自分の中では、イチ押しの原田マハさん。 本作も、期待を裏切らないです。 NHKでドラマ化されると聞き、録画だけして、先に原作を読了です。 ドラマで誰が旅屋を演じるかは、わかっていたので、その女優さんをイメージしながら読み進めました。 本作の最後の旅、どうなることやらと案じていましたが、泣かされる結末になります。
2投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ優しい。あたたかい。旅に出たくなる。 涙が込み上げてくる場面が何度もあったけど、最後は我慢ならなかった。人の繋がりや愛をすごく感じた。 『叩かれて叩かれて、強く、美しくなる。』まるで人間みたいにね。 自分のことを見てくれている人は必ずどこかにいるし、こんな自分でもきっと誰かのためになれる。 生きてると毎日頑張ってるつもりでもなんだか報われてない気がしたり、自分が間違ってるのかと思うこともあったりするけど、改めてこの本を読んで必ずどこかで誰かが自分を見てくれてるって思えた。 あと、自分の些細な行動も人にいい影響を与えることだってできるはず。 人との関わりを大事にしていきたいし、自分を大切に、自分を信じて生きていきたい。
2投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログ心がすっと洗われて晴れていくような本でした。 「いってらっしゃい」「おかえり」。当たり前に使う言葉だけど、改めて素敵な言葉だなぁ。 そっと背中を押してくれる人、帰ってきたときに出迎えてくれる人。 そんな人がいる幸せに気付かせてくれる本でした。
1投稿日: 2022.04.20
powered by ブクログお涙頂戴のような、「全員泣き笑い」みたいなのが最後多いが、それまでの過程は頭の中で映像が流れるようなステキな物語でした。
1投稿日: 2022.04.14
powered by ブクログ原田マハはシリアスな画家のミステリーだけでなくこういうのもあり、幅が広い。 ちょっとお涙頂戴を強いてる感もあるけど、面白かった。 NHKのドラマになってましたが、武田鉄矢だけイメージ違ってた。
1投稿日: 2022.04.14
powered by ブクログ旅好きな私にはぴったりの本だった。最初の方のほっこりした旅話もいいが、最後の山場はハラハラドキドキしてとてもおもしろかった。
1投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログ「いってらっしゃい」「おかえり」 旅先の風景が目の前にあるかと錯覚してしまいそうになるほど、情景が美しく描かれています。コロナ禍で旅行に行けていませんが、何だかワクワクする気持ちになりました。 何気なく普段言ってもらったり、言っている言葉ですが、「おかえり」って言ってもらえるから、外に行けるんだなぁとしみじみ感じました... 通学時に読んでいましたが、まよさんのお話で思わず涙が零れてしまいました。。。涙が目から零れるように出てくる本は、久しぶりでした
7投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログ意外と軽~く読めた感じ。この季節に読むのが最適だなあと思いました。 旅が好きな「おかえり」さん。売れない元アイドルだが、人の良さを感じます。だから、周りには助けてくれる仲間がたくさん。 こんな人がいたら応援したくなり、ファンになっちゃうかも
11投稿日: 2022.04.12
powered by ブクログ旅好きなので楽しく読めた。先日テレビで放映された撮影場所は秋田県の乳頭温泉でした。数年前に行った懐かしいところ。 続編に期待!
1投稿日: 2022.04.05
powered by ブクログコロナ禍で遠出をすることがなくなってしまった日々に、旅する気持ちを再び呼び起こさせてくれました。 文字を読んでいるのに、色彩豊かな映像が見えるような気がしました。原田マハさんマジックかなあ。笑いあり、でも涙も誘われ最後には笑顔になれる本です。
2投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログ2022.3.29 自分も若い頃にバックパッカーをやっていたけど旅の醍醐味は出会いと別れと思っていた。 おかえりはそこに、ただいまを加えていた。 それが幸せの極意と感じました。 自分も周りも大切にする人だから良い旅が出来るんだろうなぁ。 登場人物みんな素敵!良い本でした!
1投稿日: 2022.03.29
powered by ブクログあー「旅」に出たい。ちょうど今の季節、角館のしだれ桜なんて観に行きたくてたまらない。礼文島にも行ってみたい。旅番組って結構好きで観ちゃうなぁ。 終盤の皆の涙ポロポロにこちらの気持ちももっていかれちゃいました。グスンッ。 「いってらっしゃい」と送り出してくれて、「おかえり」と迎えてくれる誰かがいるから、旅は完結するんだ。
28投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【いつの頃からだろうか、私には夢があった。この小さな島を出て、できるだけ遠くまで移動すること。海鳥のように、アザラシのように。】『たった一度きりでいいのです。娘のために、やっていただけませんでしょうか。-【旅屋】を』 旅屋、おかえりと共に、わたしも【心の旅】を。鉄壁社長にのんのさん。魅力的な登場人物と泣き笑い。【叩かれて叩かれて、強く、美しくなる】物語に出てきた一節に背中をとんっと優しく包み込まれるように押してもらった気持ち、『おう、行ってこい。そいでまた、帰ってこい。』
7投稿日: 2022.03.23
powered by ブクログ旅屋という新事業に関する、心暖まる作品だった。社長からみたら、主人公のおかえりは娘のような存在で可愛くて仕方がないだろうなと思った。序盤で番組を制作するチームの連携力に感動したが、最後には、このチームワークはさらに高まっていくだろうなと思った。 旅は行ってらっしゃいに始まり、おかえりで終わる。待っててくれる人がいるって幸せだな!
1投稿日: 2022.03.18
powered by ブクログ主人公が魅力的。ドタバタなTVドラマにピッタリ。楽しめそう。 話のテンポが良いので疲れた時にリフレッシュできる。
1投稿日: 2022.03.17
powered by ブクログ『旅屋おかえり』 朝の東上線で溢れる涙を表面張力で目にへばりつけていたのは僕です。 旅人“おかえり“の誰かのために行く、でも自分が楽しもうとする旅が、人と人の関係を温めて溶かし柔らかくくっつけてくれる。涙あふれる旅屋物語。めちゃくちゃ良い。 #読了 #読書 #君羅文庫
3投稿日: 2022.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
のんびりと読める1冊。 その為か先が気になって仕方ない!という感覚は個人的にゼロ。 でも華道家の娘の旅も、エゾソースの会長の旅もほんの少しハラハラしつつ最後は無事任務完了出来て良かった。 ほんのり、じーんとくるお話。
0投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ旅好きとしては、理想の旅。共感したり、羨ましいな、と思ったり。旅の楽しさを再確認させてくれる。 物語としては、ちょっと出来すぎかな。
2投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ原田マハさんの作品に何度も泣かされていますが、この旅屋おかえりもそのひとつ。 実際、こんな仕事が成り立つのかわかりませんが、胸にしみます。 旅行先の描写もいいので、特に行ったことのある所は、そうだったかなぁと想像してしまいました。 最後の話に号泣です。
3投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ#読了 2022.3.10 原田マハ作品は暗幕のゲルニカしか読んだこと無かったので、こーゆートーンの作家さんなのかなと思ってたけど、おかえりのような一生懸命で少し間の抜けたタイプの主人公も書くのかと少し意外だった。アート作品に対して邪魔にならない主人公もいいけど、主人公本人がメインになる作品ということもあってとても魅力的に書かれていました。 NHKドラマになってるって聞いてなるほどと。主人公の一生懸命さとか旅行先のステキな景色とか一難去ってまた一難ってかんじとか。しっかりフラグが立って先が読めてしまうとこもあったけど起承転結を楽しく読めた。旅行がしたくなるなぁ。 ただ個人的には登場人物の誰にも感情移入できなかったのでのめり込み度は低め。どの登場人物にも「なんでそーゆー行動・感情の変化になるの?」ってのがちょっとずつ見受けられてストーリー上の都合かなーと思ってしまった。 最近は「頁をめくる手が止まらない!」みたいなミステリーやエッセイばかり読んでたので、本書はゆーったりダラダラ読めて良かった。 個人的には本書にハマった!って感覚は無いんだけど、続編も読んでみたいなって気持ちにはなってる(笑) ◆内容(BOOK データベースより) あなたの旅、代行します!売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因でテレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、人の代わりに旅をする仕事だった―。満開の桜を求めて秋田県角館へ、依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。おかえりは行く先々で出会った人々を笑顔に変えていく。感涙必至の“旅”物語。
7投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログ旅っていいな。 そう思わせてくれる本。いってらっしゃいと言ってくれる人がいておかえりと言ってくれる人がいる。 旅だけではなくこのことの大切さを改めて知れた。 目の前の人の笑顔を大切につながりを大切に生きたい。
3投稿日: 2022.03.11
powered by ブクログ旅が好きだ。おかえり、に帰ってくる。 ☆時間が経過するほど、強く美しくなるもの。和紙、人との絆、思い出。 ☆地面にしゃがんで、指先で、自然の中に呼吸するものをたぐりよせる感覚。 ☆紙の繊維はね、こうして、叩かれて叩かれて、強く、美しくなるんだよ。まるで人間みたいにね。
2投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ原田マハさんの作品は結構好きで読んでいる。 この作品もいい、けれどNHKのドラマを見た後で読んだので、どうにも彼女を本の中に重ねてしまい・・・・・・原作を読んでから、見るべき。
2投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ原田マハ。もう買うまいと思っていても、発車間際に迫った特急車内で読むものがないなか、NHKで安藤サクラでドラマ化という帯に負けて購入。うん、一気に読みました。それなりに楽しめました。でも、愛媛•高知編、心変わりの理由の描写が説得的ではなく、強引さが否めない。星4つはないかな…。もう買うまい。しかし、また買っちゃうこともあるんだろうな。嘆息
2投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログー旅に「おかえり」を。 〈あらすじ〉 売れないタレント丘えりか。通称「おかえり」の唯一の番組は全国各地を巡る「ちょびっ旅」だった。各地の人々と出会い、料理を堪能し、そこでしか見ることのできない景色に出会う。しかし、番組は終了してしまい、彼女は職なしとなってしまった。そんなところに「旅の依頼」が舞い込む。依頼主のためだけの旅、はじまる。 〈感想〉 原田マハさんということで飛びついた作品でした。アート小説への知識と熱量をいつも全面に感じてしまっていたので、こんなにほっこりしたお話も読めるのかと、ある意味新鮮でした。 旅は出会い。本当に旅行でしか経験のできない感情や出会いがあります。最近はコロナで出かけられない日々が続くので、旅行したくなりました。
1投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ後半は一気に読み終えてしまう。 原田マハさんの作品は初めてですが、 とても清々しい終わり方でよかったです。 こういう作品はいつも作者に引っ張られてしまいます。うまいですね。
1投稿日: 2022.03.03
powered by ブクログ"いいことよりも、きっと、つらいとことのほうが多かったに違いない。けれど、みんな、一生けんめいだった。叩かれて叩かれて強くなった、美しい人たち。"
1投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ原田マハさんの作品は『キネマの神様』に続いて2作品めだが、どっちも泣いた。本を読んで泣くなんて、ここ10年で2回しかない。人生は旅。旅の素晴らしさは、旅先で出会う人やモノに感動して、思い出ができること。その思い出と生きていく人生が、なんだか旅に出る前より面白くなるから不思議である。内子に降り立ったおかえりが、「これからの予定は?」と訊かれ、「町の空気を呼吸したくなりました」って答えるシーン好き。
2投稿日: 2022.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心がトゲトゲしない、柔らかな気持ちになる物語でした。 気分転換には良かったなー。 タレント唯一のレギュラーであった旅番組が打ち切りになったことがきっかけで、旅行代理人として旅が出来ない人に代わって「旅屋」なるものを始めるお話し。 正直「旅屋」という商売が成り立つか否かは別として、楽しそうだなと思いながら読み進めた。 主人公である"丘えりこ" このダジャレのような案外ありそうな名前で、旅が好きで人が好きで良かったよねと思わずにはいられない。 軽いフットワークで明るく旅をしながら、観光して美味しいものを食べて…とエッセイのような雰囲気ですが、扱っている内容は意外と重いのかも。 旬を過ぎた三十路女性タレント→レギュラー打ち切り・貯金無し・恋人なし・実家頼れず・将来見えず… 所属タレントが自分ひとりの芸能事務所。 屋台骨を支えることも出来ず、社長や副社長からの扱いも事務員並み。 きっと芸能人でなくても、自分が同じような状況ならお先真っ暗というやつでしょう。 それでもひょんな事(ここは、バッグすぐ返すか連絡してよ〜と思いました)から旅屋をスタートして、主にふたつのエピソードで綴られる内容は、実際に旅をしているようにイメージが湧きました。 角館の雨模様や雪景色、病室の桜の香り、和紙を漉く動作、紅葉を踏む音…。 旅館の湯守が元カメラマンとか、社長の元妻と江戸ソース会長との繋がりなど都合良い設定もありますが、登場人物に嫌な人がいなくて、それぞれが自分の仕事や気持ちを大切にしているのが清々しいなぁと思いました。 おかえりさんの誤魔化しがなく、人を信じて真っ直ぐ進む所は、汚れてなくて温かい。元カレへの対応もかわいらしい。 最後、紫色の袱紗の中身を知った時はウルッときました。 その柄や手触りを想像するだけで、たまらなくなりました。 今は気軽に旅するのが難しくて、余計に旅をする物語に惹かれたのかもしれません。 角館へ、また桜を見に行きたいなとか、武家屋敷をのんびり歩きたいなとか、愛媛の内子町で手漉き和紙体験して鯛めし食べたいなとか想像してしまいました。 現実でも「旅する日常」が早く戻ると良いな。 そして旅先でも読書したいなと思わせてくれる作品でした。
6投稿日: 2022.02.25
powered by ブクログ旅屋になったおかえりの1件目の依頼では、青空に映えた圧巻のしだれ桜の美しさが目に浮かんだ。秋田の旅先で出会う人は温かくオチャメで優しかった。依頼者の病室まで漂う花の香りの秘密には優しさが溢れていた。 もうひとつの依頼では愛媛の自然の大木の紅葉の美しさ、和紙の美しさが目に浮かんだ。辛すぎる出来事は時薬が自然に解決することもある。いろんなことを考える時間が人には必要なのかもしれないと思った。 おかえりのまわりにいる人達は、「いってらっしゃい」と「おかえり」を言ってくれる安心できる人達でよかった。今は、コロナ禍なので気軽に旅に出かけられる日が待ち遠しい。
4投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログいつも駅のポスターでキレイだなぁと見ている角館の桜。母の実家が近く、帰省の際は必ず角館を通っていたのに一度も見たことがなく(夏休み冬休みしか帰省しないので)いつかはと思う場所の一つと 道後温泉は旅したことがありますが、内子というそんな素敵な所があるなら、またあの温泉と2泊で行きたいと思う場所。たぶんこの本を読んで、またはドラマが4月から始まるらしいのでそれをみてこの二つの場所に旅する人増えるだろうな。 内容は旅をしながら、助け助けられたり普段身近にいる人に感謝したり、ほっこりしたお話でした。 続編も早く読みたい。
24投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ様々な事情で自ら旅に行けない人の代わりに旅をする物語。依頼人や出会った人々を幸せにする、暖かい物語です。
1投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ「旅屋」っていいなぁ。 今では、現地にいる人がカメラを持って街の中を案内する ヴァーチャル・ツアーというのが世界中にあります。 でも、個人的に受けた仕事で 依頼主を幸せにする。 そこが「おかえりさん」の素敵なところですね。 病気の若い女性からの依頼が発端で始まった「旅屋」。 「おかえりさん」が、明るく楽しく、心をこめてする仕事。 そんな仕事の積み重ねが、不思議な縁を繋ぐことになります。 物語のクライマックスは、企業の会長を務める79歳女性のある依頼。 彼女の大事な人たちの心の奥底に居座っていた重たい石。 それをゴロンと動かしたのは、「おかえりさん」の懸命な姿でした。 そして、「おかえりさん」の周りに自然に集まる 利害を超えた温かい人々の想いに、ほっこり。 旅が大好きな原田マハさんの 旅に対する愛が、思いっきり溢れ出ている一作でした。
46投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ今、なかなか旅に出られない時に、こういう本を読む、なんだか自分が「旅屋」おかえりに依頼したような不思議な感覚に。 あちこちと外に行けるようになったら、旅に出かけたくなりました。 旅先には、きっと誰かが待っている。そして、帰ってくれば、おかえり、のひと言が待っている。それが、何より嬉しくて。
1投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
旅屋という新しい職業。 現代にはあまり聞かないが需要があるような気がした。 国内であっても「旅」がしづらい世の中であるからこそ、旅できるおかえりが羨ましくなる作品。 気張らずに読めるので読みやすいです。
0投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ久しぶりのミステリーじゃない本でほのぼのした。著者の本は2冊目だけれど前回の『本日は、お日柄もよく』と似ている雰囲気を感じながら読了。ヒロインはいつでも元気な性格美人。旅を代行する仕事だなんて現実的ではないとは思うけど。秋田の枝垂れ桜、愛媛の紅葉、旅先グルメも美味しそうでいつか行ってみたいと思えた。
1投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ原田マハさんの優しい世界観がとっても良かった!これこれ、こういうの読みたかった!っていう感じ。 旅屋って新しい観点でおもしろかったなー。 叩かれて強くなるっていうのもなるほどなって。
0投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ丘えりかさん、あだ名おかえり だから旅屋おかえりなんだ って冒頭から明かされる。 コロナ禍で旅行に長く行ってないこともあり、 凄く旅したくなった。 旅先の気候、雰囲気、全く違うその違いを感じたい。 旅の中で困難に合っても プラスに捉えて乗り越えていくおかえりさんは 叩かれて叩かれて美しくなっていく女性の象徴なんだなと。 そんな人に私もなりたいけど、 ほど遠いなぁ。。
3投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログ訳あって、自分でできない旅を代わりに旅する話。 人には自分ではできないことがたくさんあって、こういうのが本当にあれば良いなと思った。 好きな話でした!
6投稿日: 2022.02.19
