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ようこそ、わが家へ
ようこそ、わが家へ
池井戸潤/小学館
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総合評価

679件)
3.7
97
287
216
23
3
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    読んだ自分の周りでもこんなこと起きてしまうんじゃないだろうか? 日常に潜む恐怖を描いたサスペンス×家庭×会社。 主人公の倉田は銀行から中心企業の経理部長として出向の身。妻と息子と娘と平穏に暮らし、争い事が嫌い。 そんな倉田が電車待ちの列に割り込んだ男に注意したところ、自宅付近まで付けられてしまうところから物語は始まる。 出向先の会社でも不可解な事件が起き、それぞれのテンポ良く進む展開にあっという間に読み進む。 池井戸作品ならではの、ド派手な逆転回収劇はないけれど、やはり得も言われぬカタルシスを味わえる。

    0
    投稿日: 2014.06.24
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    マジメなだけが取柄の会社員・倉田は、ある時駅で割り込み男を注意。しかしその直後から家族への嫌がらせが相次ぐようになる。一方会社でも、営業部長の不正疑惑を発見し、調査を進めるも窮地に追い込まれ…。直木賞作家だけあって、身近にひそむ恐怖の描き方はさすがに巧い。そして、線が細く気弱で部下にもバカにされる50代サラリーマンのガンバル姿が、ちょっと勇気をくれる作品でもあると思うの。

    0
    投稿日: 2014.06.22
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    本書の主人公の倉田太一は、銀行からの出向者という共通点はあるが半沢直樹とは明らかに異なるタイプだ。 気の弱く肉体的にも貧弱で、野心もなくただただ人の好いサラリーマンだ。それでも、出向先の事件や家族に降りかかった災難を解決する際は鋭い感性を発揮する。

    0
    投稿日: 2014.06.20
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    「池井戸さんらしい作品だな~」 というのが、第一の感想。   一番最初に『下町ロケット』を読んだ時の あの爽快感・痛快感を味わってしまうと その後はどうしても、それ以上を期待してしまい 結果、残念な形に・・・     ストーリーとしてはおもしろいし、最後に悪者をやっつける スッキリ感はあるものの やはりどうしてもマンネリ化を感じてしまう。 これまでの作品のように、舞台が会社だけでなく ごくごく普通の家庭であるという違いはあるものの きっとこうなるんだろうな~という予想を 見事に裏切らない内容。 もちろん日本人が好きな展開だし、私も好きなんですが あまりにも同じ展開過ぎて、しばらくは池井戸作品はいいかな? と思ってしまいました。   内容としては・・・ 日常のちょっとした出来事が、何かを引き起こす結果となる事。 それは、どの家でも起こりうることだと 改めて感じ、もし自分の家に起こったら・・と恐ろしくなりました。 今はもう「都会の話だから」で済まされる時代ではないですね。  

    0
    投稿日: 2014.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014/6/13読了、【2014年-27冊目】お気に入りの作家「池井戸潤」さんの作品。ここで描かれるのは、半沢直樹や花咲舞など強い主人公ではなく、どちらかと言うと人に強く言えない弱々しい男性。通勤電車で割り込みを注意されたことを逆恨みした犯人が執拗に繰り返す嫌がらせに怯え、一方出向先の会社では、やり手の営業部長の不正を疑うが、何度もやり込められる・・・。「正しいことが正しいと評価されるわけではない・・・」そんな諦めを感じながらも、家族や信頼おける部下と少しずつ真実に近づいていく姿に、「負けるな!頑張れ!」と感情移入して読み進めました。理不尽なことが多い世の中だけど、困難があっても真摯に取り組めば味方は出てくるし、間違ったことは間違っていると言える自分でありたいと思いました。

    0
    投稿日: 2014.06.13
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    真面目で小市民と自覚する主人公が、電車でのトラブルを起こした青年に抗議したことから、嫌がらせを受けるようになる。マイホームの花壇を荒らされたり、車に傷を付けられたり。だんだん悪質になって行く嫌がらせに、家族で対抗して行くんだけど、悪意を持って接近してくる他人の怖さは、今の社会ではありがちなことのように感じられる。

    0
    投稿日: 2014.06.13
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    池井戸作品にしては、珍しくミステリーも含めたもの。家庭を攻撃するストーカーと、出向先のナカノ電子でのネジの在庫棚卸から始まる話が同時進行する。半沢シリーズは読んでないが、主人公の倉田は半沢の同期の近藤に似ていると思った。 そのぶん、重複している感じがあり、ミステリーだけでもいいかな、と思った。

    0
    投稿日: 2014.06.05
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    負の連鎖が怖い。 負の方向へどんどんエスカレートする様に仕事も家庭も転がっていく。 どれもこれもそれなりの理由はあるのだけれど、その恐怖や怒りは抑え様がない。 タイトルの“ようこそ、わが家へ”は、やってくる“負”に対して“ようこそ”と開き直りの境地だろうか。

    0
    投稿日: 2014.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・ムラ社会なら世間体が先立つから遠慮する。匿名が前提の世界では素性さえわからなければ仕返し出来る。徹底的に、ときにはゲーム感覚で。 ・自分の尊厳を取り戻すことかもしれない。一人の人間として、相手に毅然と接することかもしれない。すべては、自分らしく生きるために。 幼少時代の孤独エピソードに裏はあるのか?伏線回収にはもう少し時間が必要だ。

    0
    投稿日: 2014.06.03
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    池井戸さんにしてはめずらしく家族の物語?と思いきや、やっぱり後半は企業のどろどろした話になっていった。罪を犯した人にも家庭があり事情があり、許してはいけないんだろうけど、憎み切れないのよね。

    0
    投稿日: 2014.05.26
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    初、池井戸潤。面白かった。 一言でいうなら、やはり「半沢」。 半沢的な、なんでこんなことに…という展開からの一気の大逆転。 逆転へ向かう最中は本当に痛快。 ただ、半沢と違うのが主人公が「池井戸史上最弱」な点。 だからこそ、その身に迫る二つの問題が、とても身近に感じた。 また家庭と会社の二つの問題が交差する構成、合わせて解決へ向かう点は、若干都合の良さも感じるが、リズムが合わさる感じがとても心地よい。 他の作品もそうなのかもしれないが、会社内での問題や描写は非常にリアリティがあった。 その反面、家庭内での問題がフィクションぽいなーと思ってしまった。

    2
    投稿日: 2014.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それぞれの出来事毎に犯人がいて、不特定多数の『名なしさん』の犯行かと思っていたけど、結局特定されちゃうのね。 彼の作品には必ず銀行や中小企業が登場するのか? 新鮮な世界。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    主人公が弱気なヒツジさんである。奥さんと子供たちはしっかりしているのに、ヒツジさんを盛り立てている。その辺自分の父親の小心さを不甲斐なく思っていた主人公とは大違いである。 それにしても、イケイケ営業が本当に嫌いなんだなあw。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    ストーリーは、家庭と会社の同時進行の構成で、現実にあるのではないかと思わせるような内容です。読み始めたら、そのまま引き込まれる文章は時間を忘れさせてくれます。これ以上はネタバレになりますので、興味がある方は一読してみては如何でしょうか。

    0
    投稿日: 2014.05.20
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    ふとした日常が、ある時かわる。目の前の人たちにそれぞれの人生があり、仕事がある。 多数の名無しさんにあい、さっていく。 名無しさんは、名無しさんじゃなくて、色んな人生があるものだ。 村社会は、なくなり、誰が何をしているかわからない世の中で、 生きる人間の風景を描いた作品だと思う。

    0
    投稿日: 2014.05.16
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    真面目なだけが取り柄である会社員・倉田太一は、ある夏の日駅のホームで割り込み男を注意した。その日を境に、家に対して執拗な嫌がらせが始まるようになる。警察に訴えたものの相手にしてくれない。家庭の問題でも手一杯にも関わらず、職場でも上司の不正の疑いをきっかけに窮地に追いやられる。平々凡々な主人公は父として、家族を守るため、職場で生き残るために“敵”に立ち向かう。 家庭編は“見えない敵”の恐怖と闘い、仕事編では理不尽な理由で権力を振りかざす“明確な敵”と闘う。家庭でも職場でも内容の濃い問題が山積み。主人公はもちろん、読み手も右へ左へと心休まる暇はない。 家への陰湿な嫌がらせの描写は背筋がぞっとする…

    0
    投稿日: 2014.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかった。 なかなか面白いと思って読み進めていったけど、読み終わってみると、なんだかパッとしなかったな、という感じ。 でも、他の作品を読んでみたいとは思った。 6

    0
    投稿日: 2014.05.09
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    今まで池井戸潤の本は三冊読んだけど、これまでとはまた違うタイプのストーリーだった。私としては家族の話はなくてもよかったかなー。なので星4つ。

    0
    投稿日: 2014.05.06
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    ちょっと中途半端だった。 真瀬とかまだ何かするのかと思って何もしないし ビジネスに力入れすぎ感あるし ストーカーの方も盛り込みすぎたし 今の世の中にありそうといえばありそうだ… 刺されないようには気をつけんとな‼︎

    0
    投稿日: 2014.05.02
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    初池井戸潤。個人的なイメージでは経済やビジネス界での出来事をモチーフにした小説を書いている著者。生徒が、これこわいっすよ!と薦めてくれたので、ホラーテイストの小説も書くのかと意外に感じて手に取った。結果、確かにヒューマンホラーのようなストーカー気質の嫌がらせが絡んでくるが、貴志祐介のようなおどろおどろしい気狂いが出てくることを期待していたが、アッサリと淡白に絡んできて、あくまで物語の中心はやっぱりビジネス。社内の不正に立ち向かう平々凡々な有象無象の一人、主人公が奮い立ってストーカーや不正を行う営業部、社長に立ち向かう話。しかし、ビジネス面での仔細は読み飛ばしてしまう自分の気質に、池井戸潤はあまり… もう一冊くらい読んで判断しよう。

    0
    投稿日: 2014.04.29
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    こんなにも薄気味悪い、陰湿な社会にいつの間になってしまったのか…。自分の身に起きないとは言い切れない事件。でもそれによって深まっていく家族の絆にほっとさせられる。 嫌な雰囲気から始まるなぁ…と思ったけど、中盤から一気読み。世の中のやり切れなさというか、正義が勝つって訳ではないラストに歯痒さが残るけど、正しいことを貫き通す姿は共感を呼ぶはずだ。

    2
    投稿日: 2014.04.25
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    追いつめられたとき、初めて崖の位置を知る。崖は始めからあるものではなく、心の中にかたちづくられるものである。しかし、その崖は、自分でつくっているものなのだと、今日、この本を読んで痛感した。昨夜から今夜までの約24時間、この本があったから前になんとか進めた。

    0
    投稿日: 2014.04.24
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    会社での陰湿な不正行為に、自宅への嫌がらせ。 この2つの不穏なできごとに頭を悩ませる 温厚な銀行員が主人公です。 「ようこそ我が家へ」と明るいようでホラー・ チックな題名。その通り、ハラハラドキドキ させられながら読みました。 池井戸潤さんらしい展開で、ある種の手の内は 見えているのにスリリング。結末が気になって 一気に読み終えました。 匿名だとかHNだとか、現代の日本ではネット社会に 代表されるように何でも無責任に大胆な発言を する人たちも大変に多いと思います。 またゲーム感覚な犯罪もとても増えています。 こうした名もなき犯罪者は、個人情報や何かなければ 助けてはくれない警察が味方になってくれる矛盾。 仕事の上でも、必ずしも正義が勝つとはいえない様な 実感があります。 逃げも隠れもせず、正直に、そして間違った道には 進まないことが正解。そんな世の中になるといいな。 時には敵を作ることがあったとしても、自分もそう ありたいと心掛け続けたいと思いました。 いつでも強い信念を突き付けてくる池井戸潤さんの 小説。益々ファンになりました。 今期は池井戸作品2作がドラマ化されます。

    2
    投稿日: 2014.04.17
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    家庭では、たまたまマナー違反を注意したせいで陰湿なストーカーに悩まされ、仕事では不正を発見したことで窮地に追い込まれる。 なんとも気の休まらない展開で序盤は息苦しい。 でも、家族が一致団結してるし、仕事では頼もしい味方もいるので、反撃は小気味良くサクサクすすむ。 ストーカーの正体が明かされる部分ではちょっと驚いた。 今の世の中、ちょっとした親切心や正義感が仇になることも多くて世知辛いなあ。 この小説のように、最後に正義は勝つ!となればいいけど、殺人にさえ発展する現実。 自分の子どもに「人助け」や「親切」を教えるのが難しい。

    1
    投稿日: 2014.04.16
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    真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編(amazonより抜粋) 家への嫌がらせと営業部長の不正が同時進行していく構成でした。 嫌がらせの犯人は? 本当に不正をしているのか? という二つの観点が絡んでいるので面白いです。 不正に関してはさすがの池井戸さんという展開。 そして嫌がらせはまさかの複雑構造でした。 そこをそんなに複雑にしちゃうんだという驚きはありました。 たぶんこれを一般人が書いたらごちゃごちゃするだけですが、池井戸さんにかかればスラスラ読めてしまう。 面白いです。 ただあえての難癖をいうなら、「いつもと同じ」ということでしょうか。 まぁそれが面白いんですけど。

    0
    投稿日: 2014.04.14
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    半沢直樹が好きな人なら、楽しめるのではないでしょうか。 人に注意したことがきっかけで、トラブルに巻きこまれることが実際にも起こりそうで、怖かった。 サクサク読めて、面白かった。 ドラマ化しても楽しめそう。

    0
    投稿日: 2014.04.14
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    http://leondalecooperrussell.blog.ocn.ne.jp/blog/2014/04/post_e735.html

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    投稿日: 2014.04.12
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    銀行マンの話を書くのが上手だし、多いですね。得意なんでしょう。 ストーカー被害と会社の不正を知ってしまった話。 息子の話も絡んでいて、次へ次へとサクサク読めて楽しめました。

    0
    投稿日: 2014.04.10
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    港北ニュータウンが舞台。ようこそ、って言ってる場合じゃないトラブルが自宅におこる。職場のほうのトラブルはいつもの池井戸作品ぽい。

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    投稿日: 2014.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ナカノ電子部品の総務部長・倉田太一は、電車に横入りしようとした男を注意したのがきっかけで、その男に執拗な嫌がらせを受けるようになる。日常に潜む危険と、接しても一生言葉を交わすことのない赤の他人という現代世界の現状を描いた作品。家族のそれぞれの思惑も絡めて仕上げてある。勿論、お得意の銀行の内情も描かれる。

    0
    投稿日: 2014.04.05
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    池井戸シリーズ。ストーカートラブルと仕事のトラブル、二つの問題を抱えてしまったサラリーマンのお話。 昔は村社会で、隣近所のヒトトナリを知られていたことが、悪いことをしたい欲望の抑止力になっていた。今は見知らぬ人に囲まれて、匿名性が高い社会となり、かつての抑止力が効かない。って下りは、納得。 こんな話を読むと、不正行為も見て見ぬ振りをするべきなのかとも思ってしまうなぁ…

    0
    投稿日: 2014.04.05
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    読み始めてすぐに怖くなりました。 でも気になるのでどんどん読み進め、更に怖くなる。 自分以外の人の心の中は人によって様々で、それを表に出す人もいれば、隠す人もいる。 それが負の感情だったとして、それをいつまでも恨み続ける人もいれば、時間と共に忘れて行く人もいる。 そんな世の中にいる以上、どんなことで恨まれるか分からないなーと思いました。 誰にでもありえることのような気がしてして。 それが自分でないとは言えないと思うと、怖くて怖くてたまらなくなりました。 でもそれに立ち向かう家族の絆が面白くしているなーと思います。 何か不安なことがある時には読まない方がいいと思いますが、心理にずーんと入ってくる面白い作品でした。

    0
    投稿日: 2014.04.02
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    始まりは電車に乗る時、割り込みしてきた男を注意した事だった。 その日から嫌がらせが始まった。花壇が踏み荒らされたり、ポストに瀕死の猫が入れられたり・・・ついには男が家の中にまで侵入し、盗聴器を仕掛けられていた事が分かる。 時を同じくして、出向先の会社で不正が行われているらしい事を知る。 会社でも家でも、嫌がらせと戦う事を余儀なくされる倉田。 日常に潜む悪意。ある日突然、その悪意が自分に向けられないとは限らない。

    0
    投稿日: 2014.03.31
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    池井戸氏の持ち味が良い感じででてる作品。 スピーディーな展開でサクサク2時間かからず読了。 半沢シリーズよりこちらの方が面白いと思う。 ただ駅のエピソードなしで展開して欲しかったなというのが正直な感想。

    0
    投稿日: 2014.03.23
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    円満な社会生活を送っていくために、大人が身につけたもののひとつ「見て見ぬふり」。 ほとんどの人は「注意した方が良いよなぁ・・・」と思う場面に出くわしたことがあるはず。そしてそれはほとんどのひとが常識のある人だと言う証拠でもある。 だけど、実際に行動に移せるかというというとそれは別問題であり、行動に移せないことを責める人はいない。 だって、自分自身も行動に移せる勇気はなかなか湧いてこないのだから。 勇気を振り絞って行動に移したとして、それがトラブルに発展したら…、と思うとなおさら。 主人公の倉田も普段はもめ事を嫌い、控えめに暮らしていたはずなのに、ある時、自分でも思いがけず行動に移してしまった。 それがもとで、平凡な日常が一変する。 面白くて、一気読みでした。

    11
    投稿日: 2014.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小心な市民が勇気を奮って注意したにも関わらず、逆恨みをされて自分の身に降りかかる話はよくある話であるが、その犯人探しが家族の協力を得て意外な展開を見せる。さらに主人公が冷遇されている出向先の会社でも、部下の協力を得て、見事に小心な市民の意地を見せる展開が面白い。等身大の主人公が頑張る姿に拍手を送りたい。

    0
    投稿日: 2014.03.21
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    真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、 ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。 すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。 花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。 さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。 執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、 一家はストーカーとの対決を決意する。 一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を 抱いたことから窮地へと追い込まれていく。 ************************************** 「倍返しだ」でお馴染みの半沢直樹の原作者、池井戸潤。 この作家の本を読んだのはこれが初めて。 この本の中に、ストーカーと会社での不正の2つの問題が入っている。 でも、同時進行ではあるものの、交互に話が進められていて、 すごい読みやすかった。 ストーカー問題でも、ただただ犯人を探して捕まえるだけでなく、 気付いたら、ただただ仕返しをする為に、ストーカーと心理が働いていた、 なんて、ちょっと立場が変われば、いつどうなってもおかしくない、と ちょっと考えさせられる行動があった。 いろんな問題が詰まっていて、それを一つずつ解決していくわかりやすさ。 お見事やったけど、その過程には、家族の絆、会社でのチームワークなど、 協力してやっていくのが見えて、それも心がジーンときた。

    0
    投稿日: 2014.03.21
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    さすが!面白かった〜!家庭と仕事との両面で起こる問題と対峙して解決していくサスペンス^ ^ 鉄の骨や、下町ロケットよりも家庭でのトラブルが描かれている分、読みやすく身近な感じ。そして、読み応えもあり! 息子が活躍することから、男の子が家庭にいると心強いなぁと、男の子を子供にもつことに憧れたよ

    0
    投稿日: 2014.03.16
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    駅で注意した男にストーキングされた上に出向先の会社でもトラブルに巻き込まれた、ただ真面目なだけが取り柄の男とその家族のお話。奥田英朗の某シリーズのような出足は嫌な感じですが、まとめ方はお見事。

    0
    投稿日: 2014.03.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この作者の本を初めて読むのですが、 あー半沢の作者だな、という感じ。 正義感から人に注意をして、逆恨みされる・・・ いやな世の中ですなあ。 そんなところに共感するので、引き込まれるけど、 もうちょっと最後に展開があるのかと思ったら、 意外とさらっと終わった・・・ まあ、でも人気があるのわかったわー

    0
    投稿日: 2014.03.06
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    池井戸潤2冊目。これまた面白いなー(^^) 主人公は冴えない中年サラリーマン、そんな主人公が電車への割込みを注意したことから、事件が始まる。 実際にありそうな設定で、ここまで掘り下げられる池井戸先生の力に感動!

    0
    投稿日: 2014.03.05
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    最初に空飛ぶタイヤを読んだ時は面白くて感動したけど、ちょっと構成がワンパターンで、またかって印象だった。 敵がストーカーの話って、他の作品を読んだ時も感じたけど、大義がないから尻すぼみになりやすいのかな。 なんだかんだ家族にも部下にも恵まれてるし、どうせならもっとうだつの上がらない主人公が見たかった気もする。

    0
    投稿日: 2014.02.27
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    先のストーリーが気になってあっという間に読み終わってしまいました。 とても読みやすかった。 池井戸さんの作品はどれも面白い!他の作品も読んでみたいと思いました

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    投稿日: 2014.02.25
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    ホームでのトラブルかきっかけで嫌がらせが始まったストーカー事件。 誰にでも起こり得る出来事なだけに冒頭から目が離せない。 駅から尾行される場面では、ほんとに悲鳴あげそうになる。 さらには主人公が職場で架空取引による不正に気づいたことから社内でも窮地に立たされてゆく。 気が滅入る展開ではあるが、家族が結束してピンチを乗り越えてゆくところが救い。 世間では冴えないおじさんとされていても、 正しい道を地道に歩む人をサポートする人は必ずいる。

    0
    投稿日: 2014.02.24
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    この恐怖はどこから来るものなのか 匿名の世界が日常に進出してきたことは功罪ある。 閉鎖的な「ムラ」と現代の「匿名」社会を比べてみれば、どちらかがより勝っているというものではないことがわかる。 しかしながら、現代の匿名性が今まで味わったことのない、見えない恐怖を新たに作り出していることは指摘すべきであろう。 本書は、そんな匿名の誰かから理不尽に受ける悪意の恐ろしさを描いたものである。 マナー向上が叫ばれて久しい。 それでも辺り構わず痰を吐いたり、店員に対して横暴であったり、電車で押した押されたといった日常の不愉快なことの多さはそう変化していない気がする。 主人公である倉田太一は、ある日駅で割り込み男に注意をしたことから理不尽な攻撃を受けることとなった。 また、職場では不正を発見したが、敵は決定的な証拠を掴ませない。 小市民という代名詞そのものの彼が、見えない敵に立ち向かっていく。 本書の恐ろしさは、それが明日我が身に起きるかもしれないという所にある。 エイリアンは今日、天井裏からおりてくることは(おそらく)ないだろうし、ゾンビやキョンシーは近くの寺から這い出てくることはないだろう。 しかし、名無しの誰かから突然襲われることはあるかもしれない! 階段でぶつかったから刺した、誰でもよかったから引いた、注意されたから放火した...... なんと自分勝手で子供染みた(いや、子供はそう簡単に人を殺しはしない!)行動! しかし彼らの中では、絶対的正義である自分を貶めた者に対する当然の報いである、のだ。 ここに私は冷や汗をかくような思いがした。 真っ当に生きているとバカを見る、だから私も俺も僕も...... ついカッとなってしまうことは誰だってある。 私もよく怒っているが、よくよく考えてみれば大したことのないものばかり。 正義を振りかざして、人を斬りつける者とどこが違うのか。 加害者にも被害者にもなりうるこの自意識。 本書に描かれる恐怖は、その両面に対するものなのだ。

    0
    投稿日: 2014.02.24
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    家族で抱えるストーカー問題と自分ひとりで抱える仕事での大きな疑惑の問題と、二つの面から様々な謎が展開していく。 最後までドキドキしながらとても楽しめた。とても読みやすい作品。

    0
    投稿日: 2014.02.23
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    一日で読み終えたほど、とても読みやすく面白かったです。先が気になり、なかなか読む手を休めることが出来ませんでした。最初から最後までこんなに引き込まれたお話は久しぶりです。こんな世の中なので、これがもしわが家だったらと思うと怖ろしいですね。池井戸さんの作品はこれが初めてだったんですが、他のも読んでみたいと思いました。

    2
    投稿日: 2014.02.21
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    池井戸作品としては5冊目。意外にTVドラマとして観てしまうことが多く読書数としては少い。この作品文庫書き下ろし。ハードカバーが無い。経済もの的テーマとストーカーに立ち向かう家族の戦いを絡めた作品。サクサク読むことができた。

    1
    投稿日: 2014.02.19
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    日本的な怖さを感じさせる出だしで、読むのやめようかと思ったけれど、気になって読み続けたら、あっけない終わり方。ちょっぴり残念。

    0
    投稿日: 2014.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【サクッとあらすじ】 銀行での出世コースから外れ出向先の会社で働く倉田は、真面目で温厚。物事に波風を立てることが苦手な男だった。 ある朝、駅のホームで割り込みをかけてきた男に柄にもなく注意したことが発端となったのか、その日を境に何者かからの自宅への嫌がらせが始まる。 同じ頃、出向先の会社での棚卸をきっかけに、倉田は社内の営業部長の不可解な行動に気付くのだった・・・・。 【サラッと感想】 池井戸氏の十八番、銀行員のお話。ですが、いつも登場するカッコいいイケイケの企業戦士銀行員ではなく、家庭が一番というタイプの元銀行員が主人公。 家庭を守るため理不尽な力と向き合い、仕事場でも粘り強く不正に立ち向かい、彼なりに戦い自分の仕事をやり抜きます。 家庭にしても仕事場にしても、弱っちい正義感だけでは大切なものを守れないし、自分の存在価値に疑問を持たざるを得なくなる。 自分と同じ性格の父を回想しながら、今の自分を俯瞰してみる目が、彼を強くさせたのか。 いつものハラハラドキドキ感はあまりなかったけど、まぁ面白かった。 家庭の事件は、嫌がらせをゲーム感覚で楽しむ人物像と、それを生んだ背景が描かれていて不気味だった。 まさしく無記名で無責任・無関心な今の世の中に蔓延る闇の部分。 ストーリー展開としては、家庭と仕事場で起きたそれぞれの事件がどこかで繋がるのかと思っていたが、主人公の心情がリンクしていた感じ。 ちびっと期待外れ感あるような、意表を突かれ新鮮なような・・。

    0
    投稿日: 2014.02.07
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    家庭におけるストーカートラブルなのか、企業内における信頼トラブルなのか、あっちこっち行き来していてブレブレだった。 作者の中には統一したテーマでの作品だったんだろうけど、自分の中では繋がらなかった。企業書かせたらディテールが綿密だから読み応えあるが、家庭をもっと掘り下げて書いて欲しかった。

    0
    投稿日: 2014.02.05
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    テンポよくてあっという間に読み終えた。 我が家も嫌がらせがある。こちらは終わりのない隣人問題。相手はおかしいので解決策なし。相手にしないのが一番という結論に達した。

    0
    投稿日: 2014.02.04
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    普通の家族が巻き込まれる、謂れもない恐怖。 主人公の倉田は出世コースから外れ出向社員となった元銀行マン。それでも日々穏やかにうまいこと過ごせていたはずだった。…が、ある出来事をきっかけにストーカーを受け陰湿な嫌がらせをされるようになってしまう。 きっかけは何でもいい。とにかく自分の腹の虫がおさまるまでターゲットを攻撃し続けることがルール。 そんな理不尽なゲームに巻き込まれてしまった小市民は泣き寝入りするしかないのだろうか? 警察は頼りにならない、自分たちで解決しなくては! というあたりが小説っぽいのですが、実際自宅がこんな嫌がらせを受け始めたらもう恐ろしすぎて家から出ることができなくなる気がします。もしくは家に帰って来れなくなる。 インターネットの匿名性、いわゆる「名無しさん」という仮面が、普通の人間であったはずの人々をみるみるうちに凶暴化し攻撃性を増幅させる… そんな例をつい最近間近で目の当たりにすることがあり、ますます怖さが募るばかりです。 普通って何なのかよく分からないけれど、ちょっとだけ相手の気持ちを考えてみる。たったそれだけでもっと過ごしやすい世の中になる気がするんだよなぁ。 ちなみにいくら被害者だからといって倍返しは、やっぱり良くないと思います。 それより何より、一番怖いのは奥さん絡みの盗聴の件だと感じたのは私だけでしょうか。

    0
    投稿日: 2014.02.03
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    一般庶民である出向した銀行員の主人公がなけなしの勇気を振り絞って注意をした相手から、逆恨み的な嫌がらせを受けるという誰でも陥りそうな現代の匿名性に隠れた一般庶民が罪の意識を持たずに他人に及ぼす恐怖が主題となっている物語ではないかと思われるが、同時進行的に語られる主人公の社内の不正の話などがクローズアップされすぎ、本来の主題が弱まっているので、ぼやけた話となっているのが残念である。また、匿名性に隠匿された嫌がらせの恐怖も最初はともかく、途中からは普通の嫌がらせ程度に落ち着くので、突き詰めた感はない。相変わらずの作者の元の職場の特異な銀行話にシフトしてしまったのが残念。

    0
    投稿日: 2014.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池井戸さん、新しい雰囲気! お得意の銀行場面もありながら、 身近な生活に潜む、じめっとした恐怖も感じられて、 面白かったです。 ページ数が少ないので、さくっと読めるのはいいけど、 ちょっと物足りない感はあるかな~。

    0
    投稿日: 2014.01.28
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    今までの池井戸シリーズとはちょっと違う話だった。 オチとかは相変わらずの展開だったけれど、私はあんまりだったかなー。。。

    0
    投稿日: 2014.01.27
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    何が切っ掛けで名無しさんからの攻撃を受けるか分からない。誰にでも起こりうる事で、身近な恐ろしさを感じる。

    0
    投稿日: 2014.01.26
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    普通の冴えないおじさんの物語。 でも、だからこそ自分と重ねられて、スリルと沸き起こる勇気と達成感。妙にリアルに感じられる。壮大さも針穴をつつく緻密さもないけど、読み終わるとなんか爽快感。かいっ、かんっ(薬師丸ひろ子風)

    0
    投稿日: 2014.01.25
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    処女作の『果つる底なき』の路線から、話題の半沢直樹シリーズへの移行期間の谷間的作品だと思われる。 テーマが散漫で、試行錯誤、紆余曲折の最中で、迷いがまんさいの駄作と評価せざるを得ない。 自身の踏み台的作品とも言うべきか。

    0
    投稿日: 2014.01.23
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    真面目が取柄で争いごとを好まない平凡な会社員・倉田が電車の駅で割り込みを注意したことがきっかけで起こる出来事。 目に見えない犯人は? 出向先の営業部長の行動の裏にあるものは? 家族4人がストーカーに立ち向かい、倉田は、出向先の会社のために疑惑を解明していく様子が、テンポよく描かれています。 池井戸潤らしいラストですが、いつもの銀行ものよりもう少し身近な雰囲気です。先が気になって一気読みでした。 この感じの本は、個人的に読み物として好みです。

    0
    投稿日: 2014.01.22
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    一つのミステリーだと思っていたものが、二つそしてそれ以上と膨らんでゆく、最近は俺バブシリーズで盛り上がりを見せる池井戸潤ですが、久々に昔の池井戸潤らしい作品に出会えたと思いました。

    0
    投稿日: 2014.01.22
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    匿名性の高い現代社会の怖さを描いた作品。 割り込み乗車をしようとした人を注意したことがそもそもの始まり。 顔も知らないその人から一家が逆恨みを受けることとなる。 昔のように、(といってもずいぶん昔だろうが)、自分の周囲の人をよく知る社会においては、顔が割れていることが抑止力となって防げていた犯罪があった。言わばお互いを警戒し、監視しているような社会である。 しかし、今の社会は自分の素性がわからないことをいいことに、感情の赴くままに行動する人が多い。 本書の面白さであり、怖さはまさに、犯人が誰なのかが全くわからないところにあると言ってもいい。本来自分とは何の関わり合いもない人が、偶然出会いと運命の悪戯で、たとえ何も悪いことをしていなくても恨まれ、つけ回されることとなる。 決して人ごととは思えないそのきっかけが、読み進めるうちにどっぷりとはまり、目が離せなくなってしまう理由の一つかもしれない。 池井戸作品らしく、融資先会社に出向した銀行マンが主人公。 気立ての優しい、生真面目な人間が、会社の中で外で、理不尽とも言える様々な事件に巻き込まれていく。 「うまくいくときもあれば、そうでないときもある。それがサラリーマンではないか。そして、それが人生ではないか。」 事件が決着に向かう中で彼がつぶやいたこの一言に、自分ひとりではどうすることもできないような大きな流れの中で、見ず知らずの人と、いつ交わるかもわからない運命を共にしなければならない無力さを感じずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2014.01.22
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    読み始めたら止まらなくなった。 「あなたは帰る場所がある」それを言われちゃおしまいだな、と思った。さすがに盗聴器仕掛けられてたらどうしよう

    0
    投稿日: 2014.01.16
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    「半沢直樹」を生み出した池井戸さんの短編。主人公はまるで「半沢…」に出てきた近藤さんのような真面目で気の弱い万事、争い事は避けたい銀行からの出向社員。会社での立場や状況、それに付随する心境描写がリアルで一気に読めて面白かったです。

    0
    投稿日: 2014.01.16
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    経済ミステリー??家庭のトラブルと職場のいざこざが、ストーリー上で最後までリンクしなかったのがもったいない。バブルシリーズの『近藤』の立場で、スピンオフ作品にでもしてみたら、違ったシリーズ化ができてたかも。

    3
    投稿日: 2014.01.08
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    本年ようやく一冊目。ほかの池井戸小説のキレとは異なる、じっくりとした深みがあったと思う。人物に徹底して着眼し、一人一人の人生を紡いでいく点すごい。 ちなみにいつもながらか、解説として、今回は村上貴史さんが書いているところもかなり面白く読んだ。まさに贅沢な文庫本、である。

    0
    投稿日: 2014.01.08
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    通勤途中の電車待ち。列を横入りしようとした男性を注意した日以来、家の花壇が荒らされ、死にかけの猫が郵便ポストに入れられ、車はパンクさせられ、自転車は壊される。。。満員電車で肩を寄せ合う人さえ「見知らぬ誰か」の現代の日常に潜むちょっとした怖さを書いた小説。日常に即しているからこそ、リアリティを持った怖さに感じた。普段はあまり小説を読まないが、たまにはいいなと思った。

    0
    投稿日: 2014.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元銀行員の経歴を活かした作者の、「銀行員の」物語。 家族への度重なる理不尽な嫌がらせ、そして出向先の部長の不正疑惑…。2つの敵に気弱なお父さん・倉田太一が挑んでゆく。 何度も姿を現しては消える「名無しさん」との攻防。倒産、フリーランスでの仕事の奪い合い、被害者と加害者がフッと入れ替わる展開など、スピーディで緻密な物語の中に、社会の世知辛さが覗く。 専門用語も一部出て来ますが、細かい解説が差し挟んであるので、予備知識のない自分にも楽しんで読めました。 基本的に勧善懲悪の物語なので、読んでいて安心出来るのですが、置き時計の盗聴器の件と、真瀬部長のその後についてはどうもスッキリしないので、もし続編が出たら、ゼヒどうなったのか知りたいです。 半沢とはまた違う、ヒーローのお父さんの物語。

    0
    投稿日: 2014.01.06
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    1日で一気読み。 今を軸にいろいろなことが絡み合い 絶妙なバランス感。 名無しであることとそうでないことの違いの描写が素晴らしい。

    0
    投稿日: 2014.01.04
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    半沢直樹がテレビドラマで話題になった後に文庫本が出たので、 結構読んだ人も多いのでは? 私は、この前に「不祥事」を読んだのですが、それは短編になっていて、 毎回スカッと解決してくれたので、気持ちよく読み切ることができました。 ただ、この「ようこそ我が家へ」は、ちょっとその爽快感がないな・・・ という印象。 今回も銀行は出てくるけど、少しだけで家族が中心。 それと、1冊を通して物語が進行していくので、スカッと感がなかなかない。 更に言うならば、読み終えてもそのスカッと感がない・・・。 読みやすくはあるけれど、ちょっと物足りない感じかな。

    0
    投稿日: 2014.01.04
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    ストーカーに立ち向かう話がメインかと思って読み始めたので、ちょっと物足りなかった。最近の池井戸作品からすると珍しいタイプの主人公で、気弱なサラリーマンが頑張る話。

    0
    投稿日: 2014.01.02
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    駅のホームでの割り込みを注意をしたことに始まるストーカーまがいの物語と銀行員の出向先での物語が家族を中心に動いて行きます。楽しめます。

    0
    投稿日: 2013.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    仕事帰りの駅のホームで割り込み男を注意したら、自宅まであとをつけられ、嫌がらせを受ける羽目になる。 そして会社(銀行からの出向先)でも不正を指摘するも聞き入れて貰えない。 突然ダブルの困難にあたってしまった。 どちらかというと会社のゴタゴタの方が多く感じたけれど タイトルの「ようこそ、わが家へ」 とは、何を指すのだろう。

    0
    投稿日: 2013.12.31
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    俺も本気出したい。 (以下抜粋) ○「聞こえのいいことばかりいう奴というのは、最後には嫌われる。   最初は煙たがれても、   芯を通すほうが最終的には相手と理解し会えるんじゃないのか」  「それは相手による」(P.256)

    0
    投稿日: 2013.12.31
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    愚直が取り柄の主人公に襲いかかるふたつの問題。 片方は職場、もう片方はプライベートでの出来事。 この問題自体は交錯することなく、それぞれ個別に主人公に(後者は主人公を含む家族でもある)牙をむく。 衝撃の結末が待っているわけでもなく、ストーリーそれ自体に新鮮味があるわけでもない。 かといって「ここが残念」といった個所も特にはなくて、普通の物語を普通に書いているという印象。

    1
    投稿日: 2013.12.29
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    仕事帰りの駅のホームで割り込み男を注意したら、自宅までこっそり後をつけられ執拗な嫌がらせを受ける羽目になる。一方、銀行からの出向先の会社では不正の疑惑に、真面目なだけが取り柄の会社員の奮闘物語。 これは「倍返し」シリーズの中でいうと、近藤の役回りの原型ってことになるのかな。 (2013/12/22)

    0
    投稿日: 2013.12.24
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    身近にありうる恐怖を感じた。 ストーカーの件も会社の不正の件もどちらも「ま、いっか。」とやり過ごしてしまえば引き続き何とない日常を過ごすことになっていたはずなのに。 また、完全に相手ばかりが悪というのではなく、妻の疑惑や長男の仕返しなどを織り混ぜることにより、人間誰しもが潜在的に心に闇を持っていることを表現している。 事件に巻き込まれるか巻き込まれないか。また、加害者になるか被害者になるか。紙一重な世の中だと感じた。 そしてタイトルの意味。 「我が家」はストーカー事件については文字通り、防犯カメラの付いた家か。会社の不正事件については銀行が我が家ってことか??

    0
    投稿日: 2013.12.19
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    電車で割りこみを注意しただけで逆恨みされとんでもないことになる。出向先ではお客様扱い。半沢直樹とはまた違う面白さがあるなぁ。一気読み。一日で読んだ。

    0
    投稿日: 2013.12.18
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    うーん・・・普通。ストーカーとの闘いの話かと思いきやだんだん違って。 会社でのトラブル、別のストーカー現るという色々なことが起きる倉田家。 どっちかというと社内のごたごたが中心じゃん・・・。 読み終わってちょっとがっかりでした。面白くないわけではないけど、なんか不完全燃焼。。。

    0
    投稿日: 2013.12.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    職場では同僚の不正を暴きつつ、プライベートではストーカーと対峙する。 平行しながらどちらも片を付けていく。 これだけのことを論理的に考え、解決していく行動力の持ち主で家族も含めた周りに慕われている人が、冴えないサラリーマンであるはずはない。

    0
    投稿日: 2013.12.17
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    銀行員の倉田太一 今は出向の身 割り込みを注意して嫌がらせを受ける。 会社では不正を指摘するも聞き入れて貰えない。

    0
    投稿日: 2013.12.17
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    #読了。銀行から中小メーカーに出向している倉田は、真面目だが小心者。そんな彼が、ホームで割り込みをした男に注意したことをきっかけに、倉田家に嫌がらせが。会社でも不正を正そうと孤立する。面白くないわけではないが、池井戸さんの期待値を考えるとちょっと残念。

    0
    投稿日: 2013.12.16
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    単行本を経ず、いきなり文庫本になった作品。会社では営業部長の不正と戦いながら駅のホームで横入りを注意した相手に尾行され、家に嫌がらせを受ける気の小さい主人公とその家族。いつもの判り易い勧善懲悪ではなく、後味すっきりという結末ではない。

    0
    投稿日: 2013.12.12
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    池井戸潤、お得意の同時多発事件に巻き込まれる平凡なサラリーマンを描いた企業サスペンス。 主人公は半沢直樹ほどのアクの強さはなく、銀行の出生コースから外れ、中小企業に出向している総務部長。家ではストーカーからの嫌がらせを受け、会社では不正疑惑に巻き込まれる。 「倍返し」とまでは行かないラストだが、とりあえずメデタシメデタシ。

    0
    投稿日: 2013.12.10
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    日常で出逢うかもしれない恐怖と仕事で日常的に起きてそうな問題に挟まれた男の物語。 じっくり読むというより、出張の行き帰りの時間つぶしにちょうど良い物語だった印象。 物語は、会社員・倉田太一が混雑する電車に割り込んできた男に注意したことから始まる。家族に対する嫌がらせが始まる。 嫌がらせの恐怖は...軽い(実際やられたら恐怖だろうが) 仕事で起きる問題は、ミステリー仕立てまでは踏み込まず、半沢直樹シリーズほどのあっぱれ感、ドキドキ感もなかった。 読んだ印象の結論は、温かいホームドラマ小説でした。

    1
    投稿日: 2013.12.08
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    銀行からの出向者がストーカー被害に遭い,社内の不正に気づいていく~青葉銀行からナカノ電子の総務部長に出向している倉田太一は銀行のピラミッドから滑り落ちた口で,真面目だけが取り柄。駅のホームで順番を守らない男を注意して,逆恨みに遭い,家まで突き止められて,家の様子を窺い,花壇を荒らされ,虐待した仔猫をポストに押し込まれた。防犯カメラを息子の健太に勧められて付けると,帽子にサングラスという出で立ちで車を傷つけ,タイヤをパンクさせた男が映っていた。一方,勤務先では,部屋を同じくしている営業部長の振る舞いが,部下の摂子の報告によって気になりかけている。在庫調査をするとあるべき筈の2千万のドリルが見当たらず,問うた翌日には廃棄すべきがらくたのドリルが置かれている。配送ミスだと新しいドリルは届いたが,営業部長の真瀬は出張費も二重取りしているらしい。社長に訴えても,営業部長を信頼している社長に鼻であしらわれる。自宅の引き出しにある生活費の入った封筒から5万円が抜かれていて,盗聴器が仕掛けられているとの疑いは現実であり,しかも妻が通うレザークラフトの教室から贈られた置き時計にも盗聴器は仕掛けられていた。置き時計はどうやら教室主催者が生徒の一人に依頼して贈らせたらしい。タクシー運転手の証言から,不審者が武蔵小杉で降りたと聞き,娘の七菜も加わって張り込んだが,暗がりで目撃した男をホテルの窓越しに発見したが,駅で見失ってしまった。2千万のドリルの売り先はイーグル精密という小さな会社だが,銀行からは不渡りを掴まされるかも知れない警告が届く。営業部長も社長もリスクを避けては中小企業は立ち行かないと云われれば黙るしかないのが銀行からの出向者の宿命だ。8月下旬,軽井沢に夏の旅行に家族で行く計画を一日早めた形で盗聴させ,待ち伏せするのが倉田家の報復作戦だった。案の定,裏口をピッキングしようとしている場面を挟み撃ちで捕らえようとしたが,逆襲されて,健太は左胸を刺された。致命傷には至らず,検問で捕まった犯人は,健太がアルバイトで構成台本を書いているプロダクションに出入りしているプロの構成作家であった。健太から聞かされた犯人像に自分を似せて,犯行に及んだものだが,仕事を盗られた腹いせであり,最初の事件とは無関係であった。イーグル精密は案の定,不渡りを出したが,社長は雲隠れ,倉田の指摘が正しかったことを真瀬も認めて謝罪したが,資金は回収できない。一枚の配送伝票から,送料が10万円と高額になっているのを怪しんだ倉田は,業者から配送先を聞かされ,新潟に問い合わせると,ナカノ電子ともイーグル精密とも取引はなく,真瀬が昔世話になった相模ドリルから仕入れたと言われ,真瀬が会社を立ち上げ潰した時に3千万を融通していくれた相模ドリルに恩返しの2千万の融資を,架空取引でナカノ電子から引き出したことが判明した。倉田は一度,銀行に戻ることが内定し,代々木駅で最初にトラブルのあった男を見つけてバッグを掴み,引き留めて話をしようとしたが,腹を蹴られた挙げ句に,深夜にポストと門にペンキを吹きかけられた。防犯カメラに記録された映像には,ブランド・バッグが映っており,ショップを当たって,クレジットカードの決済記録から犯人が浮かび上がる~あとがきには,雑誌に連載されたものが文庫化される時に加筆訂正されたと書いてあり,絶妙なタイミングでドラマが放送されるとも書いてある。まあ,半沢直樹シリーズのちょいと気の弱い男バージョンだね。主人公が子ども時代を思い出すのも同じ。ちょっとパンチに欠けるのも当然

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    よくわからずに手にとって、半沢直樹みたいだと思ってたら、同じ著者だったのかと、読み終わって気付く……。 ストーカー話より、会社の絡みが良かったが、結末はちょっと消化不良。

    0
    投稿日: 2013.12.05
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    期待していたサスペンス度はかなり低い。 企業の不祥事の裏側を暴くのだが、そのパターンが かなりマンネリ化を感じてしまう。 池井戸小説、大丈夫か?

    0
    投稿日: 2013.12.04
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    今までの池井戸作品とは少し違ってて、家族のことが・・・。ドラマの半沢の影響なのかなって思ってしまった。

    2
    投稿日: 2013.12.03
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    家庭でも職場でも言われなきトラブル  そんな普通のサラリーマンが体験する変なできごと。多少ひねりはあるが、淡々と展開する物語は読みやすく、あっと言う間に読了。しかし、なにも残らない。  不思議な物語だ。悪いところはないんだが、なにも残らない。正義は必ずしも勝たない。それくらいかなぁ。ちょっと消化不良。

    1
    投稿日: 2013.12.02
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    企業の話の部分がやっぱり面白かったし摂子さんがよかったな。ストーカーや家族の方はなんだかサラリとしてたなぁ

    1
    投稿日: 2013.12.01
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    やっぱり池井戸ワールド。 すっきりするんだけど、どこか切ない。 考えさせられる、身近に潜む恐怖。 家族って良いなって思いました。

    0
    投稿日: 2013.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。うすうす途中で結果が見えてくるけど・・・。二つの事象が重なり合ってくるのかと思いきや、別なものでした。

    1
    投稿日: 2013.11.27
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    久しぶりに、読後感がさっぱりした。まるく収まったというか、ハッピーエンドというか。いかに今まで後味悪いものばかり読んでたということか(笑) 作者、元銀行員なのね。 また、読後感さっぱりしたい時に、手に取ってみたいと思います。

    0
    投稿日: 2013.11.27
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    「ようこそ、我が家へ」 些細な勇気と確かな誇りが悪と戦う。 真面目な倉田が、ほんの些細な勇気を見せただけだった。それがとんでもない恐怖を招くなんて、こんな事があって良いんだろうか。フィクションだけど、ストーカー野郎と嫉妬野郎に腹が立つ。家族を守る為に戦う倉田には、平凡だけど確かな愛情が似合う。 倉田は、会社でも戦う。腹しか立たない奴らに対して、辛抱強くも時に勇気を持って奮闘する倉田の姿は、勇ましくあると同時に悲しくもある。倉田は倉田でやるべきことをやろうとし、やっているのに、周りのレベルが低い以前の奴らばかり、そんな中で戦うのは、苦しいし、悲しいだろう。 ここで、半沢直樹ならば、圧倒的な攻撃力と知力でねじ伏せるところだが、倉田は彼みたいなスーパーマンではない。倉田は、少しの勇気を持った庶民派プチヒーロー。 プチヒーローには、スーパーマンには無い強みがある。それは、家族。半沢直樹にも家族はいるが、基本的には半沢直樹は、1人もしくは仕事仲間と共に戦っていた。しかし、倉田の場合は、基本的に家族と一緒に戦っている。 対峙するは、名無しの男。時折回顧する父と母の姿から、自分の今の幸せを噛み締めながら、家族と共に家族の為に戦う姿は、勇ましく愛らしく、そして人間らしい。 結果、銀行員として会社で奮闘する倉田も良いが、父親・倉田も良いと思っちゃうのだ。プチヒーローは、一度スーツを脱げば、父でありサラリーマン(スーツ二枚重ね)なのだ。 地味だが、確実に光っているプチヒーローは、半沢直樹とはひと味違う強さを持っている。

    0
    投稿日: 2013.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倉田さんは気が弱いし、銀行の出世コースから外れちゃったかもしれないけど、決して弱い人間じゃない。何よりも謙虚だしマジメだし。空威張りしたり、自分より弱そうな相手にスゴんで見せるような人より、よほど立派。自分の家族を守る、職場の不正を見過ごさない、社会のルール違反を注意する。これだけでも充分勇気がある人だと思います。 息子の健太は自宅へのイヤガラセを「仕返しゲーム」と言っていましたが、注意されたコトへの逆恨みの仕返しなんて、とても陰湿すぎる。 倉田さんは犯人からの謝罪を受け入れて許しました。何度もひどいことをされたけれど、犯人を徹底的に追い詰めることはしませんでした。犯人への厳罰を望んだりすれば相手は逆ギレするかもしれない。それよりも平穏な生活を選びました。お人好しかもしれないけど、倉田さんなりの家族の守り方だと思います。今後、家族が危険にさらされないようにするのも男の役目。特に年頃の娘さんがいるからね。 瀕死の状態で投げ込まれたネコちゃんが元気になってよかった。これからはせめて倉田家でたくさん愛情を注いでもらってかわいがってもらってね。

    0
    投稿日: 2013.11.24
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    最初から上手く入り込めた小説。 人間の心理的描写が上手く、読みやすかった。 日常でもありえるような事でもあるので、上手く入り込めた。 終盤の銀行員の逆転劇は、とてもスッキリしてしまった。 最後まで楽しめて読めました。 2013.11.24読破

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    投稿日: 2013.11.24
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    池井戸さんの新刊だけど、連載されたのは7年前と云うことで、それ以降の話より未熟な点が伺える感じ。 銀行関係の部分は非常に彼らしくて読み応えあるが、家族関係の方はちょっと内容が浅く感じた。まあ、ありそうな話で怖いのではありますが・・・

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    投稿日: 2013.11.23
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    人間誰しも持ち合わせている悪意、悪戯がちょっとした弾みで爆発。日頃抑圧され我慢している分、その分、弾けた時の勢いは猛烈であり、常軌を逸したエスカレートとなって表れる。自分自身にも十分あり得る物語として切実な思いで読んだ。他方、愚直で不器用であり、その他大勢の無名の一人にすぎなくとも、それでも一つ一つ困難を乗り越え正しくさえ生きておれば必ずや報われる時は来るとも教えてくれている。まことに些々たるものかもしれないが、与えられた人生を精いっぱい真摯に生きていきたい。あらためてそう思った。

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    投稿日: 2013.11.23
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    ふとしたことからストーカー被害に合う主人公。 それと同時に会社内でも問題勃発。 池井戸さんの作品は初めて読んだのですが ページを捲る手が止められなかったです。 他の作品も読んでみようかなと思います。

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    投稿日: 2013.11.17