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ようこそ、わが家へ
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池井戸潤/小学館
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総合評価

678件)
3.7
97
286
216
23
3
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    ほぼ私と同年代の主人公が会社帰りにある男を注意した後に、家族を巻き込むストーカー被害に遭い、会社では上司の不正を発見し、その渦中に巻き込まれていくストーリー。 普通の暮らしがほんのちょっとのことで一変するさまが、あまりにも普通に起こりそうでゾワっとします。 最終的なハッピーエンドは池井戸作品の真骨頂! いつも楽しく終われる読後感が時々欲しくなりますね。オススメ!

    46
    投稿日: 2023.04.22
  • 面白さ「2本立て」!

    池井戸さんらしさ爆発の「会社内」サスペンスの物語が描かれる一方、同時並行で今作では主人公に振りかかるもう一つの「私生活」を巡るサスペンスの物語が描かれ、今1作で2本分の面白さが味わえる作品となっています。それぞれの物語の描かれ方が少し物足りないと思われる部分とも裏腹だとは思いましたが、一気に読ませる面白さは今作でも健在ではないでしょうか。「会社」と「私生活」それぞれでそれぞれの「問題」を抱えている部分は人それぞれである訳で、今作はそういうある意味万人が共通して持つ「悩み」の部分を物語的な誇張はありながら、池井戸さんなりに提示した作品なのかも知れません。

    38
    投稿日: 2015.03.31
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    『誰にでも抱かれる感情が引き起こした最悪の事態に立ち向かった“強くないヒーロー”の物語』 「イラついたことへの腹いせ」という理由で起こる事件は数多とある。 それは、警察沙汰になるような事件から、身内だけで解決されてしまうようなものまで、大きさは様々だ。 さらに、これら事件の中には「被害者が私をイラつかせた」という犯人の自己中心的な理由で起こされたものまである。 本作は、そんな事件が最悪の形で起こされる。 本作は、真面目に働き、他人に意見することなど滅多にないサラリーマン・倉田太一が、帰宅ラッシュで混雑する電車に割り込み乗車をした男性へ注意したことが引き金に事件が起こる。 「自分に危害を加えられたくない」という保身のために悪い行いを注意しないというのは誰しもある経験ではなかろうか。 太一はその悪い行いに勇気を持って注意した結果、家族まで事件に巻き込む結果になってしまった。 ただ、そんな勇気あるヒーローが変わっていく姿に私は格好良さを感じた。 もちろん、起こされた事件は悪質極まりなく、犯人の自己中心的なものばかりだが、それに立ち向かい、自身の家族を守るヒーローの凄さも感じる一作である。 ミステリー要素としても抜群であり、特に事件の内容には気分を重く感じる描写がいくつもあるが、太一の心情の変化などを見ていくと、また違った面白さを感じる。 ドラマ展開もされており、そちらはまた違った視点から見ることができるので、映像もあわせてみて欲しい。

    23
    投稿日: 2025.10.07
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    銀行から中小企業に出向している総務課長の社内&社内トラブル奮闘のお話 自己を守るため正当化するため大なり小なり悪いことする人おるよねー まがったことは大嫌い!倉田さん貴方は男だよ! 池井戸ワールド面白いわぁ

    21
    投稿日: 2024.04.22
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    円満な社会生活を送っていくために、大人が身につけたもののひとつ「見て見ぬふり」。 ほとんどの人は「注意した方が良いよなぁ・・・」と思う場面に出くわしたことがあるはず。そしてそれはほとんどのひとが常識のある人だと言う証拠でもある。 だけど、実際に行動に移せるかというというとそれは別問題であり、行動に移せないことを責める人はいない。 だって、自分自身も行動に移せる勇気はなかなか湧いてこないのだから。 勇気を振り絞って行動に移したとして、それがトラブルに発展したら…、と思うとなおさら。 主人公の倉田も普段はもめ事を嫌い、控えめに暮らしていたはずなのに、ある時、自分でも思いがけず行動に移してしまった。 それがもとで、平凡な日常が一変する。 面白くて、一気読みでした。

    11
    投稿日: 2014.03.21
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    ◾️サマリー ・主人公 倉田太一とその家族を取り巻く  ミステリー。 ・倉田太一は、銀行から取引先への出向者。 ・プライベート、ビジネスの両面で難題が起こる。 ・救いは、主人公の近くに助けとなる人がいること。 ・半沢直樹ほどのスカッと感はありません。 ・勧善懲悪が好きな方にはオススメ。 ◾️心に響く部分 ・うまく行くときもあれば、そうでないときもある。  それがサラリーマンではないか。そして、それが  人生ではないか。 ◾️所感 例えば電車に乗ると、そこには素性も名前も分からない名無しさんの集まりである。 村社会のように⚪︎⚪︎さん家の⚪︎⚪︎君は△△で…と何でもかんでも筒抜けだった昔とは異なり、SNSなどの情報が発達し名無しの集まりで構成された複雑な現代を象徴した小説であった。 この本を読み、世の中は身内や知人/同僚などの限られた存在を除き、名無しの寄せ集めで成り立っているという視点は、改めて気付かされた。 本書のようにちょっとしたきっかけで名無しさんとトラブルになることもあれば、別の名無しさんとは出会って付き合い、結婚して家族を作ることもあるのだから、本当に人生とは予想だにしない不思議なことだらけだと感じる。 貸

    10
    投稿日: 2024.04.28
  • 読みやすい!

    テーマが身近で、お茶の間感覚な部分もあって、それでもぐいぐい引き込まれてしまう、池井戸作品はいつも一気に読ませられてしまいます。ドラマならエキストラ、な倉田さんが、だんだんおとこ前に見えてきてしまう、そして、最後には、あ~、こんな倉田さんがいいなあと思うのです。

    10
    投稿日: 2015.03.31
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    久しぶりに池井戸さんを続けて読んでいる。 本作は8年ほど前の作品に加筆訂正をして文庫化したもののようだ。 私が池井戸ファンになったきっかけの『空飛ぶタイヤ』、大好きな『下町ロケット』、『ルーズ―ベルトゲーム』のように、窮地に追い込まれギリギリのところから解決へのきっかけをつかみ、さらに逆転劇へと進んでいくような、ハラハラ、ドキドキ、興奮の連続という華やかさは少々薄い。 少し前に読んだ『仇敵』もこの本と同時期のものようで、ストーリーの持つポテンシャルは似ていると思う。 主人公の倉田は銀行から出向させられた先の中堅企業の総務部長。 仕事を終えて帰宅途中で、電車に割り込んで乗ろうとした男を注意する。普段は、そういうことをするタイプではなく、気持ちのメーターがたまたま正義の方に揺れた瞬間、行動に出ていたという感じ。 しかし、逆切れした男に追い回され、自宅を知られ、いろいろな嫌がらせを受ける羽目になり・・・。 じわじわと身に危機が迫りくる恐怖。 心強いのは互いに支えあい、この危機に立ち向かおうとする家族がいることか。 特に、大学生の長男くんは、なかなか冷静で頼もしい。 また、倉田は会社で行われている不正に気づく。 外様で孤立無援に見えた彼にも、信頼できて片腕として動いてくれる優秀な部下が身近にいる。その上、古巣の銀行にも力になってくれる同僚がいる。 些細なきっかけから逆恨みされる恐怖。 逆恨みのエネルギーを取り去るのは、かなり難しそう。ありふれた毎日の中に潜む悪意。 こういうのを避けようとすると、人との関わりに消極的になってしまうもの。 けれど、会社での危機から解決策を見いだせたのも、複雑な人間関係を避けたい気持ちを抑え、自分を奮い立たせて正面から立ち向かえたから。 少しばかり苦手と感じる正義感の強い部下と、高圧的で全く自分を認めない敵との間に挟まれ、不正を見ないふりをすることもできた。それでも、信義に従って自分にできるベストを尽くせたことで、突破口を見つけることができた。 半沢さんほどのスーパーヒーローではないにせよ、これでも、現実的にはヒーローだなあと思う。 『仇敵』のように、若手社員が成長したり、本書のように家族のさまざまな課題を棚卸して、改めて強固な関係を築いたり、会社での仕事と人間関係で同時に結果を出したり、結局、仕事や家庭での危機を乗り越える過程で人間を十分に描いているところが、おもしろい。 池井戸さん 半沢さんはとても面白いです!! 最近の作品の人物造形のおもしろさや企業のさまは池井戸さんにしか描けない境地にあると思います。 それでも、今の池井戸さんが描く、こういう普通の人たちの成長も、また読みたいなあと思います。 進化系の普通の人たちも是非!

    10
    投稿日: 2014.07.26
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    池井戸潤の作品は、正義は勝つんだ!というヒーロー物語を読んでる気分になるけど、この本は主人公がすごく普通な人なので、日常に起こりそうな話に感じた。 これはこれで池井戸潤の良さが出ててよい。

    9
    投稿日: 2024.01.22
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    そう言えば以前ドラマ化されていたっけ?と思い、手に取った本。 あっという間に池井戸ワールドに入り込んでしまう。 ちょっと気弱で真面目な主人公、倉田。 ある日、駅のホームで割り込み男を注意するところから事件が始まる。いつもなら、そんな行動は取らないのに… 次々に起こる倉田家への嫌がらせ、ストーカー行為。 この事件ともうひとつ、職場での事件。 池井戸作品らしく、倉田は銀行から中堅企業へ出向している。 その社内での不正疑惑。 気弱な主人公倉田は、この二つの事件に同時に立ち向かう。 終盤では、社内事件の解決に向けた盛り上りで、思わずストーカー事件の事を忘れかけてしまうほど。 もちろん、しっかりそちらも解決する。 本当に楽しい読書時間だった。

    9
    投稿日: 2020.03.31
  • 月9でどう描かれるのか

    月9でドラマ化されるとのことで、読んでみました。 銀行の出世争いから離脱し、取引先に出向した主人公を巡り、社内とプライベートで同時期に問題が起こります。 個人的には、家族の描写をもっと丁寧に、深く展開した方が面白くなると思ったけど、逆にさらっと読むことができました。 やっぱり銀行ネタの方が得意なのかなと思いましたが、誰にでも起こりうる「ゲーム」は、日頃の自分の言動を注意せねばと十分に考えさせられました。 ドラマと小説では設定が微妙に違いますが、小説でテンポよく進むストーリーがどう描かれるのか、楽しみです。

    9
    投稿日: 2015.04.19
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    ドラマは昔観た事があるので、先が気になりドキドキって訳にはいかないけど 最後はスカッと終われるので良かった

    8
    投稿日: 2025.12.30
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    最弱の主人公が電車での割り込みを注意したことからの陰湿な嫌がらせと銀行からの出向先企業での不可解な金の流れ、 この二つが同時進行し、徐々に解決に向かって行き読み応えがあって、とても面白かった

    8
    投稿日: 2025.06.01
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    些細なことからストーカー被害にあい、それに立ち向かっていく物語!かと思いきや、それだけでなく主人公倉田さんの会社の内部事情のお話しも盛り込んであり、一冊で2つの物語を読んでるような感じになりました! 私的にはストーカーメインの話だけで良かったような気がします(^_^;)

    8
    投稿日: 2023.05.09
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    2022(R4)8.19-8.22 約2ヶ月ぶりの読了。 綾辻行人の『十角館の殺人』が読めずに挫折していたお盆明け。YouTubeの動画も見飽きたこともあって、就寝前の一気読みでした。 読後感はさっぱり気持ちよかったです。 特によかったのは、主人公が「スーパーサラリーマン」じゃないところ。逆に頼りないくらいで、ちょっと自分と似たところもあり、「それ分かるわ〜」と共感するところも多々ありました。 スーパーじゃないけど素敵な家族がいて(息子がスーパーだったりして)、ささやかだけど温かな幸せを守るために奮闘する主人公はカッコよかった。 2つの事件、というか問題が同時進行していく物語で、それぞれが互いの問題の伏線なのかな?と思いながら読み進めていきましたが、その構造については、個人的にはもうちょっとひねってほしかったなあと欲が出てしまいました。 よって、星としては「3.5」というのが個人的な評価です。

    8
    投稿日: 2022.08.23
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    2020年5月8日、読み始め。 2020年5月9日、第1章 現代ゲーム私論、読了。 小心者の主人公?の倉田太一(くらたたいち)が、電車のホームで割り込み男を注意したことが原因?で、自宅の花壇が荒らされるなどの嫌がらせ?が発生。 リアリティーがある展開で、悩ましい。 2020年5月14日、読了。

    8
    投稿日: 2020.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなにきれいな伏線回収があるだろうか…! 物語の最終局面でみせた事件の解決の全てが、散りばめられた伏線をすべて回収しているのだから驚きだ。 この物語には2つの事件が並行して進んでいる。 1つは家庭に忍び寄る魔の手について。 2つは倉田の勤める会社の問題について。 数々のトラブルに見舞われ、倉田の精神的・肉体的ストレスは相当なものだと思われるが、そこをうまく利用していたのは倉田の従来持つ性格だ。 争いを苦手とし、出世欲もなく、堅実に与えられた地位で働く倉田はどこか呑気さがあった。 それに倉田を支える優秀な部下と、家族の存在も大きい。 事件が忍び寄ってくるスリルと味方による安心感の塩梅が、うまい具合に丁度いい。 最初どこか頼りなかった倉田は、物語が佳境を迎えると、いつも言い負かしてくる真瀬や社長の持川と対峙し事件の解決を導いた。 そんな倉田の成長も見られ、物語は山をいくつも超えていく。 平坦な物語ではなく、次々と問題が降りかかり、読み手の心拍数も上昇する。少しずつストーカーの手口も増して行き、犯人はまさかの…!といった結末も見事だった。 こんなに贅沢な小説は初めて読んだ気がする。 あっぱれ!大満足の一冊だった!

    8
    投稿日: 2019.11.28
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    恐怖のゲームがはじまった。 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。 花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。 執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。 一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていく。 直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編を電子化。

    7
    投稿日: 2025.10.24
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    家庭と仕事の理不尽な危機 暗く陰湿な案件に毅然と立ち向かう主人公と家族 池井戸作品で無ければ最後まで読みきれなかったかもしれない題材でした クライマックスは倍返し迄はせず犯人の自戒に任せた所は池井戸流の優しさか。それもあってか読み終わった後の爽快感は残らなかったのは残念でしたが良い作品である事は間違いかと思います

    7
    投稿日: 2024.04.27
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    銀行から出向で総務部長をしている倉田太一。 ある日、帰宅途中の電車で順番抜かしをした男を怒ってから、その平凡な生活は一変する。 妻、息子、娘と暮らす家や車に、悪戯ではすまないようなことが起こり始めるが、なかなか犯人を突き止められずにいた。防犯カメラを仕掛けるも、なかなか犯人の姿は見えない。 一方で職場でも営業部長の不正やらなんやら、倉田太一の悩みは尽きない。 犯人は一体誰なのか。 なんだか不完全燃焼だったかな。 妻の通っていたレザークラフトの先生なんて、凄く怪しいなと思ってたのに関係なかったしなぁ。 ミステリーというよりは人怖かしら?

    7
    投稿日: 2023.12.26
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    いやー面白かった!一気読みです。 最近どうも本を読む気にならなくて、読みかけの本が何冊も溜まっている状態で、この本もきっとそうなるんだろうな・・・なんて思っていたら、全然そんなことなく。 1日も経たずに読み終えました。おもしろかった。 ホームへの割り込みを注意した後に相次ぐようになった嫌がらせ、というプライベートにおける試練と、 出向先の中小企業で見つけた、営業部長の不正の疑惑、というビジネスにおける試練。 どっちもハラハラドキドキ。 解決の糸口が見えてくるにしたがって、ページを進める手が速まります。 ネタバレになることは言及しませんが、印象的だったのは不思議な程人と人の繋がりみたいなものを作品全体を通して感じられたこと。 普段私たちは何者でもない人間として社会に点在しているけれど、それがひょんなことで繋がって結ばれて、時に集まっては離れて、そんなイメージが脳裏に残りました。 ハラハラするサスペンスで社会の暗い面を映し出しながらも、何か温かなものが根底にあることに救われました。 ところで池井戸潤さん、お名前はよく見かけますが初読みな作家さんでした。 銀行の描写がとても詳しくて、調べてみたら、やっぱり元銀行員の方だったんですね。(そしてかの有名な半沢直樹シリーズもそういえば池井戸さんが原作でしたね) 友人に借りて読めた1冊でしたが、人から勧められると読書の幅が広がっていいな、と改めて感じた次第。 善とか悪とか、一言で振り分けないところもいいですね。何か救われるように感じたのは、そういう一面が本書にあったからかもしれません。 週末の読書にぴったりな1冊でした。

    7
    投稿日: 2015.11.01
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    いつ自分に起こるかもしれないトラブルを会社とプライベートの2面で描かれている物語。 1つ気になることがあると、全ての調子が狂う、 また集中できないというのはよくあることだが、この主人公は気が弱いと言いながらも、常に冷静で、常に正しい、銀行マンとして、父親として尊敬できる人であったと思う。

    6
    投稿日: 2024.11.04
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    会社と家庭での問題が同時進行でおこる。 会社は池井戸さんらしく少しずつ不正の道筋を見つけ出していく話。 一方プライベートでは逆恨みからの酷いイタズラ。 こちらは誰もが起こりうる話で薄ら寒くなる。 でも家族仲が良くて協力しながら犯人探しをしていくので安心して読めた。 どちらも主人公の穏やかな人柄で最後を締めくくられるのでほっとする終わり方だった。

    6
    投稿日: 2023.07.06
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    普段とはちょっとだけ違う行動をしただけだった。 まさかそれで陰湿な嫌がらせを受けるようになるなんて・・・。 ある日突然、理不尽な悪意にさらされたとき、人はどんな手を使ってそれを回避していくのだろう。 倉田家を狙う悪意との闘いと、出向先で起きた仕事上のトラブルが同時進行していく物語である。 主人公である太一は、父譲りの性格で人とぶつかることがどうにも苦手だ。 疑問を抱きながらも、相手が高圧的な態度で押してくるとそのまま引き下がってしまう。 だが、「名無しさん」の攻撃は徐々にエスカレートしていき、ついには傷害事件へと発展してしまう。 企業小説を得意とする池井戸さんの物語だけあって、社内の不正にまつわる場面もとても読みやすい。 総務部長でありながらも銀行からの出向ということでいつまでも外様のような扱いを受ける太一。 これまでの実績を笠に来て、当然しなければならない仕事上の説明も太一を飛ばして社長に直接話すだけの真瀬。 真瀬だけではない。 社長すらも真瀬へは全幅の信頼を置いているのに、太一に対しては厳しいことこの上ない。 銀行員として、総務部長として、ひとりの男として、太一は社内の不正に敢然と立ち向かっていく姿はカッコいい。 「パパって凄いんだ」と言われるだけの働きで、それまで鬱々としていた苛立ちがスッと消えていった。 「名無しさん」との対決も読みごたえがあった。 次々と襲いかかる悪意に対抗していく家族の姿は、「わが家」を守ろうとする強い意志が感じられた。 健太の判断が正しかったのかどうかはわからない。 気持ちは理解できるけれど、太一の言うようにそれをやったら駄目というものわかる。 健太がきちんと自分で決着をつける道を選んでくれてよかった。 外敵がいると結束が固まるというけれど、元々仲のいい家族だ。 冒頭に描かれている花火大会の場面だけでもそれがよくわかる。 いまどき、母親と妹に付き添って花火大会にボディーガードとして行ってくれる息子がいるだろうか。 そんな家族に平穏な日々が戻ったことが嬉しかった。

    6
    投稿日: 2017.04.04
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    今の時代の人の価値観、ストレス。 そこから本当に日常で起こり得ること。 そして同じ時系列で起こる会社の中での人間関係。 問題、ストレス。。。。 先の展開が面白く、どきどきしながら進んでいきます。 経済の勉強にもなる良い1冊だと思いますね。。 さすがの作者だと思います。。

    6
    投稿日: 2016.08.08
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    ドラマをチラッとだけ見て面白かったから、原作を購入。主人公が原作とドラマとは違うしストーリーも、違うのね。と思いつつページを開いたらものすごく面白くて、一気に読破。ここで感想言うより実際に読んだ方がいいです!オススメです!

    6
    投稿日: 2015.06.05
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    とっても平凡なごくありふれたサラリーマンが主人公。 逆恨みによって家族への危険がせまり、 職場でも難問が降り掛かる。 おとなしく過ごしてきた彼が、 果たして家族を守り、職場で闘えるのか。 ありふれた小市民の私は共感できることが多く、 がんばれ!と主人公を応援したくなる。 誰にでもあるかもしれない日常の危険を サスペンス要素を盛り込み、 勇気を振り絞って立ち向かう主人公への 人となりを優しく描く。 名も無き善良な小市民の人々へ、 がんばれっていうメッセージなのかな。 面白かったです。

    6
    投稿日: 2013.07.08
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    ホームの割り込みを注意しただけで、ストーカーになる世の中怖すぎる。家を特定されたらこちらとしても対処が難しい。。。 そんな中、家族で団結して犯人を捕まえようとする倉田家。 勤めている会社の不正もあり、ハラハラする内容で一気に読めた。 中だるみなくすっきり読めた!

    5
    投稿日: 2025.07.19
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    久し振りに池井戸潤の小説を読みました。やっぱり池井戸潤はいい。話の展開のテンポがいいし、読み易いし、悪が必ず最後は負けるのがいい。 今回の主人公は、今までと違ってパッとしない元銀行員で1年前に副支店長から取引先の電子部品会社に総武部長として出向になった倉田太一52歳。人を押しのけて出世するような人柄でなく、議論で打ち負かすような性格でなく、言いたいことも強く主張しない、人のいいマイホーム人間。 それが通勤途中の駅で割り込みした男を注意したことから、逆恨みの事件に巻き込まれる。同時に出向先の会社では銀行を嫌う営業部長の横領事件と対峙することになる。 二つの事件に気弱な主人公が家族や部下に助けられながらも父親として、また銀行員としてプライドをもって事件解決に立ち上がる。 両事件とも予想以上のミステリアスな展開に引き込まれ、一挙に読了。面白い。

    5
    投稿日: 2019.09.16
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    池井戸潤の初読み。 まあ、十分に楽しめた。 会議室での対決シーンは、手に汗握ってハラハラどきどきからの、スッキリ。 でも、東野圭吾さんの匂いがするんだよな・・・・・。 ★3つ、7ポイント。 2017.10.07.新。 ※池井戸潤さんが連ドラ「半沢直樹」の原作者で、銀行ものの小説を数多く書いていることは知っていた。あらすじ文からはサスペンス色濃厚な物語を期待していたが・・・・、メインはどうやら、連ドラで見たような経済事案の方だった。 タイトルからすると、筆者としてのメインは同時進行していた「名無しさん」にかかわる事案の方だったのかもしれないけれど。 ※やっぱり東野圭吾さんの匂いがする・・・・・・。 巻末解説文に書かれた「プロットの都合で登場人物を動かすスタイル」という表現に、納得。そのスタイルからの脱却を図ろうとせんとしている時期の作品だということだが、逆に言うとまだ、抜け切れていない時期、ということか。 ※最終章の最後の最後・・・・そこだけ刑事の視点に切り替わっているのが、面食らったし解せない。

    5
    投稿日: 2017.10.05
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    電車待ちの割り込みを注意したところ、相手から執拗な嫌がらせを受ける男性の話。 会社内でもトラブルが発生し、私生活での嫌がらせに加えて仕事でも頭の痛い問題に右往左往するも、家族や部下の力を借りて問題解決に奔走します。

    4
    投稿日: 2024.01.23
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    安定のおもしろさ、ですが、やはり最終的には勧善懲悪なので、結局大団円だよね?と思いながら読み進めてしまう。 主人公は半沢直樹っぽくないので、最初はハラハラするけど、だんだん強気になっていくので(笑)、結局は似たような感じに・・・

    4
    投稿日: 2017.05.05
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    真面目で気弱な主人公が電車で若者の横暴を注意した所、自宅に嫌がらせをされる。 身近に潜む現代の恐怖を本書は語っている。 他人に関わりたくないと言う事が発生するメカニズムや匿名の優位性、口の上手い人が優位に立てる、真面目で正直な人間が損をするなど、現代の理不尽がたくさん盛り込まれている。 作者はあの半沢直樹シリーズを手がけているだけに安心して読めます!!

    4
    投稿日: 2017.02.09
  • 安心できる作り

    状況変化で揺さぶりつつも最後は程よくまとめる、池井戸作品の安定した、後味のよい安心感が大好きです。

    4
    投稿日: 2015.04.21
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    真面目な小市民である銀行員倉田さん。 電車で割り込み男に注意したことがきっかけで、倉田家は数々の嫌がらせに合う。家族も危険にさらされる。 という家族の危機がある一方、出向先の企業でも、毎度お馴染み、偉いやつが不正してるかも疑惑。 オンもオフも息がつけなくて倉田さんには気の毒だが、小説としては一粒で二度美味しい的なお得感。年頃の娘息子のいる家族にしては、家族仲が麗しいほど良い点に「リアリティーがない」とか言えないこともないけど、まあでもこのお父さんの家族なら納得。解説でも「最弱の主人公」と書かれている通り、半沢直樹さんみたいなかっこよさはないものの、競争心とか攻撃性といったもののまるでない温和な倉田さんが、信頼に満ちた家庭を築きつつ、やるときはやる!から素敵なんですね。 家族は家族だけどひとりひとり社会で戦っていて、そこに家族が直接加勢できる余地はない。というようなセリフが印象に残った。

    4
    投稿日: 2013.08.01
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    ストーカー被害に家族を含め巻き込まれて行く話と池井戸作品らしい会社の話がパラレルに展開する。 今回はストーカー被害を題材に家族描写が多く出てくる展開で新しい池井戸さんの感性が表現されているように感じた。 主人公は銀行から出向して数年の総務部長で営業部長と架空請求を巡り真相解明に向けて対立する。 個人的にストーカー被害の話が入った分池井戸カラーがボヤけた感じを強く受けたが、最後はすべての謎が解ける展開は爽快で面白い。 後半になるに連れて引き込まれて行く魅力的な作品になっている。

    4
    投稿日: 2013.07.09
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    真面目な会社員の倉田さんが、会社帰りの電車待ちの際に無理やり割り込んできて女の人を突き飛ばした男を注意したところ、その後後をつけられ追いかけられ、自宅の庭を踏み荒らされ、ポストには瀕死の猫が入れられた。 その後も車を片付けられたりパンクさせられたり、自宅に盗聴機が仕掛けられたり自宅に置いてあったお金が盗まれる。 会社でも営業部長の不正を暴くも社長には信用してもらえず話も聞いてもらえない、という辛い立場に。 同僚や家族と困難に立ち向かっていく様が良かった。

    3
    投稿日: 2025.05.10
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    池井戸潤の会計ミステリーは面白い上に勉強になる。会計を勉強する良いキッカケになる。ひ弱な主人公が自分と重なる。

    3
    投稿日: 2024.12.07
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    突然始まる家族への嫌がらせ、犯人は…?という話ですがさすがは池井戸作品。スカッと要素もちゃんとあります。スピード感もあり一気に読了。

    3
    投稿日: 2024.10.14
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    Amazonオーディブルで聴いた。 主人公の自宅周りのトラブルはあんまり面白くなかったけど、職場周りの方は面白かった。 やっぱり池井戸潤は企業小説?が良いよね。

    3
    投稿日: 2024.03.09
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    主人公はやはり銀行員、真面目で堅実な家庭で過ごし、やっぱり堅実で実直な性格、不正は見逃せない。池井戸潤作品といえば主人公の性格はこれで決まりであるし、ミステリーの大軸は、主人公が真面目に仕事をする中で些細な違和感に気付き、調べていくにつれて、資金繰りに困ったやり手の会社・会社員が粉飾決算やら架空取引やらでその穴を埋めようと画策していたことが判明、なんてものばかりなので、話の筋は読めるといえば読めるはずなのだけれど、読み始めるとどうにもページを捲る手が止まらぬ面白さ。今回は主人公の個人的なトラブルも並行して進むところが他の池井戸潤作品との相違点だった。そのせいか、おそらく今までの池井戸潤作品の中で最も好きだった。主人公が銀行員だけでなく家庭の普通の父親としての一面も持っているせいか、日頃よりも一層等身大の主人公だった。最後はすべて解決して大団円、なんてオチは分かりきっていても、それでも真面目な人間が損して終わらない結末には感動せずにはいられない。

    3
    投稿日: 2024.02.10
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    会社とプライベート、それぞれでトラブルに巻き込まれる主人公。これだけ色々面倒事が起きているにも関わらず、誰に当たることなく冷静に対処していく主人公が好き。何も特徴がないというようなことを自己評価としてあげていたけど、そんな事ない、素敵な部長であり夫であり父親だと思った。

    3
    投稿日: 2023.05.20
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    いつも通りのプチ金融小説。 出向先でのフラストレーションが溜まる毎日と、プライベートでのエスカレーションする嫌がらせと、どこで交わるのか期待したが…… そこだけがちょっと納得いかなかった。 でも、気弱でいつも自分を押し殺してしまう主人公が奮い立つシーンは好感が持てる。

    3
    投稿日: 2023.05.08
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    『BT61』みたいに死体が出てくるわけではないが、とにかく怖い本。 平凡なサラリーマンが電車でマナー違反の男をどやしつけた日から、その一家に嫌がらせがはじまる。同時に会社でも同僚による不正疑惑が持ち上がり…。 実際、この手の企業絡みの裏金工作があるのかわからないが、説得力がある筆致。 犯人捜しの謎解きよりも、身近な恐怖を浮きぼりにした現代サイコサスペンス。

    3
    投稿日: 2018.11.08
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    正義が貫かれてよかった。先入観によって、捜査や推理が違う方向に行くことがある。真実を正しく見つめることは難しい。けれど、正しい道を見極めようという姿勢や、自分にとって辛くても真実を見つめようとする姿勢は持ち続けたい。

    3
    投稿日: 2018.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思ったより重かったな。 後半から巻き返しが始まって、ざまーみろの後味スッキリかと思ったら、300ページを過ぎてもまだ悶々としている。 ズバッとした解決はまた望めない。 バッタバッタと水戸黄門のように悪者をぎゃふんと言わせてもらいたかったな〜。 でも、池井戸さんの本は面白い。

    3
    投稿日: 2017.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    *真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになり、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖"を描く文庫オリジナル長編* 面白くて一気読み!姿なきストーカーとの戦い、会社内不正に対する闘い、の二本立てで問題が進行。どちらも微小な手がかりだけで、頼りない主人公に解決出来るのか、ハラハラしっ放し。お得意のスカッと解決がやや終盤過ぎたものの、キレイな落としどころも文句なし。

    3
    投稿日: 2016.09.12
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    池井戸潤のミステリー。 ミステリーも書くんだなぁ。 作家は本当に偉大だ。 点だった事件が線になっていく快感。 一気読み。面白かった。

    3
    投稿日: 2016.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初、イヤミス的な話の流れで、読み進めるのちょっと辛いなと思ったけど、読みやすいし気になるしで、昨日やっと読了。気弱な主人公だけど、心強い味方もいるし、やられっぱなしじゃないしで、すっきりしました。 真瀬さんもいけすかない人だと思って読んでいたけど・・彼をそうまでさせた環境には、つい同情してしまいました。 やった事は悪いことだけど、それは、私利私欲のためじゃなかったのが、せめてもの救い(?)・・救いじゃないな、不幸中の幸い・・とも違うけど、とにかく、彼の根底にも人間味があると思いました。だから、単に「いやな奴」では一掃できない、と。 一方、倉田家のストーカーが2人いたことにも驚き、健太が仕返しをしていた事にも驚き。 健太は「名無しさんのゲームのルールに則って」仕返しをしていた訳だけど。「目には目を」という考え方は一理あると思う反面、「それだと奴(名無しさん)と同じになってしまう」と息子を叱責する倉田家父。そう、倫理的・社会的には、倉田父が正しいと分かってはいるけれど、一方で、犯人に同じ目に合わせて被害者の気持ちを分からせたいというのもあって。自分が何らかの被害者になったとき、倉田父のようになれるだろうかと考えてみました。 あたしの場合は、想像上でも、無理だな、と思いました。きっと、分かっていても感情が先行しそうです。 だけど、倉田父のような人だからこそ、平穏な日常を取り戻せたのでしょう。 勧善懲悪だったので、読み終えて安心しました。

    3
    投稿日: 2016.08.17
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    人間ホラー系かと思ったら、安定の企業小説でした。 部長が部下にそんなに情報漏らしていいんかいとか、ちょいちょい出る疑問は押し込めて、勧善懲悪のスッキリな小説です。 東京にいると、確かに周りは名無しの権兵衛さんばかりです。そういう人たちと何かのきっかけでちょっと話をするだけで仮面が取れるというか、色彩が出てくるんですけどね。 匿名性の怖さを改めて思いました。

    3
    投稿日: 2016.01.09
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    経済ミステリー??家庭のトラブルと職場のいざこざが、ストーリー上で最後までリンクしなかったのがもったいない。バブルシリーズの『近藤』の立場で、スピンオフ作品にでもしてみたら、違ったシリーズ化ができてたかも。

    3
    投稿日: 2014.01.08
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    読みはじめはいつもの著者のストーリーとは雰囲気が違い新鮮さを感じた。今回はミステリーかと思った。並行して進む話はいつもの著者のストーリーだった。正義は勝つだ!著者のサラリーマン時代に理不尽なことが多かったのだろうか?理不尽な事は実際に少なくないが、己が上にたった時は決して理不尽であってはならない。そのつもりで接しても、時には相手は塞いでいる事があるかもな。

    3
    投稿日: 2013.07.18
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    池井戸さんの新作。弱々しい主人公でしたが最後はよかった。家族小説と企業小説と混ざったようななんともいえない。 ただ主人公が銀行からの出向社員なのは池井戸さん作品らしい。企業小説の色を強く求める人には物足りないかもしれませんが、こういうジャンルも新しくて私は好きでした。

    3
    投稿日: 2013.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行員の倉田が主人公。 自宅への嫌がらせ事件と、出向先のナカノ電子部品での不可解な出来事とが同時進行で描かれていく。 それぞれは全く異なる話なのだが、倉田の目線で見ているので違和感なく読めた。 企業話はさすが池井戸潤といった面白さだった。 今回は、社長と真瀬のあまりの理不尽さにイライラさせられたが…。 自分にとっては名もなき人達も、それぞれに人生を歩んでいる。 逆に、その一人ひとりにとっては自分もまた名もなき一人であるということ。 嫌がらせの犯人も、真瀬もまたそれぞれの人生を歩んでいたのだ。 一応全てが解決して終わってはいるが、倉田のキャラクター的にちょっと言いくるめられてしまった感もありスカッと感はいまいちかも。

    2
    投稿日: 2025.07.15
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    電車でたまたま注意した人から逆恨みされて、自宅に嫌がらせを受ける。 会社では押しの強い営業マンに言いくるめられる。 どこにでもいそうなサラリーマンの主人公。 自分にも降りかかってくるかもしれない日常にあるリアリティ。 終わり方も良い。

    2
    投稿日: 2025.05.12
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    電車であるトラブルをする人を注意するがそれで家庭にも危険が発展していく様と、出向先の会社では営業部長が不正をしている疑念を抱く2つの面が非常に面白くて良かったです。

    2
    投稿日: 2024.11.23
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    面倒な事にはなるべく関わらずに、家族と過ごしてきた男性が、ある時電車で非常識な人に注意した事がきっかけで、次々に不幸が始まるお話。 私は言いたい事が言えない臆病な性格なので、言える人って羨ましいなぁと思う反面、守るべき物や人があるときは、大人しくして正解かな。と思う事も多いです。 このお話はハッピーエンドなので、読んでいて気持ちがスッキリしましたが、現実は、正義感が寿命を縮めるかもしれないと思いました。

    2
    投稿日: 2023.12.22
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    霊よりもやっぱり人が怖い!というゴリゴリのサスペンスホラーというよりは、ちょっと気弱な出向会社員主人公と家族の繋がりの方が読みどころのホームドラマな感じ。

    2
    投稿日: 2023.03.12
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    読書メーターより。2019.2.21読了。 数年前に購入して今更読了。 面白すぎて一気に読めた。倉田、良き父。素敵。 普段会うこの人にも、何気なくすれ違うあの人にも、それぞれ積み重ねてきた人生があって、家族がいて、恋人がいて、友人がいて。その人にしかわからない、その人だけの人生。 世の中、ただ悪いだけの人なんていない、のかも。

    2
    投稿日: 2023.02.27
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    最初ハラハラしてテンポもよく、ストーカーがじわじわ近寄ってくる感じが面白かったけど、思っていた感じとは違ったかな?

    2
    投稿日: 2022.11.05
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    勧善懲悪。気分すっきり。 主人公の倉田が中年男性なので、ビジネスマンの多くが自分と重ねて読むでしょうけど、ビジネスマン以外の大多数にとっても、自分を見てるかのような感情を覚えさせるのが、この倉田。 間違ったことはしない。けれど衝突は避ける。家族との平穏な毎日と食べるに困らない収入を守ることが大切。 けれど。 やっぱり。 間違っている事がまかり通るのは許せない。 そんな倉田が「貧弱なヒーロー(解説より)」としてわが家を脅かす嫌がらせの犯人と、出向先の不正と、貧弱ながらも、正義感と生真面目さで立ち向かっていくー。 大して権力もない。けれど、権力に媚びはしない。自分に正しく生きる日本人の多くに「あなたは正しい」と言ってくれるような一冊です。 2014年4冊目。

    2
    投稿日: 2022.09.27
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    池井戸潤の作品に共通の、どんどん悪い方へ追い込まれていくが最後は逆転という水戸黄門的な構成。でも安心して読める面白さ。 それにしてもやっぱり今の世の中、迂闊に他人を注意しちゃ危ない。

    2
    投稿日: 2022.04.03
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    ★4.0 2021.02.15 普通の家庭の普通の家族が、知らない人の見えない悪意に晒されていく。 単なる「嫌がらせ」と切り捨てることは簡単だが、当事者にはこの世の何より恐ろしいだろう。 その家族の危機と相まって、一家の大黒柱、倉田は銀行からの出向先の会社でも悪意に晒される。 倉田は普通の真面目なサラリーマン、普通の夫で、穏やかな性格、争いは全く好まない性格であるのに、だ。 いや、外から見ると「普通」かもしれないが、家族にとっては素晴らしい夫で、素晴らしい父親なのだろう。 だからこそ、妻は夫を頼り、息子と娘はまっすぐ素直に育っているのが見て取れる。 これからの倉田家の幸せを願ってやまない。 ↓↓↓内容↓↓↓ 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

    2
    投稿日: 2021.02.15
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    テレビで見て、だんだん追い詰められた、やはりストーカーというのは不気味だ。 とにかく今の世は暮らしにくくなってる。 どこかで狂うと他人ごとではないかも知れない。 何もない穏やかこそ最高だわ。

    2
    投稿日: 2020.05.18
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    電車内でルールを無視した若者を叱りつけたことで逆恨みされ、家に様々な嫌がらせを受けるようになったサラリーマンの主人公。犯人はアイツだとわかっていてもどこの誰だかわからない、いつ何をしてくるかわからない恐怖がある。 というサスペンスものかなと思っていたら、主人公の出向している中小企業で経理的な不正を働いている疑いがある人物がおり、そちらの追求もしていく。 このふたつの事件は全く関係することはないのだが、やはり銀行やお金を絡めないとこの作家さんは物語が膨らまないのだろうか。

    2
    投稿日: 2019.10.12
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    読了後、なんだか柔らかい印象をもちました。 家族をテーマしつつ 得意の銀行サラリーマンを描きつつ、 でもサスペンス要素も交えられていた。 今までの池井戸作品を読んだ方なら、 ちょっと弱いかな〜っていうのが本音だとおもいます。 というか、下町ロケットにせよ、バブル入行組(半沢直樹)他が圧倒的すぎるスケールだからだとおもいます。 その作品どれもいいところを少しづつ、取り入れてるような感じだったので、 苦労している部分、追い詰められる部分、 巻き返す部分、人間関係の内容が薄く感じた。 でもこれだけのボリュームなんで 風呂敷を広げた分浅くしか描けないのかなぁ〜。 設定自体は 身近にあふれる危険ってことなんですが、 親近感はわきましたね。自分も電車通勤なんで。 でも読みやすかったです。

    2
    投稿日: 2019.09.13
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    何気ない日常の生活に ぽとん と 落ちた染み が じわじわと 拡がって 日々の暮らしを脅かし始める そんな身近な日常に潜む恐怖 が 描かれる もちろん、 池井戸さんならではの 銀行筋の話も盛り込まれ 中小企業の実態も盛り込まれ 次から次へと いったいどうなっていくの と 最後まで緊張感を保ったまま 物語は進んでいく 今回の主人公たち は 特別なエリート社員ではなく、 市井の会社員、倉田太一さん 物語の収束は 池井戸さんらしく すっきりさせてもらえる  

    2
    投稿日: 2019.07.14
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    さすが池井戸さん。 正直、僕が読んだ池井戸作品では異例の展開でした。 僕のイメージでは、池井戸さんは職場での話が多く、家庭の話は中々出てこないイメージでしたが、本作品は職場より家庭の出来事に重点が置かれていました。 一つの作品の中で、2つのストーリーが展開していきます。 ただ、複雑なストーリーではなく読みやすく、入り込めます。特に、家庭の出来事はもしかしたら自分にも降り注ぐ災難、トラブルで、臨場感を持って楽しめました。 そして、池井戸さんの作品はハッピーエンドでおわるので、安心して楽しめます。 僕自身、読書は娯楽でやはりハッピーエンド終わるのがいいので、そういう意味で抜群の安定感でした。

    2
    投稿日: 2019.01.08
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    真面目で小心者の電子会社総務部長、倉田は些細なことがきっかけでストーカー被害に遭う。同時に社内でも不可解な事件が起きて....という、家庭と会社でのトラブルの2本立てが軸の物語。とにかくこの主人公倉田さんが、私の元上司にそっくりで泣ける。私も、営業部>総務部という力関係の中、やり込められてスゴスゴ去る上司の姿を何度目撃したか...。池井戸作品にしてはパンチが足りないの気がするが、平凡な中年サラリーマンの悲哀や心情が丁寧に描かれていて、私はかなり好きな作品。

    2
    投稿日: 2018.10.01
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    一人の小心者の男が家族を守るため、正義を貫くため、戦う話し。 最初はストーカーと戦うお父さんの話かと思った。 まっとうに生きてきた主人公の人間性が出ている。 主人公の人の人柄好きだな。 実生活で誰でも遭遇しそうな話しで、ある意味怖くなる。

    2
    投稿日: 2018.09.24
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    現実に起こってもおかしくないけど自分にいざ降りかかってきたらこの主人公のように立ち回れないかも。 電車内で日常的にあるトラブルや会社や社会での一見複雑には見えない人間関係などもどんどんストレスを感じることが多くなってきているのかも。 普段抱えるストレスからの八つ当たりや嫉妬、自分の身勝手さからくるものばかりが多く目立つ事件が現実でも多い世の中。もう少し相手を思いやることが出来たらなあ。とあらためて考えされられました。

    2
    投稿日: 2018.05.03
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    変わった小説だったけど、面白かった。自宅が巻き込まれるトラブルと、会社でのトラブルが並行して描かれてて、どっちもなかなかスリリングだった。主人公が情けない感じのおっさんなんだけど、それもいいなと思えた。

    2
    投稿日: 2018.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラストパートで相手の素性がわかるまで、ストーカーの存在がただただ怖いけど、素性がわかるとその人にも人生があったんだなとわかってそれまでの怖さが薄れた。 ・人とつながっていないから、誰かにひどいことが平気で出来てしまう。でも本当はみんなそれぞれ人生があって、大切にされるべき存在。忘れがちだけど、忘れちゃいけないこと。 ・そして主人公が直面するもう一つの問題。 どちらかというと、口下手、事なかれ主義なので、物語序盤の主人公にはかなり同感してしまった。 ただ、最後に信頼を得るのは、最初は嫌われても信念をつらぬく人。 小説だけど、大切な二つの学びを得られた本。 この本に会えてよかった!

    2
    投稿日: 2018.03.13
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    主人公は銀行から出向している気の弱い誠実なお父さん。 ある日横入りしようとした男性を止めたことから家で不可解なことが起こり始める。 そして家庭以外にも出向先でも頭を悩ます事が起こりどう対処するか苦悩する。 粘着質でゲームのように主人公の家に迷惑行為をする犯人は本当に幼稚で情けない。 そんな愉快犯に証拠をしっかり掴み、詰め寄る展開はスッキリした。 出向先の話は半沢直樹を思い起こすような感じだった。

    2
    投稿日: 2018.03.07
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    半沢ドラマがはやっていたころに買って、読み終えていたものを再読。むかしより「斬新さ」を感じなくなってしまったなあ。。ブームのころは何を何回読んでも面白い、スカッとする!と、思っていたのになぜだろう~あのころに戻りたーい。 主人公は池井戸作品おなじみの銀行員。だけど彼は出世コースを外れており、定年まで数年を残し関連会社へ出向している身分。通勤途中でトラブルに巻き込まれ、そこから身の回りで不審な出来事が相次ぐようになる。プライベートで不可解なことが続くのと時を同じくして、出向先の職場でも不正か?と思われる事象が発生し、経理部長として真相を追っていく。家のことは家族と、職場のことは仕事仲間と、協力を得ながら解決に向かって進んでいく様は、読んでいて楽しい。

    2
    投稿日: 2017.12.15
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    面白かった! 会社での不正疑惑、自宅のストーカ問題に立ち向かう、真面目、平凡な会社員の物語。 いつもの勧善懲悪に落ち着くので、ハラハラどきどきしながらも安心して読み進めることができます(笑) まず、自宅のストーカ問題。 駅のホームで、割り込みを注意したことから始まる自宅への嫌がらせ。花壇の踏み荒らし、瀕死の猫の郵便ポストへの投げ込み、車への傷つけ、パンク、自宅内への盗聴器などなど。 こんなこと、自分の自宅でやられたら、かなりへこみます。しかし、この家族はとっても前向きでポジティブ! 犯人を突き止めるべく、家族がいろいろ行動を起こし、ついには犯人にたどり着きます。 特に長男はすごい! いろいろ都合よくいくところや家族のポジティブ加減がちょっとうーーん、って感じですが、楽しめました。 しかし、このストーカ問題の解決については、よくあるミステリー小説の展開同様、別々の犯人ということで、なんだかなって感じ(笑) 次に会社の不正疑惑。 銀行員の主人公が出向先で疑惑を抱いた営業部長の不正を暴いていきます。 こちらは、さすがのお得意版で、主人公が会社内で立場をなくしていく展開ながらも、その解決には切れがあります。池井戸ワールド全開ってな感じ。しかしながら、池井戸ワールドですので、勧善懲悪もその通り! 最後は「ほらみたことか!」っと溜飲も下がり、スッキリ丸く収まるといういつものパターンです(笑) 同時に二つの物語を交互に展開していって、解決に向かってスッキリしていくパターンで、読後感はとてもスッキリ、前向きになれる物語です。

    2
    投稿日: 2017.11.23
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    すごい、うまい! 読んでてコロコロと展開していって、けどわくわくするし一辺倒じゃない。 よく出来た文章運びで、さすがの一言でした。 読みやすい本ほど、作家さんの凄さを感じるなぁと改めて思いました。

    2
    投稿日: 2017.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつもの銀行マンを主人公にした企業ドラマに、もうひとつ、ちょっとしたサスペンスが並行で絡むという二重のストーリーが面白かった。主人公もそうだし、その部下など、池井戸作品らしい、安心のキャラ。ちょっとご都合主義過的にかっこよすぎるか? 主人公だって、ま、やるときゃやるってのはアリだけど、普通、こういう人は最後までへたれたままでしょと思う。それだと小説にならないか。 部下も超かっこよすぎでしょ、って、以下、同文。 最後、正義は勝つわけだけど、その勝ち方は、予定調和過ぎず、適度にひねりもあって、ほろ苦さを含んだ終わりかた。ちょうどいい案配だと思った。今まで読んだ池井戸作品の中でも、最も"大人の味わい"があると言えばいいか。

    2
    投稿日: 2017.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説にも書いてありましたがあまりにも貧弱な主人公倉田に 自分の姿を投影して暗くなるような奮起するようなそんな感じの小説でした。 プライベートで起こるストーカー騒ぎと仕事上で起きる営業部との対立。 それぞれそんなに大きな動きを見せないもののちょっとずつ謎が深まっていき 事件が起こり最後には解決していくという流れが分かりやすく 読んでいて心地良かったです。 インターネットなどの匿名の世界で攻撃性が増している現代人が 満員電車の車内の隣人というこれまた匿名性を持った他者によって 苦しめられるという構図も新しくて面白かったです。

    2
    投稿日: 2017.07.17
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    二つの事件を同時並行で読ませ、まったく異なる話なのに違和感なく読み進められるのは流石。そして、最後の最後まできちんとフォローしているので、なんの不足もなくすっきりと読み終えることが出来る。銀行ネタはいつも本当に面白いと思う。

    2
    投稿日: 2017.05.19
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    日常に潜む「恐怖」の一面を覗かせます。 銀行から電子部品メーカーの総務部長に出向している倉田。 ちょっとしたことから、執拗なストーカーに狙われ、その被害は、家族にも及ぶようになる。 一方、勤務先では、営業部長に不正疑惑が起こり、社長からも疎まれ、窮地に陥ってしまう。 果たして、倉田は、家族と会社を守れるのか? ハラハラドキドキの展開ですが、最後はシンミリと。

    2
    投稿日: 2017.05.18
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    銀行員の倉田は上司からも部下からも認められず出向に出される。まじめが取り柄の彼は電車での割り込みを注意したことで嫌がらせを受け、また社内での営業部長の不正を見抜き社長に進言するが逆につらい立場に追いやられる。しかし、彼には家族と社内で味方をしてくれる素晴らしい部下がいた。彼らとともに問題を解決していくことで彼は人間的にも成長し出向先の社長からも敬意をはらわれるようになる。50歳を過ぎている彼の自信に満ちた人生はここから始まるのではないか。なぜ人は窮地に追いやられると不正や悪事に走ってしまうのか、人としての悲しい弱さを感じた。

    2
    投稿日: 2017.02.17
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    銀行から取引先に出向中の倉田太一は、偶然乗り合わせた電車で横入りした男を注意したところ逆恨みに合い、自宅近くまで男に追い掛け回された上に様々な嫌がらせを受け、その事が家族の生活にまで影響を与えてしまう。 一方、出向中の会社でも架空取引の疑惑問題にぶつかり、プロパーである社長と営業部長と敵対する事になり、家庭・社内の2つの問題に立ち向かう物語です。 一家団欒の家族でも、それぞれが必ず自分一人で解決しなければいけない問題を抱えていて、それぞれの孤独な戦いを描いています。 池井戸潤が描く主人公には珍しい、気が弱く平和主義タイプの倉田が奮闘するシーンに思わず心の中で頑張れ!とエールを送ってしまいました。

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    投稿日: 2017.01.23
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    真面目な主人公が、ある日駅のホームで割り込みした男を注意した… それから主人公の家に嫌がらせが続く… 家族で協力して嫌がらせ男に対決していくさらには、職場でもトラブルが… そういう事って現実にもあるんだろうな怖い世の中だな〜

    2
    投稿日: 2017.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    銀行の出世組からはずれた倉田太一、それでも妻も子どもも大学生の長男と高校性の次女がいて平穏で幸せな家族と暮らしていたが、ある日の退社時の電車で順番に割り込み無理矢理乗ろうとした男を遮ってトラブルになる。 その男がその後駅から倉田をつけて来るのに気づきバスをいつものバス停も降りずにつけて来る男を巻いて家に帰るが、翌日家の花壇がメチャクチャにされ、数日後にはポストに瀕死の猫が放り込まれることに。 その後の嫌がらせに家族、特に長男と一緒にそのどこの誰だか分からない男に立ち向かうことになる。 また出向先の会社では営業の部長と社長と折り合いが悪くなり、その部長の経理的な不正やおかしな取引が表面化してくる、それを見つけたのは経理の部下の女性で、彼女は頭が回り倉田をサポートする。 二つの問題を抱えながら倉田が父として、銀行からの出向での総務部長として立ち向かいながらすすむ小説と言っていいだろうか。 家族と部下に支えられて迎える結末が・・

    2
    投稿日: 2016.12.23
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    主人公を取り巻く2つのトラブルを絶妙に織り交ぜ最後まで飽きずに読ませてくれる作者の手法はさすが。元銀行マンならではの巧妙な犯罪手口とそれを解決する糸道を丁寧に解説してくれ、素人でも納得するとともに読み応えもあります。冴えない主人公としながらも専門分野ではスイッチが入り、終盤のクライマックスで度胸もすわり胸をすく展開です。 タイトルの意味はなんとなくわかりましたが職場のトラブルをメインで読んでいたので少し違和感が。

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    投稿日: 2016.11.19
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    2016年10月20日読了。平凡な銀行出向のサラリーマン・倉田の家庭に影を落とすストーカーの行為と、剛腕の営業部長の秘密とは…。最近ドラマにもなった池井戸潤の書下ろし作。(キャストはイメージが違うが)銀行員がそのスキルで会計の不正を暴いていく著者の得意技にストーカーあるある・家族愛を絡めた作品だが、お話の焦点が散漫な印象もある…。主人公に半沢直樹のようなアクの強さがなく、問題の解決も常識的・穏便な方向にとどまっているので、まあそういうお話だからしょうがないのだが、爽快感に欠ける印象。「誰だかわからない」ストーカー被害にあっても、監視カメラ設置・盗聴対策・張り込みなどの手段はあるし、警察への協力依頼を盾に細かく「できること」はあるものだ、何もせず怯えていては相手の思う壺だな…という教訓は得た。

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    投稿日: 2016.10.24
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    久々に池井戸潤さんの本。今まで読んだ本と違うのは個性のある主人公ではなく、世の中にいくらでもいそうな普通の人が主人公である。だから他の作品と違ってスカッとしたりはしない。普通に生きているとここに落ち着くよね〜というところをそのまま書かれている。だから共感も得やすい。そんな本。ヒーロー的存在に飽きた方は是非読んでほしい一冊です。

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    投稿日: 2016.10.17
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    銀行からメーカーに出向させられた倉田の話。 電車の中で、順番無視を注意されたことから、ストーカー被害に遭う。 会社では不正会計に気づき、正そうとするも、社長や営業部長と対立して、うまくいかない。 家でも、職場でも、ストレスフルな毎日。 倉田が、気弱な人物であるところが面白いと思っていた。 半沢直樹のような、口八丁手八丁でないところに、好感が持てた。 粘り腰で、二つのトラブルを乗り越えようとするのも、応援したくなる。 ただ、ストーカー事件の方が、最後で急にバタバタっと展開するのに引いてしまった。 不正会計事件の方は、悪役として出てくる間瀬の人物像もしっかり描かれ、それなりに同情できる部分もある。 しかし、ストーカー事件の犯人は、いかにも薄っぺらい。 最後の倉田の感慨も、とってつけた感じだ。 やっぱり、企業に絡む話でないと、面白くないのかなあ。

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    投稿日: 2016.09.14
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    ドラマは見てない。 最初ちょっと怖かったけど、続きが気になってすぐ読めちゃいました。 ちょいちょい?ってとこがあり、プライベートなことでATMの防犯カメラ映像を見せてもらうとか、、いくらなんでもないでしょー。 まぁでも犯人が捕まった時はホッとした。 池井戸サンにしてはスカッと感が少なかったかな。

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    投稿日: 2016.08.18
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    (2015.12.12読了) 仕事帰りの山手線で割り込み乗車しようとした男に注意したところ、逆恨みされ後をつけられてとんでもないことに…((((;゚Д゚))))))) 私も毎日山手線を使うので他人事とは思えません。 悲しいことですが、迂闊な正義感がいかに危険かよくわかりました。 気をつけます´д` ;

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    投稿日: 2016.06.12
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    人の悪意が増殖されエネルギーとなる。 その執念が他人に向けられたのがこの中でのストーカーだ。 なぜここまでするのか、その心中は理解できるものではない。 その時間とエネルギーを自分のためになることに向ければいいのにと思ってしまう。 サラリーマン倉田は会社での不正やストーカー事件に悩まされ、時を同じくして息子も別件で被害にあう。 人は誰もが自分の問題にひとりで闘わなくてはいけないという息子健太の言葉がぐっとくる。 大学生なのにしっかりしていて頼りになる健太が格好良かった。

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    投稿日: 2016.03.14
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    Wプロットでハラハラできるかと思いきや、どちらも簡単に解決してしまいました。 ミステリーではないので、仕方ないけど、もう少し人物の葛藤が欲しかったかなぁ〜

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    投稿日: 2016.01.24
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    怖い、と井本さんが言っていたので読んだ本。テーマはストーカーと、出向先の職場で不正との戦い、という二重構造担っているので展開テンポがよくスイスイ読める。やはりこの作者は半沢直樹のごとく、虐げられるものの逆転劇が面白い。ストーカー被害の印象が薄くなるほど、そちらの展開力に持っていかれるなーという印象。まだまだこの作者の本を読みたい。

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    投稿日: 2015.11.14
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    銀行から取引先に出向した倉田太一は、通勤電車で列を乱して乗り込んできた男を叱りつけたことで、彼の家庭に悪意が襲いかかることになる。その事件と同時に出向先の会社では、大きな疑惑がもちあがる。 このふたつの問題に果敢に立ち向かっていく倉田。そして倉田を支える家族と有能な部下。同時に進行するふたつの事件を通じて成長していく男の姿が描かれている。秀作だと思う。

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    投稿日: 2015.10.25
  • 銀行のお話ではないのね

    池井戸先生の本はほぼ読みましたが、読んだ後のスッキリ感が物足りない。。。 半沢シリーズのような悪を退治して正義が勝つ!みたいなハッキリしたものはなく、 でもそれゆえ、すごく身近に感じます。 平凡な家庭が舞台なので、私にも起こりうる話でドキドキしました。

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    投稿日: 2015.07.13
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    またまた銀行出向中の人のお話。 身につまされるから、この設定いい加減に止めてくんないかな~。出向企業内のリアリティ有り過ぎ。 妻がこれを読んで「あなたの事描いてるみたい!」と笑ってました。 同じ立場として言うなら出向者に個人情報は全く教えてくれません。銀行に関しては半沢直樹の方がリアリティあったな~。

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    投稿日: 2015.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公はひ弱なんで半沢っぽくはないのだけど、最初追い込まれていく主人公が最後に逆転する勧善懲悪のストーリーと展開の速さに引っ張られて、一気読みしてしまいました。会社と家の2つのトラブルが一気に襲ってきて、一気に解決するストーリー作りは、池井戸さんならでは。面白かった。

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    投稿日: 2015.05.28
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    会社では出向中の銀行員だからと微妙な立場、駅で割り込みを注意したら(なかなかできないことだから立派)ストーカーされ、家の花壇が荒らされるなどと嫌がらせを受けると仕事、プライベートともふんだり蹴ったりよ。 ストーカーは、考え方のねじれというのか力を向けるむきが間違ってると思う。割り込みしたのはあなたじゃないか! なのに、他人にあたるとは……。 会社は、会社で倉田に知られたくないお金の動きがあったのだからなぁ。最終的には、どちらも解決してホッとした。 倉田はまじめできっちりしたタイプなんだろうな、そこは美点だと思う。 家族がまとまっていて、この家族だからこそどちらの問題も解決できたんじゃないだろうか。

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    投稿日: 2015.05.22
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    今テレビで放送中の作品ですね 先が知りたくて読み始めましたが一気読み必至です そして今の世の中、誰にでも起き得る怖さがじわじわとせまってくる筆力は流石池井戸潤氏です

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    投稿日: 2015.05.11