
総合評価
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powered by ブクログ事前に確認しなかった自分も悪いのだが,『学』のわりには論理性絶無な内容で驚愕した. 少なくとも本書を読んだだけでは,普通の自己啓発本に書いてあるような事柄とアドラーとの差がわからない.もとより自己啓発本が嫌いな自分が読むべきではなかった.
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログアドラー心理学というが、完全に哲学本という印象。 基本的に、そうだよなあと納得することばかり。 理解はできても、理想的な実践をすることが難しい。 地道な積み重ねって言うと意味が変わってきてしまうかもしれないが、 まずは、原則に則って一生懸命生きていくことの積み重ねだなあ。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログ生き方の指針になる考え方がいくつもあった。実践は難しいけど、知ってるだけで楽な気持ちになれる。新鮮。 ただ、青年のつっかかり方が痛々しくて、読みづらいところもあった。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログタイトルからすると、嫌われる事を恐れず勇気を持てといった内容と思いがち。間違ってはないけど、それだけではない。 変われないのは、変わることを避けているから。過去と未来に生きても意味はない。今を生きる。 他人の為に生きる必要はなく、自分だけが自分の為に生きられる。他人の課題と自分の課題を切り分けること。介入させてはいけないし、介入してはいけない。 などなど。 実践するのは難しそう。
0投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログずっと気にかかって、言葉にならなかった事をズバリ説明されて、ホッとしてしまいました。 全部自分の責任ととらえると、キツイけれど、自分次第でどうにでもなるととらえると、ワクワクして希望がもてる。
1投稿日: 2014.08.15
powered by ブクログアドラー心理学というものに初めて触れた。難解な心理学の本ではなく、あくまでも対談形式なので、疑問点も分かりやすく取っ付きやすい。 タイトルの「嫌われる事」はそれほど重要ではなく、キーワードは「勇気」である。
1投稿日: 2014.08.15
powered by ブクログ副題にあるとおり自己啓発系の源流たるアドラー心理学について対話形式で学べる一冊。 タイトルが微妙ですね、THE自己啓発って感じで読んでいることを周りに知られるのはちょっと憚られますね。でも内容はそれに反して非常に充実しているし対話形式なんだけどあまりダラダラせずポイントが絞られているので読みやすく咀嚼しやすい内容です。 アドラー心理学についてはホリエモン等も影響を受けたとどこかで言っていたのを覚えていて、その他数多著名な方々もアドラーの名前を出して好意的な意見を述べられていたようだったので読んでみました。 この本で言われている事自体“つまりアドラー心理学の考え方”については目新しさはそれほど無いと思います。 なぜなら副題にある通りあまたある自己啓発系の源流にあたる考え方なので、通常ビジネス書や自己啓発系の書籍を幾つか読んだことがある人ならば大体“あぁ~そうよね~”となることばかりが書いてあります。 ただしそれらの本ではさほど強調されていないけれども、アドラーさん的には絶対譲れないであろうポイントがいくつかあって、 ・全ての悩みは対人関係の悩みである ・因果論は捨て、目的論によって考えよ ・承認欲求は一切排除! とかなり極端なスタンスを取ってらっしゃいます。 特に全ての悩みは対人関係の悩み、というくだりについては本著でも対話している青年も「わけがわからないよ、そんなん言いすぎやろ!」と反論していますが私も完全には同意しかねるというか、上手く咀嚼できていません。ちなみにこの、人の悩みは全て対人関係の悩みであるというくだり、孤独を感じるためには他人が必要であり全宇宙に自分一人しか存在しなければ生まれない悩みであるというケースで説明していますが、まるでエヴァンゲリオンTV第26話はまさにこのアドラー問答をしているに近いなと思ったのは私だけでしょうか。 この本の中で、そもそもアドラー心理学は“人を動かす”のDカーネギーさんや“7つの習慣”のフランクリンコヴィー等自己啓発系書籍の中では殿堂入りクラスの名著の数々に影響を与えているにも限らず、世間的な認知はそれほどでもない点について言及されています。 アドラーさんはそれについてこんな予言をしていて、「私の名が忘れ去られてもこの思想が残り続けるということはつまり“共通思想=コモンセンス”に昇華したということで、それは歓迎すべきことだ」という事をおっしゃっています。 これ、ホントにそうだなぁと思います。なぜならアドラー心理学で教えていることのエッセンスの幾つかは、誰もが子供の頃に両親や周囲の大人、成年に向かう過程でも誰がしかから聞いたことのあるような内容が結構見受けられるからです。 例えば“お前の顔を気にしているのはお前だけ”とか、“変えられないことよりも変えられることに意識を向けよ。他者は変えられない、自分は変えられる”とか。 ほらね、どこかで聞いたことあるでしょ? 私も母親とかばあちゃんに言われた気がします。 母親とかばあちゃんとかアドラー心理学なんて単語一切知らないだろうけども、きっとどこかでそういう考え方を教えてもらって「なるほどなぁ」と感心して染み付いたんだと思うんですよね。 それだけたくさんの人に人生の教訓、気づきを与えるような考え方を確立したアドラーさん、すごい! ということで以降は本著の気づきポイントとメモ ◆ポイント ・ライフスタイル=性格や気質、生き方のこと ・過去の原因ではなく今の目的に目を向ける トラウマがあって引きこもるのではない、引きこもりたいからトラウマを持ち出すのである ・我々を苦しめる劣等感は客観的な事実ではなく主観的な解釈にほかならない ・怒りという道具に頼る必要はない、それ以外の有用なコミュニケーション方法がある ・人は対人関係の中で「私は正しい」と思った瞬間に、主張の正しさの確認から対人関係の戦いへと移行する。そこでは権力争い、勝ち負けが支配する競争の世界であり、優越性の追求は競争の中で繰り広げられるべきではない ・人生のタスクの構成要素 行動目標 ①自立すること ②社会と調和して暮らせること 思想目標 ①わたしには能力がある、という意識 ②人々はわたしの仲間である、という意識 対人関係の中で対峙しなければならない3つの人生のタスク「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」 ・課題を分離して考える。これは自分の課題か、他人の課題か?そして他人の課題については全て切り捨てて考える。その選択によってもたらされる結果を享受するのはだれか?を考える。 ・自由とは他者から嫌われることである 他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない。 ・他者を評価しない
0投稿日: 2014.08.15
powered by ブクログアルフレッド・アドラーの教え。もっと早くに知りたかった。フロイト、ユングの深層心理の本もかつて何冊か読んだと思う。そして自分の置かれた現状や境遇の原因を自分の他に求めていた。フロイト的な原因論とは、かたちを変えた決定論であり、ニヒリズムの入り口の件には納得。それに対し、因果律を否定する目的論。自分は自分のライフスタイルを自ら選んだ結果。 キーワードはいくつもあったが、いくつか挙げておくと、「人生のタスク」(=仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスク)、行動面の2つの目標と心理面の2つの目標、「仕事の本質は他者への貢献」「普通であることの勇気」「人生とは連続する刹那」「いま、ここ」「一般的な人生の意味はない。人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」など。「刹那」「いま、ここ」は仏教書にも出て来てたな。 「一般的な人生の意味はない」という言葉を聞いて、何かすっきりした。ぐだぐだと人生の意味とか自分探しとか頭で考えて…。傍目にはそんなこと微塵も考えてなさそうに感じさせる人が、人生のタスクをこなし、いま、ここを真剣に生きている。 生き方まで変わるには、生きてきた人生の半分がかかるらしい。生涯かかってしまうのが残念だが、具体的に自分のことを想起しながら読み返し、行動していきたい。
0投稿日: 2014.08.14
powered by ブクログ久々に衝撃を受けた。 タイトルが少し胡散臭い内容に感じられたが非常に内容の濃い、しっかりとした本である。 過去の経験により、現在や未来が決まるという説を明確に否定し、「いま、ここ」をどう生きるかが大切だと説く。 また「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言い切る。 これまでの自分の中での常識をひっくり返される内容であるが、心の中にスーっと入ってくる。 「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の円環構造を意識するようにし、考え方・生き方を変えていこうと思う。
0投稿日: 2014.08.14
powered by ブクログ成功法則、原則の源流になる考え方だと思います。それを対話形式で、わかりやすく表現しています。受け入れにくい所もあったのですが、最終的には納得させられたように思います。2回読みましたが、それぞれ違う気づきをもらいました。
0投稿日: 2014.08.13
powered by ブクログアドラー心理学を対話の形で解説している本。自分が抱く疑問を、多少過剰なアクションの青年が出してくれていて、非常に理解しやすく入ってきました。上手く出来ています。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログすべての悩みは対人関係の悩みである。 幸福とは、貢献感である 普通であることの勇気 自由とは他者から嫌われることである もっと、アドラーの本がよみたくなりました。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログ2年前、僕はうつ病になった。いや、この本を読みながら、うつ病になることを選んだという方が正しいと確信した。何と無くわかっていたが、確信に変わった。 復職前に通っていたリワークで学習したこと、復職後に感じたこと、その先にあることが全て書いてあった。 アドラーの心理学。僕はとても納得がいき、足りないところを教えてもらえた。 本書を頼りに、精神的な負担を軽減して、人生を楽しみたい。
0投稿日: 2014.08.11
powered by ブクログ哲人と悩める若者の対話形式で進められており、分かりやすく読めた。 文中にもあるけど劇薬のような内容なので、うつになりかけの人にはおすすめできないけれど、ちょっと悩んでいるくらいの人は読むと良いと思う。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ「安直な優越性の追求」に項垂れる。特別によくあろうとすることの裏返しに、健全な努力を回避したまま他者の注目を集めようという心理から、特別に悪くあろうとする子どもとは、まさに中学生時代の自分だった。多くの手厳しい教えから、嫌われる勇気というよりは、普通に平凡に生きる勇気をいただいた。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ衝撃的と言っていい本でした。人間関係のストレスに疲弊した現代日本人は必読と言ってよいのでは。何度か繰り返し読みたい1冊です。
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ痛いところを突かれることもあり、また普段何となく感じているところを言語化してくれるところもある。読み返す価値のある本、
0投稿日: 2014.08.08
powered by ブクログなんだか割と「当たり前のことが書いてあるなあという感じだった。 勇気が必要なのはわかったけれど、未だにどうやって勇気を出したらいいかは謎。
0投稿日: 2014.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕事をしたくないから嫌な上司を作り出す。 出来ない自分を認めたくないから嫌な上司を作り出す。 「これは誰の課題なのか?」
0投稿日: 2014.08.06
powered by ブクログ【少数派】 “誰かに嫌われているということは、自分のスタイルで進めている状態である” これはかなり衝撃的な発想です! すべての人にすき好まれるとは、はなから思っていませんでしたが、この考え方は「なるほど!」です。 万人にいい顔をしようとまわりに気を使っているようでは、自分が思うように動けていないということです。 ちなみに、わたしの座右の銘は「常に少数派」です。(←だれも聞いてへん) つまり、反対勢力の方が多いということです。 確かに、苦しいときもありますが、自分のスタイルを貫くことはさびしい状態もあじあうものです。 自分のスタイルというのも永久に不変的なものではなく、時代に合わせて変化してもいいと思います。 しかし、そこは自分で考えて、敢えて変化していること意識するべきです。 人に流されてはいけません。人と比較してはいけません。自分のスタイルを失うだけです。 しかも最後には、万人に好かれる人間におちて(?)しまいます。。。
1投稿日: 2014.08.06
powered by ブクログこの本、現代の資本主義社会に生きて悩む全ての若者に読んでほしい(ただし、何もしたくない重度の鬱症状にある人は除く。あくまで、今の現状を変えたいと少しでも感じている人に勧める)。アドラーが断言した、「人間の悩みの全ての根源は”対人関係”にある」という指摘。正にその通りだと思った。 アドラーの教えは本書中でも言及されるように、確かに”劇薬”である。今の現状を過去のトラウマや、自己の性格のせいにしているのは、実は「自分がそうであってほしいと思い込んでいるだけ」であるときっぱり断言しているのである。 しかし、アドラーは決してそれを責めている訳ではない。「その生き方では本当に幸せを掴む生き方はできないよ」と、諭しているのだ。本書で一貫しているのは、この「どうすれば(対人関係の)悩みを克服し、幸せの道の一歩を進めるか」ということである。 他の自己啓発本と比べて良いところは、”○○しなければいけない”や、”その考え方ではダメだ”などの強要がないこと。そして、個人の生き方や考え方を否定する言葉がないこと。自分を認めて、少しずつでも前を向いて進む生き方を推奨している。読後は未来への希望が湧いてくる良書である。
1投稿日: 2014.08.05
powered by ブクログ他人の目を気にする必要はまったく無い。精一杯いまを生きよう。見返りを一切期待せずに他者へ貢献しよう。すると、自分の人生に自然と意味を与えることになる。勇気を持てば人はいつでも変われる。と、説く。 仏教に通じるものを感じる。
0投稿日: 2014.08.04
powered by ブクログむつかしかった。 賢者と若者の対話形式。 パパは家族、みんなに嫌われてるよと、よく私が口走るけど、それは、相手にどう思われてるかは、相手の問題であり、自分の問題ではない。課題の分離 アドラー心理学は、10年、20年かけて、やっと理解できる。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書では、フロイト、ユングと並ぶ心理学者アルフレッド・アドラーの思想について、哲人と青年との対話という形で展開され、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」の答えを提示しています。まるで自分が哲人に教えを説いてもらっているように理解しやすい内容です。 アドラーの教えは、私が考えている内容と重なる部分もありました。それは、他者を変えることはできないという点です。本書では、対人関係のカードは常に「わたし」がにぎっていると説明しています。 「課題の分離」についても、私も同じことを考えていました。でも人としてとても冷たい考えで、こんな考えを持つ自分は冷たい人間だと思っていました。しかし、本書でアドラー思想の全体像を学ぶと、決して冷徹な考えではなく、むしろ人を救う考えだと理解できました。 「アドラー心理学は、勇気の心理学」皆さんも、これを学んで幸せになる勇気を持ってみませんか。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログゆるふわ自己啓発。まずいろんな疑問があった。なんでこのタイトルなんだろう。これだとアナタ嫌われることしても大丈夫みたいな印象を持たれるし、嫌なことする自分ダメな自分を誰かが受け止めてくれる甘やかしを感じさせられるような雰囲気です。それに惹かれて手に取るように誘導されているのかな。でも内容はぜんぜんそうじゃないですよ。 アドラーってそんなに有名じゃなかったんだっけ。アドラー本人の著作は実際にあまり多くは残っていないみたいで対話が中心の心理学の論であるようだ。 なぜ文庫か新書じゃなくてこのサイズなのか。ダイヤモンド社だし、ビジネス書な扱いで売るのはこの大きさのほうがいいのか。帯の文が伊坂幸太郎なのでその読者層ターゲット、心理学とうたう自己啓発な雰囲気で読みやすく作られている。字も大きく行間も広い。いかんせん残念ながらカバーの紙がずいぶん安っぽく、帯の紙のようにペラペラしている。帯のほうが紙質がよいくらいだ。 (本を読んで思い出したこと) 哲人と青年の問答はギリシャ時代からの定番。書かずに語るべし、ソクラテス対話形式。内容は異なるかもしれないけれど自由意志など存在しないという内容のマーク・トウェイン『人間とは何か』もこのような感じ。 ちょうど読んでいたラマチャンドランの『脳の中の幽霊』の中に、人間は感情から行動を取るのではなくて、行動が感情を引き起こすというような話があって、ここにも似たようなこと書いてあった。ラマちゃんの場合は脳科学の見地から語っているわけなのだが、果たしてアドラーはどういう根拠からこの結論に至ったのだろうか。 原因ではなく、目的を考える。トラウマというものは存在しない、怒りがある人はそれ以外のコミュニケーション手段を持たない、自己肯定ではなく自己受容、共同体に貢献しているときに自分に価値があると感じられる、これらはここ数年ずいぶん流行った引き寄せの法則に似ているが、多分こっちが元ネタなのだろうな。 ちょっと前に流行った勝間和代が翻訳(監修?)したフィリップ・マグローの『史上最強の人生戦略マニュアル』という赤い本があって、米TVコメンテーターのオプラ・ウインフリーが訴訟で苦しんでいたときにどうやって立ち直ったかという内容なんだけれど、それと言っていることが近いなと思い出した。今の自分が置かれている状況は自分が選んでいるということを指摘するのは、困っている人には結構つらいことだろうし、なかなか受け入れられないことなのだが、誰かがそれ言わないと本人は一生変わらないんですよね。 中盤は青年のツッコミがなかなか結構さえている部分もあるのだが、残念ながら後半は哲人の言うことをオウム返しに繰り返すだけで対話としてはイマイチになってくる。さっさと内容だけ知りたければ哲人の台詞だけ読んでいればいいかも。 なるほどね、青年のような相手にはこういうふうに促していくんだ。こちら読んでる気分はすっかり哲人の側である。「縦の関係よりも横の関係」というのは気にしておこう。つい、いい気になるとえらそうなこと言ってしまうからね。いちばんぐっとくるポイントはライターさんのあとがきの「ぼくが、岸見先生のプラトンになります!」。 ここに書かれているのは知っているひとには言われなくてもそんなこと知っているよな内容かもしれないし、知らない人にはなんだこれは?という印象を与えるのかもしれない。やっぱりタイトルと内容が違っているみたいだ。ひとに嫌われることを恐れないということではなく、自分のことを嫌わないようにするための本。自分のことが嫌いな人に効果的な本かも知れないですよ。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログわりとぶあつい本であるが、購入した当日とその翌日の2日で読み終えた。主張に対する反論を含めた対話形式で書かれているので、臨場感を持って読める。 じょじょに、自分のことは自分でコントロールできるという感覚になっていくことができる。トラブルを抱えてにっちもさっちもいかなくなったとき、身動きが取れないときに読むと効果的。常識をくつがえすような提案が次々とされるので、読み物としても面白い。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログ★『嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健(ダイヤモンド社) 『困った時のアドラー心理学』に続いての岸見先生の本になりますが、本当に読み易く仕上がっています。おそらく、殆どの読者は、この悩み多き青年と同じ気持ちで、”哲人”に対峙し、論破しようとする意気込みで、人生の矛盾、理不尽を投げかけながら読み進めたのではないだろうか。そして多くの読者が”哲人”との対話を通じてその悩みを収め、憤りを鎮めることができたのではないかと思う。しかし、それと同時に、「共感はできたのに、自分は変われないし、具体的にどう行動したら良いのだろう?」と地に足が着かない様な決意と行動のもどかしさに襲われている人も多いと思う。 それは、「気付きは与えてくれたけど、自らに頑強に張り付いた思考の習慣をどうやって書き換えていったら良いのだろう?」という状態なのではないかと想像することもできる。そして書き換えるべき全ての内容が観念的なことなので、行動レベルに置き換えるのが容易では無いことにも起因しているのではないだろうか。イントロダクションにある。 「人は誰しも客観的な世界に住んでいるのではなく、自ら意味づけをほどこした主観的な世界(自らがどう見ているか)に住んでいる。」ことがこの”哲人”と青年の会話の始まりである様に、自らの書き換えの端緒になる。 ”自ら意味づけをほどこした主観的な世界”とは何かをしばらく考えてみた。自分の網膜を通じて、視覚に入った情報や経験した数多くの知識が、蓄積されて紡がれた世界観、そしてそこに住む私は、無意識のうちにその世界観に従って考え、感じ、反応する。半自動の世界のようなもの、脳は人間をその様なものに仕上げてしまいたくなる本能を持っているかのようだ。しかし、アドラーがいう「経験それ自体は成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック(トラウマ) に苦しむのではなく…、経験に与える意味によって自らを決定するのである」という言葉、それによると経験それ自体は一つの事象でしかない、それにどういう意味づけを行うかがその人の世界を紡いでいく。ということになる。 哲人と青年の対話の部屋に入るにはこの扉を開けてみるといいのかもしれない。 2014/08/03
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログ◆2015.6.2再読 岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社、2013)を再読。 自由と幸福をめぐる哲人と青年との対話。 アドラーの(あるいは岸見先生の)立場では、自由とは組織からの解放ではなく、コスト(嫌われるリスク)を支払った上で自己を認めること。それは他者のために、承認欲求を満たすために生きる「人生の嘘」から離れることを意味しております。 すなわち、「幸せになる勇気」とは「嫌われる勇気」であるとの洞察。これが書名の由来です。 そして自己を自己として生きること、承認欲求を満たすための「他者の生」ではないそれは、自立した強さを要求するものでもあります。 幸福とは貢献感である、との洞察。しかし、承認欲求を通じて得た貢献感には自由がないとも指摘しています。意図した事業をやっているときの幸福、やがて規模が大きくなり客に媚びるようになったときの不幸を端的に言い表しております。 終盤、「いま、ここ」を生きることを説く哲人。禅そのものです。 ◯過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てはこない。 ◯人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。 あなたはこれまで、「いま、ここ」から目を背け、ありもしない過去と未来ばかりに光を当ててこられた。自分の人生に、かけがえのない刹那に、大いなる嘘をついてこられた。 ◆2014初読 タイトルが軽薄なので12月の刊行からしばらく見送っていましたが、今回手に取ったところ、弱った身には深くしみ入るものがありました。 自己啓発の源流のひとつである、アドラーの思想を"青年"と"哲人"対話形式でわかりやすく伝えるもの。 タイトルは陳腐ですが、外部からの賞罰でなはく、内発的動機に目を向けようという、まっとうなアメリカン自己啓発の香りに満ちています。 ○他者から承認される必要などありません。むしろ、承認を求めてはいけない。ここは強く言っておかなければなりません。 ○それではなぜ人は介入してしまうのか?その背後にあるのも、じつは縦の関係なのです。対人関係を縦で捉え、相手を自分より低くみているからこそ、介入してしまう。介入によって相手を望ましい方向に導こうとする。自分は正しくて相手は間違っていると思い込んでいる。
1投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログこの本で初めてアドラー心理学に触れた。内容については全てにおいて肯定できるほど人間ができていないので、疑問点や矛盾に感じるところはあるものの、一つの考え方、捉え方として興味深く最後まで読み進めることができた。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログ理解と納得出来る部分とできない部分が半分 人から評価されるために生きてきた自分の一切を根本から変えていこうと言う意味になる と言うか卑屈になっている自分がまだ認めたがらずに複雑な心境 認める自分と認めない自分が半分づつと言った感じ
1投稿日: 2014.08.02
powered by ブクログ自分の考え方は非常にアドラー心理学に近いものがあり、衝撃的だった。 とは言え、自分の場合、そこまで極端ではなく、いろいろ思い知らされた。 「課題の分離」、「横の関係」、「いま、ここをダンスするように生きる」など、意識したいキーワードが盛り沢山で、かなり参考になった。
1投稿日: 2014.07.31
powered by ブクログ今年19冊目。アドラー心理学。世界がどうあるかが問題なのではなく、自分がどうあるかが問題なのである。自分が始めるのだ。他者が協力的か否かに関わらず、自分が始めるのだ。他者は変えられないが自分は変えられる。踏み出す一歩は、能力の問題なのではなく勇気の問題だ。科学というより哲学的で、なかなか面白かった。自分の考えと共通してる部分が多くて、アドラーに興味を持った。 嫌われる勇気、というより、自分の正義を貫く勇気だ。
1投稿日: 2014.07.30
powered by ブクログ今話題になっている本書を読みました。 青年と哲人の会話からアドラー心理学を説いていく本書は凄く惹きこまれました。 従来ある本書で書かれているフロスト的な原因論に基づく考え方は確かに私たちの生活に根付いているものがあると感じました。 しかし、本書では『目的』があってトラウマが出来ているであったり、『目的』によって人間関係や自分の処遇が決めているという 今までにない考えから話は始まります。 本書に書いてある自己受容については凄く腑に落ちました。 確かに誰かと比べて自分に対して卑屈になったりする部分というのはあると思います。 しかし、与えられたものでなにができるかを考えることが凄く大事だというところは感嘆しました。 あと確かに自分しか存在しなければ何をしても悩むこともなく一生を終えていくと思ったので、 全ての悩みは対人関係にあるというところも納得しました。 線ではなく、点の連続となっている人生を旅行をするかのようにいまここを真剣に生きることが大事であり、そのために承認要求をせず、嫌われる勇気をもって あるがままに生きることが大事である。 そして、他者に貢献することで幸福を感じること。 この本からは今までにない斬新な考えをたくさん学びましたが、読み終えて今はこう考えています。 ただ、本書にもあるようにアドラー心理学は自分が必要を感じてからだいたいその半分の月日を要するくらい深いものなので、また再読する必要もあるとも思いました。
1投稿日: 2014.07.30
powered by ブクログ多分読者は青年と同じ立場で読み進めるのだと思う。言ってることがどうしても理想論に響くのだけど、確かにそう思う。頭では理解できても、腹に落ち切るのに時間がかかる内容。
0投稿日: 2014.07.28
powered by ブクログ話題書に背を向ける天の邪鬼さが災いし、手に取るのが遅れてしまったことを非常に後悔した良書。 人は変われるという前提に立つアドラーの思想は、まさに希望の書と言える。このような内容が対話篇という形で我々に分かりやすく示されたこと、また現代にベストセラーになった事実を素直に嬉しく思うし、自分自身も周囲の大切な人にプレゼントしたいと思う。
0投稿日: 2014.07.28
powered by ブクログ自分の問題と他人の問題の境界線。それを混同しないことが大事。いい人と思われたい人は他人の問題まで背負い込んでしまう。そして苦しむ。そこまで立ち入るべきではないし、立ち入らないことで人間関係で悩む必要がなくなる。難しいな。そこまで自分は割り切れるだろうか。でも、勉強になった。
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ欧米ではフロイト、ユングと並ぶ三大心理学者と称され、数多ある自己啓発メソッドの源流ともいわれるアドラーの考え方について、ソクラテスとプラトンの対話を模して、わかりやすく解説したもの。 色々とヒントになりそうな言葉、フレーズがあったので記録しておく。 ◆見かけの因果律 =本来はなんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまう。 ex. 自分がなかなか結婚できないのは、子供時代に両親が離婚したトラウマである。 ◆貨幣とは鋳造された自由である(ドストエフスキーの言葉) ◆自由とは、他者から嫌われることである =他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。 ◆所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくもの =あなたもわたしも世界の中心にいるわけではない。自分の足で立ち、自分の足で対人関係のタスクに踏み出さなければならない。「この人はわたしになにを与えてくれるのか?」ではなく、「わたしはこの人に何を与えられるか?」を考えなければならない。それが共同体へのコミット。 ◆幸福とは、貢献感である =わたしは共同体にとって有益である、わたしは誰かの役に立っているという思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれる。この場合の他者貢献は、目に見える貢献でなくとも構わない。 ◆人生とは「いま」という刹那の連続である。 =もしも人生が線であるのなら、人生設計も可能でしょう。しかし、われわれの人生は店の連続でしかない。計画的な人生など、それが必要か、不必要かという以前に不可能なのです。 ◆人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないこと =過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」には何の関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、過去や未来を見ることで自らに免罪符を与えるような言葉はでてこない。
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ外に向けた刃を自分に向けるコペルニクス的転回は「AだからB」という言い訳を許さないとても厳しい心理学。 人を変えることなんてできないという諦めから、ただそばにいることはできるという意志へとカウンセリングは移り変わり、それは治療とはすこし違った形になる。 後回しにされた可能性へと逃げることを許さない、前世とかあの世に責任転嫁しない、今現在の人生へと全てを背負わせる、まさに今にスポットをあてるための対話。 カントを読んだときのように臆病になる自分がいました。
0投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ「たまにこういう自己啓発本に手を出すのは、自分への試練か何かですか?」 「試練って……いや、流行りものを冷やかしてるだけなんだけどさ」 蛹はソファのひじ掛けに氷枕を置き、その上に頭を乗せて横になっている。暑くて動けないらしい。 そんな蛹を気にしながら、葉月は向かい側のソファに腰を下ろし、淹れたてのまだ少しぬるいアイスコーヒーに口を付けた。テーブルの上に投げ出してあった本を、パラパラとめくる。 「確かに、いますよね、自慢話ばっかりする人とか、あれこれ要らないお節介ばっかりする人とか……いや、素直に嬉しいときもあるんですけど、なんかこう、このご恩は一生忘れません的なものを求められているように感じることもあるっていうか」 「……何か思い当たることがあるんだろうけど、そういう人は、そういう人なんだと思っておけばいいんじゃないかな。一種の承認欲求なんだろうし」 「相手に認めてもらいたい、ってことですか?」 「ねえ、本来、好意や思いやりというのは、自分ひとりで完結するものだよ。誰かに何かをしてあげたい、というのは、相手に承認されるためではないはずだろ。君がやりたいからやるという、それ以外にありえないんだ。『誰それのために』とか『誰それのことを思って』という言葉の傲慢さについて考えてみればいい」 「それは分かりますけど、それでも、親切にされたら感謝しなければ、人としてどうか、みたいなのあるじゃないですか」 「そうかなあ……君だって、親切にされて嬉しいなら嬉しいと言えばいいし、もし迷惑だったらそう伝えればいいだけだと思うけどな。相手の承認欲求を満たすための道具に成り下がりたいなら、俺は止めないけどさ」 「それが通じる相手なら、変に気をつかわなくていいんですけどねー……」 「承認でも何でもいいけどさ、相手が求めるものをせっせと差し出し続けないと維持できない関係ってのは、何か意味があるの……?」 葉月は何か言おうとしたが、蛹は言いたいことを言って力尽きたらしく、目を閉じてしまっていた。 「体調が悪いのはお察ししますけど、それ9割以上、暑さのせいですよ。いい加減、エアコン買ったらどうなんです?」 「エアコンか……あんまり興味ないんだよね……」 うっすらと目を開けて、葉月の方を見る。 「……アイスコーヒーが飲みたいなら、そう言ってください。いちいち分かりにくいんですよ」 葉月はため息をつくと、彼の分のアイスコーヒーを淹れるため、キッチンに入っていった。
10投稿日: 2014.07.26
powered by ブクログ読むのに一番時間がかかった本。青年と同じように哲人の言葉を消化しようとすると、簡単にはページが進まない。 他者に嫌われる勇気を持ちながら、他者貢献を価値の軸とする。しかもそれは己が感じていればいい他者貢献。 トラウマなど存在しない。原因論ではなく結果論。過去は未来にも何も関係なく、決めるのは今ここ。今ここでどれだけダンスを踊れるのか。 消化にはまだ時間がかかりそうです。
0投稿日: 2014.07.25
powered by ブクログ自己啓発系の決定版。他の自己啓発系の本は捨ててよい。 アドラー最強。何回も読んで自分の血肉にしたい。 しかし「青年」は情緒不安定で大丈夫かい?
0投稿日: 2014.07.21「アドラー心理学」が学べます。
世界的ベストセラー『人を動かす』『道は開ける』や、『7つの習慣』でもアドラーの思想に近いものが語られているそうです。 すべての悩みは「対人関係の悩みである トラウマは、存在しない 「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ シンプルですが強烈なメッセージが、読みすすめるにつれ、腑に落ちてくる書籍です。
3投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごいおもしろく、参考になったが、ある人にとっては残酷かなと思った。 ひきこもりの話がでてきた。彼は誰にも会いたくないからひきこもったのではなく、相手にしてほしい、だからひきこもって相手にしてもらおうとしているのだと。 そんなことを本人が知ったらどうなるだろうか。ただでさえ不安定なのに「お前は気にしてほしいだけなんだろ」みたいに言われていい方向に進むのかな?と。意識することは時に悪なのかもしれない。 が、骨に響く言葉が多く、人との関わり方を再考するきっかけになり、とても良い本だった。また読もうと思う。 「馬を水辺に連れて行くまでの努力はするが、そこで水を飲むか飲まないかはその人の課題。」
0投稿日: 2014.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「嫌われる勇気」読了。フロイトの潜在意識、トラウマによる因果論を否定し、人生の結果を個人の選択による「目的論」で捉え直すアドラー心理学を下敷きにした哲学対話篇。過去や因果すら否定し、今の個人の選択という行為にのみ意味を置いたそれは、サルトルやハイデガーのそれとまた近い。良書。
0投稿日: 2014.07.18
powered by ブクログ決して間違ったことは書いていないと感じるものの、対話式のせいか、二人のやりとりが稚拙なせいか、何となく教え諭されているように感じ、面白いとは言えず。 否定しようの無い中身が、宗教の入り口のようにも思える。論破してやろうと意気込むと、護りきられて逆に取り込まれる、みたいな。
0投稿日: 2014.07.18
powered by ブクログアドラー心理学をもとに幸福について考える 原因論 過去のトラウマや因果律によって現在から未来が決まる。ストーリー性があり分かり易い理屈 目的論 過去も未来も関係なく現在というものは今の自分がある目的を持って決めている。
0投稿日: 2014.07.17
powered by ブクログ読み終わったけど、如何にしてアドラー心理学を実践に結びつけるかが単純に難しいと感じる。 わかったようなわかってないような。繰り返し読むなり考える必要あり。そんな本。
0投稿日: 2014.07.15
powered by ブクログタイトルにびっくりしたけど、 内容はおもしろかったです。 アドラー心理学、というものを 初めて知りました。 一般的?な理論とは、 正反対の部分があって驚き。 (承認欲求の否定とか) そして、一見矛盾しているようで していない論理に混乱させられました。 ちょっと極端すぎるかなあ... と思う部分もあったけど、 キリスト教的な考えも多かった気がします。 青年(この本は哲人と青年の 対話形式で進んでいきます)の反論の中に、 「先生のいっていることは、 すべてキリスト教の語る「隣人愛」 みたいなものです」 っていう言葉が出てきて、 思わず笑ってしまいました。 ここからメモ書き〜 特に興味深かった箇所は、 ・劣等感は、主観的な思い込み ・叱ってはいけない、ほめてもいけない ・ここに存在しているだけで、価値がある ・ダンスするように生きる あとは、 ・人生の嘘 ・人生のタスク という概念がおもしろかった
0投稿日: 2014.07.15
powered by ブクログ読んでいて、慶応SDMの前野先生を思い出した。また、小池先生のキャリア講演など、アドラーに通じる思想は、様々なところにあった。それを、またここで、ひとつに繋がれた感覚。
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログ著者:岸見一郎氏・日本アドラー心理学認定カウンセラー・顧問。古賀史健氏・フリーランスライター。 本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話編」という物語形式を用いてまとめた一冊。 「自由とは、他者から嫌われることである。」 本書の構成は以下の5章。 ①トラウマを否定せよ ②すべての悩みは対人関係 ③他者の課題を切り捨てる ④世界の中心はどこにあるか ⑤いま、ここを真剣に生きる 哲学と聞くとイメージとしては固い。 今まであまり読んでこなかったのも事実。 哲学書は目にしたのは先入観かもしれないものの、洋書の訳本、もしくはそれに近い本が多く、難しい概念をさらに難しく訳されており、なかなか自分が理解できるまで落とし込むことができていなかった。 しかし、本書は、対話形式をとっていることもあり、平易な言葉が多く使われており、ひとつずつ疑問点もその場で質問によって解決されていき、心地よく最後まで読むことができた。 もちろん一度で全てを理解するのは難しい。 良書だからと言って一読で終わるものではないを証明してくれる一冊。
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アドラー心理学に基づく幸福への道筋が、青年と哲人の対話で説明される。 課題の分離、ライフスタイルの選択、人生のタスク、共同体感覚、勇気づけ、自己受容、他者貢献と、かなり理屈っぽく感じられ、否定される因果律やトラウマ、承認欲求などの従来の常識からの抵抗感も感じた。 実践は容易ではないと書いてあるとおりだろうが、繰り返し学んでみたいと感じられた。 14-97
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりの衝撃でした。アドラーっていう心理学者の言ってることを日本の哲学者が解釈してるんだけど、僕、アドラー読んでないのに、この本で「幸福になるために」「やれ」って言われてることをほとんどやってました。「自分の課題と他人の課題を分離する(相手の土俵に土足で上がり込まない)」とか、「対人関係の悩みを一気に解決する方法」とか。本を読んで自分のことがより理解できるようになった、ってのは初体験なので、ホントに驚いた。「幸せになろうとする勇気」ってのもあったけど、よくわかります。 唯一違うのは、僕は人を「褒める」ことで、この本によれば「褒める」という行為は自分を相手の上に置くことだからペケなんだそうな。確かに褒めるのってちょっと違和感ありました。ツイッターで良くいる、「議論の目的が他人を論駁する人」についても書かれてます。 はっきりと好き嫌いの分かれる本ですが、僕は好きでした。最近のイチオシです。
0投稿日: 2014.07.13
powered by ブクログ本屋でビジネス書の所に平積みされていた本。心理学なのにビジネスマンに人気とは何なのかと興味を持ちました。 アドラーは名前は知っていたけれど、本質的な事はほとんど知らなかった(アドラー的には知りたくなった)のですが、読むと一気に読めました。 内容は対話形式になっていて、対話している中の1人、「青年」の様に、人生こんなはずじゃなかったと常に考えている方は多いと思いますし、原因を突き止めようと躍起になっているかたも多いと思います。そしてその負のスパイラルに陥っている方にもこの本を読んで、「青年」を同一視しながら読んでもらいたい。 また、この世の中を一つ距離を置きながら見ている人達にもぜひ読んで頂きたいです。
0投稿日: 2014.07.12
powered by ブクログ・他人貢献さえむすえていれば間違えない ・人生は線ではない、その時々の刹那の連続 ・世界を変えれるのは自分だけ ・他者の課題を切り捨てる
0投稿日: 2014.07.11
powered by ブクログ問題は世界がどうであるかではなく、自分がどうであるか。 自分がどう生きるかを選ぶのは自分。 人は過去の原因に突き動かされるのではなく、自らの定めた目標に向かって動いていく。 他者から与えられた答えはしょせん処方箋に過ぎず、なんの価値もない。 過去など存在しない。 自慢する人は、劣等感を感じている。 誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩いていけばいい。 健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるものです。 「人々はわたしの仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方は全く違うものになる。 私は正しいのだ、と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている。 「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。 他者の課題に踏み込まない。 対人関係のカードは常に私が握っている。 1番大切なことは、他者を評価しないこと。
1投稿日: 2014.07.09
powered by ブクログこの本に書かれた内容は、何度読んでも新たな発見がある臨済録の根本思想に繋がっている。人生を生きるとは?多方面に渡って答えてくれる。
0投稿日: 2014.07.08
powered by ブクログ性格は変えられる。結局全ては自分が決めている。 私が変われば世界が変わることの意味がよくわかります。
0投稿日: 2014.07.08
powered by ブクログタイトルをみて、これからの自分に必要だろうなと思って読んで読み始めた。(※今までのように仕事をフルスロットルでやることはできないし、他人に認めてもらおうとなにかを頑張ると、子どもとの時間や自分の健康がままならないということ) 読んで、響いたが、文中にあるように実践はむつかしい(それまでに生きてきた人生の半分の時間が必要※30歳でアドラー心理学を学びはじめたら分かり実践できるのは45歳)通読してはじめて納得できる本だとおもう。拾い読みだと、ありきたりな言葉だけが目についてやめてしまうかもしれない。特に前半、人の状態によっては受け入れがたい言葉も多いと思う。めちゃくちゃ読んで良かった。
0投稿日: 2014.07.07
powered by ブクログアドラー心理学。初めて知ったけど、いままでの思考になかった概念。承認欲求の否定とか急には受け入れられないけど、考える価値あり。幸福になるには、自己受容、他者貢献の3点。もう少しアドラー心理学の本を漁ってみよう
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ満足感を感じながら生きるか、常に不満を抱きながら生きるか、それは実は「あなたの考え方次第」ですよ。 心理学の三大巨頭(しらなかった!)アルフレッド・アドラーの心理学を哲学者と若者、二人の対話形式で説いた本。 アドラーの心理学は、環境、状況に不満が募ったとき、人間関係で悩んだときに、ものごとをシンプルに且つ能動的に捉える処方箋となる考え方。 能動的に生きるための、以下の話に多いに納得した。 1、能動的な決断結果として現状を受け入れること 2、対人関係における「自分の課題」に焦点をあてること 3、「自分には価値がある」と実感するための貢献感が幸福へと直結すること 一方で、おそらく難解であろう心理学をシンプルに説いている分、納得感を得る前に話が展開していったりもする。 とはいえ、「本当に肝落ちするにはこれまでの人生の半分の時間が必要」な心理学のいい入門書である。
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ自己啓発の父と呼ばれるアルフレッド・アドラーの心理学を哲人と青年の会話形式でまとめた自己啓発書。アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏なりの解釈と解説をライターの古賀史健氏によりまとめられており分かりやすい。 最近は、自己啓発書は読まないようにしてたんですよね。誰もが感じていることを体系立てて整理してあるところは評価できるけど、読んだ時には分かった気になって満足してしまうし、分かっちゃいるけど実践できないことがほとんどですし。 でも今回は本屋さんで見かけて購入してしまいました。仕事もプライベートもいろいろ迷いがある時期でもあり、人生の考え方そのもののヒントが欲しかったから。 正解でした。出会いたい時に出会えた本。 内容は、タイトルからも予測できる内容ではあるんですが、モヤモヤと「こんな風に考えないと息が詰まって仕方がないな」と思っていたことについて、背中を押してもらった感じ。読むことでカウンセリングされたような気分ですね。 途中途中は、釈然としないところもあるんですが、会話形式で構成されていることもあり、自分の釈然としない思いを青年が突っ込んでくれるので、とても読みやすかったです。 以下は、内容に対する備忘メモ。 ・原因論でななく、目的論で考える。 ・自分から課題を分離して、ひとはひと、自分は自分。干渉しあわない。 ・嫌われることを恐れない。自由と嫌われるリスクは裏返し。嫌われる勇気。 ・人の目を気にした行動は保身。実は自己中心的(183頁) ・立ち行かないときは、より大きな共同体の声を聞けばいい(193頁) ・誰かの役に立っている時、自分に価値を感じる。褒められる、のは役に立つのとは違う。褒められるための行動は、他人に依存している(206頁) ・自己受容→他者信頼→他者貢献 ・今を精一杯生きる。今は未来への線ではない。点であり、現在進行形が人生。 ・ニーバーの祈り --- 変えることのできるものについて、 それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。 変えることのできないものについては、 それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。 そして、 変えることのできるものと、変えることのできないものとを、 識別する知恵を与えたまえ。 ---
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ自立できないわたしですが、道筋が見えてきた気がします。 セルフイメージが低く自信のない人は、共感できるのではないでしょうか。
1投稿日: 2014.07.05
powered by ブクログ「嫌われる勇気」というタイトルは、キャッチーだけど、この本の内容を言い表す一言とは思わない。副題みたいに描いてある「自己啓発の源流」のほうがしっくりきた。 とにかく自分の人生をポジティブにクリエイトしようという流れなので、あまりにダウンしているときだと読めないかもしれない。 悩みなり生きづらさなりがあるとして、原因を考えてもしかたない。「トラウマは、存在しない」って考え方は、好み。ふたをしていた過去を掘り返して、あえて向きあい、克服するっていうのは好きじゃなかったから。そんなことをしなくても、「あなたの人生は【今、ここ】で決まる」ってほうが好きなので。 前述の「 」内は、小見出しですが、あとは「普通であることの勇気」とか「自己肯定ではなく、自己受容」「無意味な人生に【意味】を与えよ」に書かれていることが好みです。 アドラー心理学の本は、他にも読んだことがありましたが、ギリシャ哲学を研究してきた著者が語るアドラーっていうのが、ちょっと特別なのかも。あとがきに書かれていたことが、興味深かったです。
0投稿日: 2014.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんないかにも自己啓発的な、読まずとも内容が見て取れるようなタイトルの本を手に取って買ってしまった。 けっこうな人気だそうで。 何がそんなに話題を集めるのか。 なるほど。読んでいくうちにわかった。『嫌われる勇気』というタイトルから連想されるのは、「他者に迎合せず自分の道を突き進め!」的な勇気づけ論だと思ってしまう。 実際その要素も多分に含まれてるが、中身はもっと濃い。読後は景色が変わる。不透明な部分が、すっと見えるような。今までは度のあってないメガネをかけていたのか、というような。 「過去にいろいろなトラウマを抱え、引きこもりになってしまった人間は、不安だから外に出られないのではない。外に出たくないから、不安という感情を作り出している」 なかなかこんな風に考えられないでしょ。 トラウマを頭から否定するような。 「過去のこの出来事に問題があったから、それを鮮明に思い出して、解決の糸口にしましょう」 じゃなくて、 「過去のいかなる出来事において、その出来事にどういう意味付けをするかは他ならぬ現在の自分であるということ。そしてその意味付けはいつでも更新可能であること」 といったニュアンス。 まあ他にもたくさん書いてあります。もう一周しないとやっぱり理解不能なところもあるので。 何週も読む価値は十分にあります。
0投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログアドラー心理学。自分を幸福にするのは自分の意識。いま、この瞬間を最大限に生きる。他者貢献。とても面白い一冊だったし、このことを本当に実践して生きられたら幸せ。まだまだ難しいけど、ありのままの自分を受け入れてこの境地に立ちたい!
0投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログ友人が買ったという本。 気になったので話した日に購入した。 フロイトやユングという心理学者と並ぶ、 アルフレッド・アドレーという心理学者の考えを 記した本。アドレー心理学を学ぶ哲学者と悲観的な青年との対話形式で進んでいく本で、徐々にその考え方の変化が分かり、楽しかった。 過去があるから、今がある…という原因論ではなくて、 今が生きるために、過去をどう位置づけるか?という目的論が非常に共感できた。 思うに、僕たちは「…があったから、〇〇できない」という考え方に陥りがち。 アドレー心理学は、それを完全に否定。 過去のトラウマや失敗のせいで、今がある…というのは、 自分はその「今の状況(不幸や不満な状況)」を肯定したいから、「本当は〇〇したくないから」、そういう理由として過去を持ち出しているにすぎない、と説く。 今後の生き方に大きなヒントを貰った一冊でした。 ☆KEY POINT ・「人は変われる」を前提に考えよ。 ・変わることの第一歩は知ることから。 ・答えとは誰かに導きだしてもらうものではなくて、自らの手で導きだしていくもの。 ・アドラー心理学は「所有」の心理学ではなくて、 「使用」の心理学;何が与えられているかではなくて、与えられたもので何をするか。 ・劣等感は、あくまで「主観的な解釈」 ・劣等感と劣等コンプレックスは別;劣等感は優越性の追求を刺激する=>適度な劣等感は成長を促進させる。 ・見かけの因果律 ・他者の課題を切り捨てる;対人関係の出発点 ・対人関係のゴールは、共同体感覚;他者を仲間だと認識する、そこに自分の居場所を見いだす。 ・課題の分離;その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か? ・必要なのは、「介入」ではなく「"勇気づけ"という援助」。 ・全ての人はそこに存在するだけで、価値がある。 ・信頼とは、一切の条件をつけることなく、相手を信じる事。(信用は条件付き。) ・「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚(貢献感)を持てれば、それでいい。 ・「今、ここ」に強烈なスポットライトを当てて、生きる。
0投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログ旅行中に読みました。 仕事もしつつ、でも将来のことを色々考えさせられる30手前というタイミングが自分には良かったです。 哲学って面白そうだなと思う反面、学者は(失礼ながら)暇だなとも感じました。 もしドラ的なコンセプト(私としてはドラッカーは逆にエッセンシャル版くらいは読んだ方がわかりやすい)なんだと思いますが、アドラーはこの一冊で自分には充分ですね。 全て自分の考え方で生き方が変わるというのは素晴らしいですね。元々、他人の目を気にしない方ですが、勇気付けられる部分も多かったです。
0投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログアドラー心理学。。この本で初めて知りました。 ユング、フロイトは聞いたことあったけども。。 原因があるから、結果がある っていうごく普通と思えるものを別の視点から見てみる。こうありたいから今がある っていう考え方。 これがアドラー心理学みたい。 現在ってのは、過去があって現在があるのではなく、こうなりたい未来があるための現在ってこと。 じゃ、「こうなりたい」っていう夢を持たないとダメじゃんってこと。 この本、ホント良く売れてるし、面白い。 7回は読もう。
0投稿日: 2014.06.29
powered by ブクログ(1)ほんとうの愛とは、平穏で自然な状態でいられること。(2)目的が理由を作り出す。(3)目標へ向かう今も、本番。(4)他者に従属せず、「自分はこれを与えたい」を実行し続ける。(5)幸福とは、貢献感。
0投稿日: 2014.06.28
powered by ブクログアドラー心理学の入門書といえる一冊。 実は、アドラー心理学の存在は、この本によって初めて知ったのですが、自分が何となく考えていたことが、次々と言語化されていくのを感じました。 そういう意味では、今の自分を後押ししてくれているようで、勇気や自信を与えてくれました。 「課題の分離」や「横の関係」など、仕事や子育てにおいても役立ちそうな概念が満載です。 「これから先、何かに迷うことがあったら、この本を開いてみるといいかもしれない」、そんな風に思える本に出会えた気がします。
0投稿日: 2014.06.27
powered by ブクログアドラー岸見哲学。 正直、期待してたほど、目新しいことはなかったが、フロイトユングの原因論に対するアンチテーゼというのはよく理解できた。 仏教哲学や、内田樹さんとかに通ずるものがあると個人的に感じた。苫米地さんの考えなんかにも近い。 途中、所有から使用への項目もあったが、ほとんど内容がなかったので、あの部分は少し違和感だった。 対話を基本にしてるためか、少し冗長的で、読むのに時間がかかった。
0投稿日: 2014.06.25
powered by ブクログまず、2回読みました。 ソクラテスやプラトン、フロイトとも違うアドラーの考え方に引き込まれました。今を生きること、あるがままの自分を受け入れること。この本を読むと、物事の見方が変わるかもしれません。 アドラーの考え方を学ぼうと思います。
0投稿日: 2014.06.24
powered by ブクログアドラー心理学は正直知らなかった。 フロイトの原因論とは全く異なる目的論。 今までは他者評価や競争に囚われていた事によって、いかに不自由であったかを実感した。 まずは自己受容をすることによって「いま、ここ」の刹那をいかに生きるかが大事なのだと思う。 課題の分離、他社貢献、幸福とは貢献感などキーワードも分かりやすく解説されている。
0投稿日: 2014.06.24
powered by ブクログすべての悩みは対人関係と考えるアドラー心理学において、自由とは他者から嫌われること。言いかえれば、他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれない、ということなどを青年と哲人の対話形式で書いた本。 例え話や対話が回りくどい所もあるが、面白い視点でモノの見方を変えてくれるかもしれない一冊。
0投稿日: 2014.06.22
powered by ブクログ自分の課題と他者の課題の分離,与えられたものをどう使うか,経験に与える意味によって自らを決定する,他者貢献…これまで自分にはなかったコードを知ることができた。まだ一読目で混沌としているところがあるが,幸不幸の価値判断をしているのは結局は自分であり,自己受容するところからはじまる…ということか。 これまでは脳科学の本を中心に読んできたが,たまに心理学系の本を読むと視点が変わる。一方で,心理学はあくまでその人の「一解釈」である部分も大きいから全部受け入れるのは難しい部分もある。
0投稿日: 2014.06.22
powered by ブクログアドラー心理学をもっと知りたい、知らなくてはならないと思う一冊です。 本書には様々な生き方のヒントが示されていますが、1度読んだだけでは習得できそうにないスキルが散らばりすぎています。 教育、医学、心理学、ソーシャル・ワークなどの実践の場でどのようにアドラーの理論を活かせるだろうかと考えてます。 6/20岸見先生のアドラー心理学入門購入
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログ「他者への貢献」という導きの星を見失わないように、わたしはこの人になにを与えられるかを考えてていくことを忘れないようにしよう!自分を変える、幸せになる勇気を得るためには自分が価値のある人間だと思えること。そのためには自己受容と他者信頼と他者貢献により共同体感覚を得ること! 図書館で借りた本だけど、読み返したりしたいな〜購入しようかな〜
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログ人生に悩める青年が、アドラーの心理学に出会って、その生き方を大きく変えていくさまを描く。哲人との会話形式で進むため、とても読みやすい。 ただし、個人的には、間を空けて読むことをオススメします。しっかり自分の中に落とし込んで読むと、グッときます。人間関係に悩む、すべての人へ。とても良い本です。
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログ心に残る言葉が満載の本だった。 何度も読み返したい。 会話形式なので、オーディオブックで聞き,とても良かったけど、言葉を書き留めたいので紙の本も欲しいかな。 「他者からどう見られているかばかりを気にかける生き方こそ、自己中心的である。」 「自らの主観によって他者貢献ができたと思えた時に初めて自らの価値を実感できる。」 「一般的な人生に意味はなく、それはあなたが自分自身に与えるものだ。」 7つの習慣もこのアドラー心理学を取り入れていると聞いてなるほどと思った。なので受け入れやすかったほうだと思う。
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログ会話劇がうっとおしく、とくに質問者である男のテンションが高すぎて、イライラする。 この手の自己啓発的内容の本は、自分が判断に迷ったときや弱っているときに、その本のフレーズを頭に浮かべて自分を軌道修正させるって枠割があると思うんだけど、会話劇がくだらなく冗長的でそーゆー使い方ができない。読み物としても自己啓発本としても、もちろんアドラーという人の心理学を知る本という意味でも中途半端だと思う。
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログ生活の場において、自分の立場の切り替えができずにいたところ、この本を薦められました。 哲人に言われていることは、なるほどと思えます。 おもしろい考えだとも思いました。 まだ、どうとは言えないのでこの評価です。 行動に移せ結果が表れれば、この本の評価はあがり、 変わることができなければ、この本の評価はそのままだと思います。
0投稿日: 2014.06.20思いもよらない視点ばかりでした
悩んでいたことが、自分の思い過ごしだとわかったとき、アドラーのいう「目的」ということがふっとわかった瞬間がありました。哲人と青年との対話形式なので、読みやすいのですが、内容は?マークだらけでした。ただ「原因論」ではなく「目的論」で捉えてみると前進できると思いました。自分にとって全く新しい視点で、行き詰まった時読み返してみたいと思う一冊です。
4投稿日: 2014.06.20
powered by ブクログ「子供に読ませたい」って感想が散見されるんだけど、それが「他者の課題への介入」だって事がわかってないのかな。親という人種はいつまでたっても懲りずに子供に介入し支配を続けようとするのだろうか。 アドラーの事は知らなかったが、ここに書いてある事は10年ぐらい前にある日突然気がついて、それ以来人生変わったかなという気はする。ある程度実践もできているのでたぶん自由で幸福なんだろうとは思う。 が、思考が我流であったので、このように書籍化され論理立て説明してくれると補強・補完にもなるし、多少スッキリはする。但し、元々ある程度意識していた事なので、そんなに驚くべき内容でもなかった。私の場合は因果や歴史にはそれなりに重きを感じるので、多少原因論的な思考は持っているような気はする。それに縛られ、言い訳にはしたりしないが。また、ややニヒリズム的なところもあるが自覚はしているし、貢献的な要素も一応考慮はしているので、そこそこ実践はできているのかなと。目からうろこだったのは、褒める・褒められる=支配・被支配。これは悪用するととんでもない事になりかねないような。 ジャンルとしては哲学・心理というよりは自己啓発本になるんだろうか?『7つの習慣』とかカーネーギーは読んだ事ないし、どちらかというと敬遠してるので、アドラーが元ネタと言われるとちょっとイガイな感じもしたんだが。 「承認欲求の否定」はそんなに難しい話ではない。まさに「勇気」の問題だろうと思う。但し、20代で気がつく・受容するのは難しいかな。30代になればわかるだろうけど。逆に、一生気がつかない、わからない人もいるだろうし、結局最後死ぬ時に何を思うかなんだろうな。
0投稿日: 2014.06.20
powered by ブクログ最初から読み進めて、 幸福の定義を読んだ時に ズドン、みたいな衝撃がありました。 生きているだけで幸せとか、よく言うけど、その言葉を理解するための本みたいでした。 瀕死の自分を想像して、両親や祖父母の気持ちを考えて、わたしは必要とされているなと気付いて涙が止まらなくなりました。
0投稿日: 2014.06.19
powered by ブクログShareTweet+ 1Mail 最近読んだ中で、一番興味深かった本!イチ押しです。 アドラーという心理学者であり哲学者である人の思想を噛み砕いた対話形式でまとめています。 フロイトやプラトンなどの原因論ではなく、目的論というまったく別軸の考え方で実におもしろい。 原因論だと過去に起因するため、未来を変えることは出来ない。 ただ、目的論で考えると、いまここの選択に意味があり、それは自身で選ぶことが出来るという発想になる。 この考え方は、他人は他人、自分は自分、過去は過去のように割りきっているので、 ドラスティックな感じもあるが、このように考えることで解決できることが多いと思った。 この本を読んだことで自分の短所が明確になり、気をつけようとも思った。 何度も読み返す本にしたい。 個人的に気になるフレーズが多かったので、長めに引用。 経験それ自体ではなく、経験に与えられる意味によって自らを決定する 大声を出すという目的を叶えるために怒りという感情を作り上げた。大声を出すことによって、ミスを犯したウェイターを屈服させ、自分の言うことをきかせたかった。その手段として怒りという感情を捏造したのです。 過去がすべてを決定し、過去が変えられないのであれば、今日を生きる我々は人生に対しなんら有効な手立てを打てなくなってしまう。 あなたの人生は「いま、ここ」で決まる。 我々は孤独を感じるにも他者を必要とします。 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。 我々を苦しめる劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈。 もしも自慢する人がいるとすれば、それは劣等感を感じているからにすぎない。 自らの不幸を武器に、相手を支配しようとする。自分がいかに不幸で、いかに苦しんでいるかを訴えることによって、周囲の人々を心配させ、その言動を束縛し、支配しようとしている。 怒ってはいけないのではなく、怒りという道具に頼る必要がないのです。言葉の力を信じよう。 人は対人関係の中で私は正しいのだと確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている。 我々は他人の期待を満たすために生きているのではない 自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、一体誰が自分のために生きてくれるだろうか(ユダヤ教の教え) 我々はこれは誰の課題なのか?という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要がある あらゆる対人関係のトラブルは他者の課題に土足で踏み込むことによって引き起こされる。 自由とは他者から嫌われることである。嫌われるということは、あなたが自由を行使し、自由を生きている証であり、自らの方針に従って生きている印なのです。 あなたのことをよく思わない人がいても、それはあなたの課題ではない。そして「これだけ尽くしているのだから好きにならないのはおかしい」と考えるのも、相手の課題に介入した見返り的な発想です。 承認欲求に縛られていると、対人関係のカードはいつまでも相手に握られたままになります。人生のカードを他者に委ねるのか、それとも自分で握るのか。 共同体感覚:他者を仲間だと見ななし、自分の居場所があると感じられること。 共同体:家庭、職場、国家、人類、過去から未来、動植物、無生物まで含む 他者のことを仲間だと見なすには自己受容と他者信頼の両方が必要。 他者からどう見られているかばかりを気にかける生き方こそ、自己中心的である。 自分の人生における主人公は私である。ここまでの認識は問題ない。しかし私は世界の中心に君臨するのではない。私は人生の主人公でありながら、あくまでも共同体の一員であり、全体の一部なのです。 所属感とは、生まれながらにして与えられるものではなく、自らの手で獲得していくもの。 褒めるという行為には能力のある人が、能力のない人に下す評価という側面がある。 人は褒められることによって自分には能力がないという信念を形成していく。 1番大切なのは、他者を評価しないこと。 縦の関係を否定し、横の対人関係を提唱する。 人は自分には価値があると思えた時にだけ勇気を持てる 自らの主観によって他者貢献ができたと思えた時に初めて自らの価値を実感できる。 あきらめという言葉には、元来「明らかに見る」、つまり物事の心理を見定めるという意味がある 決めるのは昨日でも明日でもなく、いま、ここ。 一般的な人生に意味はなく、それはあなたが自分自身に与えるものだ。 人生のタスク(仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスク):ひとりの個人が、社会的な存在として生きていこうとする時、直面せざるをえない対人関係のこと。↔︎これを逃げようとすること(いま、ここを生きないこと)を人生の嘘という。 ・行動面の目標 L自立すること L社会と調和して暮らせること ・心理面の目標 L私には能力があるという意識 L人々は私の仲間であるという意識
1投稿日: 2014.06.17
powered by ブクログ分かりやすさという点では、すばらしい本です。目的論や他者貢献についてもわかりやすい解説があります。しかし根本は、本の中でも表現されるように、「水辺に連れて行くことはできても馬に水を飲ませることはできない」という点だと思います。どうしても承認欲求が人生のてっぺんにある人にとっては、これまでの人生の半分を費やす葛藤の日々が待っているということです。実はものすごく厳しいことを言っている本です。簡単に解脱するような類の話は一切ありません。
0投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログ現代を生きるサラリーマンの抱えている悩みに実践的な方法や考え方を提示している。言葉も頭の中に残りやすく、早速考え方の一つとして取り入れている。役立つ良書。 本文も対話形式で読みやすい。 アドラー心理学はフロイトユングの理論と大差ないと思ってしまっていたが、前者の方が前向きで良いなあと思った。
0投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログ哲学(心理学)の本とは知らずタイトル買いしたが、中々に楽しめた。 哲学者とそれを論破しようとする若者による問答形式のフィクション。 目的論で現実を捉え、課題の分離により他者に囚われることがなくなれば、世界はシンプルに、自分は自由になると説く本書は、「いま、ここ」を素直に生きることができない人間への処方箋となるかもしれない。 ちなみに「○○の所為で××なった」という(原因論的)主張に対し「××なる目的のために○○という原因をでっち上げた」とするのが目的論。(○○を否定しているのではなく○○が原因であることを否定している) そして「自分から好んで××なりたいわけがない」という反論に対しては「仮に○○が無かったとしても××ならずに済む自信がなく、××なった際の言い訳に○○を用意したのではないか」などと反論されるので(;^ν^)ぐぬぬ…感必至である。 いずれにしても××である現実は変わらないのだが、原因は変えられない一方で目的は変えられる(カードは自分が握っている)ので現実の捉え方が変わってくる。
1投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログ原因論ではなく目的論。他社の課題と自己の課題を割り切る。など今まで自分が悩んできた感覚に会う話だった。自己嫌悪の強い人は一度読んで見ることをお勧めする。
1投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<他者からの承認は、いらない。> アドラー心理学は「所有の心理学」ではなく「使用の心理学」だと言われる所以がよくわかる、今日から使えるエッセンスの詰まった自己啓発本だ。まだ腑に落ちていない箇所もあるので★4つ。 ・アドラー心理学では、過去の「原因」ではなく、現在の「目的」を考える。そのため、自分が何かができない現状も、過去何があったかは関係がなく、○○したくないから、不安という感情をつくり出している(感情を捏造する)と考える ・いかなる経験も、それ自体では成功の原因っでも失敗の原因でもなく、経験に与える意味によって自らを決定している ・やらなければ、できないと決めつけてしまえば、「もしも○○できたら私だって…」と可能性のなかに生きることができる。だから原因(人と比較して感じる劣等感やコンプレックスなど)にすがる ・内面の悩みなどない。全ては対人関係の悩みである ・承認欲求を求めないためには、「課題の分離」を行う。他社の課題には踏み込まない。あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込む/自分の課題に土足で踏み込まれることで起こる ・他者を評価せず、感謝することで貢献感を生み出す(そうすることで相手は自分に価値があると思え、勇気が生まれる) ・貢献感は主観的でよい。それが幸せになる方法である。しかし承認欲求を通じての貢献感は、他者の望み通り生きることになるので自由がない ・わざわざ自分の優越性を誇示する必要はない ・「いま、ここ」にスポットライトを当てるために、いまできることを真剣かつ丁寧にやる ・われわれに足りないのは能力ではなく、勇気である ・アドラー心理学における目標 行動面「自立すること」「社会と調和して暮らせること」 心理面「わたしには能力がある」「人々はわたしの仲間である」という意識 ・アドラー心理学における人生のタスク 「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」 これらのタスクを回避している場合、それは「勇気」の問題である
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログ「なりたい自分になる」とかよくあるキャッチコピーに踊らされないと避けて通ったが、帯に伊坂幸太郎が「言いたいこと書いてあった。最後に泣いた。」と書いてあったので、購入しました。 あるキングのような、フェアはファールで ファールはフェアみたいな会話が終始イライラした。最後には僕も泣けるかなあと思って堪えて読んだが、いやいやいや。 書きたいことは2ページでも収まったのではないだろうか?てな感想です。 いやはや、私の理解力が足りないのか? 哲学って難しいんですね、
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログ堀江貴文さんが推薦していた本だったので、 とりあえず読んでみたという感じです。 自分と他者の明確な線引きによる割り切った考え方と 今の自分を決めることはどこまでも自由だということ、 要約して言えばこの2つを言いたい本だったのかな、 というところです。 前者については大いに共感できますし、 むしろ自分の信条でもあるような内容でした。 非常に納得です。 そして後者は耳の痛い話です。 変わらないことの楽さを自ら選んでいる、 そういうことで今の自分の悪い状況を 嫌がりながらも受け入れている。 そんな自分の側面を明らかにされるのは 妙に居心地の悪い気分でした。 嫌われる勇気、というタイトルは 内容との相関性が余り高くないかな、と思いますが、 幸せに前向きに生きる気付きを貰える良書です。 よろしければご一読を。
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログ最初はタイトルから勝手に内容を判断して、読むのを避けていましたが、皆さんのレビューを見て、そしてベストセラーに敬意を払い購入。 今後、更にアドラーについて知りたくなった。 言葉だけを引用すると誤解を受ける事もありますので、説明出来るだけの理解を身につける方がいいですね。
0投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログ青年と哲人の2人が対話する形式で書かれている。 アドラー心理学を知らない読者にとっては青年の主張や考えがよく分かるし、分かりづらいところは具体例が出てくるのでとても分かり易かった。 かなり耳が痛い話の連続で、途中辛くなって投げ出そうかと思ったが最後まで読み切った。 課題の分離を実践したらかなり楽になった。 これを知ることができただけでも読んでよかったと思う。
0投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログ幸せとは他者の評価は関係なく共同体への貢献であること。 混沌としていた人生観をシンプルにしてもらえた気持ちになりました。
0投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログ面白い。読んでいて思ったことを青年が代弁してくれている感覚で最後までワクワクして読んだ。アドラー心理学についてもっと知りたい!
1投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログ素晴らしい本だと思う。自己受容、他者信頼、他者貢献…、共同体の中の個として考え、自由である勇気が幸福には必要だと考えさせられる。繰り返し読みたい一冊。
1投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログ伊坂幸太郎 著「PK」にアドラーの言葉が引用されていて、個人的に注目していました。 この本にはなんと伊坂幸太郎氏が帯(宣伝みたいなもの?)を書いていた。アドラーブーム来たねこれ! 語呂もアムラーに似てるしね! 本屋に行って本を買うかどうか迷っちゃう時があるんですが(お金の問題で笑)この本はホリエモンも強烈に推してたこともあって買ってしまいました。 内容は青年と哲人の問答形式。アリストテレスとプラトンのやりとりを模倣したものだそうです。 途中から理解するのが少し難しくなってきますが、なんとなく僕自身感じていた世の中の価値観に対する違和感が明確に書いてあります。 まさにこれはコペルニクス的転回。 ※この表現一度使ってみたかった。 今後ブレない軸をこのアドラー心理学(哲学に近い)に置こうと思ってます。 キーワードは勇気。 ・原因論ではなく目的論 ・大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである ・人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである ・他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない ・あらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」とすること ・人生とは連続する刹那
1投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログ良書。あまり馴染みのないアドラー心理学についての書かれている。本質的で痛快、しかし、非常に厳しい人生に対して言い訳ができなくなる内容。今後の人生で何度も読み返したい本である。
0投稿日: 2014.06.11
powered by ブクログ難しい単語も多く、一度で全て理解するには難しいが、多くの啓発本に書いてあることはここに本質として全て載っている。バイブルとしてまた読み返したいと思える一冊。
0投稿日: 2014.06.10
