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嫌われる勇気
嫌われる勇気
岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社
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総合評価

3291件)
4.3
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410
81
21
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    Amazonのレビューで評価が高いので買ってみましたら物凄い面白かった。全編、青年と哲人との対話形式で書かれているので、物語を読む感じで自然に読み進められる。この手の自己啓発書は久しぶりに読んだけど、アドラー心理学に日本人が追いついてきた印象。人生のありかたに悩んだ時、行き詰まった時に座右の書になるべき良本に巡り会えた。 Kindleで購入しようか迷ったが、いつでも読み返せる紙の本で買って良かった。アナと雪の女王を観てから読むと尚更、ありのままの自分でいることの大事さが身にしみた(笑) 青年が意外と意固地なところににニヤリとするシーンもあったが、読み終わった後に謎の感動に包まれ世界が少し変わる不思議な本でした。

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    色々考えさせられる本でした。 頭で理解することと実践することには大きな違いがあり、どこまで行ってもそこが課題だと感じました。 読んでいて、自分の弱い部分を認めるのがツライこともあります。本当に心がヒリヒリする感覚。 それでも思うのは、逃げちゃいけないこと。 たくさん自分の日記に引用しました。 何度も読み返して、自分の中に浸透させて行きたいと思いました。

    1
    投稿日: 2014.06.08
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    面白かった。 人生の意義、生きる意味について悩んだとき、後ろ向きになったとき、自分を嫌いになりそうなときに読み返したい。 ほとんどすべてのページで、目から鱗だった。ページをくる手がとまらなかった。 目的論。 感情を作り出してしまっている。 経験に与える意味によって決定する。 答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出して行くべきもの。子供に対しても。 あなたはあなたのライフスタイルを自ら選んでいる。楽だから、安心だから、乗り馴れた車。 行動しないことによって理由をつくる。何々だからやらない。失敗するのを恐れている。やらないということは、可能性の中に生きるということ。 宇宙の中でただ一人で生きる。 すべての悩みは対人関係の悩みである。 不幸自慢。不幸という特別感。自らの不幸を武器に相手を支配しようとする。 面罵されたら、その人の隠し持つ目的を考える。 目標 自立すること。社会と調和して暮らせること。 心理面の目標 私には能力があるという意識。人々は私の仲間であるという意識。 仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスク。 この人と一緒にいるととても自由に振る舞えると思えた時愛を実感できる。 他者からの承認を求めることを否定する。 ユダヤ教→自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、一体誰が自分のために生きてくれるだろうか。他者の人生を生きることを避けなければならない。他者とまた自分の人生を満たす為に生きているわけではない。 課題の分離。その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か。 選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であってあなたにはどうにもでにない話。 他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。 自由を手に入れるには、他者から承認されないかもしれないというコストを支払わなければならない。変わるのは自分だけ。 自分の居場所があると感じることを 他者の承認を欲しいという自己への執着。 自分はこの人に何を与えられるか。 縦の関係ではなく、横の関係。 評価しない、介入でなく、援助。馬を水辺に連れて行くことはできるけど、水を飲ませることはできない。勇気づけ。 自らの主観によって、他者に貢献できていると思えること。 変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることの出来る物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵。 スローターハウス5 自分がどうするかだけを考える。 自己受容。他者信頼。他者貢献。 貢献感。存在レベルでの貢献感。 現実活動的な人生。エネルゲイア的。ダンスを躍るような。刹那的。いま、ここを生きる。今に強烈なスポットライトを当てる。 他者に貢献するのだという、導きの星。 目的論を持ち、人は人、自分は自分、自分の選択と他者の評価、承認を切り分け、課題の分離をし、自分の人生を自分で引き受け、本当の自由を手にすべく、相手に期待や介入をせず、信頼をし、他者への貢献という大きな目標を掲げて、いま、ここを精一杯ダンスを躍るように生きるということ。 人生に意味を与えられるのは自分だけ。 人じゃなく、自分だ。関係性の中で生きているけれど、結局自分というフィルターを通して世界を見る。 自分で選択して、自分で引き受ける。 相手がどう思うか。それは相手の問題で、自分ではなんともできない。 お前の人生はお前で決めろ。言い訳するな。理由なんてない。自分で拓け。強く生きろ。

    1
    投稿日: 2014.06.08
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    課題分離って、会社の中において雇用関係があり、上司部下の関係がある中で通用するのか。例えば新人に対して仕事を振ったとして、それがどういう意味をもつのかわからない新人にとっては理不尽な要求にとられるかもしれない。その時にそれは上司の課題です。と言われたらどうなんだろう。「自由」とは経済的自由もあると思うし、何でもかんでもその時の自分の価値観で仕事をしていたらクビになるだけだと思うが。

    2
    投稿日: 2014.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の目に映る世界の見え方を変えられるのは自分だけ。 他者の目を気にせず、過去・未来にとらわれず、ありのままの自分を受け入れて、 「いま、ここ」を真剣に生きることが幸福へつながる。 ・幸福=貢献感 ・「他者貢献」というブレない軸を持ち、自分自身で人生に意味を与える。 ・未来でも過去でもなく「いま、ここ」を真剣に生きる ~memo~ 原因論:原因→結果 目的論:目的→行動(感情の変化含む) 現状は自分自身が選んだもの。 大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。 課題の分離:自分の課題と他者の課題を分離し、他者の課題に踏み込まない。 共同体感覚:他者を仲間だとみなし、そこに自分の居場所があると感じること。承認欲求は消える。

    0
    投稿日: 2014.06.08
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    ★2014年5月30日 電車の広告でタイトルに惹かれた。嫌われるための勇気?なにが言いたいのだろう?読んでよかったと率直に思う。青年と哲学者の対話は、時々理解すべきことと無関係に読みにくさを感じたが、筆者が伝えたかったことは十分に伝わった。この青年のような人はきっとたくさんいて、多分自分の中にもそういう部分があって、だからこそ、客観的にそれを読まされるとイライラするのだろう。自分から逃げるときに理由として持ちだすイライラ。なるほど、読みながら自分を感じて理解する。そういう本だった。

    1
    投稿日: 2014.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今の自分を生きづらいと感じている人にはいいかも。 私は「他人は敵じゃない」って言葉がなんかいいなと思った。人のアドバイスを素直に聞けそうな気がする。

    0
    投稿日: 2014.06.05
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    自分のことを冷めた考え方をする人間だと思ってました。そして情のない人間なのかなと。 ーーこの本で同じ考えがあることがわかりスッキリしました。

    0
    投稿日: 2014.06.04
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    最近人気の自己啓発本。 タイトルは若干釣りっぽい気がする。要はアドラー心理学の解説書。 プラトンの対話篇よろしく対話形式で書かれているので意識してるのかな〜と思ったら、著者はもともとギリシャ哲学の権威だったようで。 【要約】 ・アドラー心理学ではトラウマ、原因論、および過去・未来と現在の因果関係を否定し、目的論の見地に立つ。 ・全ては現在の状態、つまり事実からはじまる。 ・自分の経験によって決定されるのでなく、経験に与える意味によって自らを決定する。 ・馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない←最後のアクションを決めるのは自分=勇気づけ ・劣等感は「理想の自分」との比較で生まれるものが健全 ・課題の分離。他者の課題に踏み込まない ・共同体感覚。自己受容→他者信頼→他者貢献。そこに承認欲求は不要(承認欲求を明確に否定) ・過去も未来もなく、いま、ここを生きることが幸福につながる。 【学んだこと】 ・普段、現在の状態に至る原因を考えることが多く、それが自身の理解と成長につながると考えていたが  その見方をひっくり返されるというのは新しい発見であった。事実を元に自ら意味付けを行う、ということをより意識したい。 【その他感想】 ・冒頭にも述べたが基本的にはアドラー心理学の解説書であって「アドラーはこのように考えました」の説明書。  つまりアドラーを1つの考え方として理解した上で、他の哲学者の考えを天秤にかける必要があると思う。  →その辺が自己啓発本の形をとっているのでそれがわかりにくい。   少なくとも対比されているフロイト、ユングの考えぐらいは理解しておく必要あり。 ・「21世紀初頭に隆盛を誇ったアルフレッド・アドラー」みたいな感じで数百年後の倫理の教科書とかに載るんでしょうか。 ・個人的な納得度は40%ぐらい。元々鵜呑みにするつもりもなかったので、やはり他の哲学者の考えも照らしあわせて自分に取り込みたい。

    0
    投稿日: 2014.06.03
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    何事も自分の捉え方次第。 ある意味身勝手な解釈な心理学ではあるが、あらゆる基準が世界基準となり、価値観が多様化している現代社会にはピッタリの心理学かもしれない。心理学も流行があるのかなと考えさせられる一冊。

    0
    投稿日: 2014.06.03
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    自分の価値観が真逆になるほどの衝撃!すべての悩みは対人関係だというところも納得。生きるのをラクにしてくれる一冊

    0
    投稿日: 2014.06.02
  • 最も読みやすい哲学書。

    アドラー心理学という聞きなれない分野についての本だが、対話形式で物語チックに話が進むので非常に読みやすい。ただ今までの常識とされるものについたのアンチテーゼが多いので、作中の青年のように一歩進んでは内容を噛みしめ、また一歩進んでは噛みしめと時間をかけて読むべき本だと思う。一回読んだだけでアドラー心理学に染まるのは困難だろう。

    4
    投稿日: 2014.06.02
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    行動面の目標 1自立すること、 2社会と調和して暮らすこと 心理面の目標 1私には能力があるという、意識 2人々は私の仲間であるという、意識 10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんな事があっても、批判する。そして10人のうち2人は互いに全てを受け入れ合える親友になれる。 導きの星は、他者に貢献する事

    0
    投稿日: 2014.06.01
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    向上したいと願う気持ちは、自分のなしたことが向上してると実感出来てこそ満たされる。 存在レベルで納得してしまうと向上してる感が満たされないと思うんだけど、貢献感があれば行為に寄る向上感が満たされなくても満足出来るのだろうか。 より大きな貢献をしたいと願いつづける限り、行為による向上感の渇きを感じ続けるのではないだろうか。それは健全な渇きだから、そのまま今を大切に着実に進めということか。 それだとこれまでとあまり変わらないかな。 議論は新鮮だったけど、私の結論は変わらなくてちょっと残念。誤読してるのかな? でも初めてきちんと読めた哲学書だった。再読したい。

    0
    投稿日: 2014.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青年と哲学者の対話により話が展開していきます。 「健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、“理想の自分”との比較から生まれるもの」「人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」等、ふむふむと納得しながら読んでいたのですが、終盤の“他者貢献”のあたりから頭がこんがらがってきました。「他者の課題には踏み込まない」 けれど “他者貢献”。分かるような分からないような^^; うまく言いくるめられているような気がしてしまうのは、素直じゃない私なのかもしれません。

    1
    投稿日: 2014.05.27
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    ジャケ買いならぬタイトル&帯買い。ふだんハードカバーは買わないようにしているのだが、この本を買ってしまったのは、タイトルと帯の伊坂幸太郎さんの推薦文にほかならない。 アドラーってどちらさま?どんだけですか?といううがった見方で読み始めた。 コンプレックスのかまたりである青年と、アドラー哲学を示す哲人の会話形式をもって、実在の哲学者アドラーの哲学を知ってゆく流れ。 青年のキャラがいい。なにも君そこまで、という卑下っぷり。哲人にたてつくんだけどどこか虚勢はっててかわいらしい。これが鼻につく高飛車なイケメンだったら最後まで読めなかった。 ″決めるのは、昨日でも明日でもありません。「いま、ここ」てす。″ ささりました。

    0
    投稿日: 2014.05.27
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     とかく他者承認の渇きを(不当に)掻き立てられる現代において良い考え方だと思う。しかし人間に過去のことを切り離して思考する、行動するということが本当に可能なのだろうか?  サイコロを5回振ってずっと6が出た人と、1回も6が出なかった人では次振った時6が出るのかという予想は当然変わってくるように思える(実際の可能性は変わらないとしても)。そういう意味では偏見や、構造、文脈や過去の経験を排除して人間は思考することができ、因果関係に対する正しい見積もりができる(はず)という近代個人主義の伝統そのものなのかもしれない。  そう考えると、ルネサンスを通して近代個人主義の源流となった古代ギリシャ思想が、アドラー心理学の底に同様に流れているのも納得できる。  他者貢献の理由はよく分からない、ただ全体を通して好きな考え方ではある。個人的には行動経済学とかとの整合性も気になる。

    0
    投稿日: 2014.05.26
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    アドラー心理学の内容を哲学者と青年の対談形式でまとめた書籍です。平野啓一郎の『私とは何か』の前に読めば良かったなという気がしないでもないですが、人間の心理を考える基盤となる多くの気付きがある良書で、Kindle版で読んだんですが、ハイライト付け過ぎで容量オーバーになりました(そんなことがあると初めて知ったw) アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言しています。劣等感と劣等コンプレックスの違いとか、自己肯定と自己受容の違いとか、自由とか、ほめるとか、勇気とか、いろいろと考えさせられるものがあり、コーチングや人財育成、リーダーシップを考えるベースになりました。そんな分野が気になる方にはかなりおすすめです(2014.05.15読了)

    1
    投稿日: 2014.05.25
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    流し読みだん。 結果のために原因を作ってる(成りたい自分になってる) 他人の人生を生きるな 承認欲求を捨てろ ってあたりが印象的だった。

    0
    投稿日: 2014.05.25
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    若干わざとらしい言い回しが気になったものの、新しい考え方を知ることができました。もっと前向きに、今を一生懸命生きようと思うことができました。

    0
    投稿日: 2014.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    認欲求に苦しみ、タイトルに惹かれ、人間関係に悩んでいる私に、まさにピッタリと思い、まずAmazonで試し読みが出来たので試し読み。 この試し読みの段階でもかなり腑に落ちることがあり…。 勇気って大切だと感じました。 対人関係、自己啓発というより、生き方や価値観といった、大きな枠組みを変えてくれる本でした。 「自由とは他者から嫌われることである」 「誰ひとりとして悪を欲する人はいない」 「普通であることの勇気」

    0
    投稿日: 2014.05.25
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    嫌われてもいいと割り切ることは難しい。 他人は他人、自分は自分と割り切った考え方は冷たい。 そう考えてしまうこと自体は当然だと思う。 ただ他人は他人、自分は自分と考えることと、 冷徹とは必ずしも一致しないのだと思う。 この本を読んで僕は人生の考え方が大きく変わった。 自分の主は自分であるという当然のことがなかなか出来にくい世の中。 捉え方を変えることでもっと(心理的に)楽にいきられるのではないか。 この本に書かれたアドラーの考えを「徹底して実践する」のは難しいと思う。 が、一部でも捉え方を柔軟にするだけで、 楽になるところは多いだろう。 「こういう考え方をする心理学者がいる」と知るため、 もしくは「流行ってるから話のタネに読もう」ぐらいの軽い気持ちで読むといいかもしれない。 アドラーの考えを説く人と、 それを理解できない人の対話の形で進むので、 内容は軽くはないがその割に読みやすいと感じた。 これを読めば全ての人が幸せになれるとはいわない。 否定するのも肯定するのも、読んだ後で遅くない。 ただ間違いなく言えるのは、 僕はこの本を読んで考え方が変わり、 生きやすくなったと感じていること。

    0
    投稿日: 2014.05.25
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    「褒めるということは縦の関係を気付いているのであり、相手を見下している。」「原因論ではなく目的論」 など、今までに考えたことのない観点が多く、ものの見え方が変わった。 子育ては褒めることが大切とかも聞くけど、褒めるやりかたを間違えると「褒めないとやらない子」になりかねない。褒めるのではなく勇気付けを行うというアプローチは新鮮だった。 子育てしてる人にもお勧めの本。

    0
    投稿日: 2014.05.24
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    今まで、悪だと思っていた人たちが 一転して、自分の見本だったのだと気付いた一冊。 バイブルになりそうです。 嫌われてもいいと覚悟するだけで こんなに楽になれるとは。

    0
    投稿日: 2014.05.23
  • ズシンとくる一冊でした。

    人はすぐにでも幸せになれる。そんな話ではありますが、対人関係で悩んでいる方、自分の進むべき道に悩んでいる方には、なにかしら得るものがあるとおもいます。 個人的には、怒りは自分が捏造したものである、という話と、劣等感と劣等コンプレックスの話が、ハッとさせられ、今まで自分はなんて時間を無駄にしてきたのだろうと心から思いました。自分が傷つくのが怖くて、理由を付けて色々やらなかっただけだったんだなぁと。 読み終わった時には、人に優しくなれ、心が温かくなる本です。

    5
    投稿日: 2014.05.23
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    人が変わるのに必要なのは勇気、というのがこの本で一番伝えたいことだと思った。それに気付く本かなと。 ただ、この本から「では、どうすれば勇気を持てるのか?」という問いの答えを見つけるのは難しいかもしれない、とも思った。 何にしても、対話形式で話が進むので読みやすく、アドラー心理学に触れるのに、いい入門書だと思う。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    アドラー心理学…初めて知ったけど、すごく興味深い考え方。タイトルから受ける印象より深かったなと。悩みの本質、課題の分離、周りとの関係など、書いてあることはシンプルに思えるけど、理解と実践は結構難しそう。他の関連本も読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2014.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アドラー心理学を対話式で説明しており、読みやすい。物事への考えた方の1つとして、思考の選択肢が増える。

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    原因論ではなく、目的論。目的があるから行動する。 怒りを捏造する。怒鳴りたいから怒る。 感情にも過去にも支配されない。 井戸水の温度は夏でも冬でも一定。 何が与えられたか、ではなく、与えられたものをいかに使うか。 ソクラテスのパラドクス「誰一人として悪を欲する人は居ない」 「善」とはためになる、「悪」とはためにならないこと。 「不幸」は自分で選んだもの。自分にとって「善」と判断した結果。 変わることは、勇気が必要。 すべての悩みは「対人関係の悩み」である。 優越性の追求も劣等感もいい刺激になる。 しかし、劣等コンプレックスは、劣等感を言い訳に使い始めた状態。 「私は学歴が低いから、成功できない」は、「成功したくない」という列島コンプレックスの現れ。一歩踏み出すことが怖い。 さらに、優劣コンプレックスのために、権威を借りたり、過去の栄光を自慢する。 健全な劣等感とは、他人とではなく過去の自分との比較から生まれる。人間は同じではないけれど対等。 対人関係が「競争」にあると、対人関係の悩みから抜けられない。 社会の矛盾や不正に対する憤りは違う。私的な怒り、捏造されたもの。怒鳴りたいから怒る、気に食わないから怒る。更に、復讐の段階に入ると困難。 怒りという道具に頼ってはいけない。言葉によるコミュニケーションを図る。自分が正しいと思うと、他者を屈服させようとする。その争いから降りること。 アドラー心理学の行動の目的 自立すること、社会と調和して暮らせること、 私には能力がある、という認識、人々は私の仲間である、という意識。 仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスクがある。 タスクを回避する行動を「人生の嘘」と呼ぶ。 他者や環境のせいにしてタスクから逃げることを嘘と呼ぶ。 他者からの承認を求めることを否定する。承認を求めてはいけない。 他者の期待を満たすために生きているわけではない。 誰の課題か。他人の課題には踏み込まない。 人間関係のトラブルは、他人の課題に土足で踏み込むから起きる。 相手を信じることは自分の課題、それに応じるかどうかは他人の課題。 課題の分離は、対人関係の入口。人間関係の絆が見返りではない。 他者から嫌われたくないと思うこと=傾向性がある。それに従うことは、欲望や衝動の奴隷になること。傾向性に抗うことができる。承認欲求は傾向性であり、それに従うと他人の人生を生きることになる。 自由とは、他者から嫌われること、である。他者の評価を気にかけず、嫌われることを恐れず、承認されないことを恐れず、自分の生き方を貫くこと。 自分が変わっても相手が変わるか、はわからない。相手の課題だから。他者を操作する手段として自分の言動を変えるのは間違い。 他者からどう見られるかを気にするのは、他人を気にしているのではなく自分にしか関心がない証拠。自己中心的。 所属感とは、人生のタスクに向き合うことで自らの手を獲得していくもの。 共同体感覚とは、幸福な対人関係のあり方となる重要な指標。 困難にぶつかったら、より大きな共同体の声を聴く。 すべての対人関係を縦ではなく、横の関係とする。 横の関係では、援助のことを勇気づけ、と呼ぶ。 評価は、縦の関係に基づく言葉。感謝は横の関係に基づく言葉。 共同体にとって有用である、と感じた時、価値を実感できる。 他者の行為、ではなく、存在、が価値がある。子供など。 誰か一人でも縦の関係を築いているとしたら、気が付かないうちにすべての関係を、縦の関係ととらえている。 共同体感覚を得るには、自己受容、他者信頼、他者貢献が必要。 ありのままの自分を受け入れたうえで、向上を目指す。 ニーバーの祈り=変えられないものを受け入れる勇気と変えることの勇気、それを見極める知恵。 他者を信用するのではなく、無条件に信頼すること。関係を断ち切るのも、信頼することも自分の課題。 自分の価値を実感するために、他者貢献する。 他者の感謝の言葉を聴けなくても、自分は他者に役だっている、と実感すること。自分が他者に何ができるか、を考えて実践する。他者が感謝しないからといってイライラしない。 神経症的な人は、「みんな」「いつも」「すべて」という言葉を使う。一部を見て全体を判断してはいけない。 仕事が忙しいから家庭を省みる余裕が無い、というのは人生の嘘。責任回避。 他者貢献は、眼に見えないものでもいい。自分が貢献感を持てれば良い。 幸福とは貢献感である。 優越性への欲求から、マイナスの優越を求めることがある。=復讐 普通であることの勇気。 普通の自分を受け入れる勇気。これがないと、特別に悪くある、方向へも行く可能性がある。 人生を登山のようには考えない。人生は大半が途上にあるのではなく、刹那、という点の連続。 将来の目標の為に努力している、今、を充実させること。 旅と同じ。旅の間を充実させる。登山の途上を楽しむ。

    0
    投稿日: 2014.05.21
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    「7つの習慣」の第一の習慣に似ている感じがしました。 これは理解出来る人と出来ない人との差が激しいだろうな、そう思いながら読んでおりました。個人的にはとても勉強になる事が多かったのではありますが、上記に述べた通り、7つの習慣に似た内容であった為に星三つに留まりました。 哲人と青年の会話形式で進んで行きますので、非常に読み易い部類に入ると思います。人間関係に行き詰まった方は是非読んでもらいたい。自分の人生がうまくいかないのを他人のせいに(知らずの間に)してしまっているのがよく分かるでしょう。 ・・・書いてある内容はよく分かりますし、哲人の申すアドラー心理学も言わんとする事はよく分かるのですが、実際に隣人としてこの哲人のような話し方をする人や、この青年みたく他人の重箱の隅をつつきまくる人は、正直身の回りにいるのはごめんです 笑 タイトルの「嫌われる勇気」の真の意味はちょうど真ん中くらいに出てきます。それを見た時は はっとさせられました。 良い本に出会えました。

    0
    投稿日: 2014.05.20
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    会話形式で一気に読めてしまいます。 『ありがとう』は、やはり大切な言葉。 それと、心理学は面白いですね。 一度、きちんと勉強してみたい。

    0
    投稿日: 2014.05.18
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    なかなか面白い! 自分の悩みにマッチしてる。 アドラーの心理学。 人に好かれようと頑張らなくてよい。 自分の理想のために頑張ったほうがよい。

    0
    投稿日: 2014.05.18
  • アドラー心理学の入門書。すべての人間の悩みは、人間関係であると断言します。

    フロイト、ユングと並ぶ三大心理学者とされながらも日本ではあまり有名でないアドラー。 彼は、すべての人間の悩みは、人間関係であると断言します。 最初これを聞いたとき、はあ!?と思いました。 恋愛や職場関係、学校友人関係はともかく、金銭面や能力、将来の悩みなんかは 人間関係なのかよ!?と反発。 しかし読み進めていくうちに腑に落ちていくのです。 ■こんな人にお勧め。 ・様々な悩みを抱き、解決方法を探している方 特に人間関係に悩む人に、一筋の光を照らして暮れると思います。 親子関係、職場関係、恋愛関係、友人関係 ・アドラー心理学を実践的に学びたい方 単なる入門よりも対話式で描かれ、議論しながら話が進みます。 青年は、私たち、一般読者視点であるため読んでいて、同じような疑問を 哲人にぶつけているような気で読めて分かりやすい。理解しやすいです。

    32
    投稿日: 2014.05.18
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    Kindle版を借りて読んでる。名言だらけだわ。『大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである』 追記 その後、また読みたくなり、購入。三周目!

    0
    投稿日: 2014.05.18
  • 子育て世代の必須アイテム

    読んじゃいました。ランキング1位の本を。学者と青年の対話形式で進められるので、青年の引き込まれる様子が物語のように読むことが出来て親しみやすいです。中身はアドラー心理学の話で前にも数冊読んだ話とかぶるところがあります。アドラー心理学は現在の子育てには必須(課題の分離は重要)だと思うので、いろいろな方に読んで欲しいです。タイトルで引き込まれる人が多そうですね。(私もその一人ですが・・・)

    5
    投稿日: 2014.05.17
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    分かるようでいて、分からない。分からないようでいて、分かる。 も時間をおいて、もう一度読むと何か見えてくるものがあるような気がする。

    0
    投稿日: 2014.05.16
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    われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」なのだ あなたはただ「わたしはどうするか」だけを考えればいいのです そんなこと普通じゃない?と思う箇所が多くてあんまり読む意味を感じられなかったけど、まあ、有益ではあったような。

    0
    投稿日: 2014.05.16
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    「コンプレックス辞典」とも言えそうな本。 アドラーの心理学 対話形式で書かれている。 (私は好きではないけど) なかなかハードな内容かと。 なんどか、エグラレル気持ちになる箇所がある。 ロジャースから時間が空いた時に読むのでよかった。 56これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない 84 AだからBできない。 は、Aさえなければ、わたしは有能であり価値があるのだ、と暗示している 87 10本の指すべてにルぴーやエメラルドの指輪をつけているような人は、美的センスの問題というより、劣等感の問題つまり優越コンプレックスの表れだと考えた方がイイ。 88 不幸自慢 138 カウンセリングを受けにくる相談者に、わがままな人はほとんどいない。 217 (遠いと思う対象に対しては)少しずつ距離を縮めていけばいい。 131 信用と信頼は違う 信用・・・担保がある 信頼・・一切の条件をつけない 245神経症てきなライフスタイルを持っている人は、なにかと「みんな」「いつも」「すべて」といった言葉を使う。

    0
    投稿日: 2014.05.14
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    親や周りの尊敬する友人先輩と話したり過ごして少しずつ形になってきていた考え方が、すっかり書いてあった感じ。すごくすっきりだし、いっぺんにお土産あけてしまってちょっと寂しい、ような感覚。 こうやって考えていられたらいつだって人生を楽しく生きられるし、どうにかできると思える。そして精神が自由でいられる。心折れそうな時に信頼できる人と話す他に、この本を読んでも持ち直せそう。 ちょっと考えてみたいのは、これが強者の論理ではないか?という点。私がまさに書いてあったのと同じこと"彼が私の悪口を言ったとしても、それを聞いた人が判断する。私を信じてくれる人もいるし、離れて行く人もいる。仕方が無いこと。"と、言ったら、強いね、と言われた。私の抱えている問題は大したことないから、実践も楽。 普通、のレールから外れているポイントである、結婚しないの?については色々言われることも増えたから、最近少し試練なのは、そこくらいかな。昨日この本を読んだおかげで、今日は怒りもわかず、大人の対応ができて、気分も上々。

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    投稿日: 2014.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネタバレありです。 心屋さん、平本さん経由でこの本に出会いました。 色々衝撃はあるのですが、今一番は「線のように映る人生は実は点の連続である。 すなわち人生とは連続する刹那である。」 すんごく、安心して裏打ちされた勇気出る言葉。 そして数学を習ってよかった、習っていない場合より この文章のイメージがわきやすい。笑 この文章で、とらえ方が変わるのは、 できなかったことに悔むより、できたことに目を向けようと、シフトできること。 どんな環境でも、どんな状況でも、今ココを生きることが、幸せをつくるんだな。 自信をつくるんだな。 父が怪我で心配でも、 世の中で言われる適齢期に子どもを産みたいけど実現できるか分からない不安、 内部被ばくや事故、病気で明日もし倒れるとしても、 周りの大切な人が亡くなったとしても、 地元の大好きな自然が最終的に破壊しつくされることになったとしても、 今の仕事、ある意味すんごいニッチな部分の仕事で、学校の先生に取材とか記事書いたりとか、47都道府県の教育実践の様子を冊子にまとめたりとか、調整とか打ち合わせとか楽しいこともあるけど、給与安くて年間貯金できる額に不安、とかあっても、笑 今日、自分が実現したい未来のために、一歩でも行動できている。 そう考えたら、笑顔になれた。 今まで、自分の一歩をスルーしちゃって、焦っていた。 また、自分の一歩等を、お伝えした方に、否定いただいたときに、落ち込んでおった。 でもたとえば、 父のために、ご飯つくったり、洗い物したり、草むしりしたりしてる。 しかも、自分がそうしたい、っていう動機でしている。 誰からに言われてや、父がそうしてほしいからじゃなくて。だって父が今元気でいてくれることが私の幸せだから。でも父がもしかしたら死ぬんじゃってとこに不安にならなくていい、という状態は、この本のおかげ。 そして、出来ることもあれば、できないこと、しないこともある、それでよいのではないかと。 他人にはある程度干渉しないというあり方も、助かる。 排毒のために、玄米や酵素、発酵食品など取り入れ始めたし、 自分で固定種の種で畑も始めようと行動している。 自分の一歩を認める今ココを大切に思えるとらえ方が、助かる。他人にどう思われるとかじゃなくて。他人には頭おかしいとか、そんな小さいことでレビュー書いてんじゃねぇよとか思われるとか、そこじゃないんだよ。 明日自分の命があるかなんて、誰にもわからない。 (けど、世界の中で、こんな恵まれた環境にいることには感謝。) でも、 今できることはすべてやったと、自分では思っていたい^^ あと「普通であることの勇気」。 これずっと罠にはまってた。笑 肩の力を抜いて、キャリアを考えていけるなあ。 まあ過去の経験でもう抜いてはいたんですが。笑 そのとらえ方が、プラスなんですよね。 かっこいい! 特別によくあろう、or 特別に悪くあろうとする子ども。 これ分かる~。笑 理屈がわかると、どうかかわってあげればその子にとって良いのかわかりますね。

    2
    投稿日: 2014.05.12
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    すんごいドSの自己啓発本。 こじらせ系の大人たちへの劇薬。 合コンとか恋活とか… その他、なんか色々どうでもよくなった元気ない人へ。 読んでものすごく居心地が悪くなります。 仕舞っていた汚れ物を「汚れてる」と指摘されて、 言い訳を言った後「とにかく洗って干したら?」 と単純明快な指摘でぐうの音も出ない、という 感じが一文一文に含まれていて、 自己防衛で凝り固まった自分理論が がったがたに崩れます。

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    投稿日: 2014.05.11
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    青年と哲人の対話って形式で岸見さんを通したアドラー心理学を解説。 原因論ではなく目的論をとり、自分を決めるのは経験ではなく経験に与える意味が自分を決める。思考や行動の傾向をライフスタイルとし、自らで選ぶことができる。まずは今の自分を受け入れ、そこから一歩踏み出していくアプローチを勇気づけと呼ぶ。客観的な事実の劣等性、主観的な意味付けの劣等感、見かけの因果律で納得させる言い訳としての劣等コンプレックス。別の発展形で自慢だなんだの形をとる優越コンプレックス。人生とは他者との競争ではなく、今の自分よりも前に進むことに価値がある。自分の課題と他者の課題を分離し、自分の人生を生きる。仕事、交友、愛の対人関係のタスクに向き合い、他者へ貢献することで生まれる共同体感覚。人間関係に縦の関係を持ち込んではならず、横の関係を築くべきである。普通であることの勇気、人生は線ではなく、刹那刹那、「いまここ」を真剣に生きることが大事。 簡単にメモるとこんな感じ。

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    投稿日: 2014.05.11
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     うつ状態になったときに読んだ本。これは繰り返し読みたい!他人の考えていることなどは、極端に言ったら自分には関係ないとか、他人のために奉仕することが幸せだとか、アドラー心理学の虜になりそう。落ち込んだ時に再読したい。

    0
    投稿日: 2014.05.11
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    アドラー心理学の入門書。 対話形式で書かれており、疑問点などもその都度わかりやすく書かれている。 今すぐ全て実践するのは簡単ではないが、こういう考え方もあるんだなあと参考になる一冊。 繰り返し読みたい。

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    投稿日: 2014.05.10
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    簡単なことを書いてるように見えるけど、筆者も言うてる通り、実践するのは簡単ではない。 アドラー哲学を分かりやすく書かれているのが本書。 初めて聞く名前やったけど、正直、書いてることで納得できることもけっこうあった。 今まで読んだ自己啓発本の中では、一番ぴったりときてるかも。 もともとアドラー的思想を持ってるんかな。

    0
    投稿日: 2014.05.09
  • ほぅ

    こういう自己啓発書もあるんですね。 対人関係で色々悩みがある方には特におすすめです。 読むと心が楽になるかもしれません。

    4
    投稿日: 2014.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊。 「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な〝答え〟を提示している。 アドラー心理学では「すべての悩みは、対人関係の悩みである」としている。 逆にいうとそれは、幸福の源泉もまた対人関係にある、ということである。 本のタイトルが「嫌われる勇気」となっているのもこのことからきていると思われる。 対人関係における悩みを解消させる(幸せに生きる)ための、考え方、態度、姿勢について述べている。

    0
    投稿日: 2014.05.08
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    タイトルのキャッチーさに、最初は手に取るのを躊躇したものの、目次をみたところ、ひかれる言葉がたくさん。 最初に気になったのは、トラウマは存在しない、のくだりだったが、読み進めてみると、まさに”嫌われる勇気”のところは強く共感できた。また、”すべての悩みは対人関係”のくだりも、自分の人生と照らし合わせて、そのとおり!と腹落ちした。対人関係で悩み、苦労したことのある人であれば、共感できる部分は多いと思う。 といいつつ、正直、ビジネスの世界に生きている人が、アドラーが提唱している思考で生きていくのは難しい気がする。それでもなお、アドラーのような思考で生きて行きたいと願うし、そのために定期的に読み返したい本だなと思った(実際に1度読んだだけでは理解できていないことも多く、もう一度読み返したくらい。2回目はより共感できるところが増えた)。

    0
    投稿日: 2014.05.08
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    数年前からアドラー心理学とは縁があったにもかかわらず、深く理解することをしていなかった。 理解するとすごく気持ちが楽になると思う。理解するのに今まで生きてきた年数の半分はかかるというけれど、早ければいいというわけでもなく、ベストなタイミングって言うのがあるんだろうなって思う。アドラーの思想が響かない時に読んでも仕方ないしね。 これは対話形式で理解しやすいし、どうかな?って思った人は是非読んでみることをお薦めします。遅読のあたしでもあっという間でした(笑)何度も読みたくなる本です。

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    投稿日: 2014.05.07
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    青年の言っていることの一々が自分に当てはまっていて、アドラーの教えに従えば、生きるのが楽になりそうな気がした。でも混乱するところもあるので、もう一度、今度はメモを取りながら読みたい。

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    投稿日: 2014.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <目標> ・自立すること(自己) ← 自分は能力があるという意識(自分に価値があると思えることによって「勇気」を獲得できる) ・社会の中で協調すること(他者) ←自分は共同体の中にいるという意識(他者に関心を寄せ、勇気付けのアプローチをすることで、主観的に自分が価値を認め、生きる勇気につながる) ◎坂道を転がるように生きる(他者にあわせて石が丸くなっていく)のではなく、眼前の坂をのぼっていくことが人間の自由 ・まず、自分の「ライフスタイルをやめる」決心をする ・他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払う(自由の生き方を貫く)(課題の分離) ・共同体感覚(所属感)を得るため、共同体に対して自らが積極的にコミットする(「人生のタスク」(仕事、交友、愛)に立ち向かう) ・対人関係で困難にぶつかったときは「より大きな共同体の声」を聞く(目の前の小さな共同体に固執することはなく、もっとほかの「みんな」、もっと大きな共同体は必ず存在する) ・他人に対しては、介入ではなく「援助」(強制ではなく、課題は分離したまま、自力での解決を援助)(勇気づけ(人が課題を前に踏みとどまっているのは、能力がないからではなく、純粋に「課題に立ち向かう”勇気”がくじかれている」から) ・欠点がない人はいない。交換不能なものを受け入れる、ありのままの「自分」を受け入れる。変えられるものについては変えていく”勇気”を持つ。 ・「優越性の欲求」の存在、競争意識(相手を「敵」とみなす) ⇒劣等感の獲得 ⇒偽りの優越感、権威づけ、不幸自慢(それぞれ特別になろうとする気持ち) (×) ・他者の幸福を自分の負けと認識すること 私憤は一時、社会や制度への怒りは利害を超えているので長く続く。 私憤に対して、声を荒げるのは、そうした単純な方法以外での意思疎通の方法を知らないだけ。最も簡単な方法で相手を屈服させようとしている。 まずロジックとして考える。 そもそも彼らの専門は「人はどのようにして神経症から立ち直り、幸せになれるのか」 特に彼らのような精神心理学の分野では、やはり「人が自分らしく生きるにはどうすればいいか」 「幸せになるのはどうすればいいか」という「幸せ」「自由・開放」の観点から物事を考える。 その意味で、最初の命題は ・人は幸せになることができる。それは共同体感覚をもつことによってなれる。そして、幸福の定義は「貢献感」である。なので、「他者に貢献するのだ」という導きの星に従う。 これを演繹していくと、なぜなら、 ・人は過去のいかなる状況にもしばられるものでなく、ライフスタイルの選択により、自分の考えを選択することができるから。(われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」なので、自分の手で選択可能。)われわれは同じではないが対等。しかし「違い」を善悪や優劣と絡めてはいけない。どんな違いがあろうとも我々は対等。今の自分よりも前に進もうとすることにこそ価値がある。誰とも競争することなく、ただ、前を向いて歩く。 そして、ライフスタイルを選択するに当たって必要な考え方は、 ・「承認欲求」すなわち、人の評価を前提とした縦の人間関係では、真の意味の自由を手にすることができないため、承認欲求は拒否する。そして、課題を分離して、相手の評価は相手の課題と切り分ける。「課題の分離(他者の課題に介入せず、自分の課題にはいかなる人も介入させない)」が第一歩としての重要な観点。課題の分離をすれば、おのずと問題は自分の問題だけになるので、対人関係のカードは常に自分が握っている。 「自分の信じる最善の道を選ぶこと」が自分にできること。心理面の目標としては、「自分には能力があるという意識」「人々はわたしの仲間であるという意識」をもつことが重要。  なぜこうした考えになるかというと、前提として「全ての問題は人間関係にある」との考えがあるため。つまりアドラーの教えは、人間関係から生じる諸問題に対する解決の処方箋を与えるものと理解。 ・では、手に入れるべき自由とは何か。それは「他者から嫌われること」(つまりは他者からの承認欲求、見返りなど、自分を不自由にする要素を排除すること)。他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない。つまりは自由になれない。 ・我々は、「優越性の追求(向上したいと願うこと、理想の状態を追求すること、特別でありたいと思うこと)」を本能的に持っているがゆえに、「ここにいてもいいんだ」という所属感を求めている。しかし、所属感は、共同体に対して自らが積極的にコミットすることによってしか得られない。→つまりは、仕事・交友・愛という3つの対人関係のタスクを回避せず、自ら「人生のタスク」に立ち向かって足を踏み出していく。なぜなら自分は世界の中心ではなく、自分が踏み出さなければならない。「わたしはこの人に何を与えられるか」を考えなければならない。自らの手で所属感を獲得していく。 ・要するに「勇気」が必要。人は、自分に価値があると思えたときだけ、勇気をもてる。 →人は、「わたしは共同体にとって有益なのだ(他者に貢献できている)」と思えたときに自らの価値を実感できる →「存在自体に価値がある」とする共同体感覚をどうすればもてるか。アドラーの答えは、「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく」 →この感覚をもつために必要になるのは「自己の執着」を「他者への関心」に変える必要があり、そのためには、3つの考え方を理解する。 ①「自己受容(できない自分をありのままに受け入れる。肯定的なあきらめをもつ。変えられるものと変えられないものを見極める。「普通であることの勇気」をもつ。普通と無能は同義ではない。)」 ②「他者信頼(信用にたるだけの客観的根拠がなくても他者を信じる。懐疑からは人間関係は生まれない。信頼を恐れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができない。その勇気をもつためには自己受容が必要。自己を受容し、変えられるものと変えられないものを見極められれば、裏切りは他者の課題であることを理解でき、他者信頼へ踏み込むことができる。)」 ③「他者貢献」(わたしの価値を実感するためになされるもの。そしてありのままの自分を受け入れられ、自己受容することができる。目に見える貢献でなくてもかまわない。ほんとうに貢献できたかは原理的にわかりえない。主観的な感覚「貢献感」をもてればそれでいい。) ・上記を実践していく上で、行うべきではない事項としては以下のとおり。  ○見返りに縛られた発想 →相手の行為を期待した瞬間に課題の分離の観念とかけ離れる。自分のやるべきことを決めるのは自分でしかない。  ○関係が壊れることを恐れて生きる→他者のために生きる不自由な生き方  ○他者をしかること、ほめること →これらの行為は、上から目線の「評価」。その背後にある目的は「操作」。これは劣等感(縦の意識)を生む。人はほめられることにより、「自分には能力がないという信念を形成していく」。ほめられることに喜びを感じるのだとすれば、それは縦の関係に従属し、自分に能力がないことを認めているのと同じ。→つまり、評価するのではなく、「感謝」することが大事。  ○介入すること →相手を低く見るから「介入」になる。介入は「操作」にほかならない  ○他者のために自分の人生を犠牲にする → 社会に過度に適応した人であり、危険  ○「行為のレベル」でしか、自分の価値を認めることができない →「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」は、その典型。「存在のレベル」で価値を認める  ○自分を好きになれないこと → 人間にとっての最大の不幸。自分が共同体にとって有益で、誰かの役に立っているという思いだけが自らに価値があることを実感させてくれる。  ○過去や未来に焦点をあてて、「いま、ここ」を生きないこと。→人生における最大の嘘。なにか見えたつもりになっても、それは、自分の人生に、かけがえのない刹那に、大いなる嘘をついたこと。 →「いま、ここ」にスポットライトを当て、いまできることを真剣かつ丁寧にやっていくこと。どこに到達したのではなく、どう生きたのか、その刹那を見ていくこと。  ○「目的論」的な生き方に照らせば、自分が変われないのは「他者との関係の中で傷つかないこと」を目的としているから。それを回避するために、まずは「いまの自分」を受け入れ、たとえ結果がどうであったとしても前に踏み出す勇気を持つ。 ・人生は、連続する刹那。われわれは「いま、ここ」にしか生きることができない。計画的な人生など、それが必要であるか不必要であるかという以前に、不可能。いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる。「いま、ここ」が充実していればそれでいい。  過去のにどんなことがあったか、未来がどうであるかも「いま、ここ」にはなんの関係もない。「いま、ここ」で考える問題ではない。目標などなくてもいい。「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンス。

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    投稿日: 2014.05.06
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    この青年、俺のことか? というくらいほぼ自分とそっくりだったので、胸糞悪い親近感を味わいながら読みました(笑) 対話形式なので理解はしやすかったです 最後青年が一気にハイテンションになったのはちょっと引いたけど なんか新しい宗教に目覚めたみたいで(笑) いろいろな迷いを消すきっかけになる本であったと思う。 どっかのタイミングでもう一度読むか

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    投稿日: 2014.05.05
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    アドラー心理学を対話形式で学ぶ著書。 タイトルの「嫌われる勇気」とは、 嫌われても開き直ってしまえという乱暴なものではなく、 他人から好かれるように行動するのを止める勇気を持て という意味。 他人から好かれるように行動するとは、 結局のところ自分のやりたいことを制限してしまい、 他人に依存する形で人生を歩むことになってしまう。 他人に依存するのを断ち切り、自由にやっていきなさい、 ただし自由には責任を伴うため、自分の行動した結果の 責任の所在は自分にあると認識して行動すること。 アドラー心理学、初めて聞きましたが、 非常に興味を覚えました。 【勉強になった内容】 ・ライフスタイルは過去の積み重ねで出来たものではなく、  今の自分が作り上げているもの。  だから、今からでも充分変えることは可能である。 ・見かけの因果律  本来はなんの因果関係もないにも関わらず、  あたかも重要な因果関係があるかのように説明し、  納得させてしまうこと ・人生のタスク  行動面の目標:   ①自立すること   ②社会と調和して暮らせること  心理面の目標:   ①わたしには能力がある、という意識   ②人々はわたしの仲間である、という意識 ・自分と他者の課題を明確にし、  他者の課題に踏み込まないこと。  何故なら課題を解決するのは当事者であり、  踏み込んで解決することは他者の存在を否定することに  繋がるため。仲間でないのであればそれも良いが、  仲間であれば、信じることが重要。 ・課題の当事者を見極める簡単な方法は、  解決によって利益・不利益を受けるのは誰かを考えること ・褒めるも叱るも相手を上から見ていることに他ならない。  仲間であれば感謝をすることが重要。 ・人は他者から褒められれば褒められるほど、  自分には能力が無いことを悟ってしまう。 ・自分の主観で構わないので、 「自分の行動が他者に貢献出来ている」と認識出来ることが  人生における他者貢献であり、自由である。 ・自己実現で大切なのは、 「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つ。  自己受容:   自分に出来ないこと(変われないこと)を受け入れる。   起こった事実を受け入れること。   受け入れて、足りない部分に向けて何をするかを   考えて行動すること。   ※根拠も無いのに「やれる」と言い聞かせる、    いわゆる自己肯定とは違う。    それは自分から目を背けているだけ。  他者信頼:  「仲間として一緒に行動したいと思う人」を   いっさいの前提をつけずに相手を信頼すること。   信頼して裏切られたらと恐れないこと。   どんなに頑張っても裏切られることはある。   統計学的にも10人いれば1人には嫌われる。   そんなときは二度と関わらないと判断してもよい。   まずは信頼することが大切。  他者貢献:   自分の価値を実感し、「ここにいてもよい」と確認すること。

    2
    投稿日: 2014.05.05
  • 幸せになるための心理学

    私は、心屋仁之助さんの著書を何冊も読んだのですが、心屋さんの噛み砕いたカウンセリング本では物足りなくなって、アドラー心理学の入門書のこの本を読んで見ました。 正直なところ、一部に受け入れがたい主張もあるのですが、大部分は目からウロコで、人生の捉え方が変わりそうです。著者も言われているようにアドラーは心理学というより、哲学です。ユングやフロイトとは、まったく違うアプローチです。 難しい内容ですが、解りやすく書かれており、どうすれば幸せになれるのか考えている方や心が疲れている方に、是非お勧めします。

    13
    投稿日: 2014.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    チェック項目9箇所。人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいます、あなたが見ている世界は、わたしが見ている世界とは違うし、およそ誰とも共有しえない世界でしょう。われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している、人生とは誰かにあたえられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。あなたは人生のどこかの段階で、「不幸であること」を選ばれた、それは、あなたが不幸な境遇に生まれたからでも、不幸な状況に陥ったからでもありません、「不幸であること」がご自身にとっての「善」だと判断した、ということなのです。短所ばかり目についてしまうのでは、あなたが「自分を好きにならないでおこう」と、決心しているからです、自分を好きにならないという目的を達成するために、長所を見ないで短所だけに注目している、まずはその点を理解してください。われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」なのだと? 自分がいかに不幸で、いかに苦しんでいるかを訴えることによって、周囲の人々――たとえば家族や友人――を心配させ、その言動を束縛し、支配しようとしている。われわれが他者をほめたり叱ったりするのは「アメを使うか、ムチを使うか」の違いでしかなく、背後にある目的は操作です、アドラー心理学が賞罰教育を強く否定しているのは、それが子どもを操作するためだからなのです。自己受容とは、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくことです、自らに嘘をつくものではありません。人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです、過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。

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    投稿日: 2014.05.04
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    どんなに忙しくても仕事を頼まれたらNOと言えず、悩んでいるときに思わず手にとってみたくみた本。 心に響く箇所多数あり。聖書に通ずる教えが多いと思った。以下、引用。①孤独を感じるのにも他者を必要とします②我々を苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」③もしも自慢する人がいるとすれば、それは劣等感を感じているからに過ぎない④自らの不幸を武器に相手を支配しようとする⑤健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの⑥お前の顔を気にしているのはお前だけ⑦「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある⑧自由とは、他者から嫌われること⑨他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない⑩関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者のために生きる不自由な生き方です⑪人が他者をほめるとき、その目的は「自分よりも能力の劣る相手を操作すること」なのです。そこには感謝も尊敬も存在しません⑫対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低く見ているからこと、介入してしまう⑬いちばん大切なのは、他者を評価しない、ということです⑭人は自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる⑮誰かひとりとでも縦の関係を築いているとしたら、あなたは自分でも気づかないうちに、あらゆる対人関係を「縦」でとらえているのです。⑯「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める⑰他者のことを敵だと思っている人は、自己受容もできないし、他者信頼も不十分

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    投稿日: 2014.05.04
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    タイトルに惹かれて読んだ。人を気にしてばかりでは自分を失うと思っていたからだ。 しかし自分も人の目にどう映るかばかり考えていることに気づかされた。 過去に縛られず、変わる勇気を持つこと、他人の課題と自分の課題を区別することなど、参考になった。 有名な自己啓発書の元になっている思想だということがよくわかる。 罪と病や障害の因果関係を否定されたイエスキリストにも通じるところがある。

    0
    投稿日: 2014.05.03
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    本書は、アドラー心理学の立場から、「幸福に生きるためにはどうしたらよいか」「自分を変えるためにはどうしたらよいか」「人生の意味は何か」を哲人と青年の対話形式で解く自己啓発本です。 タイトルの「嫌われる勇気」は、すべての悩みは対人関係に集約されるという考え方のもとで、自分らしく自分のために生きるために必要な一つの要素として説明されています。 対話篇という形をとり、平易な言葉で説明されているため、非常に読みやすい内容だったと思います。また、要所々々で挟まれる寓話も簡にして要を得たもので、理解を助けてくれました。 余談ですが、意味を考える部分はフランクル、全体としては色即是空の考えに似ていたかも。

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    投稿日: 2014.05.03
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    心理学やスピリチュアルの本をよく読んでいたから、すんなりと入れた。仏教とも同じだなと思った。空の考え方。 ただ、私はアドラーの考え方はとても共感できるのに、なかなか実践は難しい。知ったときから半分は時間が必要という。 私がおそらくアドラーの考え方に触れたのは30のころだ。ということはあと10年? ここまでいけるのだろうか? この考え方自体がまた、アドラー心理学にはない。今という刹那を生きるのだから

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    投稿日: 2014.05.02
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    何だかとてつもないものを得たような気がするけど、実際の生活で活かすには何度も読み返さなくてはいけなそう。ひとまず、目の前の今だけを真剣に踊ろうと思えた。それだけでも大きな収穫!

    0
    投稿日: 2014.05.02
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    アドラーの考え方を対話形式で解説する本。 嫌われる勇気というのは、自分のことと他人のことを分けて、自分ができないことはどうしようもないので気にしないということから来る。

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    投稿日: 2014.05.01
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    ハッとする魔法の言葉いっぱいで素晴らしい。知らず知らずのうちに、過去に縛られながら、変わらない決心をしてしまっているおっさん会社員にも響きました。気配り、おもてなし、阿吽の呼吸文化で育った私にとって、一見極論に聞こえるアドラー心理学の言葉も、対話形式の解説でわかり易かった。真理をついているように感じ視界が広がったような気分。「人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです」ということらしい。「トラウマは存在しない」「すべての悩みは対人関係の悩みである」「承認欲求を否定する」「課題の分離」「自由とは、他者から嫌われることである」などなど、他の人の期待に応え過ぎの「自称いい人」にお薦めです。いやいや上から目線の押付けはダメでしたね。もし気が向いたらどうぞ。

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    投稿日: 2014.05.01
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    「すべての悩みは対人関係の悩みである。」ほかにも、登場人物の青年のように、「え?」と思える言葉がたくさん出てくるが、その論理は非常に説得力がある。アドラー心理学に非常に興味を持てた。

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    投稿日: 2014.04.29
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    アドラー心理学の研究者と、アドラーに刺激を受けたフリーランスライターによる本。アドラー心理学とは初めて聞いたが、最近書店で人気なようなので手に取った。 本編は、アドラー心理学による人生の考え方?をアドラー心理学をよく知る哲人と、人生に思い悩んでいる青年による対話形式で進んでいく。 どうしたら人は幸せに生きることができるか。そのことについて、アドラー心理学が光をくれた気がする。 人生における悩みは全て対人関係の悩みであること。 課題の分離という考え方。 などなど、ちょっとまだ自分のなかで処理できていないが、ぜひ一読を勧めたい本である。 文中ででてくる言葉でこんなものがある。 「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない」 まさしく青年と、我々読者は、哲人により水辺に連れて来られた馬である。 水を飲むかどうか決めるのは自分自身。 自分を変えることができるのは、自分自身だ。 (☆4評価にしたのは、青年がいちいちうるさいからです。笑 本当は☆5でもよかったです。笑)

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    投稿日: 2014.04.29
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    アドラー心理学。心理学というか、哲学的な本。 考えすぎて、疲れて眠っちゃったぜ…。笑 原因論ではなく、目的論。 課題の分離。 承認欲求を捨てる。 他者への貢献。 普通であることの勇気。 いまここを生きる。 心に残るワードがたくさん。 考え方を変え、自分を自由にはばたかせることで幸せになれる!そんな素敵な気づきをいただいた本。自分を好きになれなくて、他人と比べて悩むのもやめて、自分の人生を自分の道を歩んで行こうって思わせてくれる。 心が軽くなるのでオススメ! (でも哲学だから、頭はとても疲れる…。笑)

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    投稿日: 2014.04.29
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    人はみんな幸せを望んでいる。でも幸せだと思っていない人がいるのはなぜだろうか。 それは、原因と結果に縛られているからだ。今、幸せではないのは過去の辛い出来事のせいだ。そう考えているから幸せではないと思う。しかし、その発想は現実逃避なのだ。自分はどうしたいのか、目的があるはずなのにもかかわらず、その目的を叶えることに失敗することを恐れ、過去のトラウマのせいにして逃げているに過ぎない。 どうすれば幸せになれるのか。それは、過去のトラウマを引っ張り出すのではなく、目的を叶えるために、今を一生懸命生きることである。 自分は自分の課題、他者は他者の課題がある。これを潔く受け入れることを「課題の分離」というこれが、幸せになるための考え方の第一歩。他者がどう思うかなんて、自分にはどうしようもなく、ダメならダメで仕方がない。と割り切ること。しかし、他者を信頼することが前提である。話はめぐり、他者への貢献が幸せになるための手段であることがわかる。 心の底から幸せになりたい人は一読するといいさ。後悔はしない。これで幸せになるコツが分かれば安いもんさ。 いろんな宗教も哲学もあるけれど、同じ山を違う入口から登っているにすぎない。大乗仏教の教えだって、みんなを幸せにすることを解く。キリストだって博愛をとく。先日、読んだモリー先生の教えhttp://booklog.jp/users/rokubeisan/archives/1/4140810076だって他者への愛を解く。 幸せな人ってみんな考えていることは同じなんだ。これが幸せも不幸も考え方一つだってことさ。

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    投稿日: 2014.04.29
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    アドラー心理学を噛み砕いて説明してくれる。すべての悩みを人間関係に求めている。特に、課題の区別 は参考になる。人間関係をシンプルに考えることができる考え方を与えてくれる。

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    投稿日: 2014.04.28
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    哲学書であり、ひとりの人間の成長を描く物語である。 共感しっぱなし、目から鱗落ちっぱなし。 すごい勢いで読める本です。 文句なし、今年一番のおもろい本。 何回も読み返したいな。 そしてアドラー哲学を吸収したい。 個人的には「モリー先生との火曜日」と双璧をなす、哲学書。

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    投稿日: 2014.04.27
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    アドラーの考え方には共感できるところも多かった。他人の評価を気にする必要はないとか、 幸福感は他者貢献から得られるなど、若い頃に読んでいたら素直に受け止められなかったかもしれない。この歳になって今まで経験してきたことがあるから納得できる部分もある。もう一度読み直してみたい。

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    投稿日: 2014.04.27
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    ☆4 私が徐々に築いてきた価値観の源流は、ここにあった!と大発見の一冊だよ!今まで色んな本を読んで、同意できる点とできない点を自分なりに整理してきた。この「自分なり」の基準は、この本に書かれてる範囲のアドラー心理学の考えと一致していると強く感じる。 今まで知らなかったのは残念だけど、今回、何となく著者やアドラーさんと似たような方向であることがわかった。だから今度は、もっと他の関連する本を読んで、アドラー心理学の詳細をたくさん知って、実践し、より楽しい毎日を送っていこうと思ったよ。

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    投稿日: 2014.04.27
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    人生に対する考え方を変えてしまう程の衝撃を受けた本!!他人の評価を気にして悩んでしまう人には、お勧めの一冊です。 他者の評価を気にし、承認欲求を満たすことが大切だと考えていた自分にとって、「他者の期待を満たすために生きているのではない」という承認欲求の否定は衝撃的だった。 他人がどう評価するかは、他人の課題であり、自分ではどうしようもできないことなので、自分の信じる最善の道を選択し、「いま、ここ」を生きることに集中しよう。 アドラー心理学を人生を通して実践するためにも、定期的に再読しようと思う。

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    投稿日: 2014.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読が必要。 他者と自分を比べることなく、羨むことなく。 出来ない自分を受け入れ、どうしたら出来るようになるのかを日々真摯に取り組む。 目的論という新しい概念を受け入れたときから、少しずつ変われる気がする。 他にも、目からウロコがポロポロ落ちてくる言葉の数々。 そして、読み終わったときには涙が落ちた。

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    投稿日: 2014.04.27
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    Cakesで読んでいるときは対話形式なのに違和感がありましたが、通して読んでみて対話形式であることの良さが解りました。哲人の、アドラー心理学の考え方を理解しやすいと感じました。理解を深めるにはあれこれ著者を転々としないで、岸見氏に絞って読むのがいい気がします。

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    投稿日: 2014.04.26
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    再読。今回はより深く理解できたと思う。 アドラー心理学の人間の目標 行動面 ①自立すること ②社会と調和して暮らせること 心理面 ①わたしには能力があるという意識 ②人々は仲間であるという意識 人生のタスク: 仕事、交友、愛 ・課題の分離 -> 今回の学びはコレ。忘れずにいたい ・共同体感覚 人生は点の連続であり、旅と同じように捉えるもの(目的地に到達できなきても旅をしなかったことにはならない) 2020.8.24 対話形式、分かりやすい言葉でアドラー心理学が語られている。ただアドラー心理学初心者の私には内容が濃すぎて再読が必要! 2014.4.23

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    投稿日: 2014.04.23
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    森博嗣さんの自由をつくる自在に生きるを読んでからずっと自由について考えている。 そんなときであったこの本 自分の主観から逃れることはできない。 読んでいて村上春樹さんの世界観とリンクした 風の歌を聴け ダンスダンスダンス

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    投稿日: 2014.04.23
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    アドラー心理学に興味を持って手に取った一冊。読みやすく、分かりやすい言葉で書かれていてとても良かった。後何回か読み返して、自分の物にでかたら!と思う。本当に興味深く、ためになるほんでした。

    0
    投稿日: 2014.04.22
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    「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。」 (アドラーの言葉を引用)

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    投稿日: 2014.04.21
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    「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」 物事が上手くいかなかったとき、誰もが、原因論を語るが、アドラーは目的論を語る。 全ての人は、「自分の幸せの追求」を目的とし、生きている。しかし、「人から好かれたり、嫌われないこと」が目的となってしまい、不自由な人生を歩む人が現代に多い。 アドラーの言う、自由とはこうである。 「自由とは、他者から嫌われることである」 なるほど、他者の目を気にしすぎずに、自分の人生を精一杯生きることを目指して、頑張ろうと思える良書だった!

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    投稿日: 2014.04.21
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    「人生」というものを、きっちり整理してくれる。自分自身に向き合うことができ前向きになれる本。特に反抗期の子供の事で悩んでいたので参考になった。

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    投稿日: 2014.04.20
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    アドラー心理学 過去の原因でなく、いまの目的を考える トラウマを明確に否定 他者からの承認を求めることを否定する あらゆる縦の関係を否定し、すべての対人関係を横の関係とすることを提唱 不安だから外に出られないのでなく、外に出たくないので、不安という感情を作り出している 自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する 勇気づけ 今の自分を受け入れ、たとえ結果がどうであっても前に踏み出す勇気をもってもらう 我々を苦しめる劣等感は客観的な事実でなく、主観的な解釈 行動目標  自立すること、社会と調和して暮らせること 行動を支える心理面の目標  私には能力があるという意識、人々は私の仲間であるという意識 課題の分離 これは誰の課題なのか 自分の課題と他者のそれを分離 自分を変えることができるのは自分しかいない 他者はあなたの期待を満たすためにいきているのではない 他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない 困難に直面することを教えられなかった子どもは、あらゆる困難を避けようとする 人の悩みは対人関係の悩み 他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想 自由とは他者から嫌われること 私が変わることで変わったのはわたしだけ 他者からどうみられているかばかりを気にかける生き方こそ、わたしにしか関心を持たない自己中心的なライフスタイル 人には自分には価値があると思えた時にだけ、勇気をもてる 他者がわたしになにをしてくれるかではなく、私が他者になにをできるかを考え実践していく 神経症的なライフスタイルをもった人は、なにかと、みんな、いつも、すべてといった言葉を使います 一般化の言葉を口癖としているようなら注意が必要

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    投稿日: 2014.04.20
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    わかりやすい。対話形式や物語形式で理論を学ぶ系は嫌いだったが、これは対話形式でなければ理解出来ない。今までの考えを変えさせられる。 人生は旅であり、今に強烈なスポットライトを浴びせる。なるほど。 青年のリアクションが演劇臭くて好き。

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    投稿日: 2014.04.20
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    心理学の三大巨頭アルフレッドアドラーの思想を対話形式でまとめている。 どうすれば人は幸せに生きられるのか、という問いにシンプルかつ具体的な答えを提示する。 アドラー心理学ではトラウマの概念を否定する。今の状況は過去の原因によるものではなく、いまの目的によるもの。 -------- 140420 よくある自己啓発本と違い記述に重みがある。すぐに例え話に走っていない。浅い自己啓発本だと理論が甘い部分は例え話でごまかしているものが多いがこの本はそれがない。 ライフスタイルの話に納得。平均10歳で最初のライフスタイルを選択するとのことだが、自分の場合は選択した瞬間を明確に覚えている。小学校に上がる前、近所の友達と遊んでいた時に性格として人の逆を行くことを選択した。その後小学校に上がって感情ではなく理性を信じることを選択した。どちらも自分で選択したことをはっきり覚えているし、その後の性格はまさにその決定の通りになった。人生のスタート時に与えられた環境が比較的不利だった自分にとっては、その選択が非常に有利に働き、現在は幼い頃の自分が思い描く範囲では十分満足の行く生活が手に入った(社会的地位、収入の面で)。このあたりでさらなる幸せのために次のライフステージを選択するべきかもしれない。 ------------ 200227 これは誰の課題なのか?という視点から自分の課題と他人の課題を分離する必要がある。対人関係のトラブルは他社の課題に土足で踏み込むこと・あるいは踏みこまれることにより起こる。 誰の課題か見分ける方法は、その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?を考える。

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    投稿日: 2014.04.19
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     生き方について、深く見つめなおすことができた本でした。原因論を完全否定するところや、人生に一般的な意味は無いなど、受け入れがたいところもありましたが、多くは納得ができ、7つの習慣で言うところのパラダイム転換をさせられた本になりました。  今の自分はすべて自分が生み出したものという目的論に立つと、自己を受容することができ、課題は分離することができるので、今にスポットライトを当てることができる。そんな自分が幸福を感じるには、すべての人やものに共同体感覚を持ち、他社貢献をすることである。(少し文章は長いですが・・・)と理解しました。  また、生きる目的を明確に持って輝いている人は、アドラー心理学をよく理解できる人ではないかと感じました。  自分自身、今できることに集中して行動していきたいと思います。

    1
    投稿日: 2014.04.18
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    「嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-」読書会  日付:2014/4/17 作成者:とことこ(大塚 拓)          〇この本を一言で表すと? 現代日本の劇薬的(一般常識へのアンチテーゼ)な自己転換書 〇全体の感想・その他 ・キーワードだけをとってしまうとどうしても極論で反発したくなってしまいそう。前提条件や背景にある考え方を全て理解しないと受けいれるのは難しい考え方だと思った。 ・自己啓発の源流とある通り、コヴィーさんの7つの習慣や第8の習慣など、アドラー心理学を基にした自己啓発書は多いと思った。ただし、どれももう少しソフトに書いているとは思いますが。 ・青年が最後に納得したことに納得できない。あれだけ反発していたことがたくさんあったのに一つ一つどう納得したのかが見えない。 ・アドラー心理学を理解するのはこれまで生きた年数の半分は必要。今知れたことはとても重要で、全て受け入れられるものではないが、50歳くらいになったときにどういう考えになっているか楽しみ。 〇よかった点 ・目的論:同じ過去だからと同じ人格になるわけではないというのは納得。どう目的と意味づけを行って自分の道を選んでいくのかを考えたい ・使用の心理学:新しいものを獲得していくことに目を向けるのではなく、自分の持っているものを掘り起こしていく ・承認欲求:他人に認めてもらいたいという気持ちは普遍的な欲求であるが、それにとらわれると自分の自由がコントロールできなくなる ・貢献感:「幸福とは貢献感」ただし、見返り求めるのではなく、自己でそう感じること。 ・自己受容:自己肯定ではなく、自己受容。まず60点である私を受容し、次にどうするかを考える。 〇気になる点 ・ほめることの否定:ほめることを奨励した本や勉強会(プレゼン練習会も)は多い。また、子育て本でほめることを否定しているものは見たことがない。ほめることは上位の視点からの評価を下すことで他者への操作になるとかほめられてくれる人がいなかったら適切な行動をとらなくなるはある程度は納得がいくが、全てがそれにあてはまるとは思えず、ほめるのをやめようとは思えない。 ・子育ての距離感:子供がどうなろうが子供の課題であり、頼られたら支援はするが放置するというのは高校生以上になった子供にはわからないでもないが、幼児や小学生でまだ世の中をわかっていなかったり、目先の楽なことを優先してしまう欲求に対して、親としてある程度道を見せてあげるのは重要ではないかと思う。 ・鬱や引きこもり:鬱は病気として認定されているものであり、自己の目的のために作り出したとしてしまったら、このSE業界は大混乱しそう。一般化するのは難しく、個人の課題として取り組むものとしてはいい考えだと思う。 〇みんなで議論したいこと ・「嫌われる勇気」とはどう解釈したか? -好かれる嫌われるは他者の課題であり、気にしてもどうにもならない。自分自身のあり方に勇気を持って、選ぶ道を決めるべきである ・ほめることについて? ほめることをやめるか、どうするか。 ・承認欲求について? 認められたいにどうしてもとらわれてしまう。特に好きな人に…。

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    投稿日: 2014.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    会話形式なので読みやすく理解もしやすい、のだが、主人公の青年が本来なら心のなかのツブヤキであろう部分まで、哲人に向かって罵詈を浴びせる部分が何度もあり不快 ドラマ的に盛り上げているのだろうが、あそこまで言い放って平然と次に合うことが出来る人がそんなに悩むのだろうか?って言うかそれが原因で周りから浮いているのに本人が気づいていないだけだよね(苦笑 「他者貢献」が必要というのが解らない、いや、他者に貢献する部分が無いと社会の中で生き残ることが出来ないことは十分に理解しているつもり なのだがどうも他者を切り離す部分と、他者に貢献しなくてはいけない部分が当書のなかで消化しきれない、再読が必要? 青年の悪言にうんざりして読み進めるのに時間がかかったのに 他のアドラー本を読んで疑問に思った部分を読み直してみるのには最適かもしれない アドラーが『7つの習慣』などに影響を与えた、と言われると、過去にとらわれない、今にフォーカスするという部分はなるほどコレが出典かと理解しやすい しかし、彼らは一瞬で変わることが出来ると謳っている様におもうのだが、理解して生き方が変わるようになるには生きてきた分の半分の期間が必要らしい

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    投稿日: 2014.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうすれば人は幸せに生きることができるか。という哲学的な問いに、答えを提案するアドラー心理学を哲人と青年の対話形式で書いた一冊。 すべての悩みは人間関係からくるもの。たとえ自分の容姿や性格に対する悩みだったとしても、それは相手がいるから悩みとして意識する。 そんな悩みをなくすため、自分のできること、自分が決められる範疇のことをしっかりやって、人がどう思うか、どう判断するかは、その人に委ねる。そこをあれこれ悩んでも何も解決にならない。馬を水辺に連れていくことはできるけど、水を飲ませることはできない。判断するのは馬ってこと。 勝海舟も伊藤博文に 「自分の行いやその真意は自分しか知らない。 他人が自分のことをとやかく言うのはその人の領分である。どうぞご自由におやりなさい。」ということを言っているのと似ていると思った。 また、人が生きる時間軸において、過去も未来もない。いま、ここを精一杯生きることだけが今できること。『今』に強烈なスポットライトをあてて生きれば、スポットライトがあたった舞台から暗い客席が見えないのと同様に、過去や未来は見えなくなるもの。 人生に必要なのは、一歩を踏み出す勇気と、他者に貢献することで得られる自己肯定感、 今を一生懸命に生きようってこと。自分で世界を複雑にするのではなく、シンプルにこの3つを意識して生きていれば、劣等感やコンプレックスなんかは生まれない。

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    投稿日: 2014.04.16
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    いい機会に巡りあった本です。 全てを実行するのは難しく思えますが、一つのいきるヒントではないかなぁ。 人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないこと。 情けないながら、響きました。

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    投稿日: 2014.04.15
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    読んで初めて自分の中で言語化された考えや、まだ腑に落ちきってない考え方・見方・捉え方を今後自分の血肉にしていくのが楽しみです。

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    投稿日: 2014.04.15
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    ふだん、モヤモヤと感じていたことを表現してくれたようにかんじた。 介入しない、させない…具体的方法を知りたい。

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    投稿日: 2014.04.14
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    本書で一番心に残ったのが、子育ては叱ってもいけないし褒めてもいけない、というトピック。 褒めて伸ばすとはよく言うけれど、褒めることはアドラー心理学でいう上位から下位の者に対する評価することになる。 大事なのは、感謝の気持ちと勇気づけ。 理由な、赤ちゃんも老人も同じではないが対等であり、人間は「他者への貢献感」により社会へコミットすることができ生きる意味を見いだすことができるから。 また、子どもへの「勉強しなさい」は、親の子どもの課題に対する介入である。 これもやはり必要なのは勇気づけ。 子どもを一人の人間として対等に接すること、意外に難しい・・。 けど、頭の隅に常にこのフレーズを置いておきたいと思う。

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    投稿日: 2014.04.14
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    この本は、アドラーが考えたライフスタイルについて紹介している本である。 人生に対し悲観的な青年がアドラー心理学と哲学を学ぶ老人との対話方式によって関和え方が変わるというものだ。 読者は、青年と自分を重ね合わせてアドラー心理学について学び、新たなライフスタイルを知る。 内容について、私はD.カーネギーの「人を動かす」と内容が似ており、哲学者(老人)が話す内容について同感する点が多々ある。 その中で印象的だったもの ・承認欲求を否定する 人間は誰しも他人に承認されたい。 もちろん、それは自分にも当てはまるが、承認欲求こそが自分自身の幸福、満足を満たすものではない。 自分自身を満たすものは「仲間に対する他社貢献である。」世界のすべてを仲間とし、信頼を寄せる。その関係でお子合われる善行は偽善ではない。 自分のためにする他社貢献。 これを得ることが幸福であり、また、そこで承認を求めず行うことから「幸福であり、自由である」ことができる。 ・課題の分離 誰がその問題の影響を受けるのか。 そのことを考えて、自分が考えるべき問題であるか考えなくてはいけない。 たとえば、子供の教育は子供自身の問題であり、親が関与するものではない。 この世の問題はすべて人間関係の問題である。 よって、他人の課題に踏み込まなければ人間関係の問題は起こらない。 ・叱ってはいけない、ほめてもいけない 勇気づけよ。感謝の言葉を述べよ。これらはほめることではない。ほめることは、評価することである。 ・人生は無意味である。今にスポットライトを当てよ。 目標をもって人生を生き目標を達成することが幸福ではない。 事故にあってしまえば人生はどうなる? 今を真剣に生きること。 そして、将来自身の立場を振り返った時、自分がどこにいるかを初めて知り、また幸福?になるだろう。

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    投稿日: 2014.04.14
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    内容にはおおむね納得。けど、ちょいちょいつっこみたいセリフ多すぎ。青年のリアクション典型的すぎ。本題に移るまでにページ数かかりすぎ。

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    投稿日: 2014.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新聞に載っていて、タイトルに引かれて購入。対人関係の悩み、トラウマ、承認欲求の否定、他者との課題の分離など、考え方を変えるだけでこうも世界が開けて見えるのか!と刺激を受ける本でした。

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    投稿日: 2014.04.13
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    ここ数年「いつになったら自分の人生を始められるのだろう」と考えてきたけど なんだ、今から始めればいいんだ。 実践となると相当難しそうだけども。 とりあえず踊り始めよう。

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    投稿日: 2014.04.13
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    http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=400 友人のオススメであり、タイトルにも惹かれ読書しましたが、かなりオススメできる1冊となります。 人は常に「変わらない」という決心をしている 人はいつでも、どんな環境に置かれていても変われます。あなたが変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからなのです。 「このままのわたし」であり続けていれば、目の前の出来事にどう対処すればいいか、そしてその結果どんなことが起こるのか、経験から推測できます。つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのです。 アドラー心理学は勇気の心理学です。あたなには、ただ“勇気”が足りない。いうなれば「幸せになる勇気」が足りていないのです。 人が変わるためには断固たる決意が必要である。「このままのわたし」であることを捨て、「幸せになるための勇気」を持とう。 劣等感は、主観的な思い込み 155センチメートルという身長は平均よりも低く、一見すると、劣等性に思えることでしょう。しかし問題は、その身長についてわたしがどのような意味づけをほどこすか、どのような価値を与えるか、なのです。主観にはひとつだけいいところがあります。それは、自分の手で選択可能だということです。自分の身長について長所と見るのか、それとも短所と見るのか。いずれも主観に委ねられているからこそ、わたしはどちらを選ぶこともできます。 どんな物ごとに対しても、どのような意味づけを行うかである。すべての物事を客観的に判断する必要はない。主観的に意味づけを行うことも必要なことである。自分の手で選択可能という主観のいいところを用いて、自分の人生にいい意味づけを与えていこう。 自己肯定ではなく、自己受容 課題の分離もそうですが、「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めるのです。われわれは「なにが与えられているか」について、変えることはできません。しかし、「与えられたものをどう使うか」については、自分の力によって変えていくことができます。だったら「変えられないもの」に注目するのではなく、「変えられるもの」に注目するしかないでしょう。 「変えられるもの」について集中するためにも、「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める必要がある。見極めた上で「変えられるもの」を変える努力をしていこう。 「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ 「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。 われわれはもっと「いま、ここ」だけに真剣に生きるべきなのです。 われわれにとって重要なのは過去でも未来でもなく、「いま、この瞬間」なのだ。「いま、この瞬間」を懸命に生きるからこそ、素晴らしい未来につながるのだ。「いま、この瞬間」だけに強烈なスポットライトを当てよう。 【1読書1アウトプット】 幸せになる勇気を持つ

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    投稿日: 2014.04.12
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    とてつもない衝撃と驚き、納得せざるおえない作品。アドラー心理学とはフロイトの原因論を否定し目的論に立つ。人生のいまに強いスポットライトを当て、その光の強さたるや過去や未来が見えないくらいの強い光で、いまがあるべきだ。そしてその光のなかでダンスをするように生きる。 アドラー心理学に今までの考え方を覆されるような気持ちでした。 人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。あなたはこれまで「いま、ここ」から目を背け、ありもしない過去と未来ばかりに光を当ててこられた。自分の人生に、かけがえのない刹那に、大いなる嘘をついてこられた。 忘れられない教訓の言葉です。 2014.4.9了読

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    投稿日: 2014.04.09
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    この本では、人生(生き方)の見方、考え方をシンプルに捉え直せば、ある方法で「人は今日からでも幸せになれる」と説く…… この本に書かれていることを素直に受け止め、実感し、「幸せになる勇気」をもって行動を選択していくことができたならば、世界は今より少し幸せになるかもしれない…… http://xn--n8jo9dh6lwb.updoor.net/simple-life-happy-life/

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    投稿日: 2014.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても刺激的な内容だった。世の中にはこういう考えをもって生きてきた人がいるのだと驚くとともに、そういう人たちにとっては僕らの歪んだ考え方はとても滑稽なのかもしれない。幸福論に関しては受け入れられていない部分もあるが、人生の目標に向かうスタンス(この表現自体アドラー心理学には当てはまらないのだろうけど...)は勉強になった。今日から実践する、他人の人生を生きない。

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    投稿日: 2014.04.07
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    この本、どうしてこんなタイトルにしちゃったんだろう。これじゃ、だたの「自己啓発本」だと思われてしまうじゃぁないか。

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    投稿日: 2014.04.07
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    ぼんやりと思っていることをカチッと言葉に言い表せられることの気持ち良さはある。面白い。 しかし終止会話形式だとちょっとだれる。

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    投稿日: 2014.04.07