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嫌われる勇気
嫌われる勇気
岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社
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総合評価

3291件)
4.3
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81
21
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    出会えてよかった心理学だと思った。前向きに、自分で自分の人生を歩んで行く、と考えるようになった。この心理学をより生かすためにはもっと時間が必要だと思うが、その時には再読したらいいと思う。 しかし、個人的に対話形式が苦手だと感じてしまった。

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    投稿日: 2015.06.01
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    何より衝撃だったのは、はじめのトラウマに関する対話である。私たちは何かにつけて過去のトラウマを引き合いに出すが、それは今の私にとって何ら関係はない。託けて原因を探す暇があるなら、今に向き合う努力をするべき。ただ、"今"を客観視することも重要なのではと思った。 また、他でもない自分の道を歩むために他者の課題を切り捨てることも印象に残った。

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    投稿日: 2015.05.31
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    心理学者アルフレッド・アドラーの思想を哲学者と青年の対話形式でわかりやすく書いてあります。 その中でなるほど!と思ったのは課題を分離する、というところ。 「自分の課題」と「他者の課題」を明確に分離し、自分の課題にはきちんと向き合い、他者の課題には口を出さない、介入しない。 いくざくとりー! そうだよねぇ。 バイロン・ケイティさんも同じことを書いていたような記憶がある。 それが自分や他者を尊重することなのだって、ほんとうにそう思います。

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    投稿日: 2015.05.31
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    この本でアドラー心理学に初めて触れ、これまでの考え方がひっくり返されました。 目的論や課題の切り分け等は、自分の行動を見つめなおすのに最適な考え方だと思いました。

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    投稿日: 2015.05.29
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    アドラー心理学というのをこの本で初めて知りました。 非常に偉そうな感想になってしまうかもしれませんが、これまでの自分の人生のなかで考えたり気付いたりした人間関係の諸々とか、 自分なりに見つけてきたヒトの真理みたいなものが、割とそのまま書かれていたので、ものすごく気持ちよくて、ひとつひとつ納得しながら読むことができました。 「トラウマ」という言葉が頻繁に世に出てくるようになったのはいつ頃なんでしょ? もちろん専門用語としては昔からあったのでしょうが、誰もが知る言葉になったのは多分そんなに昔ではなくて、私が中学生とか高校生くらいの頃なんじゃないかなぁと思います。(あくまで主観ですが。) 私個人としては、穴があったら入りたいような恥ずかしい出来事は履いて捨てるほどありますが、ありがたいことにトラウマと言えるほどのエグい過去はありません。 なので、そんな私が何かいうのは違うのかもしれませんが、「トラウマ」「トラウマ」とよく言ってるヒトをたまに見ると、うまいこといかないことや、自分の弱みみたいなものに対して開き直って、トラウマのせいにして、変わることを拒否してるように感じることが時々あったんですよね。。 「トラウマかも知れないし辛かっただろうけど、ずっとそこにいて幸せになれるのかい?」と。 なので、トラウマを否定しているアドラー心理学は本当に納得でした。 よその人のレビューに「子育てする人は読むとよい」とあったのですが、確かにその通りだなぁと思いました。親としての心得書として、子供との距離のつかみ方の参考にする意味で、読んでおくといいと思います。 ただ、これを親子間で実践するのはものすごく難しい。。。ものすごーーく難しい。 他人との関係において、このアドラー心理学にのっとった行動をすることはまぁ出来なくはないような気もしますけど、子供に対してはめちゃくちゃ難しいなぁ。。。 これまで読んでた本と共通するところも多々あって、それも読んでて面白かったです。 例えばホリエモンの本で言ってた「夢中になって、まずは行動してみる」みたいなことって、アドラー心理学で言ってた「今にスポットライトをあてて生きる」とつながるし、 為末大の本で述べている「あきらめる」もアドラー心理学で言ってることと同じだし、 WORK SHIFTで著者が言ってた「ポッセ」ってやつも、アドラー心理学での「横のつながり」と一緒だし。 自分がたまたまそういう本を読んでるからなのか、時代がアドラー心理学に追いついてきたからそういう書籍が増えたのかわかんないけど、なんか色々共通するところが多くてビックリしました。 あと、エヴァンゲリオンのテレビ最終話あたりのストーリーって、フロイト、ユング的な状態のシンジくんが、アドラー的な状態に行き着いて終わるっていう流れで、庵野さんはこういう心理学の色々を全部わかっててあんなストーリーにしたのか、全く知らなくて、ただ自分の感覚で作ったらアドラー的シンジくんに行き着いたのか、どっちなんだろ、と思いました。 「ここにいて良いんだ」とか「ありがとう」とかなんかまんまなのよね(笑) 幸せになるには自分次第。 自分を見る勇気。 自分を変える勇気。 人の承認を期待しない勇気。 高校生あたりで全員がこの本を読んどけば、大げさじゃなく、結構世の中変わったりするんじゃないかなぁ。

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    投稿日: 2015.05.27
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    哲人と青年の対談形式で話は展開していく。 息苦しく感じているのは、自分で自分の首を絞めているからだと気付けて、心が軽くなった。 アドラー心理学なんて知らなかったけど、現代を生きる私たちのずっと先を行く考え方をしていることは読んで実感。 考え方は分かった。後は、「勇気」をもって自分が行動に移すだけ。

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    投稿日: 2015.05.26
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    久々に読んだ心理学系本、流行りものでもあり、図書館へ取り寄せ申請から2ヶ月もかかってしまった。ともかく内容は自己啓発ながら、哲学者と若者の対話のライティングが秀逸!老婆心ながら心配なのが、アドラーの思想を丁寧に解き明かしているものの、誤読しちゃう人が多いんじゃないかな、なんて。そういう私も途中で「あれ?」と思うことしきり。タイトルが惜しいので★四つ

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    投稿日: 2015.05.24
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    他人の目ばかり気にしている私。承認欲求という綺麗な言葉で片付けてのか?内容を理解するのは一苦労だが、それ以上にこれを体現するのは相当困難。 ・人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをを施した主観的な世界に住んでいる。要は心持次第ともいえる。 ・過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考える。つまり、「面倒だから、勉強ができない」のではなく、「勉強をしたくないから、面倒がっている」と考える。これまでの経験が原因で今の意思決定が行われるということはない。その経験に主体的にどう意味づけを行うか(目的を持つか)によって今の意思決定が行われる。 ・ライフスタイルを変えようとするとき、大きな「勇気」が必要。人は、いろいろと現状に不満があったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心なのである。 ・自分の短所ばかりに目に付く人は、「自分を好きにならないでおこう」と決心している。自分を好きにならないという目的を達成するために、長所を見ないで短所に注目している。なぜ、短所ばかりを見つめるのか?それは、あなたが他者から嫌われ、対人関係の中で傷つくことを過剰に恐れているから。全ての悩みは「対人関係の悩み」である。 ・自慢する人は劣等感を感じている 1つ目の側面)私は学歴が低いから、成功できない→学歴さえ高ければ、わたしは成功できるのだ、という劣等コンプレックス 2つ目の側面)劣等コンプレックスは我慢できない。「できない自分」を受け入れられない人は、もっと安直な手段によって補償しようと考える。つまり、あたかも自分が優れているように振る舞い、偽りの優越感に浸る。代表的な例が、権威づけ。どこどこ大学を出ている、だれと友人、ブランドで着飾る、過去の栄光に浸る、手柄を自慢したがる、など。わざわざ口に出している人ほど、強い劣等感を感じている。そうでもしないと、周囲の誰からも相手にされないということを恐れている。 3つ目の側面)不幸自慢。不幸であることで、相手の上に立とうとする。例えば、「身長が低い」という悩みに対して、慰めの言葉をもらったとき、「お前に背が低い人間の悩みが分かるものか」と拒絶してしまえば、誰も何も言えなくなる。不幸を武器に、相手を支配しようとする。 →人生は競争ではない。相手と相対評価ではなく、今の自分と比べて、前進したかどうかを確認すればよい。健全な劣等感というのは、他者との比較ではなく、「理想の自分」との比較から生まれる。併せて、他人からの承認を求めてはいけない。つまりは、他者もまた自分の期待を満たすために生きているのではないということは当たり前。見返りを期待してはいけない。 ・他者を祝福できない人間は? 他者の幸福を「わたしの負け」であるかのように捉えているから。対人関係の中で「わたしは正しい」と上下関係で認識した瞬間に、すでに権力争いに足を踏み入れている。大切なことは横のつながり。 ・他者から承認を求めることを否定する他者もまたあなたの期待を満たすためにはいきていない他者からの承認を選ぶのか、承認なき自由を選ぶのか。他者の顔色をうかがいながら生きること、他者の望みをかなえるように生きること。確かに道しるべになるが、これは非常に不自由な生き方ではないか?承認欲求という言葉はきれいで、本当は誰からも嫌われたくないのでしょう。これでは、他者への関心を装った、自己中心的な考えということになる。他者を評価しない。見下さない。見下すから手伝おう、という気になる。 キーワード:上下関係で褒めるや叱るはだめ。横のつながりであれをいったら怒られるかもということも誠実な言葉としていうのであれば問題はない。

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    投稿日: 2015.05.19
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    絆など繋がりを求める現代社会に対して、対極の意見なので内容的には新鮮味があった。人に気を遣いすぎて 精神的に病んでしまう人こそ、この考えは必要だと思う。認められたい、注目を浴びたいなどの承認欲求は 確かに無限にあり尽きる事はないと思った。慣れてくると満たされなくなる。

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    投稿日: 2015.05.16
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    全ての事象はあくまで事象であって、自身の捉え方次第で、どうとでも変わる。 頭ではわかっているつもりなのに、やっぱり悲観的に捉えがちになるのは、腹のそこには落ちていないからだろうと思う。

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    投稿日: 2015.05.16
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    アドラー心理学について、対話調に非常にわかりやすく書かれている作品。 アドラー心理学はさっぱり知らなかったのだけれど、面白いし生きていく指針となった。 アドラーは承認欲求を認めていない。 他者貢献という、自分が他者に貢献しているという認識を持つ事が大切であり、相手がとう思おうが関係無い… まだ宗教臭い、本の中で否定されている箇所が理解しきれていない所も少なくないため、読み直したい

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    投稿日: 2015.05.13
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    共同体への貢献が幸せの源泉。貢献は媚を売ることではなく、他者に対して自らの判断で正しいと思うことをする。言い換えるなら他者の課題への勇気付けである。 特定のコミュニティを超える共同体は想像しにくいので、複数のコミュニティに属する事が重要か。 行為への目標に対して頑張り過ぎない自分を超越することのみが正しい事ではなく、存在することへの価値の追求が重要。

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    投稿日: 2015.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある人の書評で紹介されており、amazonでの評価も高かったので今回読んでみた。対話形式になっており飽きずに読むことができたが、あまりこうした心理学や自己啓発系の本に慣れていないひとからするとややとっつきにくい内容かもしれない。 本編でも触れられていたが、デール・カーネギーや7つの習慣の内容と重なる所があり、これらの書籍を読んだことがある人ならば、特に目新しい考え方を提唱しているわけではない。とは言え、自分自身分かっていても実行できていないことが多いと気付かされた。 ・承認を求めることは縦の関係性の中に生きること ・他人に嫌われてもいいという勇気を持つことで自由が得られる ・過去も未来もなく「今この時」を精一杯輝かせる努力をすることが大事 ・他人に貢献しているという主観が幸福への道 ・人を敵としてみるか、仲間として見るか ・他人との競争の中に生きない ・人生のライフスタイルは自分で選択することができる。 考えてみれば、アドラー心理学などとは全く関係なく幸福な人生を送っている人もいるはずである。アドラー心理学が正しいか、正しくないかは結局はひとそれぞれの受け容れ方次第であり、最終的には自分自身が決定者にならなければならない。 最も大事なのは、自分にとって何が一番正しいかよりも、ためにどう「捉えるか」ということ、そして決断する「勇気」なのではないかと思った。 まずは自分自身の思考と行動から見直していきたいと考えさせられた。

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    投稿日: 2015.05.12
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    課題に立ち向かえるかどうかは、過去の要因ではなく自分の勇気の問題だという観点は潔くて明快で好き。 満足度8-

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    投稿日: 2015.05.10
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    20代30代の女性に人気とのことで、読んだアドラー心理学関連2冊目。対話式とはいえ、理屈っぽい分析など、よくここまでーと思う部分もありましたが、内容は、私が今まで感じていた部分を裏づけされるもので、非常にスッキリです。自己肯定と自己受容の違い、信用と信頼の違い、自己受容と他者信頼と他者貢献が円環していき、調和の共同体感覚に繋がる点、まさにイメージどおりでした。

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    投稿日: 2015.05.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間の悩みはすべて対人関係にある。承認欲求、優越感、劣等感、ほめる、叱るといったことははすべて他人との関係性の中で自分中心の生き方であり、幸せの人生とは自分と他人の課題を分離し、自分の信じる最善の道を勇気をもって選択する。そして共同体の一員として人々と対等の立場で他者貢献し、わたしの価値を実感することだと言っている。「人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ」この一言がすべてを表しているように思う。子育てや仕事での人間関係、自分の成功や幸福の引き寄せにも役立つ本だと思う。 ただ、青年(一般的に考えてしまいがちな概念)と哲人(アドラーの哲学)との対話という構成で書いてあるのでやむを得ないのだが、「・・・ない」等の否定表現が結構多いのが気になった。(同じ内容でも、現状の否定イメージより将来のプラスイメージだけを潜在意識にすりこみたいので。)

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    投稿日: 2015.05.09
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    【工学部図書館リクエスト購入図書】☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1441300X

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    投稿日: 2015.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々にかなり考え方に影響を受けそうな良書を見つけた。 原因論ではなく目的論。ビジネス書によくある考え方が体系的にまとめられていて、とても腹落ちした。 具体的な行動が書かれた書籍が即効性が高く有効だと考えていたが、哲学などを学ぶことも大事なフェーズなのかもしれない。

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    投稿日: 2015.05.08
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    人間関係の悩みを「自分の問題と他人の問題に分割する」という切り口が新鮮だった。人間関係で悩んだ際に読み返したい、人生のバイブルになると思う。

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    投稿日: 2015.05.06
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    最近の自分の考え方に近いものがあって、自分は幸せになる思考をしてたんだな〜と。実践は難しそうなこともあるけど、シンプルに考えて、勇気を持って、ダンスをしよう!と思いました。

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    投稿日: 2015.05.04
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    これまで他の自己啓発本やスピリチュアル系の本に書いてあることの、総まとめのような理論が昔からあったものだとは衝撃だった。とても分かりやすく書かれており、広く読まれて欲しいと思った。特に悩み多き若者に。

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    投稿日: 2015.04.30
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    自分の考え方と非常によく似ていて驚いた。信念と勇気をもって生きて行こう。 あなたが世界を複雑なものとしている 人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる 問題は世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか 過去の原因ではなく、今の目的 原因論の住人である限り、前に進めない 自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する 我々は皆何かしらの目的に沿って生きている 人は感情に支配されない、過去にも支配されない 答えとは誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくもの もしも幸せを実感出来ずにいるのであれば、このままでいいはずがない 大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか 変わる勇気をもつこと 変わる不安と、変わらない不満、前者をとりたい 自分の未来は、いま、ここで決まっていく、過去には縛られない 赤ん坊はその弱さによって大人達を支配している。そして弱さゆえに誰からも支配されない 弱さは非常に強くて権力がある 健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、理想の自分との比較から生まれるもの 人々は私の仲間なのだと実感出来れば、人の幸福を祝福できるし、 行動面の目標は 自立すること 社会と調和して暮らせること 心理面の目標は 私には能力があるという意識 人々は私の仲間であるという意識 我々は他者の期待を満たすために生きているのではない 我々は、これは誰の課題なのか?、という視点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある そして他者の課題には踏み込まない その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か 何をしているのかを知った上で見守ること、いつでも援助する用意があることを伝えておくこと たとえ相手が自分の希望通りに動いてくれなかったとしてもなお、信じることが出来るか 自分の信じる最善の道を選ぶこと ゴルディオスの結び目 運命とは、伝説によってもたらされるものではなく、自らの剣によって切り拓くものである 対人関係のカードは常にわたしが握っている わたしが変わったところで、変わるのはわたしだけ 対人関係のゴールは共同体感覚 他者を仲間だと見なし、そこに自分の居場所があると感じられること 共同体とは国家や人類を包括した全てであり、過去から未来も、動植物も、無生物も含む 共同体に対して自らが積極的にコミットすることによって所属感を得られる 仕事、交友、愛というタスクを回避することなく、自ら足を踏み出していく わたしはこの人になにを与えられるか?を考えなければならない 所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくもの もしもあなたが異を唱えることによって崩れてしまう程度の関係なら、そんな関係など最初から結ぶ必要などない 関係が壊れることだけを怖れて生きるのは、他者のために生きる不自由な生き方 縦の関係を否定し、すべての対人関係を横の関係とすること より大きな共同体の声を聞け 褒めるという行為には、能力のある人がない人に下す評価という側面がある、 対等になり、感謝を伝えること 人は自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる 必要なのは能力ではなく、勇気 他者のことを行為ではなく、存在として見る、ここに存在しているだけで価値があると 誰かが始めなければならない、他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。あなたが始めること。 他者貢献とは、わたしを捨てて誰かに尽くすのではなく、わたしの価値を実感するためにこそ、なされるもの 他者がわたしになにをしてくれるかではなく、わたしが他者になにをできるかを考え、実践する どうでもいいはずのごく一部にだけ焦点を当て、そこから世界全体を評価しないこと 自分がどうやって幸福になるか? 幸福とは貢献感である 普通であることの勇気 人生とは、連続する刹那。我々はいま、ここにしか生きることが出来ない いま、ここが充実していればいい いま、ここに強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなる 過去にどんなことがあったかなど、あなたのいま、ここにはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど、いま、ここで考える問題ではない 真剣だけど、深刻ではない 人生における最大の嘘、それは、いま、ここを生きないこと 過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになること 人生の意味は、あなたが自分自身にあたえるもの 他者に貢献するのだという導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい わたしの力は計り知れないほどに大きい

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    投稿日: 2015.04.29
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    #読書開始 ・- #読了日 ・2015/4/29 #経緯 ・尊敬する先生が読んでいたこと、書店に大量に置かれていたことで関心を抱いたため購入。 #達成、満足 ・1回の読書では理解したとは言えない。 #感想 ・アドラー心理学を学んだ哲人と、それを論破しようとする青年の会話形式によって進めていく。青年が質問することが読者側の視点に立っており、青年とともに理解していくようでおもしろい。 ・本文にあるようにアドラー心理学を理解するには、学び始めた年齢の半分の年数が必要とある。これを考えれば、読者時点での理解は期待せず、継続しての学びが必要だろう。 #オススメ ・若いビジネスマンにおすすめ。大学生より若いと面白くないかも。

    0
    投稿日: 2015.04.29
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    読み終わってから「あー、青年取り込まれたかー。」と思ったのは、私にはまだ他者の幸福を喜べない部分があるからでしょう。笑 現在仕事の人間関係がつらいなか、耳が痛くなるような内容、また救いになるような部分も同じくらいありました。すべてを納得することができないのは仕方がないことだと感じているし、次は原因論を提唱する、ユング、フロイトの本を読んでみようと思います。 ただ、この本がもっと広まればいいとは思いました。アドラー信者の人間が増えることで、世界は悪い方向には進まないでしょう。 2015/12/16 2回目読了。 一回目より鵜呑みせず、自分の考えを持って読めた感じがする 。そして、やはり悩んでいる人にこの本をオススメすると、きっと何かヒントが掴めるだろうなと改めて感じました。他者の課題っていう考え方が好きやなあ。でもそう言いつつも、他者貢献はしろって言うのがいまいち落とし込めない、、

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    投稿日: 2015.04.29
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    対談形式で進んでいく感じはなかなか良い。哲学の本としてはある意味王道だと思う。ただ、やっぱり解説書であることには変わりがないので、会話の設定そのものがいわば「やらせ」であり、時々がっくりくる。それでも、読んでいて感じる素朴な疑問を自分に換わって登場人物が口にしてくれる気持ちよさは感じた。 描かれる哲学は、「うん」とうなずけるものだった。偉そうな言い方かもしれないけれど、自分が今まで漠然と感じていたことを、うんとすっきりと言葉にしてくれて、さらに踏み込んで先の道まで示してもらえた気分。ちょっとだけ自分に自信が持てたし、なるほどって思ってすっきりした。こうやって生きていけばいいのか、って素直に感じた。 でも、こういう考え方がストンと胸に落ちない人にとっては、いくら読んでもやっぱり落ちないかもしれない。一種の作り物めいた書きぶりが、かえって素直に受け入れられないような印象がなくもない。とっても分かりやすいんだけど、そこの所で終わってしまっているのかな。もっとも、これ以上やるとちょっと宗教めいてしまうような危惧もあるけど。 個人的には読んでみて良かった本。

    0
    投稿日: 2015.04.29
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    フロイト、ユングとならび心理学の三大巨頭であるアルフレッド・アドラーの心理学をわかりやすく学べる好著である。わかりやすさと学問としての正確さを両立させることは困難である。しかし、岸見、古賀の両氏はそれを見事に成し遂げている。本書は、人生に悩む若者と晢人との対話を通じて、アドラー心理学に対して読者が抱くであろう疑問点にも丁寧に答えてくれている。

    0
    投稿日: 2015.04.29
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    衝撃的な本だ。 ずーっと昔に、こんな考え方に到達した人がいたとは。 わたしはそれほど過去にこだわったり、今の自分に不満があったりはしないので、子育ての観点から読んだけど。 褒めない、叱らない、横の関係を築く……か。 同じではないけれど対等である、か。 はぁ~できるかな。 自分が子どもの頃、大人たちはわたしが子どもだと思って理不尽な扱いをしていると思ってたけど……。 わたしも大人になり親になり、そうなっていっていたことに気づかされた。 親が子どもに理不尽な言動をするのは、子どものことを自分の所有物のように思ってるからだと結論づけたわたしは、自分の子どものことはきちんと一人の人間として扱おうとは思っているけれど。 とにかく、すぐには考え方を変えられないから、子どもには存在してることに感謝して日々暮らしていこうと思った。

    1
    投稿日: 2015.04.25
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    タイトルを見たときは、あまり期待していませんでした。しかし、読んでみると、とても面白い内容ばかりです。 自身にとって、貴重な本となりました。 岸見さんが、書かれている他の著書である「アドラー心理学入門」を読んでみたいと思いました。

    0
    投稿日: 2015.04.24
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    イントロダクション ◎人は変われる ◎世界はシンプルである ◎誰もが幸福になれる ◎人は自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる ◎世界を直視する「勇気」があるか 第一夜 トラウマを否定せよ ・フロイト、ユングに並ぶ巨頭 ・スティーブン・コヴィーの『7つの習慣』でもアドラーの思想に近い内容がある ●過去の「原因」ではなく、今の「目的」に思いを馳せる:目的論 ●トラウマは明確に否定。経験の中から目的にかなうものを見つける。経験に与える意味によって自らを決定する。 ●「怒り」は出し入れ可能な道具。感情には支配されない。 ●人は替われる。その一歩は、知ることにある。答えは誰かに教わるのではなく、自ら導き出していくもの。例えば対話を通じて答えを導き出す。 ●自分のこと。自分が「この私」であることを受け容れているか。もし幸せを実感できないのなら、「このまま」でいいはずがない。前に進む必要がある。大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。 ●もし幸せを実感できないのなら、それは自らの手で「不幸であることを」を選んだから。。。 ●アドラー心理学では、人の性格や気質・世界観や人生観のことを「ライフスタイル(=人生における思考や行動の傾向)」という言葉で説明する。 「ライフスタイル」は「人生の在り方」であり、10歳前後のころに、自ら選び取るものである。 ●先天的なものではなく、自分で選んだものなのだから、「ライフスタイル」は再び自分で選び直すことも可能。 ●人は常に自らのライフスタイルを選択している。だから変われないでいるのは、自ら「変わらない」と決心を下してしまったから。そのほうが楽だから。 ●ライフスタイルを変えるとき、人は大きな「勇気」を試される。幸せになる勇気が足りない。アドラー心理学は勇気の心理学。 ●ライフスタイルを変えたいなら、今のライフスタイルを辞める決心をする。 ●自分の人生を決めるのは、「今、ここ」に生きる自分自身なのだ。

    0
    投稿日: 2015.04.24
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    子育てにアドラー理論がよい、と聞いて、セミナーのようなものに通っていたことがあるのですが、その心理的ストレスに耐えられず挫折したことがあるので、改めて、という気持ちでありながら、こわごわ手に取りました。 読み進めていくと、ずいぶんと穏やかで、さらさらと読めました。 自分にはまだまだ足りないところがあるなぁ、と気づきました。 人間関係などに行き詰ったとき、時々パラパラと開いて読み返したい。

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    投稿日: 2015.04.23
  • 心穏やかに読むことができました。

    子育てにアドラー理論がよい、と聞いて、セミナーのようなものに通っていたことがあるのですが、その心理的ストレスに耐えられず挫折したことがあるので、改めて、という気持ちでありながら、こわごわ手に取りました。 読み進めていくと、ずいぶんと穏やかで、さらさらと読めました。 自分にはまだまだ足りないところがあって、それに気づくことができてよかったです。 人間関係などに行き詰ったとき、時々パラパラと開いて読み返したいと思います。 大事なところに、付箋を貼っておきたいと思います。

    3
    投稿日: 2015.04.22
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    気付きが多い良い本だと思うが、内容を十分に租借できていない事も多いので、折に触れて再読して理解できるようにしていきたい。理解できた点において目から鱗だったのが「目的論」という考え方。目的論とは人の行動には目的があるとするもので「原因論」と対極の立場にあるようだ。人の現在の行動や思考が過去に起きた出来事に起因するのではなく、目的があって行動をしているのだと。たしかに自分自身を振り返った時、そうかもしれないと思えた。また目的論で考えると、例えば子供の行動に対して、目的はなんだろう?と考えるようになり、これまでとは違った対応を考えるようになった。他には自己肯定をするのではなく、自己受容という考え方。自己肯定だと自意識過剰になり無理が生じたりもするのだが、ありのままの自分を受け入れるという気持ちが、人生を楽にしてくれたような気がした。

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    投稿日: 2015.04.21
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    学生が心理学の先生と問答しながら、対人関係における考え方を教受する話。理屈はわかるけれど、すぐ自分を変えることも難しい。先生が話の中で言っているように、やはり腰を据えてじっくり自分を変えようとしないと身につかない。

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    投稿日: 2015.04.21
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    内容うんぬんというより、まだ咀嚼しきれてないので2。現実のなかで「こういうことかー」と思うには時間がかかるな。

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    投稿日: 2015.04.18
  • アドラーの名言満載!

    ずっと気になっていた本です。 文庫本が出るのを待っていましたが、それも叶いそうにないので、電子書籍で購入しました。 全編にわたり哲人と青年の対話形式になっています。 対話形式のものは苦手でしたが、この本は対話形式だからこそ最後まで読めた気がします。 というのも、哲人の言うアドラーの思想は、理解に苦しむ提言であったり、すんなりとは受け入れられない内容で反発したくなります。 それを読者に変わって青年が反論してくれているからです。 「読み終わってスッキリ、道が開けた」とはなりませんが、読んでよかったと思える1冊でした。 アドラーの名言が満載でオススメです!

    1
    投稿日: 2015.04.17
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    好かれることと、嫌われること、両方大切にしたいです。 思っていることは、やんわり伝えて、後は相手次第。

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    投稿日: 2015.04.16
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    新しい。 何故知らなかったのか分からないが、なかなか読ませられた。 アドラー心理学とかなんとか、幼児教育で語られて胡散臭く感じていたが面白かった。 ともあれ、自分をあるがままに受け入れて、承認されないことに不満を感じることからは解き放たれた気がする。 また関連書籍で学習してみたい。

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    投稿日: 2015.04.15
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    アドラー心理学を少しでも知っている人が読むと違和感を感じると思います。 あとがきに書いてある通り、「アドラー心理学」ではなく「岸見アドラー学」でした。 ギリシャ哲学や西洋思想のフィルターがかかっていて、アドラー心理学とは少し違うものだと感じました。

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    投稿日: 2015.04.13
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    【対話篇は好き嫌いが分かれるけど、せっかくだから活用しよう】 ●対話篇であることの意味 最初、対話篇であることに違和感を感じていたが、読んでいるうちにだんだんと慣れてきた。正確には対話篇であることには問題はない。例えば、孔子の論語なども対話の形式を持ている。青年が常に興奮気味なので読んでいて、距離感を感じてしまうのが問題です(笑)でも、読んでいると数十回に1回くらい、自分が聞きたかったことを代弁してくれる。 ●まずは受け入れてみよう 僕が思うアドラー心理学は、潜在意識を新たな解釈で言語化したものだ。だから、ある人は共感して、腹落ちすることが多いし、ある人は多くの記述が受け入れられないと思う。 でも僕は一旦、自分のフィルターを覗いて、全てを受け容れるくらいの気持ちで読んでみてもいいと思う。本を過信し過ぎるのは危険と言われるが、本で得た気づきや知識の多くは、日々の生活に戻れば徐々に自分の普段の習慣に戻っていくことを多くの人が感じているはず。 だからこそ、一旦書いてあることを受け止め全て吸収してしまってもいいのではないだろうか。疑うのはその後の普段の生活の中で、自分がどんな「発言・行動」をするかを選択するタイミングでも遅くはない。 その点、この対話篇は都合が良くて、青年が違和感を多く唱えてくれているので、内容が受け入れがたい人ほど、対話である意味が出てくる。本書を執筆した方も、まずは受け入れてもらおうという意図で対話篇にしているはず。

    2
    投稿日: 2015.04.13
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    アドラー心理学を青年と哲人の対話形式で解説された一冊。対話形式でわかりやすい展開。考え方次第で世界がかわるとはその通りだけど、それを常々意識できるかというとなかなか難しいと思った。青年の一風変わった合いの手が面白いです。 ・人生の悩みは対人関係である。 ・課題の分離(相手がどう思うかは自分の課題ではない) ・他者貢献を意識する ・「いま、ここ」を真剣に生きる 以上

    1
    投稿日: 2015.04.12
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    一回目読破。 正直まだ納得できていない。突き刺さる言葉ばかりだったけど、どこか無関係な場所に自分を置いて読んでしまった感じがする。 凝り固まった自分にはまだ一回読むくらいじゃ勇気はでてきていない。 もう何回か読めば、少し掴めるかもしれない、と希望を持ちたくなるくらい、この生き方は私にとって、憧れる魅力的な生き方なのだろうか。

    0
    投稿日: 2015.04.12
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    アドラー心理学をなるべく理解し易い様に、哲人と人生に悩みを持つ青年との対話形式にまとめた秀逸な一冊。 青年=本書を手に取った我々、哲人=本書という事になるかと思うが、 青年の悩み、憤り、疑問は非常に臨場感に溢れ、読者をその世界観に引き込んでいく。 何か不思議な世界だ‥‥、共感できる部分を読み終えると、何か心がスッとする。 自分の人生の充足感は、「今を真剣に生き、他者に貢献出来ている事を実感する事」なのだろう。 そこに他者の期待は関係ない、まずは自分が勇気を持って、前向きに行動を起こす。ここが重要なのだ。 勇気を少し分けてもらった本として、また読み返す事もあるかもしれない、いつでも取り出せる場所に置いておきたいと思う。 またこの本を切っ掛けとして、アドラー心理学に関する本を読んでみたい気持ちになった。

    1
    投稿日: 2015.04.11
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    H27.4.11了 他人の目を気にしない人間になりたく手に取った本。 ざっと一回読んだ。怒りの捏造、課題の分離‥etc自分を変えてくれそうな何かを感じた。何度か読み直し、深く理解し、実践したい。

    12
    投稿日: 2015.04.11
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    迷える青年とアドラーを信じる老人との対話のみという、ある意味哲学書らしい本。 それにしても青年が羨ましい。最終的にアドラーという指針が見つけられたのだから。 私はこの本を読んでも腹に落ちぬ部分がまだ多くある。他者貢献が幸せを導くというのはわかる。それでも自分のためにいきたいと思ってしまう自分は我が儘なのだろうか。愚かなのだろうか。 もう一回読み返してみようと思う。

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    投稿日: 2015.04.11
  • 一つのものの考え方

    生き方の方向付けとしては良い本であると思う。過去から人間形成されるなら、同じ境遇の人間は同じ未来を歩むだろう。しかし実際はそうではない。 一方でアドラー心理学は、未来志向があるから同じような過去を経験しても、人はそれぞれ同じ方向に向かうのではないという思考に立つというもの。たしかに読み解いていく中で納得はでき、対話形式でわかりやすく書かれているので、すぐに読み終えることができる。 読んだ後に余韻は残るが、やはり人というものは過去の記憶を消し去ることはできないもので、アドラー心理学的に0と1の世界のみで、人の心は割り切れないものであると考えこむことになる。 冒頭にも書いたように、本書は指南書となりえるだろうが、実践に持ち込むまではかなり時間がかかりそうだということを覚悟したうえで読んだ方が良いように思う。 しかし一読する価値はある。

    1
    投稿日: 2015.04.10
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    哲人と青年の会話形式の本。 哲人はアドラーの考え方を持った哲学者、青年は一般的な読者という感じだろうか。 心理学を学んだ人なら聞いたことがあるだろう、心理学の三大巨頭、フロイト、ユング、アドラー。その中のアドラーの心理学について、二人の人物が、アドラーの考え方について議論していくような会話形式で書かれている。 まず、そこを理解して読み始めないと、会話形式の本に慣れていない人は混乱するかも。 青年は、「世界はシンプルで、人は今日からでも幸せになれる」という考え方の哲学者がいることを知り、「そんな訳がない!私が議論してその考え方を撤回させてやる!」と、哲人のもとへやってきた。 アドラーの考え方をただ単純に説明されても、すぐに納得できるものではないと思う。だからこそ、アドラーの考えに否定的な青年との会話形式にすることで、わかりやすく、アドラー心理学を学べる本であり、この本の評価が高いのだろうなと感じた。

    0
    投稿日: 2015.04.02
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    心理学の三大権威であるアドラーの入門書籍。 目的論と原因論の考え方は、いままでの私の常識とは真っ向から対立する考え方で、多角的な視点を与えてくれた本。 そして、読書のおもしろさを再認識させてくれた本。

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    投稿日: 2015.03.31
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    哲学者と若者の対話ストーリーでアドラー心理学について分かりやすく書かれた本。人生はとてもシンプルに考えることができるという、とても面白い内容。怒りに駆られて大声を出すのではなく、大声を出して相手を屈伏させたいから怒りの感情を作り出している、他人の課題を自分の課題と混同してはならない等、なるほどと思うことばかり。悩まなくていいことに悩まず、いまの瞬間を懸命に生きることが幸せになる方法であることを分かりやすく教えてくれます。

    0
    投稿日: 2015.03.28
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    自己啓発本はなんとなく嘘っぽくて避けてきたが、あまりにも有名になったので読んでみた。 アドラーの心理学をもとに対話形式にして、具体例が多くわかりやすく書いてある。 後半のほうが理解しやすい内容。 ただ一回読んだだけではすべてを理解することは到底無理で数回読まないとなかなか実践できないなと思った。 また、「それはわかってるけど、現実そんな簡単にできない!」と思う部分も多かった。(周りなんて気にせずやっちゃいなよ!的な考え方をしているのが本書なのだが…) でも、なにか新しいことや変えたいと思っていることをやる気にさせてくれる本ではあると思った。 時間があれば、あと数回読みたい。

    0
    投稿日: 2015.03.28
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    共感すること8割、わかるけど感情的に無理だろうと思うこと1割、まっこう反対部分1割でしょうか。 人間の幸不幸のすべては人間関係で決まるという説には、反旗をひるがえさないわけにいきません。 病気や事故や天災にあうことは人間関係とは関係なく人の幸不幸を左右すると思います。 しかし、もっと生きたいと願う人が生きられない場合を除いては、アドラー心理学は多くの人の助けになると思います。 時を遡れるなら、他人の目に縛られて生きたモンゴメリに、嫌われる勇気を教えてあげたい・・・・。

    0
    投稿日: 2015.03.27
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    はじめてのアドラー。対人関係の悩みこそが人生の悩みの全てだと言う。 政治でも、選挙でもそうですが、何をしても変わらないからと言うひとは多いと思う。それは結局まわりの目を気にしたり、自分が変わらない理由を積極的に探してる様にも思う。 ひとに左右されたり、コントロールされるよりも、自分で考えて動く方が幸せだと思う。自分の課題と他者の課題を切り分ける大切さはガツンと来ました。 過去でもなく、未来でもなく今を真剣に生きると言うのは仏教の教えに近いかな。自分から変わっていく工夫をしてみたくなりました。

    0
    投稿日: 2015.03.27
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    最近嫁の実家の父が失踪して京都で保護されたところ迎えにいく電車で読んだ。警察に着いて 義父に言われた一言「遅かったな」はこの本に書かれていた事の通り、と感じたことを忘れません。

    0
    投稿日: 2015.03.26
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    考え方ひとつで、危ない宗教にもなりうるが、アドラーの教えを語る哲人と、青年の偏狭すぎる反論のやりとりによって、危ない危ない、と思いながらも、最終的には説得されるんだな。でも「課題の分離」や、「承認欲求」など、まさに!と感じる部分も多くとても勉強になった。

    0
    投稿日: 2015.03.24
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    今話題の「アドラー心理学」について対話形式で分かりやすく解説。「目から鱗」的気づきがあちこちから得られる。

    0
    投稿日: 2015.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    難しかった。何度も戻ったりしてようやく読み終わったが、真の意味で理解したとは言い難い。とりあえず理解できたところ、他人を褒めることは自分が上から目線で評価を下してるので、ありがとうと感謝の言葉で伝えることや、他人と比べず、他人の評価を気にせず、今の自分を認め、今を生きることという事を参考にしていこうと思う。

    0
    投稿日: 2015.03.23
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    最も影響を受ける方:人の評価が気になってしまうことに悩む人 要約すると、とにかく自分の生き方を貫きつつ、他人には貢献するやつが最強ですっていう内容。この本はやたら最近ピックアップされててウザいと感じる人もいるとは思いますが、悪い内容ではないと思います。

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    「アドラー心理学入門」よりもはるかに前に読んでおり、この本をきっかけに、先ほどコメントを書いた「アドラー心理学入門」を読んだのだった。 学者と青年の2人の登場人物の物語として、アドラー心理学を描いている。 初めてアドラー心理学に触れる読者に対して、当然んぜと思うところについて、青年も疑問を持ち書中で回答が導かれていく。 その回答を自分自身の中に受け入れられるのか、また次の行動に移せるのかは、読者次第ということになるだろう。 アドライー心理学入門よりも読みやすく、一番初めに読んでいい書籍ではないかと思う一冊だった。

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    人間関係のモヤモヤがここに詰まってた ★課題の分離 ★共同体感覚 他者を仲間とみなし、そこに自分の居場所があると感じられること ★横の関係 叱っても、褒めてもいけない 褒めるのは能力のある人が能力のない人にくだす評価、褒められることで能力がないと感じる→上から目線になってたら気がする!意識する!共にチャレンジ! ◎同じでないけれど対等な関係 ▷勇気づけ、ありがとう!感謝の言葉、自分に価値があると感じることが大事 いてくれてありがとう★ ★自己受容 今の自分を受け入れる、そしてここから何が出来るか? ★信頼することを恐れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができない ★他人を全員仲間だと思えているか? 他者貢献 ★いま、ここ 過去でも未来でもない 今を最大限生きていられるか? 私はいつも前向きにチャレンジしている人生がいい! そう思うと、目標は必要! 未来だけを見ていま何もしないのではなく、いま、自分が一番わくわくして最大限人生をやりきっている状態を積み重ねる! だからこその逆算! ワクワクする目標にチャレンジしてるのであれば、優先順位も変わるし、最大限やりき!る!

    0
    投稿日: 2015.03.22
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    自らの生において私ができることは、「自分の信じる最善の道を選ぶこと」。その選択について他者がどのような評価を下すかは、他者の課題である。他者の課題を自分の課題にしない。できもしないのに「私はできる」「私は強い」と、自らに暗示をかけて自分に嘘をつく生き方(自己肯定)をせず、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいく(自己受容)ようにする。「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極め、「肯定的なあきらめ」をする。そして、変えられるものは、変えていく〝勇気〝をもつこと。

    0
    投稿日: 2015.03.21
  • 確かに、人生がシンプルになりますけど、これって滅茶苦茶キビシイですよ・・・

    とにかく何かに悩んでいる人に、オススメです。 考え方が欧米的な印象ですが、実践すれば、確かに人生がシンプルになり、多くの悩みが解消すると思います。 人生観が変わります。 是非、試される事をお勧めします。 本文は「哲人」と「青年」の対話形式で進行しますが、これが飲み込みやすくてとても良いです。 「哲人」が訳知り顔で、到底受け入れがたい事を語るのは、正面から捉えると非常に腹が立ちます。 しかし、読者の代わりに「青年」が十分怒って(悩んで)くれるので、第三者目線で考え方を見る事ができ、最終的に腑に落ちてきます。 反対意見も述べられるのも、理解の助けになります。 夢を追っている人、充実している人、新しい事を始めた人には、もしかしたら冷や水かもしれません。 結果よりも内面的充実に重きを置く考え方のようなので、成果を求める人は、落ち着いて足元を見直す時に読まれた方が良いと思います。 読んだら癒されるような、甘い本では無いです・・・。

    2
    投稿日: 2015.03.18
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    自分の身の処し方、価値観を内省させる一冊である。人生は自ら選択し、どう生きるかは自ら選択している。嫌われを怖れず、前に進んでいく事を実感した。

    0
    投稿日: 2015.03.17
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    アドラーは、私の子供が幼稚園の頃、講演会で聴いたと記憶していますが、それ以来、触れたことのない心理学の分野でした。 今回、このアドラー本が流行しているので、読んでみたく電子書籍で購入しました。 私はカウンセラーの勉強をしており、この手の本にはとても興味がありました。 しかし、この本に書いてあることは、とても厳しい。 トラウマを認めず、何かが出来ないのは、トラウマのせいにしている、と言うのが大元の考え。 悩みがあって、これからの不安を抱える人には、不向きだと思います。 しかし、私には、一つの理論は、参考になりました。 それは、「他者分離」いう考え。私の思考はいつも、何か問題が起こると、「それは私のせいでそうなった」と考える癖がありました。それは、私の中に、「他者分離」が出来ていないから。その考えは、いつも思い悩む私には、参考になる考えだと思いました。 「他者分離」が、理解出来て、考え方が少し楽になりました。 でも、なんでこんなに売れているのでしょうか?アドラー本が。不思議な気持ちです。

    0
    投稿日: 2015.03.17
  • 読みやすい

    自己啓発関連の書籍が好きですが、心理学や哲学は敷居が高く感じますが、本書は全くそんな感じはありませんでした。読みやすかったです

    1
    投稿日: 2015.03.16
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    一度読む程度ではなかなか理解しきれない。 何度か読んですべて理解出来れば人生変わると思う。 でもやっぱり私には難しかったッス。

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    投稿日: 2015.03.15
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    「人の課題を背負わない」というのがこの本で一番心が楽になった言葉です。 他人に対してもどかしい気持ち(特に親w)になる事が多々ありましたが、いい意味であまり気にならなくなりました。

    0
    投稿日: 2015.03.13
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    自分の弱いところに目を背けて、周囲を批判してうまく自分をごまかしてきたんだと痛感した。自分に価値がないと思われるのが怖かった。今でも怖い。そんな嘘っぱちな自分と向き合う機会をくれたアドラーの哲学。自分自身の感情と行動を考察する覚悟をくれた。新しい自分に出会えることを楽しみにしてる。

    0
    投稿日: 2015.03.11
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    おおっ!!まさにこの「青年」が私にカブります。 哲人のような考え方したことなかったし、考えさせられるが、自分が「変わる」まで納得させられなかった。 しかし、何かが気にかかっているので数ヵ月後にまた読もうと思う。 人間関係ってホント難しいですね。一歩踏み出す勇気がないからなぁ。

    0
    投稿日: 2015.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今年12月8日に迎えるAKB48創立10周年で高橋みなみさんがご卒業されるそうで、 その後の総監督は横山由依さんが就任されるそうです。 高橋さんは横山さんを後任に指名することがなかなか出来ずにいらしたそうで、その 理由とは「こんなにつらい立場を彼女に押し付けるのは可哀想だ」と考えた からです。 そんな彼女の誕生日にプロデューサーの秋元康さんは「嫌われる勇気を持て!」と 激励のメールを送ったそうです。 そんな話が昨年12月21日の読売新聞に掲載されていました。 昨年は本書が話題になったことで「嫌われる勇気」という言葉をよく聞きましたが、 なかなかこの嫌われるというのは避けたいのが人間の心理というものです。 私など、嫌われる勇気どこから、加藤諦三氏が言うところの「嫌われたくない症候群」 と言えるのではと思います。 どうして嫌われたくないかと考えると、それは周りからの評価が気になって仕方がない からで、どうして気になるのかというとそれは自分の行動・振る舞い・考え方・ 生活等に自信を持つことが出来ないからでしょう。 周りが気になって気になって仕方ありません。しかし少なからず人間はそんなものだと 思います。私の場合は少し、それが過ぎる部分があるのでしょうが。 さて、そんな私も嫌われる勇気を持ちたいと思い、上司から借りて読んでみました。 読むと立処に嫌われる勇気を獲得することに成功しました。などとなるはずも ありません。しかし部分的には、大きな収穫があったのもまた事実です。 本書の最後の方で出てくるアドラーの考え方には共感出来ました。常日頃私自身 実感していることです。 それは・・・人生はストーリーではない。人生は物語ではない。人生に意味などない。 ということです。自分の人生に意味を与えたい、物語と考えたい。誰しもそう思いたい ものでしょう。 しかし、悲しいことにそうではありません。私が嫌われたくない症候群だろうが、 強く嫌われる勇気を獲得しようが、明朝には東から太陽が上り、そして西に沈むのです。 あまりに、自分の人生に物語性を求めてしまうと歪が生じおかしなことになってしまい ます。42歳の今の私が思うところです。 今後その考え方が変わるかどうかは全くもって不明ですが、少なくとも今のところは そんな風に考えています。

    0
    投稿日: 2015.03.10
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    以下メモ 原因論の住人であり続ける限り、一歩も前に進めない。目的論に立ち返る必要 経験に与える意味によって自らを決定する。 何かしらの目的に沿って生きている。 これまでの人生で何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない 劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈=自分の手で選択可能 可能性のなかに生きることができる 他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを恐れている 優越コンプレックス あたかも自分が優れているように振る舞い、偽りの優越に浸る ex 権威づけ、不幸自慢 永遠に不幸を必要とする 健全な劣等感は、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれる 他者の幸福=自分の負け 勇気をくじかれた自分が人生のタスクから逃げている 行動目標 自立する 社会と調和して暮らせる 心理目標 私には能力がある 人々は私の仲間である あらゆる他者を敵と見なすことが可能 他者の課題には踏み込まない 他者はあなたの期待を満たすためにいきているのではない 自分に対する評価は相手の課題 自由とは、他者から嫌われること 自己への執着を他者への関心に切り替えていく 私はこの人に何を与えられるのか? 対人関係の悩みは、より大きな共同体の声を聞け 私は共同体にとって有益なのだと思えたときこそ、自らの価値を実感できる。 誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないにしても、それは関係ない。自分が始めるべきだ。 変えることのできない物事、 変えることのできる物事を見極める。 →変える勇気を持つ 信頼することを恐れていたら、結局は誰とも深い関係を築けない 他者貢献とは、私を捨てて誰かに尽くすことではなく、私の価値を実感するためにこそ、なされるもの 他者が私になにをしてくれるかではなく、私が他者になにをできるかを考え、実践していきたい 幸福とは、貢献感である 人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那

    0
    投稿日: 2015.03.07
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    読んだあと、すっきりと何か落ちたようなすがすがしい気持ちになりました。 対話形式なのが、とても読みやすかったです。 日々、抱いている不安や満たされない思いを、自分自身の力で解放することができたら、温かい気持ちで過ごすことができそうです。理解して実践できるように、何度も繰り返し読もうと思います。

    0
    投稿日: 2015.03.07
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    つまり人は、色々と不満はあったとしても“このままのわたし”でいる事の方が楽であり、安心なのです。一歩前に踏み出すことが怖い。また、現実的な努力をしたくない。 たとえば遊びや趣味の時間を犠牲にしてまで、変わりたくない。つまりライフスタイルを変える“勇気”を持ち合わせていない。多少の不満や不自由があったとしても、いまのままでいた方が楽なのです。 シンプルな課題 “やるべきこと”を前にしながら“やれない理由”をあれこれとひねり出し続けるのは、苦しい生き方。 あなたは“あなた”のまま、ライフスタイルを選び直せばいい。シンプルです。 “これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない”自分の人生を決めるのは“いま、ここ”に生きるあなたなのだ。 “悩みを消し去るには、宇宙のなかにただひとりで生きるしかない”しかし、そんなことはできないのです。  人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。 対人関係の軸に“競争”があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができません。 人は、対人関係の中で“わたしは正しいのだ”と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている。 健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、“理想の自分”との比較から生まれるもの。 一緒にいて、どこか息苦しさを感じたり、緊張を強いられるような関係は愛とは呼べない。 人は“この人と一緒にいると、とても自由にふるまえる”と思えたとき、愛を実感することができる。 われわれは“他者の期待を満たすために生きているのではない” 他者の課題には踏み込まない。他者の課題に介入する事、他者の課題を抱え込んでしまう事は、自らの人生を重く苦しいものにしてしまう。その悩みは対人関係なのだから、まずは“ここから先は自分の課題ではない”という境界線を知ること。そして他者の課題は切り捨てる。それが人生の荷物を軽くし、人生をシンプルなものにする第一歩。 他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。 対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低く見ているからこそ、介入してしまう。 私のなすべきことは、自らの人生に嘘をつくことなく、自らの課題に立ち向かう事。 良好な人間関係を結ぶにはある程度の距離が必要です。距離が近すぎて密着してしまうと、相手と向かい合って話すことさえできなくなる。 これらが響いた言葉。

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    投稿日: 2015.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幸せは全て主観で決る。他人がどう思うかは関係無く、自分がどの事象をどう捉えるかによって世界は変わる。 自分の問題と他者の問題を切り分ける。

    0
    投稿日: 2015.03.06
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    アドラー心理学の要素・ポイントが対話形式で分かり記載されている。 アドラー心理学としては、だいたい納得できる内容。幸せは全て主観で決まり、他者がどう思うかは関係なく、自分がその事象をどう捉えるかによって見える世界は変わるというもの。 共同体感覚のところは腹落ちしていないが、それ以外はとてもしっくりくるものだった。 自分の感情をコントロールできるかどうかは別として。

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    投稿日: 2015.03.06
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    ・自分は他人のために生きているわけじゃないし、他人は自分のために生きているわけではない。 ・他人のために自分ができること、自分ができないことを分ける。 ・誉める、叱るではなく、「共感する」 ・幸せとは、「他者の役に立っている」と感じられる「実感」であり、「ありがとう」の言葉や、見返りではない。 ・人生はスパイラル。「他者貢献」という北極星さえ見つめていれば、絶対に前に進める。 ・スパイラルであると同時に、「点」でもある。今、ここに強いスポットライトを当てる。 ・過去や将来から自分の人生を計算するのは無意味だ。

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    投稿日: 2015.03.05
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    【メモ】 感情を抱くのは、目的があってという考え方 【感想】 オーディオブック読書したが、哲人の相手方の興奮が凄過ぎた。。

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    投稿日: 2015.03.03
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    今、2人のこどもを持つ親として、彼らに何を教えていかなければならないかのヒントをもらいました。 彼らに何かを押しつけるのではなく、彼らが何をしたいかに注目していきたいと思います。

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    投稿日: 2015.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アドラー心理学は聞いたこともなかったが、その幸福論は僕にとって衝撃的だった。 購読を朝日新聞から産経新聞に替えて、いかに朝日新聞がまがい物だったかを知ったかように、 アドラー心理学を垣間見て、フロイト心理学が病んでいるに思えた。 自分の残りの人生のものの捕らえ方全般をこれを読んだ今日から大きく変わるかも知れない、と思うものの、具体的になにから手をつけていいのかわからない。 著者の前書となる「アドラー心理学入門」が図書館にあり、貸し出しが無い状況なので、2ヶ月以内に読みたいと思う。

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    投稿日: 2015.03.01
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    アドラーの思想は「超性善説」に立っていると感じた。 日本では多様性を認めるということがまだまだ浸透していないので、この本がとても流行ったのでしょう。 中身について賛否両論あると思うが、個人的にはかなり受け入れられる(というか馴染みのある)思想であった。

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    投稿日: 2015.02.22
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    自分にとって斬新な視点・解釈が多くあって、面白かった。こういう思考の切り口は覚えておけたらいいなぁと思う。 ただ、この青年は完全に「サクラ」ですわ。(もちろん、そういう本なのですが)「かませ犬」と言っても良い。

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    投稿日: 2015.02.22
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    目的論 全ての感情や行動はある目的を達成するために生み出される。 り、 人間はある目的を達成するために都合の良い原因を生み出しているということです。

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    投稿日: 2015.02.17
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    「人生とは連続する刹那」。ぼんやりと自分が大事にしたいと思っていたことがこの本で言語化されていたと思う。また、心が折れそうになることがあったら読みたい。

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    投稿日: 2015.02.13
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    第三夜くらいまではすんなりというか、納得しやすい内容でした。 自分の見方によって物事が変わることが分かりました。 一方で第四、五夜からは十分理解出来てない感じです。 共同体感覚について分かるけど、分からないというような。 もう少し時間を置いてもう一度読み直したいと思います。 なんにせよ、私の世界がひっくり返されたのは間違いない一冊です。

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    投稿日: 2015.02.12
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    読んでいて難しくまだまだ自分の身丈には合っていないと思いました。しかし、他者貢献のために今すぐ行動するという点では、私もじわじわ動いているのかもしれません。

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    投稿日: 2015.02.09
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    嫌われる勇気 自己啓発の源流 「アドラー」の教え 岸見一郎 読了ー♪ 2013年末に発売され、大ヒットした本。 世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「私」によってしか変わりえない。 人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ。「これから何ができるのか」を考えるべき。 決めるのは昨日でも明日でもありません。「今、ここ」です。人生における最大の嘘、それは「今、ここ」を生きないことです。 人生とは点の連続であり、連続する刹那である。 「導きの星」 「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷う事はないし。何をしてもいい。 フロイト的な原因論とは対照的な、目的論という考え方。アドラーの死後半世紀以上たった今でも、時代は追いついていない。だからこそ今、この考えを吸収し取り入れる面白さはあると思う。良本。

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    投稿日: 2015.02.09
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    アドラー心理学とは何かを対話形式でわかりやすくまとめられた本です。とても納得できるところが多く、自分がシヤワセになるための何かを掴めそうな予感がします。 アドラーの心理学と心屋仁之助さんのカウンセリングがかぶると思うのは、僕だけでしょうか? 私は、嫌われてもいいんだ。私は、存在するだけでいいんだ、と。

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    投稿日: 2015.02.07
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    対人関係における自分の立ち位置を踏み込んで考察している。自由とは傾向性に流されず自分の意思によって行動すること。その線引きが難しい。感情に流されることもある、一貫性がないこともある、ただ、それも含めて今を生きることに一番の価値をおく。結構納得できる内容でした。自分なりの哲学を持ちたくなりました。

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    投稿日: 2015.02.07
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    考え方のコペルニクス的転回とはまさにこの事かと。 一読の価値あり。どこか新興宗教的胡散臭さが終始払拭出来ないのはあまりにも従来の自分の考え方と間逆のアプローチであるが故なのか。 現在の自分は、そこに至る過去の要因・原因に基づいて形成されるものではなく、過去から現在に至るまでの自分の解釈・意思によって自分たらしめているのだと。であれば、自分の解釈次第でどうにでも自分を変えることが出来るのだと。 ただ、最初、題名から推測される内容とはまたイメージが異なり、まだ後半で出てくる『普通であることの勇気』としたほうが内容としてしっくり行くのかも知れない。

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    投稿日: 2015.02.04
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    なんか流行ってるから買ってみた、という程度だったんだけど、結構面白かった。思想としては僕がすでに持っているものと近かったから新しい気づきが!って感じではなかったけど、おそらく読むタイミングで違うところが刺さる本なんだろうなー。個人的には、なんか出てくるキーワードたちをグラフィカルに表してくれたら総体が掴みやすいのになと思ったりした。

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    投稿日: 2015.02.04
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    アドラー心理学、書店でも専用コーナーが設けられていたし、診断士仲間が取り上げていたので、読んでみた。 カーネギー本や7つの習慣などに出てくる内容はここから来ているのかと驚いたところもあった。また、既に自分が実践していたため、すんなり納得できる部分と「そりゃ極端だろ」と違和感の残る部分とが混在。「和をもって尊しとなす」日本人には合わないのかとも思った。 課題の分離、信用と信頼、承認欲求の拒否など頭に残るキーワードはたくさんあり、良くも悪くも記憶に残る内容だった。とはいえこの本1冊でアドラーを理解したなんていえず、他の関連本も機会があれば読んでみたいとは思う。個人的には是々非々で受け入れやすい箇所のみを受け入れ、実践していきたいと思う。

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    投稿日: 2015.02.04
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    コレちょっと人生観変わるね。 一読しただけだとまだ意識に落とし込めてないので、もう1回読もうと思う。

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    投稿日: 2015.02.03
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     アドラー心理学について,青年と教授という二人の登場人物が,対談形式で解き明かしていきます. 「嫌われる勇気」というタイトルだった為,当初の私は「他人に嫌われてもいいから自分のために楽しく生きたほうがいいよ」的なことを薄っぺらく語った本だと思って嫌煙していましたが,先輩に勧められたため読んでみました.  結果読んで良かったです.今まで感じていた自分の考えに自信が持てました.これを完璧に実践することはなかなか難しいですが,ちゃんと考えて自分の人生に活かそうと思いました.

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    投稿日: 2015.02.02
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    最後駆け足で戸惑ったが、読みやすくわかりやすい例示も多く読み進めるのが楽しみな本だった。貢献感のくだりには納得。私は自分の人生に取り入れたいと思う内容だった。

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    投稿日: 2015.02.02
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    過去にとらわれず、今、これから自分がどうありたいかを思い描くこと、他人と自分の問題を見極める課題の分離についてなど、わかりやすくてぐさっときた。哲人と青年のやりとりが面白く、続きが気になって一気に読んでしまったー。 年末年始に読んだのだけど、年の締めくくりとこれからの一年の始めに読んだのがこの本で良かったなと思えた本でした。 じわじわ時間をかけて効いてきそう。

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    投稿日: 2015.02.02
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    2015/02/01 自己啓発本かと思い読み始めたら、対話形式で思っていたよりも読みやすく、興味深かった。 一度読んだだけでは、自分の中に落とし込めてないと思う。また再読したい本。 アドラーにも興味が湧いた。 原因論ではなく、目的論で生きる。 【いま、ここ】を一生懸命生きていく。 すごく大事な事だと思った。

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    投稿日: 2015.02.01
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    対話形式で書かれていて、さくさく読み進められた。ベストセラーになっていて自己啓発本かと思ってたけど、そういう感じともまた少し違って。ふだん自分が感じていたことも多く書かれていて、青年に対して突っ込みそうになったり笑 個人的には、「普通であることの勇気」っていうのがギクってきた。20代半ばでなんとなく人生に焦ってるいま。何に向かってがんばっていこう、とかを考えてはぐるぐると頭を廻らせ。今この瞬間の結果が未来になるのであって、そこにばかり焦点を当ててるのは違うのよね。

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    投稿日: 2015.02.01
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    今までこの本に出会わなかったことを本当に残念に思います。すぐ読み返します。 …もっともアドラーなら、「今出会うようになっていた」というのでしょう。アドラー心理学、とは言いますが、心理学の範疇の本ではありません。 タイトリングもすごいと思います。これが「アドラー心理学入門」なら手に取っていたかどうか。

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    投稿日: 2015.02.01
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    タイトルからして自己啓発本と思っていたが、思ったよりも濃い内容だった。アドラー心理学の全体像について分かりやすく解説している。個人的には普段考えていることと共通することが多かった。日本人で、社会のしがらみにしばられている人が読んでみると良い一冊。

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    投稿日: 2015.01.31
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    学生時代、教養としてフロイトやユングを学び、思考過程の一つとして、理解しました。しかしアドラー心理学は、私自身を納得させてくれる考え方でした。個人個人に視界の窓がある以上、世界は私の目を通してしか見ることが出来ません。世界がどんな形をしていようとも、それを受け入れなかったのは私なのです。

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    投稿日: 2015.01.31
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    咀嚼するようにゆっくりと読みたい本です。哲人と青年の対話式なので理解しやすかったですし、読者としてのこちらが哲人の主張に同意できなくて異を唱えそうになる前に、青年が結構なテンションで哲人に反論しているので、二人の主張を第三者として読みながら考えることができました。ほぼほぼ読んだ瞬間に納得できる事柄ばかりでしたが、実践するには確かに時間がかかりそうですし、難しいだろうなーと思いました。とりあえず、今という刹那刹那を全力で生きたいなとは改めて思いました。

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    投稿日: 2015.01.30
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    アドラー心理学の入門書。対話形式で読みやすい。最後の方は強引な終わらせ方であり、無理やり青年が納得した感じになっていたが、そこは無理しなくても十分良い本になっていたと思う。 自分の課題と他者の課題を明確に分けるというのは、実践的なアドバイスである。

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    投稿日: 2015.01.30
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