
総合評価
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powered by ブクログ氏が1999年に執筆した アドラー心理学入門編を読み 自身の理解の不足と同時に アドラー心理学への興味が 大きくなり、本書を手にとってみた。 内容は他のレビュアーに委ねます。 内容としては前述の著書と あまり変化はないのだが 一貫として青年と哲人の対話形式 を採っている点を特筆したい。 読者は基本的に青年の立場に おり、我々が日頃想い悩んでる ことを哲人にぶつけてくれる点である。 これが非常に明快でわかり易かった。 ただしこれはアドラー心理学が明快 といったものを言ってるのではない。 哲人は本書の中で 「アドラー心理学を ほんとうに理解して、生き方 まで変わるようになるには 『それまで生きてきた半数の時間』 が必要である」と述べている。 というのもアドラー心理学の 考えは私たちがこれまで生きてきた中で 得てきた考えをコペルニクス的転回で 真っ向から否定するものであるからである。 なので私もまだ途上の段階だが アドラー心理学を自身の 中に昇華できればと思う。 多くの人が手にとってほしいと思う1冊。
1投稿日: 2015.12.13
powered by ブクログ難解 一回読んで咀嚼出来ていません。 内容はわかるようでわからない。 リアリストだと思う私にとって受け入れがたい内容が多々ある 理想の感じがして自分のものに出来ていない 青年が自分に重なるところがあり、もっと読み込むべきか?
0投稿日: 2015.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世界が複雑なのではなく、 「あなた」が世界を複雑なものとしている。 怒りとは出し入れ可能な「道具」。 今のあなたが不幸なのは自らの手で「不幸であること」を選んだからなのです。 これまでの人生に何があったとしても、 今後の人生をどう生きるかについて、何の影響もない。 劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈。 「人生の嘘」から目を逸らさない。 対人関係の悩みを解決するには、 他者の課題には介入せず、 自分の課題には誰ひとりとして介入させない。 自由とは、他者から嫌われることである。 対人関係のゴールは「共同体感覚」 他者貢献とは、 私を捨てて誰かに尽くすことではなく、 むしろ、 私の価値を実感するためにこそ、なされるもの。
0投稿日: 2015.12.05
powered by ブクログ12ステップの回復の起点になる考え方。 ニーバーの祈りってアドラー心理学と関係があるのか( ´ ▽ ` )ノ
0投稿日: 2015.12.05
powered by ブクログ2014年のベストセラーを、ちょっと遅れて読んでみました。 アドラー心理学についてはずっと学びたいと思っていたけど、正直心理学とかって体系的なところを理解しても、実社会で活かすことが難しいものだってのは感じてた。 そういう意味で、この本はいろんな実例を取り上げて説明してくれてるし、疑問が浮かぶであろうことを青年が的確に突っ込んで、それに対して哲人が返答するという形式をとってるから、腑に落ちる感覚を得られる。 ベストセラーになるのも、納得。 そして、アドラー心理学にさらに興味を抱かせてくれるような作品でもある。 事実、自分はこれを読んで、もっとアドラー心理学を学びたいと思ったし、社会での認知も高まればいいと思った。
0投稿日: 2015.11.29
powered by ブクログ書籍名は胡散くさいが、自分自身のあり方次第で状況は幾らでも変えられるという前向きな考え方を提示してくれる良書。
0投稿日: 2015.11.28
powered by ブクログまず、とても面白かった。 対話形式により自分を青年に投影しながら読み進めていったが青年と同じような疑問や理解を得ながら最終的にはアドラー心理学とはという問題を自分で考えながら学べた。 アドラー心理学の根幹は「対人関係」この一点のみ。 特に人生の嘘(理由があってできないのではなく、やりたくないから理由をつけているまたはさがしている)ということに衝撃を受け同時に納得した。 課題の分離(自分への評価は他者が下すものであり自分にはどうすることもできないため切り捨てて考える) これは自己肯定ではなく自己受容ができなければならず今の自分に足りていない能力だと感じた。 時間をあけて再度読みどれくらい自分のものにできているか再確認したいと思う。
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログ今まで見た中で、ここまでAmazonのレビューが多くて高評価なのは初めてだったので手に取りました。 アドラー心理学を受け継ぐ哲学者のおじいちゃんと、その哲学を論破しようとする青年の対話方式で繰り広げられるお話。 アドラーの哲学は凄く惹かれるところがあり、人生の指南となる部分は凄く多い。 しかしその中で、いくら考えても理解できないことはあった。 これは文中にも書いてあったけど、アドラーを神として崇めようとするということは間違っていて、全てを信じ切る必要はない。 アドラーの価値観なのであって、全てを崇拝する必要はないんだよ、と言うこと。 と言っても、本の全体像としては95%が真理なんだと感じました。 これは刷り込む必要がある一冊。 日を置いて又読みたいと思います。 二度目を読み終えて 過去は関係ない。 承認欲求を否定する。 「馬を水辺に連れて行くことは出来るが、水を飲ませることは出来ない」 「自由のコストとは、他者に嫌われることである」
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログ「自分を好きなること」「他人の目を気にして生きているのは不幸である」 悟りを開いた人の言葉に感動。でも、現実何処まで自分の好きなように生きていけるだろうか。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ7つの習慣等の成功哲学的な本にも多大な影響を与えている感じがする。他者に貢献している感情が重要との考え方は、納得できる。それでも人間だから感情に支配される場面もあると思う。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログ20151030 人の目をそこまで気にしないようにプライドを捨てること。本棚にしまって何度も読みたい本。
0投稿日: 2015.11.22
powered by ブクログなぜこんなに評価が高いのかさっぱり分からない一冊。 この哲人の言う通りに生きるのは無理だろうなと思います。 時間の無駄でした。
0投稿日: 2015.11.17
powered by ブクログすべての悩みは人間関係にある。 自分にできる範囲は限られている。 無理し過ぎると疲れますよ。
0投稿日: 2015.11.16
powered by ブクログ人間生きて行く中でなにも悩みがない という人はいないと思います。 本日ご紹介する本は、 ”どうすれば人は幸せに生きることができるか” という、なんとなく難しそうなことについて、 心理学者、アルフレッド・アドラーの思想を、 物語形式でわかりやすくまとめたもの。 普段の日常の中で悩んでいることについて、 新しい発見ができるお勧めの1冊です。 ポイントは 「人間関係」 アドラーは、人間の悩みはすべて対人関係の悩みである といっています。 また、幸せとは ”仲間と思える人がいて、そこに「自分の居場所がある」と感じられること” と定義しています。 表面的には、お金や物欲などの欲望もあるかと思いますが、 それらもたどっていくと最終的には、 人からどう思われているか、 あるいは、人からどう思われたいかといった、 人間関係に行き着くのかもしれません。 本書の内容は多伎にわたりますが、 重要だと思ったことを、1つ取り上げるとすれば、 「課題の分離」です。 「課題の分離」とは、 その問題は誰の問題なのかを常に明確にし、 自分の課題に他人を踏み込ませない。 他人の課題には、土足で踏み込まない。 というものです。 たとえば、 ”子供が部屋をかたづけない”という場合、 これは、子供の課題であって、親の課題ではありません。 片付けろと命令したり、怒ったり、 親が片付けたりするのは、 子供の課題に、土足で踏み込むことになります。 仕事でも、お客の課題なのか、 自分の課題なのか、はっきりせず、 もんもんと悩む場合があります。 誰の課題なのかをはっきりさせて、 物事を進めていくことが、対人関係で悩なまい方法の一つです。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 人間の悩みはすべて対人関係の悩みである あなたの目的は、他人との関係の中で傷つかないこと 懲罰教育の結果は、褒めたり罰する人がいなければ適切な行動をしない 他者の課題には介入せず、自分の課題には介入させない あなたのことをよく思わない人がいてもそれは、あなたの課題ではない 誰かに嫌われていることが、自由に生きている証 共同体感覚=他者を仲間だとみなし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること 「他者からどう見られているか」ばかりを気にする生き方こそ、「自己中心的なライフスタイル」 人は「自分は共同体にとって有益なのだ」と思えたときこそ、自分の価値を実感できる 「いま、ここ」を真剣に生きる=将来に向けて準備している「いま、ここ」もすでに本番 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1夜 トラウマを否定せよ 第2夜 対人関係がすべてである 第3夜 他者の課題を切り捨てる 第4夜 あなたの居場所はどこにあるか 第5夜 幸福に生きる条件とは ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image02w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/8230bc4f7dfa0616.png
0投稿日: 2015.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
特に取り入れたいなと思ったのは、 課題の分離です。 人がどう思うかはその人次第、というのはわかっているようでなかなかそのようにはできていないなぁと感じました。 幸福感が、貢献感というのもなるほど、と思いました。 ことあるごとに読んで身につけていきたいです。
0投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログ①世界は線ではなく点。 原因論ではなく目的論。 過去のトラウマ、経験から現在の自分があるのでらない。 自分のありたい目的にそって過去の材料から何かを選択している。 人生の意味は自分が与える。 ②他人がとう思うか、どういう動きをするかを期待しない。 自分がどうあるべきかを生きる。 嫌われても自分の生き方をする。 嫌われてコミュニティから外れても悩まない。 他にもコミュニティはある。 ➡︎ここだけが少し怖い考え。 他のコミュニティにいくにはそれなりのコストがかかるような。 これを、含めて勇気と呼んでいるのかな、、 ①②から人はいつでも自分を変えられる。 ③他者は敵ではなく味方。 人生の悩みは対人関係。 =他者と比較による優劣による僻み ➡︎他者を味方と考えれば僻みや悩みは無くなる 優劣を決めるのは他者ではなく自分 ④幸福とは他者への貢献 貢献度合いは自分の判断 貢献は行為だけではなく存在レベルで判断 ex.生きていてくれるだけで感謝されている ➡︎人はいつでも誰でも幸せになれる
0投稿日: 2015.11.10
powered by ブクログ新聞の書評で面白そうだったので読んでみた。アドラー心理学を青年と哲人の対話形式で解説した本。青年の悩みが一般的にありそうな話で、それに対する哲人のアドバイスがアドラーの心理学を踏まえわかりやすく解説されている。人の悩みのすべては対人関係、人と横の関係を保つなど、考え方一つで人は幸せにも不幸にもなる。この本は読み込む価値のある1冊だと思う。
0投稿日: 2015.11.09
powered by ブクログ可能性の中に生きるな 過去も未来も存在しない という言葉がグサリと刺さった 理解しきれていないこと 自己受容→他者信頼→他者貢献→自己受容→ という循環 他者に関心が向くのが理想だと思っていたから ちゃんと理解したいと思うし、実践したい
0投稿日: 2015.11.05
powered by ブクログ【メモ】 原因論ではなく目的論 人生の悩みはすべて対人関係 経験したことではなく、経験に自分が何を意味づけるか 劣等感とは、客観的な事実ではなく、主観的な解釈 健全な劣等感は他人ではなく理想の自分との対比で生まれるべきもの 劣等感は行き過ぎると優越コンプレックスとなる われわれは他者の期待を満たすために生きているのではない。他者の人生を生きるな。自分の人生を生きよ。 課題の分離→自己受容→他者信頼→他者貢献→共同体感覚へ 馬を水辺まで連れて行くことはできるが、水を飲むかどうかは馬が決めること。 自由とは他者から嫌われること いまここ、を生きる。人生は点(刹那)の連続。計画を立てるのは悪くはないがその通りになどいかないからこそ、いまここに集中する。そうしたら途中で死んだとしても『途上』じゃない。人生を登頂目的の登山にしてはいけない。登山を楽しむこと自体を目的として一歩一歩を全力で楽しめば良い。
0投稿日: 2015.11.04
powered by ブクログ心理学と銘打っているが、これは哲学の部類だと思う。人生は刹那の連続という言葉はまさにそれだと感じる。 月並みだか、もっと早く出会いたかった。 10代、20代の悩み多き時期に読めばまた違った感想を得られたかもしれない。 ある種、人生の指針となり得る考え方が書かれた一冊だと思います。
0投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログ2015/10/31【古】1260円 つまらなかった 読んでてストレスがたまる本 感想「そんなもん百も承知なんだよ」 前回読んだアドラーの本も面白くなかったのに なんでまた読んだんだろう・・・反省。 アドラーとは合わない。
0投稿日: 2015.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序 第1夜 トラウマを否定せよ 第2夜 対人関係がすべてである 第3夜 他者の課題を切り捨てる 第4夜 あなたの居場所はどこにあるか 第5夜 幸福に生きる条件とは
0投稿日: 2015.10.27
powered by ブクログ噂となっていたアドラーの教本 読みやすい内容で、いろいろと考え方を見直す良い機会ですので、是非皆さんに読んでもらいたい1冊です
0投稿日: 2015.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
[生き方が変わる本] 人は何らかの目的を持って今現在の生き方を選んでいるということ. 人の悩みはすべて人間関係であるということ 課題の分離で自由になれるということ 幸せは他者への貢献であるということ など,ストレスの多い社会をストレスなく生きていくために参考になる考えがわかりやすく書かれている. これまで,幸せを感じることができなかった人も,この本を読めば幸せを感じることができるかも...
2投稿日: 2015.10.20
powered by ブクログ※C「自由とは、他者から嫌われることである」承認欲求が自分を不自由にする。他人から承認されなければ自分に価値はないと思うのが間違い。行為レベルではなく存在レベルで自分には価値がある。 傾向性、課題の分離、自己受容、他者信頼、他者貢献など様々なキーワードがあった。その中でも、人生の「導きの星」は他者貢献にあるとし、他者貢献するのならば嫌われる人には嫌われてもかまわないとする。他者貢献とは、つまり自己への執着(利己心)から他者への関係(利他心)へのシフトであり、共同体感覚(敵ではなく仲間意識)を持てるようになること。
1投稿日: 2015.10.17
powered by ブクログ10/15 •人は変われる。過去のできごとは原因でなく、じぶんをまもる目的でつかれる嘘に使われるだけ。 •変わることは難しく、可能性に逃げたい人は不幸なライフスタイルを選びがち。変わる勇気を持て •全ての悩みは対人関係の悩み。劣等感は優越性を追求する個人の解釈。 •人は劣等感に耐えられず、劣等感を言い訳に使ったり、優越感にひたったり、不幸自慢をする劣等コンプレックス状態となる。 •対人関係の軸に競争がある限り悩みから逃れられない。人々が敵でなく、自分の味方だったら世界は一変する。自立して、自分には能力があると思え、社会と調和して、ひとびとが味方と思えれば幸福になれる。このためには、仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスクをこなさないといけない。 ⇒仲間をもつ、共同体感覚をもったとき、自分はその共同体の中心ではないが居場所がある。 ⇒共同体は変えてもいい。いまいる場所が唯一の共同体を作る場所ではない。 ⇒評価を使い、操作をし、劣等感をうむ縦の関係をやめ、感謝による勇気づけをし、貢献により自分に価値があると思えることを推進力とする横の関係を使う。 ☆縦の関係の否定は反対。縦の関係にも頑張る推進力になるメリットがらあり手段として使うべき ⇒行為のレベルでなく存在のレベルでの価値を考えれば全ての人に感謝による勇気づけが可能 ☆場面による使いわけを考えないと、ルサンチマンとそれを覆い隠す偽善になりかねない。他人が変わるかは他人の課題で変わらなくてもよいとの考えは潔癖主義。競争がない世界を自分のなかに構築することはできるが、現実の競争を無視した論理は偽善。 •悩むのはやめる ⇒他者との権力争いはさける。勝っても復讐を招くだけ。☆自分が正しいのではなく、チームとして自分の今の考えよりいいものにする ⇒同じではないが対等な人と考え、理想の自分にむけ優越性を追求する。 ⇒なにが与えられているかの所有の心理学でなく、与えられたものをどう使うかの使用の心理学 ⇒課題は最終的に責任を取る人だけのもの。自分の信じる最善の道を選び、他者の承認欲求はすてる。みかえりは求めない。承認欲求は自己への執着であり、これをすて他者への関心をもつ。 ⇒いま、ここを生きる。目標をたてて、それにこだわりすぎて今を犠牲とみるのは人生の嘘。
0投稿日: 2015.10.16
powered by ブクログ意外なほどすんなり読めた。自分の実践として徹底できているわけではないけれど、おおむね私の感覚と近く、そんなに違和感はなかった。 しかし、こういう思想を全く受け付けない人は私の周囲にもおり、不愉快な介入を受けることも少なくないのだが、そこはそれ、「課題の分離」ということだ。
1投稿日: 2015.10.14
powered by ブクログアドラーの教えは驚嘆するどころか自分が子供の頃から常々感じ考えてきたことと大筋たがわず、却ってそのことが驚きであったくらいなのだが、その考え方を自分はむしろ異端だと思っていたのでこのような形で広く世間に語りかけていることにいささかの戸惑いを覚える。果たして、そうすべきなのか、と。本作中の青年に深く同情するとともに、ただ願わずにいられない、幸あれかし、と。
0投稿日: 2015.10.13
powered by ブクログあるところに、「人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる」と説く哲学者が住んでいた。そこへ悩み多き青年が人生の真理をたずねにやってきた…。 アドラー心理学を「哲人」と「青年」の対話式でわかりやすく表現した本。読者は青年とともに疑問を抱きながら、アドラー心理学の扉を叩き、ゆっくりと中へ入っていける。 青年は哲人(アドラーの思想)の突飛な考えに腹を立て、反感を抱き、論破しようと意気込みながらも、次第に感動や気づきを得ていく。私はわからない部分がわからなかったり、言葉にできなかったりするので、青年の反論は面白かったし、理解の助けとなった。 本当に気付きがたくさんで、人生がひっくり返るような本。手元に置いてまた読み返したい。何度も勇気付けをしたい。 アドラー心理学の目標…自立すること、社会と調和して暮らせること(行動面)私には能力がある、人々は私の味方である(行動を支える意識面) 以下、気付きの覚え書き。 全ての悩みは対人関係。 劣等感は客観的事実ではなく主観的解釈。つまり、見かけの因果関係。 今、ここ、に強烈なスポットライトを当てると前も後ろも見えない。つまりは悩んでる間は過去か未来に生きていて、今を大切に真剣に生きられていない…ずしーん。ときた。 他者は仲間。貢献する。どう思われてもいい、それは他者のタスクだから。大切なのは私がどう生きるか。貢献感を満たして幸福感を得る。 信頼と信用は違う。信頼しよう。 対人関係のゴールは共同感覚体。他者は仲間。より大きな共同感覚体の声を聞く。横のつながりを意識。課題の分離を意識する。 人の価値は行動レベルの評価ではなく、存在レベル。 まずは私が変わる。私から始める。 不幸も不安も変わらないことも自分が選んだライフスタイル。ライフスタイルは選びなおせる。
1投稿日: 2015.10.12
powered by ブクログ20151007 2014年ビジネス本ランキング1位となっていた本。 パラパラとめくった時に対話形式に違和感を感じて読んでいなかったが、中古本を見つけたのでとりあえず読んでみた。 3日間で200ページ程読み進めてみたが、同じ事がダラダラと書かれているにも関わら、結局全く言いたい事は分からないし、浮世離れした屁理屈のオンパレードに我慢の限界となり、これ以上読むのは時間の無駄と感じて読了とする。 古典の哲学者の机上の理論を今更出版するなら、もう少し分かりやすく、実社会に照らし合わせたような内容にしなければ、学生やオタクっぽい人たちには通じても、実社会で揉まれているそれなりのレベルで闘っている社会人の共感は得られないと思う。 この本の本当に言いたい事は、本田直之さんなら2ページあったら分かりやすく伝えてくれるだろう。 時間潰しと、不毛な言葉遊びの好きな人にはオススメなのか? タイトルが秀逸だと売れるんだ…
0投稿日: 2015.10.07
powered by ブクログ「いま、ここ」 「自己受容、他者信頼、他者貢献」 アドラー心理学で自分にとどめておくべき言葉が衝撃と共にすっと頭に残る良書。 青年と哲学者との対話は、一見、激昂する青年が不自然なように見えるが、それは静かに変わることを、別の選択をすることを拒んでいる自分が顕在化した姿なんだと思う。 強力なスポットライトを浴びたように、「いま、ここ」だけを見て、邁進してく覚悟ができる。 覚悟、と言っても、それを実行すれば、ずっと楽に、幸福になれることは、この本を読めば明らかである。
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログ人生に対する考え方を根底から揺るがされた。 とてもプラスになった。定期的に読み返したい。 人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる。 性格や感じ方は、自ら選んだライフスタイルであり、変更可能である。 劣等感は、それを努力で補償しようとする向上につながるもので、悪いものではない。 劣等コンプレックスは、自分にAがないからBになれないという、向上を放棄するための言い訳。 優越コンプレックスは、権力者の知り合いだから、ブランドを身に着けているから、という劣等感の裏返し。 「原因論」原因があるから今があるとすると何も変えられない。「目的論」目的を達するために過去に原因を求めると考えると今を変えることができる。 賞罰教育をせず横並びになること。 「このわたし」をありのままに受け入れる「自己受容」 対人関係の基礎に懐疑をおかず無条件の信頼を置く「他者信頼」 仲間に対して役立ち、それがまた自己受容につながる「他者貢献」 「存在」していることに意味がある。 普通であることの勇気。 私が変われば世界が変わる。私以外の誰も世界を変えてくれない。
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目からうろこが出るアドラー心理学の哲学のお話。 因果論から目的論への転換、物の見方を転換してくれる非常におもしろい本であった。対話形式になっているのも内容を気軽に深めれくれて非常によかった。今年一番の名著でした。 <メモ> ・過去の原因ではなく、いまの目的を考える。 外に出たくないから不安という感情をつくりだしている。目的論。原因論の十人であり続ける限り、一歩も前に進めない! ・経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する。 ・赤面症など何かを理由として他の行動をしないことで、可能性の中で生きることができるため、人はそうしてしまう。 ・身長などコンプレックスに苦しむことがあるが、問題は自分がどのような意味づけをほどこすか、どのような価値を与えるか。われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」である。 ・劣等コンプレックスを持つことは、案にその劣等さえなければ、自分は有能であるという事を暗示している。 ・健全な劣等感は他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるもの。われわれは同じではないけれど対等である。 ・対人関係で自分は正しいと確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている。正しいと思うのであれば、主張するのでなく完結すべき。他者を屈服させても何も生まれない ・人生のタスク 行動面の目標①自立すること②社会と調和して暮らせること 行動を支える心理面の目標①わたしには能力がある、という意識②人々はわたしの仲間である、という意識 ・われわれは他者の期待を満たすために生きているのではない。また満たす必要はない。他者からの承認を求めることは他者の人生を生きることになる。 ・課題の分離。誰の課題なのかという視点から、自分の視点と他者の課題を分離していく必要がある。他者の課題には踏み込まないこと。その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰かということから誰の課題かを見分ける。 ・ひきこもっていた状態から抜け出すのかどうかは本人が解決すべき問題。親が介入することではない。ただし、何らかの援助は必要。過度に注目せず、援助する用意があるというメッセージは送る。この整理が大事。これをすることで子供は自分の課題として考えざるをえなくなる。他者の課題は切り捨てる。これが人生の荷物を軽くしシンプルなものにする第一歩。 ・自分の信じる最善の道を選ぶこと。選択について他者がどのような評価を下すか、これは他者の問題であって、どうにもできない問題。他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。 ・誰からも嫌われないこと、これは自分に嘘をつき、周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方。他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想。 ・自由とは他者から嫌われることである。他者の評価を気に掛けず、他者から嫌われることを恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない。 ・他者を評価しないこと。評価は縦の関係から出てくる言葉。評価の代わりに感謝をすること。人は感謝の言葉を聞いた時、自らが他者に貢献できたことを知る。 ・勇気をもてるようになるには、「人は自分には価値があると思えたときにだけ勇気を持てる。」 ・人は私は共同体にとって有益なのだと思えたときにこそ自分の価値を実感できる。他者に働きかけ、誰かの役になっていると実感できること、自分の主観によって他者に貢献できていると思えること、そこではじめて自らの価値を実感できる。 ・他者のことを行為レベルでみるのではなく、存在レベルでみること。そこに存在していること、それ自体を喜び、感謝の言葉をかける。 ・共同体感覚、評価を望まなくても貢献を行うという行為について、誰かが始めなければならない、他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく、あなたが始めるべき。 ・まずは他者との間にひとつでもいいから横の関係を築いていくこと。誰かひとりでも縦の関係を築いているとしたら、気付かないうちにあらゆる対人関係を縦でとらえている。意識の上で、対等であること。主張すべきは堂々と主張することが大切。 ・共同体感覚を持てるようになるために必要なこと。「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」 ・懐疑を抱いていれば、相手も信頼がないことを直感的に理解し、前向きな関係が築きにくくなる。 ・信頼することを恐れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができない。 ・他者に信頼を寄せることは他者を仲間だとみなすことにつながる。そうすることで自分の属する共同体に居場所を見出すことができるようになり、ここにいてもいいという所属感を得ることができるようになる。 ・他者が自分に何をしてくれるかではなく、自分が他者になにをできるかを考え、実践すること。 ・幸福とは、貢献感である。承認欲求を通じて得られた貢献感には事由がない。承認がなくても誰かの役にたっていることが実感できていればよい。他者からの証人はいらない。 ・人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那。人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないこと。 ・困難に見舞われた時こそ前をみて、「これからなにができるのか」を考えるべき。 ・人生の意味はあなたが自分自身に与えるもの
0投稿日: 2015.10.03
powered by ブクログ難しかったです。 分かりやすいようで、良く分からない。そんな感じ。 分かりやすくするための対話形式も、何かイライラするし。 アドラーの目的論で言えば、私は分かりたくないから、分からない理由を探しているんだろうか? 間違いなく読む価値はある本です。本書内にもかかれていますが、アドラーの心理学を理解するには、これまで生きてきた人生の半分の時間を必要とするらしい。 頭整理して、もういちどパラパラめくって見ます。 ダイヤモンド社の紹介ページはこちら http://diamond.jp/articles/-/46500
1投稿日: 2015.10.02
powered by ブクログ2015/9/28 146.1||キ (4階哲学) 「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な課題に、青年と哲人との対話形式で分かりやすく説いています。 人に嫌われることをいやかって自分を見失うより、自分に正直に生きることで幸せになれると説いています。 さて、皆さんはこの本を読んで幸せになれるでしょうか?
0投稿日: 2015.09.28
powered by ブクログアドラー心理学について初めて知りました。 世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる… 読むと心がぱあっと開けるかもしれません。 私は考える視野がとても広がりました。
0投稿日: 2015.09.25
powered by ブクログここ最近読んだ本の中では、一番心にきた。色々整理出来たし、具体的に自分の悩んでることや状況に対して、アクションを取ってみようと背中を教えてもらえた気がする。 一度読んだだけでは腑に落ちていないところもあるので、2度め読みに入る。売れていた理由がよくわかった。良い本。
0投稿日: 2015.09.21
powered by ブクログ青年と哲学者の会話形式。 不幸は自分が作り出しているもの。 変わらないのは自分で変わりたくないと思っているから アドラ心理学は他者からの承認を求めることを否定する でも嫌われても 失敗したっていい その行動をしたことはすごい 自由とは他者から嫌われること 幸福とは貢献感 承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない
0投稿日: 2015.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
☆我々は原因論の住人である限り、一歩も前に進めません。 ・われわれは過去の経験に、「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかをえら宇野は自分なのです。 ・怒りは出し入れ可能な道具 ・与えられた答えは所詮その場しのぎ、自分で答えを導くことが大切→正解はない ・劣等感は主観的解釈→変えれる ・私たちは他者の期待を満たすために生きているのではない→他者に自分の欲望を強制してはいけない、→他者の期待に応えようとしたら他者の人生を生きることになる ・その選択を他者がどう評価を下すかは他者の判断→自分の最善の選択をする ☆対人関係のゴールはその人を仲間だと思えるようになる「共同体感覚」 ☆みんなここにいていいんだという所属感を求めている→所属感は共同体に自らコミットメントすることで得られる。自分はこの人に何を与えられるか。 ・信頼される目的は、良い関係を築くため ・今ここを一生懸命生きる、今という「旅」「ダンス」に強烈なスポットライトを当てよう。そうすれば前後左右、過去・未来に囚われない
0投稿日: 2015.09.19
powered by ブクログちょっと期待外れ。 どちらかというと、今の自分はこの哲人のいう生き方に近いような気がするし、変わる必要もない。 そもそも、何かを悩んでいたわけでもないから当たり前か。 哲人のいうことを突き詰めていけば、生きる意味であるとか、幸か不幸かなどはどうでもいい話で、それすらも超越する必要があるのではないだろうか。
2投稿日: 2015.09.17
powered by ブクログアドラー心理学っていうのが流行ってるらしいので どんな本を読んだらいいか検索したら、この本がオススメっぽかったから図書館で予約 途中までは、なるほどねーと思いながら読んだけど 後半は、なんだかやっつけっぽい感じだったし 結局「シンプルに」ってずっと言ってるんだけど そのシンプルを説明するために、いろんな定義みたいなのが出てきて 結局シンプルじゃないじゃん!って思いました。 最後の方飽きちゃったし、読み方が浅かったのかなぁ?
0投稿日: 2015.09.16青年のキャラクターがおもしろい!
青年と哲人の対話形式で話は進んでいきます。 世界は矛盾に満ちた混沌であり、ましてや幸福などありえない!と現実や自分に嫌悪感を抱く青年と 「アドラー心理学」を修めた哲人との討論のような形です。 一般的な対話形式だと一方が主張したいことを他方がいい質問をして 説明を補足していきます。二人で山を作るようにテーマを盛り上げていき、 結局は平和的に話が深くなっていくものが大抵のものです。 しかし、この本は違います! 青年は哲人の話の矛盾を突こうと、いつもスキをねらい、論破してやると若者らしく戦いを挑み続けるのです。 このやり方が上手いと思います。 なおかつ、この青年がどうも普通の人じゃないんです。失礼を恐れずに言えば「変な人」なんです。 そしてふと、これってドストエフスキーの小説に出てくる人に似ているなぁ・・・と感じました。 彼の小説の登場人物たちも変わった人たちが多く、狂ったように自分の世界に入り込んでしまいます。そこが魅力的ではあります。 この青年にも同じ性質があるのではないか、そう思います。 以下、著書からの引用(青年のセリフ)↓ 「・・・・・・先生、あなたはわたしをペテンにかけようとしている!」 「ええい、くだらない!なんて馬鹿馬鹿しい考えだ!」 「先生、あなたは完全な自己矛盾に陥っている。世間で恥をかく前に、わたしがその鉄面皮をはがしてさしあげましょう!」 などなど、とても個性あふれるセルフです。この彼のキャラクターがこの本を面白くしているのではないでしょうか。 『罪と罰』では 主人公ラスコーリニコフと予審判事のポルフィーリと また、ラスコーリニコフと聖なる娼婦ソーニャとの対話に似ていると思います。 ラスコーリニコフは対話相手をやり込めようとします。 本著の青年にエッジが効いているところが似ています・・・・・・ 青年と哲人との対話は「信念の対決」であります。この戦いを青年の立場で読んでいけば、 なお、おもしろくなることでしょう。(ご拝読、ありがとうございました)
2投稿日: 2015.09.14
powered by ブクログどうやったら自分が変われるのかを考え過ぎ、変わりたいとは思っているが、足を踏み出せずにいた自分の背中を押してくれた一冊。「今を懸命に踊ること」は座右の銘になるかもしれない。人生の因果律を否定している内容に、心をなでおろした一冊。
1投稿日: 2015.09.13
powered by ブクログ過去にどんな出来事があったとしても、そこにどんな意味づけをほどこすかによって、現在のあり方は決まってくる。問題は「なにがあったか」ではなく、「どう解釈したか」である。過去がすべてを決定し、過去が変えられないのであれば、今日を生きるわれわれは人生に対してなんら有効な手立てを打てなくなってしまう。 「もしも何々だったら」という可能性の中に生きているうちは、変わることなどできません。なぜなら、変わらない自分への言い訳として「もし何々だったら」と言っているから。 人は「この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える」と思えたとき、愛を実感することができる。 いちばんいけないのは、「このまま」の状態で立ち止まること われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要がある。そして他者の課題には踏み込まないこと。誰の課題かを見分ける方法は、「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えるというシンプルなもの 人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。他者から「よい」と評価されるのではなく、自らの主観によって「私は他者に貢献できている」と思える、「貢献感」があればそれでよい。幸福とは「貢献感」のことなのだ。他者からの承認は、いりません。 「いま、ここ」を真剣に丁寧に踊る。深刻にはならずに 世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない。
1投稿日: 2015.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
パラパラと見て難しそうだな…と思ったらすごく読みやすい本でした。 アドラー心理学の考え方について、哲人と青年の対話形式になっているので、おそらくそのままだと理解が難しい所も、「青年」が深く切り込んでいってくれるので、咀嚼しやすく、読んでるこちらの疑問を代弁してくれるようでした。 すべての悩みは対人関係の悩みである。 これはアドラー心理学の大前提の考え方です。 世界の中にただ一人であれば、孤独を感じることもないし、悩むこともない。 周囲に人がいるから、社会の中で生きているからこそ悩むのだと。 じゃあその悩みをどうしたらなくしていけるのか? まずは課題の分離をすることが大切。 自分の課題と他者の課題の分離ができていないと、人からどう思われるのか?ばかりを気にして苦しくなったり、こんなにしてあげているのにどうして…と見返りを求めて苦しくなったり。 他者からの見方は変えられないのだから、自分がどうするか、ということだけ。それをどう受け取るのかは他者の課題。 頭ではわかっていてもきっと難しい。でもこれができれば、全て自分でコントロール可能になる。 そして課題の分離は出発点。 ゴールはここにいてもいいんだ、と思える共同体感覚。所属感。 そのために必要な自己受容、他者信頼、他者貢献。 自己肯定と自己受容は違う、ということも新たな発見。 自己肯定は、失敗したのに「今日はたまたま失敗しただけなのだ。本当の自分はもっとできるのだ」と根拠なく思うこと。 自己受容はそのままを受け入れて、じゃあどうしたら失敗しないか?を考えていくこと。 自己受容、他者信頼だけでなく、他者貢献が必要だということも改めて認識。 誰かの役に立っている、と感じることでのみ、自分の価値を実感できる。所属感が得られる。 組織の中で、人々の所属感を高めていく上でもヒントになりそうだと思いました。 ほめる、ということが、能力のある人がない人に対してするものだ、という考え方も新鮮。その行為に対して評価を下していると。 評価の言葉はいらない、対等な関係の中で相手に感謝の気持ちを伝えることが大事、という点には納得。 もう一度読み返したい一冊です。
0投稿日: 2015.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
わたしたちの力は計り知れないほど大きく、わたしたちが変われば世界が変わってしまいます。世界とは、ただ、わたしたちによってしか変わりえないのです。 人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界に住んでおり、自分の主観から逃れることはとても難しいことなのです。しかし、われわれが自分自身や世界の見方を変えれば、今までは八方塞の暗闇のように感じられた世界だって、光に溢れ希望に満ちた世界に変えることができます。 人は変われます。のみならず、幸福になることもできます。わたしたちの力は計り知れないほど大きく、わたしたちが変われば世界が変わってしまいます。世界とは、ただ、わたしたちによってしか変わりえないのです。 確かに、わたしたちが暮らしている世界を認識しているのは、わたしたちそれぞれの意識なのですから、人それぞれの認識の仕方によって、世界を変えることができるのだと思います。そして世界を変えるためには、わたしたちそれぞれが置かれている境遇を受入れ、与えられていないものに目を向けるのではなく、与えられているものに注目し、それを最大限に活用することを考えなければならないのです。 2015年1月2日追記 自分の人生が閉ざされているように見えるのは、自分の視点に原因があるのであって、自分のアクションを変えるのではなく、自分の視点を変えることによって、結果的に世の中の感じ方や、自分のアクションを変えることができると書いているような気がしました。
0投稿日: 2015.09.13
powered by ブクログ実用的なアドラー心理学の本。気楽に生きるにはどうしたらええのんか、ということが書かれている。ひねくれた若者と哲学者の対談形式。読みやすい。何より面白いのがいい。
2投稿日: 2015.09.11
powered by ブクログ当たり前だけど、他人の目が気になって悩んでいる人が読む本。 そもそも悩んでいない私には不要な本でした。 話題になったからといってむやみに飛びつくのは良くなかったね。
0投稿日: 2015.09.10
powered by ブクログ過去に対して原因論でなく目的論で臨むとか、 人間の悩みは全て対人関係の悩みという点には納得。自分も取り入れていきたい。 未来への考え方や「いまここ」に強烈なスポットを当てるというのは、 分かる気もするけど、腑に落ちない点もある。 この本は勿論、他のアドラー心理学の本も読んでみたい。
0投稿日: 2015.09.08
powered by ブクログ過去を言い訳にしたらいけないんだ。 人が変わるには、それまで生きてきた時間の半分ぐらいの時間がかかる。 そんなに長生きできないな。でも、変えるように頑張ろうっと。
0投稿日: 2015.09.07
powered by ブクログ内容が難しいわけではないが、青年の反論が自分が聞きたい事とずれていて内容が入ってこない。そして最後急に青年があっさり論破されて拍子抜け。参考になる部分もあったが、個人的にはあまり理解できなかった。また、本当にうつ等の病気で苦しんでいる人には辛い内容だと思う。
0投稿日: 2015.09.03
powered by ブクログ読み物としては面白いです。 とても当たり前のことが書いてあるので、ひどく落ち込んだ時に読むのがいいかもしれません。 あと、青年の口調が面白かったです。
3投稿日: 2015.09.02私も完全にこの作品の青年でした。
いつも人のせいにしたり、そうでなくても自分のせいにしてきたり。 学校や職場で他の人とどうやって距離をとったら良いのか、どうやって接するのがベストなのか。 相手や自分とどう向き合っていけばいいのか分からなくなることは誰にでもあると思います。 それは自分以外の人間がいるから避けられないこと。 やっぱり人間として生まれてきたからには、他の人たちとは共存していかなければならないんですよね。 この本はその指針となる本だと思います。 今まで何十冊と自己啓発系統の本を読んできましたが、言っていることは分かるものの腑に落ちないことがよくありました。 「無理やりそう思いなさい」と言われてる気がしていて、あたかも「こうすればあなたの生活はよくなりますよ」と、魔法のように書かれているなぁと感じることも多く。 それがこの本ではクリアになりよく理解することができました。 なぜそういう考え方をすれば気が楽になって、平穏に幸せな気持ちになれるのかが理解でき、大変助けになりました。 作中の青年が言うとおり、もっと早くに知っていればむやみに思い悩むこともなかったのだろうなぁと実感しました。 ・人間関係の作り方がわからない ・人間関係の疲れ、居心地の悪さ ・周りの人の目が気になる ・自分に自信がない ・自分の存在価値が分からない そういった方たちの助けになる本だと思います。
1投稿日: 2015.08.31
powered by ブクログ繰り返しが多い!これが読了後の感想。 そして、もう一つ。日本人は他人の目を気にして悩むんでる人が多いんやなー。 本屋で立ち読みした時は、会話形式になっていて、ちょっと面白いと思ったけどいざ本が手元に届いて読んでみたら、あまり面白くなかった。本屋の棚積本は、やはりおもしろくないことが多い。最初に書いたように、繰り返しが多いので、後半は流し読み。 漫画のアドラーにも書いたけど、他人の目を気にしていることに悩んでないとあまりこの人の心理学は意味がない気がする。 私ももちろん、人目を気にする。だから、働きたい会社の名前だってみんなが知っている会社がいい。だからって、例えば一般的知名度が低くても、業界ではナンバーワンの原料会社で働くのが嫌かというとそうでもない。つまり、他人の目をきにするが、その事実に振り回されたり、その事実に悩むかといえばそうではない。なので、アドラーは私には無用かと思う。 唯一、心に響いたとすれば、引用のところかな?私は、少なくとも日本では少数派に属するであろうという選択肢を選ぶことが多く、そのことを選ぶことで得られる世間の目という弊害に悩んでいるから。
0投稿日: 2015.08.27
powered by ブクログアドラー心理学がスッと入ってくる! 幸福とは貢献感 上司に対しても意識の上では対等 いまできることを真剣かつ丁寧にやる どの主張も大事にしたい!常に振り返りたい!読めてよかった!
0投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログ世界が複雑なのではなく、あなたが世界を複雑なものとしている。 人は客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味付けした主観的な世界に住んでいる。 アドラー心理学は、過去の「原因」ではなく、今の「目的」を考える。 怒りとは出し入れ可能な道具である。 問題は「何があったか」ではなく、「どう解釈したか」である。 答えとは誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきもの。 大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。 ギリシア語の「善」(agathon)という言葉には、道徳的な意味はない。ただ「ためになる」という意味。一方、「悪」(kakon)という言葉には「ためにならない」という意味がある。 「私は悲観的な性格だ」と思い悩んでいる人は、その言葉を「私は悲観的な世界観を持っている」と言い換えよう。「性格」は変えられないものというニュアンスがあるが、「世界観」であれば変容させる事が可能だと解る。 人はそのライフスタイルを自ら選んでいる。 スタイルを変えようとする時、我々は大きな勇気を試される。変わる事で生まれる「不安」と、変わらない事でつきまとう「不満」。あなたはどちらを選択しますか? あなたはあなたのまま、ただライフスタイルを選びなおせばいい。 我々は孤独を感じるのにも他者を必要とする。人は社会的文脈においてのみ、個人になる。 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。 我々を苦しめる劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈である。 人は無力な存在として生まれる。その無力な状態から脱したいと願う欲求を、優越性の追求と言う。この時、理想に到達できていない自分に対し、まるで劣っているかのような感覚を抱く。優越性の追求も劣等感も病気ではなく、健康で正常な努力と成長への刺激。 「コンプレックス」とは、本来複雑に絡み合った倒錯的な心理状態を表す用語であり、「劣等感」とは無関係。 劣等感それ自体は悪いものではない。劣等コンプレックスとは、自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態を指す。 本来は何の因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説明し、納得させてしまう事を「見かけの因果律」と言う。 自分が権力者と懇意である事をアピールし、それによって自分が特別な存在であるかのように見せつける。あるいは、経歴詐称や服飾品における過度なブランド信仰なども一つの権威づけであり、それは優越コンプレックスである。あたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸るその根底には強烈な劣等感がある。 権威の力を借りて自らを大きく見せる人間は、結局他人の価値観に生き、他者の人生を生きている。 自分の手柄を自慢したがる人、過去の栄光にすがり、自分が一番輝いていた時代の思い出話ばかりするのも優越コンプレックス。それは劣等感を感じているからにすぎない。 不幸自慢のように劣等感を先鋭化させる事によって特異な優越感に至るパターンもある。不幸である事によって「特別」であろうとし、不幸であるという一点において人の上に立とうとする。 赤ん坊はその弱さによって大人たちを支配している。そして、弱さゆえに誰からも支配されない。 「あなたには私の気持ちは分からない」と言うような、自らの不幸を「特別」である為の武器として使っている限り、その人は永遠に不幸を必要とする事になる。 健全な劣等感とは、他者との比較の中で生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれる。 あなたの顔を気にしているのはあなただけ。 人は対人関係の中で「私は正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている。 人生のタスクとして、行動面の目標は、「自立する事」と「社会と調和して暮らせる事」。心理面の目標は、「私には能力がある」という意識と「人々は私の仲間である」という意識を持つ事。 賞罰教育の影響によって人は承認欲求から逃れられない。賞罰教育の先に生まれるのは、「褒めてくれる人がいなければ適切な行動をしない」「罰する人がいなければ不適切な行動をとる」という誤ったライフスタイル。我々は他者の期待を満たす為に生きているのではない。他者の期待など満たす必要はない。 自分が自分の為に自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分の為に生きてくれるのか? 他者からの承認を求め、他者からの評価ばかりを気にしていると、最終的には他者の人生を生きる事になる。 他者もまた、あなたの期待を満たす為に生きているのではない。 上司がどれだけ理不尽な怒りをぶつけてこようと、それはあなたの課題ではない。理不尽なる感情は、上司自身が始末するべき課題である。すり寄る必要はないし、自分を曲げてまで頭を下げる必要もない。あなたのなすべき事は、自らの人生に嘘をつく事なく、自らの課題に立ち向かう事。 他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない事。 不自由な生き方を選んだ大人は、いまこの瞬間に生きている若者を見て「享楽的だ」と批判するが、これは自らの不自由なる生を納得させる為に出てきた人生の嘘。自分自身が本当の自由を選んだ大人ならそんな言葉は出てこないし、むしろ自由である事を応援する。 「自由」とは他者から嫌われる事。あなたが誰かに嫌われている事は、あなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きているしるし。 他者の評価を気にかけず、他者から嫌われる事を恐れず、承認されないかもしれないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫く事はできない。つまり自由になれない。 「あらゆる人から好かれる人生」ではなく、「自分の事を嫌っている人がいる人生」を選ぶ事。 「嫌われたくない」と願うのはあなたの課題だが、「あなたの事を嫌うかどうか」は他者の課題。 幸せになる勇気は嫌われる勇気である。この勇気を持ちえた時、あなたの対人関係は一気に軽いものになる。 他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられる事を「共同体感覚」と言う。 共同体感覚は英語で「social interest」と言う。つまり、「社会への関心」 共同体感覚とは、幸福なる対人関係のあり方を考える、もっとも重要な指標。 自己への執着(self interest)を他者への関心(social interest)に切り替える。 課題の分離ができておらず、承認欲求にとらわれている人もまた極めて自己中心的である。他者を見ているようで実際には自分の事しか見ていない。 「他者からどう見られているか」ばかり気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイル。 「わたし」は世界の中心に君臨しているのではない。「わたし」は人生の主人公でありながら、あくまで共同体の一員であり、全体の一部。 自分にしか関心を持たない人は、自分が世界の中心にいると考える。彼らにとっての他者とは、「わたしの為に何かしてくれる人」でしかない。 対人関係の中で困難にぶつかった時、考えるべきは「より大きな共同体の声を聴け」という原則。 関係が壊れることだけを恐れて生きるのは、他者の為に生きる不自由な生き方。目の前の小さな共同体に固執することなく、もっとほかの「わたしとあなた」、もっとほかの「みんな」、もっと大きな共同体は必ず存在する。 「褒める」という行為には、「能力のある人が能力のない人に下す評価」という側面がある。 アドラー心理学では、すべての対人関係を「横の関係」とする事を提唱している。 経済的に優位かどうかなど人間的な価値には無関係。場所や役割が違うだけで、「同じではないが対等」である。 対人関係を縦でとらえ、相手を自分より低く見ているからこそ介入する。介入によって相手を望ましい方向に導こうとする。自分は正しくて相手は間違っていると思い込んでいる。ここでの介入は操作に他ならない。本人としては善意による働きかけのつもりでも、結局は土足で踏み込んで、自分の意図する方向に操作しようとしている。 介入ではなく、援助する事。例えば勉強をしない子供に対し、本人に「自分は勉強ができるのだ」と自信を持ち、自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかける。 褒めるのでもなく叱るのでもなく、横の関係に基づく援助をする事をアドラー心理学では、「勇気づけ」と呼ぶ。 人は褒められる事によって「自分には能力がない」という信念を形成していく。褒められる事に喜びを感じているならば、それは縦の関係に従属し、「自分には能力がない」と認めているのと同じ。結局は他者の価値観に合わせた生き方を選ぶ事になる。 一番大切なのは他者を評価しない事。評価の言葉は縦の関係からのみ生まれる。横の関係を築けていれば、素直な感謝や尊敬、喜びの言葉が出てくる。 人は自分に価値があると思えた時にだけ、勇気を持てる。 人は、「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えた時にこそ、自らの価値を実感できる。 自らの主観によって、「わたしは他者に貢献できている」と思える事。 他者の事を「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見よう。他者が「何をしたか」で判断せずそこに存在している事、それ自体を喜び、感謝の言葉をかけていこう。 我々は「ここに存在している」というだけで、すでに他者の役に立っているし価値がある。 誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。他の人が協力的であるかどうかなど考える事なく、あなたが始めるべきだ。 あなたが誰か一人でも縦の関係を築いているとしたら、あなたは自分でも気づかないうちに、あらゆる対人関係を「縦」でとらえている。 誰か一人でも横の関係を築く事ができたなら、ほんとうの意味で対等な関係を築く事が出来たなら、それはライフスタイルの大転換。そこを突破口にあらゆる対人関係が横の関係になるだろう。 共同体感覚を持つ時に必要になるのが、「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つ。 自己肯定と自己受容は違う。自己肯定とは、できもしないのに「わたしはできる」「わたしは強い」と自己暗示をかける事。優越コンプレックスに繋がり、自らに嘘をつく生き方。一方、自己受容は、「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進む事。「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める、「肯定的なあきらめ」。 「神よ、願わくばわたしに、変える事のできない物事を受け入れる落ち着きと、変える事のできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とを授けたまえ」カート・ヴォガネット 「あきらめ」という言葉には、「明らかに見る」という意味がある。物事の真理をしっかり見定める事が「あきらめ」。 他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけない事。たとえ信用に足るだけの客観的根拠がなかろうと信じる。担保の事などを考えずに無条件に信じる。それを信頼という。 信頼の反対は懐疑。対人関係の基礎に懐疑を置けば、前向きな関係は築けない。我々は無条件の信頼を置くからこそ、深い関係が築ける。 あなたはただ、「自分がどうするか」だけ考えればよい。 もっとも解りやすい他者貢献は仕事。我々は労働によって他者貢献をなし、共同体にコミットし、わたしは誰かの役に立っている事を実感し、自らの存在価値を受け入れている。 仕事の本質は他者への貢献である。 承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない。我々は自由を選びながら、なおかつ幸福を目指す存在である。制度としての自由は国や時代、文化によって違うが、対人関係における自由は普遍的なもの。 他者からの承認はいらない。 特別によくあろうとすることも、悪くあろうとすることも、目的は同じ。他者の注目を集め、「普通」の状態から脱し、「特別な存在」になること。それだけを目的としている。これを「安直な優越性の追求」と呼ぶ。 「普通」であることは無能なのではない。わざわざ自らの優越性を誇示する必要はない。 普通であることの勇気を持つこと。 人生が線であるのなら人生設計も可能だが、人生は点の連続でしかない。計画的な人生などそれが必要か不要かという以前に不可能である。 人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那。ふと周りを見回した時に「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。ダンスを踊っている「今、ここ」が充実していればそれでいい。ダンスは踊ること自体が目的であり、どこかに到達しようとは思わない。目的地は存在しない。エネルゲイア(現実活動態的)的人生。 エネルゲイアとは、「今なしつつある」事が、そのまま「なしてしまった」事であるような動き。つまり、「過程そのものを、結果と見なすような動き」 目的に到達せんとする人生は、キーネーシス(動的)的な人生。始点と終点がある一般的な運動はアリストテレスのいうキーネーシスであり、その始点から終点までの運動は、できるだけ効率的かつ速やかに達成される事が望ましい。そして目的地にたどり着くまでの道のりは目的に達していないという意味において不完全。 登山の目的が「登頂する事」にあるのならそれはキーネーシス的行為。ヘリコプターで山頂に向かえば達成できる。一方、目的が登山そのものであればそれはエネルゲイア的行為。結果として山頂に辿り着くかどうかは関係ない。 「今、ここ」に強烈なスポットライトを当てていれば、過去も未来も見えなくなる。我々は、「今、ここ」だけを真剣に生きるべき。 人生を物語に見立てる事は面白い作業ではあるが、物語の先には、「ぼんやりとしたこれから」が見えてしまう。しかも、その物語に沿った生を送ろうとする。しかし、人生とは点の連続であり、連続する刹那。この事が理解できればもはや物語は必要ない。 ライフスタイルは、「今、ここ」の話であり、自らの意思で変えていけるもの。直線のように見える過去の生は、あなたが「変えない」という不断の決心を繰り返してきた結果、直線に映っているだけにすぎない。そして、これからの人生は全くの白紙であり、進むべきレールが敷かれているわけではない。そこに物語はない。 たとえ受験期間であったとして、「今、ここ」を真剣に生きていれば、そこには必ず「今日できた事」があるはず。今日という1日はその為にあったのである。決して遠い将来の受験の為に今日があるのではない。 「今、ここ」を真剣に生きる事は、それ自体がダンスであり、深刻になってはならない。真剣であるが深刻ではない。 人生は、それぞれの刹那を真剣に生きていれば深刻になる必要はない。 エネルゲイア的視点に立った時、人生は常に完結している。 人生における最大の嘘は「今、ここ」を生きない事。 「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ迷うことはないし、何をしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きて構わない。 「自分の力は計り知れないほど大きい」ことを知ること。 「わたし」が変われば「世界」が変わる。世界とは他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない。
4投稿日: 2015.08.23
powered by ブクログ世の中の大半の人が『人生の嘘』をついている。 自分の人生を決めているのは自分。 そして他者の課題を気にして生きてしまう。 他者にどう思われようと他者の課題に介入せず、自分の事を受け入れ取り組む。 対話形式の本なので読みやすく一気に読める。
0投稿日: 2015.08.21
powered by ブクログんー何が良いのか全く分からん。 これで、年間ランキング1位かよって感想。前半80ページを読んでもぜんぜんしっくりこない。心理学の本を取っ付きやすく編集したのだろうけど、内容が薄い。 後半は流し読み、どうして評価が高いのって?かんじ
2投稿日: 2015.08.20
powered by ブクログ自分に当てはめて考えられることが多くてとてもためになる。すごく楽な気分になった。そして子育てにも応用可能な考え方がぎっしりで、読んでよかった。肩の力が抜けて、頭も体も軽くなる。もう何度か読んで、内容を染み込ませたい。 余談だけど、青年の語尾に!マーク多い。
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログ私はあまり好きな本はなかった。 目的論も理解は出来るけど、それを実生活の中でそういう考え方が出来るか?と言われると甚だ疑問。ただ課題の分離については納得。人を変えることなんて出来ないし、期待しても結局裏切られることが多いから、全て自分次第って思っておく方が楽だし、傷付かない。 ただかなり過激な思想なので、私はもう読まないかなぁ。
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アドラー心理学の本は初めて。ただ、心理学と名打っていても内容は実用書のレベルですごく読みやすい。 しかも、アドラーの教えがこの通りかどうかはともかくとして、今まで色々なメンタル系の本で書かれていたことの根幹をなしている。 「神様とのおしゃべり」と同じく対話形式で書かれているので共感しやすく、本当にためになった。 ここまでわかりやすくまとめてくれた筆者に感謝。
0投稿日: 2015.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読了直後、興奮している。 この本はフロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアドラーの思想を「青年」と「哲人」の対話形式によってわかりやすく教えてくれる。心理学や哲学というより、やはり思想、それも実践を伴う思想なんだと思う。 「自由とは、他者から嫌われることである(p162)」、「人生とは連続する刹那であり、過去も未来も存在しません(p271)」、「世界とは、他の誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない(p281)」など多くの引用を浸み込ませ、行動様式としていきたい(現在46歳なので本書によると20年くらいかかるが(^_^.))。
3投稿日: 2015.08.16
powered by ブクログ中盤イライラしながら読んだw「理解できそうでもう少し書いてくれれば分かるのに次の項目行くのかいぃ」とか「図星だろうけれども認めたくないくそうっ」とか。嫌われたって良いじゃないかー存在してるだけでいいじゃないかーって。でも自分を認めるってなかなかできないよねぇー。この本だけでは全てのことは理解できないかもしれないし、自分をまるっと変えるのは難しいかもしれないけれど、これをきっかけに変わることは大いに出来る。それこそアドラーの教えをもっと知りたくなって他の本ももっと読んで、舌の上で少しずつ飴を溶かしていくように、ちょっとずつ理解して身についていく物だと思う。答えを早急に求めて解決しようとしなくとも、線引いたところをもう一度読み直して、かみ砕いていけば為になる。これを読んで思ったのは、「人に嫌われることをしよう!wどう思われるかとか考えるからできなくなるんだから、今だけ見て、今それしたいってことをしよーう」ってことでした。解釈は人それぞれだけどね~。:P★
0投稿日: 2015.08.15
powered by ブクログ心理学を勉強している方には当たり前のことが書かれている気がします。 心理学を学んだことがない人にとっては とっつきやすい一冊なのかもしれません。 僕は、あまり好きじゃないですね。笑 心理学は人間を型にはめますので、 自分の芯を持って読まないと情報に流されます。
0投稿日: 2015.08.14
powered by ブクログ◆しあわせは、あなたの目の前にある。 心理学を学んできた中で、アドラーだけが全く違う。フロイトもユングも持ち得ていなかった考察。すべてが新しすぎる。少なくとも理解するのには、3往復必要かと。 世の中には、どうしても言動の理解できない人がいる。自分の人生なのだから自分のことばかり考えている人ばかりで当然なのだが、度を越すと他人とのコミュニケーションがうまくいかなくなる。 まあなにかと理解するのに難しいので、私も今からまた再読する。 今、私の周りには、この本を勧めたい人がたくさんいる。それほど生きることは難しいということだろう。
0投稿日: 2015.08.14
powered by ブクログアドラー心理学を哲人と青年の対話形式で書かれた本 私には難しい... 単語的には知っているものばかりだけれども、 内容がなかなか頭に入ってこない 言葉の表面は理解できても、真理の部分が身体に入ってきにくい Acting Being この違いがあーという感じだった。 オーラソーマの考えと似ています。 何度も何度もゆっくり読みかえしてみたいと思います
0投稿日: 2015.08.13
powered by ブクログ青年と哲人の対話という設定で、 読み進めやすい すべての悩みは、対人関係から生じる 他者との課題の分離 原因と目的論 共同体と居場所の獲得 上下でなく横の関係を築く 介入ではなく支援(勇気づけ) 馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない 心理学に、スピリチュアルの要素が加味されて進化している
0投稿日: 2015.08.12
powered by ブクログ読む人によっては楽になり、読む人に酔っては自己嫌悪に陥る本。 自己防衛・正当化しがちな人は更にその度合いを増すから読まない方が良いかもしれませんね。でもそういう人こそこの本を好きになるのかもしれない。 でも、参考になった2点は大切にしていこう。 ・課題の分離 誰の課題かを認識する。そうすることで無用なことに悩まされずに済む。 ・横の関係 縦の関係に悩まされるのではなく、対等な横の関係を築く。子供をしかるのはもちろん、褒めることも良しとしない。 この二つを感じたけれど、これだけを意識するとそこはかとなく逃げるため楽になるための学問に聞こえがちだったかも。 そして、逃げ道を持っておくために、頑張らない覚悟を決めないという、一番いたいところ(当たり前だけれど)をついていました。 厳しいんだか甘いんだか分からない本だけれど、色々な人に異なる感覚で受け入れられそうな本で、何となく売れているの納得。
0投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログあまり一般的でないアドラー心理学を、哲人と青年の会話形式で説明した書。 これまでの常識とは異なるアドラー心理学は衝撃的である。 例えば、原因論ではなく目的論をとる。何か原因があって今の私の不幸があるという原因論ではなく、自分の不幸は自分が選んだのだという目的論である。これは因果関係の論理の論理を信じる者への先制パンチとなる。 世のすべての悩みは対人関係の悩みだ、と断言する。 劣等感は対人関係から他人と比較した主観から来ている。それが強くなると劣等コンプレックスになり、さらにひねくれると逆に優越コンプレックスとなり、不幸自慢にも陥る。 具体的な行動においては、人生のタスクを仕事、交友、恋愛に分ける。そして課題の分離を行え、とする。それは誰の課題なのか。自分の課題には人を介入させず、他者の課題は切り捨てる。他人のことはかまうな、自分のことだけを考えろということ。 次に共同体という概念が説明される。 そこでは縦の関係ではなく、横の関係になれという。 ほめても叱ってもダメ。ほめるというのは能力のある人がない人に下す評価で縦の関係だと。勇気づけろ、感謝しろと。 自己受容、他者信頼、他者貢献の概念が説明され、人生とは線ではなく点の連続であり刹那の連続であり、この今を生きろ、と励ます。 常識とは異なるアドラーはちょっと難しいが、発想を大きく転換してくれそう。もう少し他の本も読んでみる。
1投稿日: 2015.08.11
powered by ブクログとても面白い本だったので再読。 フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨頭の一人「アドラー」の心理学について書かれた本。 他の二人とは異なり、「人が幸福になるための方法」について考察された心理学であるところが面白い。 また、この心理学は「この心理学を学べば、すべての人がすぐに幸福になれる」と断言しているところが、今の人気につながっているように思う。 極論が多いためすべてを実施+理解することは難しいが、間違いなく新しい視点、気付きを与えてくれる一冊。 自分の人生観を変えてくれた本だと思う。 ★人は客観的な世界ではなく、自らが意味づけをほどこした主観的な世界の中に住んでいる。 ※ユクスウェルの「環世界」と同じ考え方 ・大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられているものをどう使うか ・「もしも何々だったら」と可能性のなかに生きているうちは変わることなどできない ★すべての悩みは「対人関係」の悩みである。 →孤独を感じるにも、他社を必要とする ・劣等感は主観的な思い込みに過ぎない ・人生は他者との競争ではない。 いまの自分よりも前に進もうとすることに価値がある。 ・対人関係の軸に競争があると、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができない ★アドラーは承認欲求を否定する →承認欲求を満たすことは、他人の人生を生きること ・自分の信じる最善の道を選ぶ →他者の評価は他者の問題 ※課題の分離 ★自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えることで、自身の価値も実感できる ・人は存在しているだけで価値ある <所感>個人的にはココは理解できていない ・「幸福」とは「貢献感」である ※主観的なものでOK
5投稿日: 2015.08.09
powered by ブクログ今まで人間の心理では、認められたい欲求があると教わっていたけど、アドラーはそれはないという、認められたいと思うからこそ、悩みが出てくる。 なかなか、今までの考え方を変えるのは難しいけど、色んな角度から考えるきっかけを作れる本だと思います。
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログP110 行動面の目標 1、自立すること 2、社会と調和して暮らせること 心理面の目標 1、わたしには能力がある、という意識 2、人々はわたしの仲間である、という意識 多頁 「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を呑ませることはできない」 P204 いちばん大切なのは、他社を「評価」しない、ということ。 ※でも、一番衝撃的だったのは、「トラウマは存在しない」という考え方。 過去にとらわれずに生きていいんだ! 何かのせいにして立ち止まるより、今を精一杯生きればいいじゃないの!
0投稿日: 2015.08.03
powered by ブクログ去年40歳になって、何者かになることを諦めた。日々を消化することにどんな意味があるだろう? 今の仕事は全然うまく行っていない。辞めたい。辛い。何がいけないんだろう? そういう疑問から手に取った本だった。 そうだ、私は自意識過剰なんだ。見下されて傷ついている。 この本を要約すると、自分にごく近い他人(親も含む)の評価に振り回されず、共同体に貢献していると実感することこそが幸福につながる、ということになるだろう。 共同体とは突き詰めれば全世界であり、さらには全宇宙となる、と本には書いてある。宗教や哲学の領域になり、すぐには実感できない。 一方で、ごく直近の人からの評価を気にするなという内容は、大いに私を慰めた。 この本には「いま、ここ」を生きるのが大事、と書いてあった。現在は将来のための準備期間ではない。この瞬間に何かに貢献していることが存在の意味だ。 そう思ったら、シソの葉の色もビールの味も少し濃くなった。
0投稿日: 2015.07.28
powered by ブクログ過去の「原因」ではなく、今の「目的」を考える 目的論 自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである 共同体感覚(social interest) 自己への執着を他社への関心に切り替えていく 共同体感覚を持ちながら、自由を選べ 他社を評価しない、勇気づける 自己受容、他者信頼、他者貢献 肯定的なあきらめ 「変えられないもの」と「変えられるもの」を見極める われわれはなにかの能力が足りていないのではない。ただ、"勇気"が足りていない 他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるもの わたしには能力がある、という意識 人々はわたしの仲間である、という意識 幸福とは、貢献感である 人生とは、連続する刹那 人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那 キネーシス的人生ではなく、エネルゲイア的人生 過程そのものを、結果とみなすような動き 導きの星=他者貢献
1投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログ<メモ> ・短所ばかりが目につくのは、自分を好きにならないでおこうと決心しているから(63) ・なぜ自分が嫌いなのか?他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを過剰に恐れているから(68) ・不幸自慢では不幸を武器に、特別であろうとし相手を支配しようとする(88) ・アドラー心理学において 行動の目標:①自立すること ②社会と調和して暮らせること 心理面の目標:①私には能力があるという意識 ②人々は私の仲間であるという意識 これらの目標は人生のタスクと向き合うことで達成できる。人生のタスクは仕事、交友、愛(恋愛、親子)(109) ・承認欲求の否定、自由になれない(132) ・対人関係の出発点は、課題の分離…自分の課題に介入させず、他者の課題に介入しない(150) ・対人関係のゴールは共同体感覚(他者を仲間だとみなし、自分の居場所があると感じられること) ・自己への執着を他者への関心に切り替える、他者を評価せず、感謝する ・貢献できたことを知ると勇気が持てる、主観的に他者に貢献できていると思えることが大事 ・幸福とは貢献感(252)
0投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログこれは非常に面白かった。アドラー心理学というものはあまり詳しくは知らなかったのだが、対話形式なので非常にわかりやすい。最初読んでいて「嫌われる勇気」の意味がわからなかったが後半その意味が明確になったときに思わず、なるほど!と合点。この本はとってもお勧めです。
0投稿日: 2015.07.22
powered by ブクログ20150722 繰り返し再読したい本。対話式で書かれており、安易にサラッと読めるようで、深い森に迷い込むような感覚。思考のコペルニクス的転回を求める内容なだけに、一度の読了では到底覆いきれない内容で、良書なのか有りふれた内容なのかの判別も難しい。
0投稿日: 2015.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去など関係ない 皆何かしらの目的に添って生きている 感情に支配されて動いているのではない 何が与えられているかではなく、 与えられたものをどう使うかに注目すること 世界をどう見ているか。自分のことをどう見ているか 「意味付を集約」している概念= ライフスタイル 問題なのは自分の性格ではなく、世界観 世界観は変えられる ライフスタイル(性格、気質)を自ら選んでいるのだ。 変われないのであれば、自らに対して「変わらない」と決心を下しているのだ 変わることで生まれる不安、変わらないことでつきまとう不満。どっちを選択するか 幸せになる勇気 ↓ どうすればライフスタイルを変えれるか →今のライフスタイルをやめる なぜ自分のことを好きでないか →自分を好きにならないでいようと決心しているから ○○があるからあの人と仲良くできないと理由付けできる。理由がなくなると、自分を正当化できなくなるから 自分を嫌うことで対人関係を避けていた? 病気も必要としているからなった →休んでいる理由ができるから、欲していたのだ 劣等コンプレックス 自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態 例)学歴が低いから成功できない →成功できないのではなく、成功したくない 遊び、趣味を犠牲にしてまでかわりたくない。 ライフスタイルを変える勇気がないということ 見せかけの因果律 本来はなんの因果関係もないところに、あたかも重大な因果関係があるかのように自らを説得し納得させてしまう。 1歩踏み出す勇気。 怒りっぽい人は気が短いのではなく、 怒り以外の有用なコミュニケーションツールがあることを知らない ↓ 戦いを挑まれても怒りという道具を利用しないこと あの上司がいるから仕事ができない →仕事ができないから上司の存在を持ち出して、言い訳している 理不尽なる感情は上司自身が解決する課題。 私の問題ではない。 自分のことをよく思わない人がいても、それは自分の課題ではない。 これだけ尽くしているのだから好きになって当然。 などという考えは、相手の課題に介入した見返り的発想。 嫌われたらどうしよう。→嫌われてもいい。(嫌われる勇気) 対人関係のカードはつねに自分が握っている 人生の嘘 様々な口実を設けて人生のタスクを回避しようとすること 他者を仲間とみなすことができれば世界の見え方も変わってくる 相手が自分の思うとおりに動かないからといって起こってはいけない。 他者は他者で自分のために生きている。
0投稿日: 2015.07.21
powered by ブクログもう一度読み直して、大切な言葉をメモしていきたい。「自分のことをそんなに気にしているのは自分だけ。」と書かれるように、他人は勝手に評価するのだからそこは変えられない放っておけばいい。自分の課題に向き合い、その場でできることを精一杯しよう。
0投稿日: 2015.07.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アドラー心理学を対話形式で解説した書。 目的を達成する手段として不安や恐怖といった感情をこしらえる目的論。 人間の悩みはすべて対人関係の悩みである。 人生は他者との競争ではない。 行動面の目標 1.自立すること 2.社会と調和して暮らせること 心理面の目標 1.わたしには能力があるという意識 2.人々は仲間であるという意識 これらは人生のタスクと向き合うことで達成できる。 人生のタスクとは 仕事のタスク 交友のタスク 愛のタスク 承認欲求を否定する。他者の期待を満たすことは他者の人生を生きることになる。 課題の分離 その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か。 馬を水辺に連れて行くことはできるが水を飲ませることはできない。 自分の信じる最善の道を選ぶ。その選択について他者がどのような評価を下すのかは他者の課題でありあなたにはどうにもできない話です。 対人関係のゴールは他者を仲間だとみなしそこに自分の居場所があると感じられるようになる共同体感覚である。 すべての人間関係を横の関係とする。 他者を評価しないことが大切。 叱るのではなくほめるのでもない。 ほめることによって自分には能力がないという信念を形成する。 人は感謝の言葉を聞いた時自らが他者に貢献できたことを知ります。 他者を行為のレベルではなく存在のレベルで見る。 必要なのは自己受容、他者信頼、他者貢献。 何が与えられているかについて変えることはできないが、与えられたものをどう使うかについては変えることができる。 他者が私に何をしてくれるかではなく、私が他者に何をできるかを考える。 他者貢献とは目に見える貢献でなくてよい。私は誰かの役に立っているという主観的な貢献感を持てればよい。 承認欲求を通じて得られた貢献感には自由がない。 人生とは連続する刹那。いま、ここにしか生きることができない。人生における最大の嘘はいまここを生きないこと。
0投稿日: 2015.07.18アドラーは実践が難しい
知り合いから薦められて読んでみました。 斬新な考え方ですが,実践するのはかなり難しそう。 前向きな気持ちになって物事にあたることは大事なんでしょうが,それでもうまくいかなかったときに, それは心の底で自分がそう望んでいるからだ,と(アドラーさんは言っているのに)自分ではそう 考えてはいけない(原因に囚われてはいけない)は実践が難しいですよね。 原因を認識できたとしても,原因追及は意味がない,とは・・・。
2投稿日: 2015.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何度も読み返しながら、やっと読了 アドラーは初めてでしたが 今までぼんやりと自分の中にあったものに 理由付けしてもらったようで 後半はストンと入ってきました( ´͈ ᗨ `͈ )◞♡⃛ 前半のトラウマについては 解るようで、でも???かな… もう少しアドラーを知りたくて また岸見さんの本を読み始めたところです
1投稿日: 2015.07.14
powered by ブクログ難しい。 課題の分離。自己の課題と他者の課題。 ・自己受容、他者信頼、他者貢献 いま、ここ
0投稿日: 2015.07.08
powered by ブクログ対話形式で進む話はとても読みやすかった。 アドラーのシンプルな考え方には共感する部分もありましたが、やはり簡単に納得出来るようなものではないです。
0投稿日: 2015.07.07
powered by ブクログ『今日これから幸せになれるのです』という哲人の魅惑的な言葉で始まり、それに食ってかかる若者との対話形式で話が進んで行きます。 アドラー心理学をベースにしたお話ですけど、話の中身より、論破しようと興奮した若者に対し、「ほう、面白い。どうぞ続けてください」と余裕しゃくしゃくの哲人の会話術に感心しました(笑)
0投稿日: 2015.07.07
powered by ブクログ・あまねく人の「現在」が「過去」の出来事によって規定されるのだとすれば、両親から虐待を受けて育った人は、すべての人が同じ結果になっていないとつじつまがあわない。過去が現在を規定する、原因が結果を支配するというのはそういうこと。アドラー心理学では、過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考える。いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショックに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。 ・大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。 ・あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの。不幸の星のしたに生まれたからではありません。 ・わたしは変わりたい、これは嘘偽りのない本心。それなのにどうして変わらない決心をするか・・・人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心。ライフスタイルを変えようとするとき、われわれは大きな”勇気”を試されます。代わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」きっと私は後者を選択したのだろう。 ・自己への執着。 先生は「わたし」に固執することをやめて、「他者への関心」に切り替えよ、とおっしゃる。 ・「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極める。われわれは「なにが与えられているか」について、変えることはできません。しかし、「与えられたものをどう使うか」については、自分の力によって変えていくことができます。 ・無条件の信頼とは、対人関係をよくするため、横の関係を築いていくための「手段」。 ・他者貢献は自己犠牲ではない。他者のために自分の人生を犠牲にしてしまう人のことを、「社会に過度に適応した人」であるとして、警鐘を鳴らしている。他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるもの。 ・労働とは金銭を稼ぐ手段ではなく、労働によって他者貢献をなし、共同体にコミットし、「わたしは誰かの役に立っている」ことを実感して、ひいては自らの存在価値を受け入れている。 ・人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないこと。「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれる。幸福とは貢献感。もしほんとうに貢献感がもてているのなら、他者からの承認はいらなくなります。わざわざ他者から認めてもらうまでもなく「わたしは誰かの役に立っている」と実感できているのですから。 ・人は「わたしは誰かの役に立てている」と思えたときにだけ、自らの価値を実感することができる。しかしそこでの貢献は、目に見えるかたちでなくてもかまわない。誰かの役に立てているという主観的な感覚、つまり「貢献感」があればそれでいい。すなわち、幸福とは「貢献感」のこと。
2投稿日: 2015.07.06
powered by ブクログ前半は退屈だったが、物語に登場する青年と同じく、どんどん引き込まれていってしまった。 他社貢献こそが幸せであり、勇気の源泉である。 縦の関係でなく横の関係を築け。 存在しているだけで価値が有る。 過去も未来でもなく「いま、ここ」にスポットを当てる。 「課題の分離」により、自由になれる。 このあたりが胸に響きました。 もっと、内容の薄い自己啓発本だと思っていたので裏切られました。 忘れた頃にもう一度読みたい。
0投稿日: 2015.07.05
powered by ブクログ自己啓発の本だけど、久しぶりにグッときた。 終始、哲人と若者のやりとりで構成されている本書なんだけど、随所にこの本で伝えたいエッセンスが散りばめられていてスラスラ読めたのは記憶に新しい。
0投稿日: 2015.07.05
powered by ブクログ自己啓発の本。 内容的には7つの習慣にかなり影響を与えているなという感じで、心にグサグサきました。 これも7つの習慣と同じで、何度も読まないと分からないけど、何度も読んで考え方を身につけたいと思う1冊。
0投稿日: 2015.07.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
哲人:孤独を感じるのは、あなたがひとりだからではありません。あなたを取り巻く他者、社会、共同体があり、そこから疎外されていると実感するからこそ、孤独なのです。われわれは孤独を感じるにも、他者を必要とします。すなわち人は、社会的な文脈においてのみ、「個人」になるのです。 青年:ほんとうにひとりなら、つまり宇宙のなかにただひとりで存在していれば「個人」でもないし、孤独も感じない? 哲人:おそらくは、孤独という概念すら出てこないでしょう。言葉も必要ありませんし、論理も、コモンセンス(共通感覚)も必要なくなります。ですが、そんなことはありえません。たとえ無人島に暮らしていたとしても、遠い海の向こうにいる「誰か」を考える。ひとりきりの夜であっても、誰かの寝息に耳を澄ます。どこかに誰かがいるかぎり、孤独は襲ってくるはずです。(pp.70-71) 哲人:「人々はわたしの仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方はまったく違ったものになります。世界を危険な場所だと思うこともなく、不要な猜疑心に駆られることもなく、世界は安全で快適な場所に映ります。対人関係の悩みだって激減するでしょう。(p.99) 哲人:課題を分離することは、自己中心的になることではありません。むしろ他者の課題に介入することこそ、自己中心的な発想なのです。親が子どもに勉強を強要し、進路や結婚相手にまで口を出す。これなどは自己中心的な発想以外の何物でもありません。(p.159) 哲人:「ありがとう」は評価ではなく、もっと純粋な感謝の言葉です。人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知ります。(中略)人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ。自らの価値を実感できる。共同体、つまり他者に働きかけ、「わたしは誰かの役に立っている」と思えること。他者から「よい」と評価されるのではなく、自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えること。そこではじめて、われわれは自らの価値を実感することができるのです。いままで議論してきた「共同体感覚」や「勇気づけ」の話も、すべてはここにつながります。(pp.205-206) やはり、共同体感覚です。具体的には、自己への執着(self interest)を他者への関心(social interest)に切り替え、共同体感覚を持てるようになること。そこで必要になるのが、「自己受容」と「他者信頼」、そして「他者貢献」の3つになります。(p.226) 他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるものなのです。(p.238) 「仕事」とは、会社で働くことを指すのではありません。家庭での仕事、子育て、地域社会への貢献、趣味、あらゆることが「仕事」なのであって、会社など、ほんの一部にすぎない。会社の仕事だけしか考えないのは、人生の調和を欠いた生き方です。(pp.248-249)
0投稿日: 2015.07.03
powered by ブクログ人間、自分を好きで居るために生きて良いんだ。と前向きになれる1冊です。 結局、人は他人にはなれないのですし、自分らしい人生を生きるためには自分で自分の素晴らしさを認めるより他に無いですよね。 人と何かと比較してくよくよしたり、人の言葉に一喜一憂して居る人にこそ、「人と自分を比べる必要なんて無い」という事を理解するためにも呼んでいただきたい1冊です。
1投稿日: 2015.07.03
powered by ブクログ最近、嗜みとして本を読むことがご無沙汰だったけれど、久々に読んだ本だった。そういうときだからこそ、読んだ本、読めた本だった気がする。 アドラー心理学。こういう考え方を、それと知らずに行っている人って多そうな気がする。人にどう思われるかを気にしてはいけないとか。過去にも未来にもとらわれないとか。人と比較しないとか。 対話調は読みやすくて良かった。共著者が、自分たちをソクラテスとプラトンに準えていたのは少しキモかったけど、確かにそういう関係なんだろうな。プラトンの国家とか法律とか、買って読んでいないことを思い出した。文庫だし、読んでみようか。
0投稿日: 2015.07.01
powered by ブクログ5年前に、成り行きでちょっとしたボランティアを引き受けた。仕事に慣れたころ、「あれ?自分って幸せかも・・」と突然感じるようになった。ボランティアを嫌う人は、「優越感を感じていい気になって・・云々」と思うようであるが、そういうのとは全く違っていて、本当に不思議な気持ちだった。 この本によると、幸福は共同体に対する貢献から生まれるとあって謎が解けたように思った。 その他の考察も全て納得できる内容。
0投稿日: 2015.07.01
powered by ブクログ・われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。 ・最も大切なのは、子どもが窮地に陥ったとき、素直に親に相談しようと思えるか、普段からそれだけの信頼関係を築けているか、になります困った時にはいつでも援助する用意がある、というメッセージを送っておくたとえ相手が自分の期待通りに動いてくれなかったとしてもなお、信じることができるか、愛することができるか、 ◇自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。その選択について他者がどのような評価を下すのか、これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です ・変わる事の第一歩は知ることにある。(変われると知る事にある、アドラー心理学を勉強し理解し。) ・大切なのは何が与えられているのではなく、与えられたものをどう使うかである。(P44) ・人はいろいろな不満はあったとしても「このままの私」でいることの方が楽であり安心なのです。(P52)(性格は選択の賜物、自分を変えないのは選択であって乗り馴れた車を運転するような状態。多少ガタがきていても織り込みすみで乗りこなすことができる。一方あたらしいライフスタイルを選んだら新し自分に何が起きるかわからない、未来が見えない、不幸がまっているかもしれないと。 ・できるかもしれないという可能性のなかに生きない。失敗を恐れず前に進む。(p55) ・我々を傷つける劣等感は客観的な事実ではなく、主観的解釈なのである。そして主観は自分で選択可能なのだ。(P77) ・我々は同じではないが対等なのです。(92) ・他者の幸福を私の負けであると思うから祝福できないのです、仲間だとおもえば世界の見え方も変わる。(99) ●行動面の目標①自立すること ②社会と調和して暮らせること ●心理面の目標①わたしには能力があるという意識 ②人々は私の仲間であるという意識 ・ユダヤ人の教え、「10人いれば1人はあなたを批判し嫌う、二人とは気が合う、7人はそのどちらでもない」どこに焦点をあわせるかで心の安寧が変わる ・原因論的に過去を振り返るより困難に見舞われたときにこそ前を見て「これから何ができるか?」を考えるべき。(278) ・一般的な人生の意味はない。人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ。(278)
0投稿日: 2015.06.28
powered by ブクログアドラーを初めて知った。 けども根本にある考え方は自分に合うと思った。 嫌われるのは誰だって嫌だ。 だけど影響しえないことにとらわれるのも正直精神的によくない。今までネガティブだと思っていたことを、受け入れるための術を教えてくれる初めの本。
0投稿日: 2015.06.23
powered by ブクログ劣等コンプレックスは自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態 優越コンプレックスはあたかも自分が優れているかのように振る舞い、偽りの優越感に浸ること 不幸自慢は不幸であることによって特別であろうとし、人の上に立とうとする 対人関係を回避するために、さまざまな口実をつけて人生タスクを回避する、他者の欠点を上げる
0投稿日: 2015.06.23
powered by ブクログこの本は、哲学者と、若者の対談という形式で、アドラー心理学について、書かれています。印象的だったのは、劣等感は、自分で作り出している、という考え方です。劣等感は、他人にいわれる前に、前もって、嫌な部分を意識しておけば、いざ、他人にそれを言われたとき、傷つかずにすむ、という自己防衛だといいます。わかってはいますが、他人から、自分の至らない部分について、不意打ちをくらうのは、つらいですよね。この本のタイトル「嫌われる勇気」とは、まさにこのことなのでしょう。読み始めたばかりなので、感想を書くのは時期尚早なのですが、人に話さずにはいられない内容の本です。
0投稿日: 2015.06.23
powered by ブクログ・自分に置き換えると、読んでいてグサッとくる部分も多く、自分の周りの状況をリアルに想像出来た。 ・承認欲求は自分も強く持っているが、それでは他人の人生を生きることになるという言葉には心を動かされた。 ・また読みたい一冊。
0投稿日: 2015.06.22
powered by ブクログアドラー心理学の体現者である「哲人」と、それに批判的な「青年」との架空の”対話”を通じて、アドラーが遺した”誰もが自分らしく生きて幸福になる”ための理論や心得を解説した一冊。 両親との確執によるトラウマや、優秀な兄への劣等感が「原因」で「自分は変われない」という青年に対し、哲人は、過去に原因を求めるのは、「自分は変わらない」という「目的」を自ら選択しているからだと喝破し、「他者に見られている自分」ばかり気にして「他者からの評価」や「他者との比較」によって自分の価値を測るのではなく、ありのままの「自己」を「受容」した上で、「他者」を仲間として「信頼」し「貢献」することが、自己に「共同体感覚」という「幸せ」をもたらすのだと諭す。 時に「劇薬」と評されるように、アドラー心理学はやさしく救いの手を差し伸べてくれるものではなく、あらゆる”逃げ場”を閉ざした上で行動する覚悟と勇気を迫る。これが人によっては冷酷・非情と受け取られるのかもしれないが、良い意味で気づきや示唆を与えてくれることは間違いない。
0投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログアドラー心理学の面白さに触れさせてくれたひとつの本 自分の好きな本である 7つの習慣とかの根本にあるしそうだと記載があったように、自分の今に至った考え方に、もう一度うまい言葉を付けてもらえたような本 ただ、基本的に決めつけ、100%こちらが正しいということはなく、フロイト的な側面であるとか、人は経験によって作られるとか、いろんな要素で出来上がっているのは間違いないと思う それでいて、根本的に「自分を変える」ことを考えるということは、絶対に必要なスタンスだと思う。 過去や人など、かえられないことについていくら思い悩んでも、結局変えることが出来るのは自分だけ、というのは紛れもない事実。そういう中で、基本的なスタンスとして自責・自分で決断し行動することを基本とするのは、絶対に必要なスタンスだと思う。 全ての悩みは対人関係の悩みである という言葉にも、そうかなと思ったけど、結構共感できる部分があって、一人宇宙空間を漂っている人に悩みは訪れない、という文章に、すごく共感を覚えた 対人関係の悩みを解決するには、課題(責任、もしくは影響)が誰のものかを明確にすること、自分の課題のみ請け負うことが重要である、と記載があり、なるほどと。 あくまで他人の課題については、他人の問題であるという意識。例えば上司であれば、指示の中で自分が答える範囲は何か、その中で自分の成長や課題として取り組むべきコトは何か、が問題であって、誰かに好かれようとか、誰かに評価してもらうため、とかっていうのは、自分の課題ではなく他社の課題を代わりに解決しているようなものだという。すごく納得がいく内容だとおもう。 それには、信念が必要になる。自分に信念がないと、自分の課題や決断を行うことがとても難しくなる。 ある意味で、自己中心的な生き方を提唱しているように見えるけれど、自己実現には他人への貢献が必要と説く。そこにまた、なるほどなと思うが、結局自分のことを中心に考えるということは、他者がどうなろうが関係ないということになるんだけれど、自分の思いを実現しようと思うと、絶対に他人の力は必要で、そうなると他人は絶対に成長してもらったほうがいいんだよね。そう思うことは全然自然なことだし、さらに言うと、自己中心的に生きることと、人の事を思うことは全く両立できることだとおもう。そうじぶんが決断すればいいだけだから。自分のために生きている自分が、他人を応援し、助け、一緒にいきていこう、そっちのほうが面白いと思えること、それ自体が自分に委ねられているんだから。 生きる意味とは、生きる意味を自分で見つけること フランクルの言葉を思い出す 今の一瞬を生きる 未来は、今の一瞬の集まりである。未来を憂慮したり、過去に縛られたりする前に、いま何をするべきなのかを考え行動すること、気づいたらこんなところまで来ていたなと思うこと。人生に目標がないとだめだというが、目標がを見定めることに重きを置くと、身動きがとれなくなったり、自然徒競走の原理に陥り劣等感を抱くようになる可能性がある。そうなるぐらいなら、今の一瞬を生きたほうがいい。計画性があるなら、きっと尚更いい。 自己受容⇒他者信頼⇒他者貢献 信頼とは、見返りなく信じること(裏を返すと、懐疑心をなくすこと)これから仲間となる人に、信じないという選択はありえない。でも、その人と今後付き合うかどうかは自分次第である 幸福は貢献感である(自分が、そう思えるか否かが全てである) 行動要件 自立すること 社会と調和して暮らすこと そのために必要な心構え 自分には能力があるという意識 人々は自分の仲間であるという意識
0投稿日: 2015.06.15
