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里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
藻谷浩介、NHK広島取材班/KADOKAWA
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総合評価

320件)
4.0
96
112
67
6
3
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    「「G型幻想」を捨てよう」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51918390.html

    0
    投稿日: 2025.10.19
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    これは複雑化、増加するアディクション問題への解にもなりうる気がする。 マネー資本主義を効率よく維持したメリトクラシーやネオ・リベラリズムがアディクションの下地であるとすれば、その社会構造からの脱却は、アディクションからの脱却をも意味するのではないか。 言葉にならないレベルでの「対話」が、こういった世界には存在する。その本質的な部分を深掘りしていきたいものだ。 リハックで取り上げてくれないかな。

    0
    投稿日: 2025.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く ちょっと題と内容が違うかな?という感想を最初持ちました。良い意味で期待を裏切られた内容です。 オーストラリアや広島の事例をひきながら、マネー資本主義の対立した概念として里山資本主義という言葉を使っています。それ以上に、対立概念であるマネー資本主義の補完システムとして里山資本主義を位置づけているところが、斬新です。 昔の暮らしをするというとコミューンとして厳しい規律を課してその主義を守るという方向になってしまいますが、本書では、最新テクノロジーを使って快適にかつエネルギーや食糧、水を自給して暮らすことを提案しています。 また、過疎や人口減少は、こういった試みを行う最も適した環境であるという主張は、イノベーションは壊すことからはじまりますが、その壊すというフェーズをスキップすることができるという意味で斬新です。 高度成長の昭和のマッチョな成長こそが幸せへの道という古い考え、既得権益、思い込みといったものをどのようにゆっくりと変えていくのかが大きな課題だと思っています。 できることからはじめる。それが、本書の教えです。 竹蔵

    1
    投稿日: 2025.10.06
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    当時、アベノミクス批判として話題になった一冊だと思う バイオマス発電を主役になる、する必要など全くないと思うが、GDPに寄与しない経済システムが存在することは問題ないと思うし、サブシステムとして、と書かれている。 マネー資本主義のなかで地方再生などはないだろう。 全国一律とか平等とかいう発想を捨て、面倒ではあるが、 各地域にあったきめ細かな方策を立案する手間こそが地方再生の一手であるように思った。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    同じ分野に集中していたら、競争が加熱して、価格は下がるよね 新しい分野への挑戦が必要で、その一つとして、地方からのイノベーションがある

    3
    投稿日: 2025.05.28
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    里山資本主義。なんて良い響きだろう。 2013年の本であるが、情報と考え方は10年以上経った未だに行きている。 寧ろ、様々なSNSを通して情報共有が盛んになった今からが勝負なのではないだろうか。 もちろん、それらはデメリットもある。 情報だけが先行したり、間違った広まり方をしたり、一時的な流行り廃りに巻き込まれてしまったりなど様々に。 しかし、選択肢として拡がるべき考え方だとこの本を通して改めて思いました。 本の内容としても里山資本主義とは何かと丁寧に説明され、形式として掴みやすかったです。 けれど成功例ばかりが載ってしまっているため、鵜呑みにするのは怖いと感じました。 それと最終総括も急に政治色が強くなりよく分かりませんでした。 それまではとても面白く読み進めれたので、またいつか読み直しもするつもりです。 少し話が飛びますが、2000年から2010年頃に一次産業(主に農業)を生かしたい人たちの本がよく書かれ、売れている気がします。 これはバブル経済で疲れた人たちが、大人になって本という形で発表し始めたんじゃないかと個人的に思っています。 これからもどんどんこの風潮が広まっていくことを願います。

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    本の中で書かれていることについては概ね同意できる。特に日本に大量に生えている木材を有効活用するべきだという話にはとても共感する。 しかし、里山資本主義が資本主義のサブシステムとして機能するという話には首を傾げるし、都会の一個人を田舎に向かわせるインセンティブがあるとまではいかないよなと思った。

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    公私ともに山へよく入るので、山や森については関心を寄せている。 便利になった世の中だが、ひとたび何かが起こると、インフラは止まり、大混乱に陥る。 エネルギーを地方に頼っているからだ。 自分たちが使うエネルギーくらい、自分たちでまかなう。 そんなことができれば、日本は変わる。 里山には資源がたくさんあって、そんなヒントが眠っている。

    1
    投稿日: 2025.04.15
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    筆者が唱える里山資本主義(金に依存しないサブシステムを構築しておき、金が乏しくなった際にも水・食料・燃料が常に手に入る仕組み)について理論と実践が書かれている。 オーストリアの山々は日本のものと同じような形態であり、そこでの自然を利用したエネルギー開発や技術は日本にとって勉強になるという話には驚いた。

    2
    投稿日: 2025.01.14
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    田舎は衰退しているものというイメージがひっくり返された。田舎にも様々なビジネスチャンスがあり、田舎暮らしの方が都会で暮らすよりも幸せな暮らしができるかもしれないと感じた。しかし、様々な可能性に満ちているとはいえ、田舎暮らしのことをわざわざ「里山資本主義」と仰々しい名前をつけなくても良いのではないだろうか。「里山資本主義」なる新たな概念についての理論書ではなく、田舎暮らしの成功例を列挙している本だと思って読むことをおすすめする。

    0
    投稿日: 2025.01.05
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    資本主義の脆弱性に気づき、ガタが来ている日本を立て直す手段として、本来の日本の暮らしに還り、資本主義に振り回されるライフスタイルから主体的にコントロールできるスタイルに変化または資本主義の良いところとのハイブリッドできる生活に変容していくのが合理的で、豊かな暮らしにつながるのではないかというもの。自分がやりたいことの一部を現したもの。第一章だけ読み、物珍しいことは記されてないと思ったので、途中で切り上げ。

    0
    投稿日: 2024.12.29
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    里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く 著:藻谷 浩介 著:NHK広島取材班 角川新書 D-67 ところとびとびになっているが、分かりやすかったです 本旨は、20世紀を象徴する、「マネー資本主義」に対して、過疎地から、あたらしいスマートな、「里山資本主義」を立ち上げようです ふんだんに手にする木材がなぜ地域の豊さとつながっていないのか という問いから始まった 気になったのは、以下です ■里山資本主義の原資 1.木質バイオマス発電 中国地方の山間部から、里山資本主義は誕生した  ①製材所でもてあましていた、木くずをつかって、「木質バイオマス発電」を行うこと  ②製材所の電力を100%まかなう  ③夜間は、その電力を電力会社に売電する  効果   ②製材所電力 100,000,000  ③売電    50,000,000  ①廃材処分費 240,000,000 合計     390,000,000 2.木くずを加工  かんなくず、などを、直径6mm長さ20mm の木製ペレットを作成  ペレットボイラーを導入  ⇒トマトのハウス栽培などの燃料節約に活用 3.CLTパネル 地震にもつよい、直角に張り合わせた合板 ヨーロッパでは認知がすすんでいるが、鉄筋コンクリート神話がある日本では、普及途上 ■里山資本主義の先進国:オーストリア ・木の徹底利用で、経済の自立を目指す ・オイルショックや、フクシマなどで、石油、原子力は価格変動、リスクが高い  なんとなれば、木材をつかったエネルギー革命だ、打倒化石燃料 ・背景には、自動車部品メーカーが集積する高度技術を有していること、つまり、技術に強い ・森林マイスター:森を持つなら、手入れをしっかり行わなければならない、それがオーストリア林業の哲学 ・オーストリアは、脱原発を憲法に明記している国家である ■マネー資本主義vs里山資本主義 ・20世紀の象徴である、マネー資本主義は、重厚長大産業を基盤として、莫大な投資、労働力の集約が必要な資本主義、このために、国家主導で、推進せざるをえなかった ・里山資本主義は、自己完結型の経済、地域復権の時代の象徴である  里山資本主義は、マネー資本主義に対立するものではなく、補完するものである  マネー資本主義にとなりに、サブシステムとして、里山資本主義も構築しておいたほうという感である ・里山資本主義は、マネー資本主義のアンチテーゼ  ①貨幣換算できない物々交換の復権  ②規模の利益への抵抗  ③分業原理への異議申し立て ■グローバル経済からの奴隷解放 ・過疎の島こそ、21世紀のフロンティアである ・1次産業へ帰着する若者、IT産業の倍以上である ・ニューノーマル消費:自分たちのための消費ではなく、人とのつながりのための消費  所有価値から使用価値へ ・オールドノーマル消費は、成長が是 ・グローバル時代は、強い者しか生き残れないという、誤解 ・耕作放棄地で、農業を行う ・スーパーなどでの野菜の購入ではなく、耕作放棄地で野菜を作れば、買う必要はない ・過疎を逆手にとる ■スマートシティ ・巨大発電所がもたらす膨大な電力を有する旧型の都市ではなく、町中や、近隣で作りだされる小口の電力を効率的に消費し、自立する21世紀型の新都市モデルを、スマートシティという ・都市:スマートシティ + 農村:里山資本主義 が、車の両輪となる ・天災に対応できるのは、里山資本主義 ・マネー資本主義を運用しつつ、里山資本主義を、保険として、安心感として、準備する ・高齢化しているから日本はだめだと言う論理ではなく、里山資本主義で、非貨幣価値を拡大させることで吸収する 目次 はじめに 「里山資本主義」のススメ 第1章 世界経済の最先端、中国山地―原価ゼロ円からの経済再生、地域復活 第2章 二一世紀先進国はオーストリア―ユーロ危機と無縁だった国の秘密 中間総括 「里山資本主義」の極意―マネーに依存しないサブシステム 第3章 グローバル経済からの奴隷解放―費用と人手をかけた田舎の商売の成功 第4章 “無縁社会”の克服―福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵 第5章 「マッチョな二〇世紀」から「しなやかな二一世紀」へ―課題先進国を救う里山モデル 最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別を―日本の本当の危機・少子化への解決策 おわりに 里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、二〇六〇年の日本 あとがき ISBN:9784041105122 。出版社:KADOKAWA 。判型:新書 。ページ数:312ページ 。定価:940円(本体) 2013年07月10日初版発行 2013年09月20日4版発行

    11
    投稿日: 2024.06.01
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    地方での持続可能な生活スタイルに関する多くの現場の知見と、経済に関する知見を両輪としていて説得力がある。 また文章も凄い。論文調ではなく、ドキュメンタリーのナレーションを読んでいるような心地よさがある。その分だけ自然、健康、地方の人間社会といった要素を消化しやすくするような描写も多いため、素早く要点を読み解いていくには速読的な読み方が必要になるだろう。 文圧があり焚きつけるような熱意、強い主張を感じる。自分の重視する価値観に大半合致するため嫌味は感じないが、冷静に評価するためには意識的に一歩引いて全体像や自分の場合の実現可能性を検討する必要があると思う。 さて内容についてだが、自然と一体になる関係性や、自然・人・食との関係性から生じる心身の健康、直接的・積極的人間関係の見直しによる福祉の強化といった視点は私が普段から良しとする価値観であるが、これはやはり人の好みや向き不向きに大きく左右される。 資本主義に包摂され育った人間の、とりわけ持てるがため成功している側は、里山の魅力よりも資本主義的・都市的生活スタイルの方により満足感を得る傾向があって、本書でされる啓蒙を啓蒙と感じない。 里山資本主義の魅力や強みは、既存のマネー資本主義を完全否定はせず、スマートシティと里山資本主義の両立をむしろ推奨する点にある。 向き不向きや好みの差、人の性質の差はどうしても生じてしまうし、多様性重視の観点からもその差は残しておきたい。 スマートシティによってポジティブな人間性を取り戻すのも別途応援したい部分だ。 少なくとも現在、といっても本書から既に10年以上が経過してしまっているが、現在においてもまだマネー資本主義の比重はあまりにも大きい。 「新しい資本主義」として岸田政権が打ち出すのは投資立国であって、これは本書内で棄却されたアイデアの一つでしかない。 パンデミックは大きな意識の変化の種を植えたが、解決後まもなく生活スタイルは元に戻ってしまった。 ソロキャンプのブームも既に落ち着いてしまい、週末には都心の公園にテントを張っているのが多くみられる。 地方移住の例は調べれば多く出てくるが、既存の都市ー地方バランスを大きく変えるには至っていない。 日本人の意識やライフスタイルはじわじわと変化していくのだろうか。 少なくとも私は都会が性に合わず、今すぐにでも東京から脱出したい気持ちを10年以上にわたって持ち続けているが、結婚によってその実現可能性がほぼ潰されてしまっている。 自分の影響の輪の範囲で、可能な限り里山資本主義的ライフスタイルを増長できるように頭をひねり続け行動し続けようと思う。

    0
    投稿日: 2024.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「里山資本主義」の言葉を初めて聞いたが、とても魅力的な考えだと思った。今の社会はお金が最優先になっているけど、能登半島や東日本の震災のように、いざという時お金はただの紙切れとなってなんの役にも立たない。しかし、里山暮らしでは食べ物やエネルギーを自分達で自給した暮らしが可能なので、災害があってもあまり影響を受けない。もちろんお金は大事だからある程度稼ぐ必要はあるけど、里山の恩恵も利用する。出来ないことはお金に頼り、自給できるものは自給する。この二刀流の生活が1番基盤が強くて良い生き方だと思いました。自分も今ベランダ菜園をしておりゆくゆく田舎暮らしをする予定なので、とても参考になりました。お金だけに頼る都市型の生活は脆く壊れやすいので、うまく自給する割合を楽しみながら増やしていきたいと思いました。 ◎メモ ・お金を適度に稼ぐけど、畑で野菜を自給、田んぼで米を自給、ライフラインを自給できると二刀流が1番強い生き方だ。 ・たくさん働いてお金を稼いだとしても、時間がなくなり外食や家事代行など必要のないお金を使う必要が出てくる。そしてさらに稼ぐ必要が出るといったお金のループにハマり、本質的に自立した基盤の強い生き方と言えない。 ・自分で薪で煮炊きし、ソーラーパネルで電気を自給し、食べ物も畑や田んぼで自給する。この生活ができたら、災害が起きたり物流が止まっても生きていける。お金ばかりに頼る生活は、いざとなったら脆い生き方だ。災害に遭ったときにお金なんてなんの役にも立たないが、水や食料は生きていく糧になる。 ・エネルギーを外部に頼りすぎると、いざという時に弱い。 ・里山資本主義は、マネーだけに依存しない生き方。自然の恵みを最大限生活に活かすことで、お金を使う割合を減らせるし、自分達で生活を作っていく楽しさを感じれる。 ・お金は出来ないことを得たり達成するための交換ツールでしかない。自分達で出来るものは、自分達で自給する。 ・山をエネルギー源にしたら、無尽蔵にエネルギーを得ることができる。

    0
    投稿日: 2024.05.10
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    お金のいらない生活。田舎の田んぼや畑で食べ物を自給自足。廃材を利用して発電。収穫した作物を地域の人々でシェア・物々交換。原価ゼロの暮らし。お金に換算できない価値。

    15
    投稿日: 2024.05.09
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    率直に、理想論すぎると感じた。田舎の良いところだけに目を向ける田舎礼賛のきらいを感じた。マネー資本主義のサブシステムとしての里山資本主義を掲げながら、途中でマネー資本主義の上での日本の未来を語り、主題がよくわからなかった。経済換算できない価値を大事にするという意味では賛同できる考えであったが、マネー資本主義を知らないとこのシステムの妥当性は判断できないと感じた。これはタンザニアの彼がいうシステムからの脱却とほぼ同義だと思う。結局のところ個々人が何に幸せを感じるかであり、里山資本主義が正しいというのは、お金で物を買うことに幸せを感じる人の主義を否定し、彼らの生きるところを奪うことになると感じた。マネー資本主義で発展してきた以上、里山資本主義はサブシステムでしかないと感じた。

    1
    投稿日: 2024.03.20
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    日々、企業人としてマネー資本主義の中に生きているわけだが、環境問題に少子高齢化、最近は海外できな臭い話題も多く、それとあまりに遠い自身の活動に果たしてこれでいいのか、マネー資本主義のままじゃダメなんじゃないかと思う中で購読。 木屑によるバイオマス発電で地域に必要な分の電力を賄う、若者が移り住んで(都会と比べて)スローライフで自身を取り戻す…どれも素晴らしいし憧れる気持ちもある。が、独りならともかく家族、特に子どもがいて教育を考えるとなかなか手が届かない世界のように感じる。日本の処方箋としては弱い気がした。

    1
    投稿日: 2023.12.28
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    十年前の本だが、今の社会にも通じるメッセージ溢れる内容だった。日本社会の解像度の低い、抽象的な話ではなく、マイクロな視点で、課題やそれに取り組む事例を掘り下げている。 地方移住の促進や、コロナによる価値観の再考もあって、図らずも里山資本主義者は増加しているように思われる。

    0
    投稿日: 2023.11.16
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    マネー資本主義に対して、域内で通貨換算できない価値を生み出し自給自足や見逃されてきた新規雇用を生む里山資本主義の可能性を語ってた。けど、マネー資本主義にどっぷり浸かった社会を里山資本主義にシフトさせるのは難しそうと思った。

    1
    投稿日: 2023.01.15
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    https://docs.google.com/document/d/1I8lAbaZARTqPhm6D5uAMeG36hXgz8XMMkqwohQdAO7s/edit

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    お金の循環が全てを決するという前提の「マネー資本主義」に対して、身近にある資源活用に着目し、お金がなくても水・食料・燃料が手に入る仕組み「里山資本主義」を提唱する。NHKのドキュメンタリー番組を元に書かれた本で、発売から3か月で16万部が売れたとか。 発売されたは2013年。東日本大震災により、都市部での計画停電や物流の脆弱さ、原発への不安といった経験から、お金に頼らない安心安全なエコシステムを作る大切さを説く。当時は東日本大震災であったが、今はコロナや戦争、食糧難など、昨今の情勢に当てはめてもやはり里山資本主義はもっと注目されてしかるべきと思う。 本書で取り上げられていた指標が興味深かった。通常国単位で見る貿易収支を、地方自治体ごとに見る考え方だ。要は地方自治体の中でどれだけ自給できているか、域内で経済を循環できているか。結論としては石油・電気・ガスを買うために多くの金額を域外、ひいては国外に払っており、一番の赤字要因になっている。一方、地下資源に乏しくロシアといった国外からのエネルギーに依存しているオーストリアは、10年も前から危機感を持ってエネルギー自給への転換に取り組んでいるという例は、昨今の情勢を踏まえるとさらに興味深かった。10年前に例として紹介されていた取組や企業を検索しながら読み進めると、時間の経過によって導き出されたとりあえずの「答え」も見えて面白い。 自分自身も結婚を機に昨年東京から地方へ移住し、オットの実家の裏山から持ってきた木で薪ストーブを燃やすようになった。畑仕事を終えて、温泉で話しているおばあちゃんたちは本当に元気だなと思うし、東京では感じられなかった自然のありがたみや季節の移ろいを感じて、非常に充実感を得ている。東京にいたときよりも、断然里山資本主義に近い暮らしをしている点で、力を込めて本書を読んだ。続編も読んでみよう。

    4
    投稿日: 2022.11.01
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    藻谷浩介(1964年~)氏は、東大法学部卒、日本政策投資銀行勤務を経て、日本総合研究所主席研究員を務める、地域エコノミスト。 私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である(本書は2014年の新書大賞。累計販売部数40万部超)。尚、『デフレの正体』(2011年の新書大賞第2位。累計販売部数50万部超)も今般入手し、読了した。 本書は、2011年から藻谷氏とNHK広島が共同で製作した、中国地方向け放送番組「フェイスグランデ 里山資本主義」をもとに取材を進めた内容をまとめた、藻谷氏とNHK広島取材班による共著である。 内容は、2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災・福島第一原発事故等により、「マネー資本主義」やエネルギーに関するリスクが顕在化したことを受けて、里山のような身近なところからエネルギー、食糧などを自給することにより、地域内で完結できるものは極力完結させるシステムを作ろうとする考え方・取り組みを「里山資本主義」と名付け、それを先取りする中国地方の各地(岡山県真庭市、広島県庄原市、山口県周防大島、島根県邑南町、鳥取県八頭町等)を紹介すると同時に、日本の将来のための理想的なシステムとして推進することを提唱するものである。 但し、著者は、(マネー)資本主義を全面否定しているわけではなく、里山資本主義を、①貨幣換算できない物々交換の復権、②規模の利益への抵抗、➂分業の原理への異議申し立て、という主に3点において、お金の循環が全てを決するマネー資本主義のアンチテーゼになり得るものと位置付け、(お金に依存しない)サブシステムとして構築することの意味を強調している。 更に、里山資本主義の推進は、人と人とのつながりを回復・強化することになり、高齢者にも、出産・子育て世代にも住みやすい地域作りに寄与するものであるとし、また、里山資本主義の様々な志向は、世界の先端企業が取り組むスマートシティのコンセプト(エネルギーの効率化、コミュニティの復活等)と驚くほど一致したものだともいう。 そして、著者は、現在の日本に蔓延する不安・不満・不信の根底にあるのは、マネー資本主義に対する漠然とした不安であり、それを和らげるためには、地に足の着いた里山資本主義的なシステムの構築が不可欠であると結んでいる。 私はこれまでも、行き過ぎた資本主義(=新自由主義=マネー資本主義)による格差の拡大や環境・気候問題に対する強い問題意識から、様々な本を読んできたが、里山資本主義は、(本書でも軽く触れられているが)社会学者・広井良典氏がいう「ポスト資本主義」の文脈や、斎藤幸平氏が唱える「コモンズ」の概念と通ずるところがあり、大いに共感を持った。 本書出版から10年近く経ち、里山資本主義的な活動をメディア等が取り上げる機会も増えたような気がする(コロナ禍により否応なく進んだ、新しい生活様式や働き方も後押しになっているのだろう)が、大都市圏に住み、里山資本主義を実践することが難しい自分としても、改めて生活を見つめ直すきっかけにしたい思う。 (2022年10月了)

    3
    投稿日: 2022.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    経済100年の常識  →たくさん稼いで、たくさんお金を遣う 都会はスマートシティへ 楽しくなければ定住してもらえない  →稼ぐのは都会に勝てない 林業で重要なこと  →森林が持続的に良好な状態であるようにする  →元手に手をつけず、利子で生活が理想 生きるのに必要なのは水と食料と燃料だけ 大切にすべきは人との絆、自然とのつながり  →一人一人がかけがけの無いもの 社会が高齢化するから日本は衰える、 という主張には賛同できない  →里山資本主義的な明るい高齢化 ーーー 初回読んだ時はまるで頭に入らなかったが 2回目でかなり掴めた

    0
    投稿日: 2022.08.05
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    マネー資本主義が危機を迎えると、対抗運動がしばしば力を持つ。昔はそれが「共産主義」一択で、マルクスがその頃よく読まれたりするが、「里山資本主義」も含めて選択肢が増えているのは良いことだと思う。 2022年現在のような、国際情勢が不安定な時はエネルギーや食べ物を海外に頼るのはリスクが高い。それを国内にある使われてない「資源」=耕作放棄地、手付かずの山林、空き家などを活用していくのは共感できた。 里山資本主義はマネー資本主義を補完するサブシステムと紹介されている。しかしそれは資本主義を一度通すと、ただの里山への回帰に留まらず、一段洗練された姿(スマートシティのような)になるのかなと思い、将来主流になって行く可能性も感じた。否定の否定みたいに。

    6
    投稿日: 2022.04.22
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    地方で生活したいと思っているものにとって、具体的な例などがあること、高齢者がイキイキと生活していることなど明るい気持ちになることができた。

    0
    投稿日: 2022.03.23
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    220206 やはり自然が好きだ。この分野でお金を産むことができたらどれほど楽しいだろうかと妄想してしまう。オーストリアのような確立されたバイオマス文化を作れたら面白いだろうな。(エネルギー事業、エンターテイメント事業、キャンプ、教育、食…)飯能などを舞台にクラファンとかを使って事業を起こせないだろうかと考えてしまった。 オーストリアで林業を学ぶのもアリだよな。 里山資本主義とは地域内で完結するものは完結させようという運動。かつ開かれた地域主義。 マネーに依存しないサブシステムの構築。(自然×人間関係×テクノロジー) 筆者の主張は一貫して、お金に依存した社会から脱却して、食料・燃料・水を自ら調達してマネー資本主義と共存したしなやかな世界を生きようというものであった。そして後者の生き方を里山資本主義と呼び、さらにそこで職を生み出していることも含め、それを実現している人々の生活をオーストリアの例も交えながら具体的に解説していた。 今まで家庭菜園を通した食の安定的な確保や余り物を媒介にしたコミュニティづくりは学生時代に目にしてきたのでそこまで目新しさを感じなかったが、燃料を自らかつエコシステムで調達している事例は初めて出会ったので衝撃的だった。小さなまち単位でもいいから木質バイオマスエネルギーを普及させてみたいと思ってしまった。飯能でできないだろうか。 この世の中(マネー資本システム)はまれに災害やウイルスの蔓延、石油などの化石燃料の高騰などにより一時停止することがある。未曾有だとか、今までにないなどと言ってパニックになるのではなく、これを念頭に置いて暮らしていくと余計な不安を抱えずに生きることができるなと思った。里山を使いこなしていた先人から学び、今の社会システムに組み込んで柔軟な生き方をしていきたい。近くに親がいるなら子どもを任せてもいいし、近所の人に面倒を見てもらってもいいし、誘導しつつ状況に合わせて柔軟に生き方を変えていく。まずは家庭菜園からだなぁ。 ■マネー資本主義のアンチテーゼの体現 1.物々交換(⇆貨幣を介した等価交換) 2.小規模経済(⇆規模の利益) 3.一事業者多事業(⇆分業の原理)

    0
    投稿日: 2022.02.07
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    資本主義とか政治とか年金とか 日頃なんとなく感じている「将来への不安」 そういったものに対して 新たな考え方「里山資本主義」 =コストや環境負荷を抑えた経済(物理的に持続的) =手触りのある経済(精神的に持続的) が必要ではないかと投げかけていると受け取った。 ここ数年でSDGsがCSRの枠組みを越えて、SDGs達成に貢献しなければ企業として傾くという水準までになっている。 そのようななか、個人的にはきっと本書のような生き方、経済がスタンダードとなる時代が来るのだろうと思うし、自分もそのような考え方にキャッチアップしていきたい。 確かに筆者は要するに「自然の中でで人との繋がりのある金銭消費の少ない経済を拡大せよ」と言っており、読者としては はいはい地方で農業林業やれって言うんでしょ となりがちだ。 だが、実際にコロナで都市で働く意味を問われるなかで、果たして本当にどれだけ都市にいる意味があるのかは経験した人しかわからないのでは…と思う。

    1
    投稿日: 2021.09.20
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    斉藤幸平「人新世の資本論」を読んだ流れで、この本を読んだことを思い出す。当時とにかく就職をする前で、関東から旅行以外で出たことのなかった自分がしばらく島根に滞在する機会もあり、田舎の人、食、風景の中に生きる豊かさ、美しさに打たれた。そこから翻ってみると東京の資本主義経済という不健康な巨大歯車の中、イチから下っ端としてお願いしてまで入れてもらって、わざわざ働きたくもない。この先明るい未来があるとも思えない。オルタナティブがあり得ないのだろうかという希望を持って手に取った本だった。 ところどころに光が差すこともないではないのだが、最後まで読み進めた結果は、「メインは今まで通り以外あり得ないから、まあ他の選択肢は予備電源程度に備えとこうよ」という大人なところに落ち着いていて、現実はまぁそうだよな、という諦め混じりの納得と、途中で見えたあの希望の光は何だったんだ、というやるせなさで読み終えた。→「人新世の資本論」に続く。

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    投稿日: 2021.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「域際収支」というものを都道府県別に示したグラフである。域際収支とは、商品やサービスを地域外に売って得た金額と、逆に外から購入した金額の差を示した数字。一目瞭然である。東京や大阪など、大都市圏が軒並みプラスなのに対し、高知や奈良など農漁村を多く抱える県は、流出額が巨大である。 今度は、域際収支が最下位の高知県を品目別にどれが赤字でどれが黒字かをみたもの。いわば、お金の流れを健康診断した結果だ。農業や漁業、林業など一次産業が黒字でとっても健康的であるのに対し、電子部品を部門。そして、意外なのが、飲食料品が赤字となっていることだ。

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    投稿日: 2021.08.06
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    「人新世の資本論」に続いて、現代社会を大幅に見直すきっかけとなる本。 今までの金儲け中心で大量消費社会に疑問を持ち、多くの地方で後期高齢化の深刻さがジワジワと影響を広める中で1つの解決策として提案されているのが里山資本主義。 地方をネガティブなイメージで見るのではなく、これからの日本のイノベーションの最先端へと変える中心地としてこれから益々見直されて変革していくと思われる。 里山資本主義は環境面で優れているだけではなく、地域内でのお金の循環システム(ある意味これが脱成長コミュニズムの理想型なのか?)であり、コロナ禍において見直されるこれまでの社会のあり方に対して革新的な提言を示している。 ああ!早く田舎に移住したい!

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    投稿日: 2021.04.17
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    マネー資本主義を降りて、里山資本主義への転向を掲げる。 エネルギーを自給し、コンパクトな経済社会を立ち上げようというもの。 経済に振り回され、疲弊仕切った都会人にはとても魅力的な提案だと思う。 ただし、コミュ障にはハードルが高い。 田舎暮らしに憧れるが、田舎の濃厚な人間関係を警戒し踏み切れないで居る人達も少なからず居るはず。 私もそのうちの1人だ。 そこを解決出来れば里山資本主義に賛同し、且つ実行にまで移すことができる人間は多いと思う。 里山ニートでありつつ、コンパクトな経済社会の一員になれたら理想的なのに。 そんな社会をただいま思考中。

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    投稿日: 2021.03.04
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    オーストリアのエネルギー自給やあえて国内の田舎暮らしを好んで充実した日々を送る若者… 自然の資源日目を向ければどこでも充実した日々を送れるという具体例を書いている とても良い考え

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    投稿日: 2021.02.21
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    詰まっていた!積読から何年経ったろう2021年の今でも刺激を受けた。紹介されている現場の今を確かめたい、進んでいることだろう、コロナが水を差していることも心配になるが。 人の暮らしの根源を再生する里山資本主義には、少しの停滞はあっても心配はいらない底力があるだろう。

    0
    投稿日: 2021.01.29
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     藻谷浩介氏の書いた「デフレの正体」も素晴らしい本だったけれど、この本はもっと凄い本だと思う。多くの識者がいろんな本を書いているけれど、この人こそ時代の問題に対して正面から向き合って、何にも迎合せずに書いていると言えるのじゃないかな。特に多くの経済学者が金融緩和政策やらMMTやら、怪しい理論で時代に迎合していますが、彼の視点は本当の幸福や日本の将来についてまっすぐ考えています。  里山資本主義とは、お金の循環が全てを決するという前提で組み立てられた「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方です。  里海資本論を読んだら再読したくなって再読しましたが、少しも古くなっていない。むしろ日本の直面する問題がより深刻になっている現在、ますます里山資本主義は重要になってきていると思いました。

    1
    投稿日: 2021.01.03
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    マネー資本主義に冒され、生きるために消費し続けて結局なにも残らない、なんのために生きてるんだっけ?という生き方はしたくない!よね!

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    投稿日: 2020.09.24
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    マネー資本主義に対する考え方として、地域でマネーを回す形の里山資本主義を提案する。7年前の本だが、まだまだ使える考え方。実際、ハンドメイド作家さんなども地方で活躍していることを最近ではよく目にするようになってきて、この考え方はかなり浸透してきているのではないかと思わせられる。 ただ、NHK広島の取材班と藻谷氏で書いていることが重複したり、繰り返したりしている所がやや残念だった。まだ始まったばかりの取り組みも多いから具体例が少なかったのかもしれない。 最近新たにこの続編が出ているようなので、具体的な取り組みの広がりについてはそちらに期待したい。

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    投稿日: 2020.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    NHK 広島取材班の具体例が興味深い。 岡山県真庭市勝山の銘建建設や広島市総領町の和田さんの話を一例としてフンフンと読んでたら、羽田から多摩へ行くのと変わらない…ってな記述が出てきて、ええ?…あ、いや、超・個人的な話でスミマセン( ̄▽ ̄;) 子供心にも「なんでもっと交通量の多い所に作らなかったんだろう?」と不思議に思っていた中国縦貫自動車道。やっぱり経緯は不明だけど、小4で「私たちの岡山県」って社会科で学習して以来、もう少し広い「中国地方」について、この歳になって学習させて頂きました(笑)。

    0
    投稿日: 2020.08.20
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    もう旬を過ぎたかもしれないが話題になっていた里山資本主義をいまさらながら読んでみた。10年以上前かなと思ったけど、2013年初版発行なのか、そんなに前じゃないね。そのころ、なぜ読まなかったのだろうか。 話自体は共感するところが多く、マネー資本主義は否定せずに、併存する形で田舎における自給農業や近所でのシェアを活用して、精神的にも物質的にも豊かな生活を送るべきではないか、という話。これにネーミングとして「里山資本主義」という言葉をつけたことが最大の功績ではないか。ネーミングは重要だよね、限界集落とか、消滅可能性都市とか。 この本自体は東日本大震災のあとに出されており、震災や原発事故でエネルギー政策や消費流通が改めて見直されている中で、里山資本主義の大切さを説いているが、今は今で新型コロナウイルスの影響で不安が広がっており、あらためてこうしたライフスタイルが見直されていると思う。然るに、社会情勢が不安定になると、セーフティーネット的な自給農業やご近所シェアが見直される、ということなのかもしれない。 一つ反論するならば、過疎地においてまぁ70ぐらいまでが中心のコミュニティならば十分それができるであろうが、さらに高齢化する集落でもこうした取組が続けられるのかどうか。実態をよく知らないので、この本に出てくるように生涯現役で野菜作ってますという人が多いのであれば杞憂ですが。

    0
    投稿日: 2020.07.14
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    今までの資本主義社会の貨幣経済を利用して必要最低限のものは入手する。 一方で、里山の木材資源を利用して発電(バイオマス発電)したエネルギーを利用し、今まで支出していた石油等を減らすことにより、グローバル経済への依存度を下げ、暮らしをより豊かにしていく。 ・木材チップ燃料(エネルギー革命) ・CLT(クロス・ラミネイテッド・ティンバー 集合材) ・価値観の転換:豊かな暮らしとは?過疎を逆手にとる こちらの要約がよくまとまっています。 http://www7b.biglobe.ne.jp/toshisyun/counselor/2014_9_30satoyamayouyaku%20.pdf

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    投稿日: 2020.05.25
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    里山資本主義という言葉自体を始めて聞きました。 資本主義の世界で生まれ育ち大人になりました。どこでエネルギーが生まれどこで食べ物が生産され、どうやって運ばれて来るのか知らないまま当然のように生きてきました。 この「里山」という言葉は人が住んで管理ている自然の事です。里山資本主義というのはその里山から食べ物、エネルギーを得て、主体的に社会循環システムを構築していくという風に理解しました。 地方の人や資源を吸い上げて膨張していった都市型経済圏。それによってやせ細っていった地方の実態は誰もが知るところです。地方に人が残らず、消滅する自治体が多くなっていくと脅かす本を僕も読んでいますし、いずれそうなってしまうんだろうと漠然と思っています。 しかしこの本を読んで思ったのは、大枠として全部を行政が賄おうとするから破綻するのであって、そこに古くからある産業と、有り余る木材資源や農産物で小さな経済圏を作り上げて、都市に依存することをミニマムにしていけば、まだ地方が生き残る道が見えてくるのではないかという事でした。 どちらにしても今の僕ら団塊ジュニアが老人になり死んだあと、日本人の総数は相当減っている事は間違いありません。 その中で変わらない成長をすることは絶対に不可能なので、小さな政府、小さな自治権で特色を活かしたコミュニティーを多く作っていく事が大事なのだと思います。

    1
    投稿日: 2020.05.10
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    withコロナの時代に再考されるべき本 都市VS地方ではない 豊かさをどう考えるか リアルとオンラインの融合 自然とテクノロジーの融合 マネー資本主義と里山資本主義の両立

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    投稿日: 2020.05.05
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    エピソード集ではつまらない。 はっぱビジネスの「いろどり」が、それ一つでは革新的力を持たないように。 こうした流れを加速するためには、なにかの仕組みや仕掛け、つまり政策が必要なはずだが、それはまだまだ期待薄だろう。今の社会の成り立ちに根本的なところで相反する要素を持っているので。 そのうちどこかでブームになる可能性はあるが

    0
    投稿日: 2020.05.03
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    周辺で読んでいる人が多かったので、ついに購入。 現時点で15万部も売れているそうである。 さっそく、北海道のフォレストマネージャー研修でも、経済規模の話しをする際に紹介。 NHKのディレクターが書いているパートは、当方は知っていることがほとんどであるが、 藻谷さんのまとめの部分が秀悦で、本当に地域を知っているんだなあ、と関心させられる。 経済と社会をある種、独立させて考えるという発想は大事。

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    投稿日: 2020.04.03
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    改めて読む、コミュニティを核とした生き方、処し方のひとつだが、絶対ではない どうやって自分たちとコミュニティをフィットさせるか、理想だけでなく柔らかな考えが重要、一番大切なのは持続可能性をどう担保するか

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    投稿日: 2020.03.22
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    理屈は分かる。しかしこのシステムを導入して実際に人々が体験をしないと本の内容の部分で止まってしまってそれ以上の深堀りは出来ない。 是非体験をさせてほしいと思わせるシステム理論だった。

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    投稿日: 2020.02.16
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    2014年の新書大賞1位で発売当時には政治家の間でもかなり話題に上った本である。 日本は世界経済の景気動向に振り回され、日本に直接関係のない他国の失政によってでさえ多大なる影響を受けてしまうグローバル経済の網の目にからめとられています。こうした状況では、他国からの(悪)影響を最小限にした経済的安定こそが最強のライフラインである。 その1つの解決策が里山資本主義、自給自足の循環経済という考え方である。 もちろん、マネー資本主義から今すぐ決別せよということではなく、あくまでも水や燃料や食料が継続して手に入るライフラインのサブシステムとしてリスクヘッジせよというのが原点である。 一方、日本の課題としてデフレ脱却が最重要課題と言われているが、筆者(藻谷氏)によれば、デフレの正体とは過剰供給を止めない企業の苦境の構造であって、デフレ脱却の処方箋は「飽和市場からの撤退と新市場の開拓」だけだとする。(P270) まあ、その有望な新市場の開拓こそがむつかしいのだが・・ 自然に恵まれた日本の利点を最大限に活かせる里山資本主義は、本書に成功例としてでてくる林業だけではなく、農漁業にも応用できる発想法でもあるし、現に近海養殖や植物工場などの新たな形の自給方式が現れています。 また過疎地の積極的活用により、限界集落問題や雇用問題などにも歯止めがかかる可能性もあります。 要は地方の強みを最大限生かすことで、日本全体の底上げにもつながる可能性を秘めています。 とはいえ、里山資本主義はマネー資本主義の代替としてとらえるのではなく、あくまでもライフラインのバックアップシステムとして機能させながら、同時に過疎化対策の有望なアイデアとして推進していくのが正解だと思います。 最後にもう1点、気になる二酸化炭素排出についての言及がなかったのは残念でした。 というのも、木質ペレットは燃焼によってCO2を発生するが、化石燃料の燃焼とは異なり炭素循環の枠内でその総量を増加させるものではないため、統計上は排出しないものとして取り扱うことができる(カーボンニュートラル)、不要物を原料とするなどCO2排出量削減の観点と、近年の原油価格高騰に対抗するコスト削減の観点から急速に注目を浴びているわけですので。 一方ではこんな課題も・・ ペレットは木を原料とするため、寒帯林・温帯林・亜熱帯林、また針葉樹か広葉樹かにより出来上がる製品の品質に差が出る。このためストーブメーカーなどが顧客の使用するペレットがどこで作られた物か聞き取りをし、空気量やペレット供給量などを設定しなければ想定通りの燃焼を得られないケースがある。 (ウィキペディア) この程度の課題なら対応可能ですよね。

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    投稿日: 2020.01.30
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    「デフレの正体」で一躍有名になり、一新塾の講師でもある藻谷浩介氏の新作ということで読了。 本作は「デフレの正体」に感銘を受けたNHK広島取材班が、中国山地やオーストリアにおける具体的事例を紹介しながら藻谷氏が総括するという形をとっている。 他のレビューにもあるように、「資源を食いつぶす都会」対「眠れる資源の宝庫田舎」、「原発政策で迷走する日本」対「原発を捨てたオーストリア」、「マネー資本主義」対「里山資本主義」のような二項対立の展開はいささか単純過ぎると思われても仕方ない部分もあるかもしれない。 しかし藻谷氏は、「里山資本主義」は「マネー資本主義」を否定対象とするのではなく、あくまでもアンチテーゼとして提示しているにすぎず、むしろマネー資本主義社会のバックアップシステムとして同居させるべきだと唱える。 そうすることによって、マネー資本主義のみの社会に伴う様々な"不安・不満・不信"を払拭できるのだと。 本書は共著の形をとっているが、彼らに共通しているのは「価値観の転換」である。 生産年齢人口の現役世代がすぐに実践するのは多くの困難を伴うと思われるが、マネー以外でも「共感」や「評価」などが新たな社会の価値基準として認知され初めてきている現代において、次世代、次々世代の生き方のひとつとして社会に問いかけている意義は大きい。 「里山資本主義」が単なる理想論や絵空事で終わらないためには、現役世代の大人がこれからの社会を担う若者に対し「海外に出て行く積極性がない」とか「地元志向かつ内向きで情けない」というようにネガティブに卑下するのではなく、多様な生き方を許容しつつ自らも共に悩み考えながら解決策を模索していくくらいの度量を持たなければならないと、自戒を込めて感じた次第である。 自分も一経営者として、日本人が古来から有している「しなやかさ」を実生活やビジネスで活かすとともに、次世代に伝えていきたい。

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    投稿日: 2020.01.29
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    発想の転換がハンデを強みに変える。 資源や食料を輸入しないと生活できない日本。 その「思い込み」にくさびを打ちこむための本を目指したんだろうなあ。 エネルギーはいくらでもある森林資源から バイオマス発電できるし、ペレットも生産できる。 そしてそこから外の資本に金が流れず、金が地域を循環する。 中国地方の成功事例を紹介し、さらに進んだオーストリアの事例まで深ぼった。 空き家が多いってときに 足かせと捉えるか、活用できる物件がたくさんあると捉えるかで結果は全く異なるんだろうなあ。 足かせを前に思考停止せず、考え続けることが大事。 個人の問題を、個人間を分断して解決策を講じるのではなく、互いに違う課題を抱える個人を横断させるような解決策を講じた事例も紹介してある。 そういった能力も大事なんだろうなあと実感した。 藻谷さんの文章が読みにくくて疲れた。

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    投稿日: 2019.11.30
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    「マネー資本主義」のシステムの横に、お金に依存しないサブシステム、お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、ネットワークを構築しておこうという「里山資本主義」。里山には燃料も食料もたんとある。 確かに、これを活用せずに、燃料や食料を輸入に頼って外貨を流出させ続けるのは勿体なすぎる。地に足をつけた安心の生活がしたいと思っている人は多いはずなので、あと必要なのは便利な都会生活を捨てて田舎に行く勇気…だろうか?

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    投稿日: 2019.10.22
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    NHKの広島放送局のディレクターが中心になり執筆された。経済成長が全てではなく、現状の環境でアイデア次第で快適に生活していくとも可能であり、競争しない生き方を提案している。

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    投稿日: 2019.08.12
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    『デフレの正体 経済は「人口の波」で動く』の著者の作 良いことも書いてあるが、きわどいごまかしも多い。 里山経済の事例 材木の木くずを利用するエコストーブ 木質ペレットを熱源として利用するオーストリア 強度の高い集成材CLTによる木造高層建築 小規模の地域内経済による低コスト生活 捨てられていた耕作放棄地、空家、高齢者の家庭菜園で余った野菜の地域内利用 だからといって、これで経済問題を解消できるわけではない。

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    投稿日: 2019.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今更感がありますが、ふっと古本屋さんで目に入ったので手に取って読んでみた。興味深いところもあったが、最終章で現代的な資本主義をボロクソに言い、里山資本主義が救うと言うあたりのロジックが少々乱暴に聞こえる。 自分の理解としては、現状のマネーを基準とした経済とは別の経済網、とくに過疎化した自然が豊かな場所において地元の資源をお金ではない収入(食料や燃料)として入手することによってセーフティネットにするというもの。またその副次的な資産として、自然から”収入を得る”ために他者との協力が不可欠で、つながりも強化されるという事。 イノベーティブという単語がいくつか出てきた気がするが、近代から現代に移行するにあたって切り捨てられてきた非効率的な自然資産を今の技術を使って、より効率的に使用しようといったところか。 オーストリアが国をあげて原発を排除し、豊富な森林からエネルギーを得ることを真剣に追求している姿は非常に興味深い。また高知県の収支をベースに、農漁業は黒字にも関わらず、県外から購入する飲食料品が圧倒的に赤字であり、そのギャップを埋めようとするという方法は色々な街でも参考になるのではないか。 P.129 地元農家はこれまで、マネー資本主義の中では市場価値のない半端な農産物を捨て、地元福祉施設はこれまで、地域外の大産地から運ばれてきた食材を買って加工していた。全国レベルで見れば効率のいいシステムかもしれないが、地域レベルで見れば外へお金が出て行くだけの話だ。ところが捨てていた食材を地元で消費するようになれば、福祉施設が払う食費は安くなり、しかも払った代金は地元農家の収入となって地域に残る。農家の収入が増えるだけでなく、関係者にやる気も出るし、無駄も減る。地域内の人のつながりも強くなる。 P.134 歌舞伎や文楽、浮世絵といった日本独特の文化が花開いていた江戸時代、オーストリアではワルツや交響楽、オペラといった欧州文化の枠が花開いていた。カフェでコーヒーを飲む習慣も、フランス料理の原形となった料理文化もこの時期のオーストリア発祥だったし、二〇世紀初頭にはクリムトに代表される画壇が華やかだった。時は流れ、日本発のカジュアル文化、たとえばマンガやアニメ、カワイイ洋服、映画に絵画、それに日本食は、引き続き世界に評価され発信されている。 しかしオーストリア発の現代文化と言われると、女性に人気のスワロフスキーのクリスタルガラス製品以外、ちょっと具体名は思いつかない。チロリアンやチロルチョコは福岡県の産品だし、戦後の一時間日本でも絶大な人気を誇ったトニー・ザイラー以降、有名人も出ていない気がするというと失礼だろうか。 だが、そのように歴史的に見れば停滞・後退を重ねてきたオーストリアは、にもかかわらず、質的にも金銭的にもとても豊かな生活の営まれる、美しい民主主義の国だ。 P.142 お金を払って製剤屑を引き取ってもらい、他方で電力を買っていた今までのやり方を、自分で木くずを燃やす事で発電するのに切り替えたということは、結局自社内で木くずを電力に物々交換したわけだ。その結果、億単位の取引が消滅してしまった。その分、貨幣で計算されるGDPmo減ってしまったことになる。だが真庭市の経済がこれで縮小したわけではない。市外に出て行ったお金が内部に留まるようになっただけだ。

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    投稿日: 2019.05.12
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    あまり面白く感じなかった。途中退出してしまったので誤っている点はあるかと思うが。 それは以下の3点によるものだと思う。 ①里山に日本の人口1億3千万を養うだけの能力があるように思えない。現に過去の大国だった国の周辺は木々が刈り取られ砂漠が広がっている。 ②医療など最先端の医療を受けるにはやはり最先端の技術が必要で、それには多額の費用が必要だ。里山主義では医療は行わない? ③現代資本主義のアンチテーゼとして掲げたのかも知れないが、いくらなんでもノスタルジックに里山を考え過ぎ。

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    投稿日: 2019.04.29
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    可能性はあらゆるところに眠っていると気づかされた。今までうまくいっていたやり方が、これからも通用するとは限らない。時代を見据えながら、今必要なこと、何に価値があるのかを見出せるよう意識していけたらと思う。

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    投稿日: 2019.04.14
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    当たり前のように浸透しているマネー資本主義に対して、必ずしもそうでない価値観の考え方もあるよ、との気づきを与えてもらいました。 実際にそれで回り始めている地方の事例が多数紹介されていますが、同じような考え方は、世界的に見た地方、すなわち途上国にも適用できるのかも、と思います。 あと、これに限らず、○○資本主義という違った価値観の提案がもっと色々とあってもイイのかもしれません。

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    投稿日: 2019.02.14
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    2014.3記。 「里山資本主義」とはナイスネーミングだと思うが、その中身は結構多義的と感じた。 一つには、「エコ循環社会」みたいな要素。 薪でご飯を炊く、とかバイオマス発電とか。 二つには、過疎の村に広い意味での「自給自足」を部分的にでも持ち込むことによって、新たな「生きがい」「助け合い」を呼び起こすこと(お年寄りが作った野菜を地域通貨に交換して、コミュニティが回復する、とか)。 そして、三つには新しい産業が地域で生まれうる(木造建築の技術革新によって、林業は十分に競争力のある作業になりうる、とか)といった要素。 著者は、こういったこと「だけ」で今の高度資本主義社会を代替できるなどとは言っていない。あくまで、現在の枠組みの「バックアップ」だと言っている。でもまあ、こうした里山ライクな取り組みは、「マネー資本主義の先頭集団にだけ許されたぜいたく」ではないのか、という疑念も消えないのだった。

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    投稿日: 2019.01.05
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    報徳思想の至誠、推譲に通ずる考え方・実践に共感。昨年、本に出てくる方に直接お会いする機会を得て感動しました。

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    投稿日: 2018.12.25
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    資本主義といえば、「より多く稼ぎ、より多く消費することで豊かになる」という成長志向の経済モデルが一般的だ。しかし、本書が提唱する「里山資本主義」は、その対極にある発想である。 例えば、岡山県真庭市の林業モデルが示すように、「支出を収入に変える」という視点を持つことで、新たな経済の形が生まれる。木材廃棄物を燃料に変え、外部エネルギーに頼らない地域経済を形成することで、世界のエネルギー価格変動に左右されない持続可能な仕組みを実現しているのだ。 この考え方は、単なる「スローライフ」の提案ではなく、マッチョな資本主義に対抗する「したたかな経済戦略」でもある。成長を追い求める資本主義と、地域資源を活かした持続可能な経済を両立させることで、本当の意味での「豊かさ」を築くことができるのではないだろうか。

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    投稿日: 2018.11.25
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    地産地消を押し進め、地域通貨を導入する。里山資本主義の一つの形態だ。外部から買うのではなく、自分の持っているものが何かを冷徹に見据え、地域内で循環できないかと徹底的に考え抜いている。こうした地域が増えれば、まだまだ日本はやっていける。 注目点 ・原油は投機マネーの流入で価格が乱高化するようになってしまった。 ・CLT。コンクリートと同じ強度を持つ木材。高層建築も可能とする ・7階立てのCLT建築、震度7の揺れを耐えきる。火事にも強い。 ・町の外から魚を買う必要がない。 ・それくらい育てないと畑の地力が落ちてしまう。 ・もっと遊びたい、次はいつ来るの? ・日本の金利収支は14兆円の黒字。貿易赤字の6兆円をぶっ飛ばす。

    0
    投稿日: 2018.11.12
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    "大量消費を推奨する成長を核とした経済で、この国は続けていくべきなのでしょうか? エネルギーを大量に消費する生活に浸っているけど、一端立ち止まって生活スタイルも考えてみよう。 という問いかけをしている本。 もう一度、日本国内の全ての地域で、きちんと経済が循環する仕組みを考えてみよう。 都市だけではなく、地方でも、現有の自然資産、自然資源を定義しなおして、アイデア出せば、地域の経済は循環していくという事例を紹介し、国家経済についても論考している。 考えてみれば日本の国土の70%は山。荒廃した森林もきちんと人が手を入れていくことで、循環型の環境を作れるし、木材は燃料、建材など様々な用途に活用できる。 都市に暮らすことしかしらない私には目からうろこの、わくわくする話が多く、心が揺れた。"

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    投稿日: 2018.10.28
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    降りる暮らし推奨ではなくアグレッシブな内容。行間はちょっとひいてしまうほどギラギラと熱い。 木材ペレットのことに紙幅を相当割いているのは、つまりエネルギーを自給できず地域外に支払うもっとも大きいコストがエネルギー代で、ここを握られている限り貧しさから脱却できないからだということがわかる。 無縁社会からの脱却をとりあげた章は若干特異な例という気がするが、昨今、難民を受け入れ地域通貨を支給することにより振興を試みているイタリアの過疎の町の例も別のメディアで見聞きし、何らかの形で小さな経済圏をたくさん回していくことは実は国際問題の解決にもつなげられる発想かもしれないと思った。

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    投稿日: 2018.10.18
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    個々の話はおもしろいのだが、「マネー資本主義」との対比で、「里山資本主義」という言葉を用いている。 ちょっとな~という感じ。

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    投稿日: 2018.10.10
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    非常に納得感があった.地域の赤字は「エネルギー」と「モノ」の購入代金という視点は秀逸.このような考え方を自らの実生活にどのように取り入れていくか?「金銭換算できない価値」の活動を増やして行くことかな.お薦めの一冊.

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    投稿日: 2018.10.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    豊かさって何なんだっけか?という根源的な問いを考えさせられた一冊。本書を読むことで、知らず知らずのうちに「資本主義・マネー経済」を前提とした豊かさに毒されていたことに気が付けたのが、とても良かったな。 未曾有の人口減少社会に突入する中でも、人間が人間らしく自然体で豊かに暮らすためのヒントとして「里山資本主義」という考え方は知っておいて損は無いと思います。 ・木材の成形家庭の途中で出来る端材をペレットに加工し、ペレットを燃料としたエネルギーを生み出す。裏山にある枯れ木を燃料にして調理をする。遠くの石油に頼らず、身近にある森林を活用することで半永久的にエネルギーを自給自足し、域内でお金を循環させるという革命。地域経済の活性化だけでなく、エネルギーの自給は安全保障にも直結。 ・里山を食い物にする、エコストーブ ・過疎を逆手にとる会 ・高齢者ではなく、光齢者。人生を一杯経験したからこそ輝ける歳になれる。 ・林業の哲学は利子で生活すること。成長する分を資源として使う。元本は手をつけないから、半永久的に資源を活用できる。 ・CLT(クロス・ラミネイティッド・テインバー)。木造高層ビル建築の可能性。鉄筋コンクリートの代替。 ・GDPには表れない、お金に換算できない幸せを増やす。 ・じーちゃんばーちゃんの自家菜園の規格外貧や食べきれない野菜を、福祉法人が買取、入居者の料理を作る。じーちゃんばーちゃんも喜んで貰えて張りが出るし、福祉法人も新鮮な野菜が格安で手に入る。 ・里山資本主義は都会でも気楽に始められる。 ・周防大島のジャム屋さん ・妄想から革命は起きる ・焼きジャム ・懐かしい未来 ・シェアとい言葉は、市場占有率よりも分かち合う意味で使われるようになってきた。 ・放牧牛乳。味のバラツキを売りにする。 ・無縁社会の解決策はお役立ちクロス、手間返し。

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    投稿日: 2018.10.09
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    「デフレの正体」の著者とNHK取材班が共同で執筆した。曰く、里山資本主義とは、「かつて人間が手を入れてきた休眠資産を再利用することで、原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たす現象。安全保障と地域経済の自立をもたらし、不安・不満・不振のスパイラルを超える。」 中部電力をやめて周防大島でジャム屋を始めたという人が取り上げられていた。格好いい!

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    投稿日: 2018.10.08
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    巷で噂になっているのは知っていましたが、ようやく読んでみました。 ふむふむ、なかなか示唆に富んだ一冊。田舎暮らしか都会暮らしか?人生のフェーズに合わせて選択してみるのもいいかも。またはハイブリッドかな?

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    投稿日: 2018.04.04
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    中央集権的な時代の中、地方は劣等感を抱えながら貧しさに耐えていく、 という発想から、地方にある物を活かし、地方でしかできないことをやっていこう、 と自発的に動くことを推奨している。 そこで成功している人々の話を織り交ぜながら構成されている。

    1
    投稿日: 2018.01.04
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     本書では木材等の例を取り上げていたが、地域によっては、その土地に見合ったもので同じような発想ができるかも知れないと感じさせてくれる本であった。

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    投稿日: 2018.01.02
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    マネーに依存しないサブシステムの再構築 ・森や人間関係といったお金で買えない資産に、最新テクノロジーを加味して活用する ・地元産食材にこだわった料理・・・生産に使用した燃料も地元産、調理に使った燃料も地元産 ↓ 貨幣換算できない物々交換 食料と燃料はできるだけ自己調達&地元調達 一社多役(分業しない、得意不得意はあってもみんなができる) 毎日牛乳の味が変わることがブランド

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    投稿日: 2017.12.30
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    この一年、自分がどのように生きていけばいくと充実した人生を送れるのか漠然と悩んでいたが、モヤが晴れた気がした。 サラリーマン生活は変えられないだろうが、家庭菜園を始めたり、地元の木でマイホームを建てたり、この本を読む前から知らず知らずのうちに里山資本主義をかじっていたらしい。 ちなみに、地元がフォーカスされていて嬉しかった。今度帰省したときに注意して見てみようと思う。

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    投稿日: 2017.11.29
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    マネー資本主義に対する里山資本主義。読み始めは自分の故郷と比較して、本書にあるようなエネルギーを供給してくれそうな里山はなさそうな事例紹介に、読書スピードが上がらなかった。しかし、後半はどのような街でも実践できそうな事例と、日本経済衰退論へのアンチテーゼは読み応えがあり、読むスピードが自然上がった。順番は前後したが、次は藻谷氏の『デフレの正体』を読もう。

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    投稿日: 2017.08.19
  • このまま東京一極集中でいいのか?

    本書では理想的な成功例が多くあるように感じるが、短い文章の中で成功した部分だけにフォーカスを当てればそのように感じてしまうのも無理はない。 現代の日本の問題点は、地方は地方の良さを、都会は都会の良さをちゃんと理解できていないことである。 特に地方の方たちは都会や他の地域を知らないために自分たちの環境を正確に理解できない。 また、競争の原理も正常に働いていないためにより改善しようとしないためにもったいない状況が続いている。 このような状況は地方はダメで都会は良いという考えが都会の人たちよりも地方の人たちに強く根付いてしまっていることが原因である。 そのため、都会から来た若者たちによって地元の人には価値のなかったものを利用し成功を収めている。 今後、地方創成を進めるためには地方の方たちの意識改革と正常な競争が必要であり、都会からの人を起爆剤として一緒になって進めていくべきである。

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    投稿日: 2017.08.01
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    ・「里山資本主義」とは「マネー資本主義」の経済システムの横に  お金に依存しないサブシステムも再構築しておこうというもの。  お金の循環が滞っても、水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、  いわば安心、安全のネットワークをあらかじめ用意しておきたい。 ・「Shareシェア」という言葉が、以前は「市場占有率」  今は「分かち合い」という感覚を持って受け止められようとしている。

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    投稿日: 2017.05.06
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    お金がなければ生きられない。その強迫観念がすべての価値判断の基準になってしまっている私のような人間にとって、本書の視点、事例は目から鱗の連続であった。 子供たちへの今後の人生についても、柔軟に考えなければいけない。 エネルギー、食糧のバックアップシステム、保険機構を持つことがいかに大事か。 過疎を逆手にとる会。

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    投稿日: 2017.05.05
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    50歳を過ぎてから、このあとの人生を考える様になり、仕事として関わって来た金融や、政治や国というものがいったいどうなっていて、今後どうなのよ、と気にならないわけにがない。デフレや円高についてのビジネス本などを読んでも、どうも政治家の言ってることは違うんじゃないか、テレビなどのマスコミを通じて流されている情報はどうも偏ってないか、胡散臭さをものすごく感じ続けてきている。そういうなかで、この本はまた一つ、なるほどな、とそういう疑問や違和感に刺さって来る一冊である。 マネー資本主義が、空虚なものである、という論は、実際に金融機関に職を得、その裏側をITを通じて見ていた経験から、激しく同意出来る。サブプライム問題なんて、本当にちょっと考えればまやかしがすぎることにどうして誰も気づかなかったのだろうか?答えは簡単で、誰かが誰かよりもお金を手にしたかったからで、ただそれだけのことだってのは、今はよく分かる。 非常にたくさんの情報を非常に高いレベルの情熱を持って伝えようとしている。発想の転換が出来なければ受け入れられない人もいるかもしれない。 今の自分の危機感は、やっぱりそうか、と思い、もはや自分が出遅れ、周回遅れにどんどんなっているのでは?ということだが、それは個人の事情として。 良本です。

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    投稿日: 2017.04.28
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    以前読んだことがあったが再読。以前読んだときはもっとボリュームのない本だったと記憶していたが間違っていた。日本経済や食料自給率の話など数字をきちんと分析した上で話をしている。ものすごく内容が濃いのでこの本は手元に置いて何度も再読することになるかもしれない。 グローバル化を推進すべきか、ローカルに回帰すべきかという二極の選択肢ではなく、その両輪があって車は進んでいけるのだという視点はとても大事だ。

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    投稿日: 2017.04.19
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    ところどころなるほどと思うのだが、書き方のせいなのか、分筆のせいなのか、読みにくく感じてしまった。ただ間違いなくマネー資本主義の限界みたいなのは特に今後の日本は顕著に現れてくるので、里山資本主義的な考え方を持ちながら生きて行くことはすごく重要だと思う。経済的な豊かさだけでなく、人間としての豊かさを大事にする生き方をしなくてはと強く感じた。以下特に気になった記述〜〜 マネー資本主義に染まりきってしまった人の中には、自分の存在価値は稼いだ金銭の額で決まると思い込んでいる人がいる。それどころか、他人の価値までをも、その人の稼ぎで判断し始めたりする。違う、お金は他の何かを買うための手段であって、持ち手の価値を計るものさしではない。〜〜 またオーストリアの国としてのあり方、ペレットストーブ、バイオマス発電については始めてしったので今後も注目したい分野だと思った。

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    投稿日: 2017.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    藻谷さんの前作「デフレの正体」から続く新しい観点から経済のあり方を説いた本。 現代のマッチョな資本主義に対するサブシステムとして唱えたのが、この「里山資本主義」である。 具体的には、食料やエネルギーなどの消費を、街の外部からお金を払って行うのではなく、一部分を街の中で循環させて行くことで、生活のコストを削減するとともに、地域のつながりという金銭では表せない価値・効用を増やしていくというもの。 これを都市部のスマートシティ構想と組み合わせていくことによって、従来のマッチョなマネー資本主義から少しでも脱却しようというのが大体の論旨である。 消費の循環の具体例として、岡山・真庭のペレット、広島・庄原のエコストーブ、オーストリア・ギュッシング市の市をあげたバイオマス発電等が紹介されている。 ギュッシングの事例はかなり印象的だった。本書が掲げる里山資本主義の、ひとつのロールモデルではないだろうか。 地域の繋がり、絆、やりがいとして、手間返しなどを紹介している。これは、現代の日本に蔓延る無縁社会の問題に一石を投じるものではないだろうか。 保育園などの騒音問題の根本は、こういった社会の無縁化があると個人的には考えているため、そういった意味でも、紹介された里山の例はとても参考になると感じた。 この本の最後の方には、藻谷さんによるリフレ論に対する批判と、デフレの問題とその対策について書かれてある。(内容は「デフレの正体」とだいたい同じ?) そこから里山資本主義の有効性について述べているのでその点ではかなり説得力がある。 消費を循環させるということは、そこに金銭が移動しなくなるため、里山資本主義が普及するとGDPが下がる(=見た目の経済力が落ちる)事になることもしっかり触れていた。 残念なのはNHK取材班の里山資本主義の論じ方。特に井上さん。せっかく内容が良かったのに、井上さんの地に足のつかないような書き方がこの本の内容の良さを台無しにしている。具体的には、内容が胡散臭く感じられるような書き方をしてしまっている。ワイドショーを見ているみたい。里山資本主義がすごいのは分かったから、もう少し落ち着いた論じ方をして欲しかった。 欲を言えば、内容が少なくなってもいいから全て藻谷さんに書いてもらいたかった。 とはいえ全体的にはすごく面白い本。マネーこそパワーの資本主義の外側から経済のあり方を提案していて、ちょっと里山を見に行ってみたくなった。

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    投稿日: 2017.01.25
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    非常に面白く読ませていただきました。 小生のように里山生まれで都会で暮らす50手前のオッサンには刺激の強い本でした。 最後は、田舎へ帰って 金を稼ぐ仕事と並行して 田んぼや畑仕事をやりたいです。 もはや限界集落と化した生まれ故郷ですが、 今はまだ綺麗に整備され米や野菜を作り続けている この田畠の世代交代を上手く促して、 出来るだけ殺さずにここの景色を残して行きたいと 強く考えておりましたので 本書との出会いは僥倖でございました。 子供の成長を見守る仕事がまだ少し残っておりますゆえ、 いつ地元へ戻るのか決めかねておりますが、 本書のおかげで熱が入った気がします。 楽しみが増えました。

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    投稿日: 2017.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2013年刊行。著者藻谷は㈱日本総合研究所調査部主席研究員・㈱日本政策投資銀行特任顧問。  米国流、特にマネタリスト・新自由主義的資本主義、その前提としてのグローバリズムに対するカウンター、あるいはサブ・補完原理として、著者らが提唱するのが「里山資本主義」である。  要約は難しいが、食糧・エネルギーの地産地消、ローカライズの重視(究極は自主生産)という印象が強い。グローバリズム・大量生産主義の補完と下支えを標榜し、ローカライズ実現のための技術革新や努力の必要性も強調する。  ゆえに、ユートピア要素は減弱しているのが長所とも短所とも。  備忘録。 ① いわゆるエコエネルギー以外、石油・天然ガス・ウラン等全ては国富を海外に流出させる(ウランは年1000~1500億円、原油は1500億USドル強)。 ② 森林資源の再生技術と燃料転化技術(エネルギー効率を上げる燃料機器の開発など)の向上を実現したオーストリアの紹介は興味深い。  なお、墺の国民1人当たりGDPは11位(ちなみに17位の日本は本当に経済大国か?。せいぜい中進国ではないのか)。 ③ 県単位での富の流出入を検討したところ、例えば、高知県では電子部品を除く2次産品、特にエネルギー・加工食品が軒並み赤字。  黒字は東京・静岡・大阪等。  地域の赤字解消は、エネルギー・加工食品の地産地消の向上で。 ④ 2000年代に日本の輸出高は減少していない。むしろ上昇している。  そういう意味で、日本衰退論は単純すぎる(企業次第の面。家電メーカーなど目立ちやすい業態の衰退の過大評価。これは放送大学「グローバル化と日本のものづくり」でも指摘された点)。 ⑤ 日本の貿易赤字は2003年以降の異常な原油高に由来か。それまでは年300~500億USドルだったのに。 ⑥ 墺ギュッシング市の地域暖房システム。  クズ木利用のバイオマス発電の排熱から作った熱湯を配管通じ町全体に供給。コジェネレーションシステム。小さい町ゆえに実現可能。  電力の地産地消(太陽光も含まれるはず)促進のための補助金。対抗できる程実力がつけば、徐々に減らしていく。  そもそも、日本衰退論を言いたてるのは、相対的地位低下をいうのならまだしも(=世界の多くの地域が豊かになった)、実のところは労働分配率の低下で、多くの人々にその利潤や恩恵が配分されていないからではないか。

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    投稿日: 2017.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冨山さんのローカル経済から〜を読んでいた時参考として出てきたため気になった。 「まとめ」 マネー資本主義、規模の拡大とコスト削減こそが正義であるとの常識から憔悴しきっている都会人。対して、最低限のものを自分、もしくは社会で賄う地方暮らしこそ安心して暮らせる生活なのではないか。 「感想」 地方で生きようとも、資本主義的な生活から完全に脱却することは難しい。その意味で、バランスが難しいと感じた。(金が必要なことは認めている以上、金はある程度稼げないといけないという前提がある) 「学び」 都会人は疲弊しているというペルソナを作りがちだが、現実問題そのような人ばかりではなく要するに自分にあったバランスをちょっとずつ調整して身につけていくことが重要なんじゃないかと感じた。なんでもかんでも田舎にすめ!と新卒の学生に言っても刺さるわけはなく(むしろ反発心を煽る)、こういう選択肢もあるんだよと優しく提示して上げる語り口調が大切だと感じた。

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    投稿日: 2016.12.10
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    これ、めちゃくちゃ面白かったです。 社会人になって経済的な見方ができるようになりましたが、どうしても都会の方が仕事が景気がいいとか、仕事がある、とか言う話になる。今まで顧みなかった田舎も実は熱いというお話。高齢者の多い田舎では、誇るべき仕事をしていても情報発信をする人がいないだけで、実はいろいろと土地に根差した仕事があるのだと思うと、住む場所を都会に限定する必要がなくなってくる。田舎好きの私にとってこれはわくわくする話だ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「世の中はマネー資本主義だけで回る」 「もっと高い評価を得てもっと稼ぐことが幸せ」 「原発ゼロは無理、電力の外国依存は致し方ない」 「大量生産しなければコストが下げられず競争できない」このような「常識」のもとであくせく働いている都会人。だれもこの常識を疑わない。そしてグローバルな時代も押し寄せ、一見見放されていると思われている地方の田舎暮らしの人たちが、実は最先端を生きているというお話。地方に生きる人の知恵と自然の恵みと絆、それからモチベーションがスゴイ。 岡山県真庭市の銘建工業。鉄筋とコンクリートにより廃れた林業であるが、豊かな森林資源にあえて目をそむけず現実を見据えて開発した木質ペレット。これによりほぼ100%の電力を賄うことに成功。このペレットは製材過程で出る木くずなどを利用。自家発電による電気代1億円が浮き、さらに蓄電して売ることにより5000万円の売り上げ、そして木くずの産廃処理2.4憶円が浮く、総じて年間4億円が手元に残っていることになる。 広島県庄原市。エコストーブの開発。木の枝数本で暖房から炊飯までできる。5~6000円で製作化。これで炊いた飯が美味いのだそうだ。当然電気代ゼロ。 エネルギー資源に乏しい日本は貿易黒字をエネルギー輸入に使ってしまっているが、田舎の荒れ放題の山を以上のように活用することで少なくともその地域は電気を自給自足できるのだという。 著者は資本主義も原発問題もなくして、日本人がみな田舎暮らしを始めろと言っているわけではない。しかし大きく膨れ上がった今の資本主義やエネルギー問題が破綻するとその影響は計り知れない。東日本大震災でそれを経験している。そうならないためにもサブシステムとして、地域は地域で賄えるシステムを構築すべきだと提案しているのである。 オーストリアのとある町は町規模だ。エネルギー資源が乏しいのは日本と同じだが、なんと憲法で原発を禁止(オーストリアでは町民が政治を決める)。 これだけではない。他国より輸入している6%のエネルギーが原発によるものだとして、このエネルギーも輸入しないことにした。 どうしたか? 豊かな木を徹底的に活用し木質ペレットを町全体で活用、このペレットを使うボイラーを開発、ガソリンタンク車のようにペレットを輸送するシステムも作り上げた。ちなみにペレットは燃焼効率92~93%と石油のコストパフォーマンスを越えている。驚くなかれ、オーストリアでは森を管理することを学ぶ大学があり、地位がたかくかっこいい職業なのだそうだ。育った分だけエネルギーに使うため、山から森がなくなることはない。石油はなくなるが。 里山の力が本当に世界を変えると思っている人たちがいる。東日本大震災や原発事故を起こしても結局は何も変わっていない。いったん原発にそっぽを向きかかけた人々に「電気代上がりますよ」「他のエネルギーは効率悪いですよ」と不安をあおり、思考停止にさせて結局再稼働やむなし。 ほんとにそうか? 都会であくせく働き結果を求められ、コンビニ弁当ほおばりながら頑張る。 その先にくるのは本当に幸せな未来か? 発売から2年以内に消えるヒット商品ー52% 新発売かの商品が利益を得られる期間ー1.5年 仕事の満足度39% 大量生産大量消費の時代が残したのは結局は短命な商品ばかり。これでほんとうに儲かっているといえるのか? 今の日本人たちが思いこんでいる「常識」をすでに疑い、行動に出ている人たちが本書ではたくさんでてきます。 これは読む価値ありです。 中学生の時、将来就きたい仕事にただ一人「農業」と書きました。里山を見据えて先見の目があったか(笑)

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    投稿日: 2016.11.23
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    ★あくまでサブの選択肢★これもしばらく前に読んだ記憶だが、お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入る仕組みとして、里山資本主義を挙げる。あくまで「サブシステム」という留保をつけているはずなのに、これで生きていけるように世間でとらえられがちなのは、あまりに声高々に唱えるからか。 NHKのプロデューサーやディレクターの書きぶりが、盛り上げるためかもしれないが、地に足が着かず空々しい。具体的な事例は分かるけれど、それだけじゃ成り立たない。本気で信じているなら盲目的すぎるし、ポーズなら表現が下手すぎる。

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    投稿日: 2016.11.21
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    岡山の銘建工業は、木くずによるバイオマス発電によって、年間1億円の電気代の節約と5000万円の売電による収入を得ただけでなく、産業廃棄物処理費用の年間2億4000万円をゼロにした。発電で使い切れない木くずはペレットにして販売している。 オーストリアの森林面積は日本の15%だが、タワーヤーダーやなどの最新鋭の機械を導入して丸太生産は日本より多い。ペレットを生産し、ボイラーには助成を出して推進している。ギュッシング村は、バイオマスを利用した発電とセントラルヒーティングでエネルギー自給率72%を達成した(「100%再生可能へ!」滝川薫)。 藻谷氏は「マネーに依存しないサブシステムを再構築しよう」と書いているが、人間は植物の生産力なしには生きていけないのだから、国土を保全して植物の生産力を維持し、それを利用し続ける制度や技術を維持していくことは人間活動のベースになるべきものだろう。

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    投稿日: 2016.11.08
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    里山は最先端の仕事場! バイオマス発電、ペレットボイラー、エコストーブ、CKTなど、時代が必要としているものは里山で生まれている! 新しいものが作られれば仕事が生まれる! 井戸から水を汲み、山で拾った焚き木で火をつけ、畑や田んぼで育てた米や野菜と山や川で獲れた魚や獣を食べている生活をしていれば、収入が少なくても安心して暮らしていける! 今ではネット環境が充実しているから、現代的な生活を手放す必要もない! 保育所が足りないなんてこともないから子育てしながら働くこともできる! すぐに役立つマネーはすぐに役に立たなくなる! 古来からの循環システムを今こそ利用しなければ!

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    投稿日: 2016.10.22
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    東京から鳥取に来たというと、「なんでこんな、なにもない田舎に?」と必ずと言っていいほど聞かれる。なんでもある東京から来た私にとって、「なにもない」ことがむしろ新鮮なのだ。そしてもちろん、「なにも」なくはない。東京みたいに沢山のお店や分刻みの電車、便利さはないけれど、東京にはないものが、とても沢山ある。それが、私が鳥取を退屈だと思わない理由だ。 「こんな田舎」だなんて、謙遜であっても言って欲しくない。 「ようこそ、鳥取はすてきなところでしょう?」と、自信を持って言ってくれる地元の人が増えれば、田舎はもっと、どんどん魅力的になっていくと、心から思う。 過疎を逆手に取る会(通称:逆手塾)に参加して、この本に出てくる沢山の方とお会いすることができて、本当に光栄だった。 里山資本主義の向こうに広がる、金銭換算できない「豊かな」世界。人との絆と自然の恵みを大切にする、揺るがない世界。 マネー資本主義が抜け切らない私だからこそ、痛い所をつかれてちょっときまりが悪いと共に、ものすごく響く里山資本主義の考え方。0か100かではなく、自分なりの良い塩梅を見つけていきたいと思う。 ————————————————————— マネー資本主義に染まりきってしまった人の中には、自分の存在価値は稼いだ金銭の額で決まると思い込んでいる人がいる。それどころか、他人の価値までをも、その人の稼ぎで判断し始めたりする。違う、お金は他の何かを買うための手段であって、持ち手の価値を計るものさしではない。 (中略) 人は誰かに「あなたはかけがえのない人だ」と言ってもらいたいだけなのだ。何を持っていなくても、何に勝っていなくても、「何かと交換することはできない、比べることもできない、あなただけの価値を持っている人なのだ」と、誰かに認めてもらいたいだけなのだ。さらにいえば、何かの理由でお金が通用しなくなったとしても、何かお金以外のものに守られながら、きちんと生きていくことができる人間でありたかったはずなのだ。

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    投稿日: 2016.10.09
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    文体が興奮しすぎで「少し落ち着け」という気持ちになるが、主張には賛同できる。 お金だけに頼らないで生きていくシステムを構築する、 資本主義の補助システムが必要だというのは良い主張だと思う。 資本主義に限らずあらゆるシステムは万能ではない だからそれをカバーする別のシステムを用意しておくことは必要だ。 ただこれってお金の代わりに人間関係やコトモノのやりとりを重視するわけで、 それは社会主義に近いのではと思う 余った農作物を融通したり労働力を提供したりというのは つまり共同体の中で成果物を分配しているのだから社会主義的だ もちろんお金を否定しているわけではないので資本主義的な面もあるのだが。 木材加工から出た木くずをペレットにして発電や冷暖房器具に使用するバイオマスエネルギー利用は 山林の多い日本には適していると思う 切れる手札は多ければ多いほどいいので、この方面の技術革新は進んでほしい 資本主義も社会主義もそこまで詳しいわけではないのだが、 ざっくりとしたイメージでは資本主義という名称には違和感がある 実際、名称だけ見たときは「自然に帰れ」みたいな印象を抱いていた その点は筆者らも気にしていたようで資本主義か里山資本主義かの2択で考えることは文中で戒められている。 帯にも文中にも何度も出てくるが、あくまでもバックアップシステムとしての位置づけなので あまり叩かないで上げてほしい。

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    投稿日: 2016.07.21
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    この本はぼくの中にある矛盾を突いてきます。 大阪という大きな田舎で生まれ育ってきたのでマッチョな成長の方が良いに決まってると頭では思っています。 でも心のどこかで徳島や和歌山で山から燃料を得て畑です果物を作ってジャムとか特産品を作りたいという思いもあります。 今は何もできないですけど心を揺さぶられる本でした。

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    投稿日: 2016.07.04
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    以前聴いた藻谷さんの講演が、面白かったので気になっていたんですが、やっと読めました。 グローバリズムとマネー資本主義に反旗を翻す動きは、世界のあちこちで出てきてるんですが、この本は右翼勢力の台頭みたいなマッチョな解決方法じゃなく、日本らしいしなやかなオルタナティブを提案してくれます。 NHKの『マネー資本主義』も面白かったし、この『里山資本主義』も素晴らしい。こういう番組~書籍が作れるのがNHKの魅力だと思うんだけど、最近の御用メディアに凋落したかのような姿は残念で仕方ないですね。 しかし、太陽光発電とかもほんまアホ臭く感じる。 20年そこそこで有害な処理の難しいゴミにしかならんパネルより、半永久的にエネルギーと資材を提供してくれる森林のありがたさを顧みるべきちゃうかな~。

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    投稿日: 2016.06.24
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    「里山資本主義」という名称で損をしている。ぼく自身、偏見を持っていた。 「木材資源を活用したエネルギーの自給自足・地産地消を、先端技術によるスマートシティ化とあわせて推進する」という主張なら、多くの人にとって乗りやすいはずだ。 この主張を広めるためには、「里山」「絆」「反マネー」といったイデオロギー色を消したほうがいい。そもそも「里山資本主義」という名称がマズい。受け入れがたい。 その意味で、ジブリのイラストを用いた新装は逆効果だ。すごく「古い左翼」のイメージを強化してしまっている。 ああ、もったいない。

    0
    投稿日: 2016.06.21
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    少子高齢化、デフレ、需要の低迷などなど行き詰った日本とマネー資本主義をどうするか。そこにひとつの回答として、サブシステムとしての里山資本主義を提言する。単純に言えば、あるもので豊かになろう、ということ。示唆に富んだ一冊。

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    投稿日: 2016.06.20
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    グローバルな金の流れにあえて逆らうローカルな仕組みをこれから沢山作っていくことがいかに大事かを学ばせてもらった。

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    投稿日: 2016.05.13
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    Very impressed by the new ideas. But the author seems to be an arrogant person and that is one thing I really did not like.

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    投稿日: 2016.04.05
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    「デフレの正体」作者の手によるもので、新書大賞も取っちゃったってことで、これは読んどかないとって感じで入手。ただし件の書は、読んだ当時はイマイチついていけず、情けない話、内容は殆ど覚えていない。本書は共著だけど、藻谷さん担当部分では、少なからず経済との絡みも論じられていて、そこらへんに関しては、特に難解に感じられず、寧ろすんなり腑に落ちる部分が大きかった。今読むと、前述の書も結構楽しめるかも、って思ったりして。さておき、本書の主題は里山主義。マネーに頼り過ぎず、もしものときのためには、個人としての自給自足を取り入れていきましょうよ、といった内容。エネルギー産生の分野でも、新たな技術が日々開発されているみたいだし、余った土地の有効利用についても色々なアイデアが実践されているみたいだし、この方向性はこの方向性で面白そう。じゃあ是非自分も!ってところまでは、なかなかすぐには動けないんですけどね(苦笑)

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    投稿日: 2016.03.08
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    「まったく新しい日本経済再生策!!」なんて帯で煽ってあって、読みながら「そんなに新しいかな?」とは思ったけれど、まだこれが革新的すぎて取り入れられない行政が圧倒的多数であることを考えると、そうなのだろう。もう3年も前の本なのにね。

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    投稿日: 2016.02.25
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    読後感は内田樹さんや養老孟司さんの著作を読み終わったときのものに近い。つまり、いまの私が言葉にならずにしまいこんでいた漠然とした不安を目に見える形で提示し、目を啓かせてくれた感じとでも言えばいいだろうか。ただし内田氏や養老氏が何と言うか精神的な論であるのに対し、本書はあくまで経済論なのでより目に見える具体的な形で現在の状況を描写しようとしている。だからこそスッキリ感はあるが、逆に疑問を感じることも多い。ただ、多くの人にとって新しい視野が啓ける内容であることは間違いないと思う。事実、この本を貸した高校3年生の男子がむさぼるように読み切りました(笑)。

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    投稿日: 2016.02.04
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    里山資本主義=マネー資本主義+お金に依存しないサブシステム もし里山資本主義が広まれば、いちばん困るのは自給自足の経済のできない都市部では?オールドタウンをどうする?

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    投稿日: 2016.01.21
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    マネー資本主義の限界と、人が豊かに暮らすには?そのための社会とは? 自分も畑を持ち、地域のコミュニティにからみながら暮らしたいと思いました。 最後の経済の話に着いていききれなかったのが残念(/。\)

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    投稿日: 2016.01.19
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    縁もゆかりもない、ある田舎に惹かれて関わって行きたくて具体的なアプローチを模索している者としては、単なる田舎生活へのノスタルジーではなく現実的な考え方を提示する、納得感のある一冊。

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    投稿日: 2016.01.18
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    すごい本。とにかくいろんな方に読んでいただきたい。特に若い世代に。 生きていく上で、勇気をもらえる考え方が、書かれていると思った。それもかなり具体的に。

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    投稿日: 2015.11.30